JP2005333447A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複合デバイスで管理するFAXジョブの通信結果を、ネットワーク環境や状況によって、確実に通知できないことがあった。
【解決手段】 複数の外部処理装置に対して、FAX送信するためのFAXデータを転送するためのFAXジョブを管理する構成を有し、前記外部処理装置においてFAXジョブとFAX送信結果を別々に管理している場合に、FAXジョブとFAX送信結果を関連付け管理することにより、前記外部処理装置のFAXジョブ情報が無くなってもFAX送信結果を取得する取得手段を有することを特徴とする。
【選択図】 図20

Description

本発明は、FAXジョブの監視に監視、特に、複合機デバイスなどのFAXジョブやFAX送信結果の監視する技術に関するものである。
従来から、画像形成装置の状態をホストコンピュータ等で把握することが一般的に行なわれており、そのような場合に、例えば、特許文献1によれば、画像形成終了を示すイベントをホストコンピュータが像形成装置から取得して状態の認識を行なっていた。
また、従来から、複合機デバイスのFAX機能を使用するため、ホストのFAXドライバを使用して作成したFAXジョブを複合機デバイスに転送することで、FAX送信を行うシステムが存在する。
しかし、ホスト側で管理するFAXジョブと複合機デバイスで管理するFAX送信結果の情報が連携していないため、複合機デバイスで管理するFAX通信結果をFAXジョブを送信したホストに通知する手段として、FAXの通信が終了する毎にホストに通知するイベント通知方式が取られていた。
特開平10−320147号公報
しかしながら、FAXの通信終了のタイミングでホストに通知するイベント型の通知の方式では、ホストと複合機デバイス間のネットワークの環境や状況によって、正確にFAXの通信結果を通知できないことや、FAX同報送信合などでホストにFAX通信結果を通知する場合にも、大量の情報を、複数回のイベント型の通知方式が発生するため、複合機デバイスからホストに正常に通知することができない場合も多く、ホスト側で管理するFAXジョブと、複合機デバイスで管理する、該FAXジョブに関連するFAX通信結果を確実に管理できないという問題があった。
また、ホストでは複合機デバイスに送信したFAXジョブの結果を管理する機能などある。しかし、複合機デバイスの仕組み上、FAXジョブを管理するコンポーネントとFAX送信を行うコンポーネントが分かれているため、また、FAXの送信が終了すると、複合機デバイス上からFAXジョブが削除されてしまう状況と、FAX送信結果が、FAXの送信が終了したタイミングで記載されるという状況により、FAXジョブとFAX通信結果の関連を検知するのが困難であるという問題もある。
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたもので、ホストで管理するFAXジョブとFAX通信結果を高精度で管理する技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のシステムでは、複数の外部処理装置に対してジョブデータを転送する転送手段と、複数の前記外部処理装置を監視する監視手段とを備えた情報処理装置において、前記複数の外部処理装置でFAX送信するためのFAXデータを転送するためのFAXジョブを管理する構成を有し、前記外部処理装置においてFAXジョブとFAX送信結果を別々に管理している場合に、FAXジョブとFAX送信結果を関連付け管理することにより、前記外部処理装置のFAXジョブ情報が無くなってもFAX送信結果を取得する取得手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、ネットワークが環境が悪い状況でも、ホスト側で確実にFAX送信結果を取得でき、さらにFAXジョブとFAX送信結果の関連を取ることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<システム構成>
図1は、本発明の印刷システムの構成を示すブロック図である。なお、本システムにおける複合機デバイスは、複数台接続されていることを仮定している。
図1において、102、103、104、105は印刷制御装置である複合機デバイスであり、図示省略したネットワークインタフェースを介してネットワーク106と接続されており、101ホストから転送されるFAXデータ(MMR)を含むFAXジョブを解析してFAX送信する。複合機デバイス102、103、104、105としては、FAX制御を行えるFAXサーバやPC−FAX等、様々な方式のものに適応できることも無論想定される。
101は本実施形態のホストとしての情報処理装置であり、ネットワークケーブルによって、ネットワーク106に接続され、ネットワークで使用されるファイルを蓄積したり、ネットワーク106の使用状態を監視したりする。ホスト101は、ネットワーク106に接続されている複数の複合機デバイスを管理している。構成としては、ホスト101は、一般的な情報処理装置であり、印刷制御プログラムが実行可能に格納されている。
106はネットワークであり、ホスト101、複合機デバイス102、103、104、105等と接続している。
<情報処理装置の構成>
図2は、図1に示した情報処理装置の構成を説明するブロック図であり、情報処理装置で、ホスト101も同様あるいは同等のハードウエア構成とする。よって、ホストの構成を説明するブロック図として説明する。
同図において、200は情報処理装置の制御手段であるCPUであり、ハードディスク(HD)205に格納されているアプリケーションプログラム、FAXドライバプログラム、プリンタドライバ、OSや本発明のネットワークデバイス制御プログラム等を実行し、RAM202にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に格納する制御を行う。
201は記憶手段であるROMであり、内部には、基本I/Oプログラム等のプログラム、文書処理の際に使用するフォントデータ、テンプレート用データ等の各種データを記憶する。202は一時記憶手段であるRAMであり、CPU200の主メモリやワークエリア等として機能する。
203は記憶媒体読み込み手段としてのフロッピー(登録商標)ディスク(FD)ドライブであり、後述する図5に示すようにFDドライブ203を通じて記憶媒体としてのFD204に記憶されたプログラム等を本コンピュータシステムにロードすることができる。なお、記憶媒体は、FDに限らず、CD−ROM、CD−R、CD−RW、PCカード、DVD、ICメモリカード、MO、メモリスティック等、任意である。
204は記憶媒体であるフロッピー(登録商標)ディスク(FD)であり、コンピュータが読み取り可能なプログラムが格納された記憶媒体である。
205は外部記憶手段の一つであり、大容量メモリとして機能するハードディスク(HD)であり、アプリケーションプログラム、FAXドライバプログラム、OS、ネットワークデバイス制御プログラム、及び関係プログラム等を格納している。さらに、スプール手段であるスプーラはここに確保される。
206は指示入力手段であるキーボードであり、ユーザがホスト101に対して、デバイスの制御コマンドの命令等を入力指示するものである。
207は表示手段であるディスプレイであり、キーボード206から入力したコマンドや、複合機デバイス102〜105の状態等を表示したりするものである。208はシステムバスであり、ホスト101であるコンピュータ内のデータの流れを司るものである。
209は入出力手段であるインタフェースであり、該インタフェース209を介して情報処理装置は外部装置とのデータのやり取りを行う。
<メモリマップ等の説明>
図3は、図2に示したRAM202のメモリマップの一例を示す図であり、FD204からロードされる上記ネットワークデバイス制御プログラムが、RAM202にロードされ実行可能となった状態のメモリマップである。
本実施形態では、FD204からネットワークデバイス制御プログラム及び関係データを直接RAM202にロードして実行させる例を示すが、これ以外にも、FD204からネットワークデバイス制御プログラムを動作させる度に、既にネットワークデバイス制御プログラムがインストールされているHD205からRAM202にロードするようにしてもよい。
また、本ネットワークデバイス制御プログラムを記憶する媒体は、FD以外にCD−ROM、CD−R、PCカード、DVD、ICメモリカードであってもよい。さらに、本ネットワークデバイス制御プログラムをROM201に記憶しておき、これをメモリマップの一部となすように構成し、直接CPU200で実行することも可能である。また、以上の各装置と同等の機能を実現するソフトウェアをもって、ハードウエア装置の代替として構成することもできる。
また、本ネットワークデバイス制御プログラムのことを、簡単に印刷制御プログラムと呼ぶこともある。印刷制御プログラムは、ホスト101において、FAXジョブの順序制御を行ったり、FAXジョブの転送を行ったり、FAXジョブの終了などを通知するためのプログラムを含んでいる。
301は基本I/Oプログラムであり、本制御装置の電源がONされたときに、HD205からOSがRAM202に読み込まれ、OSの動作を開始させるIPL(イニシャルプログラムローデイング)機能などを有しているプログラムが入っている領域である。
302はオペレーティングシステム(OS)であり、303はネットワークデバイス制御プログラムで、RAM202上に確保される領域に記憶される。304は関係データで、RAM202上に確保される領域に記憶される。305はワークエリアで、CPU200が本プリンタ制御プログラムを実行する領域が確保されている。
図4は、図2に示したFD204のメモリマップの一例を示す図である。
同図において、400は前記FD204のデータ内容であり、401はデータの情報を示すボリューム情報であり、402はディレクトリ情報、403は本実施形態で説明する印刷制御プログラムであるネットワークデバイス制御プログラム、404はその関係データである。403のネットワークデバイス制御プログラムは、実施形態で説明するフローチャートに基づいてプログラム化したものであり、本実施形態では、ホスト101に同様の構成を採っている。
図5は、図2に示したFDドライブ203に対して挿入されるFD204との関係を示す図であり、図2と同一のものには同一の符号を付してある。
同図において、FD204には、本実施形態で説明するネットワークデバイス制御プログラム及び関係データを格納している。
<印刷ジョブ制御システム>
次に、本実施形態における、前述のFAXジョブデータや印刷ジョブデータを転送する転送手段と、複合機デバイスにおいてFAXジョブの処理が終了しても、ある決められた時間残しておく手段と、前記複合機デバイスで管理するFAXジョブとFAX通信結果の情報を連携させて管理する手段といった処理を行う印刷ジョブ制御システムについて説明する。なお、この印刷ジョブ制御システムの上述した手段は、ネットワークデバイス制御プログラムで実行される。
<FAXジョブの処理>
図6は、アプリケーションから発行されたFAXジョブの処理を示す図であり、本システムにおいてMicroSoftWord(登録商標)などの一般的なアプリケーションから発行されたFAXジョブが、FAXジョブ制御システムにおいてどのように処理されるかを表している。
同図において、600はホストを表しており、印刷ジョブ制御システムのモジュールが動作するマシンを指す(ホスト101に相当)。
通常、印刷の指示がされるとアプリケーションプログラム601はOSのグラフィック機能を介して一連の描画命令を生成させ、FAXドライバ602を経てWindows(登録商標)スプーラ603に渡される。Windows(登録商標)スプーラ603は、ユーザが選択したポートモニタにFAXジョブデータを渡してプリンタデバイスに送信させる手順を採る。
本実施形態では、ユーザは予め印刷ジョブ制御システム用のポートモニタ(以下、ジョブ制御ポートモニタと記す)604を指定して印刷を指示する。アプリケーションプログラム601は一連のOSを介して描画命令を生成する。
描画命令を受け取ったFAXドライバ602(印刷を行う場合にはプリンタドライバであるがここではFAXジョブの説明のためFAXドライバを例に説明する。)では、FAXデータ(MMR)を生成し、複合機デバイスへFAXデータを送信するポートモニタではなく、ジョブ制御ポートモニタ604にFAXデータとして送信する。ジョブ制御ポートモニタ604はFAXデータを複合機デバイス607に送信するのではなく、印刷ジョブ制御システム用のジョブ制御サービス605に転送する。ジョブ制御サービス605はジョブ/デバイスの状態を管理する機能を備える。
さらに、デバイスとクライアントPCがピアツーピア接続環境で互いに動作するような場合には、ジョブ制御サービス605はデバイスから通知されるデバイス状態やジョブの状態などの情報を管理したり、また、デバイスに対して所定の命令をする機能も備える。これは、複合機デバイス607のデバイス情報やジョブ情報を管理する機能に相当する。
印刷ジョブ制御システム用プリントマネージャ(以下、プリントマネージャと記す)609は、ユーザがジョブ制御サービス605内部でFAXジョブやプリントジョブがどのような状態にあるかを調べたり、FAXジョブ、プリントジョブを操作したりするためのユーザインタフェース(UI)を提供するプログラムである。
プリントマネージャ609はジョブ制御サービス605のソフトウェアのインタフェース(API)を介して、ジョブ制御サービス605と情報の送受信を実行し、主に、ジョブ制御サービス605が管理する外部のデバイス(複合機デバイスなど)の状態情報をイベントとして取得する機能を備える。
イベントの通知の種別としては、トナー残量が少なくなった警告、クライアントとデバイスとの通信障害、メモリ不足、排紙トレイ満載などのエラー/警告情報の通知や、エラー状態から正常状態に復帰した正常情報の通知などが想定される。
ジョブ制御プリントサービス605はネットワークを介して通信可能な各デバイス(印刷装置)の印刷実行中、電力制御状態、障害情報(紙ジャム)等のステータスを監視する機能を備える。
印刷ジョブ制御システム用のマネージメントコンソール610は、ジョブ制御サービス605が持つソフトウェアがアクセスするためのAPIを介してジョブ制御サービス605と情報・指示をやり取りすることで、印刷ジョブ制御システム全体を監視することができる。
また、ジョブ制御プリントサービス605は、デバイス情報コントロールモジュール606を用いて各複合機デバイス607と通信を行ない、各複合機デバイス内のFAXジョブやプリントジョブの動作状態に関する情報を入手したり、操作を行ったりする。
<印刷アプリケーション601からの印刷>
次に、本実施形態に印刷アプリケーションプログラム601からの印刷について説明する。
FAXドライバ602は印刷アプリケーションプログラム601が生成した一連の描画コマンドを複合機デバイス607でFAX送信可能なMMRデータファイルにする。
このMMRデータファイルは前述したようにWindows(登録商標)スプーラ603からジョブ制御ポートモニタ604を経て(図6の(a))、ジョブ制御プリントサービス605に導かれる(図6の(b))。
ジョブ制御プリントサービス605はこのFAXジョブに対して行うジョブ制御の種類に応じて、FAXジョブの動作を制御する。
図6では、ジョブ制御プリントサービス605でFAXジョブは複合機デバイス607が転送可能になると送信される。(図6の(c))。
また、一般的なWindows(登録商標)プリントシステムにおいて、FAXドライバ602はアプリケーションプログラム601が生成した一連の描画コマンドを複合機デバイス650でFAX送信可能なMMRデータファイルにする。このFAXデータファイルは前述したようにWindows(登録商標)スプーラ603からWindows(登録商標)ジョブ制御ポートモニタ608を経て(図6の(d))、複合機デバイス609に転送される(図6の(e))。
<Windows(登録商標)プリントシステムと印刷ジョブの関係>
次に、図7でWindows(登録商標)が提供するプリントシステムと印刷ジョブ制御システムにおける印刷ジョブの関係と処理概要をさらに詳しく述べる。
図7に示すように、概念的には、FAXドライバ602、スプーラ603、ジョブ制御ポートモニタ604は、複合機デバイス102〜104ごとに用意されている。OSがウィンドウズ(登録商標)の場合には、これらをまとめてウィンドウズ(登録商標)プリントシステム700と称する場合もある。
ジョブ制御プリントサービス605には、複合機デバイス102〜104に対応する数のプリントキュー701、701A、701B及び出力ポート702、702A、702Bが含まれている。この出力ポートには対応する印刷装置のIPアドレス又は名前解決(DNS:Domain Name System)で使用されるネームが関連付けられている。そして、このIPアドレス又はネームに基づきジョブの送信先が特定されジョブの送信(出力)が行なわれる。なお、本実施形態では、物理的な装置である複合機デバイス単位にプリントキューを設定することとしているが、本願発明はこれに限定されるものではなく、論理プリンタ単位にプリントキューを設定してもよい。つまり、複数の複合機デバイスに対して1つの論理プリンタを設定して、その論理プリンタについて1つのプリントキューを設定しても良いし、更には、1つのプリントデバイスに対して複数の論理プリンタを設定して、その複数の論理プリンタのそれぞれに対してプリントキューを設定してもよい。
FAXジョブを複合機デバイスに転送する場合、アプリケーション601は、FAX機能を持つ複合機デバイスに対応するプリンタキューを指定して印刷指示を発行する。この印刷指示に基づいてFAXドライバ602によって生成されたFAXジョブがジョブ制御ポートモニタ604からジョブ制御プリントサービス605に渡されると、そのFAXジョブのジョブ情報(後述)は、まずプリントキュー701に保持される。そして、そのFAXジョブが複合機デバイス102に送られる。
図8は、本実施形態の外部処理装置であるところの、複合機デバイスの構成を示すブロック図である。尚、本実施例では、外部処理装置として複合機デバイスを例に説明を行うが、FAX機能を備える装置であれば、FAX装置であっても、パーソナルコンピュータであってもよく、外部処理装置としては様々なものが想定される。
複合機デバイス800は、NIC制御部801、FAX制御部802、操作パネル803、スキャナ制御部804、メインコントローラ805、プリントエンジン806、HD807を有する。図中符号808はLAN(local area network)等のネットワークであり、ネットワークを介して、ホスト101に接続されている。809は公衆回線である。
まず、FAX送信機能の動作を説明する。ホストコンピュータ20が印刷を起動すると、FAXジョブデータが作成され、NIC制御部801に送られる。NIC制御部801はFAXジョブデータを受け取って、メインコントローラ805に転送する。メインコントローラ805はFAX制御部802にFAX送信要求を行ない、FAX制御部802は公衆回線809に対して発呼を行ない、相手先との通信を確立する。次にメインコントローラ805は、画像データをFAX制御部12に送る。FAX制御部12は、FAXジョブデータを公衆回線809を介して、相手先に送信する。メインコントローラ805は、FAX送信が終了すると、FAXの通信結果をHD807に保存する。
<プリンタキュー>
図9は、プリンタキュー701で受け付けた印刷ジョブの動作を決めるプリントキュー情報901を示す図である。
ここで、プリントキュー情報901の設定内容の、プリンタ名902、ドライバ名903、デバイスIPアドレス904について説明する。
プリンタ名902は、Windows(登録商標)のプリンタオブジェクトの名前を示しており、プリンタオブジェクト毎に異なる名前であり、プリンタオブジェクトを識別することができる。
ドライバ名903は、プリンタオブジェクトに設定されているドライバの名前である。本実施例ではFAXドライバの名称が設定される。
デバイスIPアドレス904は、対応する複合機デバイス607のIPアドレスである。
プリンタキュー701で印刷ジョブを受け付けると、後述する方式によってデバイスIPアドレスに対応する複合機デバイス607にFAXジョブデータを送信する処理を行う。
<FAXジョブデータ>
図10は、FAXドライバ602で出力されたFAXジョブデータ1001の例を示す図である。
ここで、FAXジョブデータ1001の構成について説明する。ジョブヘッダ1002は、FAXジョブの複合機デバイス607における動作を決める情報が含まれており、FAXジョブ種別1004、FAX送信宛先1005、SuutenancePeriod1006、ジョブID1007等が含まれる。
FAXジョブ種別1004は、ジョブがFAXのジョブであることを示すもので、複合機デバイスはこれによりFAX送信する必要があるジョブであると判断する。
FAX送信宛先1005は、FAXデータ1003を送信する宛先ダイアルNOが含まれている。デバイスはこの情報をもとにFAX送信宛先を決定する。FAX同報送信のために複数のFAX送信宛先1005が含まれる場合もある。
SuutenancePeriod1006は、複合機デバイス807でFAX送信が完了した後にFAXジョブ情報1102を残す時間が指定されている。通常、FAXデータ1003の送信が完了するとFAXジョブ情報1102は直ぐに消えてしまうものであるが、複合機デバイス807は、SuutenancePeriodに指定されている時間を参照することにより、FAXデータ1003の送信が完了しても、複合機デバイス807のメインコントローラ805で管理しているFAXジョブリスト1101にFAXジョブ情報1102を指定された時間分残す処理を行う。
ジョブID1007は、FAXドライバ602で発行する任意のIDでジョブを識別するIDである。
ドキュメント名1008は、アプリケーション601が印刷するときに設定するFAXジョブのドキュメント名を示す。ドキュメント名1008、FAXドライバ602がFAXジョブデータ1001に設定する。
オーナ名1009は、FAXドライバ602がFAXジョブデータ1001に設定するもので、ホスト101のログインユーザ名を指定する。
ページ数1010は、FAXドライバ602がFAXジョブデータ1001に設定するもので、FAX送信宛先1005にFAX送信されるFAXデータ1003のページ数である。
FAXデータ1003は、実際にFAX送信宛先1005にFAX送信するデータを表しており、FAXプロトコルで提起されているMMR圧縮された画像データである。
<FAXジョブリスト>
図11は、複合機デバイス607のメインコントローラ805で管理する、FAXジョブ情報のリストの例を示す図である。
ここで、FAXジョブリスト1101の構成について説明する。FAXジョブリスト1101は、複合機デバイス607がFAX送信処理する、またはFAX送信処理を行っているFAXジョブデータのFAXジョブ情報1102のリストである。
FAXジョブ情報1102は、複合機デバイス807で送信するFAXジョブデータの情報テーブルの例を示す図であり、FAXジョブに関する情報が含まれている。
ここでFAXジョブ情報1102に含まれる情報について説明する。
ジョブハンドル1103は、複合機デバイス807がホスト101からFAXジョブデータ1001を受け取るとFAXジョブ毎に割当てる任意のハンドルで、複合機デバイス807でジョブを識別するのに使用される。また、ジョブハンドルはFAXログ1202の情報にも含まれるもので、ジョブハンドル1103から対応するFAXジョブのログを検索することができる。
ジョブID1104は、FAXジョブデータ1001に含まれるジョブID1007に対応しており、ホスト101からFAXジョブデータ1001を受け取ると、そのFAXジョブデータ1001に含まれるジョブID1007を参照し、FAXジョブ情報1002のジョブID1104に設定するものである。
ジョブステータス1105は、FAXジョブデータ1001のステータスを示すものである。ジョブステータス1105は、ホスト101からFAXジョブデータ1001を受け取りFAXジョブ情報1102が作成されてからから、FAXジョブ情報が削除されるまでの状態を表し、図13の様に状態が遷移する。
FAX送信宛先1106は、FAXジョブデータ1001に含まれるFAX送信宛先1005に対応しており、ホスト101からFAXジョブデータ1001を受け取ると、そのFAXジョブデータ1001に含まれるFAX送信宛先1005を参照し、FAXジョブ情報1102のFAX送信宛先1106に設定するものである。
SustenancePeriod1107は、FAXジョブデータ1001に含まれるSuutenancePeriod1006に対応しており、ホスト101からFAXジョブデータ1001を受け取ると、そのFAXジョブデータ1001に含まれるSuutenancePeriod1006を参照し、FAXジョブ情報1102のSustenancePeriod1107に設定するものである。
完了時間1108は、FAXジョブデータ1001のFAX送信が終了した時間や、エラー終了した時間を指定するものである。
ドキュメント名1109は、FAXジョブデータ1001に含まれるドキュメント名1008に対応しており、ホスト101からFAXジョブデータ1001を受け取ると、そのFAXジョブデータ1001に含まれるドキュメント名1008を参照し、FAXジョブ情報1102のドキュメント名1109に設定するものである。
オーナ名1110は、FAXジョブデータ1001に含まれるオーナ名1009に対応しており、ホスト101からFAXジョブデータ1001を受け取ると、そのFAXジョブデータ1001に含まれるオーナ名1009を参照し、FAXジョブ情報1102のオーナ名1110に設定するものである。
ページ数1111は、FAXジョブデータ1001に含まれるページ数1010に対応しており、ホスト101からFAXジョブデータ1001を受け取ると、そのFAXジョブデータ1001に含まれるページ数1010を参照し、FAXジョブ情報1102のページ数1111に設定するものである。
ファイルID1112は、ホスト101から受け取ったFAXジョブデータ1001をファイルとしてメインコントローラ805上のメモリに保持する時のファイルIDである。
<FAXログリスト>
図12は、複合機デバイス607のメインコントローラ805で管理する、FAXログ1202のリストの例を示す図である。
ここで、FAXログリスト1201の構成について説明する。
FAXログリスト1201は、複合機デバイス607がFAX送信処理を行った結果を記載するFAXログ1202のリストである。FAXログ1202は、ホスト101から受け取ったFAXジョブデータ1001のFAX送信処理の結果を示す情報が含まれる。
FAXログ1202を構成する情報について説明する。
ジョブハンドル1202は、FAXジョブ情報1102のジョブハンドル1103に対応するもので、FAX送信処理が終了した時に、対応するFAXジョブ情報1102のジョブハンドル1103を、FAXログ1202のジョブハンドル1203に設定する。
FAX宛先名1204は、FAXジョブ情報1102のFAX送信宛先1106に対応するもので、FAX送信処理が終了した時に、対応するFAXジョブ情報1102のFAX送信宛先1106を、FAXログ1202のFAX送信宛先1204に設定する。
送信結果1205は、FAX送信処理を行った結果が設定され、OKやNGなどの情報が設定される。
複合機デバイス800がFAXジョブデータ1001を受け取るとメインコントローラ805が、FAX制御部802に対して、ジョブハンドル1103とファイルID1112を指定してFAX送信指示を行う。FAX制御部802はFAX送信処理が終了すると、FAXログリスト1202に対して、FAX送信指示の時に受け取ったジョブハンドル1103、FAX送信宛先と、FAX送信宛先の夫々のFAX送信結果を設定する。
<ジョブステータス遷移>
ジョブステータスはメインコントローラ805がFAXジョブデータ1001を処理する状況を示し、図13はその遷移状態を示したものである。
複合機デバイス807は、ホスト101からFAXジョブデータ1001を受け付けると、メインコントローラ805がFAXジョブ情報1102を作成し、ジョブリスト1101に登録する。メインコントローラ805はFAXジョブ情報1102を作成するとジョブステータスを処理前1301の状態にする。
次にメインコントローラ805は受け付けたFAXジョブデータ1001の解析を開始する。この時、メインコントローラ805はジョブステータスを処理中1302の状態に変更する。
FAXジョブデータ1001の解析が終了するとコントローラは、ジョブステータスを実行前1303の状態にする。
メインコントローラ805がFAXデータ1003のFAX送信を開始すると、ジョブステータスを実行中1304の状態にする。
FAX送信処理が終了すると、メインコントローラ805は、ジョブステータスを完了1305の状態にして、ジョブ情報を削除する。
また、処理前1301、処理中1302、実行前1303、実行中1304の夫々の状態のときに、ホスト101から削除要求が来た場合などは、ジョブを削除中1306の状態にし、コントローラは夫々のステータスの状況で行っている処理を中断する。処理の中断処理が終了すると、ジョブステータスを完了1305の状態に変更し、ジョブ情報を削除する。
<ジョブ状態変化イベント>
図14は、メインコントローラ805において、FAXジョブ情報1102のジョブ状態1105が変化すると、ジョブ状態イベント1501を通知するホストの通知先アドレス1402のジョブ状態変化イベント通知先リスト1401である。
ホストからジョブ状態変化イベント通知の登録を受けると、ジョブ状態変化イベントを通知する通知先アドレス1402として該ホストのIPアドレスをジョブ状態変化イベント通知先リスト1401に登録する。
また、ホスト101からジョブ状態変化イベント通知の解除を受け付けると、ジョブ状態変化イベント通知先リスト1401から該ホストの通知先アドレス1402を削除する。
図15は、メインコントローラ805からホスト101へ通知するジョブ状態変化イベントで通知するジョブ状態変化イベント1501の例である。
ジョブハンドル1502は、FAXジョブ情報1102のジョブハンドル1103に対応しており、メインコントローラ805からホスト101へジョブ状態変化イベントを通知するときにジョブハンドル1103から取得する。
ジョブID1503は、FAXジョブ情報1102のジョブID1104に対応しており、メインコントローラ805からホスト101へジョブ状態変化イベントを通知するときにジョブID1104から取得する。
ジョブステータス1504は、FAXジョブ情報1102のジョブステータス1105に対応しており、メインコントローラ805からホスト101へジョブ状態変化イベントを通知するときにジョブステータス1105から取得する。
完了時間1505は、FAXジョブ情報1102の完了時間1108に対応しており、メインコントローラ805からホスト101へジョブ状態変化イベントを通知するときに完了時間1108から取得する。但し、完了時間1108は、FAXジョブ情報のジョブステータスが完了の状態になったときに指定されるので、それ以外の状態では0など、情報が無効である旨を示す値が設定されている。
ドキュメント名1506は、FAXジョブ情報1102のドキュメント名1109に対応しており、メインコントローラ805からホスト101へジョブ状態変化イベントを通知するときにドキュメント名1109から取得する。
オーナ名1507は、FAXジョブ情報1102のオーナ名1110に対応しており、メインコントローラ805からホスト101へジョブ状態変化イベントを通知するときにオーナ名1110から取得する。
ページ数1508は、FAXジョブ情報1102のページ数1111に対応しており、メインコントローラ805からホスト101へジョブ状態変化イベントを通知するときにページ数1111から取得する。
FAX送信結果1509は、FAXジョブ情報1102のジョブハンドル1103に対応するFAXログ1202から取得した情報で、メインコントローラ805からホスト101へジョブ状態変化イベントを通知するときにFAXジョブ情報1102のジョブハンドル1103を元にFAXログリスト1201から検索し、対応するFAXログ1202からログ情報を取得する。
<ホストで管理するジョブ情報>
図16は、ホスト101で管理するFAXジョブの情報で、FAXドライバ602によって生成されたFAXジョブがジョブ制御ポートモニタ604からジョブ制御プリントサービス605に渡されると作成されるジョブ情報である。
ジョブリスト1601は、ジョブ制御プリントサービス605で管理するジョブ情報1602のリストである。
ジョブ情報1602は、ジョブ制御プリントサービス605で管理するジョブ情報1602である。
ジョブID1604は、ジョブ情報1602を作成するときに発行されるジョブの識別子である。
ジョブハンドル1605は、メインコントローラ805で管理しているジョブハンドル1103に対応しており、ジョブ状態変化通知で通知されたり、FAXジョブリストを取得するときに設定する。
ジョブステータス1606は、メインコントローラ805で管理しているジョブステータス1105に対応しており、ジョブ状態変化通知で通知されたり、FAXジョブリストを取得するときに設定する。
ジョブ種別1607はジョブ制御プリントサービス605がFAXドライバ602からFAXジョブを受け付けるときに設定するもので、FAXジョブの場合にはFAXの種別を表す値を設定する。
ドキュメント名1608は、ジョブ制御サービス605がジョブ制御ポートモニタ604からFAXジョブを受け付けるときに設定するもので、アプリケーションプログラム601が印刷するときに決定するものである。
オーナ名1609は、ジョブ制御サービス605がジョブ制御ポートモニタ604からFAXジョブを受け付けるときに設定するもので、FAXドライバ602がFAXジョブデータを生成するときに決定するものである。
ページ数1610は、ジョブ制御サービス605がジョブ制御ポートモニタ604からFAXジョブを受け付けるときに設定するもので、FAXドライバ602がFAXジョブデータを生成するときに決定するものである。
FAX送信結果1611は、ジョブ状態変化イベント1501のFAX送信結果1509から取得する場合や、FAXログを後述する方法で取得した場合に設定するもので、FAX送信の結果を表すものである。1063はFAX同報送信の場合には、複数の送信結果が設定される。
プリンタ名1612は、FAXジョブを受け取ったジョブ制御ポートモニタ604に対応するプリンタキュー701のプリンタ名902が設定される。
ジョブ制御ポートモニタ604から受け取ったFAXジョブのFAXジョブデータ1001のファイルパスを指定する。
<ジョブの受け付け>
図17は、ジョブ制御サービス605がジョブ制御ポートモニタ604からFAXジョブを受け取った後、そのFAXジョブを、複合機デバイスへ転送するスケジュールの対象とするまでの処理の流れの例を示す図である。
ジョブ制御サービス605がジョブ制御ポートモニタ604からFAXジョブを受け取ると、ジョブ制御ポートモニタ604に対応するプリンタキュー701において以下の処理を開始する。
ステップS1701では、ジョブ制御ポートモニタ604からFAXジョブを受けとると、図7で示したように、ジョブ制御ポートモニタ604に対応するプリンタキュー701でFAXジョブを受け付ける。
ステップS1702では、プリンタキュー701でFAXジョブを受け付けるとジョブ情報1602を作成し、ジョブ情報1602の各情報に以下のように値を設定する。
ジョブID1604には任意のジョブの識別子を設定し、ジョブ種別1607はFAXドライバ602からジョブを受け付けるためFAXの種別を表す値を設定し、ドキュメント名1608は、ジョブ制御ポートモニタ604から指定されたドキュメント名を設定し、オーナ名1609はOSのログイン名を設定し、ジョブ制御ポートモニタ604がOSから取得するジョブの情報より参照した値を、ジョブ制御サービス605に通知する値を設定する。
ステップS1702では、作成したFAXジョブを、複合機デバイスへ転送するスケジュールの対象とするために、出力ポート702に対して、スケジュール要求の通知を発行する。
図18は、出力ポート702の処理の説明であり、プリンタキュー701からFAXジョブのスケジュール要求を受け取ったところから、FAXジョブのスケジュールUPを発行するまでの処理について説明している。
ステップS1801では、ジョブ制御サービス605において通知が発生すると、どのような通知であるかの判定を行う。
ジョブ送信完了通知は、出力ポート702が、複合機デバイス607にFAXジョブ送信したことを通知するものである。ジョブ完了通知は、複合機デバイス607においてFAXジョブが完了したことを通知するものである。ジョブ削除通知は、ユーザなどによって、FAXジョブが削除されたことを通知するものである。スケジュール要求通知は、ジョブを送信する準備ができたために、ジョブをスケジュール対象とする要求の通知である。
ステップS1801において、発生した通知が、ジョブ削除、ジョブ完了、ジョブ送信完了、スケジュール要求であれば、ステップS1802に処理を移行する。前記の通知でなければ、次の通知が発生するかを待機する。
ステップS1802では、送信対象のジョブがあるかどうかを確認する。これは、出力ポート702にジョブ情報があるかどうかで確認する。ステップS1703では、FAXジョブの要求が発生しているので、ジョブがあると判定し、ステップS1803に移行する。出力ポート702にジョブ情報がなければ、ステップS1801に処理を移行し、次の通知が発生するのを待機する。
ステップS1803において、デバイス情報コントロールモジュール606から複合機デバイス607の状態の取得を行う。
ステップS1804では、ステップS1803で取得した複合機デバイス607の状態により、複合機デバイス607にFAXジョブを転送可能かどうかを判断する。複合機デバイス607が電源断など複合機デバイス607がFAXジョブデータを受け付けられないような状況であれば、ステップS1801に処理を移行し、次の通知が発生するのを待機する。複合機デバイス607がFAXジョブデータを受け付けられるようであれば、ステップS1805に処理を移行する。
ステップS1805にておい、複合機デバイス607に、複合機デバイス607で管理されている、ジョブの状態変化イベントの登録を行っているかを確認する。ジョブの状態変化イベントの登録を行っていなければ、ステップ1806において、複合機デバイス607に対してジョブの状態変化イベントの登録を行う。既にジョブの状態変化イベントの登録を行っていれば、ステップS1807に処理を移行する。
複合機デバイス608に対してジョブの状態変化イベントの登録を行うと、複合機デバイスにおいて、1401のジョブ状態変化イベント通知リストに、ホストの通知先アドレス1402であるIPアドレスが登録される。
ステップS1807において、複合機デバイス607で管理しているFAXジョブリスト1101を定期的に取得する間隔のためのジョブリスト取得タイマを設定する。
ステップS1808において、FAXジョブデータ1001のジョブヘッダ1002のSustenancePeriod1006に、複合機デバイス608においてFAXジョブが完了してもFAXジョブ情報1102を残す時間を設定する。
SustenancePeriodの時間は、ステップS1807で設定した、ジョブリスト取得タイマより長い時間を設定しておくことで、ステップS2007において、複合機デバイス608のジョブリスト1101からジョブ情報1102のジョブステータス1105が完了になってからジョブ情報1102が削除される前に確実にジョブ情報1102を取得することが可能となる。そのため、ジョブ情報1102に設定されているジョブハンドル1103が取得できる。その結果、ジョブハンドル1103によって、ジョブ情報1102が削除された後であっても、FAXログ1501からFAXジョブに対応するFAX送信結果1202が取得することが可能となる。
ステップS1809では、ジョブの複合機デバイス608へ転送するための通知である、スケジュールアップの通知を発行する。スケジュールアップの発行では、該FAXジョブに対応するジョブ情報1602のジョブID1604の情報が含まれる。スケジュールアップを発行後は、ステップS1801に処理を移行し、次の通知が発生するのを待機する。
図19は、出力ポート702の処理の説明であり、ジョブを送信するスケジュールアップの通知を受け取ってから、FAXジョブデータの転送終了を通知するまでの処理の流れを示す。
ステップS1901では、ステップS1809において発行されたスケジュールアップの通知を待機して、スケジュールアップの通知を受け付けると、ステップS1902に処理を移行する。
ステップS1902において、受け付けたスケジュールアップに指定されているジョブIDから送信するFAXジョブの情報をジョブリスト1601から取得し、ファイルパス1612に指定されたFAXジョブデータ1001を、デバイスIPアドレス904の複合機デバイス607に転送する。
ステップS1903では、FAXジョブデータ1001の転送が終了した通知を発行する。その後、ステップS1901に移行し、スケジュールアップの通知を待機する。
図20は、出力ポート702における、複合機デバイス608で管理されているFAXジョブデータの監視を行う処理の流れを示すフローチャートである。
通信状況が悪く、複合機デバイス101からの通知であるジョブ状態変化イベント1501がホスト1010に到達しない場合であっても、複合機デバイス101から確実にFAX送信結果を取得することができる処理について説明する。
ステップS2001では、複合機デバイス608から通知されるジョブ状態変化イベントとステップS1807で設定されたジョブリスト取得タイマの通知を待つ処理を行っている。
複合機デバイス608からジョブ状態変化イベント1501が通知されると、ステップS2002に処理を移行し、ジョブ状態変化イベント1501から必要な情報を取得し、ジョブ情報1602に設定する。
通知されたジョブ状態変化イベント1501のジョブID1503より、ジョブリスト1601から対応するジョブ情報1602を検索する。見つけ出したジョブ情報1602に対して、ジョブ状態変化イベント1501から情報を取得し、ジョブハンドル1606、ジョブステータス1606の情報を設定する。
ステップS2001において、ジョブリスト取得タイマが通知されると、ステップS2007に処理を移行し、複合機デバイス608からジョブリスト1101を取得し、ステップS2002において、取得したジョブリスト1101の各ジョブのジョブ情報情報1602のジョブID1604より、ジョブ制御サービスで管理しているジョブリスト1601から対応するジョブ情報1602があるか確認し、対応するジョブがあれば、ジョブ情報情報1602のジョブハンドル1103、ジョブステータス1105を取得し、ジョブリスト110のジョブ情報1602のジョブハンドル1606、ジョブステータス1606に設定する。
次にステップS2003において、ジョブ情報1602のジョブ種別1607よりFAXジョブであるかを確認し、FAXジョブであれば、ステップS2004に処理を移行する。
次に、ステップS2004において、ジョブ状態1606の状態が、完了であるかを確認する。完了の状態であれば、ステップS2005に処理を移行する。完了でなければ、ステップS2001に処理を移行し、ジョブ状態変化イベントとジョブリスト取得タイマの通知を待つ処理を行う。
ステップS2013ステップS2001で、ジョブ状態変化イベントまたはジョブリスト取得タイマの通知を受けたかで処理が分かれる。ジョブリスト取得タイマの通知であれば、ステップS2005に処理を移行する。ジョブ状態変化イベントであれば、ステップS2014に処理を移行する。
ステップS2014では、ジョブ状態変化イベント1501のFAX送信結果1509をジョブ情報1603のFAX送信結果1611に設定する。
ステップS2005では、ジョブ情報1602のジョブハンドル1605に対応するFAXログ1202を複合機デバイス608のFAXログリスト1201より取得する。
通常、複合機デバイスでは、ジョブの状態が完了になれば、直ちにジョブ情報1102は削除されるが、SustenancePeriod1107が設定されているため、指定された時間、ジョブ情報が残ることになる。この処理により、例えば、通信状況が悪く、ジョブ状態変化イベント1501がホスト1010に到達しない場合であっても、ステップS2007、ステップ2002で複合機デバイス101のジョブ情報1102のFAXジョブハンドル1103を取得でき、その結果、複合機デバイス101のジョブ情報1102が削除されても、FAXログ1202からFAX送信結果が取得できる。
ステップ2006において、取得したFAX送信結果(FAX送信宛先1204、送信結果1205)をジョブ情報1603のFAX送信結果1611に設定する。
次に、ステップS2008においてFAXジョブが完了したと認識したため、FAXログの結果ログを出力したり、FAXジョブが完了したことの通知を行う。この際、ジョブ情報1601の情報やFAX送信結果1611の情報を使用する。
次に、ステップS2009において、ジョブに関する処理が終了したため、対応するジョブ情報1602をジョブリスト1601から削除し、ファイルパス1612のファイルを削除する。
次に、ステップS2010において、ジョブリスト1601にジョブ情報1602があるかどうかを確認し、ジョブ情報1602があれば、ステップS2001に処理を移行し、ジョブ状態変化イベントとジョブリスト取得タイマの通知を待つ処理を行う。
ステップS2010において、ジョブリスト1601にジョブ情報1602がなければ、ステップS2011に処理を移行する。
ステップS2011では、複合機デバイスに登録したジョブ状態変化イベントの登録を解除する。イベントの登録解除を行うと、イベント通知先リスト1401から、通知先アドレス1402が削除される。
ステップS2012では、ステップS1807で設定されたジョブリスト取得タイマの解除を行って処理を終了する。
このように本実施例では、FAXの通信終了のタイミングでホストに通知するイベント型の通知の方式において、ホストと複合機デバイス間のネットワークの環境や状況によって正確にFAXの通信結果を通知できないことや、FAX同報送信合などでホストにFAX通信結果を通知する場合に大量の情報を複数回のイベント型の通知方式が発生するため、複合機デバイスからホストに正常に通知することができない事態や、複合機デバイスの仕組み上、FAXジョブを管理するコンポーネントとFAX送信を行うコンポーネントが分かれている状況、及び、FAXの送信が終了すると、複合機デバイス上からFAXジョブが削除されてしまう状況、及び、FAX送信結果が、FAXの送信が終了したタイミングで記載されるという状況により、FAXジョブとFAX通信結果の関連を検知するのが困難である場合であっても、ホスト側で管理するFAXジョブと、FAX通信結果を確実に管理することができる。
本発明の印刷システムの構成を示すブロック図である。 図1に示したホストの構成を説明するブロック図である。 図2に示したRAM202のメモリマップの一例を示す図である。 図2に示したFD204のメモリマップの一例を示す図である。 図2に示したFDドライブ203に対して挿入されるFD204との関係を示す図である。 アプリケーションから発行された印刷ジョブの処理を示す図である。 Windows(登録商標)が提供するプリントスプーラとジョブ制御サービスにおける印刷ジョブの関係を示す図である。 図1に示した複合機デバイスの構成を説明するブロック図である。 プリンタキュー情報を示す図である。 FAXジョブデータを示す図である。 複合機デバイスで管理しているFAXジョブリストを示す図である。 複合機デバイスで管理しているFAXログリストを示す図である。 複合機デバイスにおけるFAXジョブの状態遷移を示す図である。 複合機デバイスにおけるジョブ状態変化イベントを通知する宛先のリストを示す図である。 複合機デバイスからホストに通知するジョブ状態変化イベントを示す図である。 ホストにおけるジョブリストを示す図である。 ジョブ制御サービスがジョブ制御ポートモニタからFAXジョブを受け取ってからFAXジョブを複合機デバイスへ転送するスケジュールの対象とするまでの処理の流れを示す図である。 プリンタキューからFAXジョブのスケジュール要求を受け取り、FAXジョブのスケジュールUPを発行するまでの処理の流れについて示す図である。 スケジュールアップの通知を受け取ってから、FAXジョブデータの転送終了を通知するまでの処理の流れを示す図である。 複合機デバイスで管理されているFAXジョブデータの監視を行う処理の流れを示す図である。

Claims (2)

  1. 複数の外部処理装置に対してジョブデータを転送する転送手段と、複数の前記外部処理装置を監視する監視手段とを備えた情報処理装置において、
    前記複数の外部処理装置でFAX送信するためのFAXデータを転送するためのFAXジョブを管理する構成を有し、前記外部処理装置においてFAXジョブとFAX送信結果を別々に管理している場合に、FAXジョブとFAX送信結果を関連付け管理することにより、前記外部処理装置のFAXジョブ情報が無くなってもFAX送信結果を取得する取得手段を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記外部処理装置はFAX機能を備えた画像形成装置であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
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