JP2005330816A - ターボ機械およびターボ機械のコンプレッサインペラ - Google Patents

ターボ機械およびターボ機械のコンプレッサインペラ Download PDF

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Abstract

【課題】 高回転数で回転させても破損の少ないコンプレッサインペラとシャフトとの結合構造を提供することを目的としている。
【解決手段】 ターボ機械のコンプレッサインペラとシャフトとの結合構造において、コンプレッサインペラ裏面中心部に設けた突起外周に設けた嵌め合い円筒部と、シャフトに螺合で取り付けたスリーブの嵌め合い円筒穴とで前記コンプレッサインペラをスリーブに締まり嵌めで取り付けて、スリーブを介して前記シャフトに結合することを特徴とするコンプレッサインペラとシャフトとの結合構造。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ターボ機械およびターボ機械のコンプレッサインペラの構造に関する。
従来から、ターボ機械として、空気を圧縮してエンジンの吸気量を増やす手段として、排気ガスのエネルギーを利用してタービンインペラ及びタービンインペラに固着されたシャフトを回転させ、シャフトに結合された遠心型のコンプレッサインペラを駆動するターボチャージャが知られている。
図12に、従来技術に関わるターボチャージャ111の、側面断面図を示す。図12においてターボチャージャ111は、エンジンの排気ガスから回転エネルギーを取り出す排気側部112と、この回転エネルギーによって、空気を圧縮してエンジンに送り込む吸気側部113とを備えている。
タービンインペラ114は、排気流入通路119から流入してきた排気ガスによって、エネルギーを与えられ、回転する。
シャフト123のタービンインペラ114と反対側(シャフト123の先端部側)には、シャフト123を介して空気を圧縮する遠心型のコンプレッサインペラ116が取り付けられている。
コンプレッサインペラ116には、中央部に取付孔125が貫通している。
シャフト123は、この取付孔125に、わずかな隙間ばめ、又は締まりばめ程度で挿入されている。コンプレッサインペラ116は、シャフト123の先端部に形成されたオネジ部140に取付ナット126を締結することによって、シャフト123に固定されている。
図13に、従来技術に関わるコンプレッサインペラ116の側面断面図を示す。
図13に示すように、コンプレッサインペラ116のディスク129は、ハブ側ディスク部129Aと、背面側ディスク部129Bとを備えている。ハブ側ディスク部129Aの外側には、翼部118が複数設けられ、ディスク129の中心には、取付孔125が貫通している。
コンプレッサインペラ116は、軽量化を実現するために、例えばアルミニウム合金の鋳物等で製造されている。コンプレッサインペラ116の回転数は、数万rpmという高い値にまで至るため、コンプレッサインペラ116は、高回転で使用すると高速回転がもたらす遠心力によってその径方向に非常に強い引張応力を受け、破損に至ることがある。
そして、コンプレッサインペラ116の破損は、特に取付孔125の内壁を起点として起こり易いことが、知られている。即ち、コンプレッサインペラ116における取付孔125内壁の破損は、コンプレッサインペラ116の回転軸の軸方向において、コンプレッサインペラ116の外周部が最大となる最大外周部位130の近傍で、特によく発生することが判明している。
このような課題を解決するために、例えば特許文献1に開示されたような技術が知られている。
図14に、特許文献1に関わるコンプレッサインペラ216の断面図を示す。特許文献1によれば、図14に示すようにコンプレッサインペラ216に貫通する取付孔を設けず、下部に雌ねじを切った取付穴242を設けている。また、シャフト223の先端部254には雄ねじが設けられている。先端部254を取付穴242にねじ込むことにより、シャフト223とコンプレッサインペラ216とが結合される。
特表平5−504178号公報(第3〜5頁、FIG.1,2)
しかしながら、前記特許文献1のような従来技術でも、コンプレッサインペラ216の回転軸の軸方向において、コンプレッサインペラ216の外周部が最大となる最大外周部位230の近傍に取付穴242が設けられているため、回転数を上げると、最大外周部位230近傍から破損が起こる可能性がある。
特に、コンプレッサインペラ216を用いたターボチャージャを備えたエンジンを、例えば建設機械などの作業機械に用いる場合、積込作業のような高負荷(即ちエンジンが高回転)の状態と、殆んど負荷のない(即ち低回転)の状態とを、短い時間間隔で繰り返すことになる。
その結果、コンプレッサインペラ216にかかる応力振幅が高くなり、さらに破損を起こし易くなってしまう。
また近年、ディーゼルエンジンの排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を低減する対策として、EGR(Exhaust
Gas Recirculation:排気ガス再循環装置)と呼ばれる技術が、実施されるようになってきている。
これは、エンジンから排出された排気ガスの一部を、エンジンの吸気系統に戻して再循環させるものである。
EGRを実現するためには、排気ガス再循環分少なくなったシリンダ内の新気容積で燃焼空気を確保する必要があり、ターボチャージャを、より高圧力比化させる必要がある。
従って、コンプレッサインペラ216をより高い回転数で回転させる必要があり、従来技術のみではまだ充分ではなく、より耐久性の高いコンプレッサインペラが望まれている。
本発明は、上記の問題に着目してなされたものであり、高回転数で回転させても破損の少ないコンプレッサインペラとシャフトとの結合構造を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、第1発明は、ターボ機械において、コンプレッサ駆動用のシャフトと、前記シャフトの一側にスリーブをねじで結合し、前記スリーブの前記シャフトの一側と同じ側の端面から明けた穴の内周と、コンプレッサインペラのディスク背面中央部に設けた突起の外周とを締めしろ嵌合で結合した構成としている。
第2発明は、第1発明において、コンプレッサインペラのディスク背面中央部に設けた前記突起の端面から明けた穴と、前記シャフトの一側の外周とを嵌合結合した構成としている。
第3発明は、第2発明において、前記コンプレッサと前記シャフトの嵌合を、前記コンプレッサと前記スリーブとの嵌合より緩い嵌合とした構成としている。
第4発明は、第1〜3のいずれかの発明において、前記スリーブと、前記コンプレッサインペラとの間に回転方向の滑りを抑制する第1の滑り抑制手段を設けた構成としている。
第5発明は、第1〜4のいずれかの発明において、前記シャフトと、前記コンプレッサインペラの嵌合部との間に回転方向の滑りを抑制する第2の滑り抑制手段を設けた構成としている。
第6発明は、第1〜5のいずれかの発明において、シャフトに同期した回転を行なわない非回転部材に固定されたスラストベアリングと、シャフトに固定されたスラストカラーとを備え、スラストカラーとスリーブとの間でスラストベアリングを挟み込んでなる構成としている。
第7発明は、第1〜6のいずれかの発明において、前記スリーブに潤滑油および高圧空気をシールするシール手段を設けた構成としている。
第8発明は、第1〜7のいずれかの発明において、前記スリーブを前記シャフトに締め付け可能な形状部を設けた構成としている。
第9発明は、コンプレッサインペラのデイスク背面中央部の突起の外周がターボ機械に組み込む取り付け部である構成としている。
第1発明によれば、コンプレッサインペラのディスク部にシャフトと結合させるための取付孔や深い取付穴を設ける必要がなくなる。また、スリーブとコンプレッサインペラを締めしろ嵌合させているので固定的に取り付けできると共に、コンプレッサインペラの線膨張係数をスリーブより大きい材質にしてあるので、稼働中の圧縮温度で嵌合部の温度が上昇すると、より締まり勝手になるので緩むことがない。
その結果、確実にコンプレッサインペラとシャフトを結合できると共に、コンプレッサインペラにかかる応力が小さくでき、コンプレッサインペラを高回転数で回転させても耐久性を確保できる。
第2発明によれば、コンプレッサインペラとシャフトとの同心度を十分に確保しながら結合することができる。
第3発明によれば、コンプレッサインペラとシャフトの同心度の許容限度を確保しながら組立性の向上を図ることができる。
第4発明によれば、コンプレッサインペラとスリーブの結合が緩んだり、コンプレッサインペラに過大な荷重が掛かったとき、コンプレッサインペラのスリーブに対する周方向の滑り防止が図られ、回転体のアンバランスの増加を防止できる。
第5発明によれば、コンプレッサインペラとスリーブの結合が緩んだり、コンプレッサインペラに過大な荷重が掛かったとき、コンプレッサインペラのシャフトに対する周方向の滑り防止が図られ、回転体のアンバランスの増加を防止できる。
第6発明によれば、回転中にシャフトに掛かるスラスト方向の力が、スラストベアリングによって受け止められ、シャフトの軸方向位置を規制することができる。
第7発明によれば、軸受及びスラストベアリングを潤滑するためのオイルが、コンプレッサインペラの裏面の空間(裏面室と言う)側に流れ出るのを防止できる。
第8発明によれば、スリーブをシャフトにねじ込む際に、スリーブのナット状に加工された外周部をスパナ等で把持できるので、スリーブをシャフト雄ねじ部に容易にねじ込むことができる。
第9発明によれば、コンプレッサインペラの破損が起きにくくなって耐久性が向上するので、このコンプレッサインペラを用いたターボチャージャを、高圧力比化することができる。
以下、図を参照しながら、本発明に関わる実施形態を詳細に説明する。
図1に、本発明に関わるターボチャージャ11の断面図、図2に、そのコンプレッサインペラ16の側面図、図3に、そのコンプレッサインペラ16の断面図を示す。
図1においてターボチャージャ11は、エンジンの排気ガスから回転エネルギーを取り出す排気側部12と、この回転エネルギーによって、空気を圧縮してエンジンに送り込む吸気側部13とを備えている。ターボチャージャ11の排気側部12は、排気側ハウジング15と、複数の翼部を備えシャフト23により支持されたタービンインペラ14とを有している。
排気側ハウジング15は、タービンインペラ14に排気ガスを供給する排気流入通路19を備えている。排気流入通路19は、タービンインペラ14の外周を取り巻くように環状に形成され、図示しないエンジンから排出された排気ガスが流れるエンジン排気流路に接続されている。
また排気側ハウジング15は、タービンインペラ14にエネルギーを与えた後の排気ガスを排出する排気流出口21を備えている。排気流出口21は、タービンインペラ14の回転中心と略同心状に略円筒状に形成されている。排気流出口21と反対側の開口部は、排気側インナープレート22によって塞がれている。
タービンインペラ14には、一体にシャフト23が形成されている。このシャフト23は、排気側インナープレート22を貫通し、軸受24によって回転自在に支承されている。タービンインペラ14は一般的にニッケル基超合金、シャフト23は、一般的に合金鋼または炭素鋼によって形成されている。
コンプレッサインペラ16は、吸気側ハウジング17の内部に収納されている。吸気側ハウジング17は、コンプレッサインペラ16に空気を吸い込む吸気流入口27を備えている。吸気流入口27は、コンプレッサインペラ16の回転中心と同心状に略円筒状に形成されている。吸気流入口27と反対側の開口部は、吸気側インナープレート55によって塞がれている。
コンプレッサインペラ16によって圧力のエネルギと速度エネルギを与えられた空気は、ディフーザ58部でそのうちの速度エネルギがさらに圧力のエネルギに変換され、コンプレッサインペラ16の外周部を取り巻くように環状に形成された吸気排出通路28を通って、図示しないエンジンの給気口に供給される。
翼部18には、一般的に翼の軸方向幅が長い全翼18Aと、全翼18Aに対して軸方向途中から翼入口が始まる中間翼18Bとがあり、両者は交互に配置されている。
図2、図3に示すように、本発明に関わるコンプレッサインペラ16は、そのディスク部29が中実となっており、取付孔や取付穴を設けていない。
そして、背面側ディスク部29Bの最背面部には、ディスク部29と芯を合わせて、突起部43が一体に設けられていると共に突起部43の外周に嵌め合い円筒部43Jが設けられている。
図4に図1のP部詳細図を示す。図4において、タービンインペラ14に固着されたシャフト23の先端部には、シャフト23と同心で円筒形に加工されたシャフト円筒部60を備えている。
また、シャフト円筒部60のさらに先端側には、シャフト雄ねじ部46が設けられている。
図1、図4に示すスリーブ49には、円筒部49Eに、スラストベアリング48を受けるスラストカラー部49C、スラストベアリングとの間に隙間を付けるためのスペーサ部49S、スリーブ49の回転軸の軸方向中ほどの外周部には、全周にわたってシール溝50が設けられている。
スリーブ49の内周部のシャフト23側には、シャフト雄ねじ部46に締結される雌ねじ部53が設けられている。
スリーブ49の内周部のコンプレッサインペラ16側には、コンプレッサインペラ16の突起部外周の嵌め合い円筒部43Jと嵌合する嵌め合い円筒穴49Hが設けられている。
スリーブ49のコンプレッサインペラ16側円筒部49Eの外周部61には、例えば平行な二面を成形した加工やナット状の加工(図示せず)が施されており、スパナなどでこの部位を把持することができるようになっている。
また、軸受けハウジング45内の潤滑油がコンプレッサインペラ16の裏面側へ流れでないようにするため仕切り壁として吸気側インナープレート45Pを設けている。この吸気側インナープレート45Pは、軸受けハウジング45のコンプレッサインペラ16側の端面と吸気側インナープレート45Pの間にスラストベアリング48を挟み込みながら吸気側インナープレート45Pの端面の外周部でスナップリング45Sを用いて取り付けられている。吸気側インナープレート45Pの外周部のシールは、O―リング45Rを用いている。吸気側インナープレート45Pの内周部のシールは、スリーブ49のシール溝50に嵌め込まれたFC材等で形成されたシールリング51を用いている。シールリング51は、自由形状のときは合口が開いた状態に作られており、この合口を縮めるように力をかけて吸気側インナープレート45Pの内周部に嵌め込むと張力で密着して嵌まり込むように形成されている。
図5に、シャフト23にコンプレッサインペラ16を組み込むための手順を、フローチャートで示す。
まず、中央部に円形孔の設けられた円板状のスラストカラー47を、軸受24に支承されたシャフト23に挿入する(ステップS11)。
次に、スラストベアリング48を軸受ハウジング45に挿入する(ステップS12)。
スラストベアリング48には、潤滑用のオイルが通る、オイル通路56が設けられ、潤滑用のオイルは回転するスリーブ49及びスラストカラー47と非回転側のスラストベアリング48との接触面の潤滑を行う。
そして、スリーブ49を、シャフト23にねじ込む(ステップS13)。その際には、スリーブ49の前記ナット状に加工された外周部61をスパナ等で把持し、スリーブ49をシャフト雄ねじ部46にねじ込むようにする。
これにより、スリーブ49及びスラストカラー47が、シャフト23と一体に回転するようになる。
次に、スリーブ49のシール溝50シールリング51を嵌め込んでから、外周部にOーリングを取り付けた吸気側インナープレート45Pをスナップリングで軸受ハウジング45に固定する(ステップS14)。これにより、スラストベアリング48が、非回転側の部材である軸受ハウジング45と吸気側インナープレート45Pとの間に挟み込まれて、固定される。
その結果、ステップS13で非回転側の部材に固定されたスラストベアリング48が、シャフト23と一体に回転する回転部材であるスラストカラー47とスリーブ49との間に挟み込まれる。従って、回転時にシャフト23のスラスト方向にかかる力が、スラストベアリング48によって受け止められ、回転軸の軸方向位置が規制される。
また、ステップS14で、吸気側インナープレート45Pを軸受けハウジング45に固定した際に、吸気側インナープレート45Pの内径部の面取り45M部でシールリング51の外周が縮められながら組み込まれ、吸気側インナープレート45Pの内周部に密着する。
これにより、軸受24及びスラストベアリング48を潤滑するためのオイルが、コンプレッサインペラ16の裏面の空間(裏面室と言う)側に流れ出るのを防止している。
次に、コンプレッサインペラ16を、スリーブ49の嵌め合い円筒穴49Hに圧入または冷やしばめで取り付ける(ステップS15)。
これにより、コンプレッサインペラ16がスリーブ49を介してシャフト23と結合される。
以上説明したように、本発明によれば、従来技術のような取付孔125や取付穴242がなくても、コンプレッサインペラ16とシャフト23とを結合することができるので、コンプレッサインペラ16を中実とすることができる。従って、コンプレッサインペラ16にかかる応力が小さくなり、高回転数で回転しても耐久性を確保できる。
この理由を図6により説明する。図6は、従来技術での、コンプレッサインペラ116の取付孔125の内径と、コンプレッサインペラ116の回転軸の軸方向において、コンプレッサインペラ116の外周部が最大となる最大外周部位130で、コンプレッサインペラ116にかかる応力Tの大きさとの関係を、グラフで示している。図6に示すように、取付孔125の内径が0であれば応力Tは小さく、内径が過小の場合に応力Tは非常に大きくなる。そして、ある内径D以上においては、取付孔125の内径が大きいほど、応力Tは大きくなる。
従って、従来技術と異なり、本発明のように、取付孔125がなくて中実の場合には、応力は小さくなることがわかる。
実施例2では、図7に示すように、コンプレッサインペラ16Aの円筒状突起部43には、後述するシャフト23Aとの同心度を確保するための嵌め合い穴43Hが設けられている。
また、シャフト23Aの先端には、シャフト23Aと同心で円筒形に精密加工された嵌め合い円筒部23Jを備えている。
また、コンプレッサインペラ16の嵌め合い円筒部43Jとスリーブ49の嵌め合い円筒穴49H間の嵌合よりも、コンプレッサインペラ16の嵌め合い円筒穴43Hとシャフト23の嵌め合い円筒部23J間の嵌合をより緩い嵌合としてもよい。
以上、説明した実施例1,2のスリーブ49を図8(a),(b)に示すように、スリーブ49のコンプレッサインペラ16側の端面から切り込みを入れて係合穴部の2面幅44Hを設け、図9に示すように、コンプレッサインペラ16,16A裏面側中央部に設けた突起部43の嵌め合い円筒部43Jの根元の部分に係合軸部の2面幅44Jを設けても良い、これにより、コンプレッサインペラ16,16Aをスリーブ49に組み立てると係合穴部の2面幅44Hに係合軸部の2面幅44Jが係合することによって廻り止めの機能を果たす滑り抑制手段となる。
また、図10(a),(b)に示すように、実施例2のコンプレッサインペラ16Aディスク裏面の突起部43の先端部に切り込みを入れて係合穴部の2面幅25Hを設け、かつ、図11(a),(b)に示すように、シャフト23Aの雄ねじ部46の先の部分に係合軸部の2面幅25Jを設け、シャフト23Aにコンプレッサインペラ16Aを組み立てると係合穴部の2面幅25Hに係合軸部の2面幅25Jが係合することによって廻り止めの機能を果たす滑り抑制手段となる。
ここで2面幅44H、44Jまたは2面幅26H、26Jの替わりに、2面幅以外に、その他断面多角形状や断面非円形状の加工を施して構成してもよい。
尚、本発明については、ターボチャージャに関する応用例についてのみ説明したが、例えばマイクロガスタービンや機械駆動式過給機など、他のターボ機械にも応用が可能である。
実施例1のターボチャージャの断面図である。 実施例1のコンプレッサインペラの側面図である。 図2の断面図である。 図1のP部詳細図である。 コンプレッサインペラを組み込むための手順を示すフローチャートである。 取付孔の内径と応力の大きさとの関係を示すグラフである。 実施例2の詳細図である。 スリーブの詳細図である。 コンプレッサインペラの部分詳細図である。 コンプレッサインペラの部分詳細図である。 シャフトの部分詳細図である。 一般的なターボチャージャの側面断面図である。 コンプレッサインペラの側面断面図である。 特許文献1に関わるコンプレッサインペラの断面図である。
符号の説明
11:ターボチャージャ、12:排気側部、13:吸気側部、14:タービンインペラ、15:排気側ハウジング、16,16A:コンプレッサインペラ、23,23A:シャフト、23J:嵌め合い円筒部、24:ジャーナルベアリング、25H:インペラ二面幅、25J:シャフト二面幅、26H:インペラ二面幅、26J:シャフト二面幅、27:吸気流入口、43:インペラ裏面突起部、43J:インペラ嵌め合い円筒部、44H:係合穴二面幅、44J:係合軸二面幅、46:シャフト雄ねじ部、49,49E:スリーブ、49H:スリーブ嵌め合い穴、49S:スペーサ部、53:スリーブ雌ねじ部、58:ディフーザ。

Claims (9)

  1. ターボ機械において、
    コンプレッサ駆動用のシャフトと、
    前記シャフトの一側にスリーブをねじで結合し、
    前記スリーブの前記シャフトの一側と同じ側の端面から明けた穴の内周と、
    コンプレッサインペラのディスク背面中央部に設けた突起の外周とを締めしろ嵌合で結合した
    ことを特徴とするターボ機械。
  2. コンプレッサインペラのディスク背面中央部に設けた前記突起の端面から明けた穴と、前記シャフトの一側の外周とを嵌合結合した
    ことを特徴とする請求項1に記載のターボ機械。
  3. 前記コンプレッサインペラと前記シャフトの嵌合を、前記コンプレッサインペラと前記スリーブとの嵌合より緩い嵌合とした
    ことを特徴とする請求項2に記載のターボ機械。
  4. 前記スリーブと、前記コンプレッサインペラとの間に回転方向の滑りを抑制する第1の滑り抑制手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のターボ機械。
  5. 前記シャフトと、前記コンプレッサインペラとの間に回転方向の滑りを抑制する第2の滑り抑制手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のターボ機械。
  6. シャフトに同期した回転を行なわない非回転部材に固定されたスラストベアリングと、
    シャフトに固定されたスラストカラーとを備え、
    スラストカラーとスリーブとの間でスラストベアリングを挟み込んでなる
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のターボ機械。
  7. 前記スリーブに潤滑油および高圧空気をシールするシール手段を設けた
    ことを特徴とする請求項6に記載のターボ機械。
  8. 前記スリーブを前記シャフトに締め付け可能な形状部を設けた
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のターボ機械の圧縮装置。
  9. コンプレッサインペラデイスク背面中央部の突起の外周がターボ機械に組み込む取り付け部である
    ことを特徴とするターボ機械のコンプレッサインペラ。
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