JP2005332975A - 回路基板 - Google Patents

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Tetsuya Tsumura
哲也 津村
Kyuzo Hirai
久三 平井
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Abstract

【課題】基板を分別するためにダイシングにより切断する場合、切断方向に向かって切断刃が最後に抜ける部分にパターン層が引き出されるのを防止した回路基板を実現する。
【解決手段】基板上に形成されたパターン111において、切断時にダイシングの切断刃が最後に抜け出る部分の角部のパターンを除去、あるいは形成しないことを特徴とする回路基板であり、ダイシングの切断刃により角のパターンがダイシング後の基板外にちぎられて、ヒゲ状あるいはバリ状になる状態を防ぐことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の回路部品を搭載してなる回路部品内蔵モジュールなどの回路基板に関するものである。
近年、基板上に複数の回路部品を搭載してなる小型の電子機器が急速に普及してきた。この種の電子機器は従来、電磁界ノイズからの保護の目的で金属ケースで部品を覆ったものや金属ケースに収納されたものが存在していた。また、これら金属ケースに代わる技術として、最近では、樹脂モールドされた回路部品内蔵モジュールが提案されている。また、樹脂モールドにより実装された回路部品の補強や、モジュール自体を四角形のブロックに形成することで、実装し易くする効果を有している。
図6に、従来の回路部品内蔵モジュールを示す。図6の断面図に示すように、回路パターン11や電極3を、複数層からなる配線基板2の表面に形成し、その表面をソルダーレジスト6で覆っている。そして、回路部品4と電極3とをはんだ5で接続した後、回路部品4を包み込むように配線基板2の表面上を絶縁樹脂7で覆い、表層に金属めっきよりなる電磁界シールド層15を設け、回路部品内蔵モジュール1としてある。このモジュールのGND層の回路パターン11は、図7のごとく、基板を切断する際の溝に沿って抜けないように、全面に形成されている。ここで、配線基板2は回路パターン12とインナービア10によって裏面電極13が接続され、その裏面電極13にはんだパッド14を設けたものである。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平11−163583号公報
しかしながら、この形状では切断溝を形成したときには一条の切断溝の場合は図8、格子状の切断溝の場合は図9のごとく、切断方向に向かってGND層の一部がヒゲのように突き出した状態になりやすく、この突き出した部分が、他の層と短絡したりして、信頼性を著しく縮めるという問題を有していた。
本発明は上記従来の問題を解決し、接続信頼性に優れる回路基板を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明の請求項1に記載の発明は、基板の配線基板上に形成されたパターンにおいて、基板切断時にダイシングの切断刃が最後に抜け出る部分の角部のパターンを除去した、あるいは上記角部のパターンのみを形成しないことを特徴とする回路基板であり、ダイシングの切断刃により角のパターンがダイシング後の基板外にちぎられて、ヒゲ状あるいはバリ状になる状態を防ぐことができるという作用効果を有する。
請求項2に記載の発明は、ダイシングの切断刃が入る部分と出る部分の両方の角部のパターンを除去した、あるいは上記角部のパターンを形成しないことを特徴とする請求項1に記載の回路基板としたものであり、ダイシングの切断をどちらから入れても角のパターンが基板外に引き出されにくく、生産しやすいという作用効果を有する。
請求項3に記載の発明は、前記パターンが多層基板における内層に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回路としたものであり、多層基板の場合はよりパターンが上下から保持されているため、切断刃によりパターン層が引きちぎられにくいという作用効果を有する。
請求項4に記載の発明は、基板の中間まで切断し、その後それに直角方向に同じく基板の中間深さまで切断する工程において、その際に切断されるパターンがその切断溝の交差する4つの角において少なくとも2つ以上除去した、あるいは上記パターンが形成されていないことを特徴とする回路基板としたものであり、1つの基板から多数のモジュールを形成する際に格子状に基板の中間まで切断し、めっき処理をした後に残りの基板の部分を除去して個片にする工程において、切断刃によるパターン層の引きだしを防ぐことができるという作用効果を有する。
請求項5に記載の発明は、前記除去されたパターンの面積が切断刃により引きちぎられた時に、基板外にヒゲ状に出ない程度に十分大きいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の回路基板としたものであり、基板外にパターン層が出るのを完全に防ぐことができるという作用効果を有する。
請求項6に記載の発明は、前記パターン層の少なくとも片面がナシ地処理等の表面粗化されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の回路基板としたものであり、パターン層と基板あるいは絶縁樹脂との密着力が強くなるため、切断刃により引き出されにくくなるという作用効果を有する。
本発明は、基板の表層あるいは内層にあるパターンの一部を除去、あるいは形成しないことにより、基板切断時における切断刃によるパターン層の引きはがれが発生せず、基板の外にヒゲ状のものなどが出てこないため短絡などの不良を防ぐことができ、信頼性の高いモジュールとなる回路基板を製作することができる。
以下、本発明の実施の形態について、回路部品内蔵モジュールを事例として説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による回路部品内蔵モジュールの断面図、図2は、本発明の実施の形態1による基板の上面図を示す。
図1において、配線基板102は、表面の電極103や回路パターン111、内部の回路パターン112やインナービア110、裏面に裏面電極113、そして表裏面のソルダーレジスト106,116が形成された多層配線基板である。回路パターン111,112は、電気導電性を有する物質からなり、たとえば、Cu箔や導電性樹脂組成物からなる。本発明において、回路パターン111,112はCu箔を用いている。インナービア110は、たとえば、熱硬化性の導電性物質からなる。熱硬化性の導電性物質としては、たとえば、金属粒子と熱硬化性樹脂とを混合した導電性樹脂組成物を用いることができる。金属粒子としては、Au、AgまたはCuなどを用いることができる。Au、AgまたはCuは導電性が高いために好ましく、Cuは導電性が高くマイグレーションも少なく、また、低コストであるため特に好ましい。熱硬化性樹脂としては、たとえば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂またはシアネート樹脂を用いることができる。エポキシ樹脂は耐熱性が高いために特に好ましい。この配線基板102上の所定の位置に、はんだ105を用いて回路部品104を実装している。回路部品104は、たとえば、能動部品および受動部品からなる。能動部品としては、たとえば、トランジスタ、IC、LSIなどの半導体素子が用いられる。受動部品としては、抵抗、コンデンサまたはインダクタなどのチップ状部品や振動子、フィルタ等が用いられる。はんだ105にはPb−Sn系の共晶はんだやPbフリーはんだ(例えばSn−Ag−Cu系、Au−Sn系またはSn−Zn系)を用いることができるが、何れの場合も融点が230℃以下であって非耐熱性部品であっても使用することが可能である。また、回路部品104を実装するためのはんだ105と回路部品内蔵モジュールをマザー基板(図示せず)へ実装するためのはんだパッド114は同一材料であってもかまわないし、異なる材料を用いてもかまわない。しかしながら、近年の環境問題への配慮を考えるとPbフリーはんだを用いる方が望ましい。第1の絶縁樹脂107は、回路部品104を完全に覆うように形成している。第1の絶縁樹脂107は、無機フィラーと熱硬化性樹脂とを含む混合物からなる。無機フィラーには、たとえば、Al23、MgO、BN、AlN、SiO2およびBaTiO3などを用いることができる。熱硬化性樹脂には、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、またはシアネート樹脂が好ましい。エポキシ樹脂は、耐熱性が高いために特に好ましい。そして、第1の絶縁樹脂107の表層にめっきによる金属膜115を形成し、電磁界シールド層として作用させている。めっきによる金属膜115は、Au、Ag、Cu、Ni、Cr、Zn、Ti、Al等の材料を少なくとも1種類以上用いて形成している。
また、図2において、配線基板102上の外周部に位置する回路パターン111の基板切断後に、角にあたる部分となる角部を除去している。
図1〜図2に示すように、本発明の回路部品内蔵モジュール101においては、配線基板102の外周部のパターン111の基板角部を除去している。こうすることで、基板切断時に切断刃によってパターンが引きちぎられ基板の外に出てくることを防ぐことができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2による回路部品内蔵モジュール201の基板の中間深さまで切削溝加工を施した状態での断面図を示し、実施の形態1と同一の構造については、同一番号を付与して説明を省略する。また、図4は、本発明の実施の形態2による配線基板102の上面図を示す。
図3及び図4に示すように、この回路部品内蔵モジュールは、基板上に多数形成された部品実装ユニットを絶縁樹脂でモールドし硬化させた後、基板の中ほどの深さの溝117を格子状に入れ、その後、図5に示すようにめっき処理を施してシールド層15を持たせた後に、基板の厚みの残り部分を除去して単体のモジュールにするものである。この工程において基板中間の深さまで溝を形成する際、図4のごとく溝の交わる部分を中心とする4つの角部にパターン未成形部111bが形成されていることにより、この部分でパターン層の引きはがれが発生せずヒゲ等が発生しないため、信頼性の高いモジュールを形成することができる。
本発明の回路基板は、基板の表層あるいは内層にあるパターンの一部を除去した、あるいは上記パターンを形成しないことにより、基板切断時における切断刃によるパターン層の引きはがれが発生せず、基板の外にヒゲ状のものなどが出てこないため短絡などの不良を防ぐことができ、信頼性の高い回路部品内蔵モジュールを製作することができるという効果を有し、信頼性の高い回路基板などの用途として有用である。
本発明によるモジュールの断面図 本発明による配線基板の上面図 本発明によるモジュールの断面図 本発明による配線基板の上面図 本発明によるモジュールの断面図 従来のモジュールの断面図 (a)従来のモジュールの平面図、(b)同要部の拡大図 従来の配線基板を切断した状態を示す模式図 従来の配線基板を切断した状態を示す模式図
符号の説明
1 回路部品内蔵モジュール
2 配線基板
3 電極
4 回路部品
5 はんだ
6 ソルダーレジスト
7 絶縁樹脂
10 インナービア
11 回路パターン
12 回路パターン
13 裏面電極
14 はんだパッド
15 シールド層
101 回路部品内蔵モジュール
102 配線基板
103 電極
104 回路部品
105 はんだ
106 ソルダーレジスト
107 第1の絶縁樹脂
110 インナービア
111 回路パターン
112 回路パターン
113 裏面電極
114 はんだパッド
115 シールド層
116 ソルダーレジスト
201 回路部品内蔵モジュール

Claims (6)

  1. 基板上に形成されたパターンにおいて、前記基板切断時にダイシングの切断刃が最後に抜け出る部分の角部のパターンを除去した、あるいは上記角部のパターンを形成しないことを特徴とする回路基板。
  2. ダイシングの切断刃が入る部分と出る部分の両方の角部のパターンを除去した、あるいは上記角部のパターンを形成しないことを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
  3. 前記パターンが多層基板における内層に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
  4. 基板の中間まで切断し、その後それに直角方向に同じく基板の中間深さまで切断する工程において、その際に切断されるパターンがその切断溝の交差する4つの角において少なくとも2つ以上の角において除去した、あるいは上記パターンが形成されていないことを特徴とする回路基板。
  5. 前記除去されたパターンの面積が切断刃により引きちぎられた時に、基板外にヒゲ状に出ない程度に十分大きいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の回路基板。
  6. 前記パターン層の少なくとも片面がナシ地処理等の表面粗化されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の回路基板。
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