JP2005330816A - ターボ機械およびターボ機械のコンプレッサインペラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ターボ機械のコンプレッサインペラとシャフトとの結合構造において、コンプレッサインペラ裏面中心部に設けた突起外周に設けた嵌め合い円筒部と、シャフトに螺合で取り付けたスリーブの嵌め合い円筒穴とで前記コンプレッサインペラをスリーブに締まり嵌めで取り付けて、スリーブを介して前記シャフトに結合することを特徴とするコンプレッサインペラとシャフトとの結合構造。
【選択図】 図1
Description
コンプレッサインペラ116には、中央部に取付孔125が貫通している。
シャフト123は、この取付孔125に、わずかな隙間ばめ、又は締まりばめ程度で挿入されている。コンプレッサインペラ116は、シャフト123の先端部に形成されたオネジ部140に取付ナット126を締結することによって、シャフト123に固定されている。
図13に示すように、コンプレッサインペラ116のディスク129は、ハブ側ディスク部129Aと、背面側ディスク部129Bとを備えている。ハブ側ディスク部129Aの外側には、翼部118が複数設けられ、ディスク129の中心には、取付孔125が貫通している。
そして、コンプレッサインペラ116の破損は、特に取付孔125の内壁を起点として起こり易いことが、知られている。即ち、コンプレッサインペラ116における取付孔125内壁の破損は、コンプレッサインペラ116の回転軸の軸方向において、コンプレッサインペラ116の外周部が最大となる最大外周部位130の近傍で、特によく発生することが判明している。
図14に、特許文献1に関わるコンプレッサインペラ216の断面図を示す。特許文献1によれば、図14に示すようにコンプレッサインペラ216に貫通する取付孔を設けず、下部に雌ねじを切った取付穴242を設けている。また、シャフト223の先端部254には雄ねじが設けられている。先端部254を取付穴242にねじ込むことにより、シャフト223とコンプレッサインペラ216とが結合される。
その結果、コンプレッサインペラ216にかかる応力振幅が高くなり、さらに破損を起こし易くなってしまう。
Gas Recirculation:排気ガス再循環装置)と呼ばれる技術が、実施されるようになってきている。
これは、エンジンから排出された排気ガスの一部を、エンジンの吸気系統に戻して再循環させるものである。
従って、コンプレッサインペラ216をより高い回転数で回転させる必要があり、従来技術のみではまだ充分ではなく、より耐久性の高いコンプレッサインペラが望まれている。
第7発明は、第1〜6のいずれかの発明において、前記スリーブに潤滑油および高圧空気をシールするシール手段を設けた構成としている。
第8発明は、第1〜7のいずれかの発明において、前記スリーブを前記シャフトに締め付け可能な形状部を設けた構成としている。
第9発明は、コンプレッサインペラのデイスク背面中央部の突起の外周がターボ機械に組み込む取り付け部である構成としている。
その結果、確実にコンプレッサインペラとシャフトを結合できると共に、コンプレッサインペラにかかる応力が小さくでき、コンプレッサインペラを高回転数で回転させても耐久性を確保できる。
排気側ハウジング15は、タービンインペラ14に排気ガスを供給する排気流入通路19を備えている。排気流入通路19は、タービンインペラ14の外周を取り巻くように環状に形成され、図示しないエンジンから排出された排気ガスが流れるエンジン排気流路に接続されている。
翼部18には、一般的に翼の軸方向幅が長い全翼18Aと、全翼18Aに対して軸方向途中から翼入口が始まる中間翼18Bとがあり、両者は交互に配置されている。
そして、背面側ディスク部29Bの最背面部には、ディスク部29と芯を合わせて、突起部43が一体に設けられていると共に突起部43の外周に嵌め合い円筒部43Jが設けられている。
また、シャフト円筒部60のさらに先端側には、シャフト雄ねじ部46が設けられている。
スリーブ49の内周部のシャフト23側には、シャフト雄ねじ部46に締結される雌ねじ部53が設けられている。
スリーブ49の内周部のコンプレッサインペラ16側には、コンプレッサインペラ16の突起部外周の嵌め合い円筒部43Jと嵌合する嵌め合い円筒穴49Hが設けられている。
まず、中央部に円形孔の設けられた円板状のスラストカラー47を、軸受24に支承されたシャフト23に挿入する(ステップS11)。
次に、スラストベアリング48を軸受ハウジング45に挿入する(ステップS12)。
スラストベアリング48には、潤滑用のオイルが通る、オイル通路56が設けられ、潤滑用のオイルは回転するスリーブ49及びスラストカラー47と非回転側のスラストベアリング48との接触面の潤滑を行う。
これにより、スリーブ49及びスラストカラー47が、シャフト23と一体に回転するようになる。
これにより、軸受24及びスラストベアリング48を潤滑するためのオイルが、コンプレッサインペラ16の裏面の空間(裏面室と言う)側に流れ出るのを防止している。
これにより、コンプレッサインペラ16がスリーブ49を介してシャフト23と結合される。
従って、従来技術と異なり、本発明のように、取付孔125がなくて中実の場合には、応力は小さくなることがわかる。
また、シャフト23Aの先端には、シャフト23Aと同心で円筒形に精密加工された嵌め合い円筒部23Jを備えている。
Claims (9)
- ターボ機械において、
コンプレッサ駆動用のシャフトと、
前記シャフトの一側にスリーブをねじで結合し、
前記スリーブの前記シャフトの一側と同じ側の端面から明けた穴の内周と、
コンプレッサインペラのディスク背面中央部に設けた突起の外周とを締めしろ嵌合で結合した
ことを特徴とするターボ機械。 - コンプレッサインペラのディスク背面中央部に設けた前記突起の端面から明けた穴と、前記シャフトの一側の外周とを嵌合結合した
ことを特徴とする請求項1に記載のターボ機械。 - 前記コンプレッサインペラと前記シャフトの嵌合を、前記コンプレッサインペラと前記スリーブとの嵌合より緩い嵌合とした
ことを特徴とする請求項2に記載のターボ機械。 - 前記スリーブと、前記コンプレッサインペラとの間に回転方向の滑りを抑制する第1の滑り抑制手段を設けた
ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のターボ機械。 - 前記シャフトと、前記コンプレッサインペラとの間に回転方向の滑りを抑制する第2の滑り抑制手段を設けた
ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のターボ機械。 - シャフトに同期した回転を行なわない非回転部材に固定されたスラストベアリングと、
シャフトに固定されたスラストカラーとを備え、
スラストカラーとスリーブとの間でスラストベアリングを挟み込んでなる
ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のターボ機械。 - 前記スリーブに潤滑油および高圧空気をシールするシール手段を設けた
ことを特徴とする請求項6に記載のターボ機械。 - 前記スリーブを前記シャフトに締め付け可能な形状部を設けた
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のターボ機械の圧縮装置。 - コンプレッサインペラデイスク背面中央部の突起の外周がターボ機械に組み込む取り付け部である
ことを特徴とするターボ機械のコンプレッサインペラ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004147316A JP2005330816A (ja) | 2004-05-18 | 2004-05-18 | ターボ機械およびターボ機械のコンプレッサインペラ |
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JP2004147316A JP2005330816A (ja) | 2004-05-18 | 2004-05-18 | ターボ機械およびターボ機械のコンプレッサインペラ |
Publications (1)
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JP2005330816A true JP2005330816A (ja) | 2005-12-02 |
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ID=35485668
Family Applications (1)
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JP2004147316A Pending JP2005330816A (ja) | 2004-05-18 | 2004-05-18 | ターボ機械およびターボ機械のコンプレッサインペラ |
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2004
- 2004-05-18 JP JP2004147316A patent/JP2005330816A/ja active Pending
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