JP2005335400A - 画像記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 記録シートのサイズによって変化する当該記録シートにかかる前記減圧手段による吸引力と、前記回転ドラムの回転速度によって変わる当該記録シートにかかる遠心力及び気流による剥離力などとのバランスを良好に保って、記録した画像の品質を低下させることなく、選択可能な記録シートのサイズを飛躍的に増やすこと。
【解決手段】 中空で、周面から内部に貫通する孔が複数設けられ、巻き回された記録シートを保持して回転する回転ドラムと、前記回転ドラムの内部を減圧する減圧手段と、を有し、前記回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する画像記録装置において、前記回転ドラムに記録シートを巻き回した際の前記記録シートのエッジ位置近傍の当該記録シートが巻かれた領域に設けられた前記孔の密度が、他の領域に設けられた前記孔の密度より高密度であることを特徴とする画像記録装置。
【選択図】 図1
【解決手段】 中空で、周面から内部に貫通する孔が複数設けられ、巻き回された記録シートを保持して回転する回転ドラムと、前記回転ドラムの内部を減圧する減圧手段と、を有し、前記回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する画像記録装置において、前記回転ドラムに記録シートを巻き回した際の前記記録シートのエッジ位置近傍の当該記録シートが巻かれた領域に設けられた前記孔の密度が、他の領域に設けられた前記孔の密度より高密度であることを特徴とする画像記録装置。
【選択図】 図1
Description
本発明は、回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する画像記録装置に関するものである。
従来から、記録シートに画像を記録する画像記録装置として、記録シートを回転ドラムに巻き回し、回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録するもの、特に、中空で、周面から内部に貫通する孔が複数設けられ、巻き回された記録シートを保持して回転する回転ドラムと、前記回転ドラムの内部を減圧する減圧手段と、を有し、前記減圧手段による減圧により、前記回転ドラムの周面に巻き回された前記記録シートを前記回転ドラムに密着させて、当該記録シートに画像を記録するものが知られている。
しかし、このような画像記録装置では、記録シートのサイズによって、当該記録シートにかかる前記減圧手段による吸引力が変化し、前記回転ドラムの回転速度によっては、当該記録シートにかかる遠心力及び気流による剥離力などの方が優り、記録シートが回転ドラムから剥離する問題がある。
第一の発明の目的は、以上のような課題を解決するもので、低コストで記録シートにかかる前記減圧手段による吸引力を上昇させ、前記回転ドラムの回転速度を上昇させて該記録シートへの記録速度を上昇させ、また、前記記録シートのエッジ位置のズレに対する許容範囲を増し、さらに、記録した画像の品質を低下させることなく、前記記録シートへ画像を安定的に記録することができるようにすることである。
また、従来の画像記録装置の回転ドラムの周面に前記複数の孔を連結する連結溝を設け、回転ドラムに記録シートを均一に密着させることが考えられる。しかし、単に連結溝を設けると、記録シートのエッジ位置を跨ぐ連結溝から空気が漏れて、記録シートにかかる前記減圧手段による吸引力が不十分となり、前記回転ドラムの回転速度によっては、当該記録シートにかかる遠心力及び気流による剥離力などの方が優り、記録シートが回転ドラムから剥離する問題がある。
第二の発明の目的は、以上のような課題を解決するもので、低コストで連結溝から空気が漏れることを抑制し、記録シートにかかる前記減圧手段による吸引力を上昇させ、前記回転ドラムの回転速度を上昇させて該記録シートへの記録速度を上昇させ、また、前記記録シートのエッジ位置のズレに対する許容範囲を増し、さらに、記録した画像の品質を低下させることなく、前記記録シートへ画像を安定的に記録することができるようにすることである。
また、従来の画像記録装置では、前記回転ドラムと、前記回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する記録ヘッド部とが装置中央部に水平に設けられたので、前記回転ドラムの振動が記録ヘッド部に伝達されやすく、また、装置全体の振動が大きくなりがちであった。そこで、前記回転ドラムの振動を抑制するために、重い強度部材を前記回転ドラム周辺に設けると、装置全体の重さが増大し、また、筐体の耐荷重強度が増大し、さらに装置全体の重さが増大する。さらに、記録ヘッドが回転ドラムと水平に配置されているので、回転ドラムの軸と記録ヘッドの走査軸との平行調整などの調整作業の作業性が悪く、また、回転ドラムの水平方向片側のスペースが記録ヘッド部により占められ、記録シートの給送・排出のための機構などの設置の自由度が少なく、装置全体が大型化しがちである。
第三の発明の目的は、以上のような課題を解決するもので、装置振動の主因となる回転ドラムを装置底部に設け、装置振動を防止するための重い強度部材を装置底部に集め、装置全体の重さを少なくし、また、装置全体の振動及び筐体の耐荷重強度も抑制し、さらに、回転ドラムの軸と記録ヘッドの走査軸との平行調整などの調整作業の作業性を向上させ、また、回転ドラムの水平方向両側のスペースが確保して、記録シートの給送・排出のための機構などの設置の自由度を増し、また、装置全体を小型化できるようにすることである。
また、従来の画像記録装置では、前記回転ドラムに巻き回された記録シートのエッジ位置が正規の位置からズレるに従って、当該記録シートにかかる前記減圧手段による吸引力が変化するので、前記回転ドラムに巻き回された記録シートのエッジ位置が正規の位置からのズレを高精度で防止しなければならなかった。そこで、従来の画像記録装置では、前記回転ドラムへ記録シートを給送する際のスクイズローラの圧着位置の位置精度を高精度なものにし、回転ドラムとスクイズローラとの圧着位置に、記録シートの先端位置を位置決めすることが行われてきた。
しかし、この方法では、記録シートの先端位置を安定的に正しい位置に位置決めすることが難しく、また、前記回転ドラムへ記録シートを給送する際のスクイズローラの圧着位置の位置精度を高精度なものにする必要があった。
第四の発明の目的は、以上のような課題を解決するもので、前記回転ドラムへ記録シートを給送する際のスクイズローラの圧着位置の位置精度に高精度が要求されず、確実で精度の高い記録シートの先端位置決めができるようにし、また、前記回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する際に記録シートの先端に作用する気流による剥離力を抑制し、簡単な構造で、記録した画像の品質を安定的に向上させることができるようにすることである。
第五の発明の目的は、以上のような課題を解決するもので、記録シートのサイズによって変化する当該記録シートにかかる前記減圧手段による吸引力と、前記回転ドラムの回転速度によって変わる当該記録シートにかかる遠心力及び気流による剥離力などとのバランスを良好に保って、記録した画像の品質を低下させることなく、選択可能な記録シートのサイズを飛躍的に増やすことである。
また、従来の画像記録装置では、前記回転ドラムに巻き回された記録シートのエッジ位置が正規の位置からズレるに従って、当該記録シートにかかる前記減圧手段による吸引力が変化するので、前記回転ドラムに巻き回された記録シートのエッジ位置が正規の位置からのズレを高精度で防止しなければならなかった。
第六の発明の目的は、以上のような課題を解決するもので、前記記録シートのエッジ位置が変化しても、当該記録シートにかかる前記減圧手段による吸引力と、前記回転ドラムの回転速度によって変わる当該記録シートにかかる遠心力及び気流による剥離力などとのバランスを良好に保って、記録した画像の品質を低下させることなく、記録シートのエッジ位置のズレの許容範囲を広くすることである。
また、従来の画像記録装置では、前記回転ドラム内部の圧力に応じて、当該記録シートにかかる前記減圧手段による吸引力が変化し、前記回転ドラムの回転速度によっては、当該記録シートにかかる遠心力及び気流による剥離力などの方が優り、記録シートが回転ドラムから剥離する問題がある。
第七の発明の目的は、以上のような課題を解決するもので、前記回転ドラム内部の圧力によって変化する当該記録シートにかかる前記減圧手段による吸引力と、前記回転ドラムの回転速度によって変わる当該記録シートにかかる遠心力及び気流による剥離力などとのバランスを良好に保って、記録した画像の品質を低下させることなく、記録シートへ画像を安定的に記録させることを簡単な機構で実現できるようにすることである。
また、従来の画像記録装置では、記録シートにかかる前記減圧手段による吸引力が不十分で、前記回転ドラムの回転速度によっては、当該記録シートにかかる遠心力及び気流による剥離力などの方が優り、記録シートが回転ドラムから剥離する問題がある。
本発明の上記目的は、特許請求の範囲の各請求項に記載の発明を特定するための事項の全てにより達成される。以下、各請求項について説明する。但し引用項の説明と重複する事項は省略することがある。なお、各請求項において、特に規定がない限り、本発明の1つの要素が複数の部材から構成されていてもよいことは言うまでもなく、また、1又は複数の部材が本発明の複数の要素を兼ねてもよいことは言うまでもない。
〔請求項1に記載の発明〕(第一の発明)『中空で、周面から内部に貫通する孔が複数設けられ、巻き回された記録シートを保持して回転する回転ドラムと、
前記回転ドラムの内部を減圧する減圧手段と、を有し、
前記回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する画像記録装置において、
前記回転ドラムに記録シートを巻き回した際の前記記録シートのエッジ位置近傍の当該記録シートが巻かれた領域に設けられた前記孔の密度が、他の領域に設けられた前記孔の密度より高密度であることを特徴とする画像記録装置。』
請求項1に記載の発明により、低コストで記録シートにかかる前記減圧手段による吸引力を上昇させることができ、前記回転ドラムの回転速度を上昇させて該記録シートへの記録速度を上昇させることができ、また、前記記録シートのエッジ位置のズレに対する許容範囲が増し、さらに、記録した画像の品質を低下させることなく、前記記録シートへ画像を安定的に記録することができる。
前記回転ドラムの内部を減圧する減圧手段と、を有し、
前記回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する画像記録装置において、
前記回転ドラムに記録シートを巻き回した際の前記記録シートのエッジ位置近傍の当該記録シートが巻かれた領域に設けられた前記孔の密度が、他の領域に設けられた前記孔の密度より高密度であることを特徴とする画像記録装置。』
請求項1に記載の発明により、低コストで記録シートにかかる前記減圧手段による吸引力を上昇させることができ、前記回転ドラムの回転速度を上昇させて該記録シートへの記録速度を上昇させることができ、また、前記記録シートのエッジ位置のズレに対する許容範囲が増し、さらに、記録した画像の品質を低下させることなく、前記記録シートへ画像を安定的に記録することができる。
〔請求項2に記載の発明〕『前記回転ドラムの周面に前記複数の孔を連結する連結溝が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。』
請求項2に記載の発明により、多数の孔を回転ドラムの周面に設けなくても、回転ドラムに記録シートを均一に密着させることができ、また、多数の孔を回転ドラムの周面に設けなくてもよいので、回転ドラムの強度を維持でき、また、強力な減圧をしなくても、各孔からの吸引力を大きくできる。
請求項2に記載の発明により、多数の孔を回転ドラムの周面に設けなくても、回転ドラムに記録シートを均一に密着させることができ、また、多数の孔を回転ドラムの周面に設けなくてもよいので、回転ドラムの強度を維持でき、また、強力な減圧をしなくても、各孔からの吸引力を大きくできる。
〔請求項3に記載の発明〕(第二の発明)『中空で、周面から内部に貫通する孔が複数設けられ、巻き回された記録シートを保持して回転する回転ドラムと、
前記回転ドラムの内部を減圧する減圧手段と、を有し、
前記回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する画像記録装置において、
前記回転ドラムの周面に前記複数の孔を連結する連結溝が設けられ、
前記回転ドラムに記録シートを巻き回した際の前記記録シートのエッジ位置を跨ぐ前記連結溝の密度が、他の領域に設けられた前記連結溝の密度より低密度であることを特徴とする画像記録装置。』
請求項3に記載の発明により、低コストで連結溝から空気が漏れることを抑制し、記録シートにかかる前記減圧手段による吸引力を上昇させることができ、前記回転ドラムの回転速度を上昇させて該記録シートへの記録速度を上昇させることができ、また、前記記録シートのエッジ位置のズレに対する許容範囲が増し、さらに、記録した画像の品質を低下させることなく、前記記録シートへ画像を安定的に記録することができる。
前記回転ドラムの内部を減圧する減圧手段と、を有し、
前記回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する画像記録装置において、
前記回転ドラムの周面に前記複数の孔を連結する連結溝が設けられ、
前記回転ドラムに記録シートを巻き回した際の前記記録シートのエッジ位置を跨ぐ前記連結溝の密度が、他の領域に設けられた前記連結溝の密度より低密度であることを特徴とする画像記録装置。』
請求項3に記載の発明により、低コストで連結溝から空気が漏れることを抑制し、記録シートにかかる前記減圧手段による吸引力を上昇させることができ、前記回転ドラムの回転速度を上昇させて該記録シートへの記録速度を上昇させることができ、また、前記記録シートのエッジ位置のズレに対する許容範囲が増し、さらに、記録した画像の品質を低下させることなく、前記記録シートへ画像を安定的に記録することができる。
〔請求項4に記載の発明〕『前記回転ドラムに記録シートを巻き回した際の前記記録シートのエッジ位置を跨ぐ前記連結溝が無いことを特徴とする請求項3に記載の画像記録装置。』
請求項4に記載の発明により、前記記録シートのエッジ位置がズレても、前記記録シートのエッジからの剥がれが成長することを防げ、より安定した画像記録ができる。
請求項4に記載の発明により、前記記録シートのエッジ位置がズレても、前記記録シートのエッジからの剥がれが成長することを防げ、より安定した画像記録ができる。
〔請求項5に記載の発明〕(第三の発明)『中空で、周面から内部に貫通する孔が複数設けられ、巻き回された記録シートを保持して回転する回転ドラムと、
前記回転ドラムの内部を減圧する減圧手段と、
前記回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する記録ヘッド部と、
を有する画像記録装置において、
前記回転ドラムを装置底部に設け、前記記録ヘッド部を前記回転ドラムの上方に設けたことを特徴とする画像記録装置。』
請求項5に記載の発明により、装置振動の主因となる回転ドラムを装置底部に設けたので、装置振動を防止するための重い強度部材を装置底部に集めることができ、装置全体の重さを少なくすることができ、また、装置全体の振動及び筐体の耐荷重強度も抑制でき、さらに、記録ヘッドが回転ドラムの上方に配置されているので、回転ドラムの軸と記録ヘッドの走査軸との平行調整などの調整作業の作業性が大幅に向上する。また、回転ドラムの水平方向両側のスペースが確保され、記録シートの給送・排出のための機構などの設置の自由度が増し、また、装置全体を小型化することができる。
前記回転ドラムの内部を減圧する減圧手段と、
前記回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する記録ヘッド部と、
を有する画像記録装置において、
前記回転ドラムを装置底部に設け、前記記録ヘッド部を前記回転ドラムの上方に設けたことを特徴とする画像記録装置。』
請求項5に記載の発明により、装置振動の主因となる回転ドラムを装置底部に設けたので、装置振動を防止するための重い強度部材を装置底部に集めることができ、装置全体の重さを少なくすることができ、また、装置全体の振動及び筐体の耐荷重強度も抑制でき、さらに、記録ヘッドが回転ドラムの上方に配置されているので、回転ドラムの軸と記録ヘッドの走査軸との平行調整などの調整作業の作業性が大幅に向上する。また、回転ドラムの水平方向両側のスペースが確保され、記録シートの給送・排出のための機構などの設置の自由度が増し、また、装置全体を小型化することができる。
〔請求項6に記載の発明〕(第四の発明)『巻き回された記録シートを保持して回転する回転ドラムを有し、
前記回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する画像記録装置において、
前記回転ドラムへ記録シートを給送する際に、前記回転ドラムの方に圧されて当該記録シートを前記回転ドラムに密着させるスクイズローラを有し、
前記回転ドラムの前記記録シートの先端に相当する周面に段差が設けられていることを特徴とする画像記録装置。』
請求項6に記載の発明により、前記回転ドラムへ記録シートを給送する際のスクイズローラの圧着位置の位置精度に高精度が要求されず、確実で精度の高い記録シートの先端位置決めができ、前記回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する際に記録シートの先端に作用する気流による剥離力を抑制できるため、簡単な構造で、記録した画像の品質を安定的に向上させることができる。
前記回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する画像記録装置において、
前記回転ドラムへ記録シートを給送する際に、前記回転ドラムの方に圧されて当該記録シートを前記回転ドラムに密着させるスクイズローラを有し、
前記回転ドラムの前記記録シートの先端に相当する周面に段差が設けられていることを特徴とする画像記録装置。』
請求項6に記載の発明により、前記回転ドラムへ記録シートを給送する際のスクイズローラの圧着位置の位置精度に高精度が要求されず、確実で精度の高い記録シートの先端位置決めができ、前記回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する際に記録シートの先端に作用する気流による剥離力を抑制できるため、簡単な構造で、記録した画像の品質を安定的に向上させることができる。
〔請求項7に記載の発明〕『前記回転ドラムへ記録シートを給送する際の、前記回転ドラムの前記段差近傍に前記スクイズローラが圧されている時に、前記記録シートの先端が前記段差に付き当てられることを特徴とする請求項6に記載の画像記録装置。』
請求項7に記載の発明により、確実で精度の高い記録シートの先端位置決めがされ、前記回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する際に記録シートの先端に作用する気流による剥離力を抑制できるため、簡単な構造で、記録した画像の品質を確実に向上させることができる。
請求項7に記載の発明により、確実で精度の高い記録シートの先端位置決めがされ、前記回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する際に記録シートの先端に作用する気流による剥離力を抑制できるため、簡単な構造で、記録した画像の品質を確実に向上させることができる。
〔請求項8に記載の発明〕『前記回転ドラムが、中空で、周面から内部に貫通する孔が複数設けられ、巻き回された記録シートを保持して回転するものであり、
前記回転ドラムの内部を減圧する減圧手段を有することを特徴とする請求項6又は7に記載の画像記録装置。』
請求項8に記載の発明により、低コストで記録シートのエッジ位置のズレを著しく減少させることができ、記録した画像の品質を低下させることなく、前記回転ドラムの回転速度を上昇させて該記録シートへの記録速度を上昇させることができ、また、選択可能な記録シートのサイズを飛躍的に増やすことができる。
前記回転ドラムの内部を減圧する減圧手段を有することを特徴とする請求項6又は7に記載の画像記録装置。』
請求項8に記載の発明により、低コストで記録シートのエッジ位置のズレを著しく減少させることができ、記録した画像の品質を低下させることなく、前記回転ドラムの回転速度を上昇させて該記録シートへの記録速度を上昇させることができ、また、選択可能な記録シートのサイズを飛躍的に増やすことができる。
また、本発明の上記目的は、以下に記載の発明によっても達成される。
(第五の発明)『中空で、周面から内部に貫通する孔が複数設けられ、巻き回された記録シートを保持して回転する回転ドラムと、
前記回転ドラムの内部を減圧する減圧手段と、を有し、
前記回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する画像記録装置において、
複数のサイズの記録シートに画像を記録できるものであり、
前記回転ドラムに巻き回される記録シートのサイズに応じて、前記回転ドラムの回転速度を変えることを特徴とする画像記録装置。』
第五の発明により、記録シートのサイズによって変化する当該記録シートにかかる前記減圧手段による吸引力と、前記回転ドラムの回転速度によって変わる当該記録シートにかかる遠心力及び気流による剥離力などとのバランスを良好に保つことができ、記録した画像の品質を低下させることなく、選択可能な記録シートのサイズを飛躍的に増やすことができる。
前記回転ドラムの内部を減圧する減圧手段と、を有し、
前記回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する画像記録装置において、
複数のサイズの記録シートに画像を記録できるものであり、
前記回転ドラムに巻き回される記録シートのサイズに応じて、前記回転ドラムの回転速度を変えることを特徴とする画像記録装置。』
第五の発明により、記録シートのサイズによって変化する当該記録シートにかかる前記減圧手段による吸引力と、前記回転ドラムの回転速度によって変わる当該記録シートにかかる遠心力及び気流による剥離力などとのバランスを良好に保つことができ、記録した画像の品質を低下させることなく、選択可能な記録シートのサイズを飛躍的に増やすことができる。
(第六の発明)『中空で、周面から内部に貫通する孔が複数設けられ、巻き回された記録シートを保持して回転する回転ドラムと、
前記回転ドラムの内部を減圧する減圧手段と、を有し、
前記回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する画像記録装置において、
前記回転ドラムに巻き回された記録シートのエッジ位置を検出するエッジ位置検出手段を有し、
前記エッジ位置検出手段により検出された前記記録シートのエッジ位置に応じて、前記回転ドラムの回転速度を変えることを特徴とする画像記録装置。』
第六の発明により、前記エッジ位置検出手段により検出された前記記録シートのエッジ位置に応じて、前記回転ドラムの回転速度を変えることにより、当該記録シートにかかる前記減圧手段による吸引力と、前記回転ドラムの回転速度によって変わる当該記録シートにかかる遠心力及び気流による剥離力などとのバランスを良好に保つことができ、記録した画像の品質を低下させることなく、記録シートのエッジ位置のズレの許容範囲が広くなる。
前記回転ドラムの内部を減圧する減圧手段と、を有し、
前記回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する画像記録装置において、
前記回転ドラムに巻き回された記録シートのエッジ位置を検出するエッジ位置検出手段を有し、
前記エッジ位置検出手段により検出された前記記録シートのエッジ位置に応じて、前記回転ドラムの回転速度を変えることを特徴とする画像記録装置。』
第六の発明により、前記エッジ位置検出手段により検出された前記記録シートのエッジ位置に応じて、前記回転ドラムの回転速度を変えることにより、当該記録シートにかかる前記減圧手段による吸引力と、前記回転ドラムの回転速度によって変わる当該記録シートにかかる遠心力及び気流による剥離力などとのバランスを良好に保つことができ、記録した画像の品質を低下させることなく、記録シートのエッジ位置のズレの許容範囲が広くなる。
(第七の発明)『中空で、周面から内部に貫通する孔が複数設けられ、巻き回された記録シートを保持して回転する回転ドラムと、
前記回転ドラムの内部を減圧する減圧手段と、を有し、
前記回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する画像記録装置において、
前記回転ドラムに記録シートを巻き回した際の前記回転ドラム内部の圧力を検出する圧力検出手段を有し、
前記圧力検出手段により検出された前記回転ドラム内部の圧力に応じて、前記回転ドラムの回転速度を変えることを特徴とする画像記録装置。』
第七の発明により、前記圧力検出手段により検出された前記回転ドラム内部の圧力に応じて、前記回転ドラムの回転速度を変えることにより、当該記録シートにかかる前記減圧手段による吸引力と、前記回転ドラムの回転速度によって変わる当該記録シートにかかる遠心力及び気流による剥離力などとのバランスを良好に保つことができ、簡単な機構で、記録した画像の品質を低下させることなく、記録シートへ画像を安定的に記録させることができる。
前記回転ドラムの内部を減圧する減圧手段と、を有し、
前記回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する画像記録装置において、
前記回転ドラムに記録シートを巻き回した際の前記回転ドラム内部の圧力を検出する圧力検出手段を有し、
前記圧力検出手段により検出された前記回転ドラム内部の圧力に応じて、前記回転ドラムの回転速度を変えることを特徴とする画像記録装置。』
第七の発明により、前記圧力検出手段により検出された前記回転ドラム内部の圧力に応じて、前記回転ドラムの回転速度を変えることにより、当該記録シートにかかる前記減圧手段による吸引力と、前記回転ドラムの回転速度によって変わる当該記録シートにかかる遠心力及び気流による剥離力などとのバランスを良好に保つことができ、簡単な機構で、記録した画像の品質を低下させることなく、記録シートへ画像を安定的に記録させることができる。
第五乃至第七のいずれかの発明において、前記回転ドラムの周面に前記複数の孔を連結する連結溝を設けることにより、多数の孔を回転ドラムの周面に設けなくても、回転ドラムに記録シートを均一に密着させることができ、また、多数の孔を回転ドラムの周面に設けなくてもよいので、回転ドラムの強度を維持でき、また、強力な減圧をしなくても、各孔からの吸引力を大きくできる。
〔用語その他の説明〕
記録シートとは、本発明の画像記録装置により画像を記録されるシートのことで、本発明の画像記録装置により潜像を記録されるシートであっても、顕像を記録されるシートであってもよい。また、本発明の画像記録装置は、記録シートに光により画像を記録するものであってもよいし、記録シートにX線により画像を記録するものであってもよいし、記録シートにその他の方法により画像を記録するものであってよいが、記録シートにレーザビームを照射することにより記録シートに画像を記録するものであることが本発明が特に有用であり好ましい。なお、レーザビームによる画像の記録は、レーザビームの熱エネルギーにより記録シートを変質させるものであってもよいし、レーザビームの光エネルギーにより記録シートを感光させるものであってもよいし、その他の形態によるものであってもよい。
記録シートとは、本発明の画像記録装置により画像を記録されるシートのことで、本発明の画像記録装置により潜像を記録されるシートであっても、顕像を記録されるシートであってもよい。また、本発明の画像記録装置は、記録シートに光により画像を記録するものであってもよいし、記録シートにX線により画像を記録するものであってもよいし、記録シートにその他の方法により画像を記録するものであってよいが、記録シートにレーザビームを照射することにより記録シートに画像を記録するものであることが本発明が特に有用であり好ましい。なお、レーザビームによる画像の記録は、レーザビームの熱エネルギーにより記録シートを変質させるものであってもよいし、レーザビームの光エネルギーにより記録シートを感光させるものであってもよいし、その他の形態によるものであってもよい。
第一の発明により、低コストで記録シートにかかる前記減圧手段による吸引力を上昇させ、前記回転ドラムの回転速度を上昇させて該記録シートへの記録速度を上昇させ、また、前記記録シートのエッジ位置のズレに対する許容範囲を増し、さらに、記録した画像の品質を低下させることなく、前記記録シートへ画像を安定的に記録することができる。
第二の発明により、低コストで連結溝から空気が漏れることを抑制し、記録シートにかかる前記減圧手段による吸引力を上昇させ、前記回転ドラムの回転速度を上昇させて該記録シートへの記録速度を上昇させ、また、前記記録シートのエッジ位置のズレに対する許容範囲を増し、さらに、記録した画像の品質を低下させることなく、前記記録シートへ画像を安定的に記録することができる。
第三の発明により、装置振動の主因となる回転ドラムを装置底部に設けたので、装置振動を防止するための重い強度部材を装置底部に集めることができ、装置全体の重さを少なくすることができ、また、装置全体の振動及び筐体の耐荷重強度も抑制でき、さらに、記録ヘッドが回転ドラムの上方に配置されているので、回転ドラムの軸と記録ヘッドの走査軸との平行調整などの調整作業の作業性が大幅に向上する。また、回転ドラムの水平方向両側のスペースが確保され、記録シートの給送・排出のための機構などの設置の自由度が増し、また、装置全体を小型化することができる。
第四の発明により、前記回転ドラムへ記録シートを給送する際のスクイズローラの圧着位置の位置精度に高精度が要求されず、確実で精度の高い記録シートの先端位置決めができ、また、前記回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する際に記録シートの先端に作用する気流による剥離力を抑制し、簡単な構造で、記録した画像の品質を安定的に向上させることができる。
第五の発明により、記録シートのサイズによって変化する当該記録シートにかかる前記減圧手段による吸引力と、前記回転ドラムの回転速度によって変わる当該記録シートにかかる遠心力及び気流による剥離力などとのバランスを良好に保って、記録した画像の品質を低下させることなく、選択可能な記録シートのサイズを飛躍的に増やすことができる。
第六の発明により、前記記録シートのエッジ位置が変化しても、当該記録シートにかかる前記減圧手段による吸引力と、前記回転ドラムの回転速度によって変わる当該記録シートにかかる遠心力及び気流による剥離力などとのバランスを良好に保って、記録した画像の品質を低下させることなく、記録シートのエッジ位置のズレの許容範囲を広くすることができる。
第七の発明により、前記回転ドラム内部の圧力によって変化する当該記録シートにかかる前記減圧手段による吸引力と、前記回転ドラムの回転速度によって変わる当該記録シートにかかる遠心力及び気流による剥離力などとのバランスを良好に保って、記録した画像の品質を低下させることなく、簡単な機構で、記録シートへ画像を安定的に記録させることができる。
以下に、本発明に関する具体例の一例を実施形態及び実施例として示すが、本発明はこれらに限定されない。また、実施形態及び実施例には、用語等に対する断定的な表現があるが、本発明の好ましい例を示すもので、本発明の用語の意義や技術的範囲を限定するものではない。
本実施形態の画像記録装置は、赤色光に感光する感光層が設けられたハロゲン化銀モノクローム写真感光材料である製版用写真フィルムに潜像を記録させる装置であり、赤色光の複数のレーザビームを同時に発生させ、副走査方向に移動する製版用写真フィルム上に主走査方向MSDに整列させて照射することにより、製版用写真フィルム(以下、本実施形態では、この製版用写真フィルムが本発明の記録シートに該当するので、記録シートと呼ぶ。)潜像を記録させる装置である。図1に本実施形態の画像記録装置の概略正面図を示し、図2に本実施形態の画像記録装置の概略側面図を示し、図3に図2の部分拡大側面図を示す。以下、図1,図2及び図3基づいて、本実施形態の画像記録装置について説明する。
記録ヘッド部1には、複数本(例えば、10本)のレーザダイオードLD10〜LD19を整列させて設けられている光源部10と、光源部10の複数本のレーザダイオードLD10〜LD19から射出した複数本のレーザビームを回転ドラム2に巻き付けられた製版用写真フィルムの記録面上に、主走査方向MSDに整列させるビーム整列光学系20が設けられている。
回転ドラム2は、製版用写真フィルムを巻き回して固定するもので、画像を記録させる時に、一定速度で回転することにより、複数本のレーザダイオードLD10〜LD19から射出した複数本のレーザビームと製版用写真フィルムとを相対的に副走査方向SSDに移動させるものである。また、回転ドラム2は、中空で、周面から内部に貫通する孔が後述するように多数設けられ、巻き回された記録シートを保持して回転するものである。
また、回転ドラム2には、回転ドラム2の軸28を介して、回転ドラム2を回転させるためのドラム用モータ27に接続されており、ドラム用モータ27により回転する。
また、回転ドラム2は、軸28側の面が塞がった円筒形状であり、他方の円筒内面が円板状の保持板31により回転自在に保持されていて、周面から内部に貫通する孔を除いて、回転ドラム2内部に外気が漏れないような構造になっている。そして、この保持板31に設けられた孔から、回転ドラム2の内部を減圧する減圧ポンプ29が管30を介して接続されている。そして、減圧ポンプ29が作動することにより、回転ドラム2内部が減圧される。また、保持板31には、圧力検出計32が設けられており、回転ドラム2に記録シートを巻き回した際の回転ドラム2内部の圧力を検出する。
そして、記録ヘッド部1は、アクチュエータ11の軸12に固定されており、アクチュエータ11により、主走査方向MSDに移動させることができる。また、軸12と反対側にも軸13が設けられており、この軸13を摺動自在に保持する軸保持部材14が設けられていて、記録ヘッド部1を安定的に主走査方向MSDに移動させることができる。そして、この記録ヘッド部1が、回転ドラム2に対して主走査方向MSDに移動することにより、回転ドラム2に巻き回されて固定された製版用写真フィルム全体に潜像を記録させるものである。
そして、回転ドラム2を装置底部に設け、記録ヘッド部1を回転ドラム2の上方に設けた。これにより、装置振動の主因となる回転ドラム2を装置底部に設けたので、装置振動を防止するための重い強度部材を装置底部に集めることができ、装置全体の重さを少なくすることができ、また、装置全体の振動及び筐体の耐荷重強度も抑制でき、さらに、記録ヘッド部1が回転ドラム2の上方に配置されているので、回転ドラム2の軸と記録ヘッド部1の走査軸との平行調整などの調整作業の作業性が大幅に向上する。また、回転ドラム2の水平方向両側のスペースが確保され、記録シートの給送・排出のための機構などの設置の自由度が増し、また、装置全体を小型化することができる。
また、受光素子3が、複数本のレーザビームによる製版用写真フィルムの記録面と同一平面上に設けられている。そして、記録ヘッド部1が主走査方向MSDに移動して、複数本のレーザビームが受光素子3に入射するようにすることで、受光素子3は、光源部10の複数のレーザダイオードから射出した各レーザビームのビーム強度を測定する。
そして、本実施形態の画像記録装置のブロック図である図4で示す制御部4は、受光素子3により測定された各レーザビームのビーム強度に応じて、各レーザビームのビーム強度が等しくなるように、光源部10の複数のレーザダイオードの各レーザダイオードを制御する。
なお、光源部10には、10本のレーザダイオードLD10〜LD19が所定の間隔で整列させて設けられている。そして、10本のレーザダイオードLD10〜LD19は、レンズ21の手前の中心点CPに向けてレーザビームを照射するように配置されている。
そして、ビーム整列光学系20には、以下のものがある。レンズ21は、これら10本のレーザダイオードから射出した10本のレーザビームを平行にする。そして、ミラー22が、レンズ21で平行になった10本のレーザビームを直角に反射させて、さらに、ミラー23が、この10本のレーザビームを直角に反射させて、収束レンズ部24に入射させる。そして、収束レンズ部24が入射した10本のレーザビームを収束点CSに収束させる。そして、収束点CSを通過した10本のレーザビームが縮小光学レンズ群25に入射する。そして、縮小光学レンズ群25が、入射した10本のレーザビームを、回転ドラム2の上に巻き回された記録シート上の記録面RSに縮小して結像させるようにする。そして、縮小光学レンズ群25から出た10本のレーザビームはシリンドリカルレンズ26に入射する。そして、シリンドリカルレンズ26は、副走査方向にのみ屈折力を有するレンズであり、10本のレーザビームの記録面RSでの副走査方向の位置を一定にさせるように収束させ、一定のビーム径BRの10本のレーザビームを記録面RSの上で、主走査方向MSDに一定のビームピッチBPで整列させる。
そして、回転ドラム2が1回転する間に、記録ヘッド部1が、回転ドラム2に対して主走査方向MSDに一定の移動量FQ(=10×BP)移動することにより、回転ドラム2に巻き回されて固定された製版用写真フィルム全体にムラなく潜像を記録させる。なお、ビーム径BR、ビームピッチBPは、数μm〜数十μmのオーダである。
また、受光素子3は、1次元CCD撮像素子や2次元CCD撮像素子のように、記録面RSにおける主走査方向MSDの光量分布を同時に検出することができるもので、レーザビームが受光素子3に入射するように記録ヘッド部1が移動すると、複数のレーザダイオードLD10〜LD19から射出した各レーザビーム毎のビーム強度を検出することができる。そして、制御部4が、受光素子3により測定された各レーザビームのビーム強度に応じて、各レーザビームのビーム強度が等しくなるように、光源部10の複数のレーザダイオードの各レーザダイオードを制御する。
次に、マガジン5に収容された記録シートを所定のサイズに切断し、回転ドラム2に巻き回すための機構について説明する。マガジン5には、一定の幅のウエブ状の記録シートがロール状に巻かれて収容されている。そして、給送部6は、このマガジン5から記録シートを回転ドラム2に給送し、記録シートの先端から所定長さの所がカッタ62の切断位置に到達した時に、カッタ62を作動させて、記録シートの先端から所定長さの所で記録シートを切断し、所定長さの記録シートが回転ドラム2に巻き回される。
給送部6には、給送ローラ対61、63がカッタ62の切断位置を挟むように設けられ、カッタ62が記録シートを切断する時だけ、給送を停止し、所定長さで安定して切断できるようにする。
また、給送部6の給送ローラ対61、63で給送された記録シートはガイド64、65によって、回転ドラム2に案内される。また、回転ドラム2のガイド64、65によって記録シートが案内される領域に圧されるスクイズローラ42が設けられている。このスクイズローラ42は、回転ドラム2へ記録シートを給送する際は、回転ドラム2の方に圧され、給送された記録シートを回転ドラム2に密着するように圧し、回転ドラム2へ記録シートを給送し終わると、回転ドラム2から退避する。
また、回転ドラム2の記録シートの先端に相当する周面に段差41が設けられている。そして、回転ドラム2へ記録シートを給送する際、回転ドラム2の段差41近傍にスクイズローラ42が圧されている時に、記録シートの先端が段差41に付き当てられ、記録シートの先端が段差41の位置に位置決められる。これにより、回転ドラム2へ記録シートを給送する際のスクイズローラ42の圧着位置の位置精度に高精度が要求されず、確実で精度の高い記録シートの先端位置決めがされ、回転ドラム2に巻き回された記録シートに画像を記録する際に記録シートの先端に作用する気流による剥離力を抑制できるため、簡単な構造で、記録した画像の品質を確実に向上させることができる。また、低コストで記録シートのエッジ位置のズレを著しく減少させることができ、記録した画像の品質を低下させることなく、回転ドラム2の回転速度を上昇させて該記録シートへの記録速度を上昇させることができ、また、選択可能な記録シートのサイズを飛躍的に増やすことができる。
また、本実施形態の画像記録装置は、複数のサイズの記録シートに画像を記録できるものであり、図4に示すように、制御部4には、サイズ選択入力部47が接続されており、また、回転ドラム2に巻き回された記録シートのエッジ位置を検出するエッジ位置検出センサ43が回転ドラム2の外周に設けられている。
そして、制御部4は、サイズ選択入力部47に入力されたサイズが現在セットされているマガジン5から供給できるものか否か判断し、サイズ選択入力部47に入力されたサイズが現在セットされているマガジン5から供給できないものであると判断した場合は、マガジン5の交換を指示する表示を行い、サイズ選択入力部47に入力されたサイズが現在セットされているマガジン5から供給できると判断した場合、回転ドラム2の段差41近傍にスクイズローラ42が圧するように、回転ドラム2とスクイズローラ42を制御する。
次に、入力されたサイズに応じた所定の長さで記録シートを切断し、給送するように給送部6を制御し、記録シートの先端が段差41に到達すると、減圧ポンプ29を作動させて、回転ドラム2の内部を減圧し、回転ドラム2をゆっくり回転(画像を記録する時の回転より顕著に遅い回転速度での回転)させ、スクイズローラ42を回転ドラム2の方に圧するようにして、記録シートを回転ドラム2に密着させていき、回転ドラム2を1回転させた後、スクイズローラ42を退避させる。
そして、圧力検出計32が、回転ドラム2に記録シートを巻き回した際の回転ドラム2内部の圧力を検出する。
そして、エッジ位置検出センサ43により記録シートのエッジ位置を検出する。そして、制御部4には、エッジ位置の許容範囲が予め設定されており、制御部4は、エッジ位置検出センサ43により検出された記録シートのエッジ位置が、予め設定されている許容範囲内か否か判断する。そして、制御部4が許容範囲外と判別した場合は、制御部4は、給送された記録シートを排出し、新たな記録シートを再度給送するように各部を制御する。
そして、制御部4は、エッジ位置検出センサ43により検出された記録シートのエッジ位置PEと、圧力検出計32により検出された回転ドラム2内部の圧力PDと、入力されたサイズSSとに応じて、回転ドラム2の回転速度を求める。なお、制御部4には、変数PE、PD、SSから回転ドラム2の回転速度が求まる3次元LUTがあり、この3次元LUTに各変数PE、PD、SSを入力することにより、回転ドラム2の回転速度を求める。なお、この3次元LUTのLUTデータは実験により求めるとよい。
そして、回転ドラム2の回転速度を、求めた回転ドラム2の回転速度にするように、ドラム用モータ27を制御し、また、回転ドラム2の回転速度に応じて、記録ヘッド部1の光源部10を制御して、光源部10で発光するレーザビームの光量、発光間隔及び発光タイミングを制御し、さらに、回転ドラム2の回転速度に応じて、アクチュエータ11を制御して、記録ヘッド部1の主走査方向MSDの相対的移動速度を制御して、回転ドラム2に巻き回された記録シートに画像を記録させる。
そして、記録シートに画像を記録させ終わると、制御部4は、回転ドラム2をゆっくり回転させ、減圧ポンプ29を停止して、記録シートを図示しない排出機構で排出するように制御する。
これにより、入力されたサイズ、エッジ位置検出センサ43により検出された記録シートのエッジ位置及び圧力検出計32により検出された回転ドラム2内部の圧力に応じて、回転ドラム2の回転速度を制御することになるので、当該記録シートにかかる減圧ポンプ29による吸引力と、回転ドラム2の回転速度によって変わる当該記録シートにかかる遠心力及び気流による剥離力などとのバランスを良好に保つことができ、記録した画像の品質を低下させることなく、選択可能な記録シートのサイズを飛躍的に増やすことができ、記録シートのエッジ位置のズレの許容範囲が広くなり、記録シートへ画像を安定的に記録させることができる。
次に、回転ドラム2の一例の一部展開図である図5に基づいて、回転ドラム2の一例に設けられた孔44、45及び連結溝46について説明する。
記録シートの先端は、回転ドラム2の外周面に設けられた段差41に突き当てられるので、記録シートはサイズに応じて、所定の位置に略位置決められる。例えば、最小サイズの記録シートは、図5の一点鎖線で示すA1の領域に略位置決めされ、二番目に小さい第二サイズの記録シートは、図5の一点鎖線で示すA2の領域に略位置決めされ、三番目に小さい第三サイズの記録シートは、図5の二点鎖線で示すA3の領域に略位置決めされ、最大サイズの記録シートは、図5の二点鎖線で示すA4の領域に略位置決めされる。
そして、この図5から明らかなように、回転ドラム2に巻き回された記録シートのサイズによらず、回転ドラム2に記録シートを巻き回した際の記録シートのエッジ位置(図5では一点鎖線や二点鎖線の位置)近傍の当該記録シートが巻かれた領域に設けられた孔44の密度が、他の領域に設けられた孔45の密度より高密度である。これにより、低コストで記録シートにかかる減圧ポンプ29による吸引力を上昇させることができ、回転ドラム2の回転速度を上昇させて該記録シートへの記録速度を上昇させることができ、また、前記記録シートのエッジ位置のズレに対する許容範囲が増し、さらに、記録した画像の品質を低下させることなく、前記記録シートへ画像を安定的に記録することができる。
また、回転ドラム2の周面に複数の孔を連結する連結溝が多数設けられている。そして、図5から明らかなように、回転ドラム2に巻き回された記録シートのサイズによらず、回転ドラム2に記録シートを巻き回した際の記録シートのエッジ位置(図5では一点鎖線や二点鎖線の位置)を跨ぐ連結溝が無く、他の領域に設けられた連結溝46の密度は高い。これにより、低コストで連結溝46から空気が漏れることを抑制し、記録シートにかかる減圧ポンプ29による吸引力を上昇させることができ、回転ドラム2の回転速度を上昇させて該記録シートへの記録速度を上昇させることができ、また、記録シートのエッジ位置のズレに対する許容範囲が増し、さらに、記録した画像の品質を低下させることなく、記録シートへ画像を安定的に記録することができる。
次に、回転ドラム2の他の例の一部展開図である図6に基づいて、回転ドラム2の他の例に設けられた孔44、45及び連結溝46について説明する。図5に示す例との違いは、A1の領域の記録シートのエッジ位置近傍の当該記録シートが巻かれた領域に設けられた孔44の密度が、A1の領域以外のA2の領域又はA3の領域の記録シートのエッジ位置近傍の当該記録シートが巻かれた領域に設けられた孔44の密度より高密度である点と、A1の領域以外のA2の領域又はA3の領域の記録シートのエッジ位置近傍の当該記録シートが巻かれた領域に設けられた孔44の密度が、A3の領域以外のA4の領域の記録シートのエッジ位置近傍の当該記録シートが巻かれた領域に設けられた孔44の密度より高密度である点と、である。
このようにすることにより、前述の例と比べて、最小サイズの記録シートが回転ドラム2に巻き回された場合などにおいて、記録シートの密着に寄与しない外気を吸い込むだけの孔の数が少なく、最小サイズの記録シートなどをより強く密着させることができる。
A1 最小サイズの記録シートが正規の位置に巻き回されて固定された場合に占める領域
A2 第二サイズの記録シートが正規の位置に巻き回されて固定された場合に占める領域
A3 第三サイズの記録シートが正規の位置に巻き回されて固定された場合に占める領域
A4 最大サイズの記録シートが正規の位置に巻き回されて固定された場合に占める領域
CP 中心点
CS 収束点
MSD 主走査方向
RS 記録面
SSD 副走査方向
1 記録ヘッド部
2 回転ドラム
3 受光素子
4 制御部
5 マガジン
6 給送部
10 光源部
11 アクチュエータ
12、13 軸
14 軸保持部材
20 ビーム整列光学系
21 レンズ
22、23 ミラー
24 収束レンズ部
25 縮小光学レンズ群
26 シリントリカルレンズ
27 ドラム用モータ
28 軸
29 減圧ポンプ
30 管
31 保持板
32 圧力検出計
41 段差
42 スクイズローラ
43 エッジ位置検出センサ
44、45 孔
46 連結溝
47 サイズ選択入力部
61、63 給送ローラ対
62 カッタ
A2 第二サイズの記録シートが正規の位置に巻き回されて固定された場合に占める領域
A3 第三サイズの記録シートが正規の位置に巻き回されて固定された場合に占める領域
A4 最大サイズの記録シートが正規の位置に巻き回されて固定された場合に占める領域
CP 中心点
CS 収束点
MSD 主走査方向
RS 記録面
SSD 副走査方向
1 記録ヘッド部
2 回転ドラム
3 受光素子
4 制御部
5 マガジン
6 給送部
10 光源部
11 アクチュエータ
12、13 軸
14 軸保持部材
20 ビーム整列光学系
21 レンズ
22、23 ミラー
24 収束レンズ部
25 縮小光学レンズ群
26 シリントリカルレンズ
27 ドラム用モータ
28 軸
29 減圧ポンプ
30 管
31 保持板
32 圧力検出計
41 段差
42 スクイズローラ
43 エッジ位置検出センサ
44、45 孔
46 連結溝
47 サイズ選択入力部
61、63 給送ローラ対
62 カッタ
Claims (8)
- 中空で、周面から内部に貫通する孔が複数設けられ、巻き回された記録シートを保持して回転する回転ドラムと、
前記回転ドラムの内部を減圧する減圧手段と、を有し、
前記回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する画像記録装置において、
前記回転ドラムに記録シートを巻き回した際の前記記録シートのエッジ位置近傍の当該記録シートが巻かれた領域に設けられた前記孔の密度が、他の領域に設けられた前記孔の密度より高密度であることを特徴とする画像記録装置。 - 前記回転ドラムの周面に前記複数の孔を連結する連結溝が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 中空で、周面から内部に貫通する孔が複数設けられ、巻き回された記録シートを保持して回転する回転ドラムと、
前記回転ドラムの内部を減圧する減圧手段と、を有し、
前記回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する画像記録装置において、
前記回転ドラムの周面に前記複数の孔を連結する連結溝が設けられ、
前記回転ドラムに記録シートを巻き回した際の前記記録シートのエッジ位置を跨ぐ前記連結溝の密度が、他の領域に設けられた前記連結溝の密度より低密度であることを特徴とする画像記録装置。 - 前記回転ドラムに記録シートを巻き回した際の前記記録シートのエッジ位置を跨ぐ前記連結溝が無いことを特徴とする請求項3に記載の画像記録装置。
- 中空で、周面から内部に貫通する孔が複数設けられ、巻き回された記録シートを保持して回転する回転ドラムと、
前記回転ドラムの内部を減圧する減圧手段と、
前記回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する記録ヘッド部と、
を有する画像記録装置において、
前記回転ドラムを装置底部に設け、前記記録ヘッド部を前記回転ドラムの上方に設けたことを特徴とする画像記録装置。 - 巻き回された記録シートを保持して回転する回転ドラムを有し、
前記回転ドラムに巻き回された記録シートに画像を記録する画像記録装置において、
前記回転ドラムへ記録シートを給送する際に、前記回転ドラムの方に圧されて当該記録シートを前記回転ドラムに密着させるスクイズローラを有し、
前記回転ドラムの前記記録シートの先端に相当する周面に段差が設けられていることを特徴とする画像記録装置。 - 前記回転ドラムへ記録シートを給送する際の、前記回転ドラムの前記段差近傍に前記スクイズローラが圧されている時に、前記記録シートの先端が前記段差に付き当てられることを特徴とする請求項6に記載の画像記録装置。
- 前記回転ドラムが、中空で、周面から内部に貫通する孔が複数設けられ、巻き回された記録シートを保持して回転するものであり、
前記回転ドラムの内部を減圧する減圧手段を有することを特徴とする請求項6又は7に記載の画像記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005230678A JP2005335400A (ja) | 2005-08-09 | 2005-08-09 | 画像記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005230678A JP2005335400A (ja) | 2005-08-09 | 2005-08-09 | 画像記録装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23091897A Division JP3758329B2 (ja) | 1997-03-27 | 1997-08-27 | 画像記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005335400A true JP2005335400A (ja) | 2005-12-08 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005230678A Pending JP2005335400A (ja) | 2005-08-09 | 2005-08-09 | 画像記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005335400A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008032440A1 (fr) * | 2006-09-13 | 2008-03-20 | Dainippon Screen Mfg.Co., Ltd. | Dispositif d'enregistrement d'images |
WO2008149545A1 (ja) * | 2007-06-04 | 2008-12-11 | Dainippon Screen Mfg.Co., Ltd. | 画像記録装置 |
US9950546B2 (en) | 2014-03-12 | 2018-04-24 | Seiko Epson Corporation | Recording apparatus |
-
2005
- 2005-08-09 JP JP2005230678A patent/JP2005335400A/ja active Pending
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US8403449B2 (en) | 2007-06-04 | 2013-03-26 | Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. | Image recording apparatus |
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