JP2005296137A - 接続具付きシリンジ、およびシリンジに用いる接続具、並びにシリンジ - Google Patents

接続具付きシリンジ、およびシリンジに用いる接続具、並びにシリンジ Download PDF

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Abstract

【課題】 ロックナットの使用時または非使用時のどちらでも高い操作性を発揮できるシリンジと、このシリンジに用いられるロックナット、および当該ロックナットを装着可能なシリンジを提供する。
【解決手段】 プレフィルドシリンジ1のルアー部120に対し、容易に脱着可能な有底筒体のロックナット30を装着する。ロックナット30の筒部に相当する側面部301の内面には雌ねじ3010を螺刻し、ラインシステムのポート50と螺合する。ロックナット30の主面部302には、誘導孔3021および固定孔3022が互いに連通して穿孔されてなるダルマ孔3020を形成し、ロックナット使用時にはルアー部120が固定孔3022に固定する。また、ロックナット30を用いないときは、ルアー部120を誘導孔3021側へ移動させることで、両者を分離する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、接続具付きシリンジ、およびシリンジに用いる接続具、並びにシリンジに関する。
医療現場において、いわゆる注射筒であるシリンジは多様な使用方法により用いられる。
例えば、一般的にはシリンジ先端のルアー部に針管を備える針基等のメステーパー型コネクタを装着し、患者から採血したり、シリンジ内に貯留された薬剤を患者へ投与するのに用いられる。
また、輸液ラインシステム、採血ラインシステム等のパイプラインシステムと称されるシステムにおいても、シリンジが用いられることがある。このシステムでは、シリンジをラインシステムの外部ポートに接続し、そこからシリンジ中の薬剤を投与したり、逆にライン中から採取を行ったりする。このようなシリンジとラインシステムの接続方法として、ラインシステムの前記ポートに直接ルアー部を挿入する直接接続方法と、接続具(ロックナット)を用いてルアー部と前記ポートとを螺合して接続する固定接続方法が使用される。
医療現場におけるシリンジには、プレフィルドシリンジが用いられることもある。このプレフィルドシリンジは、シリンジ本体内に予め薬剤が注入されたものである。この場合、シリンジ本体のノズル先端は例えば樹脂で封口されているが、使用時にはこの部分を開口し、プランジャを押し込んで薬剤を吐出させるようになっている。このようなプレフィルドシリンジによれば、患者への薬剤投与や薬剤混合に掛かる手間や時間を低減して速やかな処理を促すことができる。
ところで、上記ラインシステムのポートへ固定接続できるシリンジには、最初からルアー部にロックナットがセットとなって装着されていることが多い。これはシリンジと上記ラインシステムとを確実に接続するために、ルアー部に径の異なる段差部を設け、ルアー部にロックナットを予め挿通してこの段差部で保持させておくことで、迅速な接続操作を行えるようにしたものである。
特開平7-148271号公報
しかしながら、このような接続具付きシリンジは、図10に示すように、上記直接接続型のポートに対してはロックナットが邪魔になり、ルアー部を前記ポートに接続できないという問題がある。
また別の問題として、図11に示すように、上記接続具付きシリンジに対して、ルアー部に針基を装着しようとしたとき、ロックナットが邪魔をしてユーザがルアー部と針基との正しい位置関係を把握できず、ルアー部と針基とをうまく接続できない。また、ルアー部にロックナットがセットされていることから、その分外部に露出しているルアー部の長さが不足してしまい、針基がルアー部に十分ホールドさせることができないという問題がある。
このように、ロックナット付きシリンジの汎用性における課題は、迅速で正確な対応を求められる医療現場の要求から早急に改善が望まれている。
本発明は以上の課題に鑑みて為されたものであって、その目的は、ポートに対して固定接続することが可能であるとともに、接続具を使用しない直接接続などの場合でも高い操作性を発揮できるシリンジと、このシリンジに用いられる接続具、および当該接続具を装着可能なシリンジを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、ポートにシリンジを接続するための接続具が、シリンジ本体のルアー部に配されてなる接続具付きシリンジであって、ルアー部には、接続具と係合するための係合部が形成され、接続具には、シリンジ軸方向に沿って前記ルアー部の係合部と係合する第一孔と、前記第一孔より大きく、シリンジ軸方向に沿って前記ルアー部が挿抜自在な第二孔とが、互いに連通する状態で形成されている構成とした。
また本発明は、具体的には、前記第一孔と前記第二孔は、通路を介して互いに連通している構成としてもよい。
さらに本発明は、前記係合部は、ルアー部の先端と根元の間に存在する段差部の構成にすることもできる。
このような本発明の構成では、具体的には第一に、ルアー部を接続具の第二孔(遊挿孔)に挿入し、その後ルアー部を第一孔(係合孔)へスライドさせることで、ルアー部の係合部より根元側が接続部の係合孔へはまりこんだ状態にすることができ、これによってシリンジに接続具を係合して装着することができる。ユーザはこのように接続具をシリンジ側へ装着し、接続具を利用してシリンジを輸液ラインシステム等の固定接続型ポートに接続することができる。
そして第二に、本発明では接続具の係合孔で係合されたルアー部を遊挿孔側へ相対的に移動させることによって、ルアー部から容易に接続具を外し取ることができる。
このように接続具をルアー部から取り外せば、ルアー部を直接接続型ポートに接続する際に接続具が邪魔になることがないので、ルアー部を、接続具を用いない輸液ラインシステム等の直接接続型ポートにも確実に接続することができ、高い汎用性を発揮することが可能である。
また、従来構成のプレフィルドシリンジでは、接続具が邪魔してユーザがルアー部と針基の位置を確認するのが困難であり、また接続具があるために針基をルアー部の奥までしっかり装着しにくいという操作性上の問題があったが、本発明では上記のように簡単に接続具をシリンジと分離できるので、このような従来の問題を根本的に解決することができる。
また本発明は、前記第一孔と前記第二孔は、通路を介して互いに連通するように前記通路を設けることによって、使用時にはルアー部が当該通路の間を無理ばめ状態で押し切りながら、係合孔に移動して確実に嵌着されるようにすることができる。
1.実施の形態1
1-1.プレフィルドシリンジの全体構成
図1は、本発明の実施の形態1におけるプレフィルドシリンジと接続具(ロックナット)の構成を示す断面図である。なお、ここではプレフィルドシリンジとロックナットを組み合わせる構成としたが、本発明はプレフィルドシリンジ以外のシリンジに適用してもよい。ここでは説明上、プランジャ40は断面形状ではなく、通常の側面構成を示している。
当図に示されるプレフィルドシリンジ1の構成は、大きく分けてシリンジ本体10、針基20、プランジャ(押し子またはピストンとも称する)40等からなる。
シリンジ本体10はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル等の耐薬性に優れる材料を射出成形してなる筒状体である。その先端側は天面部110で封口されており、当該天面部110の中央部にルアー部120が突設されている。
一方、シリンジ本体10の後端側には開口部12が形成されている。ルアー部120は基本的に先細りのテーパー状に絞り加工されているが、当該テーパー形状の途中で段差部123が設けられており、これによって径の細いルアー根元部121と、ルアー部120先端側に位置する径の太いルアー先端部122が形成されている。
段差部123には後述のロックナット30が嵌着される。また、ルアー先端部122はISO6/100に準じたテーパーが形成されており、一般的な針基20が容易に装着される。図1中、ルアー部120先端にはキャップ20が装着されている。
以下、シリンジ本体10の長手方向に沿った方向を「軸方向」、当該軸方向に対して垂直な方向を「径方向」という。
プランジャ40は、シリンジ本体10と同様に耐薬性に優れる樹脂材料からなり、補強目的に十字断面形状を持つプランジャ本体42の両端に、径方向に主面を有する円盤状の端部が形成された構造を持つ。前記端部の一方はユーザが指で押圧するための押圧端部41であって、他方の端部はシリンジ本体10内部に軸方向に挿入されるヘッド部43である。
ヘッド部43の先端にはパッキン44が配設されており、このパッキン44がシリンジ本体10の内壁と密に接触するようになっている。ここで、パッキン44および前記キャップ20によって内部封止されたシリンジ本体10内部には、薬剤100が貯留されている。
このような構成のプレフィルドシリンジでは、使用時にユーザは前記キャップ20をはずし、薬剤100を吐出できる状態にする。そしてユーザがプランジャ40の押圧端部を指でシリンジ側へ押し込むことによって、その押し込み量に応じてルアー部120先端から薬剤100が吐出される。
1-2.ロックナットの構成について
本実施の形態1のプレフィルドシリンジ1には、その特徴としてルアー部120に容易に脱着可能な接続具であるロックナット30が、軸方向に沿って、ルアー部120の段差部123と係合するように装着されている。当該ロックナット30は、医療現場において、プレフィルドシリンジ10を輸液ラインシステムまたは採血ラインシステム中の固定接続型ポートに接続するため等の接続具として用いられるものである。
ロックナット30は、機械的強度に優れる樹脂材料を射出成形してなる有底筒体であって、筒部に相当する側面部301の内面には、例えばISO594-2に準じた規格の雌ねじ3010が螺刻されている。この雌ねじ3010は後述する雄ねじ5010と螺合するようになっている。
ロックナット30の底に当たる主面部302には、2つの孔が互いに連通するように穿孔されてなるダルマ孔3020が形成されている(詳しくは図2を参照)。当該2つの孔のうち、一方の孔は遊挿孔3021であり、主面部302の中央からずれた位置に穿孔されている。2つの孔のうち他方は係合孔3022であり、主面部302の中央の位置に穿孔されている。遊挿孔3021は、プレフィルドシリンジ1のルアー部120全体が遊挿できるように、少なくともルアー先端部122より大きい径に設定されているが、係合孔2022はルアー部120の段差部123に係合可能で、且つロックナット30がルアー部120に対して回転できるように、ルアー先端部122の径よりやや小さく形成されている。遊挿孔3021および係合孔3022の間には通路303が形成され、係合孔3022の直径よりさらに小さい径の部分を形成している。通路303の幅は、ルアー根元部121に対して一定以上の力が加わったときだけ、ルアー部120が通路303側へ移動できるように、ルアー根元部121の径よりもさらに若干小さく設定されている。
1-3.シリンジとロックナットの係合について
図2は、ロックナットの装着方法および装着後の様子を示す図である。このうち図2(a)は装着方法、図2(b)は装着後の様子をそれぞれ示す図である。
上記構成を有するロックナット30によれば、使用時には図2(a)に示すように、第一ステップとして、ユーザがまずプレフィルドシリンジ1のルアー部120を軸方向に沿って、遊挿孔3021に挿通させる(図2(a)ではA方向に(軸方向)に沿って挿通させる様子を示している)。このとき、当該遊挿孔3021はルアー部120のルアー先端部122に対して十分大きい径を有しているので、ロックナット30に対してスムーズにルアー部120を挿通させることが可能である。
そして第二ステップとして、ユーザは遊挿孔3021に対してルアー部120をルアー根元部121までしっかりと挿通させた後、ルアー根元部121側面を通路303を介して遊挿孔3021の壁面に接触させ、ルアー部120を係合孔3022へ移動させる(図2(a)ではB方向に向かって移動させる様子を示している)。このとき、ルアー根元部121は通路303の間隙を無理ばめ状態で押し切りながら移動し、段差部123が径の小さい係合孔3022に移動して嵌着し、係合される。係合孔3022の直径は段差部123の径に合わせられており、当該係合孔3022と遊挿孔3021との間には通路303が存在するので、図2(b)に示すように、ルアー部120の段差部123は係合孔3022の周囲と当接し、軸方向に確実に係合されることとなる。
一方、上記ダルマ孔3020を備えるロックナット30では、いったんシリンジ本体10と係合したのちも、次のように両者を脱離させることができる。すなわち、ユーザがルアー部120に多少の力を加えながら、当該ルアー部120を係合孔3021から遊挿孔3022側へ移動させれば、容易にプレフィルドシリンジ1とロックナット30とを分離することが可能である。この操作は可逆的に簡単に(例えば片手でも)行えるので、これによって容易に、ロックナット30必要時のみに、これをプレフィルドシリンジ1に装着し、不必要なときにはロックナット30を取り外してプレフィルドシリンジ1を使用することができる。
ここで図3は、ロックナット30を使用して、プレフィルドシリンジ1を輸液ラインシステムの固定接続型ポート50側と接続した状態を表す断面図である。ロックナット30の雌ねじ3010は、ポート50側の雄ねじ5010と螺合し、これによってプレフィルドシリンジ1のルアー部120のルアー先端部122は、ポート50内部に設けられたパッキン52を密に接触し、これを押圧しながら輸液ライン中に挿入される。このとき、ロックナット30では、係合孔3022周辺部分がルアー部120の段差部123を押圧した状態でしっかりと係合されており、例え若干の引っ張り力がプレフィルドシリンジ1に及んでも、当該プレフィルドシリンジ1が軸方向に沿ってポート50からはずれることはない。したがって、ユーザは安心してプランジャ40をシリンジ本体10内部に適宜押し込み、必要量の薬剤100をポート50内部に投与することができる。
一方図4は、プレフィルドシリンジ1からロックナット30を外して、プレフィルドシリンジ1を輸液ラインシステムの直接接続型ポート500側と接続した状態を表す断面図である。このように本実施の形態1では、ロックナット30が外されていることから、プレフィルドシリンジ1のルアー先端部122がロックナット30に邪魔されることなく、ポート500内部のパッキン52に正しく且つ密にホールドされ、良好なプレフィルドシリンジ1とポート500の接続が実現されている。
また図5は、プレフィルドシリンジ1からロックナット30を外し、ルアー先端部122に針基60を装着した状態を示す断面図である。針基60はルアー先端部122の形状に合わせて形成された樹脂部材からなるソケット部61が、いわゆる注射針として針管62を保持した構成を有するものである。図11に示すように、ロックナットがセットされたまま外すことのできない従来構成のプレフィルドシリンジでは、ロックナットが邪魔してユーザがルアー部と針基の位置を確認するのが困難であり、誤穿刺によりユーザが感染菌に触れる危険性があった。またロックナットがあるために針基をルアー部の奥までしっかり装着しにくいという問題があったが、本実施の形態1では、前記ダルマ孔3020によって容易にロックナット30をプレフィルドシリンジ1から外せるので、このような従来の問題を根本的に解決することができる。
<その他の実施の形態について>
実施の形態1のダルマ孔は、円形の遊挿孔および係合孔が、通路を介して互いに連通するパターン形状としたが、本発明は他にも以下に示す実施の形態とすることができる。
2.実施の形態2
図6に示す実施の形態2のロックナット30Aにおけるダルマ孔3020aでは、遊挿孔3021aと係合孔3022aが互いに重なっており、この各孔の周縁の重なり部分が通路323aを形成している。
本発明ではこのようなパターン形状を有するダルマ孔3020aであっても、実施の形態1と同等の効果が奏される。これに加えて、実施の形態2の通路303aは遊挿孔3021aと係合孔3022aの重なる部分であるため、実施の形態1に比べてやや鋭利であり、この形状によって確実にルアー部120を係合孔3022aで係合することができる。
3.実施の形態3
図7に示す実施の形態3のロックナット30Bにおけるダルマ孔3020bは、2つの遊挿孔3021bA、3021bBの間に、係合孔3022bが形成されたものである。遊挿孔3021bA、3021bB、係合孔3022bは、互いの孔の円が重なった形状としているが、互いの孔の間は通路で連通するようにしてもよい。また遊挿孔3021bA、3021bBの大きさや形状は、互いに同様にする必要はないが、少なくともルアー部120の段差部123が遊挿できるサイズにする必要がある。
このような構成を有するダルマ孔3020bによれば、使用時にはルアー部120を係合孔3022bから2つの遊挿孔3021bA、3021bBのどちらへも移動させることができるので、簡単にロックナット30の脱着が行え、ユーザの操作上の負担を軽減することができる。特に、ユーザがプレフィルドシリンジ1を用いた治療方法に基づき、プレフィルドシリンジ1とロックナット30とを片手で操作することが要求されるような医療現場において、本実施の形態3は非常に高い利便性を発揮できるといった効果が望める。
4.実施の形態4
図8に示す実施の形態4のロックナット30Cにおけるダルマ孔3020cでは、円形の係合孔3022cが、通路3023cを介して、矩形状の遊挿孔3021cと連通したパターン形状となっている。
このような構成によっても、実施の形態1のロックナット30と同様の効果が奏される。また、遊挿孔3021cと係合孔3022cの形状が明らかに違うので、ユーザはこれらの孔を間違えることなく容易に認識・区別し、正しくロックナット30cを使用できるといったメリットもある。
5.実施の形態5
図9に示す実施の形態5のロックナット30Dにおけるダルマ孔3020dでは、円形の係合孔3022cが、通路3023cを介して、六角形(ハニカム形状)の遊挿孔3021dと連通したパターン形状となっている。
このような構成によっても、実施の形態1のロックナット30と同様の効果が奏される。また実施の形態4と同様に、遊挿孔3021dと係合孔3022dの形状が明らかに違うので、ユーザはこれらの孔を間違えることなく容易に認識・区別し、正しくロックナット30dを使用できるといった効果も奏される。
6.その他の事項について
本発明のプレフィルドシリンジ1は、ロックナット30を外したのち針基60を装着する例について説明したが、発明はこれに限定せず、針基の他にパイプ状のルアーやチューブなどを用いてもよい。針基を装着したプレフィルドシリンジ1では誤穿刺防止のため、針基および針管の上からこれらを覆い保護するように、キャップ等を取り付けると効果的である。このキャップは、バイアル瓶に用いられるキャップと同様のものを用いることができる。
上記各実施の形態では、雌ねじが螺刻された接続具(ロックナット)の構成例を開示したが、本発明はこの構成に限定するものではなく、断続的なねじ切り構造、カップジョイント構造等、その他の構造で適宜ラインシステムのポート側と接続するようにしてもよい。
また、本発明で用いるシリンジのルアー部は、円形断面形状のものに限らず、例えばルアー先端部およびルアー根元部の一方あるいはその両方が、矩形断面形状、楕円断面形状、三角断面形状のものであってもよい。ただし、ロックナットの係合孔でルアー部を確実に係合できるように、ルアー部の段差部における断面形状に合わせて、係合孔の形状を適宜設定するのが望ましい。
本発明の接続具付きシリンジ、およびシリンジに用いる接続具、並びにシリンジは、医療現場において患者に薬液を投与したり、血液を採取する目的で利用することができる。
実施の形態1に係るプレフィルドシリンジの構成を示す断面図である。 ロックナットの装着方法を示す図である。 プレフィルドシリンジの固定接続型ポートへの接続状態を示す図である。 プレフィルドシリンジの直接接続型ポートへの接続状態を示す図である。 従来の針基を装着したプレフィルドシリンジの構成を示す図である。 実施の形態2におけるロックナットの構成を示す図である。 実施の形態3におけるロックナットの構成を示す図である。 実施の形態4におけるロックナットの構成を示す図である。 実施の形態5におけるロックナットの構成を示す図である。 従来のロックナットとプレフィルドシリンジの構成を示す図である。 従来のロックナットとプレフィルドシリンジの構成を示す図である。
符号の説明
1 プレフィルドシリンジ
10 シリンジ本体
12 (後端側)開口部
20 キャップ
30、30A〜30D ロックナット
40 プランジャ
41 押圧端部
42 プランジャ本体
43 ヘッド部
44、52 パッキン
50、500 ポート
100 薬剤
110 天面部
120 ルアー部
121 ルアー先端部
122 ルアー根元部
123 段差部
301 側面部
303、303a〜303d 通路
3010 雌ねじ
3020、3020a〜3020d ダルマ孔
3021、3021a〜3021d 遊挿孔
3022、3022a〜3022d 係合孔

Claims (7)

  1. ポートにシリンジを接続するための接続具が、シリンジ本体のルアー部に配されてなる接続具付きシリンジであって、
    ルアー部には、接続具と係合するための係合部が形成され、
    接続具には、シリンジ軸方向に沿って前記ルアー部の係合部と係合する第一孔と、
    前記第一孔より大きく、シリンジ軸方向に沿って前記ルアー部が挿抜自在な第二孔とが、互いに連通する状態で形成されていることを特徴とする接続具付きシリンジ。
  2. 前記第一孔と前記第二孔は、通路を介して互いに連通していることを特徴とする請求項1に記載の接続具付きシリンジ。
  3. 前記係合部は、ルアー部の先端と根元の間に存在する段差部であることを特徴とする請求項1または2に記載の接続具付きシリンジ。
  4. シリンジ本体のルアー部に装着され、ポートに対してシリンジを接続するための接続具であって、
    シリンジ軸方向に沿ってルアー部と係合する第一孔と、
    前記第一孔より大きく、シリンジ軸方向に沿って前記ルアー部が挿抜自在な第二孔とが、互いに連通する状態で形成されていることを特徴とする接続具。
  5. 前記第一孔と前記第二孔は、通路を介して互いに連通していることを特徴とする請求項4に記載の接続具。
  6. シリンジ本体のルアー部において、当該ルアー部の先端と根元の間に形成された段差部からなる係合部を備え、
    当該係合部が請求項4または5に記載の接続具の第一孔と係合することで、当該接続具がルアー部に係合されるとともに、当該接続具の第二孔へルアー部を移動させることで、接続具側からルアー部が脱離される構成であることを特徴とするシリンジ。
  7. 請求項1〜3のいずれかに記載の接続具付きシリンジを用いて患者に薬剤を投与することを特徴とする治療方法。
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