JP2005310687A - 電磁調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 温度検出素子に通電することによって予備加熱をおこなう電磁調理器において,電源電圧の変動にかかわらず温度検出精度を向上させ,異常過熱の検知性能を向上させることにより安全性の向上を図ることができる電磁調理器を提供する。
【解決手段】 温度制御手段5には,電圧値検出手段9による交流電源1の電圧値の検出結果に応じて,検出温度の誤差を削減し検出温度を補正するための補正式や補正テーブルなどが予め設定されている。
そして,前記温度制御手段5は,電圧値検出手段9により検出される電圧値に応じて,前記補正式や補正テーブルに基づき前記検出温度を補正し,誤差を削減する。
【選択図】 図1

Description

本発明は,プレート上に載置された被加熱器具を前記プレートの下部に設けられた加熱コイルにより電磁加熱する電磁調理器に関するものである。
電磁調理器は通常,プレート上に載置された鍋やフライパンなどの被加熱器具をプレートの下部に設けられた加熱コイルにより電磁加熱して調理をおこなう。このとき,プレート下部に設けられた温度検出素子による検出温度が,所定の設定温度を超えた場合に,異常過熱と判定し,加熱コイルへの通電の停止又は抑制をおこなう異常過熱防止機能を備えるものが一般的である。
前記異常過熱防止機能を備えた電磁調理器が特許文献1および2に示されている。
さらに近年,上記異常過熱防止機能には,加熱ヒータなどで温度検出素子の近傍の温度を比較的高い温度に保持し,異常過熱と判定する設定温度と,前記保持された温度との温度差を少なくすることにより,異常過熱を検知する時間遅れを少なくする手法が用いられる。
上記予備加熱をおこなう予備加熱手段を備えた電磁調理器Xが図5に示されている。図5において,電磁調理器Xは,筐体106に支持されて鍋107(被加熱器具)を載置するプレート103と,該プレートの下部に設けられ前記プレート上に載置された前記鍋107を電磁加熱する加熱コイル101と,前記プレート下部の複数の所定位置それぞれに接して設けられ,その所定位置の温度を検出する複数のサーミスタ104(温度検出素子)と,該サーミスタ104の近傍を予備加熱する予備加熱ヒータ105と,前記加熱コイル101への電力の供給を制御する電力制御回路を備えた制御部102とを具備している。
上記予備加熱ヒータ105は,上記加熱コイル101への通電の停止状態において,上記サーミスタ104の近傍の温度を,所定の予備加熱温度(以下,予熱温度Tprという)まで予備加熱する。
この予備加熱の作用効果について,図6及び図7を用いて説明する。
図6及び図7は,電磁調理器Xにおいて,それぞれ緩やかな温度変化,及び急な温度変化で加熱が行われた場合の,前記鍋107の温度,及び前記サーミスタ104の配置位置における前記プレート103下部の温度の変化を表すグラフである。
図6及び図7において,太い実線で表すグラフが鍋107の温度(以下,鍋温度Tnという),細い実線で表すグラフが上記予備加熱ヒータ105による予備加熱を行わない場合における上記サーミスタ104の配置位置の上記プレート103の下部温度(以下,予熱無しプレート温度Tp1という),太い破線で表すグラフが前記予備加熱ヒータ105による予備加熱を行う場合における前記サーミスタ104の配置位置の前記プレート103の下部温度(以下,予熱有りプレート温度Tp2という)を表す。
上記制御部102により,上記加熱コイル101への供給電力を低く抑えて加熱した場合(図6参照),上記鍋温度Tnは常温Taから緩やかな勾配で徐々に上昇し,この温度上昇に対して時間遅れをもって上記予熱無しプレート温度Tp1は常温Taからより緩やかな勾配で徐々に上昇する。
このとき,上記予熱有りプレート温度Tp2は,上記鍋温度Tnの上昇により予備加熱ヒータ105の周囲に対する放熱量が減少するため,前記鍋温度Tnの上昇に対して時間遅れをもって常温Taよりも高い所定の予熱温度Tprから緩やかな勾配で徐々に上昇する。
そして,十分な時間t1の経過後には,上記鍋温度Tnと上記予熱無しプレート温度Tp1及び上記予熱有りプレート温度Tp2とは,相互にほぼ一定の差を保って推移する。
また,予備加熱がおこなわれている分だけ,上記予熱有りプレート温度Tp2の方が上記予熱無しプレート温度TP1よりも高い温度で推移する。
このときの上記鍋温度Tnと上記予熱無しプレート温度Tp1,および上記予熱有りプレート温度Tp2との各温度差ΔTu,ΔTsを,前記鍋温度Tnが異常であるとする過熱温度Txから差し引いた温度を,それぞれ予備加熱をおこなわない場合の異常過熱と判定する設定温度Tu及び予備加熱をおこなう場合の前記設定温度Tsとする。
一方,水が入った上記鍋107を上記プレート103上に載置し,上記制御部102によって上記加熱コイル101への供給電力を高くして加熱した場合(図7参照),水が沸騰する時点t2までは図6に示したのと同様に各プレート温度Tp1,Tp2は,上記鍋温度Tnの上昇に対して時間遅れをもって緩やかな勾配で徐々に上昇する。
次に,上記水の沸騰中(t2〜t3)は,上記鍋温度Tnは一定温度となり,これにやや遅れて各プレート温度Tp1,Tp2も一定となる。この間も,予備加熱が行われている分だけ,上記予熱有りプレート温度Tp2の方が上記予熱無しプレート温度Tp1よりも高い温度で推移する。
そして,上記鍋107内の全ての水が蒸発した時点t3から,上記鍋温度Tnは急上昇する。いわゆる空焚き状態である。これに対し,各プレート温度Tp1,Tp2も時間遅れをもって追従して温度上昇する。
更に,温度上昇が継続し,上記鍋温度Tnが上記過熱温度Txに到達(t4)すると,これに遅れて上記予熱有りプレート温度Tp2が上記設定温度Tsに到達(t5)し,さらに遅れて上記予熱無しプレート温度Tp1が上記設定温度Tuに到達(t6)する。
すなわち,上記予熱有りプレート温度Tp2が上記設定温度Tsに到達する時間の方が,上記予熱無しプレート温度Tp1が上記設定温度Tuに到達する時間よりも短くなる。このように,上記予備加熱の作用効果により上記鍋107(被加熱器具)の異常過熱を検知する時間遅れを少なくすることができる。
このとき,上記温度検出素子に,通電されることにより発熱するもの,たとえば正温度係数サーミスタを用い,上記予備加熱手段(予備加熱ヒータ105に相当)に,前記正温度係数サーミスタに通電して該正温度係数サーミスタを自己発熱させることにより上記予備加熱をおこなうものを用いた場合には,より簡素な構成で上記同様の効果が期待できる。
なお,前記温度検出素子に電力を供給するに際して,前記電力を供給する交流電源が常に安定した一定の電圧を供給するものであるとは限らない。そこで,前記温度検出素子に供給する電圧(電流)を安定化するための安定化装置を前記交流電源から前記温度検出素子への電力供給経路上に設ける構成が考えられるが,この場合には,前記安定化装置の費用も高価であり,構成が複雑化する。また,前記予備加熱をおこなうために必要な電力は,必ずしも小さなものであるとは言い難く,前記安定化装置を設けることによって,前記温度検出素子に供給可能な電力(電圧,電流)を実質低下させてしまうことは好ましくない。したがって,前記温度検出素子へは,外部の交流電源電圧値をトランスなどの変圧器で降圧した電圧を,安定化せずに供給する構成が望ましい。
特許第3070289号公報 特開平6−267646号公報
ここで,正温度係数サーミスタなどの前記温度検出素子を用いて温度を検出する手法としては,該温度検出素子を流れる電流値を検出する電流値検出手段が設けられ,前記温度検出素子の抵抗値が周囲の温度変化に応じて変動することを利用して予め定められた,電流値と温度との関係式などに基づいて,前記電流値検出手段によって検出された電流値から温度を導き出す手法が多く用いられる。
なお,このときの関係式は,前記温度検出素子が温度検出用のみに用いられるものである場合には,前記温度検出素子に供給される電力が該温度検出素子の自己発熱に満たないものであることが多いため,前記温度検出素子の抵抗値は,周囲の温度によってのみ変動すると考え,前記自己発熱による影響(誤差の発生など)を考慮しないことが常である。
しかしながら,上述したような前記温度検出素子に通電して該温度検出素子を発熱させることにより上記予備加熱をおこなうものでは,少なくとも前記温度検出素子に与える電圧は変動しないことを前提としているが,前記のように通電される電圧が,安定化されておらず変動する可能性がある場合においては,前記温度検出素子の抵抗値の変動要因として,前記周囲の温度変化以外に,前記電圧の変動による前記温度検出素子の自己発熱量の変動が考えられる。したがって,上記電圧変動が生じると前記検出された電流値から前記予め定められた関係式などに基づいて一義的に導出する温度には誤差が生じるため,温度検出精度を低下させることになり,異常過熱を正確に検知し得ない。
たとえば,図8に,前記温度検出素子に通電される電力の電源電圧値が,該電力を供給する電源装置などの性能的要因や外的要因によって170,200,230Vに変動した場合において前記温度検出素子に流れる電流値と測定点の実温度との関係をそれぞれグラフ化したものが示されている。ここで,便宜上,電流値については,前記電源電圧値が200Vで,測定点の実温度が100℃のときの電流値を1.0とする比率で表すものとする。
このとき,前記電源電圧値が200Vにおける電流値−温度関係の測定結果を基に予め電流値−温度の換算式が設定され,前記換算式に基づいて,前記電流値検出手段によって検出された電流値から,温度を導き出すように構成されているとする。たとえば,電流値が0.8のとき検出温度として140℃が導出される。
しかし,前記電源電圧値が170V,230Vに変動すると,該電源電圧の変動に伴い前記温度検出素子の両端の電圧も変動し,結果的に該温度検出素子の自己発熱量が変化して自己の温度が変動するために前記温度検出素子自体の抵抗値が変動し,前記測定点の実温度がそれぞれ120℃,160℃と異なっているにもかかわらず,電流値としては同じ0.8が検出される場合が生じ得る。そして,前記換算式に基づき一義的に温度が導き出される結果,これらは共に140℃と導出され,前記実温度と前記結果との間には±20℃の誤差が生じることになり,温度検出精度を低下させ,異常過熱を正確に検知し得ない。
また,前記加熱コイルが複数設けられ,それに対応して上記温度検出素子が1又は複数設けられる場合において,前記複数の加熱コイルのいずれかを選択して加熱する場合,前記選択した加熱コイルに対応する温度検出素子を予備加熱することのみならず,すべての温度検出素子に通電することは,電力の無駄であって省エネルギーの観点から好ましくない。
したがって,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,
第一に,温度検出素子に通電することによって予備加熱をおこなう電磁調理器において,電源電圧の変動にかかわらず温度検出精度を向上させ,異常過熱の検知性能を向上させることにより安全性の向上を図ることができる電磁調理器を提供することにあり,
第二に,加熱コイルが複数設けられ,それに対応して温度検出素子が1又は複数設けられる場合において,無駄な消費電力を削減することにある。
上記第一の目的を達成するために本発明は,被加熱器具を載置するプレートと,前記プレートの下部に設けられた加熱コイルと,前記プレートの所定位置の温度を検出すると共に,通電されることにより発熱する1又は複数の温度検出素子と,前記温度検出素子に通電して該温度検出素子を発熱させることにより前記温度検出素子の近傍を予備加熱する予備加熱手段と,前記温度検出素子に通電される電力の電圧値を検出する電圧値検出手段と,前記電圧値検出手段による検出結果に応じて,前記温度検出素子による検出結果を補正する補正手段と,前記補正手段によって補正された前記温度検出素子の検出結果に応じて,外部の交流電源から前記加熱コイルへ供給される電力を制御する電力制御手段とを具備してなる電磁調理器として構成される。
これによって,前記温度検出素子による検出結果を,前記電圧値検出手段による検出結果に応じて補正することができるので,前記温度検出素子に与えられる電圧に変動が生じた場合でも,前記温度検出手段の自己発熱量の変化による抵抗値の変動に起因して生じる検出温度の誤差を削減することができ,前記プレートの所定位置の温度の検出精度を向上させることができる。したがって,前記電力制御手段は,外部の交流電源から前記加熱コイルへ供給される電力を,前記検出された精度の高い検出温度に応じて,適切に制御することができる。また,前記精度の高い検出温度をもって前記被加熱器具の異常過熱を検知することができるため,前記被加熱器具の異常過熱の検知性能を向上させ,安全性を向上させることができる。
このとき,前記温度検出素子として正温度係数サーミスタを用いることができ,これによって前記異常過熱の高い検知性能を確保することができる。
ここで,前記温度検出素子の電流値を検出する電流値検出手段を更に備え,前記温度検出素子による検出結果が,前記電流値検出手段により検出された電流値に基づいて導出されるものであることが考えられ,これにより簡易な構成で前記プレートの所定位置の温度を導出することができる。
また,前記電圧値検出手段が,前記交流電源から前記温度検出素子への電力供給経路における電圧値を検出するものであることが一例として考えられる。
これによって,上記同様に電力制御手段は,外部の交流電源から前記加熱コイルへ供給される電力を,前記検出された精度の高い検出温度に応じて,適切に制御することができ,また,前記精度の高い検出温度をもって前記被加熱器具の異常過熱を検知することができるため,前記被加熱器具の異常過熱の検知性能を向上させ,安全性を向上させることができる。
また,前記交流電源から前記温度検出素子への電力供給経路に設けられ,前記交流電源の電圧を降圧する電源電圧降圧手段を更に備え,前記電圧値検出手段が,前記電源電圧降圧手段からの出力電圧値を検出するものである場合には,前記電圧値検出手段は,前記電源電圧降圧手段から出力される前記電源電圧より降圧された電圧値を検出することになるので,前記電圧値検出手段の構成を簡素化することができ,コスト面からも好ましい。
また,上記第二の目的を達成するために本発明は,前記加熱コイルが複数設けられ,これに対応して前記温度検出素子が1又は複数設けられる場合において,前記温度検出素子への通電を前記加熱コイル毎に制御する通電制御手段を更に具備してなることを特徴とする電磁調理器として構成される。
これにより,前記複数の加熱コイルのいずれかを選択して加熱する場合に,前記通電制御手段が,前記選択した加熱コイルに対応する予備加熱手段のみへの通電をおこなうことで,無駄な消費電力を削減するができる。
本発明によれば,前記温度検出素子による検出結果を,前記電圧値検出手段による検出結果に応じて補正することができるので,前記温度検出素子に与えられる電圧に変動が生じた場合でも,前記温度検出手段の自己発熱による抵抗値の変動に起因して生じる検出温度の誤差を削減することができ,前記プレートの所定位置の温度の検出精度を向上させることができる。したがって,前記電力制御手段は,外部の交流電源から前記加熱コイルへ供給される電力を,前記検出された精度の高い検出温度に応じて,適切に制御することができる。また,前記精度の高い検出温度をもって前記被加熱器具の異常過熱を検知することができるため,前記被加熱器具の異常過熱の検知性能を向上させ,安全性を向上させることができる。
また,前記加熱コイルが複数設けられ,これに対応して前記温度検出素子が1又は複数設けられる場合において,前記温度検出素子への通電を前記加熱コイル毎に制御する通電制御手段を具備することによって,前記複数の加熱コイルのいずれかを選択して加熱する場合に,前記通電制御手段が,前記選択した加熱コイルに対応する予備加熱手段のみへの通電をおこなうことで,無駄な消費電力を削減するができる。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係る電磁調理器Aの回路を示すブロック図である。
図1に示すように上記電磁調理器Aは,被加熱器具(不図示,図5の107に相当)と,該被加熱器具を載置するプレート(不図示,図5の103に相当)と,該プレートの下部に設けられ,前記被加熱器具を電磁加熱する加熱コイル3と,前記プレート下部の所定位置の温度を検出すると共に,通電されることにより発熱する正温度係数サーミスタ4(温度検出素子)と,前記正温度係数サーミスタ4が設けられる回路上に接続される抵抗8(いわゆるシャント抵抗として機能し,下記温度制御手段と共に電流値検出手段を構成する)と,前記正温度係数サーミスタ4の検出温度を検出・処理・判定するための温度制御手段5と,操作ボタン(不図示)の操作に応じて交流電源1から加熱コイル3へ供給される電力を制御(通電する,通電を停止する,または通電を抑制するなど)することにより加熱調整をおこなうと共に,前記温度制御手段5による判定結果に応じて前記電力を制御する電力制御手段2と,前記交流電源1から,正温度係数サーミスタ4への電力供給経路に設けられ,交流電源1の電圧を降圧するトランス7(電源電圧降圧手段に相当)と,前記交流電源1の電圧値を検出する電圧値検出手段9とを具備している。なお,上記正温度係数サーミスタ4はキュリー点を有する正温度係数サーミスタであることが望ましい。
上記のように構成された電磁調理器Aでは,まず,前記正温度係数サーミスタ4に通電することにより,該正温度係数サーミスタ4近傍の予備加熱がおこなわれる。これによって前述したように異常過熱を検知する時間遅れを少なくすることができる。
前記温度制御手段5は,加熱コイル3の温度上昇に伴い変動する正温度係数サーミスタ4の抵抗値によって変動する,抵抗8(既知の値)の両端の電圧降下を検出し,電流=電圧/抵抗(オームの法則)の式から抵抗8に流れる電流値,すなわち正温度係数サーミスタ4に流れる電流値を導出する(電流値検出手段として機能する)。また,前記温度制御手段5には,異常過熱であることを検知するための所定の設定温度,及び正温度係数サーミスタ4の抵抗値が温度によって変動することに基づいて定められた,前記電流値と前記プレート下部の所定位置の温度との関係式が予め設定されている。そして,前記温度制御手段5は,前記予め設定された関係式に基づいて,前記検出された電流値から前記プレート下部の所定位置の温度を導き出す。
ここで,前記のように予め設定された関係式から一義的に導き出された温度には,上述したように正温度係数サーミスタ4の自己発熱による該正温度係数サーミスタ4自体の抵抗値の変動に伴う誤差が含まれ,これを補正しなければならないが,かかる補正は正温度係数サーミスタ4(及び抵抗8)に与えられる交流電源1の電圧により変動する。
そこで,本発明に係る前記温度制御手段5には,さらに,前記電圧値検出手段9による交流電源1の電圧値の検出結果に応じて,前記検出温度の誤差を削減し検出温度を補正するための補正式や補正テーブルなどが予め設定されている。
そして,前記温度制御手段5は,電圧値検出手段9により検出される電圧値に応じて,前記補正式や補正テーブルに基づき前記検出温度を補正し,誤差を削減する。
次に,前記温度制御手段5は,前記補正によって誤差が削減された検出温度と,前記予め設定された異常過熱を検知するための所定の設定温度とを比較して異常過熱であるか否かを判定する。
そして,前記電力制御手段2は,前記判定の結果に応じて交流電源1から前記加熱コイル3へ供給される電力を制御する。すなわち,加熱中に上記正温度係数サーミスタ4による検出温度が,上記温度制御手段5によって前記異常過熱を検知するための所定の設定温度を超えたと判定された場合には,前記加熱コイル3へ供給される電力を制御(通電の停止または抑制)することにより,上記被加熱器具が過熱状態となることを防止する。
このように,この実施形態では前記正温度係数サーミスタ4による検出結果を,電圧値検出手段9による検出結果に応じて補正するので,交流電源1の電圧の変動に伴い正温度係数サーミスタ4に供給される電圧が変動し,正温度係数サーミスタ4の自己発熱量が変化して自己の抵抗値が変動することに起因して生じる検出温度の誤差を削減することができ,前記プレートの所定位置の温度の検出精度を向上させることができる。したがって,電力制御手段2は,交流電源1から加熱コイルへ供給される電力を,前記検出された精度の高い検出温度に応じて,適切に制御することができる。また,前記精度の高い検出温度をもって前記被加熱器具の異常過熱を検知することができるため,前記被加熱器具の異常過熱の検知性能を向上させ,安全性を向上させることができる。
以下図2を参照しながら,本発明に係る実施例1について説明する。
ここで,図2は本発明の実施例1に係る電磁調理器Bの回路を示すブロック図である。尚,上記実施の形態で示した電磁調理器Aに共通する構成要素については同じ符号を用い,その説明を省略する。
図2に示す上記電磁調理器Bは,前記実施の形態に係る電磁調理器Aと基本的な構成・動作に関しては同様であるが,図1に示す電磁調理器Aに設けられた電圧値検出手段9の代わりに,電圧値検出手段10を備えたものである点で異なり,電圧値検出手段9が,交流電源1の電圧値を検出するものであることに対し,電圧値検出手段10は,交流電源1から正温度係数サーミスタ4への電力供給経路に設けられ交流電源1の電圧を降圧するトランス7からの出力電圧値を検出するものである。
そして,本実施例1では,前記電圧値検出手段10は,トランス7の出力電圧値を検出し,前記出力電圧値に基づいて交流電源1の電源電圧値を導出するように構成されている。
たとえば,図3は,交流電源1の電圧値が一定(たとえば200V)の条件下における正温度係数サーミスタ4の電流値(すなわちトランス7の出力電流値)と,トランス7の出力電圧値との関係例を示すグラフである。
ここで,図3に示される正温度係数サーミスタ4の電流値とトランス7の出力電圧値との関係は,下記(1)式で与えられる。
Vt=(Vi/n)−r・I … (1)
(ここに,Vt:トランス7の出力電圧値,Vi:交流電源1の電圧値,n:トランス7の巻数比,r:トランス7の内部抵抗値(出力側換算値),I:正温度係数サーミスタ4の電流値(すなわちトランス7の出力電流値))
そして,上記(1)式を変形すると,下記(2)式が得られる。
Vi=n(Vt+r・I) … (2)
そして,このときトランス7の巻数比nとトランス7の内部抵抗値rは,当該回路の設計時において既知の値であるから,正温度係数サーミスタ4の電流値Iとトランス7の出力電圧値Vtを検出すれば,交流電源1の電圧値Viを導出することができる。その他の構成・動作に関しては前記実施の形態に示した電磁調理器Aと同様である。
このような構成によっても,前記温度制御手段5は,前記正温度係数サーミスタ4による検出結果を,前記導出された交流電源1の電圧値に応じて補正するので,前記実施の形態同様に前記プレートの所定位置の温度の検出精度を向上させることができ,前記被加熱器具の異常過熱の検知性能を向上させ,安全性を向上させることができる。
さらに,本実施例1における電圧値検出手段10が検出する電圧値は,トランス7の出力電圧値であり,交流電源1の電圧を降圧したものであるため,前記電圧値検出手段9が検出する交流電源1の電圧値よりも小さく,電圧値検出手段10には低容量の簡易なものを用いることができ,コスト面からも好ましい。
また,ここでは,前記実施の形態に示した電磁調理器Aと同様に,温度制御手段5には,電圧値検出手段9による交流電源1の電圧値の検出結果に応じて,前記検出温度の誤差を削減し検出温度を補正するための補正式や補正テーブルなどが予め設定されていたが,この代わりに,電圧値検出手段10によるトランス7からの出力電圧値の検出結果に応じて,前記検出温度の誤差を削減し検出温度を補正するための補正式や補正テーブルなどが予め設定され,前記出力電圧値から交流電源1の電圧値を導出する必要のない構成も考えられ,この場合にも同様の効果を得ることが可能である。
以下図4を参照しながら,本発明に係る実施例2について説明する。
図4は本発明の実施例2に係る電磁調理器Cの回路を示すブロック図である。電磁調理器Cは,前記加熱コイルが複数設けられ,これに対応して前記温度検出素子が1又は複数設けられる場合の一例を示すものである。
図4に示す上記電磁調理器Cは,被加熱器具(不図示,図5の107に相当)と,該被加熱器具を載置するプレート(不図示,図5の103に相当)と,該プレートの下部に設けられ,前記被加熱器具を電磁加熱する複数の加熱コイル23A,23Bと,前記各加熱コイルに対応して設けられ,前記プレート下部の所定位置の温度を検出すると共に,通電されることにより発熱する正温度係数サーミスタ24A,24B(温度検出素子)と,前記正温度係数サーミスタ24A,24Bが設けられる回路上に接続される抵抗28A,28B(いわゆるシャント抵抗として機能し,下記温度制御手段と共に電流値検出手段を構成する)と,前記正温度係数サーミスタ24A,24Bの検出温度を検出・処理・判定する温度制御手段25A,25Bと,操作ボタン(不図示)の操作に応じて交流電源21から加熱コイル23A,23Bへ供給される電力を制御(通電する,通電を停止する,または通電を抑制するなど)することにより加熱調整をおこなうと共に,前記温度制御手段25A,25Bによる判定結果に応じて前記電力を制御する電力制御手段22A,22Bと,前記交流電源21から,正温度係数サーミスタ24A,24Bへの電力供給経路に設けられ,交流電源21の電圧を降圧するトランス27(電源電圧降圧手段に相当)と,前記降圧されたトランス27の出力電圧値を検出する電圧値検出手段20と,前記トランス27から正温度係数サーミスタ24A,24Bへの通電を前記加熱コイル毎(23A,23B)に制御する通電制御手段29を具備して構成されている。なお,上記正温度係数サーミスタ24A,24Bはそれぞれキュリー点を有する正温度係数サーミスタであることが望ましく,前記正温度係数サーミスタは各加熱コイルに対応して,それぞれ1または複数配置される。また,前記正温度係数サーミスタ24A,24Bに通電することにより,該正温度係数サーミスタ24A,24B近傍の予備加熱がおこなわれる。
ここで,前記トランス7と正温度係数サーミスタ24A,24Bの間に介装された通電制御手段29は,前記正温度係数サーミスタ24A,24Bへの電力の供給を加熱コイル毎に制御することができ,正温度係数サーミスタ24A,24Bに接続され,別々に作動可能な2個の接点リレー等で構成される。
本構成のように,加熱コイルが複数設けられる場合においては,必ずしも前記複数の加熱コイルを同時に稼動させ調理をおこなうとは限らなず,前記複数の加熱コイルのうちから1又は複数の加熱コイルを選択的に稼動させることがあり得,この場合には稼動させない加熱コイルに対応する前記温度検出素子(ここでは正温度係数サーミスタ24A,24B)に通電することは電力の無駄であり,省エネルギーの観点から好ましくない。
そこで,たとえば前記操作ボタンの操作によって,加熱コイル23Aのみに通電して加熱をおこない,加熱コイル23Bには通電しないような動作が指示された場合には,電力制御手段22Aは,加熱コイル23Aに通電し,通電制御手段29は,前記操作ボタンの操作に基づいて加熱コイル23Aに対応する正温度係数サーミスタ24Aに接続された接点のみをONにして該正温度係数サーミスタ24Aのみに通電して予備加熱を行い,正温度係数サーミスタ24Bに接続された接点はONにせず該正温度係数サーミスタ24Bには通電しないように制御する。前記のように通電をおこなわない加熱コイル23Bに対応する正温度係数サーミスタ24Bへの通電を停止することができるので,無駄な消費電力の削減となる。
上記のように構成された電磁調理器Cでは,前記温度制御手段25A,25Bは,抵抗28A,28Bの両端の電圧降下を検出し,電流=電圧/抵抗(オームの法則)の式から正温度係数サーミスタ24A,24Bに流れる電流値をそれぞれ導出する(電流値検出手段として機能する)。また,前記温度制御手段25A,25Bには,異常過熱であることを検知するための所定の設定温度,及び前記正温度係数サーミスタ24A,24Bの抵抗値が温度によって変動することに基づいて定められた,前記電流値と前記プレート下部の所定位置の温度との関係式が予め設定されている。そして,前記温度制御手段25A,25Bは,前記予め設定された関係式に基づいて,前記検出された電流値から前記プレート下部の所定位置の温度をそれぞれ導き出す。
ここで,前記のように予め設定された関係式から一義的に導き出された温度には,上述したように正温度係数サーミスタ24A,24Bの自己発熱による該正温度係数サーミスタ24A,24B自体の抵抗値の変動に伴う誤差が含まれている。
そこで,前記温度制御手段25A,25Bには,さらに,前記電圧値検出手段20によるトランス27の出力電圧値の検出結果に応じて,前記検出温度の誤差を削減し検出温度を補正するための補正式や補正テーブルなどが予め設定されている。
たとえば,本構成のように一つのトランス27に対して2つの正温度係数サーミスタ24A,24Bを備えた場合,トランス27の出力電圧値には,双方の電流値とトランス27の内部抵抗値による電圧低下が含まれ,これらの関係は,下記(3)式で与えられる。
Vt=(Vi/n)−r・Ia−r・Ib … (3)
(ここに,Vt:トランス27の出力電圧値,Vi:交流電源21の電圧値,n:トランス27の巻数比,r:トランス27の内部抵抗値(出力側換算値),Ia:正温度係数サーミスタ24Aの電流値,Ib:正温度係数サーミスタ24Bの電流値)
上記(3)式からわかるように,正温度係数サーミスタ24Bの環境温度変化に伴い,正温度係数サーミスタ24Bの電流値Ibが変化した場合や,正温度係数サーミスタ24Bへの通電の有無によっては,トランス27の出力電圧値Vtが変動する。
そこで,上記(3)式を変形して下記(4)式を得る。
Vi―n・r・Ia=n(Vt+r・Ib)=Vic … (4)
(ここに,Vic:交流電源21の等価電圧値)
このように,正温度係数サーミスタ24Bの電流値Ibの影響を等価的に交流電源21の電圧値変動分として置き換え,トランス27の出力電圧値と前記電圧値変動分とを合わせたものを交流電源21の等価電圧値Vicとすれば,トランス27の巻数比nとトランス27の内部抵抗値rは設計時に既知の値であるから,正温度係数サーミスタ24A,24Bの電流値Ia,Ibとトランス27の出力電圧値Vtを検出すれば,電圧値検出手段20は,前記(4)式から交流電源21の電圧値を導出することができる。
そして,前記温度制御手段25A,25Bは,電圧値検出手段20により検出される電圧値に応じて,前記補正式や補正テーブルに基づき前記検出温度を補正し,誤差を削減する。
次に,前記温度制御手段25A,25Bは,前記補正によって誤差が削減された検出温度と,前記予め設定された異常過熱を検知するための所定の設定温度とを比較して異常過熱であるか否かを判定する。
そして,電力制御手段22A,22Bは,前記判定の結果に応じて外部の交流電源21から前記加熱コイル23A,23Bへ供給される電力をそれぞれ制御する。すなわち,加熱中に上記正温度係数サーミスタ24A,24Bによる検出温度が,上記温度制御手段25A,25Bによって前記異常過熱を検知するための所定の設定温度を超えたと判定された場合には,前記加熱コイル23A,23Bへ供給される電力を制御(通電の停止または抑制)することにより,上記被加熱器具が過熱状態となることを防止する。
このように,前記正温度係数サーミスタ24A,24Bによる検出結果を,電圧値検出手段20による検出結果に応じて補正することができるので,交流電源21の電圧の変動に伴い正温度係数サーミスタ24A,24Bに供給される電圧が変動し,正温度係数サーミスタ24A,24Bの自己発熱量が変化して自己の抵抗値が変動することに起因して生じる検出温度の誤差を削減することができ,前記プレートの所定位置の温度の検出精度を向上させることができる。
したがって,電力制御手段22A,22Bは,交流電源21から加熱コイル23A,23Bへ供給される電力を,前記検出された精度の高い検出温度に応じて,適切に制御することができる。また,前記精度の高い検出温度をもって前記被加熱器具の異常過熱を検知することができるため,前記被加熱器具の異常過熱の検知性能を向上させ,安全性を向上させることができる。
なお,上記実施例2では加熱コイルが複数設けられる場合に関して,加熱コイルが二つの場合を示したが,加熱コイルがさらに多く設けられる場合には,より効率的な稼動が可能である。
また,通電制御手段の一例として接点リレーを示したが,通電制御機能を有するものであればこれに限らない。
以上説明した実施の形態,実施例1及び2では,電圧降圧手段の一例としてトランスを示したが,電圧を降圧する機能を持てばこれに限るものではない。
本発明は,プレート上の被加熱器具を加熱コイルにより電磁加熱する電磁調理器への利用が可能である。
本発明の実施の形態に係る電磁調理器Aの回路を示すブロック図。 本発明の実施例1に係る電磁調理器Bの回路を示すブロック図。 交流電源1が一定(たとえば200V)の条件下における正温度係数サーミスタ4の電流値(すなわちトランス7の出力電流値)と,トランス7の出力電圧値との関係例を示すグラフ。 本発明の実施例2に係る電磁調理器Cの回路を示すブロック図。 従来の電磁調理器Xの概略断面図。 従来の電磁調理器Xにおいて緩やかな温度変化で加熱が行われた場合の被加熱器具温度及びプレート温度の変化を表すグラフ。 従来の電磁調理器Xにおいて急な温度変化で加熱が行われた場合の被加熱器具温度及びプレート温度の変化を表すグラフ。 従来の電磁調理器Xにおいて温度検出素子に通電される電力の電源電圧値が,変動した場合において、温度検出素子に流れる電流値と測定点の実温度との関係を表すグラフ。
符号の説明
1,21…交流電源
2,22A,22B…電力制御手段
3,23A,23B,101…加熱コイル
4,24A,24B…正温度係数サーミスタ(温度検出素子)
5,25A,25B…温度制御手段
7,27…トランス(電圧降圧手段)
8,28A,28B…抵抗(温度制御手段と共に電流値検出手段を構成する)
9,10,20…電圧値検出手段
29…通電制御手段
102…制御部
103…プレート
104…サーミスタ(温度検出素子)
105…予備加熱ヒータ(予備加熱手段)
106…筐体
107…鍋(被加熱器具)
A…本発明の実施の形態に係る電磁調理器A
B…本発明の実施例1に係る電磁調理器B
C…本発明の実施例2に係る電磁調理器C
X…従来の電磁調理器X

Claims (6)

  1. 被加熱器具を載置するプレートと,
    前記プレートの下部に設けられた加熱コイルと,
    前記プレートの所定位置の温度を検出すると共に,通電されることにより発熱する1又は複数の温度検出素子と,
    前記温度検出素子に通電して該温度検出素子を発熱させることにより前記温度検出素子の近傍を予備加熱する予備加熱手段と,
    前記温度検出素子に通電される電力の電圧値を検出する電圧値検出手段と,
    前記電圧値検出手段による検出結果に応じて,前記温度検出素子による検出結果を補正する補正手段と,
    前記補正手段によって補正された前記温度検出素子の検出結果に応じて,外部の交流電源から前記加熱コイルへ供給される電力を制御する電力制御手段と,
    を具備してなる電磁調理器。
  2. 前記温度検出素子が正温度係数サーミスタである請求項1に記載の電磁調理器。
  3. 前記温度検出素子の電流値を検出する電流値検出手段を更に備え,
    前記温度検出素子による検出結果が,前記電流値検出手段により検出された電流値に基づいて導出されるものである請求項1又は2に記載の電磁調理器。
  4. 前記電圧値検出手段が,前記交流電源から前記温度検出素子への電力供給経路における電圧値を検出するものである請求項1〜3のいずれかに記載の電磁調理器。
  5. 前記交流電源から前記温度検出素子への電力供給経路に設けられ,前記交流電源の電圧を降圧する電源電圧降圧手段を更に備え,
    前記電圧値検出手段が,前記電源電圧降圧手段からの出力電圧値を検出するものである請求項4に記載の電磁調理器。
  6. 前記加熱コイルが複数設けられ,これに対応して前記温度検出素子が1又は複数設けられる場合において,前記温度検出素子への通電を前記加熱コイル毎に制御する通電制御手段を更に具備してなる請求項1〜5のいずれかに記載の電磁調理器。
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