JP2005333168A - 受信機 - Google Patents

受信機 Download PDF

Info

Publication number
JP2005333168A
JP2005333168A JP2004147098A JP2004147098A JP2005333168A JP 2005333168 A JP2005333168 A JP 2005333168A JP 2004147098 A JP2004147098 A JP 2004147098A JP 2004147098 A JP2004147098 A JP 2004147098A JP 2005333168 A JP2005333168 A JP 2005333168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
broadcast
broadcast signal
signal
frequency
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004147098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4302576B2 (ja
Inventor
Keita Ebe
圭太 江部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP2004147098A priority Critical patent/JP4302576B2/ja
Publication of JP2005333168A publication Critical patent/JP2005333168A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4302576B2 publication Critical patent/JP4302576B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

【課題】 周波数掃引時の違和感を低減することができる「受信機」を提供すること。
【解決手段】 チューナ部10、アナログ放送デコーダ20、デジタル放送デコーダ40、メモリ50等によって、設定された同調周波数の放送信号を受信して一旦蓄積した後その蓄積データを読み出してこの放送信号に対応する放送内容を出力する。制御部70は、チューナ部10内のSメータ12から出力されるSメータ信号を監視しており、同調周波数を掃引したときに信号レベルが閾値以上となる放送信号を検出する。この周波数掃引時に、メモリ50から読み出した蓄積データを用いた放送内容の出力動作が継続される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、同調周波数を一方向に掃引して放送波の検出を行うシーク機能を有する受信機に関する。
従来から、利用者によってUP/DOWNキーが押下されたときに同調周波数を一方向に掃引して隣接放送局を検出するオートチューニング機能を有する受信機が知られている。また、このような受信機の中には、オートチューニング動作中にCD(コンパクトディスク)の再生ユニットに音源切り替えを行ってCDの再生音を出力しながらオートチューニング動作を継続する受信機がある(例えば、特許文献1参照。)。この受信機では、周波数掃引が3周目になったときに音源切り替えが行われる。
特開平8−23289号公報(第3−7頁、図1−5)
ところで、上述した特許文献1に開示された受信機では、隣接放送局が検出されなかったときに1周目および2周目のオートチューニング動作時の無音状態が維持されるため、それまで出力されたラジオ音声の出力が突然中断した後比較的長い時間無音状態が続くことになり、違和感があるという問題があった。また、3周目のオートチューニング動作時にはCDの再生ユニットに音源切り替えがなされるが、音源切り替え後の3周目のオートチューニング動作において隣接放送局が検出された場合には一旦CDの再生音が出力された後ラジオ音声に再び切り替わることになるため、短い時間間隔でラジオ音声、CDの再生音、ラジオ音声の順番で出力内容が切り替わることになり、これを聴取している利用者にとっては違和感がさらに増大することになる。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、周波数掃引時の違和感を低減することができる受信機を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の受信機は、設定された同調周波数の放送信号を受信してメモリに一旦蓄積した後その蓄積データを読み出して放送信号に対応する放送内容を出力する受信手段と、同調周波数を掃引して信号レベルが閾値以上の放送信号を検出する放送信号検出手段とを備え、放送信号検出手段による周波数掃引時に、メモリから読み出した蓄積データを用いた放送内容の出力動作を継続している。これにより、同調周波数を掃引して他の放送信号を探している間、それ以前に受信していた放送内容の出力が継続されるため、無音状態が続くことを防止することができるとともに突然に他の音楽ソースの出力音に切り替わることもないため、周波数掃引時の違和感を低減することができる。
また、上述した放送信号検出手段は、信号レベルが閾値以上の放送信号を検出したときに同調周波数の掃引を停止することが望ましい。これにより、シーク機能を使ったオートチューニング時に発生する無音状態をなくすことができる。
また、上述した放送信号検出手段は、受信周波数帯域を一巡した後に同調周波数の掃引を停止することが望ましい。これにより、受信周波数帯域内で同調周波数を一巡させて受信可能な放送信号を検出するオートメモリ時に発生する無音状態をなくすことができる。
また、上述したメモリの容量は、同調周波数が受信周波数帯域を一巡する時間に蓄積される放送信号の蓄積データのデータ量以上を有することが望ましい。これにより、現在受信中の放送信号に隣接する放送信号がない場合であって周波数掃引が一巡する場合であっても確実に無音状態をなくすことができる。
また、上述した受信手段は、同一の同調周波数に対応して同一の放送内容を所定の時間差を設けて送信された2種類の放送信号を受信するとともに、これら2種類の放送信号の内の送信タイミングが早い放送信号に対応してメモリが設けられていることが望ましい。このような放送形態に対応する受信機においてはメモリを追加する必要がないため、追加部品を減らすことによる受信機の簡素化およびこれに伴うコスト低減が可能になる。
また、上述した2種類の放送信号は、送信タイミングが早い一方がデジタル変調された第1の放送信号であり、他方がアナログ変調された第2の放送信号であり、受信手段は、これら2種類の放送信号の両方について放送内容の出力が可能であるときには、第1の放送信号に対応する放送内容の出力を行うことが望ましい。これにより、通常動作時および周波数掃引時の両方において、音質が良好なデジタル変調された放送信号に基づく放送内容の出力が可能になる。
以下、本発明を適用した一実施形態のラジオ受信機について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、一実施形態のラジオ受信機の構成を示す図である。図1に示すラジオ受信機は、チューナ部10、アナログ放送デコーダ20、デジタル放送デコーダ40、メモリ50、アンプ60、スピーカ62、制御部70、操作部72を含んで構成されている。このラジオ受信機は、FMイン・バンド・オン・チャンネル(IBOC)デジタル音声放送(DAB)のための変調フォーマットを有する放送信号を送受信する放送システム(IBOC放送システム)に適用されるものである。
チューナ部10は、アンテナ80に到達した各種の放送信号の中から所定周波数成分のみを抽出し、所定周波数帯域を有するIF(中間周波)信号に変換して出力する。例えば、チューナ部10は、高周波増幅器、ミキサ回路、局部発振器、IF増幅器、IFフィルタ等を含んで構成されており、放送信号の中から受信対象となる所定周波数成分のみが抽出され、周波数変換がなされた後のIF信号が出力される。
また、チューナ部10は、IF信号に対応する放送信号の受信電界強度(受信状態)を検出するSメータ(シグナルメータ)12を有している。Sメータ12は、例えばIF信号をLPF(ローパスフィルタ)に通してAM検波することにより、受信電界強度に応じた電圧レベルを有するSメータ信号を出力する。
図2は、IBOC放送システムに用いられる放送信号の周波数割り当てを示す図であり、チューナ部10から出力される一の放送チャンネルに対応するIF信号の出力スペクトル密度が示されている。図2の横軸には、放送信号の周波数がIF信号の中心周波数を0として示されている。図2に示すように、本実施形態の放送信号には、中心周波数からずれるにしたがって所定の勾配でスペクトル密度が低下する信号成分(第1の搬送波信号)としてのアナログFM放送信号と、このアナログFM放送信号の両側、すなわち上側波帯と下側波帯として配置された信号成分(第2の搬送波信号)としてのデジタル放送信号とが含まれている。
アナログFM放送信号は、音声信号をFM変調(周波数変調)することにより生成された放送信号である。デジタル放送信号は、音声信号をデジタル変調することにより生成された放送信号である。また、これらのアナログFM放送信号とデジタル放送信号は同じ音声信号に対して変調処理を行って生成されるが、放送局側では、アナログFM放送信号に対して所定の遅延量(例えば4秒程度)を与えた後に送信されており、同じ内容に対応するアナログFM放送信号がデジタル放送信号に対してこの遅延量分遅れて受信される。
アナログ放送デコーダ20は、チューナ部10から出力されるIF信号に含まれるアナログFM放送信号に基づいて所定の復調処理を行って音声データを再生、出力する。また、デジタル放送デコーダ40は、チューナ部10から出力されるIF信号に含まれるデジタル放送信号に基づいて所定の復調処理を行って音声データを再生、出力する。デジタル放送デコーダ40から出力される復調処理後の音声データは、一旦メモリ50に蓄積された後に読み出され、アナログ放送デコーダ20に入力される。このメモリ50の容量は、同調周波数が受信周波数帯域を一巡する時間に蓄積される放送信号の音声データのデータ量以上となるように設定されている。
本実施形態では、アナログ放送デコーダ20には、アナログ放送デコーダ20自身を用いて再生された音声データとデジタル放送デコーダ40を用いて再生された音声データ(メモリ50から読み出された蓄積データ)とを切り替える機能が備わっている。通常は、音質が良好なデジタル音声データが選択され、デジタル音声データの選択が不可能な場合にアナログ音声データが代わりに選択される。このような切替処理を行うために、デジタル放送デコーダ40から出力された音声データは、メモリ50に蓄積された後、一旦アナログ放送デコーダ20に入力される。
デジタル放送デコーダ40は、デジタル放送デコード処理部42を備えている。デジタル放送デコード処理部42は、入力されるIF信号に含まれるデジタル放送信号を抽出した後、所定のデジタル復調処理を行って音声データを出力する。
また、図1に示すように、アナログ放送デコーダ20は、アナログ−デジタル変換器(A/D)21、バンドパスフィルタ(BPF)22、検波回路23、ノイズキャンセラ(NC)24、ステレオ復調回路25、ソフトミュート回路26、切替スイッチ27、デジタル−アナログ変換器(D/A)28を備えている。
アナログ−デジタル変換器21は、チューナ部10から入力されるIF信号を所定周波数でサンプリングしてデジタルデータ(IFデータ)に変換する。バンドパスフィルタ22は、IFデータの中心周波数(例えば、10.7MHz)に対して所定の帯域に含まれる成分を抽出する。本実施形態では、2種類の帯域(狭帯域と広帯域)を選択的に設定することができる。検波回路23は、バンドパスフィルタ22を通過した後のIFデータに対して所定のFM検波処理を行う。ノイズキャンセラ24は、FM検波後のステレオ複合データに含まれるノイズ成分を除去する。
ステレオ復調回路25は、ステレオ複合データに含まれるLデータとRデータとを分離する処理を行う。このステレオ復調回路25には、セパレーションコントロール回路とハイカット回路が含まれている。セパレーションコントロール回路は、受信電界強度が低下したときにLデータとRデータとを混合するブレンド処理や、さらに受信電界強度が低下したときにステレオ再生をモノラル再生に変更する処理を行う。ハイカット回路は、受信電界強度が低下して高域のノイズ成分が増加したときにこの高域成分を除去するハイカット処理を行う。ソフトミュート回路26は、さらに受信電界強度が低下してノイズ成分が増加すると、出力レベルを減衰させるソフトミュート処理を行う。
切替スイッチ27は、ソフトミュート回路26から出力されるアナログ再生による音声データと、メモリ50を介して入力されるデジタル再生による音声データのいずれかを選択して出力する。通常は、切替スイッチ27ではデジタル再生による音声データが選択されて出力されているが、一時的にデジタル再生が不可能になった場合や受信電界強度が極端に低下してビットエラーが所定値を越えて増加したためにデジタル再生が困難になった場合等には、アナログ再生による音声データが選択されて出力される。デジタル−アナログ変換器28は、切替スイッチ27から出力される音声データをアナログの音声信号に変換して出力する。
また、図1に示すアンプ60は、アナログ放送デコーダ20内のデジタル−アナログ変換器28から出力される音声信号を増幅し、スピーカ62を駆動する。なお、図1では、1個のスピーカ62が図示されているが、実際にはステレオ音声信号用に2個以上のスピーカが備わっている。
制御部70は、ラジオ受信機の全体を制御する。例えば、操作部72を用いて利用者による各種の指示操作が行われた場合には、制御部70は、その操作内容に応じた制御動作を行う。これにより、所望の放送局に割り当てられた周波数に同調周波数をあわせる選局動作や、音量あるいは音質等の調整動作が行われる。特に、本実施形態では、制御部70は、操作部72に備わったUPキーあるいはDOWNキーが押下されると、現在設定されている同調周波数を高い方あるいは低い方に、次に受信可能な放送局の放送信号が検出されるまでスキャン(掃引)するオートチューニング処理の制御を行う。
チューナ部10、アナログ放送デコーダ20、デジタル放送デコーダ40、メモリ50、アンプ60、スピーカ62が受信手段に、Sメータ12、制御部70が放送信号検出手段にそれぞれ対応する。
図3は、本実施形態のラジオ受信機におけるオートチューニング処理の動作手順を示す流れ図であり、いずれかの放送局の放送信号を受信中に操作部72のUPキーあるいはDOWNキーが押下されたときに行われるオートチューニング動作手順が示されている。
本実施形態のラジオ受信機を用いていずれかの放送局の放送信号を受信中に、制御部70は、操作部72に備わったUPキーあるいはDOWNキーが押下されたか否かを判定する(ステップ100)。これらのキーが押下されない場合には否定判断が行われ、この判定が繰り返される。また、UPキーあるいはDOWNキーのいずれかが押下されるとステップ100の判定において肯定判断が行われ、次に、制御部70は、チューナ部10に指示を送り、同調周波数を一方向に(UPキーが押下された場合には周波数を上げる方向に、DOWNキーが押下された場合には周波数を下げる方向に)スキャンする動作が開始される(ステップ101)。
また、制御部70は、スキャン動作開始後も切替スイッチ27の接続状態を維持する制御を行い、メモリ50から読み出された受信データをデジタル−アナログ変換器28に向けて出力する。これにより、この読み出した受信データを用いた受信信号の再生動作、すなわち、スキャン動作開始前に受信していた放送波の放送信号に対応する再生動作が継続される(ステップ102)。
上述したスキャン動作、放送信号の再生動作と並行して、制御部70は、Sメータ12から出力されるSメータ信号の信号レベルを監視し、この信号レベルがあらかじめ設定された閾値以上となっている隣接放送局を検出したか否かを判定する(ステップ103)。検出していない場合には否定判断が行われ、次に、制御部70は、スキャン中の同調周波数が受信周波数帯域を一巡したか否かを判定する(ステップ104)。例えば、UPキーが押下されて周波数が高い方向にスキャン動作が行われている場合には、上限周波数に達したときに、新たに下限周波数からスキャン動作を再開し、スキャン動作開始前の同調周波数に達したときに一巡したものとする。同様に、DOWNキーが押下されて周波数が低い方向にスキャン動作が行われている場合には、下限周波数に達したときに、新たに上限周波数からスキャン動作を再開し、スキャン動作開始前の同調周波数に達したときに一巡したものとする。なお、このようなスキャン動作は一例であって、スキャン動作中に上限周波数に達したときにこの上限周波数から低い方向にスキャン動作を継続し、さらに下限周波数に達したときにこの下限周波数から高い方向にスキャン動作を継続して、スキャン動作開始前の同調周波数に再度戻ったときに一巡したものとしてもよい。スキャン中の同調周波数が受信周波数帯域を一巡していない場合にはステップ104の判定において否定判断が行われ、ステップ102に戻ってメモリ50から読み出した受信データを用いた再生動作以降が繰り返される。
また、スキャン中の同調周波数が受信周波数帯域を一巡した場合にはステップ104の判定において肯定判断が行われ、制御部70は、所定の通知、例えば現在再生動作中の放送局以外に放送局が存在しないことを音や表示を用いて通知する(ステップ105)。
また、スキャン動作中に隣接放送局の放送信号が検出された場合にはステップ103の判定において肯定判断が行われ、次に、制御部70は、検出された隣接放送局の放送信号を受信する設定をチューナ部10に対して行うとともに、デジタル放送デコーダ40に対して隣接放送局の放送信号に対応する再生処理の開始を指示する。以後、新たな放送局に対応する受信処理が行われる(ステップ106)。
このように、本実施形態のラジオ受信機では、同調周波数をスキャンして他の放送信号を探している間、それ以前に受信していた放送内容の出力が継続されるため、無音状態が続くことを防止することができるとともに、スキャン時に突然に他の音楽ソースの出力音に切り替わることもないため、周波数スキャン時の違和感を低減することができる。特に、信号レベルが閾値以上の放送信号を検出したときに同調周波数のスキャンを停止することにより、オートチューニング時に発生する無音状態をなくすことができる。
また、メモリ50の容量を、同調周波数が受信周波数帯域を一巡する時間に蓄積される放送信号の蓄積データのデータ量以上に設定することにより、現在受信中の放送信号に隣接する放送信号がない場合であって周波数掃引が一巡する場合であっても確実に無音状態をなくすことができる。
また、本実施形態のラジオ受信機では、同一の同調周波数に対応して同一の放送内容を所定の時間差を設けて送信された2種類の放送信号を受信するとともに、これら2種類の放送信号の内の送信タイミングが早い放送信号に対応してメモリ50が設けられている。このような放送形態に対応するラジオ受信機に従来から備わったメモリ50以外に新たにメモリを追加する必要がないため、追加部品を減らすことによる受信機の簡素化およびこれに伴うコスト低減が可能になる。特に、これら2種類の放送信号は、送信タイミングが早い一方がデジタル変調された放送信号であり、他方がアナログ変調された放送信号であって、これら2種類の放送信号の両方について放送内容の出力が可能であるときには、デジタル変調された放送信号に対応する放送内容の出力を行うことにより、通常動作時および周波数掃引時の両方において、音質が良好なデジタル変調された放送信号に基づく放送内容の出力が可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。上述した実施形態では、IBOCデジタル音声放送に対応したラジオ受信機について説明したが、一の同調周波数に対応して1種類の音声信号のみが含まれるような放送形態に対応する受信機について本発明を適用するようにしてもよい。この場合には、放送信号に対応する受信データを一旦メモリに格納した後に読み出して再生動作を行い、同調周波数のスキャン時にこのメモリからの受信データの読み出しを継続的に行うようにすればよい。
また、上述した実施形態では、同調周波数を一方向にスキャンしていって最初に信号レベルが閾値以上の放送信号を検出したときにこのスキャン動作を停止するオートチューニング動作について説明したが、同調周波数のスキャンが一巡するまでスキャン動作を継続して受信周波数帯域内に含まれる信号レベルが閾値以上の一あるいは複数の放送局を検出してメモリに登録するオートメモリ動作に本発明を適用してもよい。すなわち、利用者によって操作部72のオートメモリ(オートM)キーが押下されたときに、制御部70は、同調周波数を一巡するまでスキャンし、このスキャン動作が終了するまで、メモリ50から読み出した受信データを用いた再生動作を行うようにしてもよい。これにより、受信周波数帯域内で同調周波数を一巡させて受信可能な放送信号を検出するオートメモリ時に発生する無音状態をなくすことができる。
一実施形態のラジオ受信機の構成を示す図である。 IBOC放送システムに用いられる放送信号の周波数割り当てを示す図である。 本実施形態のラジオ受信機におけるオートチューニング処理の動作手順を示す流れ図である。
符号の説明
10 チューナ部
12 Sメータ
20 アナログ放送デコーダ
27 切替スイッチ
28 デジタル−アナログ変換器(D/A)
40 デジタル放送デコーダ
42 デジタル放送デコード処理部
50 メモリ
60 アンプ
62 スピーカ
70 制御部
72 操作部

Claims (6)

  1. 設定された同調周波数の放送信号を受信してメモリに一旦蓄積した後その蓄積データを読み出して前記放送信号に対応する放送内容を出力する受信手段と、
    前記同調周波数を掃引して信号レベルが閾値以上の放送信号を検出する放送信号検出手段と、
    を備え、前記放送信号検出手段による周波数掃引時に、前記メモリから読み出した前記蓄積データを用いた前記放送内容の出力動作を継続することを特徴とする受信機。
  2. 請求項1において、
    前記放送信号検出手段は、信号レベルが閾値以上の放送信号を検出したときに前記同調周波数の掃引を停止することを特徴とする受信機。
  3. 請求項1において、
    前記放送信号検出手段は、受信周波数帯域を一巡した後に前記同調周波数の掃引を停止することを特徴とする受信機。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記メモリの容量は、同調周波数が受信周波数帯域を一巡する時間に蓄積される前記放送信号の蓄積データのデータ量以上を有することを特徴とする受信機。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    前記受信手段は、同一の同調周波数に対応して同一の放送内容を所定の時間差を設けて送信された2種類の放送信号を受信するとともに、これら2種類の放送信号の内の送信タイミングが早い放送信号に対応して前記メモリが設けられていることを特徴とする受信機。
  6. 請求項5において、
    前記2種類の放送信号は、送信タイミングが早い一方がデジタル変調された第1の放送信号であり、他方がアナログ変調された第2の放送信号であり、
    前記受信手段は、これら2種類の放送信号の両方について放送内容の出力が可能であるときには、前記第1の放送信号に対応する放送内容の出力を行うことを特徴とする受信機。
JP2004147098A 2004-05-18 2004-05-18 受信機 Expired - Fee Related JP4302576B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004147098A JP4302576B2 (ja) 2004-05-18 2004-05-18 受信機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004147098A JP4302576B2 (ja) 2004-05-18 2004-05-18 受信機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005333168A true JP2005333168A (ja) 2005-12-02
JP4302576B2 JP4302576B2 (ja) 2009-07-29

Family

ID=35487555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004147098A Expired - Fee Related JP4302576B2 (ja) 2004-05-18 2004-05-18 受信機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4302576B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009040940A1 (ja) * 2007-09-28 2009-04-02 Pioneer Corporation 放送受信装置、放送識別方法、放送識別プログラム及びその記録媒体
JP2014131097A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Alpine Electronics Inc 放送受信装置及び放送受信方法
JP2018082350A (ja) * 2016-11-17 2018-05-24 アルパイン株式会社 放送受信装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009040940A1 (ja) * 2007-09-28 2009-04-02 Pioneer Corporation 放送受信装置、放送識別方法、放送識別プログラム及びその記録媒体
JPWO2009040940A1 (ja) * 2007-09-28 2011-01-13 パイオニア株式会社 放送受信装置、放送識別方法、放送識別プログラム及びその記録媒体
US8103230B2 (en) 2007-09-28 2012-01-24 Pioneer Corporation Broadcasting receiver, broadcasting identification method, broadcasting identification program, and recording medium therefor
JP2014131097A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Alpine Electronics Inc 放送受信装置及び放送受信方法
JP2018082350A (ja) * 2016-11-17 2018-05-24 アルパイン株式会社 放送受信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4302576B2 (ja) 2009-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4133604B2 (ja) ラジオ受信機
JPH07106989A (ja) 受信装置
JP3360399B2 (ja) デジタル音声放送受信装置
JP2004349805A (ja) Iboc放送受信機
US7577410B2 (en) Audio apparatus
JP2014072678A (ja) 受信装置、及び、受信制御方法
JP4302576B2 (ja) 受信機
JP2010136183A (ja) ラジオ受信装置
JP2008017292A (ja) ラジオ放送受信装置およびラジオ放送の自動選局装置
KR100490258B1 (ko) 디지털 오디오 방송 수신기와 그의 동작방법
JP4918020B2 (ja) 放送受信機、および放送受信方法
JP4076912B2 (ja) Iboc放送受信機
JP4072822B2 (ja) アナログ/デジタル混在放送受信機のキャプチャ処理装置およびキャプチャ処理方法
KR100478413B1 (ko) 오디오신호의기록및재생장치
JP4401837B2 (ja) 放送受信機及び受信切り替え方法
JP4312652B2 (ja) ラジオ受信機
JP2005005818A (ja) ラジオ受信機
JPH10190499A (ja) 選局システム
JP3663126B2 (ja) デジタル放送受信機
KR950003463B1 (ko) 교통정보 수신장치 및 수신방법
JP2014204189A (ja) 放送受信装置及び放送受信方法
KR100343708B1 (ko) 티브이씨알의 음성 수신 장치 및 그의 제어 방법
JP2020010373A (ja) 放送受信装置及び放送受信方法
JP2007267276A (ja) 放送受信装置
JP2005269547A (ja) 受信機及び音響機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090421

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090422

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4302576

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130501

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130501

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140501

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees