JP2005328138A - 位相調整器 - Google Patents

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Kazuhito Akiyama
和仁 秋山
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Abstract

【課題】 定期的にデータの遷移が発生しない信号に対して、必要な精度で同期を取りかつ反応速度も高速であるDPLLを低スペースのもので提供する。
【解決手段】 ユニバーサル・シリアル・バス2.0仕様に基づいたデータ抽出型デジタルPLLにおいて、入力されるシリアルデータのエッジを検出するエッジ検出部と、そのエッジ検出部で検出されるエッジを初期位相信号としリングオッシレータより入力される多位相のクロックから該初期位相信号をもとに入力データのほぼ真中に立ち上りエッジが合うような位相のクロックを選択するクロック位相調整器とを有するものとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、データ抽出型デジタルPLLに関する。
従来のPLL(Phase−Locked Loop;位相同期ループ)では、定期的にデータの遷移が発生する信号、例えばクロック信号に対してしか、位相の同期を行なうことができない。一方、DPLL(デジタルPLL)は、確かに精度が高いが、その代わり非常に回路が複雑で規模が大きくコストアップとなる。
ところで、例えば、USB(Universal Serial Bus)において、DP、DM(データプラス、データマイナス)からは非同期のデータが入力されるが、データの周波数にあるジッタのせいでデータをサンプリングする内部回路のクロックと上記非同期データとのずれが生じる。このずれが大きくなると、入力されるデータを内部回路でサンプリングし損ねてしまうという不具合が発生する。この不具合を解消するには、データ周波数のずれが生じても、それに合わせて、サンプリングする内部回路のクロックもずらす必要がある。
特許文献1は、バーストで使用される復調器のDPLLにおいて、再生用のクロック信号(以下CLKという)の位相の進み又は遅れを判定するフィードバックループに遅延が存在する場合にも、プリアンブルの中で適切なCLKの位相を求める手段を設けることにより、信号に同期したCLKを正しく推定して出力することを特徴とする発明を開示する。但し、アナログ回路を使用しているために反応速度が遅く高速な周波数には対応できない。また、A/Dコンバータ等は規模も大きくチップ内で占有する面積が大きい。
特開平11−195981号公報
本発明は、定期的にデータの遷移が発生しない信号、特にUSBに係る信号に対して、必要な精度で同期を取りかつ反応速度も高速であるDPLLを、低スペースのもので提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するためになされたものである。本発明に係る請求項1に記載のデータ抽出型デジタルPLLは、ユニバーサル・シリアル・バス2.0仕様に基づいたデータ抽出型デジタルPLLである。そのデータ抽出型デジタルPLLは、
入力されるシリアルデータのエッジを検出するエッジ検出部と、
そのエッジ検出部で検出されるエッジを初期位相信号とし、リングオッシレータより入力される多位相のクロックから、該初期位相信号をもとに入力データのほぼ真中に立ち上りエッジが合うような位相のクロックを選択するクロック位相調整器とを有する。
本発明を利用することにより次のような効果を得ることができる。即ち、データ周波数がずれたとしても、それに合わせてクロックの位相もずらせ得るので、入力されたデータをサンプリングし損ねるという不具合は発生しなくなる。また、この不具合を解消することを、小規模かつ高速の回路で実現できる。
以下、図面を参照して本発明に係る好適な実施形態を説明する。
図4は、本発明の好適な実施の形態に係るPLLの概略のブロック図である。概略の構成は、従来技術のものと略同様である。
図4のPLL30では、まず、位相比較器22において、入力信号αと出力信号βとが位相比較され、これに基づいて進み又は遅れを示す信号がLPF(ループフィルタ)24を介してVCO(Voltage Controlled Oscillator;電圧制御発振器)26に入力される。VCO26は出力信号を調整の上で出力し、その出力信号は分周回路28で分周され、信号βとして出力される。従って、図4のPLL30は、入力される信号αに対して信号βの同期を合わせる動作を行なうことになる。
ところで、本発明の好適な実施の形態に係るPLL30を構成するVCO26内には、リングオッシレータ32が設定される。このリングオッシレータ32は、複数の(図4では4つの)信号を発する(CLK1、CLK2、CLK3、CLK4)が、これらの信号の各々は、信号βの位相を均等にずらした信号である(図2参照)。これらの位相のずれは、PLLの動作により保証されている。本発明は、これらの位相が均等にずらされた信号(CLK1、CLK2、CLK3、CLK4)を利用して、実現される。
図1は、本発明の好適な実施の形態に係る回路部分2の概略図である。PLL30のリングオッシレータ32から引き出される信号を、4本(CLK1、CLK2、CLK3、CLK4)として、以下説明する。なお、この本数を増やすことにより、比較的容易に精度を上げることができる。
USBでは、信号のジッタは規格により±500ppm(percent per million)と決められている。よって、ホストコンピュータからの信号とデバイスの信号とのずれは、最大でも±1000ppmである。つまり、1ピリオド(1シリアルデータ分)では、USBの標準クロックを480MHz(即ち、周期が2.08ns(ナノ秒))とすると、
(1000/1000000)×2.08=2.08(ps(ピコ秒))
が最大のずれである。
上記のずれと回路的に発生するスキューとを合わせても、リングオッシレータ32から供給される複数信号の位相差に比べて、十分に小さい。けだし、例えば、リングオッシレータ32から供給される信号を16本とした場合、それぞれの信号の位相差は、
130ps(=2.08ns/16)
に及ぶからである。従って、データのずれが複数信号の位相差を飛び越えないことが、十分な余裕(マージン)を以って保証される。
図1において、CLK1、CLK2、CLK3、CLK4の位相の間で発生したデータの遷移が、エッジ検出部4で取り込まれる。これらの4つの信号は、1/4周期ずつ位相がずれている。
図2に示すように、例えば、DP、DM(データプラス、データマイナス)が、CLK1の立ち上がりとCLK2の立ち上がりとの間で、エッジを持つとすると、図1のフリップフロップ(A)においてそのデータの遷移が取り込まれる(エッジ検出)。その取り込まれたエッジ検出を基にして、作成するセット/リセット信号の位相合わせのために、図1のフリップフロップ(B)において、ゲートを図2のように形成する(CLK2により一度取る)。このゲート形成により、イネーブル信号がクロックの前後にマージンを以って重なることになる。そして、このイネーブル信号と次のクロック(CLK3)とをAND回路にくぐらせることにより、セットパルス信号が作られる。つまり、ゲートにおけるイネーブル信号では、セット信号の幅が保証されていることになる。
更に、セットパルス信号と、リセットパルス信号とが、同時に発生しないようにディレイとしての働きをするNOR(排他的論理和)回路8とINV(インバータ)10が設けられている。よって、リセットパルス信号は、セットパルス信号から適宜遅れてレジスタ(C)以外のレジスタに達し、レジスタ(C)以外のレジスタを確実にリセットする。
従って、上記セットパルス信号でセットされるレジスタ(C)は、上記リセットパルス信号でリセットされない。よって、セットされたレジスタ(C)から出力されるクロック選択信号(図2(B))で選択されたクロック(図1ではCLK3)が出力クロックということになる。この出力クロックにより、入力データがサンプリングされる。
図3は、(1)データの位相が早くなる場合と、(2)データの位相が遅くなる場合との、出力クロックのひずみを示す。(1)は、次データが元データより“a”時間位相が早くなった場合である。出力クロックは、次データに合わせて変化している。即ち、元データ時の出力クロックに対して、Lo期間が一部短くなっているが、立ち上がりは次データのほぼ真ん中に来るようになっている。
(2)は、次データが元データより“b”時間位相が遅くなった場合である。出力クロックは、次データに合わせて変化している。即ち、元データ時の出力クロックに対して、Lo期間が一部長くなっているが、立ち上がりは矢張り次データのほぼ真ん中に来るようになっている。
上記の好適な実施の形態に係るPLL30において、リングオッシレータ32から引き出すクロックの本数を増やせば、上記のひずみは極限まで減らすことが可能であるが、5乃至8本程度有れば十分実用に耐えるレベルのクロックを出力することができる。
本発明の好適な実施の形態に係る回路部分の概略図である。 図1の回路を経由する信号の例である。 (1)データの位相が早くなる場合と、(2)データの位相が遅くなる場合との、出力クロックのひずみを示す。 本発明の好適な実施の形態に係るPLLの概略のブロック図である。
符号の説明
4 エッジ検出部、 8 NOR回路、 10 インバータ、 22 位相比較器、 24 ループフィルタ、 26 VCO(電圧制御発信器)、 28 分周回路、 30 PLL、 32 リングオッシレータ。

Claims (1)

  1. ユニバーサル・シリアル・バス2.0仕様に基づいたデータ抽出型デジタルPLLにおいて、
    入力されるシリアルデータのエッジを検出するエッジ検出部と、
    そのエッジ検出部で検出されるエッジを初期位相信号とし、リングオッシレータより入力される多位相のクロックから、該初期位相信号をもとに入力データのほぼ真中に立ち上りエッジが合うような位相のクロックを選択するクロック位相調整器とを有する、
    データ抽出型デジタルPLL。

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