JP2005306192A - 車体後部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両後面衝突時におけるリヤコンパートメントの前方への潰れ変形量を小さく抑制できる車体後部構造の提供を図る。
【解決手段】 後面衝突荷重はリヤサイドメンバ2と荷重伝達ビーム16とに分散されてリヤサイドメンバ2に入力が集中するのが回避される一方、荷重伝達ビーム16に入力した衝突荷重は、上下方向閉断面骨格部15によってリヤピラー12,リヤホイールハウス3、ルーフサイドレール11等のボデイサイド骨格メンバに分散負担され、リヤサイドメンバ2,荷重伝達ビーム16の屈曲変形ストロークを小さく抑えて、リヤコンパートメントR・Cの前方への潰れ変形量を小さく抑制できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車の車体後部構造に関する。
自動車の車体後部構造は周知のように、リヤフロアパネルの車幅方向両側部の下面に車体前後方向骨格部材としてのリヤサイドメンバを配設してあり、これら一対のリヤサイドメンバの後端部に跨ってリヤバンパーのバンパーレインフォースをバンパーステイを介して連結するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭64−49482号公報(第1図)
リヤサイドメンバは車両の後面衝突時における主要なエネルギー吸収部材であるが、リヤコンパートメントにおける前後方向骨格部材としてはこのリヤサイドメンバがリヤフロアパネルの左右両サイドに存在するだけであるため、車両の後面衝突時に該リヤサイドメンバに作用する負荷が大きくなってしまう。
この結果、リヤサイドメンバの前方への屈曲変形ストロークが大きくなり、延いては、リヤコンパートメントの前方への潰れ変形量が大きくなってしまうことは否めない。
そこで、本発明は簡単な構成により車両後面衝突時におけるリヤコンパートメントの前方への潰れ変形量を小さく抑制できて、リヤフロアに搭載される燃料電池やフュエルタンク等の重要保安部品を保護することができる車体後部構造を提供するものである。
本発明にあっては、リヤコンパートメントの後壁を構成するリヤパネルの内側面に、車幅方向閉断面骨格部を構成するリヤパネルレインフォースを接合配置する一方、
リヤホイールハウスの上端部とルーフサイドレールの後端部とに跨って、リヤホイールハウスから立上がるリヤピラーインナの車幅方向外面に接合されて上下方向に延在する上下方向閉断面骨格部を構成するリヤピラーレインフォースを配設すると共に、
リヤコンパートメントの車幅方向両側部に、前記車幅方向閉断面骨格部と上下方向閉断面骨格部とに跨って、荷重伝達ビームを車体前後方向に結合配置したことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、車両の後面衝突時には、リヤサイドメンバにその後端から軸方向に衝突入力が作用すると共に、リヤパネルとリヤパネルレインフォースとで構成した車幅方向閉断面骨格部に衝突入力が作用して、該車幅方向閉断面骨格部を介して左右両側の荷重伝達ビームにその軸方向に衝突入力が作用する。
従って、後面衝突荷重は衝突初期においてリヤサイドメンバと荷重伝達ビームとに分散され、該リヤサイドメンバに入力が集中するのが回避される一方、荷重伝達ビームに入力した衝突荷重は、リヤピラーインナとリヤピラーレインフォースとで構成した上下方向閉断面骨格部によってリヤピラー、リヤホイールハウス、ルーフサイドレール等のボデイサイド骨格メンバに分散負担される。
この結果、リヤサイドメンバおよび荷重伝達ビームの前後方向の屈曲変形により衝突エネルギーを吸収できることは勿論、これらリヤサイドメンバ、荷重伝達ビームの前記屈曲変形ストロークを小さく抑え、延いては、リヤコンパートメントの前方への潰れ変形量を小さく抑制することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面と共に詳述する。
図1〜図4は本発明の一実施形態を示し、図1はリヤコンパートメントの骨格構造を示す斜視図、図2はリヤコンパートメントの骨格構造を示す平面図、図3は荷重伝達ビームの結合状態を車室内側から見た側面図、図4は荷重伝達ビームの結合状態を車外側から見た斜視図である。
本実施形態の車体後部構造は図1,図2に示すように、リヤコンパートメントR・Cのリヤフロア1の車幅方向両側部の下面には、上方が開放した略ハット形断面のリヤサイドメンバ2を接合して車体前後方向に延在する閉断面を構成してあると共に、リヤホイールハウス3の前部近傍部位には、これらリヤサイドメンバ2に跨って同じく上方が開放した略ハット形断面のリヤシートクロスメンバ4を接合して車幅方向に延在する閉断面を構成して、これらリヤサイドメンバ2,リヤシートクロスメンバ4によってフロア骨格部を構成している。
リヤサイドメンバ2の後端は、図3に示すようにリヤコンパートメントR・Cの後壁を構成するリヤパネル5に突き合わせて接合してあり、該リヤパネル5の外側面にはリヤサイドメンバ2の軸線上にバンパーステイ8を結合して、リヤバンパー6のパンパーレインフォース7を配置してある。
前記リヤパネル5の内側面には、後方が開放した略ハット形断面のリヤパネルレインフォース9を接合して、車幅方向に延在する車幅方向閉断面骨格部10を構成している。
リヤホイールハウス3は、ホイールハウスアウタ3Aとホイールハウスインナ3Bとで下側が開放した開断面を構成している。このホイールハウスアウタ3Aの上端部とルーフサイドレール11とに跨って、該ホイールハウスアウタ3Aから立上がるリヤピラーインナ13の車幅方向外面に内側が開放した略ハット形断面のリヤピラーレインフォース14を接合して、上下方向に延在する上下方向閉断面骨格部15を構成している。
前記リヤピラーインナ13は、本実施形態ではホイールハウスアウタ3Aに一体成形したロアパネル13Aと、該ロアパネル13Aに接合したアッパパネル13Bとで構成している。
そして、リヤコンパートメントR・Cの車幅方向両側部に、前記車幅方向閉断面骨格部10と上下方向閉断面骨格部15とに跨って、荷重伝達ビーム16を車体前後方向に結合配置してある。
荷重伝達ビーム16は、円形パイプ状のビーム本体16Aと、その前後両端に接合固定したブラケット16B1,16B2とからなり、図4にも示すように前側のブラケット16B1 を前記リヤピラーレインフォース14の後壁面の上下方向中央部分に結合し、後側のブラケット16B2をリヤパネルレインフォース9の端部でその前壁面に結合して前上がり状態に傾斜して配設してある。
以上の構成によりこの実施形態の車体後部構造によれば、車両の後面衝突時には、パンパーレインフォース7およびバンパーステイ8を介して左右のリヤサイドメンバ2にその後端から軸方向に衝突入力が作用すると共に、リヤパネル5とリヤパネルレインフォース9とで構成した車幅方向閉断面骨格部10に衝突入力が作用して、該車幅方向閉断面骨格部10を介して左右両側の荷重伝達ビーム16にその軸方向に衝突入力が作用する。
従って、後面衝突荷重は衝突初期においてリヤサイドメンバ2と荷重伝達ビーム16とに分散され、該リヤサイドメンバ2に入力が集中するのが回避される一方、荷重伝達ビーム16に入力した衝突荷重は、リヤピラーインナ13とリヤピラーレインフォース14とで構成した上下方向閉断面骨格部15によってリヤピラー12、リヤホイールハウス3、ルーフサイドレール11等のボデイサイド骨格メンバに分散負担される。
この結果、リヤサイドメンバ2および荷重伝達ビーム16の屈曲変形により衝突エネルギーを吸収できることは勿論、これらリヤサイドメンバ2,荷重伝達ビーム16の前記屈曲変形ストロークを小さく抑え、延いては、リヤコンパートメントR・Cの車両前方への潰れ変形量を小さく抑制することができる。
これにより、例えば燃料電池車両では、図1に示すようにリヤフロア1のリヤシートクロスメンバ4を配置した高剛性部分に燃料電池17を搭載するようにしているが、前述のようにリヤコンパートメントR・Cの車両前方への潰れ変形量を小さく抑制することができるため、該燃料電池17をリヤコンパートメントR・Cの潰れ変形から保護することができる。
また、荷重伝達ビーム16はリヤパネルレインフォース9の前壁面と、リヤピラーレインフォース14の後壁面とに結合して、両端部の結合面積を十分に確保できるから、荷重伝達効率を良好にしてリヤサイドメンバ2の荷重負担をより一層軽減することができる。
ところで、本発明の車体後部構造を前記実施形態に例をとって説明したが、この実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採ることができる。
本発明の一実施形態におけるリヤコンパートメントの骨格構造を示す斜視図。 本発明の一実施形態におけるリヤコンパートメントの骨格構造を示す平面図。 本発明の一実施形態における荷重伝達ビームの結合状態を車室内側から見た側面図。 本発明の一実施形態における荷重伝達ビームの結合状態を車外側から見た斜視図。
符号の説明
R・C…リヤコンパートメント
1…リヤフロア
2…リヤサイドメンバ
3…リヤホイールハウス
5…リヤパネル
7…バンパーレインフォース
8…バンパーステイ
9…リヤパネルレインフォース
10…車幅方向閉断面骨格部
11…ルーフサイドレール
12…リヤピラー
13…リヤピラーインナ
14…リヤピラーレインフォース
15…上下方向閉断面骨格部
16…荷重伝達ビーム

Claims (2)

  1. リヤコンパートメントの後壁を構成するリヤパネルの内側面に、車幅方向閉断面骨格部を構成するリヤパネルレインフォースを接合配置する一方、
    リヤホイールハウスの上端部とルーフサイドレールの後端部とに跨って、リヤホイールハウスから立上がるリヤピラーインナの車幅方向外面に接合されて上下方向に延在する上下方向閉断面骨格部を構成するリヤピラーレインフォースを配設すると共に、
    リヤコンパートメントの車幅方向両側部に、前記車幅方向閉断面骨格部と上下方向閉断面骨格部とに跨って、荷重伝達ビームを車体前後方向に結合配置したことを特徴とする車体後部構造。
  2. 荷重伝達ビームを、リヤパネルレインフォースの前壁面と、リヤピラーレインフォースの後壁面とに結合したことを特徴とする請求項1に記載の車体後部構造。
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