JP2005308898A - 撮像装置 - Google Patents

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【課題】 従来の撮像装置においては、レンズの前面を開閉する2枚のカバー羽根を動作させるための機構が比較的複雑であって、2枚のカバー羽根の開閉動作の信頼性が低く、また、構成部品を精度良く製作するのが困難である。
【解決手段】 対物レンズ11の前面を覆う閉止状態と、対物レンズ11の前面を開放する開放状態とが可逆的に操作される第1及び第2のカバー羽根16,17を有する撮像装置に関する。2枚のカバー羽根16,17は、重ね合わされた状態で枢軸24により回動自在に連結されると共に捩りばね18によって互いに離反する方向に付勢され、枢軸24の近傍において第1のカバー羽根16が本体側部材に設けた回動軸により回動自在に支持され、且つ、第2のカバー羽根17が本体側部材に設けた操作ピン28により回動され、第1のカバー羽根16を回動することにより第2のカバー羽根17を連動させてレンズ用開口部6を開閉自在にした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、外装ケースに略円形のレンズ用開口部が設けられた撮像装置に関し、特に、前記レンズ用開口部を2枚の羽根の相対的な回動動作によって開閉するようにした撮像装置に関するものである。
従来の、この種の撮像装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、カメラへの電源の通電と遮断を切り換える機構及びカメラに開閉自在に取り付けられて、レンズを保護するレンズカバー機構に関するものが記載されている。このカメラのレンズカバー機構は、レンズを有するカメラ本体(1) 内に、カメラ本体に通電するスイッチ(SW1) のON・OFFを切り換える操作板(3) を回動自在に設け、レンズを保護する複数のカバー板(7)(8)を開閉自在にカメラ本体に枢支(53)(54)し、カバー板は互いに重なって、レンズを露出したオープン位置とカバー板が互いにズレて拡がりレンズに被さるクローズ位置との間を同一方向に回動するレンズカバー機構において、カメラ本体には、各カバー板を夫々軸(53)(54)によって枢支すると共に、操作板に連繋して回動し、カバー板の基端部に被さる保持片(4) を枢支(55)し、該枢支部とカバー板の枢支部、及びカバー板の枢支部は互いにずれて設けられており、該保持片からは、カバー板の回動進み側及び戻り側の側面に夫々接する突起(40)(41)が突出しており、突起は保持片の回動に伴って、カバー板を押して回動させ、両突起はカバー板の側面に接近又は当接し、カバー板をバネ付勢することなく、該カバー板の不用意な回動を規制しつつ、カバー板をオープン位置及びクローズ位置へ回動させる、ことを特徴としている。
このような構成を有するカメラのレンズカバー機構によれば、リング蓋(2) を回転させて、開口(20)から覗き窓(12)を露出させると、操作板(3) がスイッチ(SW1) をON西、カメラ本体(1) に通電する。即ち、撮影時に、覗き窓を露出させれば、自動的に電源がONとなるので、使い勝手が良くなると共に、カバー板(7)(8)の側面には、保持片(4) から突出した突起(40)(41)が当接しているから、カメラ本体に衝撃が加わっても、カバー板の不用意な回動は突起により防止される。従って、従来のようにネジリバネを用いなくとも、カバー板の不用意な回動を防止できる、という効果が期待される。
また、従来の他の撮像装置の例としては、例えば、特許文献2に記載されているようなものもある。特許文献2には、ビデオカメラ等のレンズ前面を開閉するカメラ内蔵方式のレンズカバーに関するものが記載されている。このレンズカバーは、半円形状の2枚のレンズカバー体が支軸部によって回動自在に支承され、上記2枚のレンズカバー体は、略円形状に展開された状態でレンズ前面を閉止し、及び重ね合わされた状態でレンズ前面を開放するようにした、ことを特徴としている。
このような構成を有するレンズカバーによれば、レンズ前面が開放された状態では、半円形状の2枚のレンズカバー体が重ね合わされた状態となるため、レンズ開放時のレンズカバー収納スペースがレンズカバー半分のスペースで済むことになり、その分、カメラ本体の容積が小さくて済みカメラの小型化が可能となる、という効果が期待される。
特開平10−293340号公報 特開平6−38082号公報
しかしながら、上述したような従来の撮像装置においては、特許文献1に記載された前者の場合には、2枚のカバー羽根が重なって収納される構成を有しているが、夫々のカバー羽根を個別に回動させるために多数の突起と軸が設けられていた。そして、これら多数の突起及び軸で2枚のカバー羽根を回動したり、その回動を規制する構造となっていた。そのため、2枚のカバー羽根を回動操作するための機構が複雑になり、2枚のカバー羽根の開閉動作の信頼性が低いという課題があった。
また、上述した特許文献2に記載されている後者の場合には、初めは第1のレンズカバー体と第2のレンズカバー体が一体的に回動し、第1のレンズカバー体がレンズの前面から完全に外れた位置に来て止まると、第2のレンズカバー体のみが更に回動してレンズの前面から完全に外れた状態となり、2枚のレンズカバー体の開閉動作が2段階になっていた。しかも、これらを構成する部品が小さいものであったため、これら構成部品を精度良く製作するのが困難であるという課題があった。
解決しようとする問題点は、従来の撮像装置においては、レンズの前面を開閉する2枚のカバー羽根を動作させるための機構が比較的複雑であって、2枚のカバー羽根の開閉動作の信頼性が低く、また、構成部品を精度良く製作するのが困難であるという点である。
本発明の請求項1記載の撮像装置は、レンズの前面を覆う閉止状態と、レンズの前面を開放する開放状態とが可逆的に操作される第1及び第2のカバー羽根を有する撮像装置において、2枚のカバー羽根は、重ね合わされた状態で枢軸により回動自在に連結されると共に弾性体によって互いに離反する方向に付勢され、枢軸の近傍において第1のカバー羽根が本体側に固定される部材に設けた回動軸により回動自在に支持され、且つ、第2のカバー羽根が本体側に固定される部材に設けた操作ピンにより回動され、第1のカバー羽根を回動することにより第2のカバー羽根を連動させてレンズの前面を開閉自在にしたことを最も主要な特徴とする。
本発明の請求項2記載の撮像装置は、第1のカバー羽根には、回動軸を中心として同一の曲率半径で連続する長穴を設け、その長穴に操作ピンを摺動可能に挿通すると共に、弾性体のバネ力により付勢して第2のカバー羽根を操作ピンに当接したことを特徴とする。
本発明の請求項3記載の撮像装置は、長穴は、回動軸と枢軸との間に配置したことを特徴としている。
本発明の請求項4記載の撮像装置は、第1のカバー羽根の枢軸の近傍には、その第1のカバー羽根を回動操作させる操作レバーの一端を回動自在に連結したことを特徴としている。
本発明の請求項5記載の撮像装置は、弾性体は、コイル部が枢軸に装着されると共に、一方の弾性片を第1のカバー羽根に係止し、且つ、他方の弾性片を第2のカバー羽根に係止した捩りばねであることを特徴としている。
本発明の請求項1記載の撮像装置によれば、回動軸を回動中心として第1のカバー羽根を開放方向に回動すると、第1のカバー羽根に対する操作ピンの相対的移動に基づき第2のカバー羽根が操作ピンによって押圧される。これにより、第1のカバー羽根がレンズ前面を開放する方向に回動すると共に、第1のカバー羽根に連動して第2のカバー羽根が、枢軸を回動中心としてレンズ前面を開放する方向に回動する。その結果、第1のカバー羽根を回動操作することにより、捩りばねのバネ力に抗して操作ピンの押圧力により押圧されて第2のカバー羽根が回動操作され、レンズ前面が開放される。
一方、第1のカバー羽根を閉止方向に回動すると、第1のカバー羽根に対する操作ピンの相対的移動に基づき捩りばねのバネ力により付勢される第2のカバー羽根が同じく閉止方向に回動される。その結果、第1のカバー羽根と第2のカバー羽根が元の位置に戻り、両カバー羽根によってレンズ前面が閉止される。
本発明の請求項2記載の撮像装置によれば、操作ピンが挿通される長穴が、回動軸を中心とする同一の曲率半径によって連続するよう第1のカバー羽根に設けられているため、第1のカバー羽根の回動動作を確保できると共に、枢軸によって第1のカバー羽根に回動自在に支持された第2のカバー羽根が、弾性体のばね力により付勢されて操作ピンに当接されているため、第1のカバー羽根の回動に連動させて第2のカバー羽根を回動させて、レンズの前面を開閉することができる。
本発明の請求項3記載の撮像装置によれば、長穴を回動軸と枢軸との間に配置することにより、第1及び第2のカバー羽根を可及的に小型化させ、最も単純な構成とすることができる。
本発明の請求項4記載の撮像装置によれば、第1のカバー羽根の枢軸の近傍に操作レバーを連結することにより、第1のカバー羽根をスムースに回動操作することができる。
本発明の請求項5記載の撮像装置によれば、弾性体を捩りばねとして、そのコイル部を枢軸に装着し、一方の弾性片を第1のカバー羽根に係止すると共に他方の弾性片を第2のカバー羽根に係止することにより、極めて簡単な構成でありながら、第1のカバー羽根と第2のカバー羽根との間に互いに離反する方向に向かう付勢力を確実に発生させることができる。
レンズ前面を覆う2枚のカバー羽根のうち、一方のカバー羽根を動かすことにより他方のカバー羽根を連動させてレンズ前面を開閉することができ、構成部品を可及的に小型化し、小さなスペースに収納することができて、撮像装置の小型化、軽量化を図ることができる装置を、簡単な構成によって実現した。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。図1〜図8は本発明の撮像装置の実施の例を説明するもので、図1は撮像装置のレンズ前面の閉止状態の斜視図、図2は撮像装置のレンズ前面の開放状態の斜視図、図3はレンズ装置と2枚のカバー羽根の分解斜視図、図4は2枚のカバー羽根の閉止状態の斜視図、図5は同じく正面図、図6は2枚のカバー羽根の開閉動作の途中状態の正面図、図7は2枚のカバー羽根の開放状態の斜視図、図8は同じく正面図である。
図1及び図2に図示した撮像装置は、本発明の撮像装置の一実施例として示す電子スチルカメラ1である。この電子スチルカメラ1は、横長の筐体からなる外装ケース2を備えている。外装ケース2は、長手方向の一側が、前面をやや前側へ膨出させることにより持ち易くしてグリップ部3として構成されている。この外装ケース2の長手方向の他側は、上下の角部を丸くすることによって半円形に形成し、その半円形部4の内部にレンズ装置5が収納されている。外装ケース2の半円形部4側の前面には、レンズ装置5の先端を突出させるためのレンズ用開口部6が設けられている。
外装ケース2の前面のレンズ用開口部6側の上部には、照明撮影用のフラッシュ装置の発光部7が配設されている。また、外装ケース2の上面のグリップ部3側には、スチル撮影用のシャッタボタン8が配置されている。そして、外装ケース2の背面には、電子ビュファインダの表示部をなす液晶パネル9が配置されている。外装ケース2のレンズ用開口部6の内側に配置されたレンズ装置5は、対物レンズ11側が所定範囲内において進退移動可能とされた、いわゆる沈胴式レンズである。
この沈胴式レンズのレンズ装置5は、図2及び図3に示すように、外装ケース2に直接取り付けられ又は外装ケースに固定される本体側に固定される部材(以下「本体側部材」という。)に取り付けられる固定鏡筒12と、この固定鏡筒12に対して所定範囲内で進退移動可能に保持される可動鏡筒13と、これら固定鏡筒12及び可動鏡筒13内に保持された複数のレンズの組み合わせからなるレンズ群によって構成され、そのレンズ群の先端に位置する対物レンズ11が被写体に対向される。
このレンズ装置5のレンズ前面に配置されたレンズ前面開閉機構15は、2枚のカバー羽根16,17と、弾性体の一具体例を示す捩りばね18を備えて構成されている。第1のカバー羽根16は、爪のような先端の尖った形状を有する薄い板体からなる。第1のカバー羽根16の基部の一方の角部には、回動軸20が回動自在に挿通される軸穴21が設けられている。第1のカバー羽根16の基部の他方の角部には、操作レバー22が回動自在に連結される連結ピン23が、一面側である上面に突出するように設けられている。更に、第1のカバー羽根16の連結ピン23の近傍で爪先に寄った部分には、連結ピン23と同方向に突出する枢軸24が設けられている。
更に、第1のカバー羽根16の枢軸24の近傍で爪先に寄った部分には、捩りばね18の一方の弾性片18bを係止するばね受け片25が設けられている。また、枢軸24と軸穴21とを結ぶ線上の中途部分には、円弧状に連続する長穴26が設けられている。長穴26の中心は、軸穴21を曲率半径の中心として同一の曲率半径で形成される円弧溝からなる。この長穴26には、本体側部材に設けられた操作ピン28が摺動可能に挿入される。
第1のカバー羽根16の枢軸24等が突出する側の面に第2のカバー羽根17が重ね合わされている。第2のカバー羽根17は、葉っぱのように先端が尖っていて、中途部が膨らんだ形状を有する薄い板体からなる。この第2のカバー羽根17と第1のカバー羽根16を一定の姿勢で重ね合わせることにより、両カバー羽根16,17によって円形のレンズ前面29に対向されるレンズ用開口部6が完全に閉じられる形状とされている。
第2のカバー羽根17の基部には、枢軸24が回動自在に嵌合される軸穴30が設けられている。第2のカバー羽根17の軸穴30の近傍には、捩りばね18の他方の弾性片18cを係止するばね受け突起31が設けられている。更に、第2のカバー羽根17の長手方向(基部から先端に向かって延びる方向)の中途部には、外側に突出する姿勢制御部32が設けられている。第2のカバー羽根17の姿勢制御部32は、捩りばね18のばね力により付勢されて長穴26に挿通された操作ピン28に当接されている。
このような構成を有するレンズ前面開閉機構15は、例えば、次のようにして組み立てることができる。まず、第1のカバー羽根16の枢軸24に第2のカバー羽根17の軸穴30を嵌め合わせると共に、その枢軸24に捩りばね18の中央のコイル部18aを装着する。この捩りばね18の一方の弾性片18bを第1のカバー羽根16のばね受け片25に係止し、他方の弾性片18cを第2のカバー羽根17のばね受け突起31に係止する。
その後、第1のカバー羽根16の軸穴21に、図示しない本体側部材に設けた回動軸20を嵌合すると共に、第1のカバー羽根16の長穴26に、同じく本体側部材に設けた操作ピン28を挿通する。これにより、捩りばね18のばね力によって第2のカバー羽根17の姿勢制御部32が操作ピン28に当接される。更に、第1のカバー羽根16の連結ピン23に、操作レバー22の一端に設けた挿通孔を回動自在に嵌合する。操作レバー22の他端には、図示しない駆動装置が連結されている。この駆動装置を駆動することによって操作レバー22が進退動作され、第1のカバー羽根16が回動軸20を中心に回動される。
このような駆動装置としては、例えば、駆動モータと、この駆動モータの回転運動を往復運動として取り出すことができるクランク機構等によって構成することができる。この場合、駆動モータの回転方向を制御することにより、その回転方向に応じてクランク機構を進退動作させることができる。例えば、駆動モータを一方へ回転することによって操作レバー22を引っ張り、他方へ回転することによって操作レバー22を押し出すことができる。この駆動モータを動作させるための操作ボタンは、図示しないが外装ケース2の外面(例えば、外装ケース2の背面や上面、側面等の任意の位置に設置することができる。)に設けるようにする。
このような構成を有するレンズ前面開閉機構15を備えた電子スチルカメラ1によれば、例えば、次のようにしてレンズ前面29のレンズ用開口部6を開閉することができる。図4及び図5は、2枚のカバー羽根16,17によってレンズ用開口部6が閉止されている状態を示すものである。この状態では、第1のカバー羽根16は操作レバー22によってその閉じ位置にあり、第2のカバー羽根17は捩りばね18のばね力によってその閉じ位置にある。そのため、レンズ用開口部6は、2枚のカバー羽根16,17によって完全に閉じられている。このとき、第2のカバー羽根17は、捩りばね18のばね力によって姿勢制御部32が操作ピン28に当接されている。
この状態から、レンズ前面開閉機構15の図示しない操作ボタンを開放側へ操作すると、駆動モータの作動を介して操作レバー22が引っ張られ、図5において左側に移動する。これにより、第1のカバー羽根16が回動軸20を回動中心として、図5において時計方向に回動される。このとき、第1のカバー羽根16には操作ピン28が挿通されているが、その操作ピン28は長穴26内に移動可能に挿通されていて、しかも、長穴26は回動軸20を中心とする同一曲率半径による円弧状に形成されている。そのため、操作ピン28が第1のカバー羽根16の回動動作に障害となることがなく、スムースに回動させることができる。
一方、第2のカバー羽根17は、第1のカバー羽根16に搭載されて枢軸24で回動自在に支持されているため、その支持部では第1のカバー羽根16と一体的に回動するが、姿勢制御部32が操作ピン28に当接されている。このとき、操作ピン28が本体側部材に固定されていて、その位置が移動することがないため、操作ピン28からの反力により捩りばね18のばね力に抗して第2のカバー羽根17が枢軸24を回動中心として、図5において時計方向に回動される。これにより、2枚のカバー羽根16,17の姿勢は、図6に示すような状態に変化する。
図6に示す状態から、操作レバー22が更に左方向へ移動して所定位置に達すると、図7及び図8に示す状態となり、レンズ用開口部6が完全に開放される。この場合、第1のカバー羽根16の回動量に応じて操作ピン28は、長穴26の一端から他端まで相対的に移動し、常に第2のカバー羽根17の姿勢制御部32を押圧する。これにより、第2のカバー羽根17は、図5に示す閉止状態の略真上に立ち上げられた姿勢から、時計方向に回動されて前倒しされ、図6に示す斜め上方に傾いた姿勢を経て、図8に示す斜め下方に傾いた姿勢に変化する。この第2のカバー羽根17の姿勢変化は、第1のカバー羽根16の姿勢変化に連動して行われる。
このような2枚のカバー羽根16,17の姿勢変化により、図5に示すようにレンズ用開口部6が2枚のカバー羽根16,17で完全に閉止された状態から、図6に示す状態を経て、図8に示すようにレンズ用開口部6が2枚のカバー羽根16,17から完全に開放された状態に変化する。
この場合、図5に示す状態では、レンズ用開口部6が2枚のカバー羽根16,17で完全に閉止されるため、レンズ前面29が2枚のカバー羽根16,17によって確実に保護され、そのレンズ前面29が露出されて傷付けられるのを防止することができる。これに対して、図8に示す状態では、レンズ用開口部6が2枚のカバー羽根16,17から完全に開放されるため、レンズ装置5の可動レンズ部を前方に突出させることができる。その結果、図2に示すように、レンズ装置5の可動鏡筒13がレンズ用開口部6を貫通して外装ケース2の前方に突出し、カメラ撮影が可能となる。
レンズ用開口部6を閉じる動作は、前述した開放動作と逆の動作によって実行される。即ち、操作スイッチを閉じ方向に操作すると、まず、レンズ装置5が動作して可動鏡筒13が後退し、レンズ用開口部6内に収納される。
次に、レンズ前面開閉機構15の駆動モータが動作して操作レバー22が、図7及び図8において右側(破線で示す矢印の方向)に移動する。これにより、第1のカバー羽根16が回動軸20を回動中心として反時計方向に回動され、図6に示す状態を経て、図4及び図5に示す状態に変化する。このとき、第2のカバー羽根17は、第1のカバー羽根16と一体的に移動しつつ操作ピン28が相対的に反対側(図8等において左側)に移動するため、捩りばね18のばね力により操作ピン28に追従するように、枢軸24を回動中心として更に独自に反時計方向に回動される。その結果、図4及び図5に示すように、レンズ用開口部6が2枚のカバー羽根16,17によって完全に閉止され、レンズ前面29が2枚のカバー羽根16,17で完全に覆われる。
以上説明したが、本願発明は前記実施例に限定されるものではなく、例えば、前記実施例においては撮像装置として電子スチルカメラに適用した例について説明したが、他の形式の撮像装置、例えば、通常のスチルカメラは勿論のこと、デジタル及びアナログのビデオカメラに適用できることは勿論である。また、弾性体として捩りばねを適用した例について説明したが、コイルばね、板ばね、ゴム状弾性体等を用いることもできる。
また、前記実施例では、レンズ前面開閉機構の動力源として駆動モータとリンク機構を用いた例について説明したが、例えば、シリンダ装置を用いて操作レバーを進退動作させるようにしてもよく、また、シリンダ装置で操作レバーを直接進退動作させる構成としてもよい。更に、本体側部材としては、これに外装ケースを用いてレンズ前面開閉機構を外装ケースに支持する構成としてもよく、また、フレームのような別部材を設けてレンズ前面開閉機構を支持し、そのフレームを外装ケース等に固定する構成とすることもできる。このように、本願発明は、その要旨を変更しない範囲で各種の変更実施が可能である。
本発明の撮像装置の一実施例を示すもので、レンズ前面のレンズ用開口部を2枚のカバー羽根で閉止した状態の斜視図である。 本発明の撮像装置の一実施例を示すもので、レンズ前面のレンズ用開口部を開放してレンズ装置の可動部を前面に突出させた状態の斜視図である。 本発明の撮像装置に係るレンズ装置及びレンズ前面開閉機構を分解して示す斜視図である。 本発明の2枚のカバー羽根を有するレンズ前面開閉機構を示すもので、レンズ用開口部を完全に閉止した状態の斜視図である。 本発明の2枚のカバー羽根を有するレンズ前面開閉機構を示すもので、レンズ用開口部を完全に閉止した状態の説明図である。 本発明の2枚のカバー羽根によるレンズ用開口部の開閉途中の状態を示す説明図である。 本発明の2枚のカバー羽根を有するレンズ前面開閉機構を示すもので、レンズ用開口部を完全に開放した状態の斜視図である。 本発明の2枚のカバー羽根を有するレンズ前面開閉機構を示すもので、レンズ用開口部を完全に開放した状態の説明図である。
符号の説明
1‥電子スチルカメラ(撮像装置)、 2‥外装ケース、 5‥レンズ装置、 6‥レンズ用開口部、 11‥対物レンズ、 15‥レンズ前面開閉機構、 16,17‥カバー羽根、 18‥捩りばね(弾性体)、 20‥回動軸、 22‥操作レバー、 23‥連結ピン、 24‥枢軸、 26‥長穴、 28‥操作ピン、 29‥レンズ前面、 32‥姿勢制御部

Claims (5)

  1. レンズの前面を覆う閉止状態と、当該レンズの前面を開放する開放状態とが可逆的に操作される第1及び第2のカバー羽根を有する撮像装置において、
    2枚の前記カバー羽根は、重ね合わされた状態で枢軸により回動自在に連結されると共に弾性体によって互いに離反する方向に付勢され、前記枢軸の近傍において前記第1のカバー羽根が本体側に固定される部材に設けた回動軸により回動自在に支持され、且つ、前記第2のカバー羽根が前記本体側に固定される部材に設けた操作ピンにより回動され、
    前記第1のカバー羽根を回動することにより前記第2のカバー羽根を連動させて前記レンズの前面を開閉自在にしたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1のカバー羽根には、前記回動軸を中心として同一の曲率半径で連続する長穴を設け、当該長穴に前記操作ピンを摺動可能に挿通すると共に、前記弾性体のバネ力により付勢して前記第2のカバー羽根を前記操作ピンに当接したことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記長穴は、前記回動軸と前記枢軸との間に配置したことを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記第1のカバー羽根の前記枢軸の近傍には、当該第1のカバー羽根を回動操作させる操作レバーの一端を回動自在に連結したことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 前記弾性体は、コイル部が前記枢軸に装着されると共に、一方の弾性片を前記第1のカバー羽根に係止し、且つ、他方の弾性片を前記第2のカバー羽根に係止した捩りばねであることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
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