JP2005318696A - 防護シート体、離隔保持具、防護装置および防護方法 - Google Patents

防護シート体、離隔保持具、防護装置および防護方法 Download PDF

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Hideaki Kudo
英明 工藤
睦 ▲高▼階
Mutsumi Takashina
Hideaki Hashimoto
英明 橋本
Koichi Inoue
浩一 井上
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Abstract


【課題】 防護対象物への取付けおよび取外しが容易であり、かつ作業の安全性を確保することができる防護装置および防護方法を提供する提供する。
【解決手段】 離隔保持具23を防護対象物21に取付けることによって、防護シート体22と防護対象物とを所定の距離に保って支持する。したがって防護シート体と防護対象物とが接触することを防ぐことができる。またシート本体39に対して索条部材40を絞込むとによって、シート本体の縁辺部が縛られ、防護対象物がシート本体によって包まれる。したがって作業者は、索状部材を引っ張るという単純な作業によって、防護対象物21をシート本体によって包むことができる。またシート本体に対して索状部材を絞込む作業は、防護対象物から離間した位置で行うことができる。これによって作業者が、電線などに接触して感電することを防ぐことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電線を支持するための電線支持構造物およびその付近の電線部分を含む防護対象物を、外方から覆って保護する防護装置および防護方法に関する。
第1の従来の技術の防護装置は、支持アーム、ネット支持具および防護ネットから成り、電柱または電柱に取付けられている変圧器などを支持する支持具に、支持アームの一端部を固定する。支持アームの他端部は、防護ネットを支持するネット支持具が固定される。防護ネットは、ネット支持具にボルトなどによって取付けられ、電柱およびその付近の変圧器などを外方から覆う(たとえば特許文献1参照)。
図35は、第2の従来の技術の防護装置1を電柱2などに取付けた状態を簡略化して示す斜視図である。図36は、防護装置1を電柱2などに取付ける前の状態を簡略化して示す斜視図である。防護装置1は、建障用シート3によって碍子4などを部分毎に外方から巻付け、粘着性を有するテープなどによって、建障用シート3を係止して構成されている。
図37は、第3の従来の技術の防護装置5を電柱2などに取付けた状態を簡略化して示す斜視図である。防護装置5は、ネット状の防護シート6を用い、防護シート6によって電柱2および碍子4などを外方から全体的に覆い、縄を用いて防護シート6を電柱2などに係止して構成されている。
実公平4−53143号公報
第1の従来の技術では、作業者が、先ず、支持アームおよびネット支持具を、電柱などに取付ける必要があり、作業効率が悪い。
第1、第2および第3の従来の技術では、防護装置を取付ける作業者が、電線などの近傍にて防護装置を直接取付ける作業を行う必要がある。したがって電線が活線である場合、作業者が電線などに接触して感電するおそれがある。
したがって本発明の目的は、取付けが容易であり、かつ作業の安全性を確保することができる防護シート体、離隔保持具、防護装置および防護方法を提供することである。
本発明は、電線を支持するための電線支持構造物およびその付近の電線部分を含む防護対象物を防護する防護装置であって、
防護対象物を覆う防護シート体と、
防護対象物に装着され、防護シート体と防護対象物を所定の距離以上に保って支持する離隔保持具とを含むことを特徴とする防護装置である。
本発明に従えば、離隔保持具によって、防護シート体と防護対象物を所定の距離以上に保って支持されるので、防護シート体と防護対象物とが接触することを防ぐことができる。これによって防護対象物が発熱および通電している場合、防護シート体が防護対象物に接触することによって損傷することを防ぐことができる。また防護対象物が防護シート体によって覆われるので、作業者が発熱および通電しているような防護対象物に接触することを確実に防ぐことができる。
また本発明は、防護対象物に離隔保持具を装着し、
離隔保持具が装着された防護対象物を、離隔保持具とともに外方から覆って、防護シート体を離隔保持具に当接される状態で設け、防護シート体を絞込んで、防護シート体と防護対象物を所定の距離以上に保った状態で、防護対象物からの脱落を防止することを特徴とする防護方法である。
本発明に従えば、離隔保持具が装着された防護対象物を、離隔保持具とともに外方から覆って、防護シート体を離隔保持具に当接される状態で設ける。防護シート体を絞込んで、防護シート体と防護対象物を所定の距離以上に保った状態で、防護対象物からの脱落を防止する。したがって防護シート体は、離隔保持具によって防護対象物と所定の距離を確実に保った状態で維持することができる。これによって防護シート体と防護対象物とが接触することを防ぐことができる。したがって防護対象物が発熱および通電している場合、防護シートが防護対象物に接触することによって損傷することを防ぐことができる。また離隔保持具が装着された防護対象物を、離隔保持具とともに外方から防護シート体によって覆うので、防護対象物を防護シート体によって覆うことができる。したがって作業者が、発熱および通電しているような防護対象物に接触することを確実に防ぐことができる。
さらに本発明は、電線を支持するための電線支持構造物およびその付近の電線部分を含む防護対象物を、外方から覆って防護する防護シート体であって、
シート本体と、
防護対象物を覆った状態で、シート本体を絞込んで防護対象物からの脱落を防止する絞込み手段とを含むことを特徴とする防護シート体である。
本発明に従えば、絞込み手段によって、シート本体を防護対象物で覆った状態で、絞込んで防護対象物からの脱落を防止する。これによってシート本体を防護対象物で覆った状態を維持することができる。したがって作業者は、絞込み手段によって、簡便に防護対象物をシート本体によって包むことができる。またシート本体を絞込み手段によって絞込む作業は、電気絶縁性を有するやっとこなどの工具を用いて、間接的に行うことができる。これによって作業者が、電線などに接触して感電することを防ぐことができる。
さらに本発明は、電線を支持するための電線支持構造物およびその付近の電線部分を含む防護対象物に装着され、防護対象物を外方から覆って防護する防護シート体が当接される離隔保持具であって、
防護対象物を弾発的に挟持する挟持手段と、
挟持手段を外囲して設けられ、防護シート体のシート本体を、防護対象物から所定の距離に保って配置する隔離手段とを含むことを特徴とする離隔保持具である。
本発明に従えば、隔離手段は、離隔保持具を外囲して設けられ、防護シート体と防護対象物とを所定の距離に保って配置される。したがって防護シート体と防護対象物とが接触することを防ぐことができる。これによって防護対象物が発熱および通電している場合、防護シートが防護対象物に接触することによって損傷することを防ぐことができる。また作業者が、発熱および通電しているような防護対象物に接触することを確実に防ぐことができる。
離隔保持具は、防護対象物を弾発的に狭持するので、防護対象物に対して狭持手段を着脱自在に構成することができる。これによって作業者は、離隔保持具を防護対象物に装着および脱着を容易に行うことができる。また作業者が、離隔保持具を防護対象物に装着可能な電気絶縁性を有するやっとこなどの工具を用いて、離隔保持具を把持し、離隔保持具を防護対象物に押さえつけるなどして、離隔保持具を間接的に防護対象物に装着させることができる。これによって作業者が、電線などに接触して感電することを防ぐことができる。
さらに本発明は、隣接する2つの電線部分の少なくともいずれか一方に、または隣接する電線部分と電線支持構造物との少なくともいずれか一方に設けられることによって、前記2つの電線部分同士、または前記電線部分と電線支持構造物とが互いに接触または接近を防止することを特徴とする。
本発明に従えば、離隔保持具を設けることによって、2つの電線部分同士、または電線部分と電線支持構造物とが互いに接触または接近を防止する。したがって離隔保持具によって、前記各部が互いに接触または接近して、損傷することを防ぐことができる。これによって作業者が電線部分または電線支持構造物の付近で作業する場合であっても、前記各部が互いに接触または接近することが防がれているので、作業者は安全に作業することができる。
本発明によれば、防護シート体が防護対象物に接触することによって損傷することを防ぐことができる。また防護対象物が防護シート体によって覆われるので、作業者が発熱および通電しているような防護対象物に接触することを確実に防ぐことができる。これによって作業者が、電線などに接触して感電することを防ぐことができる。
また本発明によれば、防護シート体と防護対象物とが接触することを防ぐことができる。したがって防護対象物が発熱および通電している場合、防護シート体が防護対象物に接触することによって損傷することを防ぐことができる。また離隔保持具が装着された防護対象物を、離隔保持具とともに外方から防護シート体によって覆うので、防護対象物を防護シート体によって覆うことができる。したがって作業者が、発熱および通電しているような防護対象物に接触することを確実に防ぐことができる。これによって作業者が、電線などに接触して感電することを防ぐことができる。
さらに本発明によれば、シート本体を防護対象物で覆った状態を維持することができる。また防護シート体を離隔保持具に当接される状態で設ける作業は、防護シート体の外方から行うことができる。これによって作業者が、電線などに接触して感電することを防ぐことができる。
さらに本発明によれば、防護シート体が防護対象物に接触して損傷することを防ぐことができる。作業者が、防護対象物に装着可能な電気絶縁性を有するやっとこなどの工具を用いて、離隔保持具を把持し、離隔保持具を防護対象物に押さえつけるなどして、離隔保持具を間接的に防護対象物に装着させることができる。これによって作業者が、電線などに接触して感電することを防ぐことができる。
さらに本発明によれば、作業者が電線部分または電線支持構造物の付近で作業する場合であっても、前記各部が互いに接触または接近することが防がれているので、作業者は安全に作業することができる。
図1は、本発明の実施の一形態の防護装置20を防護対象物21に取付けた状態を簡略化して示す斜視図である。図2は、防護装置20を構成する離隔保持具23を防護対象物21に取付けた状態を示す斜視図ある。図3は、防護装置20が取付けられる前の防護対象物21を簡略化して示す斜視図である。防護装置20は、防護シート体22と離隔保持具23とを備える。防護対象物21は、電線を支持するための電線支持構造物およびその付近の電線部分を含む。
防護装置20は、電線などが活線である場合など防護対象物21付近に接触すると危険あるとき、防護対象物21の周囲で作業者が安全に作業できるように、防護対象物21と作業者とが接触しないように設けられる。防護装置20を防護対象物21に取付けるとき、取付ける作業が安全に行えるように、絶縁性を有する工具などを用いて間接的に作業が行われる。換言すると、間接活線工法よって、防護装置20は防護対象物21に取付けられる。
図4は、離隔保持具23を拡大して示す斜視図である。図5は、離隔保持具23を示す正面図である。離隔保持具23は、防護対象物21に装着され、防護対象物21を外方から覆って防護する防護シート体22を支持する。離隔保持具23は、防護対象物21に装着され、防護シート体22と防護対象物21を所定の距離以上に保って支持する。離隔保持具23は、狭持部24および隔離部25を含んで構成される。狭持部24は、狭持手段であって、防護対象物21を弾発的に狭持する。隔離部25は、隔離手段であって、狭持部24を外囲して設けられ、防護シート体22を構成するシート本体39を、防護対象物21から所定の距離に保って配置する。隔離部25は、挟持部24による挟持位置を外囲して設けられる。本実施の形態の離隔保持具23は、特に電線などの索状物に取付けるときに好適に用いられる。
狭持部24は、第1狭持体26および第2狭持体60を含んで構成される。隔離部25は、隔離体27および連結体28を含んで構成される。第1狭持体26および隔離体27は、大略的に円筒状に形成される。第1狭持体26の直径は、隔離体27の直径よりも小さく形成され、第1狭持体26は、隔離体27と同心円上に配置される。第1狭持体26の軸線方向の寸法である高さ寸法は、隔離体27の軸線方向の寸法である高さ寸法よりも小さく形成される。第1狭持体26の高さ寸法は、たとえば15mmであり、隔離体27の高さ寸法は、たとえば30mmである。
第1狭持体26は、周方向の一カ所が分断されるように形成され、第1狭持体26の周方向両端部が、弾発的に相互に近接および離反可能に構成される。隔離体27は、第1狭持体26の周方向両端部から半径方向外方であって、周方向の一部に半径方向内方に凹となる凹部38が形成される。また凹部38の周方向中央部は、周方向を分断するように形成される。このような隔離体27は、凹部38の周方向中央部が弾発的に相互に近接および離反可能に構成される。
狭持部24は、把持部48をさらに含んで構成される。把持部48は、第1狭持体26の外周面部29であって、周方向中央部から、半径方向外方に凸となるように形成される。把持部48は、やっとこなどの工具によって把持可能な形状に形成される。把持部48は、たとえば平板状に形成される。したがって作業者は、やっとこなどの工具を用いて、把持部48を把持して、離隔保持具23を搬送することができる。
第1狭持体26と隔離体27とは、連結体28によって連結される。連結体28は、第1連結片31および第2連結片32を含んで構成される。各連結片31,32は、平板状であって、厚み寸法は第1狭持体の高さ寸法と等しく、第1狭持体と一体に形成される。第1連結片31は、第1狭持体26および隔離体27の周方向に間隔を開けて、複数、本実施の形態では4個配置される。各第1連結片31は、第1狭持体26の外周面29と、隔離体27の内周面30とを、第1狭持体26および隔離体27の半径方向に延びて配置される。
第2連結片32は、厚み方向一方から見て略L字状に形成される。第2連結片32は、その一端部が第1狭持体26の外周面29に連結され、その他端部は、隔離体27の内周面であって、周方向両端部付近に連結される。各連結体28は、その長手方向中間部に、水切り33が形成される。各水切り33は、各連結体28の厚み方向外方に突出するように形成される。このような水切り33が形成されることによって、半径方向外方から各連結体28を伝って、半径方向内方に雨水などが第1狭持体26に進入しにくくなるようすることができる。これによって防護対象物を雨水による腐食から防ぐことができる。第1狭持体26の周方向両端部と、隔離体27の周方向両端部とは、半径方向に連結しておらず、分断されている。このように分断されることによって、各連結体28に形成される水切り33と同様の効果を有する。
このように隔離部25が構成されるので、隔離体27を周方向に離反するように変形させることによって、連結体28によって連結されている第1狭持体26も、周方向に離反するように変形する。したがって電線に隔離部25を変位させることによって、電線が先ず隔離体27の凹部に当接する。電線をさらに隔離体27の半径方向内方に変位させると、隔離体27の凹部が、周方向に離反するように変形する。また隔離体27の変形に伴って、第1狭持体26の周方向両端部が、互いに離反するように変形する。これによって電線が、第1狭持体26の半径方向内方の領域に導かれる。また第1狭持体26および隔離体27は、電線が第1狭持体26の半径方向内方の領域に配置された後は、電線が隔離部25から容易に脱落しないように周方向に近接し、周方向両端部が当接する状態に戻る。
また隔離体27の高さ寸法を選択することによって、隔離体27の外周面部の面積が大きくすることができ、防護シート体22と隔離体27とが当接する部位を大きくすることができる。これによって防護シート体22が、防護対象物21に当接する可能性を小さくすることができる。
第2狭持体60は、第1狭持片34、第2狭持片35、中心軸体36、ばね部材および狭持治具73を含んで構成される。各狭持片34,35は、長手状の部材である。中心軸体36は、円柱状の部材である。各狭持片34,35は、中心軸体36の軸線方向と、各狭持片34,35の厚み方向とが略平行に配置され、各狭持片34,35の長手方向中間部付近で中心軸体36によって挿通される。これによって各狭持片34,35は、中心軸体36の軸線である角変位軸線L24まわりに相互に角変位自在に連結される。換言すると、各狭持片34,35の長手方向一端部が相互に当接すると、長手方向他端部は相互に離反し、逆に長手方向一端部が相互に離反すると、長手方向他端部は相互に当接するように構成される。
中心軸体36は、その軸線方向が、第1狭持体26の軸線方向と略平行であって、第1狭持体26の周方向中央部付近に配置される。中心軸体36は、第1狭持体26とボルトなどによって機械的に接続され、着脱自在に構成される。各狭持片34,35は、長手方向一端部61,62が、電線などを損傷させず、かつ確実に狭持できるように、湾曲して形成される。各狭持片34,35は、長手方向他端部63,64が、やっとこなどの工具によって把持できるように形成される。
ばね部材は、第1狭持片34の長手方向一端部61に、第2狭持片35の長手方向一端部62が当接する押圧力、具体的には、ばね力を発生させる押圧力発生手段であって、たとえばねじりコイルばねによって実現される。狭持部24は、作業者によって操作力が与えられていない状態では、ばね部材のばね力によって、各狭持片34,35の長手方向一端部61,62が当接している状態(以下、単に「当接状態」ということがある)にある。この当接状態から、作業者の操作によって、ばね力よりも大きな操作力を与えて、各狭持片34,35の長手方向他端部63,64が当接するように角変位軸線L24まわりに角変位させる。これによって当接状態から、各狭持片34,35の長手方向一端部61,62が離反している状態(以下、単に「離反状態」ということがある)にすることができる。この離反状態から、操作力を解除すると、ばね部材のばね力によって、各挟持片34,35が角変位軸線L24まわり角変位され、当接状態になる。ばね部材のばね力は、当接状態で電線を狭持しているときに、電線を不所望に変形させないように、かつ容易に脱落しないように選択される。
図6は、狭持治具73を示す斜視図である。図7は、狭持治具73を示す図であって、図7(1)は狭持治具73を示す正面図であり、図7(2)は狭持治具73を示す平面図であり、図7(3)は狭持治具73を示す側面図である。狭持治具73は、断面形状が略U字状に形成される。狭持治具73は、平板状の底部73a、および底部73aの厚み方向に伸びる壁部73bを2つ含んで構成される。底部73aの幅寸法は、各狭持片34,35が幅方向に嵌合するように選択される。各壁部73bは、長手方向一端部73cに厚み方向に貫通する貫通孔が同軸に形成される。各壁部73bは、長手方向他端部73dに電線が引っ掛かるように鍵状の鍵部に形成される。このような狭持治具73は、形成される貫通孔に中心軸体36を挿通するように各狭持片34,35のいずれか一方に設けられる。このような狭持治具73を設けることによって、各挟持片34,35の当接状態で電線を狭持しているときに、電線の脱落を確実に防止することができる。また離隔保持具23を電線に取り付けた状態では、狭持治具73の長手方向他端部73dによって、電線の軸線方向と狭持治具73の長手方向とを常に略垂直の状態にすることができる。したがって離隔保持具23を電線に対して不所望に傾くことを防ぐことができ、安定性を保つことができる。
このように第2狭持体60は、電線を弾発的に狭持するので、電線に対して第2狭持体60を着脱自在に構成することができる。これによって作業者は、離隔保持具23を電線に装着および脱着を容易に行うことができる。また作業者が、離隔保持具23を電線に装着可能な道具、たとえば電気絶縁性を有するやっとこを用いる間接工法によって、間接的に離隔保持具23を電線に装着させることができる。これによって作業者が、電線などに接触して感電することを防ぐことができる。したがって電線が活線の場合であっても、作業者の安全性を確保して離隔保持具23を取付ける作業を行うことができる。
隔離部25は、挟持位置を外囲して設けられる。また隔離部25は、防護シート体を用いて電線を外側から覆う際、離隔保持具23を電線に取付けることによって、防護シート体と電線とを所定の距離に保って支持する。具体的には、離隔保持具23を電線に装着すると、電線の中心から隔離体27の外周面までの距離を一定にすることができる。したがって防護シート体と電線とが接触することを防ぐことができる。これによって電線が通電している場合、防護シートが電線に接触することによって損傷することを防ぐことができる。また作業者が、通電しているような電線、換言すると活線状態にある電線に接触することを確実に防ぐことができる。
前述の離隔保持具23,50は、隣接する2つの電線部分の少なくともいずれか一方に、または隣接する電線部分と電線支持構造物との少なくともいずれか一方に設けられることによって、前記2つの電線部分同士、または前記電線部分と電線支持構造物とが互いに接触または接近を防止する。したがって離隔保持具23,50によって、前記各部が互いに接触または接近して、損傷することを防ぐことができる。これによって作業者が電線部分または電線支持構造物の付近で作業する場合であっても、前記各部が互いに接触または接近することが防がれているので、作業者は安全に作業することができる。
図8は、離隔保持具50の他の例を示す斜視図である。図9は、離隔保持具50を示す正面図である。本例の離隔保持具50は、前述の図4および図5に示す離隔保持具23と類似しており、本例の構成には前述の離隔保持具23における対応する構成と同一の参照符号を付し、異なる構成についてだけ説明し、同様の構成については説明を省略する。本例の離隔保持具50は、前述の離隔保持具23から第2狭持体60を除いた残余の部位によって構成される。
離隔保持具50は、第1狭持体26が狭持手段としての機能を有する。離隔保持具50は、特に碍子などの防護対象物21に好適に用いられる。第1狭持体26の内径は、碍子の形状に基づいて選択され、碍子の取付けれる位置の外形よりやや小さく形成される。
離隔保持具50に前述の離隔保持具23を構成する第2狭持体60を装着させることによって、前述の離隔保持具23を実現することができる。したがって本実施の形態の離隔保持具50は、防護対象物21が電線であるか、碍子であるかによって、構成を変更することがきる。したがって作業者は、作業現場において、離隔保持具50の構成を変更することによって、多様な防護対象物21に対応することができ、作業効率を向上することができる。
図10は、離隔保持具80のさらに他の例を示す斜視図である。図11は、離隔保持具80を示す正面図である。図12は、離隔保持具80から第2狭持体60を除いた状態を示す斜視図である。図13は、離隔保持具80から第2狭持体60を除いた状態を示す正面図である。本例の離隔保持具80は、前述の図4〜図9に示す離隔保持具23,50と類似しており、本例の構成には前述の離隔保持具23における対応する構成と同一の参照符号を付し、異なる構成についてだけ説明し、同様の構成については説明を省略する。本例の離隔保持具50は、隔離体27aおよび第1狭持体26aの形状が異なる。
隔離体27aは、軸線方向の断面形状が空気抵抗が小さい形状、たとえば流線形状であって、本実施の形態では略円形状に形成される。隔離体27aは、空気抵抗の小さい形状から形成されるので、風圧荷重を低減することができる。したがって隔離体27aは、風などによる悪影響が生じるのを防ぐことができる。
第1狭持体26aは、周方向に複数、本例では3カ所が分断されるように切欠き部81が形成され、第1狭持体26の周方向両端部が、弾発的に相互に近接および離反可能に構成される。第1狭持体26aは、切欠き部81が形成されることによって、容易に周方向両端部が、弾発的に相互に近接および離反可能となり、操作性を向上することができる。
離隔保持具80は、第1狭持体26が狭持手段としての機能を有する。第1狭持体26の内径は、碍子の形状に基づいて選択され、碍子の取付けれる位置の外形よりやや小さく形成される。第1狭持体26aは、切欠き部81が形成されることによって、防護対象物21に容易に装着することができる。したがって操作性および作業性が向上する。
図14は、離隔保持具82のさらに他の例を示す斜視図である。図15は、離隔保持具82を示す正面図である。図16は、離隔保持具82から第2狭持体60を除いた状態を示す斜視図である。図17は、離隔保持具82から第2狭持体60を除いた状態を示す正面図である。本例の離隔保持具82は、前述の図10〜13に示す離隔保持具80と類似しており、本例の構成には前述の離隔保持具80における対応する構成と同一の参照符号を付し、異なる構成についてだけ説明し、同様の構成については説明を省略する。本例の離隔保持具82は、隔離体83および第1狭持体84の形状が異なる。
隔離体83は、周方向中央部が半径方向外方に緩やかに凸となるように形成される。このように隔離体83が形成されることによって、周方向両端部を相互に近接および離反させるとき、周方向両端部から支点までの距離を大きくすることができる。これによって隔離体83の周方向両端部を、相互に容易に変位させることができ、操作性が向上する。
第1狭持体84は、周方向中央部で角変位自在に連結され、周方向両端部が近接および離反する。第1狭持体84は、周方向中央部に押圧力発生部85が設けられる。押圧力発生部85は、第1狭持体84の周方向両端部が近接する方向に力を与える。押圧力発生部85は、たとえばばね部材によって実現される。したがって第1狭持体84の周方向両端部を離反させる方向に変位させる場合、押圧力発生部の力に抗して変位させる。このように第1狭持体84が構成されることによって、自然状態では周方向両端部が近接している状態となり、防護対象物21を装着させる場合に、周方向両端部を離反させることができる。
また第1狭持体26は、半径方向内方に凸となる当接部70が複数、本実施の形態では4つ、周方向に間隔をあけて形成される。当接部70は、その半径方向内方部が、防護対象物21に当接して、弾発的に狭持する。
また第1狭持体26には、さらに案内片72が形成される。案内片72は、第1狭持体26の周方向両端部に形成され、防護対象物21を狭持位置に円滑に案内するように、換言すると防護対象物21が第1狭持体26に引っ掛かるなどして、取付作業の妨げにならないように設けられる。
図18は、離隔保持具86のさらに他の例を示す斜視図である。図19は、離隔保持具86を示す正面図である。図20は、離隔保持具86から第2狭持体60を除いた状態を示す斜視図である。図21は、離隔保持具86から第2狭持体60を除いた状態を示す正面図である。本例の離隔保持具86は、前述の図14〜17に示す離隔保持具82と類似しており、本例の構成には前述の離隔保持具82における対応する構成と同一の参照符号を付し、異なる構成についてだけ説明し、同様の構成については説明を省略する。本例の離隔保持具86は、隔離体87および第1狭持体88の形状が異なる。
第1狭持体88は応力緩和部71が形成される。応力緩和部71は、第1狭持体26の周方向両端部が弾発的に相互に近接および離反に変位したときに、不所望に変形しないように応力を緩和する。把持部48は、応力緩和部71が応力を緩和するときに、応力緩和の妨げにならないように配置される。したがって作業者は、やっとこなどの工具を用いて、把持部48を把持して、離隔保持具23を搬送することができる。
第1狭持体26と隔離体27とは、連結体28によって連結される。連結体28は、略円柱状であって、第1狭持体と一体に形成される。本実施の形態のように、水切り33を、同一の連結体28に複数形成することによって、水切りの効果をさらに向上することができる。
第1狭持体26の内周部には、筒状体を設けるように構成してもよい。この筒状体も狭持手段としての機能を有する。筒状体は、たとえば断面形状が略C字状の筒状であって、周方向両端部が弾発的に変形可能に構成される。筒状体の内径は、防護対象物21である碍子の形状に基づいて選択され、碍子の取付けれる位置の外形よりやや小さく形成される。筒状体は、第1狭持体26と同心円状であって、周方向両端部が、隔離体27の周方向両端部に臨むように配置される。筒状体は、第1狭持体26と接続体によって連結される。接続体は、筒状体の外周部から第1狭持体26の内周部へ半径方向に延びるように配置される。
このように筒状体を第1狭持体26に設けることによって、接続体は分断手段によって分断するか否かで、離隔保持具50の内径を、第1狭持体26の内径と筒状体の内径とで選択することができる。したがって作業者は、離隔保持具50を取付ける碍子の外径によって、狭持部24の内径を作業場で選択することができる。これによって作業性を向上することができる。また碍子の外径に合わせて狭持部24の形状を変更をする必用がないので、製造コストを低減することができる。筒状体は、半径方向内方に連続して、複数設けても良い。複数設けることによって、より多様な碍子の外径に対応することができる。
隔離体27は、周方向を分断する切欠き部を複数形成し、各切欠き部は、隣接する切欠き部の間隔が周方向両端部に向かって狭くなるように構成される。隔離体27は、切欠き部を形成することによって、容易に離反可能である。各切欠き部は、隔離体の離反を妨げることなく、円滑に離反できるような形状、たとえばテーパ状に形成される。このような切欠き部は、たとえば周方向両端部に向かって隣接する切欠き部の間隔が狭くなるように構成される。これによって隔離体の周方向両端部は容易に変形することができる。したがって作業者は、隔離部25を電線に取付ける操作を容易にすることができる。
図22は、防護シート体22を示す正面図である。図23は、防護シート体22の一部を拡大して示す正面図である。図22では、理解を容易にするため、索状部材40の厚み寸法を省略して示す。防護シート体22は、防護対象物21を外方から覆って防護する。防護シート体22は、シート本体39および索状部材40を含んで構成される。シート本体39は、たとえば電気絶縁性および可撓性を有する材料から成る。シート本体39は、本実施の形態では、正方形状の複数の枠体が隣接し、各枠体が隣接する枠体と辺部を共有するように構成される。換言すると、シート本体39は、網状に構成される。索条部材40は、絞込手段であって、シート本体39によって防護対象物21を覆った状態で、シート本体39を絞込んで防護対象物21からの脱落を防止する。
索状部材40は、シート本体39の縁辺部41に係止される。本実施の形態では、索状部材40は、シート本体39の縁辺部41の網目に縫うように係止される。索状部材40は、たとえば隣接する網目が、互いに厚み方向に異なる方向に挿通されて係止される。挿通される網目の間隔は、複数であってもよい。また索状部材40の端部には、鍵状のフック42が係止される。索条部材40は、たとえば弾性を有する材料から成る。
図24は、防護シート体22を索状部材40を用いて防護対象物に取付け例を簡略化して示す斜視図である。図24では、理解を容易にするため、厚み寸法およびシート本体39の網目を省略して示す。作業者は、このような防護シート体22を、やっとこなどの工具を用いて、離隔保持具23が装着されている防護対象物21を外方から覆う。作業者は、シート本体39に対して索条部材40を工具を用いて絞込むことによって、シート本体39の縁辺部41を縛り、防護対象物をシート体39によって包む。具体的には、作業者は、索状部材40の両端部に係止されているフック42の一方を、他方のフック42が係止される索状部材40の端部付近に引っ掛ける。作業者は、そのまま一方のフック42をさらに引っ張ることによって、シート本体39の縁辺部41を環状にすることができ、防護対象物をシート本体によって包むことができる。さらに作業者は、一方のフック42を防護シート体22の外方の防護対象物に引っ掛けるなどして固定して、防護シート体20を防護対象物21に装着する。これによって防護シート体22が、防護対象物21から風雨などの外的要因によって容易に脱落することを防ぐことができる。
このようにシート本体39に対して索条部材40を絞込むことよって、シート本体39の縁辺部41が縛られ、防護対象物21がシート本体39によって包まれた状態で保持することができる。したがって作業者は、索状部材40を絞込むという単純な作業によって、防護対象物21をシート本体39によって包むことができる。また索条部材40を弾性を有する材料にすることによって、索条部材40の弾性力を利用して、確実にシート本体30によって防護対象物21を覆った状態を保つことができる。
本実施の形態では、防護装置20は、防護対象物に取付けることが容易であることはもちろん、同様に取外すことも容易である。したがって防護装置20が、一時的な作業をするために取付けられる場合、簡単な作業で取外すことができるので、利便性が向上する。
またシート本体39に対して索状部材40を絞込む作業は、電気絶縁性を有するやっとこなどの工具を用いて、間接的に行うことができる。これによって作業者が、電線などに接触して感電することを防ぐことができる。
また本実施の形態では、シート本体39を構成する格子枠の枠の幅寸法は、各枠体同士一定であるが、これに限ることはない。格子枠の幅寸法を、シート本体39の縁辺部41の方が、残余の部位よりも大きくなるように構成してもよい。これによって縁辺部41の強度を大きくすることができ、索状部材40からシート本体39が破断などによって脱落することを防ぐことができる。また全体の格子枠の幅寸法を大きくすることなく、縁辺部39だけを幅寸法を大きくすることによって、シート本体39の製造コストを低減することができる。
図25は、防護シート体22の一部を拡大して示す正面図であって、索状部材40をシート本体39に係止する他の例を示す図である。シート本体39の縁辺部41の網目に、第1フック43を取付ける。第1フック43は、シート本体39と索状部材40とを連結する連結手段であって、第1フック43の一端部は、シート本体39には係止され、第1フック43の他端部は、索状部材40に着脱自在に設けられる。第1フック43は、本実施の形態では、略S字状のフックであって、一端部はシート本体39に装着後、周方向が塞がれており、他端部は鍵状に形成される。このようなS字状の第1フック42を、複数取付ける。第1フック42の他端部に、索状部材40を装着し、この索状部材40の端部に鍵状の第2フックを取付ける。この第1フック42を取付ける間隔は、網目の間隔および防護対象物の大きさなどに基づいて選択される。これによって前述の防護シート体22と同様の効果を実現することができる。
図26は、防護シート体22の一部を拡大して示す正面図であって、索状部材40をシート本体39に係止するさらに他の例を示す図である。図26では、理解を容易にするため、幅寸法などを省略して示す。本例では、前述の図25と同様に、シート本体39の縁辺部41の網目に、第1フック43を取付ける。本例のシート本体39は、縁辺部41付近の網目間隔が、残余の部位の網目間隔よりも細かくなっており、縁辺部41の強度が大きく形成される。第1フック43は、このような複数、本例では4本の格子枠の辺部にまとめて係止される。このようにシート本体39を係止することによって、第1フック43の変位に対するシート本体39の強度を大きくすることができ、索状部材40がシート本体39の破断などによって脱落することを防ぐことができる。したがって前述の防護シート体22と同様の効果を達成することができる。
図27は、防護シート体22を示す斜視図であって、索状部材40をシート本体39に係止するさらに他の例を示す図である。図28は、防護装置20を、防護対象物21に装着した状態の他の例を簡略化して示す斜視図である。図28では、理解を容易にするため、シート本体39を仮想線で仮想的に示し、厚み寸法およびシート本体39の網目を省略して示す。シート本体39を複数、本実施の形態では3枚用いて、各シート本体39a〜39cの縁辺部41を係止して、防護対象物21を外方から覆えるように構成する。具体的には、2枚のシート本体39a,39bを厚み方向に間隔をあけて配置し、三角状に形成されるシート本体39cの2つの縁辺部41と、前述の2枚のシート本体39a,bの縁辺部41とを係止する。三角状のシート本体39cの縁辺部41の長さ寸法は、係止される2枚のシート本体39a,bの長さ寸法よりも小さい。
このようなシート本体39a〜39cを防護対象物21、たとえば変圧器を覆うように設け、2枚のシート本体39a,39bの残余の部位を用いて、予め定める領域の防護対象物21を覆うように設けられる。この状態で、索条部材40を用いて、シート本体39を絞込んで、防護対象物21からシート本体39の脱落を防止する。このような防護シート体を用いることによって、容易に防護対象物21を覆うことができ、作業性が向上する。したがって前述の防護シート体と同様の効果を達成することができる。
図29は、防護装置20を防護対象物21に取付けた状態の一例を簡略化して示す斜視図である。図30は、離隔保持具23を防護対象物21に取付けた状態を示す斜視図ある。図31は、防護装置20が取付けられる前の防護対象物21を簡略化して示す斜視図である。防護対象物21は、本例では、電線支持構造物45および電線支持構造物45に連結される複数の電線46である。防護装置20は、各電線毎に装着されて、実現される。またこれに限らず防護装置20は、複数の電線をまとめて外方から覆い、実現してもよい。
防護装置20は、隣接する電線間の距離などに基づく作業の容易性などによって、各電線毎に装着してもよいし、複数の電線をまとめて外方から覆って装着してもよい。また複数の電線にスペーサが用いられ、電線が相互に接触しないように構成されている防護対象物21にも、各電線に離隔保持具23を取付けることによって、装着する防護装置20を装着することができる。
図32は、離隔保持具50が装着される防護対象物の一例を示す正面図である。図32(a)は、耐雷CFであり、図32(b)は、CFであり、図32(c)は、避雷器である。図33は、離隔保持具50が装着される防護対象物の他の例を示す正面図である。図33(a)は、中実耐張碍子であり、図33(b)は、耐張碍子であり、図33(c)は、耐塩用中実耐張碍子である。図34は、離隔保持具50が装着される防護対象物のさらに他の例を示す正面図である。図34(a)は、中実ピン碍子であり、図34(b)は、ピン碍子であり、図34(c)は、耐塩用中実ピン碍子である。離隔保持具50は、たとえば図34(b)の仮想線で示すように、図32〜図34に示す碍子に、取付け可能である。また離隔保持具50の高さ方向の断面形状を略U字状に形成することによって、碍子に取付けられる電線23などに接触することなく、離隔保持具50を取付けることができる。したがって離隔保持具50は、前述の離隔保持具23と同様の効果を達成することができる。
本発明の実施の一形態の防護装置20を防護対象物21に取付けた状態を簡略化して示す斜視図である。 防護装置20を構成する離隔保持具23を防護対象物21に取付けた状態を示す斜視図ある。 防護装置20が取付けられる前の防護対象物21を簡略化して示す斜視図である。 離隔保持具23を拡大して示す斜視図である。 離隔保持具23を示す正面図である。 狭持治具73を示す斜視図である。 狭持治具73を示す正面図、平面図および側面図である。 離隔保持具50の他の例を示す斜視図である。 離隔保持具50を示す正面図である。 離隔保持具80のさらに他の例を示す斜視図である。 離隔保持具80を示す正面図である。 離隔保持具80から第2狭持体60を除いた状態を示す斜視図である。 離隔保持具80から第2狭持体60を除いた状態を示す正面図である。 離隔保持具82のさらに他の例を示す斜視図である。 離隔保持具82を示す正面図である。 離隔保持具82から第2狭持体60を除いた状態を示す斜視図である。 離隔保持具82から第2狭持体60を除いた状態を示す正面図である。 離隔保持具86のさらに他の例を示す斜視図である。 離隔保持具86を示す正面図である。 離隔保持具86から第2狭持体60を除いた状態を示す斜視図である。
離隔保持具86から第2狭持体60を除いた状態を示す正面図である。 防護シート体22を示す正面図である。 防護シート体22の一部を拡大して示す正面図である。 防護シート体22を索状部材40を用いて防護対象物に取付け例を簡略化して示す斜視図である。 防護シート体22の一部を拡大して示す正面図であって、索状部材40をシート本体39に係止する他の例を示す図である。 防護シート体22の一部を拡大して示す正面図であって、索状部材40をシート本体39に係止するさらに他の例を示す図である。 防護シート体22を示す斜視図であって、索状部材40をシート本体39に係止するさらに他の例を示す図である。 防護装置20を、防護対象物21に装着した状態の他の例を簡略化して示す斜視図である。 防護装置20を防護対象物21に取付けた状態の一例を簡略化して示す斜視図である。 離隔保持具23を防護対象物21に取付けた状態を示す斜視図ある。 防護装置20が取付けられる前の防護対象物21を簡略化して示す斜視図である。 離隔保持具50が装着される防護対象物の一例を示す正面図である。 離隔保持具50が装着される防護対象物の他の例を示す正面図である。 離隔保持具50が装着される防護対象物のさらに他の例を示す正面図である。 第2の従来の技術の防護装置1を電柱2などに取付けた状態を簡略化して示す斜視図である。 防護装置1を電柱2などに取付ける前の状態を簡略化して示す斜視図である。 第3の従来の技術の防護装置5を電柱2などに取付けた状態を簡略化して示す斜視図である。
符号の説明
20 防護装置
21 防護対象物
22 防護シート体
23,50,80,82,86 離隔保持具
24 狭持部
25 隔離部
39 シート本体
40 索状部材
45 電線支持構造物
46 電線

Claims (5)

  1. 電線を支持するための電線支持構造物およびその付近の電線部分を含む防護対象物を防護する防護装置であって、
    防護対象物を覆う防護シート体と、
    防護対象物に装着され、防護シート体と防護対象物を所定の距離以上に保って支持する離隔保持具とを含むことを特徴とする防護装置。
  2. 防護対象物に離隔保持具を装着し、
    離隔保持具が装着された防護対象物を、離隔保持具とともに外方から覆って、防護シート体を離隔保持具に当接される状態で設け、防護シート体を絞込んで、防護シート体と防護対象物を所定の距離以上に保った状態で、防護対象物からの脱落を防止することを特徴とする防護方法。
  3. 電線を支持するための電線支持構造物およびその付近の電線部分を含む防護対象物を、外方から覆って防護する防護シート体であって、
    シート本体と、
    防護対象物を覆った状態で、シート本体を絞込んで防護対象物からの脱落を防止する絞込み手段とを含むことを特徴とする防護シート体。
  4. 電線を支持するための電線支持構造物およびその付近の電線部分を含む防護対象物に装着され、防護対象物を外方から覆って防護する防護シート体が当接される離隔保持具であって、
    防護対象物を弾発的に挟持する挟持手段と、
    挟持手段を外囲して設けられ、防護シート体のシート本体を、防護対象物から所定の距離に保って配置する隔離手段とを含むことを特徴とする離隔保持具。
  5. 隣接する2つの電線部分の少なくともいずれか一方に、または隣接する電線部分と電線支持構造物との少なくともいずれか一方に設けられることによって、前記2つの電線部分同士、または前記電線部分と電線支持構造物とが互いに接触または接近を防止することを特徴とする請求項4に記載の離隔保持具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008131901A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Kinki Denki Kk 鳥類の駐留防止器
JP2015151819A (ja) * 2014-02-18 2015-08-24 中国電力株式会社 営巣材落下防止ネット

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