JP2005337066A - ランキンサイクル装置 - Google Patents

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隆宏 諸井
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鈴木  茂
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太田  雅樹
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Abstract

【課題】負荷機に伝達する動力を維持しながら、膨張機の吸入圧力を制御することのできるランキンサイクル装置を提供する。
【解決手段】ランキンサイクル装置1には、ポンプ2、ボイラ3、膨張機4、及びコンデンサ5が設けられ、作動流体であるフロンR134aが循環されている。膨張機4は、斜板式膨張機であり、吸入される作動流体によって駆動される。膨張機4の吸入側には、圧力センサ9が設けられており、圧力センサ9の検出値に基づいて膨張機4の吐出容量が調整されるようになっている。
【選択図】図1

Description

この発明は、ランキンサイクル装置に関する。
自動車など車両の内燃機関の排熱を回収して発電機の動力に利用したランキンサイクルと、空調用の冷凍サイクルとを備えた車両用排熱回収システムが、例えば特許文献1に開示されている。
図5はこのような車両用排熱回収システムの構成図である。
冷凍サイクル40においては、エンジン42によって駆動されたコンプレッサ43がフロン等の作動流体の圧縮を行う。コンプレッサ43から吐出された高温高圧の作動流体は、ランキンサイクル50を循環する作動流体と混合した後、コンデンサ44で冷却凝縮され、再び冷凍サイクル40とランキンサイクル50とに分配される。冷凍サイクル40に分配された作動流体は、膨張弁45で減圧され、その後、蒸発器46において車内へ供給される空気と熱交換されてガスとなり、再びコンプレッサ43へと吸入される。
一方、ランキンサイクル50においては、ポンプ51から吐出されたフロン等の作動流体が、ボイラ52においてエンジン冷却水53と熱交換されることによってガスとなり、膨張機54へと送られて膨張される。この際、膨張機54において動力が発生し、この動力及びエンジン42の動力によって負荷機である発電機55が駆動されて発電が行われる。膨張機54で膨張された作動流体ガスは、冷凍サイクル40を循環する作動流体と混合した後、コンデンサ44で冷却凝縮され、再び冷凍サイクル40とランキンサイクル50とに分配される。ランキンサイクル50に分配された作動流体は、再びポンプ51に吸入される。
特許第2540738号公報
しかしながら、車両用排熱回収システムにおけるランキンサイクル50では、外気温、ボイラ52における排熱回収量、及び膨張機54にかかる負荷が常に変動しているため、このような変動に伴って膨張機54の吸入圧力が低下した場合、膨張機54で発生する動力が低下してしまうといった問題点があった。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、負荷機に伝達する動力を維持しながら、膨張機の吸入圧力を制御することのできるランキンサイクル装置を提供することを目的とする。
車両における排熱を用いて作動流体を加熱するボイラ、ボイラで加熱された作動流体を膨張させる膨張機、膨張機で膨張された作動流体を冷却するコンデンサ、コンデンサで冷却された作動流体を循環するポンプ、及び膨張機によって駆動される負荷機を備えるランキンサイクル装置であって、膨張機は吐出容量可変の斜板式膨張機であり、ランキンサイクル装置は、膨張機の吸入圧力を検出する圧力検出手段と、圧力検出手段によって検出された吸入圧力に基づいて、膨張機の吐出容量を調整する制御手段とを備える。
膨張機に、吐出容量可変の斜板式膨張機を用い、膨張機の吸入圧力に基づいて、膨張機の吐出容量を調整するようにしたので、膨張機の吸入圧力が低下した場合でも、吐出容量を低下することによって膨張機の吸入圧力を上昇させて一定圧力に制御でき、一方で負荷機に伝達する回転数を一定に維持することができる。
膨張機はクランク室を備え、制御手段は、膨張機の吸入側とクランク室とを連通する電磁弁であり、圧力検出手段によって検出された検出値に基づいて、電磁弁の開閉時間を制御し、クランク室内の圧力を調整することによって、膨張機の吐出容量が調整されるようにしてもよい。
また、制御手段は、膨張機の吸入側と連通する吸入部と、クランク室内と連通するクランク部と、吸入部とクランク部との連通及び遮断が変更可能な圧力調整機構とを備える制御装置であり、圧力検出手段は、所定の基準圧力を有する基準圧力部と、基準圧力部と吸入部とを隔てると共に圧力調整機構と連結されるダイヤフラムとを備え、吸入部の圧力と圧力部の圧力との大小関係を、ダイヤフラムが検知し、ダイヤフラムが圧力調整機構を調整することによって、クランク部を介してクランク室内の圧力を調整することによって、膨張機の吐出容量を調整するようにしてもよい。
車両における排熱を用いて作動流体を加熱するボイラ、ボイラで加熱された作動流体を膨張させる膨張機、膨張機で膨張された作動流体を冷却するコンデンサ、コンデンサで冷却された作動流体を循環するポンプ、及び膨張機によって駆動される負荷機を備えるランキンサイクル装置であって、膨張機は、吐出容量可変の斜板式膨張機であり、ランキンサイクル装置は、車両のエンジンを冷却する冷却水の温度を検出する温度検出手段と、温度検出手段によって検出された冷却水温度に基づいて、膨張機の吐出容量を調整する制御手段とを備える。
膨張機の吸入圧力を直接検出しなくても、吸入圧力が低下する原因となるエンジン冷却水の温度に基づいて膨張機の吐出容量を調整することによって、膨張機の吸入圧力を一定に制御でき、一方で負荷機に伝達する回転数を一定に維持することができる。
膨張機はクランク室を備え、制御手段は、膨張機の吸入側とクランク室とを連通する電磁弁であり、温度検出手段によって検出された検出値に基づいて、電磁弁の開閉時間を制御し、クランク室内の圧力を調整することによって、膨張機の吐出容量が調整されるようにしてもよい。
また、温度検出手段は感温筒であり、記制御手段は、膨張機の吸入側と連通する吸入部、クランク室内と連通するクランク部、及び吸入部とクランク部との連通及び遮断が変更可能な圧力調整機構を備える制御装置と、感温筒に連通した基準圧力部、及び基準圧力部と吸入部とを隔てると共に圧力調整機構と連結されたダイヤフラムを備えた圧力検出手段とを備え、感温筒が検出した冷却水の温度に基づいて基準圧力部の圧力が調整され、吸入部の圧力と基準圧力部の圧力との大小関係を、ダイヤフラムが検知し、ダイヤフラムが圧力調整機構を調整することによって、クランク部を介してクランク室内の圧力を調整することによって、膨張機の吐出容量を調整するようにしてもよい。
この発明によれば、膨張機に吐出容量可変の斜板式膨張機を用い、膨張機の吸入圧力に基づいて、膨張機の吐出容量を調整するようにしたので、膨張機の吸入圧力が低下した場合でも、吐出容量を低下することによって膨張機の吸入圧力を上昇させて一定圧力に制御し、一方で負荷機に伝達する回転数を一定に維持することができる。すなわち、負荷機に伝達する動力を維持しながら、膨張機の吸入圧力を制御することができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1に示されるように、この実施の形態に係るランキンサイクル装置1には、ポンプ2、ボイラ3、膨張機4、及びコンデンサ5が設けられ、作動流体であるフロンR134aが循環されている。
ボイラ3は、エンジン冷却水8とフロンR134aとを熱交換することにより、フロンR134aを加熱する熱交換器である。
膨張機4は、斜板式圧縮機の吐出側と吸入側とを実質的に逆に接続した構造であり、吸入される作動流体によって駆動される。膨張機4の吸入側には、圧力検出手段である圧力センサ9が設けられている。
コンデンサ5は、空冷式または水冷式の冷却器であり、膨張機4で膨張されたフロンR134aを冷却凝縮する。
次に、膨張機4の構造について説明する。
クランク室11内において、ピストン12に連結された斜板13が、駆動軸14と共に回転可能な状態で、駆動軸14に取り付けられている。斜板13は、駆動軸14に直交する平面と、ある角度(傾斜角度)をなしている。ピストン12は膨張室であるシリンダボア16内を往復動し、これにより、斜板13は駆動軸14の軸線方向へのスライド移動を伴いながら、駆動軸14と共に回転する。駆動軸14は負荷機である発電機6の駆動軸と連結されており、駆動軸14の回転によって発電機6が駆動されるようになっている。
また、膨張機4には、膨張機4の吸入側とクランク室11とを連通する連通路17が設けられ、連通路17には制御手段である電磁弁18が設けられている。電磁弁18は圧力センサ9と電気的に接続されている。
斜板13の傾斜角度は、クランク室11内の圧力Pcを調整することによって変更されるようになっている。圧力センサ9によって検出された検出値に基づいて電磁弁15の開弁時間を調整することによって、圧力Pcは調整される。例えば、電磁弁15の開弁時間を長くすれば、膨張機4の吸入側と連通される時間が長くなるため、圧力Pcは上昇し、逆に電磁弁15の開弁時間を短くすれば、圧力Pcは低下する。この圧力Pcとシリンダボア16の圧力との差圧が、ピストン12を介して、斜板13の傾斜角度を変更する。斜板13の傾斜角度が変更されると、ピストン12がシリンダボア16内を往復動するストローク距離が変更されるため、吐出容量が変更される。
次に、この実施の形態1に係るランキンサイクルの動作を説明する。
図1に示されるように、ポンプ2から吐出された液体のフロンR134aは、ボイラ3によってエンジン冷却水8と熱交換されてガスとなる。ガスとなったフロンR134aは、膨張機4に吸入されてピストン12を往復動させ、これにより膨張されて吐出される。膨張機4によって膨張されたフロンR134aはコンデンサ5によって冷却凝縮され、再びポンプ2に吸入されることで、ランキンサイクル装置1を循環する。一方、ピストン12の往復動により駆動軸14が回転し、この回転によって発電機6を駆動させ、発電が行われる。
ここで、例えば、ボイラ3におけるフロンR134aの吸熱量が減少した場合、吸熱量に応じてフロンR134aの循環流量を低下させなければならず、膨張機4の吸入圧力Pinが低下してしまう。この吸入圧力Pinを上昇させるには、膨張機4の回転数を低下しなくてはならないため、発電機6に伝達される回転数が低下し、これにより発電機6における発電量が減少してしまう。
このような場合、圧力センサ9によって検出された検出値に基づいて、電磁弁15の開弁時間を長くし、クランク室11の圧力Pcを上昇させる。すると、圧力Pcとシリンダボア16内の圧力との差圧が大きくなるため、斜板13の傾斜角度が小さくなり、ピストン12のストローク距離が小さくなる。これにより、膨張機4の吐出容量が低下するため、膨張機4の吸入圧力Pinは適正な圧力に上昇する。一方、ピストン12のストローク距離が小さくなると、ピストン12の往復周期が短くなるため、駆動軸14の回転数は適正な回転数に上昇する。このため、発電機6は適正な回転数で駆動されるようになり、発電量を一定に維持することができる。
このように、膨張機4の吸入圧力Pinに基づいて、斜板式膨張機の吐出容量を変更するようにしたので、膨張機4から発電機6に伝達される動力を一定に維持しながら、膨張機4の吸入圧力Pinを制御することができる。
この実施の形態1では、膨張機4の吸入圧力Pinに基づいて、圧力Pcを調整するようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、エンジン7の駆動力が低下すると、エンジン冷却水8の温度が低下し、これによりボイラ3でフロンR134aがエンジン冷却水8から吸熱する熱量が減少する。このため、フロンR134aの循環料を低下する必要が生じ、これにより膨張機4の吸入圧力Pinが低下する。したがって、図2に示されるように、エンジン冷却水8の循環ラインに温度センサ19を設け、温度センサ19によって検出された検出値に基づいて、電磁弁15の開弁時間を調整することができる。
つまり、膨張機4の吸入圧力Pinが低下する要因となるものであればよいため、膨張機4の入口温度、作動流体の循環流量、発電機6による発電量等を検出するセンサ等を設け、このセンサ等によって検出された検出値に基づいて、圧力Pcを調整するようにすることができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係るランキンサイクル装置について説明する。尚、以下の実施の形態において、図1の参照符号と同一の符号は、同一又は同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
この発明の実施の形態2に係るランキンサイクル装置1は、実施の形態1に対して、電磁弁15を、形態の異なる制御装置に変更したものである。
図3に示されるように、この実施の形態2に係るランキンサイクル装置1には、膨張機4の吸入側と連通する吸入部21、クランク室11と連通するクランク部22、及び膨張機4の吐出側と連通する吐出部23の3つの部屋を備えた制御装置20が設けられている。これら3つの部屋は通路24によって連通されている。吸入部21には、圧力Psetに調整された基準圧力部25が隣接されており、ダイヤフラム26によって隔てられている。ここで、基準圧力部25は圧力検出手段を構成する。
通路24には、3つの部屋を貫通する弁棒27が挿入されている。弁棒27の一端は、ダイヤフラム26に接続されており、弁棒27の他端は、吐出部23に一端が連結されているバネ28の他端に連結されている。ダイヤフラム26の歪みとバネ28の伸縮とにより弁棒27は通路24内を上下に動けるようになっている。また、弁棒27のクランク部22内の部分には、弁体29が設けられ、弁棒27の上下動によって、吸入部21とクランク部22とを連通したり遮断したりするようになっている。ここで、弁棒27、バネ28、及び弁体29は圧力調整機構を構成する。
次に、この実施の形態2に係るランキンサイクルの動作を説明する。
実施の形態1と同様に、ランキンサイクル装置1内を、作動流体であるフロンR134aが循環することによって、膨張機4が駆動される。膨張機4の駆動軸14の回転によって発電機6が駆動され、発電が行われる。
ここで、例えば、ボイラ3におけるフロンR134aの吸熱量が減少した場合、吸熱量に応じてフロンR134aの循環流量を低下させなければならず、膨張機4の吸入圧力Pinが低下してしまう。この吸入圧力Pinを上昇させるには、膨張機4の回転数を低下しなくてはならないため、発電機6に伝達される回転数が低下し、これにより発電機6における発電量が減少してしまう。
このような場合、膨張機4の吸入圧力Pinよりも基準圧力部25内の圧力Psetのほうが大きいため、ダイヤフラム26は下方に押し下げられ、弁棒27が下方に押し下げられる。すると、吸入部21とクランク部22とが連通されるようになり、クランク室11内の圧力Pcは上昇する。この結果、圧力Pcとシリンダボア16内の圧力との差圧が大きくなるため、斜板13の傾斜角度が小さくなり、ピストン12のストローク距離が小さくなる。これにより、膨張機4の吐出容量が低下するため、膨張機4の吸入圧力Pinは適正な圧力に上昇する。一方、ピストン12のストローク距離が小さくなると、ピストン12の往復周期が短くなるため、駆動軸14の回転数は適正な回転数に上昇する。このため、発電機6は適正な回転数で駆動されるようになり、発電量を一定に維持することができる。すなわち、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
この実施の形態2では、膨張機4の吸入圧力Pinと基準圧力部25内の圧力Psetとの大小関係により、制御装置20の吸入部21とクランク部22との連通を制御して、圧力Pcを調整するようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、エンジン7の駆動力が低下すると、エンジン冷却水8の温度が低下し、これによりボイラ3でフロンR134aがエンジン冷却水8から吸熱する熱量が減少する。このため、フロンR134aの循環料を低下する必要が生じ、これにより膨張機4の吸入圧力Pinが低下する。したがって、図4に示されるように、エンジン冷却水8の循環ラインに感温筒30を設け、フロンR134aが封入された連通管31によって、感温筒30と基準圧力部25とを連通するようにすることもできる。この場合、エンジン冷却水8によって連通管31内の圧力が変化し、これに伴い基準圧力部25の圧力Psetも変化するため、圧力Psetと圧力Pinとの大小関係によって、圧力Pcが調整される。
なお、連通管31に封入されるガスはフロンR134aに限定されるものではなく、ランキンサイクル装置1に使用されている他の作動流体と同じ炭化水素や混合冷媒を封入してもよいし、使用されている作動流体とは異なる他の作動流体を封入するようにしてもよい。
実施の形態1または2では、コンデンサ5に空冷式または水冷式の冷却器を使用したが、これらに限定されるものではない。その他の公知の冷却器を使用することもできるし、冷凍サイクルに設けられるコンデンサと共有のコンデンサとし、冷凍サイクルを循環する作動流体と熱交換するようにしてもよい。
実施の形態1または2では、ランキンサイクル装置1の作動流体としてフロンR134aを使用したが、プロパンやイソブタン等の炭化水素を採用することができる。また、炭化水素のほかに、混合冷媒も採用できる。混合冷媒としては、例えば、混合冷媒407cや混合冷媒R410Aが好ましく採用され、混合冷媒R410Aが特に好ましく採用される。当然、ランキンサイクルに使用される公知の作動流体も採用できる。
実施の形態1または2では、エンジン7を冷却したエンジン冷却水8とランキンサイクル装置1の作動流体とをボイラ3において熱交換しているが、エンジン冷却水8以外の排熱、例えばエキゾーストパイプ等、車両における排熱と熱交換するようにしてもよく、複数の排熱と熱交換するようにしてもよい。
実施の形態1または2では、負荷機として発電機6を例にして説明したが、発電機に限定されるものではない。例えば、コンプレッサやラジエータの冷却ファンにしてもよいし、エンジンと協働して駆動輪を回すようにしてもよい。すなわち、運動エネルギーによって駆動される機械であれば負荷機として使用することができる。
この発明の実施の形態1に係るランキンサイクル装置の構成図である。 実施の形態1に係るランキンサイクル装置の変形例の構成図である。 実施の形態2に係るランキンサイクル装置の構成図である。 実施の形態2に係るランキンサイクル装置の変形例の構成図である。 従来の車両用排熱回収システムの構成図である。
符号の説明
1 ランキンサイクル装置、2 ポンプ、3 ボイラ、4 膨張機、5 コンデンサ、6 発電機、7 エンジン、8 エンジン冷却水、9 圧力センサ、11 クランク室、12 ピストン、13 斜板、14 駆動軸、15 電磁弁、16 シリンダボア、17 連通路、18 電磁弁、19 温度センサ、20 制御装置、21 吸入部、22 クランク部、23 吐出部、24 通路、25 基準圧力部、26 ダイヤフラム、27 弁棒、28 バネ、29 弁体、30 感温筒、31 連通管。

Claims (6)

  1. 車両における排熱を用いて作動流体を加熱するボイラ、前記ボイラで加熱された作動流体を膨張させる膨張機、前記膨張機で膨張された作動流体を冷却するコンデンサ、前記コンデンサで冷却された作動流体を循環するポンプ、及び前記膨張機によって駆動される負荷機を備えるランキンサイクル装置であって、
    前記膨張機は吐出容量可変の斜板式膨張機であり、
    前記ランキンサイクル装置は、
    前記膨張機の吸入圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記圧力検出手段によって検出された吸入圧力に基づいて、前記膨張機の吐出容量を調整する制御手段と
    を備えるランキンサイクル装置。
  2. 前記膨張機はクランク室を備え、
    前記制御手段は、前記膨張機の吸入側と前記クランク室とを連通する電磁弁であり、
    前記圧力検出手段によって検出された検出値に基づいて、前記電磁弁の開閉時間を制御し、前記クランク室内の圧力を調整することによって、前記膨張機の吐出容量が調整されることを特徴とする請求項1に記載のランキンサイクル装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記膨張機の吸入側と連通する吸入部と、
    前記クランク室内と連通するクランク部と、
    前記吸入部と前記クランク部との連通及び遮断が変更可能な圧力調整機構と
    を備える制御装置であり、
    前記圧力検出手段は、
    所定の基準圧力を有する基準圧力部と、
    前記基準圧力部と前記吸入部とを隔てると共に前記圧力調整機構と連結されるダイヤフラムと
    を備え、
    前記吸入部の圧力と前記圧力部の圧力との大小関係を、前記ダイヤフラムが検知し、前記ダイヤフラムが前記圧力調整機構を調整することによって、前記クランク部を介して前記クランク室内の圧力を調整することによって、前記膨張機の吐出容量を調整することを特徴とする請求項1に記載のランキンサイクル装置。
  4. 車両における排熱を用いて作動流体を加熱するボイラ、前記ボイラで加熱された作動流体を膨張させる膨張機、前記膨張機で膨張された作動流体を冷却するコンデンサ、前記コンデンサで冷却された作動流体を循環するポンプ、及び前記膨張機によって駆動される負荷機を備えるランキンサイクル装置であって、
    前記膨張機は、吐出容量可変の斜板式膨張機であり、
    前記ランキンサイクル装置は、
    前記車両のエンジンを冷却する冷却水の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段によって検出された冷却水温度に基づいて、前記膨張機の吐出容量を調整する制御手段と
    を備えるランキンサイクル装置。
  5. 前記膨張機はクランク室を備え、
    前記制御手段は、前記膨張機の吸入側と前記クランク室とを連通する電磁弁であり、
    前記温度検出手段によって検出された検出値に基づいて、前記電磁弁の開閉時間を制御し、前記クランク室内の圧力を調整することによって、前記膨張機の吐出容量が調整されることを特徴とする請求項4に記載のランキンサイクル装置。
  6. 前記温度検出手段は感温筒であり、
    前記制御手段は、
    前記膨張機の吸入側と連通する吸入部、前記クランク室内と連通するクランク部、及び前記吸入部と前記クランク部との連通及び遮断が変更可能な圧力調整機構を備える制御装置と、
    前記感温筒に連通した基準圧力部、及び前記基準圧力部と前記吸入部とを隔てると共に前記圧力調整機構と連結されたダイヤフラムを備えた圧力検出手段と
    を備え、
    前記感温筒が検出した冷却水の温度に基づいて前記基準圧力部の圧力が調整され、前記吸入部の圧力と前記基準圧力部の圧力との大小関係を、前記ダイヤフラムが検知し、前記ダイヤフラムが前記圧力調整機構を調整することによって、前記クランク部を介して前記クランク室内の圧力を調整することによって、前記膨張機の吐出容量を調整することを特徴とする請求項4に記載のランキンサイクル装置。
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