JP2005316256A - ラベル - Google Patents

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Abstract

【課題】コストアップを生じさせることなく、被貼着体から剥離された場合に、情報が記載された部分が剥離されながらも、所望の情報を被貼着体に付与しておく。
【解決手段】 樹脂シート10の一方の面に積層され、樹脂シート10に剥離力が加わった場合に凝集破壊される剥離破壊層20の樹脂シート10が積層されていない面の少なくとも一部に、熱が加わることにより発色する感熱発色層50bを積層し、この感熱発色層50bを覆うように粘着剤層30を積層する。
【選択図】図1

Description

本発明は、配送物に貼着される配送ラベル等のように被貼着体に貼着された後にその一部が剥離されるラベルに関する。
図5は、従来の配送ラベルの一構成例を示す図であり、(a)は積層構造を示す図、(b)は(a)に示した受領片510を示す図、(c)は(a)に示した荷札520を示す図である。
本従来例は図5(a)に示すように、一方の面にバックカ−ボン印刷層550が積層された受領片510と、粘着剤層530aを介して剥離紙540が剥離可能に接着された荷札520とが、受領片510のバックカ−ボン印刷層550が積層された面及び荷札520の粘着剤層530aが積層されていない面の一部において粘着剤層530bによって接着されて構成されている。
また、図5(b)に示すように受領片510には、この配送ラベルが貼着される配送物の配送先や配送元、配送物の品名等の情報を記入するための配送情報記入領域511と、この配送ラベルが貼着される配送物の受取人が配送物を受け取った際に受領印を押下するための押印領域512とが設けられている。
また、図5(c)に示すように荷札520には、受領片510の配送情報記入領域511に記入された配送情報が、受領片510に積層されたバックカ−ボン印刷層550によって複写される配送情報記入領域521が設けられている。
上記のように構成された配送ラベルにおいては、配送物に貼着される前後において、貼着される配送物の配送先や配送元、配送物の品名等の情報が受領片510の配送情報記入領域511に記入されると、この状態においては、受領片510が粘着剤層530bによって荷札520上に接着されており、また、受領片510の荷札520と対向する面にはバックカ−ボン印刷層550が積層されているため、受領片510の配送情報記入領域511に記入された情報がバックカ−ボン印刷層550によって荷札520の配送情報記入領域521に複写される。
その後、この配送ラベルが貼着された配送物が配送先にて受け取られると、受領片510に設けられた押印領域512に受領印が押印されるとともに、受領片510が荷札520から剥離される。荷札520から剥離された受領片510は、配送業者によって持ち帰られ、配送物が配送先に配送されたことが管理されることになる。なお、受領片510は、粘着剤層530bによって荷札520と接着されているが、その接着面積が狭いため、荷札520から容易に剥離することができる。
受領片510が荷札520から剥離されると、荷札520が表出することになるが、荷札520の配送情報記入領域521には、上述したように、受領片510の配送情報記入領域511に記入された配送情報が複写されている。
このように、配送物に貼着される配送ラベルにおいては、配送物が配送先に配送された際に、配送情報を配送物に付与しておくとともに、配送情報が記入されたシ−トを配送業者が持ち帰ることができるように構成しておく必要がある。
また、上述したように、配送情報を配送物に付与しておくとともに、配送情報が記入されたシ−トを配送業者が持ち帰ることができるように構成された配送伝票において、配送物に貼着される貼付シ−ト上に受領シ−トをミシン目によって切り離し可能に接着し、さらに、受領シ−ト上に感熱発色層を積層するとともに、その裏面に熱転写層を積層し、また、貼付シ−トの受領シ−トに対向する面に感熱発色層または顕色剤層を積層しておき、それにより、サーマルプリンタによって受領シ−トに配送情報を印刷する際にその配送情報が貼付シ−トにも転写されるように構成された感熱複写伝票が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。この感熱複写伝票においては、配送物に貼着される貼付シ−ト上に受領シ−トがミシン目によって切り離し可能に接着されており、また、受領シ−ト上に感熱発色層が積層されているとともに、その裏面に熱転写層が積層され、また、貼付シ−トの受領シ−トに対向する面に感熱発色層または顕色剤層が積層されているため、貼付シ−トと受領シ−トとが接着された状態で、サーマルプリンタによって受領シ−トに配送情報を印刷するとその熱によって配送情報が貼付シ−トにも転写され、その後、受領シ−トを貼付シ−トから剥離すると、配送情報が転写された貼付シ−トが配送物に貼着されて残ることになる。
特開2002−52868号公報
しかしながら、上述した感熱複写伝票のように、被貼着体から剥離された場合に、情報が記載された部分が剥離されながらも、その情報あるいは他の情報を被貼着体に付与しておくためには、貼着シ−トのような被貼着体に情報を付与しておくシ−トと、受領シ−トのような被貼着体から剥離されるシ−トとが粘着剤を介して接着された構成とする必要があり、その分のコストアップが生じてしまうという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、コストアップを生じさせることなく、被貼着体から剥離された場合に、情報が記載された部分が剥離されながらも、所望の情報を被貼着体に付与しておくことができるラベルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
ベース基材と、
前記ベース基材の一方の面に積層され、該ベース基材に剥離力が加わった場合に凝集破壊される剥離層と、
前記剥離層の前記ベース基材が積層されていない面の少なくとも一部に積層され、熱が加わることにより発色する第1の感熱発色層と、
前記剥離層の前記第1の感熱発色層が積層された面に前記第1の感熱発色層を覆うように積層された粘着剤層とを有する。
また、ベース基材と、
前記ベース基材の一方の面に積層され、該ベース基材に剥離力が加わった場合に剥離する剥離層と、
前記剥離層の前記ベース基材が積層されていない面の少なくとも一部に積層され、熱が加わることにより発色する第1の感熱発色層と、
前記剥離層の前記第1の感熱発色層が積層された面に前記第1の感熱発色層を覆うように積層された粘着剤層とを有し、
前記剥離層の剥離接着力は、前記粘着剤層の剥離接着力よりも弱い。
また、前記ベース基材は、前記剥離層が積層されていない面の少なくとも一部に、熱が加わることにより発色する第2の感熱発色層が積層され、
前記第1の感熱発色層は、前記剥離層の前記ベース基材が積層されていない面の少なくとも前記第2の感熱発色層に対向する領域に積層されていることを特徴とする。
また、前記粘着剤層は、前記第1の感熱発色層にて発色する色とは異なる色に着色されていることを特徴とする。
上記のように構成された本発明においては、ベース基材と剥離層とが積層された状態において熱転写プリンタにて情報を印刷すると、ベース基材の表面には熱転写インクリボンにより情報が印刷され、それと同時に、その印刷による熱が剥離層に積層された第1の感熱発色層に伝わって第1の感熱発色層が発色し、印刷された情報と同じ情報が現れる。その後、このラベルを被貼着体から剥離していくと、剥離層が凝集破壊していき、それにより、被貼着体から剥離されていく。この際、剥離層に積層された第1の感熱発色層は粘着剤層とともに被貼着体に残存することになる。また、例えば、ベース基材に手書きで情報を記入しておいたり、インクジェットプリンタによって異なる情報を印字したりすれば、被貼着体から剥離されたベース基材には第1の感熱発色層にて発色した情報とは異なる情報が記載されており、かつ、サーマルプリンタによって発色した情報が第1の感熱発色層に現れて被貼着体に付与された状態となる。
また、ベース基材と剥離層とが積層された状態において熱転写プリンタにて情報を印刷すると、ベース基材の表面には熱転写インクリボンにより情報が印刷され、それと同時に、その印刷による熱が剥離層に積層された第1の感熱発色層に伝わって第1の感熱発色層が発色し、印刷された情報と同じ情報が現れる。その後、このラベルを被貼着体から剥離していくと、剥離層の剥離接着力が粘着剤層の剥離接着力よりも弱いため、剥離層が剥離していき、それにより、被貼着体から剥離されていく。この際、剥離層に積層された第1の感熱発色層は粘着剤層とともに被貼着体に残存することになる。また、例えば、ベース基材に手書きで情報を記入しておいたり、インクジェットプリンタによって異なる情報を印字したりすれば、被貼着体から剥離されたベース基材には第1の感熱発色層にて発色した情報とは異なる情報が記載されており、かつ、サーマルプリンタによって発色した情報が第1の感熱発色層に現れて被貼着体に付与された状態となる。
また、ベース基材の剥離層が積層されていない面に第2の感熱発色層が積層され、第1の感熱発色層が第2の感熱発色層に対向する領域に積層されていれば、ベース基材と剥離層とが積層された状態でサーマルプリンタにて情報を印刷すると、この情報が第2の感熱発色層によってベース基材に表示されるとともに、剥離層に積層された第1の感熱発色層にも同じ情報が現れ、その後、このラベルを被貼着体から剥離していくと、サーマルプリンタによって第2の感熱発色層に情報が表示されたベース基材が剥離され、また、サーマルプリンタによって発色した情報が被貼着体に付与された状態となる。
以上説明したように本発明においては、ベース基材と剥離層とが積層された状態において熱転写プリンタにて情報を印刷すると、ベース基材の表面には熱転写インクリボンにより情報が印刷され、それと同時に、その印刷による熱によって第1の感熱発色層が発色し、印刷された情報と同じ情報が現れ、その後、このラベルを被貼着体から剥離していくと、剥離層が凝集破壊していき、剥離層に積層された第1の感熱発色層が粘着剤層とともに被貼着体に残存した状態で被貼着体から剥離されていく構成としたため、被貼着体に情報を付与しておくための基材と被貼着体から剥離される基材とが粘着剤を介して接着された構成とすることなく、被貼着体から剥離された場合に、情報が記載された部分が剥離されながらも、所望の情報を被貼着体に付与しておくことができる。また、この際、被貼着体の粘着剤が残存した領域は、剥離層の一部が付着しているため、その表面がベタつくことはない。さらに、サーマルプリンタによって第1の感熱発色層にのみ情報を発色させるとともに、例えば、ベース基材に手書きで情報を記入したり、インクジェットプリンタにて異なる情報を印字したりすれば、被貼着体から剥離されるベース基材に表示された情報と、被貼着体に付与される第1の感熱発色層に現れた情報とを異なる内容にすることが可能となる。
また、ベース基材と剥離層とが積層された状態において熱転写プリンタにて情報を印刷すると、ベース基材の表面には熱転写インクリボンにより情報が印刷され、それと同時に、その印刷による熱が剥離層に積層された第1の感熱発色層に伝わり、印刷された情報が第1の感熱発色層に現れ、その後、このラベルを被貼着体から剥離していくと、剥離層が剥離していき、剥離層に積層された第1の感熱発色層が粘着剤層とともに被貼着体に残存した状態で被貼着体から剥離されていく構成としたものにおいても、被貼着体から剥離された場合に、情報が記載された部分が剥離されながらも、所望の情報を被貼着体に付与しておくことができる。また、この際、被貼着体の粘着剤が残存した領域は、剥離層の一部が付着しているため、その表面がベタつくことはない。
また、ベース基材の剥離層が積層されていない面に第2の感熱発色層が積層され、第1の感熱発色層が第2の感熱発色層に対向する領域に積層されたものにおいては、サーマルプリンタによってベース基材及び被貼着体に付与する情報を同時に印刷することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明のラベルの第1の実施の形態となる配送ラベルを示す図であり、(a)は積層構造を示す図、(b)は(a)に示した樹脂シート10を表面から見た図、(c)は(a)に示した剥離破壊層20を裏面から見た図である。
本形態は図1(a)に示すように、表面の一部に第2の感熱発色層50aが積層されたベース基材である樹脂シート10と、樹脂シート10の感熱発色層50aが積層されていない面に積層され、樹脂シート10が積層されていない面の一部に第1の感熱発色層50bが積層された剥離層である剥離破壊層20と、剥離破壊層20の感熱発色層50bが積層された面の全面に積層された粘着剤層30と、粘着剤層30を介して剥離破壊層20に剥離可能に接着された剥離紙40とから構成されており、剥離破壊層20は、樹脂シート10に剥離力が加わった場合に凝集破壊されるものであるため、その剥離接着力は、粘着剤層30の剥離接着力よりも弱く、5〜150g/cm幅となっている。なお、粘着剤層30の剥離接着力は、100〜1500g/cmであることが好ましい。
また、図1(b)に示すように樹脂シート10の表面には、この配送ラベル1が貼着される配送物の配送先や配送元、配送物の品名等の情報が印刷されるための配送情報印刷領域11と、この配送ラベル1が貼着される配送物の受取人が配送物を受け取った際に受領印を押下するための押印領域12とが設けられており、感熱発色層50aは、配送情報印刷領域11内に積層されている。なお、この樹脂シート10は、その肉厚が、10〜500μm、好ましくは20〜300μmである。但し、この配送ラベル1に配送情報を印刷するためのサーマルプリンタの発熱温度や印字速度によっても異なるが、充分な発色を得るために薄いほうが好ましい。また、樹脂シート10の材質としては、例えば、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン等のエチレン系樹脂、あるいはプロピレン系樹脂、ポリメチル−1−ペンテン、エチレン−環状オレフィン共重合体等のポリオレフィン系樹脂、ナイロン−6、ナイロン−6,6、ナイロン−6,10、ナイロン−6,12等のポリアミド系樹脂、ポリエチレンテレフタレ−トやその共重合体、ポリエチレンナフタレ−ト、脂肪族ポリエステル等の熱可塑性ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート、アタクティックポリスチレン、シンジオタクティックポリスチレン、ポリフェニレンスルフィド等の熱可塑性樹脂からなり、これらは2種以上混合して用いることもできる。これらの中でも、ポリオレフィン系樹脂を用いることが好ましい。さらに、ポリオレフィン系樹脂の中でも、コスト面、耐水性、耐薬品性の面からプロピレン系樹脂、高密度ポリエチレンがより好ましい。
また、図1(c)に示すように剥離破壊層20の裏面には、樹脂シート10の配送情報印刷領域11に対向する領域に、配送情報印刷領域11に印刷された配送情報が複写されるための配送情報印刷領域21が鏡像印刷によって設けられており、この配送情報印刷領域21内に感熱発色層50bが積層されている。
以下に、上記のように構成された配送ラベル1の使用方法について説明する。
図2は、図1に示した配送ラベル1の使用方法を説明するための図である。
まず、図1に示した配送ラベル1に対して、この配送ラベル1が貼着される配送物の配送先や配送元、配送物の品名等の情報を、樹脂シート10に設けられた配送情報印刷領域11にサーマルプリンタによって印刷する。
すると、サーマルプリンタによる熱によって感熱発色層50aが発色し、配送物の配送先や配送元、配送物の品名等の配送情報13が配送情報印刷領域11に現れるとともに(図2(a))、サーマルプリンタによる熱が、剥離破壊層20に積層された感熱発色層50bにも伝わり、その熱によって感熱発色層50bが発色し、配送物の配送先や配送元、配送物の品名等の配送情報13が配送情報印刷領域21にも現れる。
ここで、感熱発色層50a,50bについて詳細に説明する。
感熱発色層50a,50bとしては、例えば、上述した特許文献1に記載されたものを用いることが考えられる。具体的には、発色剤を、水溶性バインダ−に混合してボ−ルミルまたはサンドグラインダ−中で8時間粉砕、微粉砕して調製したA液と、顕色剤と水溶性バインダ−を水中で粉砕、微粉砕して調整したB液とを混合することにより調製され得る感熱発色層形成用組成物を、樹脂シート10の配送情報印刷領域11及び剥離破壊層20の配送情報印刷領域21に塗布量2〜8g/m2で塗布し、乾燥することによって形成することが考えられる
得られる感熱発色層50a,50bは、サーマルプリンタのプリンタヘッドによる80〜110℃の範囲への加熱により発色するが、その色相は、使用する発色剤の種類に依存して変化する。好適な発色剤は、ロイコ染料であり、具体的には、感熱紙に常用されるトリフェニルメタン系化合物、トリフェニルメタンフタリド系化合物、フルオラン系化合物、フェノチアジン系化合物、インドリルフタリド系化合物、ロイコオ−ラミン系化合物、ロ−ダミンラクタム系化合物、トリアゼン系化合物及びスピロピラン系化合物等のロイコ体(例えば、クリスタルバイオレットラクトン、マラカイトグリ−ンラクトン、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、2−(N−3’−トリフルオロメチルフェニル))−アミノ)−6−ジエチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−メチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−アニリノフルオラン、3−(N−メチルアニリノ)−7−アニリノフルオラン、3−(N−メチルアニリノ)−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(m−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−メチルシクロヘキシルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−メチル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、ベンゾ−β−ナフトスピロピラン等)のような、青、赤、黒等の各種の色相で発色し得るもの、及びこれらの混合物が挙げられる。発色剤は、固体の形態でそのまま使用してもよい。特に好ましくは、発色剤として、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリドまたは2−(N−(3’−トリフルオロメチルフェニル)−アミノ)−6−ジエチルアミノフルオランを使用する。
感熱発色層50a,50bに使用される顕色剤としては、感熱紙に一般に使用されるものであってよく、例えば、モンモリロナイト、アタパルジャイト、ベントナイト、活性白土、カオリン等の粘土鉱物、4−t−ブチルフェノ−ル、4−フェニルフェノ−ル、2,2−ビス(p−ヒドロキシフェニル)プロパン[すなわち、ビスフェノ−ルA]、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシフェニルスルホン、2,2−ビス(p−ヒドロキシフェニル)ブタン、4−t−ブチルフェノ−ルとホルムアルデヒドとの重縮合物、α−ナフト−ル、β−ナフト−ル、またはサリチル酸誘導体の金属塩のうち、5−フェニルサリチル酸の亜鉛塩、5−t−アミルサリチル酸の亜鉛塩、5−(4−ヒドロキシフェニル)−サリチル酸の亜鉛塩、3,5−ジ−α−メチルベンジルサリチル酸の亜鉛塩、3−メチル−5−フェニル−サリチル酸の亜鉛塩、サリチル酸とホルムアルデヒドとの縮合物の亜鉛塩等が挙げられる。これらの顕色剤は単独でまたは組み合わせて使用してよい。
水溶性バインダ−は、従来から感熱紙に用いられるものであってよく、例えば、澱粉、メチルセルロ−ス、ポリビニルアルコ−ル、カルボキシ変性ポリビニルアルコ−ル、ポリアクリルアミド等の水溶液であってよい。感熱発色層形成用組成物にはさらに、無機顔料(カオリン、クレ−、炭酸カルシウム、微粒子状無水シリカ等)、増感剤(脂肪酸アミド類、芳香族カルボン酸エステル類、脂肪酸エステル類、芳香族エ−テル類等)及び滑剤(パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、脂肪酸アミド、フッ化エチレン、ケイ酸アルミニウム等)が含有されていてよい。
感熱発色層50a,50bは、必要に応じて増感剤も含有し得る。好適な増感剤としては、例えばアミド類、フェノ−ル誘導体、フェニルエ−テル誘導体、ビフェニルエ−テル誘導体、ナフチルフェニル誘導体などが挙げられ、特に80〜180℃の融点を有する物質であってよい。
このように配送情報13が印刷された配送ラベル1から剥離紙40を剥離し、この配送ラベル1を被貼着体である配送物60に貼着する(図2(b))。
配送ラベル1が貼着された配送物60は、配送情報印刷領域11に印刷された配送情報13に従って配送先に配送される。そして、この配送物60が配送物60の配送先となる受取人に受け取られると、樹脂シート10に設けられた押印領域12に受領印が押下される。
その後、配送ラベル1が配送物60から剥離されると、剥離破壊層20が凝集破壊して剥離破壊層20を介して剥離していき(図2(c))、剥離破壊層20の配送情報印刷領域11と対向する領域に積層された感熱発色層50bが粘着剤層30とともに配送物60側に残存した状態となる(図2(d))。なお、この際、剥離破壊層20に配送情報印刷領域21を設けるために鏡像印刷された情報も粘着剤層30とともに配送物60側に残存する。
ここで、剥離破壊層20について詳細に説明する。
本形態の剥離破壊層20は、例えば、無機微細粉末や有機微細粉末を10〜80重量%、熱可塑性樹脂を90〜20重量%含有するものであって、配送ラベル1を配送物60から剥離すると、それ自体で凝集破壊して樹脂シート10側及び粘着剤層30側にそれぞれ付着し、配送ラベル1が剥離破壊層20を介して剥離するようになる。これら、熱可塑性樹脂、無機微細粉末及び有機微細粉末の材料としては、例えば、特開2002−113817号公報に記載されたものが考えられ、具体的には、熱可塑性樹脂としては、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン等のエチレン系樹脂、あるいはプロピレン系樹脂、ポリメチル−1−ペンテン、エチレン−環状オレフィン共重合体等のポリオレフィン系樹脂、ナイロン−6、ナイロン−6,6、ナイロン−6,10、ナイロン−6,12等のポリアミド系樹脂、ポリエチレンテレフタレ−トやその共重合体、ポリエチレンナフタレ−ト、脂肪族ポリエステル等の熱可塑性ポリエステル系樹脂、ポリカ−ボネ−ト、アタクティックポリスチレン、シンジオタクティックポリスチレン、ポリフェニレンスルフィド等の熱可塑性樹脂が挙げられ、また、無機微細粉末としては、粒径が通常0.01〜15μm、好ましくは0.01〜8μm、更に好ましくは0.03〜4μmの、炭酸カルシウム、焼成クレイ、シリカ、けいそう土、タルク、酸化チタン、硫酸バリウム、アルミナ等が挙げられ、また、有機微細粉末としては、熱可塑性樹脂フィルムがポリオレフィン系樹脂フィルムである場合には、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリブチレンテレフタレ−ト、ポリカ−ボネ−ト、ナイロン−6,ナイロン−6,6、環状オレフィン環状オレフィンの単独重合体や環状オレフィンとエチレンとの共重合体等で融点が120℃〜300℃、ないしはガラス転移温度が120℃〜280℃を有するものが挙げられ、これらは2種以上混合して用いることもできる。これらの中でも、ポリオレフィン系樹脂を用いることが好ましい。さらに、ポリオレフィン系樹脂の中でも、コスト面、耐水性、耐薬品性の面からプロピレン系樹脂、高密度ポリエチレンがより好ましい。また、剥離破壊層20の肉厚は0.1〜10μm、好ましくは0.2〜5μmの範囲である。0.1μm未満では十分な剥離性が得られず、10μmを越えては剥離強度には問題はないが、剥離破壊層20の透明性が低下し、被貼着体となる配送物60から樹脂シート10を剥離したときの情報認識性が低下してしまい、感熱発色層50bに現れた配送情報13が見え難くなってしまう。
剥離破壊層20が凝集破壊し、配送ラベル1が剥離破壊層20を介して剥離した状態においては、感熱発色層50bと剥離破壊層20に鏡像印刷された情報とが粘着剤層30とともに配送物60側に残存しているため、配送物60の配送ラベル1が貼着されていた領域において、剥離破壊層20に鏡像印刷された情報が転写されることにより配送情報印刷領域21が形成され、また、その配送情報記入領域21内において、感熱発色層50bにて現れた配送情報13が視認可能となる(図2(e))。なお、この際、感熱発色層50b上には剥離破壊層20の一部が残存しているが、その厚さが極めて薄いため、感熱発色層50bに現れた配送情報13が視認可能となる。また、粘着剤層30上には、凝集破壊した剥離破壊層20を構成する微細粉末が付着しているため、配送物60の粘着剤層30が残存した領域が粘着剤層30によってベタつくことはない。
これにより、配送情報13が印刷された樹脂シート10が配送物60から剥離されるとともに、配送物60には、残存した感熱発色層50bにて現れた配送情報13が付与された状態となる。
なお、配送ラベル1が貼着される配送物60の色や材質によっては、配送ラベル1が剥離された場合に粘着剤層30とともに配送物60側に残存した感熱発色層50bにて現れた配送情報13が見難くなってしまう虞れがある。そこで、粘着剤層30に着色顔料を混合して着色することにより、配送物60の色や材質によらずに配送情報13を見やすくすることができる。より好ましくは、粘着剤層30を、感熱発色層50bによって現れる配送情報13とは異なる色に着色することによりコントラストが明確になり、より見やすくなる。例えば、粘着剤層30に白色の顔料を混合し、粘着剤層30の色を白色にすれば、配送物60の色や材質がどのようなものであっても、白色の粘着剤層30上に配送情報13が表示されることになり、配送情報13が見難くなってしまうことがなくなる。
また、配送ラベル1の角部のみ、剥離破壊層20に粘着剤層30を積層しておかず、それにより、配送ラベル1を配送物60から剥離しやすくすることも考えられる。その場合であっても、配送ラベル1は剥離破壊層20の下部から剥離しはじめるものの、剥離部分が粘着剤層30が積層された領域に到達すると、剥離破壊層20が凝集破壊し、剥離破壊層20を介して剥離することになる。
なお、本形態においては、樹脂シート10の配送情報印刷領域11内に感熱発色層50aが積層され、また、剥離破壊層20の配送情報印刷領域21内に感熱発色層50bが積層されているが、感熱発色層50bにおいては、感熱発色層50aに対向する領域に積層されていれば、剥離破壊層20の樹脂シート10が積層されていない面の全面に積層されていてもよい。
(第2の実施の形態)
図3は、本発明のラベルの第2の実施の形態となる配送ラベルを示す図であり、(a)は積層構造を示す図、(b)は(a)に示した樹脂シート110を表面から見た図、(c)は(a)に示した剥離破壊層120を裏面から見た図である。
本形態は図3(a)に示すように、ベース基材である樹脂シート110と、樹脂シート110の一方の面に積層され、樹脂シート110が積層されていない面の一部に第1の感熱発色層121が積層された剥離層である剥離破壊層120と、剥離破壊層120の感熱発色層121が形成された面の全面に積層された粘着剤層130と、粘着剤層130を介して剥離破壊層120に剥離可能に接着された剥離紙140とから構成されており、剥離破壊層120は、樹脂シート110に剥離力が加わった場合に凝集破壊されるものであるため、その剥離接着力は、粘着剤層130の剥離接着力よりも弱く、5〜150g/cm幅となっている。なお、粘着剤層130の剥離接着力は、100〜1500g/cmであることが好ましい。
また、樹脂シート110は図3(b)に示すように、ミシン目114が形成されており、ミシン目114を介して一方の領域が荷札片115a、他方の領域が判取片115bとなり、これら荷札片115aと判取片115bとがミシン目114によって切り離し可能に構成されている。荷札片115aの表面には、配送情報を記入あるいは印刷するための配送情報記入領域112aが設けられ、また、判取片115bの表面には、配送情報を記入あるいは印刷するための配送情報記入領域112bと、この配送ラベル101が貼着された配送物の受取人が受領印を押下するための押印領域113とが設けられている。なお、この樹脂シート110は、第1の実施の形態にて示したものと同様の材料、厚さから構成されている。
また、剥離破壊層120は図3(c)に示すように、樹脂シート110を貫通したミシン目114が形成されているとともに、ミシン目114を介して樹脂シート110の判取片115b側の裏面には、感熱発色層121が積層され、サーマルプリンタによる印刷によってこの感熱発色層121が発色することにより広告情報121aが現れている。
以下に、上記のように構成された配送ラベル101の利用方法について説明する。
図4は、図3に示した配送ラベル101の利用方法を説明するための図である。
まず、図1に示した配送ラベル1に対して、この配送ラベル101が貼着される配送物の配送先に提供すべき広告情報121aを印刷する。ここで、この広告情報121aは、剥離破壊層120に積層された感熱発色層121が発色することにより剥離破壊層120上に現れることになるため、サーマルプリンタによって広告情報121aを印刷することになる。すると、感熱発色層121が発色し、剥離破壊層120上に広告情報121aが現れる。この際、樹脂シート110上においては、感熱発色層が積層されていないため、サーマルプリンタによって印刷される情報は現れない。また、配送ラベル101が貼着される配送物の配送先毎に広告情報121aを異ならせる場合は、例えば、まず、配送情報記入領域112a,112bに、その配送物150の配送先等を示す配送情報を印刷すると共に、配送先を識別可能な情報を樹脂シート110にバーコード情報等によって印刷する。この時、感熱発色層121が発色しないように、インクジェット方式等の熱を用いない印刷方式を使用する。次に、樹脂シート110に印刷された識別可能な情報に基づいて、サーマルプリンタによって広告情報121aを印刷すれば、配送先毎に異なる広告情報を表示することができる。また、別の方法として、樹脂シート110の表面の一部に感熱発色層を積層しておき、広告情報121aとともにサーマルプリンタによって広告情報121aの種類を識別可能な情報を表面の感熱発色層にバーコード情報等によって印刷しておけば、その後、配送情報記入領域112a,112bに配送情報を印刷または記入する際に、その配送先に提供したい広告情報121aを識別可能な識別情報が印刷された配送ラベル101の配送情報記入領域112a,112bにその配送物150の配送先等を示す配送情報を印刷または記入することも考えられる。なお、感熱発色層121については、第1の実施の形態にて示したものと同様のものが用いられる。
次に、樹脂シート110の荷札片115aに設けられた配送情報記入領域112a、並びに判取片115bに設けられた配送情報記入領域112bに、この配送ラベル101が貼着されて配送される配送物の配送先や配送元、品名等を示す配送情報116を印刷または記入し、その後、剥離紙140を剥離し、この配送ラベル101を被貼着体である配送物150に粘着剤層130によって貼着する(図4(a),(b))。なお、配送情報記入領域112a,112bに配送情報116を印刷する場合は、感熱発色層121にてこの配送情報116が発色しないために、インクジェットプリンタ等によって配送情報116を印刷する必要がある。
配送ラベル101が貼着された配送物150は、配送情報記入領域112a,112bに印刷あるいは記入された配送情報116に従って配送先に配送され、配送物150の配送先となる受取人に受け取られると、樹脂シート110に設けられた押印領域113に受領印が押下される。
その後、配送ラベル101のうち押印領域113が設けられた判取片115bを配送物150から剥離していくと、剥離破壊層120が凝集破壊して剥離破壊層120を介して剥離していき(図4(c))、樹脂シート110及び剥離破壊層120に形成されたミシン目114によって判取片115bが荷札片115aから切り離される(図4(d))。なお、剥離破壊層120については、第1の実施の形態にて説明したものと同様のものが用いられる。
また、ミシン目114の形状においては、判取片115bを剥離していき剥離部分がミシン目114が形成された領域に到達した際に、判取片115bが荷札片115aから切り離されずに剥離破壊層120によって荷札片115aまでもが剥離されてしまわないような形状とする必要があり、そのためには、例えば、ミシン目114のタイ部分が0.5mm以下となるようなものとすることが好ましい。
判取片115bの裏面の剥離破壊層120が凝集破壊し、ミシン目114によって荷札片115aから判取片115bが切り離されると、剥離破壊層120に積層された感熱発色層121が粘着剤層130とともに配送物150側に残存しているため、感熱発色層121が発色して現れた広告情報121aが視認可能となる(図4(e))。なお、この際、感熱発色層121上には剥離破壊層120の一部が残存しているが、その厚さが極めて薄いため、感熱発色層121に現れた広告情報121aが視認可能となる。また、粘着剤層130上には、凝集破壊した剥離破壊層120を構成する微細粉末が付着しているため、配送物150の広告情報121aが現れた領域が粘着剤層130によってベタつくことはない。
これにより、配送ラベル101の樹脂シート110に印刷あるいは記入された配送情報116とは異なる広告情報121aを、この配送ラベル101が配送物150から剥離された後にて視認可能となるように付与することができる。
なお、本形態においては、サーマルプリンタによって感熱発色層121を発色させ、それにより、樹脂シート110上には印刷されず、配送ラベル101を剥離した場合に表出する広告情報121aを印刷する場合を例に挙げて説明したが、熱転写プリンタを用いれば、配送ラベル101を剥離した場合に表出する情報を樹脂シート110の表面にも印刷することができる。例えば、第1の実施の形態にて示したように配送情報を複写する必要がある場合、樹脂シート110に熱転写プリンタによって配送情報を印刷すると、この印刷による熱によって感熱発色層121が発色し、樹脂シート110に印刷された配送情報と同じ配送情報が現れる。その後、上述したように配送ラベル101が剥離されると、配送情報が印刷された樹脂シート110が剥離されるとともに、配送物150には、樹脂シート110に印刷された配送情報と同じ配送情報が付与された状態となる。
また、本形態においても、粘着剤層130に、例えば白色等といった着色顔料を混合して着色することにより、配送ラベル101が貼着される配送物150の色や材質がいかなるものであっても、配送物150に転写された広告情報121aが見難くなることがなくなる。
また、判取片115bの角部のみ、剥離破壊層120に粘着剤層130を積層しておかず、それにより、判取片115bを剥離しやすくすることも考えられる。その場合であっても、配送ラベル101は剥離破壊層120の下部から剥離しはじめるものの、剥離部分が粘着剤層130が積層された領域に到達すると、剥離破壊層120が凝集破壊することにより、剥離破壊層120を介して剥離することになる。
また、上述した2つの実施の形態においては、配送物60,150に貼着される配送ラベル1,101を例に挙げて説明したが、物品やシ−ト等の被貼着体に貼着されるラベルであれば本発明を適用することができる。その場合、本形態のように、被貼着体から剥離された後に視認可能となる情報がサーマルプリンタによって発色したラベルの表面に、情報を記入あるいはインクジェットプリンタ等によって印刷することに限らず、表面に情報が記入あるいはインクジェットプリンタ等によって印刷された後に、被貼着体から剥離された後に視認可能となる情報を表面から加える熱によって発色させる構成としてもよい。例えば、表面には同一の情報を印刷しておき、その後、剥離された後に視認可能となる情報として「当たり/はずれ」等といった懸賞情報をサーマルプリンタ等によって発色させることが考えられる。
本発明のラベルの第1の実施の形態となる配送ラベルを示す図であり、(a)は積層構造を示す図、(b)は(a)に示した樹脂シートを表面から見た図、(c)は(a)に示した剥離破壊層を裏面から見た図である。 図1に示した配送ラベルの使用方法を説明するための図である。 本発明のラベルの第2の実施の形態となる配送ラベルを示す図であり、(a)は積層構造を示す図、(b)は(a)に示した樹脂シートを表面から見た図、(c)は(a)に示した剥離破壊層を裏面から見た図である。 図3に示した配送ラベルの利用方法を説明するための図である。 従来の配送ラベルの一構成例を示す図であり、(a)は積層構造を示す図、(b)は(a)に示した受領片を示す図、(c)は(a)に示した荷札を示す図である。
符号の説明
1、01 配送ラベル
10,110 樹脂シート
11,21 配送情報印刷領域
12,113 押印領域
20,120 剥離破壊層
30,130 粘着剤層
40,140 剥離紙
50a,50b 感熱発色層
60,150 配送物
112a,112b 配送情報記入領域
114 ミシン目
115a 荷札片
115b 判取片
121a 広告情報

Claims (4)

  1. ベース基材と、
    前記ベース基材の一方の面に積層され、該ベース基材に剥離力が加わった場合に凝集破壊される剥離層と、
    前記剥離層の前記ベース基材が積層されていない面の少なくとも一部に積層され、熱が加わることにより発色する第1の感熱発色層と、
    前記剥離層の前記第1の感熱発色層が積層された面に前記第1の感熱発色層を覆うように積層された粘着剤層とを有するラベル。
  2. ベース基材と、
    前記ベース基材の一方の面に積層され、該ベース基材に剥離力が加わった場合に剥離する剥離層と、
    前記剥離層の前記ベース基材が積層されていない面の少なくとも一部に積層され、熱が加わることにより発色する第1の感熱発色層と、
    前記剥離層の前記第1の感熱発色層が積層された面に前記第1の感熱発色層を覆うように積層された粘着剤層とを有し、
    前記剥離層の剥離接着力は、前記粘着剤層の剥離接着力よりも弱いラベル。
  3. 請求項1または請求項2に記載のラベルにおいて、
    前記ベース基材は、前記剥離層が積層されていない面の少なくとも一部に、熱が加わることにより発色する第2の感熱発色層が積層され、
    前記第1の感熱発色層は、前記剥離層の前記ベース基材が積層されていない面の少なくとも前記第2の感熱発色層に対向する領域に積層されていることを特徴とするラベル。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のラベルにおいて、
    前記粘着剤層は、前記第1の感熱発色層にて発色する色とは異なる色に着色されていることを特徴とするラベル。
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