JP2005326257A - 空気入りタイヤのトレッド状態検出方法および装置 - Google Patents

空気入りタイヤのトレッド状態検出方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 小型、安価でありながら空気入りタイヤ16のトレッド状態を正確に目視で検出する。
【解決手段】 可塑性材料からなる検出材15を支持プレート11の底壁12の上面中央部に配置した後、空気入りタイヤ16により検出材15を踏み付けてトレッド形状を転写するが、このとき、押し除けられた検出材15は底壁12の上面を円滑に流れて***することは殆どなく、トレッド状態を正確に検出することができる。しかも、検出材15の前端から後端に至る全範囲で転写が正確に行われ、支持プレート11の小型化、検出材15の量も減少させることもできる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、空気入りタイヤのトレッドにおける接地形状、摩耗度等のトレッド状態を目視で検出可能とした検出方法および装置に関する。
従来の空気入りタイヤのトレッド状態検出方法・装置としては、例えば以下の特許文献1に記載されているようなものが知られている。
特開昭53−1551号公報
このものは、略平坦な矩形の底壁と、該底壁の前後左右の4辺にそれぞれ一体形成され、底壁から上方に向かって延びる同一高さの側壁とからなる保持枠内に可塑性物質を一杯になるまで充填した後、車両に装着された空気入りタイヤを転動させながら保持枠を乗り越えさせることにより、該空気入りタイヤを保持枠内の可塑性物質に押し込んで空気入りタイヤのトレッド形状を可塑性物質に転写し、その後、該可塑性物質の転写部位を目視により観察し、空気入りタイヤのトレッド状態を検出するようにしたものである。
しかしながら、このような従来の空気入りタイヤのトレッド状態検出方法・装置にあっては、可塑性物質が非圧縮性であるため、空気入りタイヤを転写のために押し込むと、押し除けられた可塑性物質が転写部位の両側方で***し、この結果、該***が転写部位の目視観察時に邪魔となってトレッドの接地形状、摩耗度を正確に検出できなくなるという課題があった。また、空気入りタイヤの入り側および出側の側壁近傍に位置する可塑性物質には該側壁が邪魔をしてタイヤトレッドの転写が正確に行われないため、保持枠が大型化するとともに、可塑性物質も余分な量が必要となって高価となってしまうという課題もあった。
この発明は、小型、安価でありながら空気入りタイヤのトレッド状態を正確に検出することができる空気入りタイヤのトレッド状態検出方法および装置を提供することを目的とする。
このような目的は、第1に、上面が少なくとも前端から後端に至るまで平坦である支持プレートの上面中央部に可塑性材料からなる略一定厚さの検出材を配置する工程と、支持プレートの前、後端を結ぶ直線に沿って車両に装着された空気入りタイヤを転動させることにより、前記検出材を該空気入りタイヤで踏み付けて、空気入りタイヤのトレッド形状を検出材に転写する工程と、該検出材の転写部位を観察する工程とを備えた空気入りタイヤのトレッド状態検出方法により、達成することができ、
第2に、上面が少なくとも前端から後端に至るまで平坦である支持プレートと、該支持プレートの上面中央部に配置された可塑性材料からなる略一定厚さの検出材とを備え、支持プレートの前、後端を結ぶ直線に沿って車両に装着された空気入りタイヤを転動させることにより、前記検出材を該空気入りタイヤで踏み付けて、空気入りタイヤのトレッド形状を検出材に転写し、その後、該検出材の転写部位を観察するようにした空気入りタイヤのトレッド状態検出装置により、達成することができる。
この発明においては、前述のように支持プレートの上面中央部に可塑性材料からなる略一定厚さの検出材を配置した後、車両に装着された空気入りタイヤを転動させることにより、前記検出材を該空気入りタイヤで踏み付けて、空気入りタイヤのトレッド形状を検出材に転写するようにしたので、空気入りタイヤで検出材を踏み付けたときに押し除けられる検出材は制限を受けることなく支持プレートの上面を前後、左右に円滑に流れ、この結果、転写部位の両側に検出材が***することは殆どない。この結果、転写部位の目視観察時に邪魔するものはなく、トレッドの接地形状、摩耗度を正確に検出することができる。
また、前記検出材が配置される支持プレートの上面は、前述のように少なくとも前端から後端に至るまで平坦であるとともに、空気入りタイヤは該支持プレートの前、後端を結ぶ直線に沿って転動するため、検出材の前端から後端に至る全範囲でタイヤトレッドの転写が正確に行われ、この結果、支持プレートを小型化することができるとともに、検出材の量も減少させることができて安価とすることもできる。
また、請求項2に記載のように構成すれば、トレッドの接地形状、摩耗の程度を一目瞭然で判断することができ、トレッドの接地形状、摩耗度を正確に検出することができる。
さらに、請求項4に記載のように構成すれば、側壁を支持プレートの把持部として用いることができて取り扱いが容易になるとともに、空気入りタイヤの転動時におけるガイドとして用いることもできる。
また、請求項5に記載のように構成すれば、転写部位の形状を鮮明にすることができる。
以下、この発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1、2において、11は板状のプラスチック等からなる支持プレートであり、この支持プレート11は底壁12と、この底壁12の左右端の少なくともいずれか一方、ここでは左右両端からそれぞれ底壁12に対してほぼ垂直に延びる側壁13、14とから構成されている。このように支持プレート11の左右端の少なくともいずれか一方にほぼ垂直に延びる側壁13、14を設けるようにすれば、該側壁13、14を支持プレート11の把持部として用いることができて取り扱いが容易になるとともに、後述するような空気入りタイヤの転動時におけるガイドとして用いることもできる。
このように底壁12の左右端にのみ側壁13、14を設け、底壁12の前後端には側壁を設けないようにすると、該底壁12の上面は前端12bから後端12aに至るまで前後方向の全域で平坦となる。なお、前述のような側壁13、14を左右端に設けなくてもよいが、この場合には、底壁12の上面は前端から後端に至るまで、さらに、左端から右端に至るまで平坦となる。このように底壁12の上面は少なくとも前端12bから後端12aに至るまで平坦であればよい。
15は前記底壁12の上面中央部(図1に仮想線で示す位置)に配置され、外力に追従変形する可塑性材料からなる検出材であり、この検出材15は前述のように底壁12の上面中央部に配置されているので、該検出材15の外縁と底壁12の前後端、左右端との間には所定の間隙が形成される。また、この検出材15は全範囲において略一定厚さであるが、その厚さは後述する空気入りタイヤの広幅である主溝、横溝の溝深さより大であることが好ましい。一方、検出材15の左右方向の幅は空気入りタイヤのトレッド幅より大である。そして、この検出材15としては、例えば緑色等の鮮やかな色に着色された粘土を用いることが、後述する転写部位の形状を鮮明にすることができることから、好ましい。
次に、前記実施例1の作用について説明する。
前述のように検出材15が底壁12の上面中央部に配置された支持プレート11を地面に載置するが、その位置は車両(乗用車、トラック・バス等)に装着された、図1に仮想線で示す空気入りタイヤ16の転動ライン上である。次に、前記車両を支持プレート11に向かって前方に走行させ、空気入りタイヤ16を支持プレート11の前、後端を結ぶ直線Lに沿って地面上を転動させる。そして、前記空気入りタイヤ16が底壁12の後端12aに乗り上げた後も、さらに空気入りタイヤ16を前方に向かって転動させると、該空気入りタイヤ16は検出材15を踏み付けるが、前記検出材15は可塑性材料から構成されているため、該検出材15に空気入りタイヤ16のトレッド部が押し込まれて、該空気入りタイヤ16のトレッド形状が検出材15に転写される。
このように検出材15に空気入りタイヤ16のトレッド部が荷重によって押し込まれると、検出材15の一部が前後左右に押し除けられるが、このように押し除けられた検出材15は、前述のように検出材15が底壁12の上面中央部に配置され、底壁12の前後端、左右端との間に所定の間隙が形成されているため、側壁13、14から制限を受けることなく底壁12の上面を前後、左右に円滑に流れ、この結果、転写部位の両側に検出材15が***することは殆どない。この結果、後述の転写部位の目視観察時に邪魔するものはなく、トレッドの接地形状、摩耗度を正確に検出することができる。
また、このとき、前記検出材15が配置される底壁12の上面は、少なくとも前端12bから後端12aに至るまで平坦であるとともに、空気入りタイヤ16は前述の直線Lに沿って転動するため、検出材15の前端から後端に至る全範囲でタイヤトレッドの転写が正確に行われ、この結果、支持プレート11を小型化することができるとともに、検出材15の量も減少させることができて安価とすることもできる。
ここで、前述のように空気入りタイヤ16によって検出材15を踏みつける際、支持プレート11が地面上を滑るような場合には、底壁12の下面にゴムシートを貼付けたり、あるいは、地面に底壁12の肉厚と同一深さの溝を形成し、該溝に底壁12を嵌入することで、あるいは、地面に取付けられた図示していない固定手段により支持プレート11を固定して、滑りを規制するようにすればよい。
そして、空気入りタイヤ16の転動により該空気入りタイヤ16が、図1に実線で示すように前端12bから前方に抜け出ると、空気入りタイヤ16が踏み付けた検出材15の上面、即ち転写部位には空気入りタイヤ16の主溝16a、横溝16b等と補完関係にある突状17が形成され、転写部位には主溝16a、横溝16bのみが凸状に浮き上がって目視できるようになる。その後、検出材15が付着された支持プレート11を一体的に観察場所、例えば車両の運転席横まで搬送して、検出材15の転写部位、特にトレッド接地形状、摩耗度を運転者に視覚的に把握してもらう。
このとき、予め未使用の空気入りタイヤ16のトレッド形状を検出材15に転写しておいて、該未使用の空気入りタイヤ16を転写した検出材15と、現在使用中の空気入りタイヤ16を転写した検出材15とを並べて比較しながら観察するようにすれば、トレッドの接地形状、摩耗の程度が一目瞭然で判断することができ、トレッドの接地形状、摩耗度を正確に検出することができる。なお、このとき、デプスゲージ、ノギス等を用いて摩耗量を正確に計測するようにすれば、摩耗度を客観的にかつ正確に検出することができる。
なお、前述の実施例においては、支持プレート11を車両より前方の地面上に設置したが、この発明においては、車両より後方の地面上に設置し、空気入りタイヤ16を後方に向かって転動させることで、検出材15を踏みつけるようにしてもよい。
この発明は、空気入りタイヤのトレッド状態を目視で検出する産業分野に適用できる。
この発明の実施例1を示す平面図である。 図1のI−I矢視断面図である。
符号の説明
11…支持プレート 12…底壁
12a…後端 12b…前端
13…側壁 14…側壁
16…空気入りタイヤ L…直線

Claims (5)

  1. 上面が少なくとも前端から後端に至るまで平坦である支持プレートの上面中央部に可塑性材料からなる略一定厚さの検出材を配置する工程と、支持プレートの前、後端を結ぶ直線に沿って車両に装着された空気入りタイヤを転動させることにより、前記検出材を該空気入りタイヤで踏み付けて、空気入りタイヤのトレッド形状を検出材に転写する工程と、該検出材の転写部位を観察する工程とを備えたことを特徴とする空気入りタイヤのトレッド状態検出方法。
  2. 予め未使用の空気入りタイヤのトレッド形状を検出材に転写しておいて、該未使用タイヤを転写した検出材と、使用中の空気入りタイヤを転写した検出材とを比較しながら観察するようにした請求項1記載の空気入りタイヤのトレッド状態検出方法。
  3. 上面が少なくとも前端から後端に至るまで平坦である支持プレートと、該支持プレートの上面中央部に配置された可塑性材料からなる略一定厚さの検出材とを備え、支持プレートの前、後端を結ぶ直線に沿って車両に装着された空気入りタイヤを転動させることにより、前記検出材を該空気入りタイヤで踏み付けて、空気入りタイヤのトレッド形状を検出材に転写し、その後、該検出材の転写部位を観察するようにしたことを特徴とする空気入りタイヤのトレッド状態検出装置。
  4. 前記支持プレートの左右端の少なくともいずれか一方にほぼ垂直に延びる側壁を設けた請求項3記載の空気入りタイヤのトレッド状態検出装置。
  5. 前記検出材として着色された粘土を用いるようにした請求項3または4記載の空気入りタイヤのトレッド状態検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007278818A (ja) * 2006-04-06 2007-10-25 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ接地部付近の表面形状検出方法と装置及び表面形状測定方法
KR101998261B1 (ko) * 2018-04-30 2019-10-01 오한선 차량의 타이어 마모 감지 장치

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