JP2005303149A - Ceramic substrate, method for manufacturing the same, and electronic component using the same - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、金属層を薄膜形成した後、リード端子電極を付設するための貫通孔を有するセラミックス基板及びその製造方法、およびこれを用いた電子部品に関する。 The present invention relates to a ceramic substrate having a through hole for attaching a lead terminal electrode after forming a thin metal layer, a manufacturing method thereof, and an electronic component using the same.
セラミックス基板の貫通孔の形成方法は、未焼成のグリーンシートの段階で孔加工し焼成する方法と、焼成後のセラミックス基板にレーザにより孔加工する方法がある。
グリーンシートへ孔加工する方法は、図9に示すように、グリーンシート11に金型121に備えられたピン122を押し当てて貫通孔102を形成するものであり、レーザ加工による方法は図10に示すように、CO2レーザなど高出力のレーザビーム132をセラミックス基板101に照射し貫通孔102を形成するものである。
これらの貫通孔102は、表裏の導通をとる目的またはリード端子を嵌挿し導体と接続する目的で形成されるが、このうち薄膜セラミックス基板のリード端子電極が付設される場合においては、従来の方法で形成された貫通孔102では種々の課題があった。
There are two methods for forming through holes in a ceramic substrate: a method in which holes are processed and fired at the stage of an unfired green sheet, and a method in which holes are formed in a fired ceramic substrate with a laser.
As shown in FIG. 9, the method of drilling holes in the green sheet is to press the
These through-
まず、グリーンシート11にピン122で貫通孔102を形成した場合には、(以下不図示)貫通孔102の内周壁が平滑に形成されるためにスパッタリング等により抵抗膜、導体膜を薄膜形成しハンダ等によりリード端子を接着させても、周方向の応力により抵抗膜と導体膜間の接着強度が弱くこの間で導体膜が剥離するという課題があった。
First, when the through-
この課題を解決するために、貫通孔102の内周壁を粗化させる方法が知られていて、図11に示すように、セラミックス基板101の表面101aおよび貫通孔102の内周壁102aを粗化するために、加熱した燐酸液にセラミックス基板101を浸す方法がある(特許文献1)。また、同様な方法で加熱した燐酸液に浸すことによって、セラミックス基板101の表面101aの粗化レベルをアルミナ96質量%において最大高さRzが4μmに、また、アルミナ99質量%において最大高さRzが10μmに形成出来、そのバラツキも±1μm以内に抑える方法もある(特許文献2)。
In order to solve this problem, a method of roughening the inner peripheral wall of the through
一方、焼成後のセラミックス基板101にレーザ加工する方法は、(以下不図示)レーザーの熱エネルギーを用いて貫通孔102を形成するため、セラミックの一部が、溶融した後、冷却固化されることにより、セラミック特有の、再結晶化状態ではなく、ガラス質のような固化した状態で貫通孔102内部に残存してしまう。すなわち、貫通孔102の内周壁に熱溶融後固化した変質層が生じ、そして、この変質層には熱ストレスによる無数のクラックが存在するので、このような貫通孔102の内周壁にメタライズした場合、その膜が剥離しやすいという欠点を有していた。この問題を解決するためにセラミックス基板101にレーザーで貫通孔102を形成した後、この貫通孔102にサンドブラスト処理を行うことによって、レーザー加工に伴う熱溶融後固化した変質層を除去する方法も周知である。
On the other hand, in the method of laser processing on the fired
その方法として、まず図12(a)に示すように、予めセラミックス基板101上に保護層135を貼り付けてからレーザービーム132を照射し貫通孔102を形成し、その際に貫通孔102の内周壁102aに形成された変質層133を、図12(b)に示すように、保護層135を貼り付けた状態で砥粒136を吹き付けることにより除去するものである。上記変質層133を完全に除去するためには、セラミックス基板101の表面に対し傾斜して吹きつけ、セラミックス基板101を回転させればよい(特許文献3)。
As the method, first, as shown in FIG. 12A, a
しかし、上記の方法はセラミックス基板101の表面に保護層135を被覆させるなど工程が複雑であることから、その解決策としてサンドブラストの砥粒136を略球形状研削材とする方法がある。この方法によりサンドブラスト処理をおこなえば、貫通孔102の強度の劣る変質層133のみを除去し、正常なその他のセラミックスへ影響を与えないために保護層135を不要とし、かつ、貫通孔102の変質層133を完全に除去できる(特許文献4)。
しかしながら、特許文献1、2で紹介された、貫通孔102の内周壁102aを燐酸液へ浸して粗化する方法は、セラミックス基板101の表面101aも同時に粗化するものであり、セラミックス基板101の表面101aに薄膜の精細なパターンを形成するものにおいては、膜厚が不均一になり抵抗値ばらつきが大きくなる、あるいはパターン断線が発生するという課題があった。そのために、セラミックス基板101の表面101aの平滑性を確保する必要がある用途においては、セラミックス基板101の表面101aに耐化学薬品の保護層を形成しておく必要があり工程が複雑化する上に、貫通孔102の開口部周縁は曲面状をなしているから保護層で確実にカバーできないという課題と、このような燐酸液は残留したときに後工程で形成される金属層の密着性や腐食性には影響ないものの、有毒であり皮膚が爛れるなど安全上の課題もあった。
However, the method of immersing the inner peripheral wall 102a of the through
また、特許文献3,4で紹介されるレーザで加工された貫通孔102の変質層133をサンドブラスト処理により除去する方法は、変質層133の厚みtそのものに均一性がなく、従って、変質層133を完全に除去するためには、貫通孔102の正常な領域まで除去する必要があり、その処理には長時間を要するだけでなく、セラミックス基板101の表面101aも荒れるという課題があった。これに対し、特許文献3では保護層135を被せることにより、セラミックス基板101の表面101aへの影響を防ぐものであるが、保護層135の貼り付けと除去するという工程が追加されるため工程が複雑化するだけでなく、保護層135の径よりもさらに拡がった貫通孔102の変質層133の除去は不可能であり実質変質層133が残存するという課題があった。
Further, the method of removing the
さらに、上記保護層135を不要とした特許文献4の方法では、貫通孔102の変質層133を完全に除去できたとしてもセラミックス基板101の表面101aが5μm以上の深さに亘り研削され、平滑性が要求される薄膜回路形成用のセラミックス基板としては、使用出来ないという課題があった。
Furthermore, in the method of
また、レーザにより形成された貫通孔102は、図13に示すように、レーザビーム入射側から出口側に向かってテーパ状を呈し、出口側には周方向に無数のチッピング134が存在する。これは、セラミックスの溶融したヒュームがバリとなって出口側に形成されその後セラミックス基板101同士の摺り合わせ等の接触により、または強制的な処理により除去されチッピング134となるものである。
Further, as shown in FIG. 13, the through
このような、貫通孔102を有するセラミックス基板101の該貫通孔102の中心を通る分割溝により分割し、リード端子電極を付設すると、リード端子電極が貫通孔102の上部と下部で均一な接触が得られず、リード端子電極の接着不良となるという課題があった。
By dividing the
さらに、貫通孔102に複層の導体膜を薄膜形成し、その上に上記リード端子電極を付設する方法が良く用いられているが、これは、金などの高価な金属の膜形成を薄くさせるために中間層としてニッケルなどを用いるものや、また中間層の役割を応力緩衝層とする目的のものなどあるが、いずれの場合においても、貫通孔102の内周壁102aが用途に応じて適度に粗化されている必要があり、前述した化学薬品による方法、レーザ加工による方法のいずれも貫通孔102の内周壁102aの最大高さRzの制御は困難であった。
Further, a method of forming a thin film of a multi-layered conductor film in the through
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、貫通孔の内周壁に薄膜蒸着等により金属層を形成してもアンカー効果により金属層の接着性が高く、金属層形成後に貫通孔が分割されて形成される凹部に付設されるリード端子電極との接着不良を防止できるセラミックス基板およびその製造方法を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and even if a metal layer is formed on the inner peripheral wall of the through hole by thin film deposition or the like, the adhesion of the metal layer is high due to the anchor effect, and the through hole is divided after the metal layer is formed. It is an object of the present invention to provide a ceramic substrate and a method for manufacturing the same, which can prevent adhesion failure with a lead terminal electrode attached to a recess formed in the above manner.
本発明は、複数の貫通孔を有するセラミックス基板であって、前記貫通孔の内周壁に縦方向の筋を有し、該貫通孔内周壁の最大高さRzが5〜20μmであることを特徴とするセラミックス基板である。ここで、少なくとも上面に前記貫通孔の略中心を通るように分割溝が形成されているのが好ましい。また、前記貫通孔が長径0.8〜2.0mm、短径0.5〜1.25mmの略楕円の横断面形状となるように形成されるとともに、前記分割溝が該貫通孔の長径方向に沿って形成されているのが好ましい。 The present invention is a ceramic substrate having a plurality of through-holes, wherein the inner peripheral wall of the through-hole has vertical streaks, and the maximum height Rz of the through-hole inner peripheral wall is 5 to 20 μm. The ceramic substrate. Here, it is preferable that a dividing groove is formed on at least the upper surface so as to pass through the approximate center of the through hole. The through hole is formed to have a substantially elliptical cross-sectional shape having a major axis of 0.8 to 2.0 mm and a minor axis of 0.5 to 1.25 mm, and the dividing groove is in the major axis direction of the through hole. It is preferable to form along.
また本発明は、金型に設けられたピンを未焼成のセラミックグリーンシートに押し当てて該セラミックグリーンシートに貫通孔を形成する工程と、該貫通孔の形成されたセラミックグリーンシートを焼成する工程とを含むセラミックス基板の製造方法であって、前記ピンは側面に長手軸方向の筋を有し、該側面の最大高さRzが6〜22μmであることを特徴とするセラミックス基板の製造方法である。ここで、前記ピンの側面に、ロール状砥石を回転させながら長手軸方向に摺動させて研削することにより前記筋を形成するのが好ましい。 The present invention also includes a step of pressing a pin provided on a mold against an unfired ceramic green sheet to form a through hole in the ceramic green sheet, and a step of firing the ceramic green sheet having the through hole formed therein. A method for manufacturing a ceramic substrate, comprising: a pin having a longitudinal streak on a side surface, and a maximum height Rz of the side surface of 6 to 22 μm. is there. Here, it is preferable that the streak is formed on the side surface of the pin by sliding and grinding the roll-shaped grindstone in the longitudinal axis direction.
また本発明は、セラミック板の対向する一対の側面に、縦方向の筋を有し最大高さRzが5〜20μmである凹部を具備し、該凹部及び上面に金属層が形成され、前記凹部にリード端子電極が付設されてなる電子部品である。 The present invention also includes a recess having longitudinal streaks and a maximum height Rz of 5 to 20 μm on a pair of opposite side surfaces of the ceramic plate, and a metal layer is formed on the recess and the upper surface. It is an electronic component in which a lead terminal electrode is attached.
尚、本発明にいうピン側面の筋とは、ロール状砥石を用いて形成された無数の凹条または凸条のことを意味し、セラミックス基板の貫通孔の内周壁に形成される縦方向の筋とは、ピンを用いて形成された無数の凸条または凹条のことを意味する。 In addition, the stripe | line | muscle of the pin side surface said to this invention means the infinite number of concave strips or convex strips formed using the roll-shaped grindstone, and the vertical direction formed in the internal peripheral wall of the through-hole of a ceramic substrate. The line means an infinite number of ridges or ridges formed using pins.
本発明のセラミックス基板によれば、貫通孔の内周壁に縦方向の筋を有し、内周壁の最大高さRzを5〜20μmとしたことにより、貫通孔の内周壁に薄膜蒸着等により金属層を形成してもアンカー効果により金属層の接着性が高く、また貫通孔の周方向への熱応力に対する耐性が強くなる。 According to the ceramic substrate of the present invention, the inner peripheral wall of the through hole has vertical stripes, and the maximum height Rz of the inner peripheral wall is set to 5 to 20 μm. Even when the layer is formed, the adhesion of the metal layer is high due to the anchor effect, and the resistance to the thermal stress in the circumferential direction of the through hole becomes strong.
また本発明のセラミックス基板は、貫通孔の中心を通るように基板ブレーク用の分割溝が形成され、貫通孔が長径0.8〜2.0mm、短径0.5〜1.25mmの略楕円の横断面形状となるように形成されるとともに、前記分割溝が該貫通孔の長径方向に沿って形成されることから、貫通孔が分割されてなる半楕円状の凹部にリード端子電極(直径0.3〜1.0mm)を付設する際、半楕円状凹部のエッジ部に点接触してしまうのを防止できる。 In the ceramic substrate of the present invention, a dividing groove for substrate break is formed so as to pass through the center of the through hole, and the through hole has a substantially elliptical shape having a major axis of 0.8 to 2.0 mm and a minor axis of 0.5 to 1.25 mm. Since the dividing groove is formed along the major axis direction of the through hole, the lead terminal electrode (diameter) is formed in the semi-elliptical recess formed by dividing the through hole. (0.3 to 1.0 mm) can be prevented from making point contact with the edge of the semi-elliptical recess.
また本発明のセラミックス基板の製造方法によれば、金型に備えたピンをセラミックグリーンシートに押し当てて貫通孔を形成し、得られたセラミックグリーンシートを焼成する工程を含むセラミックス基板の製造方法において、ピンの側面に長手軸方向の筋を有し、ピンの側面の最大高さRzを6〜22μmとしたことから、化学薬品を使用したときのようにセラミックス基板の表面が荒れることもなく、有毒な化学薬品を使用しないので安全上の問題も発生しない。また、レーザによる貫通孔の形成において生じていたようなセラミックスの溶融固化した変質層が形成されるということもないため、その除去工程を必要としない。さらに、従来のいずれの方法においても貫通孔の内周壁に縦方向に筋を形成できるものではなく、また粗化レベルを所望の値に制御はすることができなかったが、本発明の方法では、その最大高さRzまで狙い通りに作製することができる。そして、本発明のセラミックス基板の製造方法は、ロール状砥石を回転させながらピンの長手軸方向に摺動させてピンの側面を研削し、長手軸方向の筋をピンに形成することから、例えば、角柱状或いは円柱状の棒体に縦状の筋を形成し、かつ所望の径にすることができる。 Moreover, according to the method for manufacturing a ceramic substrate of the present invention, the method for manufacturing a ceramic substrate includes a step of pressing a pin provided in a mold against a ceramic green sheet to form a through hole and firing the obtained ceramic green sheet. The surface of the ceramic substrate does not become rough like when chemicals are used because the pin side surface has longitudinal stripes and the maximum height Rz of the side surface of the pin is 6 to 22 μm. Because no toxic chemicals are used, there is no safety problem. Further, there is no need to form an altered layer obtained by melting and solidifying ceramics, which has occurred in the formation of the through-holes by laser, so that the removing step is not required. Further, none of the conventional methods can form a streak in the longitudinal direction on the inner peripheral wall of the through hole, and the roughening level cannot be controlled to a desired value. The maximum height Rz can be produced as intended. Then, the method for manufacturing a ceramic substrate of the present invention is to slide the roll-shaped grindstone in the longitudinal direction of the pin, grind the side surface of the pin, and form the longitudinal axis in the pin. In addition, a vertical streak can be formed on a prismatic or cylindrical rod body, and a desired diameter can be obtained.
さらに、本発明のセラミックス基板を分割することにより得られる電子部品は、上記の貫通孔が分割されて凹部となり、該凹部にリード端子電極が付設されてなるから、最外の金属層に付設したリード端子電極の接着強度も高い。 Furthermore, in the electronic component obtained by dividing the ceramic substrate of the present invention, the through hole is divided into a concave portion, and the lead terminal electrode is attached to the concave portion. Therefore, the electronic component is attached to the outermost metal layer. The adhesive strength of the lead terminal electrode is also high.
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明のセラミックス基板1の一例を示す平面図で、セラミックス基板1には略楕円状の貫通孔2が4個ずつ2列に形成されるとともに、この貫通孔2の略中心を通り貫通孔2の長径方向に沿ってセラミックス基板1上に分割溝3が形成されている。また、セラミックス基板1上には、2列を分割するための分割溝3も形成されており、後述のように、その上面1aならびに貫通孔2に金属層が形成された後、分割溝3に沿って分割することにより各々単体の電子部品(図1に示すセラミックス基板1では6個の電子部品)となるものである。
Hereinafter, the best mode for carrying out the present invention will be described.
FIG. 1 is a plan view showing an example of a
このような形状のセラミックス基板1は、分割溝3を形成するための刃(不図示)及び図5に示す貫通孔2を形成するためのピン22を備えた金型を未焼成のセラミックグリーンシート11に押し当てることにより所望の形状に形成した後、焼成することにより得られる。尚、分割溝3は上面1aのみならず下面に形成されていてもよいが、上面1aと貫通孔2に金属層を形成後に分割したとき、金属層の分割面に生じるバリの発生が少ないという効果を有するため、少なくとも上面1aに形成されるのが好ましい。また、分割溝3は焼成後にレーザにより形成してもよいが、金属層の形成後にレーザで分割溝を形成すると、その溶融したヒュームが上面1aあるいは貫通孔に形成された金属層に飛着してしまう虞があるので、上記方法によりセラミックス基板1上に分割溝3が形成されているのが好ましい。
The
貫通孔2は、セラミックス基板1の上面から下面にかけて形成されており、図2に示すように、貫通孔2の内周壁2aには、縦方向に筋4が形成されている。この筋4は、図5に示すように、側面に長手軸方向の筋を設けたピン22を用いて形成された無数の凹条または凸条であり、これにより内周壁2aの最大高さRzが5〜20μmとなっている。5μm未満であると、図4に示すような後に形成される金属層8がセラミックス基板1から剥離してしまう虞があり、20μmを超えると、金属層8の形成された表面の凹凸を少なくすることができず、リード端子電極12を接着するのに十分な接着強度を確保できない虞がある。ここで、この筋4としての凹条または凸条は、横断面が例えばのこぎり状に尖っていてもよく、丸みを帯びた凹みが連続してもよく、所定間隔をおいてV字溝が形成された歯車状のものでもよい。そして、このような内周壁2aの最大高さRz5〜20μmとするために、ピン22の側面の最大高さRzは6〜22μmに形成されており、このピン22を未焼成のセラミックグリーンシート11に押し当てて貫通孔2を形成した後、セラミックグリーンシート11を焼成することにより、内周壁2aの最大高さRzが5〜20μmのセラミックス基板1となる。
The through
また、貫通孔2は分割溝3の形成方向に長径が位置するような楕円状に形成され、長径が0.8〜2.0mm、短径が0.5〜1.25mmであるのが好ましい。このような形状により、一般に直径が0.3〜1.0mmのリード端子電極12を、分割後の半楕円状となった凹部9に形成された金属層8に当接させたとき、確実にハンダ付けすることができ、凹部9のエッジ部9aの金属層8のみで当接されることがないので、リード端子電極12の十分な接着強度を確保できる。尚、貫通孔2の横断面形状は略楕円に形成されているのが好ましいが、円形等を採用してもよく、このような横断面形状は、ピンの横断面形状を適宜変化させることにより得られる。
Moreover, the through-
そして、セラミックス基板1は、図3(a)(b)に示すように、その上面1aおよび貫通孔2に金属層8が複層形成された後、分割溝3に沿って分割される。このとき、貫通孔2は2分割され、この貫通孔2が分割されることにより形成された半楕円状の凹部に、図4に示すように、リード端子電極12が付設されて、電子部品となる。この電子部品は、図8(b)に示すように、セラミック板10の対向する一対の側面に凹部9を有し、この凹部9及び上面に金属層が形成されるとともに、金属層の形成された凹部9にリード端子電極が付設されてなるものであり(不図示)、金属層形成前の凹部9表面は縦方向の筋を有し、最大高さRzが5〜20μmである。ここで、セラミックス基板1の内周壁2aにニクロム抵抗体等からなる第一金属層5を含む金属層8を形成したものに熱応力が働くと、貫通孔2においては周方向の熱応力が開放されないために第一金属層5部分からこの第一金属層5を含む金属層8がセラミックス基板1から剥離しやすいが、本発明では貫通孔2の内周壁2aに縦方向の筋4があるとともにその最大高さRzが5μm以上であることから、筋4がアンカー効果の役割を果たし金属層8がセラミックス基板1から剥離するのを防止できる。そして、貫通孔2の内周壁2aには、金属層8として金やニッケル等からなる第二、第三金属層6,7またはそれ以上に層形成がされる場合があるが、このような場合においても金属層8内の熱応力による剥離を防止できる。また、最大高さRzが20μm以下であることから、最外側に形成される金属層8の凹凸を少なくできる。これにより、図4に示すように、金属層8を形成後に分割溝3で分割し、最外層の金属層8で囲まれる半楕円状の凹部9に、リード端子電極12をハンダ13等により付設したとき、リード端子電極12がより広い面で最外側の金属層8と当接するために、十分な接着強度を確保できる。
As shown in FIGS. 3A and 3B, the
尚、金属層8の厚みならびに重層数により上記内周壁2aの最大高さRzは、5〜20μmの範囲内において適宜選択すればよい。また、セラミックス基板1の材質は、上面1aに薄膜回路形成する場合においては、アルミナ純度99質量%以上のものが好ましいが、この限りではない。
The maximum height Rz of the inner
本発明のセラミックス基板1の製造方法は、図5(a)に示すように、金型に備えたピン22を図5(b)(c)に示すように、セラミックグリーンシート11に押し当てて、図5(d)に示すように、貫通孔2を形成し、得られたセラミックグリーンシート11を焼成する工程を含んでいる。
In the method for manufacturing the
そして上記の製造方法において、図6に示すように、ピン22は略楕円の横断面形状を有するとともに、側面22aに長手軸方向の筋23を有し、このピン22の側面22aの最大高さRzを6〜22μmとしている。このように、ピン22の側面に長手軸方向の筋23があるので、これを用いてセラミックグリーンシート11に貫通孔2を形成すると縦方向の筋4が貫通孔2の内周壁2aに形成される。この筋23は無数の凹条または凸条であり、横断面がのこぎり状に尖っていてもよく、波形状に丸みを帯びていてもよい。そして、ピン22の側面22aの最大高さRzを6〜22μmの範囲内としているので、上記の成型されたセラミックグリーンシート11を焼成すると、その貫通孔2の内周壁2aの最大高さRzを好ましい範囲である5〜20μmとすることができる。
In the above manufacturing method, as shown in FIG. 6, the
ここで、ピン22の側面22aへの筋23の形成方法としては、図7(a)〜(c)に示すように、ピン22となる円柱状あるいは角柱状の母材25を所望の寸法径に研磨した後、ロール状砥石24で母材の表面に長手軸方向の筋23を形成するか、もしくは、ロール状砥石24で母材25を所望の寸法径に研磨しながら長手軸方向の筋23を形成するなどの方法が挙げられる。この形成方法により、所望の最大高さRzとなるようにピンの側面に長手軸方向の筋を形成することができる。尚、ピン22(母材25)の材質はWC材またはWC−Co材などの超硬合金が好ましい。
Here, as a method of forming the
また、ロール状砥石24の番手は170番〜200番であることが好ましく、より好ましくは180番〜190番である。ここで、ロール状砥石24の番手が粗いと、ピン22の側面22aの最大高さRzのバラツキが大きく、従って、作製するセラミックス基板1の貫通孔2の内周壁2aの最大高さRzを所望の値に制御できにくくなる傾向があり、ロール状砥石24の番手が細かすぎると、ピン22の加工に長時間を要しコスト高となる傾向があるからである。尚、ロール状砥石24の材質はダイヤモンド等からなるものを用いることが望ましい。
Moreover, it is preferable that the counts of the roll-shaped
尚、本発明は、貫通孔に金属層を薄膜形成し、リード端子電極が付設されるセラミックス基板に利用でき、具体的にはエアバッグ用イグナイターなど高い信頼性が要求されるものに好適である。 The present invention can be used for a ceramic substrate in which a metal layer is formed in a through hole and a lead terminal electrode is provided, and is specifically suitable for a device that requires high reliability such as an igniter for an airbag. .
以下、本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
図8(a)に示すように、本発明実施例および比較例のセラミックス基板1,101をつぎのように作製した。まず、アルミナ含有量99.6質量%のセラミックスからなる未焼成のグリーンシートを用いて、焼成後の寸法が厚み=0.635mm,L=15mm、D=12mmの中に6単体を有する多数個取りのセラミックス基板1、101を作製した。
Examples of the present invention will be described below.
(Example 1)
As shown in FIG. 8 (a),
本発明のセラミックス基板1は、金型にピン22と分割溝3を形成するための刃を備えセラミックグリーンシート11に金型を押し当てることにより、貫通孔2および分割溝3を形成すると同時に外辺を切断するものである。ここで用いたピン22の側面22aには長手軸方向の筋23を有していて、最大高さRzが異なる5水準のピン22を使用した。上記ピン22の側面22aの最大高さRzが5μmのものを用いて貫通孔2を形成したセラミックス基板1を試料番号1、上記ピン22の側面22aの最大高さRzが6μmのものを用いたものを試料番号2、ピン22の側面22aの最大高さRzが14μmのものを用いたものを試料番号3、ピン22の側面22aの最大高さRzが22μmのものを用いたものを試料番号4、ピン22の側面22aの最大高さRzが23μmのものを用いたものを試料番号5とし、成型されたセラミックグリーンシート11を最高温度約1600℃で焼成することによりそれぞれの試料を得た。尚、ピン22の径は長径が1.33mm、短径が1.01mmの楕円柱で材質はWC超硬合金である。
The
つぎに、試料番号6として、まず、CO2レーザパルス発振方式により、レーザー発振の条件をパルス周期800μSec、加工スピード10000mm/min、レーザビーム132のピッチ0.1mmにてセラミックス基板101に貫通孔102を形成した。尚、貫通孔102以外については、本実施例の比較対照項目でないために、前述の金型により加工した。レーザ加工後に、サンドブラスト処理により貫通孔102に形成された変質層133の除去をおこなった。その条件は、球状ガラスビーズ400番で平均粒径40μm、実質的な粒度分布が20〜60μm範囲の砥粒136を用い、吐圧約0.4MPaで10分間セラミックス基板101の表面101aに吹き付けた。その砥粒136の吹きつけはセラミックス基板1の表面1aに対し、傾斜角約75度で揺動させ、かつ、セラミックス基板101は約1rpmで回転させた。尚、セラミックス基板101の表面101aにはサンドブラストによる面荒れを防ぐための保護層135は本実施例の確認事項でないため使用していない。
尚、本発明実施例、比較例のいずれの貫通孔2,102も、長径x=1.1mm、短径y=0.8mmである。
Next, as sample No. 6, first, through the CO 2 laser pulse oscillation method, the laser oscillation conditions are as follows: the laser oscillation condition is a pulse period of 800 μSec, the processing speed is 10,000 mm / min, and the pitch of the
In addition, both the through
上記の本発明実施例、比較例の各試料について、貫通孔2,102の内周壁2a,102aの最大高さRzの測定をレーザ顕微鏡を用いて測定(測定条件は(株)キーエンス製型式VF7500レーザ顕微鏡、He−Neレーザ光、波長633nm)した。また、比較例については、貫通孔102の任意の箇所を破断しSEM分析(走査型電子顕微鏡による分析)により、変質層133の除去の程度の確認をした。その方法は上記の分割面にカーボンを蒸着しSEMにて倍率75倍で確認する方法である。いずれも1シート計8個の貫通孔2,102について測定をおこない、その平均値を表1に示す。
表1の結果からわかるように、本発明の製造方法であるピン22の側面22aに縦方向の筋23を形成したもので、その最大高さRzを6μmとしたピン22を用い作製された試料番号2の貫通孔2の内周壁2aには縦方向の筋4が形成され、最大高さRzは5μmであった。また、最大高さRzが22μmのピン22により作製された試料番号4の貫通孔2の内周壁2aの最大高さRzは20μmであり、ピン22の側面22aの最大高さRzが6〜22μmであれば、それを用いて作製されるセラミックス基板1の貫通孔2の内周壁2aの最大高さRzは5〜20μmで縦方向の筋4が形成されることがわかる。
As can be seen from the results in Table 1, a sample in which the
比較例のレーザ加工後サンドブラスト処理した試料番号6の貫通孔102には、部分的に変質層133が残存しており、変質層133の除去された内周壁102aの最大高さRzは2μmであった。比較例の貫通孔102の内周壁102aには勿論縦方向の筋4はなく、変質層133は約1/5の面積比で残存し、変質層133の部分を除く内周壁102a部の最大高さRzは2μmであって、十分に粗化されたものでなかった。
In the through
(実施例2)
実施例1の条件で作製したセラミックス基板1,101の貫通孔2,102に、図4に示すように、第一金属層5としてニクロムをスパッタ法により0.2μmの厚みに形成し、その上に第二金属層6として金をメッキ法により1.0μmの厚みに形成し、またその上に第三金属層7としてニッケルをメッキ法により2μm厚みに形成し、さらに最外の金属層(不図示)に金をメッキ法で1μmの厚みに形成した。ここで、最外の金属層の金メッキはリード端子電極12をハンダ13で付けるときの拡散材である。このセラミックス基板を150℃の恒温層(気槽)内に15時間放置した後、金属層8の膨らみ(ブク)の発生の有無を確認した。その確認方法は10倍の拡大鏡を用い、セラミックス基板1シートから得られる8個の貫通孔2,102について全て確認した。さらに、この確認後、金属層8の膨れ(ブク)が発生しなかった試料(後述の試料番号2’〜5’)につき、セラミックス基板1,101を分割溝3に沿って分割し、分割された貫通孔2,102にリード端子電極を付設し、6個の電子部品を作製した後、この電子部品を150℃の恒温層(気槽)内に15時間放置し、このときのリード端子電極の接着不良の発生の有無を確認した。その結果を表2に示す。
(Example 2)
In the through
尚、セラミックス基板1の貫通孔2の内周壁2aの最大高さRzが5μmのセラミックス基板1を用いたものを試料番号1’、最大高さRzが6μmのものを用いたを試料番号2’、最大高さRzが12μmのものを用いたものを試料番号3’、最大高さRzが20μmのものを用いたものを試料番号4’、最大高さRzが21μmのものを用いたものを試料番号5’とし、レーザ加工により貫通孔102を形成したセラミックス基板101を用いたものを試料番号6’とした。
表2の結果からわかるように、試料番号2’〜5’には金属層8の膨れ(ブク)の発生は無かった。しかし、本発明実施例の貫通孔2の内周壁2aの最大高さRzが範囲外の試料番号1’ならびに比較例の試料番号6’には、いずれも8個中2個に金属層8の膨れ(ブク)が発生した。また、リード端子電極の接着具合については、試料番号5’については最大高さRzに起因する金属層とリード端子電極との間の接着不良が6個中1個発生した。
As can be seen from the results in Table 2, there was no blistering of the
以上の結果から、複層の金属層が形成される貫通孔2の内周壁2aに縦方向の筋4があって、その最大高さRzが5〜20μmであれば、相当の熱応力が加えられても、その貫通孔2の内周壁2aのアンカー効果により金属層8の剥がれが防止できる。さらに、上記の金属層8を形成後、分割溝3により分割し、分割した凹部9の最外の金属層8にリード端子電極12をハンダ13等により付設すると、高い接着強度で接着することができる。
From the above results, if there are
1,101:セラミックス基板
1a,101a:上面
2,102:貫通孔
2a,102a:内周壁
3:分割溝
4:筋
5:第一金属層
6:第二金属層
7:第三金属層
8:金属層
9:凹部
11:セラミックグリーンシート
12:リード端子電極
13:ハンダ
10:セラミック板
22,122:ピン
22a:側面
23:筋
24:ロール状砥石
25:母材
25a:側面
131:レーザ
132:レーザビーム
133:変質層
134:チッピング
135:保護層
136:砥粒
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1,101:
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---|---|---|---|
JP2004119602A JP2005303149A (en) | 2004-04-14 | 2004-04-14 | Ceramic substrate, method for manufacturing the same, and electronic component using the same |
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ID=35334263
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Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009206234A (en) * | 2008-02-27 | 2009-09-10 | Kyocera Corp | Ceramic substrate and method of manufacturing the same |
US8455769B2 (en) | 2008-01-30 | 2013-06-04 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Electronic component and method of mounting the same |
JP2014127678A (en) * | 2012-12-27 | 2014-07-07 | Kyocera Corp | Wiring board and electronic device |
-
2004
- 2004-04-14 JP JP2004119602A patent/JP2005303149A/en active Pending
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