JP2005326965A - 建設現場管理システム - Google Patents

建設現場管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2005326965A
JP2005326965A JP2004142646A JP2004142646A JP2005326965A JP 2005326965 A JP2005326965 A JP 2005326965A JP 2004142646 A JP2004142646 A JP 2004142646A JP 2004142646 A JP2004142646 A JP 2004142646A JP 2005326965 A JP2005326965 A JP 2005326965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tag
space
construction site
exit
management unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004142646A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoya Kaneko
智弥 金子
Yasushi Hamada
耕史 浜田
Shigeru Uchida
茂 内田
Satoru Kondo
哲 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP2004142646A priority Critical patent/JP2005326965A/ja
Publication of JP2005326965A publication Critical patent/JP2005326965A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】ICタグを用いて低コストで建設現場における工程進捗状況や作業員の就業状況などの作業状況の管理を行う。
【解決手段】ICタグ12と、ICタグ12からタグIDを読み取るICタグリーダ14と、ICタグリーダ14と通信可能な管理サーバ10とを含む。ICタグ12は、建設現場に存在する資材、工具、作業員等の要素の夫々に取付けられ、ICタグリーダ14は、建設現場の各空間内や各空間への出入口に取付けられる。管理サーバ10は、各ICタグリーダ14からタグIDと当該ICタグリーダ14が設置された空間の空間IDとを受信する情報受信部30、タグID及び空間IDと当該タグIDの読み取り時刻とに基づいて、各要素の各空間への入退場日時を管理する入退場管理部32と、各要素の各空間への入退場日時に基づき各空間における作業状況を管理する作業状況管理部34とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、建設現場において工程進捗や作業員の就業状況等の管理を行ううえで好適な建設現場管理システム及び方法に関する。
建設現場では、工程管理や作業員の管理を適切に行なうべく、現場のどの場所でどの職種がどの位の時間作業しているかを把握することが必要である。そのためには、従来、工事管理者が長時間、作業現場に張り付いて作業状況を監視していなければならなかった。しかし、特に大規模な工事現場では、作業現場毎に管理者を配置することは現実的ではなく、また、作業現場にビデオカメラを設置して作業状況を監視することも考えられるが、撮影された映像を目視で分析しなければならないため、これも現実的とはいえない。
これに対して、例えば特許文献1には、建築現場での作業状況を管理するためのシステムが開示されている。このシステムでは、建築工事で用いられる各工具から工具識別情報及び作業が完了したことを示す完了情報を出力することにより、これらの情報に基づいて各作業位置における作業状況を把握できるようにしている。
特開平7−105469号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、例えば、トルクレンチには、締め付けトルクが一定以上となったことを検出するセンサと、このセンサが一定以上の締め付けトルクを検出したときに完了信号を送信する送信機が必要となるなど、完了情報を出力するために大掛かりな手段を工具毎に設けなければならず、大きなコストが掛かってしまう。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ICタグを用いて建設現場における工程進捗状況や作業員の就業状況などの作業状況の管理を行うことが可能な建設現場管理システム及び方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載された発明は、固有のタグIDが記憶されたICタグと、このICタグに接近したときに前記記憶されたタグIDを読み取る機能を有するICタグリーダと、このICタグリーダと通信可能な管理サーバとを含んだ、建設現場を管理するためのシステムであって、
前記ICタグは、建設現場に存在する資材、工具、作業員等の要素の夫々に取り付けられ、前記ICタグリーダは、前記建設現場の各空間内及び/又は各空間への出入口に取り付けられており、
前記管理サーバは、
前記各ICタグリーダが前記ICタグから読み取ったタグIDと、当該ICタグリーダが設置された空間を特定する空間IDとを、当該ICタグリーダから受信する情報受信部と、
前記受信したタグID及び空間IDと、当該タグIDの読み取り時点を表す情報とに基づいて、前記各要素の各空間への入退場時点を管理する入退場管理部と、
前記入退場管理部が管理する各要素の各空間への入退場時点に基づいて、各空間における作業状況を管理する作業状況管理部と、を備えることを特徴とする。
なお、本発明において「ICタグ」とは、内部にデータを記憶するメモリを備え、所定の通信可能範囲内に入ったICタグリーダ装置が、前記記憶したデータを読み出せるように構成された素子を意味する。この素子は、「RFタグ」、「RFID」などと呼ばれることもある。
また、請求項2に記載された発明は、請求項1記載の建設現場管理システムにおいて、
前記建設現場で行われる各工程について、工事に必要な要素の組み合わせを表す工程ルールが記録された工程ルールデータベースを備え、
前記作業状況管理部は、前記入退場管理部が管理する各要素の各空間への入退場時点に基づいて、各空間に同時に存在する要素を特定し、この特定した要素と、前記工程ルールデータベースに記録された工程ルールとを照合することにより、各空間での工程進捗状況を管理する工程進捗管理部を含むことを特徴とする。
また、請求項3に記載された発明は、請求項2記載の建設現場管理システムにおいて、
前記工程進捗管理部が管理する各空間の工程進捗状況を表示する進捗状況表示部を備えることを特徴とする。
また、請求項4に記載された発明は、請求項1〜3のうち何れか1項記載の建設現場管理システムにおいて、前記作業状況管理部は、前記入退場管理部が管理する各作業員の各空間への入退場時点に基づいて、各作業員の作業状況を管理する労務管理部を含むことを特徴とする。
また、請求項5に記載された発明は、請求項1〜3のうち何れか1項記載の建設現場管理システムにおいて、前記作業状況管理部は、前記入退場管理部が管理する各作業員の各空間への入退場時点に基づいて不安全状況を判定する安全管理部を備えることを特徴とする。
また、請求項6に記載された発明は、固有のタグIDが記憶されたICタグと、このICタグに接近したときに前記記憶されたタグIDを読み取る機能を有するICタグリーダと、このICタグリーダと通信可能な管理サーバとを含んだシステムにより建設現場を管理するための方法であって、
前記ICタグを、建設現場に存在する資材、工具、作業員等の要素の夫々に取り付け、
前記ICタグリーダを、前記建設現場の各空間内及び/又は各空間への出入口に取り付け、
前記管理サーバにより、
(a)前記各ICタグリーダが前記ICタグから読み取ったタグIDと、当該ICタグリーダが設置された空間を特定する空間IDとを、当該ICタグリーダから受信し、
(b)前記受信したタグID及び空間IDと、当該タグIDの読み取り時点を表す情報とに基づいて、前記各要素の各空間への入退場時点を管理し、
(c)各要素の各空間への入退場時点に基づいて、各空間における作業状況を管理する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、ICタグを用いて低コストで建設現場における工程進捗状況や作業員の就業状況などの管理を行うことができる。
==システム全体構成==
図1は、本発明の一実施形態である建設現場管理システムの全体構成図である。同図に示すように、本実施形態の建設現場管理システムは、管理サーバ10と、ICタグ12と、ICタグリーダ14とを備えている。
ICタグ12は、建設現場内に存在する資材、工具、作業員など(以下、これらを総称する場合は「要素」という)に夫々取り付けられている。また、ICタグリーダ14は、建設現場内の各空間1の内部、あるいは、各空間1への出入口に固定されており、ICタグ12から記憶データを読み取る機能を有すると共に、管理サーバ10との間で通信を行なう機能を有している。
各ICタグ12には、それが取り付けられた要素を識別するためのID(以下、要素IDという)が記憶されており、要素がICタグリーダ14に接近すると、ICタグリーダ14は当該ICタグ12からそのタグIDを読み取ることができる。各ICタグリーダ14には、それが設置された空間1を識別するためのID(空間ID)が割り当てられており、ICタグ12から読み取った要素IDを自身の空間IDと共に、管理サーバ10へ送信する。
図2は、管理サーバ10の機能ブロック図である。同図に示すように、管理サーバ10は、検知結果データベース20、入退場管理データベース22、工程ルールデータベース24、進捗管理データベース26、工程計画データベース28等の各データベースと、情報受信部30、入退場管理部32、工程進捗管理部34、進捗状況表示部36、労務管理部38、作業状況表示部40、安全管理部42の各機能部とを備えている。
なお、工程ルールデータベース24には、後述するように、建設現場で行われる各工程について、工事に必要な資材、工具、作業員等の各要素が記録されている。また、工程計画データベース28には、建設現場で行われる各工程の工事内容や日程等の工事計画が格納されている。その他のデータベース20,22,26は、管理サーバ10による処理の過程でデータが記録されていくものであり、これらデータベースについては該当する箇所で説明する。
==入退場管理==
情報受信部30は、各ICタグリーダ14がICタグ12から読み取った要素IDを、当該ICタグリーダ14の空間IDと共に、当該ICタグリーダ14から受信する。入退場管理部32は、情報受信部30が受信した要素ID及び端末IDを、要素IDの読み取り日時と共に検知結果データベース20に蓄積記録する。そして、この検知結果データベース20の記録データに基づいて、例えば次の(1)又は(2)の何れかの構成により、各要素の各空間への入退場日時を特定して入退場管理データベース22へ記録する。なお、本実施形態では、情報受信部30による要素IDの受信日時が、要素IDの読み取り日時に一致するとみなして、受信日時を読み取り日時として記録するものとしている。ただし、ICタグリーダ14から管理サーバ10へ読み取り日時を送信するようにしてもよい。
(1)各空間内に設置したICタグリーダにより空間内に存在する全ての要素IDを読み取る構成
この構成(1)では、各空間に設置したICタグリーダ14により、定期的(例えば1分おき)にICタグ12から要素IDを読み取り、その要素IDと読み取り日時とを検知結果データベース20に記録する。図3は、本方法(1)において検知結果データベース20に記録されたデータの例を示す。同図に示すように、検知結果データベース20には、空間ID、空間名称、読み取り日時、要素ID、及び要素名称が記録される。なお、管理サーバ10は、空間IDと空間名称の対応関係、及び、要素IDと要素名称の対応関係を夫々記憶したマスタテーブルを備えており、入退場管理部32は、これらのマスタテーブルを参照して、空間名称及び要素名称を取得する。ただし、空間及び要素は夫々空間ID及び要素IDだけで特定できるので、検知結果データベース20に空間名称及び要素名称を記録しなくてもよい。
入退場管理部32は、検知結果データベース20に記録されたデータに基づいて、各要素の空間への入場日時及び退場日時を判定して、空間に滞在した時間を計算し、入退場管理データベース22に記録する。具体的には、各要素について、最初に要素IDが読み取られた時点を入場日時とし、要素IDが読み取られなくなった時点を退場日時とする。
図4は、図3のデータに対応する入退場管理データベース22の記録データを示す。例えば、図3の例で、工具Aは2004年3月30日9:06に初めて要素IDが読み取られたため、図4に示すように、工具Aの入場日時は2004年3月30日9:06となる。その後、9:07にも工具Aの要素IDが読み取られているが、次の9:08には工具Aの要素IDや読み取られていない。したがって、この場合、工具Aの退場日時は2004年3月30日9:08となる。なお、図3の例では、最新の読取り時刻が2004年3月30日11:37であり、この時点で、資材A、資材Bの要素IDは共に読み取られているため、資材A、資材Bは空間内に存在すると判断され、図4に示すように、資材A、資材Bの退場日時は未確定となっている。
(2)各空間の出入口に設置したICタグリーダにより要素IDを読み取る構成
この構成(2)では、各空間の出入口に設置したICタグリーダ14により、その空間に各要素が入場した時刻を記録する。図5は、本構成(2)において検知結果データベース20に記録されたデータの例を示すものであり、上記構成(1)の図3と同じ状況を表している。同図に示すように、検知結果データベース20には、空間ID、入退場区分、入退場日時(すなわち、要素IDの読取り時刻)、要素ID、要素名称等が記録される。なお、入退場区分は、例えば、ある要素の要素IDが最初に読み取られた場合は「入場」とし、以後、同じ要素IDが読み取られる都度、「退場」、「入場」を交互に反転させることにより判定できる。このように検知結果データベース20に記録された各要素の入退場日時を、入退場区分に応じて、そのまま入場日時及び退場日時として判定する。なお、入場と退場とを区別する方法はこれに限らず、例えば、出入口の内側寄りと外側寄りの2箇所にICタグリーダ14を設置し、各ICタグリーダ14による読み取りの時間差に基づいて要素の移動方向を認識して入場か退場かを判定するようにしてもよい。あるいは、1台のICタグリーダ14で移動方向を認識できるものが利用可能であれば、そのようなICタグリーダ14を設置することにより入場か退場かを判定することができる。
図6は、図5のデータに対応する入退場管理データベース22の記録データを示す。例えば、工具Aについて、入退場日時2004年3月30日9:06の入退場区分が「入場」であるから入場日時は2004年3月30日9:06となり、入退場日時2004年3月30日9:08の入退場区分が「退場」であるから退場日時は2004年3月30日9:08となる。
==工程進捗管理==
工程進捗管理部34は、入退場管理データベース22及び工程ルールデータベース24を参照して、工程の進捗管理を行う。以下、工程進捗管理部34が行う処理の内容を具体的に説明する。
図7は、工程ルールデータベース24に記録されたデータの例を示す。同図に示すように、工程ルールデータベース24には、各工程について、工程を識別するための工程IDと、工事に必要な要素と、単位施工数量当たりの必要作業時間とが記録されている。同図の例では、工程IDが「101」である工程(二重床)について、工事に必要な要素として「際根太」、「パーティクルボード」、「二重床用脚」、「システム根太」、「二重床施工者」、及び「ハンマー」が記録され、また、単位施工数量当たりの必要作業時間として、1m当たり0:15時間(15分)が記録されている。この例の場合、工程進捗管理部34は、入退場管理データベース22を参照して、「際根太」、「パーティクルボード」、「二重床用脚」、「システム根太」、「二重床施工者」、及び「ハンマー」が同じ空間に揃うと、その空間で「二重床」の施工作業が行われていると判断する。そして、その状態が、単位面積当たりの必要作業時間0.15時間に、その空間の面積を掛けた時間だけ継続すると、当該作業は終了したと判断する。
例えば、検知結果データベース20及び入退場管理データベース22に夫々図8及び図9に示すデータが記録されているとする。なお、図8に示す検知結果データベース20では、各要素について「工事種別」の欄に工種が記録されるものとしている。この工種は、例えば、各要素について要素IDと工種との対応関係を格納したマスタテーブルを設けておき、このマスタテーブルを参照することにより取得される。図8及び図9の例では、3月30日9:15に二重床についての必要要素である「際根太」、「パーティクルボード」、「二重床用脚」、「システム根太」、「二重床施工者」、及び「ハンマー」が空間502に揃っているので、工程進捗管理部34は、この時点で二重床の構成が開始されたと判断する。また、各空間の面積が格納されたマスタテーブルを参照して、空間502の面積を取得し、この面積(例えば10mとする)と二重床の単位面積当たりの必要作業時間15分を掛けた150分が経過した時点で、二重床の施工が終了したと判断する。
このように、工程進捗管理部34は、入退場管理データベース22に記録された各空間への各要素の入退場日時と、工程ルールデータベース24に記録された各工程に必要な要素とに基づいて、各工程の進捗状況を把握する。そして、各工程の進捗状況を進捗管理データベース26に記録する。なお、工程が終了したと判断された時点で、管理者宛に電子メールなどにより通知を行うようにしてもよい。
図10は、進捗管理データベース26に記録されたデータの例を示す。同図に示すように、進捗管理データベース26には、各空間について、空間IDと、その空間で行われる各工程の工程IDと、その工程の進捗状況を表す進捗ステータス情報と、現在の進捗ステータスとなった日付とが記録される。なお、ステータス情報は、工程の進捗状況を例えば、「未着手」、「作業中」、「作業終了」、「検査終了」などで表す。このうち、「検査終了」は、進捗状況が「作業終了」である工程について、管理者が検査を終了した旨の入力を行うことにより設定される。
なお、工程進捗管理部34は、後述する図12に示すような工程表の上でマイルストーン(工程上である条件が整ったかどうかを管理するためのポイント)を設定し、設定されたマイルストーンに達したときに管理者へ例えば電子メールなどで連絡をする機能も有している。例えば、二重床を施工し始めてから1時間程度で途中経過を検査する必要がある場合、「二重床 施工開始後1時間」がマイルストーンとして設定され、工程進捗管理部34は、二重床の工程が開始後、1時間が経過すると、その旨の画面表示を行い、あるいは、当該二重床工程の管理担当者宛にメール送信するなどの通知処理を行う。
進捗状況表示部36は、進捗管理データベース26に記録されたデータに基づいて、各工程の進捗状況を画面表示する。
図11は、進捗状況表示部36による表示画面の第1の例を示す。この例では、空間ごとに指定された工程の進捗状況が、施工現場を表す図面上での各空間に該当する位置に、工程の進捗状況に応じた色の濃淡により表示されている。このような表示画面によれば、現場全体の工程の現在の進捗状況を把握することができる。
図12は、進捗状況表示部36による表示画面の第2の例を示す。この例では、指定された空間で行われる各工程の進捗状況が工程表の形式で工程の進捗状況に応じた色の濃淡により表示されている。このような表示画面によれば、各工程の進捗を日次で把握することができる。
==労務管理==
労務管理部38は、入退場管理データベース22に記録された各空間での作業員、資材、工具の組み合わせで作業内容を判定し、各作業員がどの場所でどの位の時間、どの作業工程を行ったかを判定すると共に、労務歩掛りを自動算出する。なお、作業員、資材、工具の組み合わせによる作業内容の判定は、工程進捗管理部34と同様に、工程ルールデータベース24を参照して行われる。例えば、上記図8の例で、二重床作業者(作業員B)は、3月30日9:15〜11:52の間、空間502の二重床の施工に従事していたと判定される。この場合、作業時間は2時間37分となるから、空間502の二重床施工面積が例えば10m、一日の作業時間を例えば8時間として、労務歩掛りは、(2時間37分/8時間)/10m=0.033人・日/mと計算される。
作業状況表示部40は、労務管理部38により判定された、各空間で行われる工程及び各作業員の配置状況を画面表示する。
図13は作業状況表示部40による表示画面の第1の例を示す。この表示画面では、現在時点で、指定された業種の工程作業が行なわれている空間及びその空間に存在する作業員の人数を表示している。
図14は、作業状況表示部40による表示画面の第2の例を示す。この表示画面では、指定された業種についての工程表のうえに、作業が完了しあるいは管理者による検査が完了した工程について、その工程に掛かった人工を合計して表示している。
==安全管理==
安全管理部42は、入退場管理データベース22に記録された各空間への各作業員の入場状況と、工程計画データベース28に記録された各空間での作業予定工程とに基づいて、作業員が入場を許可されていない空間に入場したことを検知して、警報を発する。例えば、入退場管理データベース22に図15に例示するデータが記録されており、工程計画データベース28には、空間323での現時点での予定作業が「ウレタン」となっている場合、安全管理部42は、ウレタン施工の作業員ではなく、ウレタン作業中の空間への入場が許可されていない作業員Bが空間323に入場したことをもって、当該作業員Bについて警告を発する。
その他、安全管理部42は、他の要素IDとの組み合わせに基づいて、多様な安全管理を行なうことができる。
例えば、ある作業員がある空間に存在しているとき、その空間に必要な安全具等(保護帽、安全帯、免許証)も同時に存在しなければ、必要な安全具等を装着していない旨の警報を発することができる。図16に示す例では、作業員Aが3月30日8:46に空間890に入場して当該作業員の要素ID2085が読み取られ、これと同時に、当該作業員Aの保護帽の要素ID3121も読み取られているが、安全帯の要素IDは読み取られていないので、安全帯を着用していない旨の警告を発する。
また、複数人での作業が義務付けられているピット等の空間での工程について、その空間に作業者が一人しかいないと判断された場合に警告を発することができる。図17に示す例では、ピットである空間16に3月30日13:08に入場した作業員Eは単独であるため、ピット16で単独作業が行われている旨の警告を発する。
==本実施形態の効果等==
以上説明したように、本実施形態の現場管理システムによれば、資材、工具、作業員などの各要素にICタグ12を付して、それらのICタグ12を現場の各空間に設けたICタグリーダ14で読み取ることにより、各要素の各空間への入退場日時を管理することができる。そして、このように管理した各要素の各空間への入退場日時に基づいて、各空間での工程の進捗状況や作業員の就業状況、さらには、不安全な状況を管理することができる。
本発明の一実施形態である建設現場管理システムの全体構成図である。 本実施形態の建設現場管理システムが備える管理サーバの機能ブロック図である。 入退場管理部が各要素の各空間への入退場日時を特定する第1の構成において検知結果データベースに記録されるデータの例を示す図である。 図3のデータに対応する入退場管理データベースの記録データを示す図である。 入退場管理部が各要素の各空間への入退場日時を特定する第2の構成において検知結果データベースに記録されるデータの例を示す図である。 図5のデータに対応する入退場管理データベースの記録データを示す図である。 工程ルールデータベースに記録されたデータの例を示す図である 工程進捗管理部の処理を説明するための検知結果データベースの記録データの例を示す図である。 工程進捗管理部の処理を説明するための入退場管理データベースの記録データの例を示す図である。 進捗管理データベースに記録されたデータの例を示す図である。 進捗状況表示部による表示画面の第1の例を示す図である。 進捗状況表示部による表示画面の第2の例を示す図である。 作業状況表示部による表示画面の第1の例を示す図である。 作業状況表示部による表示画面の第2の例を示す図である。 安全管理部による処理を説明するための入退場管理データベースの記録データの第1の例を示す図である。 安全管理部による処理を説明するための入退場管理データベースの記録データの第2の例を示す図である。 安全管理部による処理を説明するための入退場管理データベースの記録データの第3の例を示す図である。
符号の説明
10 管理サーバ
12 ICタグ
14 ICタグリーダ
20 検知結果データベース
22 入退場管理データベース
24 工程ルールデータベース
26 進捗管理データベース
28 工程計画データベース
30 情報受信部
32 入退場管理部
34 工程進捗管理部
36 進捗状況表示部
38 労務管理部
40 作業状況表示部
42 安全管理部

Claims (6)

  1. 固有のタグIDが記憶されたICタグと、このICタグに接近したときに前記記憶されたタグIDを読み取る機能を有するICタグリーダと、このICタグリーダと通信可能な管理サーバとを含んだ、建設現場を管理するためのシステムであって、
    前記ICタグは、建設現場に存在する資材、工具、作業員等の要素の夫々に取り付けられ、前記ICタグリーダは、前記建設現場の各空間内及び/又は各空間への出入口に取り付けられており、
    前記管理サーバは、
    前記各ICタグリーダが前記ICタグから読み取ったタグIDと、当該ICタグリーダが設置された空間を特定する空間IDとを、当該ICタグリーダから受信する情報受信部と、
    前記受信したタグID及び空間IDと、当該タグIDの読み取り時点を表す情報とに基づいて、前記各要素の各空間への入退場時点を管理する入退場管理部と、
    前記入退場管理部が管理する各要素の各空間への入退場時点に基づいて、各空間における作業状況を管理する作業状況管理部と、を備えることを特徴とする建設現場管理システム。
  2. 請求項1記載の建設現場管理システムにおいて、
    前記建設現場で行われる各工程について、工事に必要な要素の組み合わせを表す工程ルールが記録された工程ルールデータベースを備え、
    前記作業状況管理部は、前記入退場管理部が管理する各要素の各空間への入退場時点に基づいて、各空間に同時に存在する要素を特定し、この特定した要素と、前記工程ルールデータベースに記録された工程ルールとを照合することにより、各空間での工程進捗状況を管理する工程進捗管理部を含むことを特徴とする建設現場管理システム。
  3. 請求項2記載の建設現場管理システムにおいて、
    前記工程進捗管理部が管理する各空間の工程進捗状況を表示する進捗状況表示部を備えることを特徴とする建設現場管理システム。
  4. 請求項1〜3のうち何れか1項記載の建設現場管理システムにおいて、
    前記作業状況管理部は、前記入退場管理部が管理する各作業員の各空間への入退場時点に基づいて、各作業員の作業状況を管理する労務管理部を含むことを特徴とする建設現場管理システム。
  5. 請求項1〜3のうち何れか1項記載の建設現場管理システムにおいて、
    前記作業状況管理部は、前記入退場管理部が管理する各作業員の各空間への入退場時点に基づいて不安全状況を判定する安全管理部を備えることを特徴とする建設現場管理システム。
  6. 固有のタグIDが記憶されたICタグと、このICタグに接近したときに前記記憶されたタグIDを読み取る機能を有するICタグリーダと、このICタグリーダと通信可能な管理サーバとを含んだシステムにより建設現場を管理するための方法であって、
    前記ICタグを、建設現場に存在する資材、工具、作業員等の要素の夫々に取り付け、
    前記ICタグリーダを、前記建設現場の各空間内及び/又は各空間への出入口に取り付け、
    前記管理サーバにより、
    (a)前記各ICタグリーダが前記ICタグから読み取ったタグIDと、当該ICタグリーダが設置された空間を特定する空間IDとを、当該ICタグリーダから受信し、
    (b)前記受信したタグID及び空間IDと、当該タグIDの読み取り時点を表す情報とに基づいて、前記各要素の各空間への入退場時点を管理し、
    (c)各要素の各空間への入退場時点に基づいて、各空間における作業状況を管理する、
    ことを特徴とする建設現場管理方法。

JP2004142646A 2004-05-12 2004-05-12 建設現場管理システム Pending JP2005326965A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004142646A JP2005326965A (ja) 2004-05-12 2004-05-12 建設現場管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004142646A JP2005326965A (ja) 2004-05-12 2004-05-12 建設現場管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005326965A true JP2005326965A (ja) 2005-11-24

Family

ID=35473294

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004142646A Pending JP2005326965A (ja) 2004-05-12 2004-05-12 建設現場管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005326965A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007271347A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Ohbayashi Corp 建設現場における移動体の位置特定システム及び方法
JP2007323497A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Chiyoda Corp 進捗管理システム及び管理サーバ
JP2009276863A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Hitachi Ltd 入退門管理システム
JP2010108139A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Act Engineering Inc 朝礼実施システム及び朝礼実施方法
US7880620B2 (en) 2006-12-20 2011-02-01 Hitachi Plant Technologies, Ltd. RFID tag and construction site management system and management method using the same
JP2011043975A (ja) * 2009-08-20 2011-03-03 Nec Soft Ltd 物作りサービス提供システムおよびサーバ
JP2014032534A (ja) * 2012-08-03 2014-02-20 Computer System Kenkyusho:Kk Cad情報生成装置、cad情報生成方法、cad情報生成プログラム、媒体、および立体模型
EP2806383A1 (en) * 2013-05-24 2014-11-26 Hitachi Ltd. Device and method for collecting and managing information of equipment
JP2016024689A (ja) * 2014-07-22 2016-02-08 ギアヌーヴ株式会社 現場管理装置およびシステム
JP2016071553A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 ギアヌーヴ株式会社 建築物工程管理サーバ及び建築物工程管理システム
JP2016071554A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 ギアヌーヴ株式会社 労務管理装置
JP2018181085A (ja) * 2017-04-18 2018-11-15 株式会社日立プラントコンストラクション 建設現場の管理情報共有システム
CN109409782A (zh) * 2018-11-23 2019-03-01 中建隧道建设有限公司 高处作业安全智能管理***
JP2019114184A (ja) * 2017-12-26 2019-07-11 株式会社東芝 警報装置およびその警報発生器
JP2019169051A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 株式会社日立国際電気 作業安全管理システム及び作業安全管理方法
US20200219037A1 (en) * 2019-01-08 2020-07-09 Pike Enterprises, Llc System for collecting and analyzing equipment telematic data

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007271347A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Ohbayashi Corp 建設現場における移動体の位置特定システム及び方法
JP2007323497A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Chiyoda Corp 進捗管理システム及び管理サーバ
US7880620B2 (en) 2006-12-20 2011-02-01 Hitachi Plant Technologies, Ltd. RFID tag and construction site management system and management method using the same
JP2009276863A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Hitachi Ltd 入退門管理システム
JP2010108139A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Act Engineering Inc 朝礼実施システム及び朝礼実施方法
JP2011043975A (ja) * 2009-08-20 2011-03-03 Nec Soft Ltd 物作りサービス提供システムおよびサーバ
JP2014032534A (ja) * 2012-08-03 2014-02-20 Computer System Kenkyusho:Kk Cad情報生成装置、cad情報生成方法、cad情報生成プログラム、媒体、および立体模型
EP2806383A1 (en) * 2013-05-24 2014-11-26 Hitachi Ltd. Device and method for collecting and managing information of equipment
JP2016024689A (ja) * 2014-07-22 2016-02-08 ギアヌーヴ株式会社 現場管理装置およびシステム
JP2016071554A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 ギアヌーヴ株式会社 労務管理装置
JP2016071553A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 ギアヌーヴ株式会社 建築物工程管理サーバ及び建築物工程管理システム
JP2018181085A (ja) * 2017-04-18 2018-11-15 株式会社日立プラントコンストラクション 建設現場の管理情報共有システム
JP7129146B2 (ja) 2017-04-18 2022-09-01 株式会社日立プラントコンストラクション 建設現場の管理情報共有システム
JP2019114184A (ja) * 2017-12-26 2019-07-11 株式会社東芝 警報装置およびその警報発生器
JP2019169051A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 株式会社日立国際電気 作業安全管理システム及び作業安全管理方法
JP7084752B2 (ja) 2018-03-26 2022-06-15 株式会社日立国際電気 作業安全管理システム
CN109409782A (zh) * 2018-11-23 2019-03-01 中建隧道建设有限公司 高处作业安全智能管理***
CN109409782B (zh) * 2018-11-23 2024-04-19 中建隧道建设有限公司 高处作业安全智能管理***
US20200219037A1 (en) * 2019-01-08 2020-07-09 Pike Enterprises, Llc System for collecting and analyzing equipment telematic data
US11593726B2 (en) * 2019-01-08 2023-02-28 Pike Enterprises, Llc System for collecting and analyzing equipment telematic data
US20230162110A1 (en) * 2019-01-08 2023-05-25 Pike Enterprises, Llc System for collecting and analyzing equipment telematic data

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005326965A (ja) 建設現場管理システム
US11200774B2 (en) Device for real time equipment tracking at a construction site
JP6057607B2 (ja) 生産管理システム及び方法
JP4261435B2 (ja) 設備点検支援システム
JP2008146502A (ja) 作業安全計画管理システム
JP6041141B2 (ja) データ収集システム及びその方法
JP4953656B2 (ja) 器具管理システム及び器具管理方法
CN105684021A (zh) 服务支持***和方法
KR102391197B1 (ko) 디지털 안전 작업관리 시스템 및 방법
CN113767407A (zh) 信息处理装置、信息处理方法、信息处理程序以及记录介质
JP5451166B2 (ja) 生産改善支援システム
WO2017203598A1 (ja) 作業支援システム、割振りシステム及び割振り方法
JP2006155582A (ja) 入出門管理装置
JP2006350604A (ja) 現場保守支援システム、および現場保守支援方法
JP2007241598A (ja) 現場保守支援システム、および現場保守支援方法
US11138542B2 (en) Confirming field technician work based on photographic time and location device
KR20160108883A (ko) 사물 인터넷과 아이티 기술을 이용한 건물 설비 안전 안전 관리 시스템
US20220245872A1 (en) Display control device, control method, and non-transitory computer readable medium
JP7205857B2 (ja) 資機材の管理装置
JP6235261B2 (ja) 巡回業務支援システム、巡回業務支援方法及び巡回業務支援システム用プログラム
JP2007206951A (ja) 現場点検支援システム
JP2007328664A (ja) リワーク測定システム及びその測定方法
JP2009163571A (ja) 有害物撤去作業安全管理装置
JP4523432B2 (ja) 統合昇降機保守情報提供システム
WO2022113911A1 (ja) 支援装置及び機械システム