JP2005295725A - 熱電発電装置 - Google Patents

熱電発電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005295725A
JP2005295725A JP2004109294A JP2004109294A JP2005295725A JP 2005295725 A JP2005295725 A JP 2005295725A JP 2004109294 A JP2004109294 A JP 2004109294A JP 2004109294 A JP2004109294 A JP 2004109294A JP 2005295725 A JP2005295725 A JP 2005295725A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermoelectric conversion
thermoelectric
temperature
conversion module
stack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004109294A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshitake Sasaki
俊武 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2004109294A priority Critical patent/JP2005295725A/ja
Publication of JP2005295725A publication Critical patent/JP2005295725A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N13/00Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features ; Exhaust or silencing apparatus, or parts thereof, having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01N1/00 - F01N5/00, F01N9/00, F01N11/00
    • F01N13/009Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features ; Exhaust or silencing apparatus, or parts thereof, having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01N1/00 - F01N5/00, F01N9/00, F01N11/00 having two or more separate purifying devices arranged in series
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N5/00Exhaust or silencing apparatus combined or associated with devices profiting by exhaust energy
    • F01N5/02Exhaust or silencing apparatus combined or associated with devices profiting by exhaust energy the devices using heat
    • F01N5/025Exhaust or silencing apparatus combined or associated with devices profiting by exhaust energy the devices using heat the device being thermoelectric generators
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Abstract

【課題】 運転条件に応じて適切な電力量を回収することが可能な熱電発電装置を提供する。
【解決手段】 エンジン40の排気管41上に配置される熱電素子を有する第1の熱電変換スタック1と第2の熱電変化スタック2を備える。各熱電変換スタック1、2には、冷却水配管L1〜L6が接続されており、この冷却水配管上には、スタック1、2に供給される冷却水比率を変更するための流量制御弁72、74が設けられている。制御ECU60は、温度計61、63、流量計62の検出結果を参照して各流量制御弁72、74を調整し、各スタック1、2に供給される冷却水の比率を変更する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、熱エネルギーを電気エネルギーへ変換することにより発電を行う熱電発電装置に関する。
自動車のエンジンや、工場のボイラー等から排出される排ガスの持つ熱エネルギーを電力として回収する装置として熱電発電装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1の技術では、排ガス流の上流側に高温領域で作動する高温用熱電変換モジュールを配置し、下流側にこれより低温領域で作動する低温用熱電変換モジュールを配置して、耐熱性を向上させるとともに、それぞれの作動温度を適正なものとすることで、発電装置全体としての発電効率を向上させている。
特開2000−286469号公報
ところで、この種の熱電発電装置においては、各熱電変換モジュールに冷却水を循環させて冷却している。そして、冷却水循環用に電動ポンプ等の動力源を用いているが、作動条件によっては熱電変換モジュールによって得られる電力に比較して電動ポンプの作動に必要な電力が大きく、実際に回収される電力量が少なくなることがある。
そこで本発明は、運転条件に応じて適切な電力量を回収することが可能な熱電発電装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る熱電発電装置は、熱媒流路の上流側に配置され、この熱媒流路を流れる熱媒と供給される冷媒との温度差により起電力を生ずる熱電素子を有する第1の熱電変換モジュールと、この熱媒流路の下流側に配置され、熱媒流路を流れる熱媒と供給される冷媒との温度差により起電力を生ずる熱電素子を有する第2の熱電変換モジュールとを備える熱電発電装置であって、第1の熱電変換モジュールと第2の熱電変換モジュールに供給する冷媒の比率を変更する比率変更手段を備えていることを特徴とする。
熱電変換モジュールの熱電素子が発生する起電力は、高温側温度と低温側温度の両方に依存する。本発明では、第1の熱電変換モジュールと第2の熱電変換モジュールとに供給される冷媒の比率を変更することで、各熱電変換モジュールに供給される冷媒の流量を調整することで、各熱電変換モジュールにおいて適正な電力が得られるよう、低温側の温度を調整する。
なお、熱電変換モジュールをさらに多段構成とし、各熱電変換モジュールに供給する冷媒の比率を変更する構成についても上記に係る発明に含まれる。また、比率変更には、一方の熱電変換モジュールのみに冷媒を供給し、他方には冷媒を供給しない場合も含まれる。本発明にいう熱媒としては、内燃機関を含む燃焼機器の排ガスのほか高温排水等が挙げられる。また、本発明にいう冷媒としては、冷却水のほか各種の液体や、空気その他のガス、さらには相変化する媒体であってもよい。
熱媒の温度・流量および冷媒の温度を判定し、判定結果に基づいて前記比率変更手段の動作を制御するとよい。あるいは、第1および第2の熱電変換モジュールの少なくともいずれかの一方の高温側、低温側温度を判定し、判定結果に基づいて比率変更手段の動作を制御してもよい。また、第1および第2の熱電変換モジュールによる起電力を測定し、測定結果に基づいて比率変更手段の動作を制御してもよい。
第1、第2の熱電変換モジュールの起電力を直接測定するか、起電力を決定づける状態量である高温側、低温側の温度、または、熱媒の温度・流量、冷媒の温度を判定することにより起電力が適正となるよう比率変更手段の動作を制御する。
熱媒流路は、燃焼機器の排気系であって、第1の熱電変換モジュールと第2の熱電変換モジュールとの間に排気浄化触媒を備えており、触媒の温度が所定以下の場合には、少なくとも第1の熱電変換モジュールへの冷媒供給を停止するとよい。
例えば、触媒の温度が低い冷間始動時には、触媒より上流側に存在する第1の熱電変換モジュールを作動させると、触媒へ流入する排ガス温度が低下して、触媒の昇温に時間を要し、昇温までの間のエミッションが悪化するため、第1の熱電変換モジュールへの冷媒供給を停止し、触媒へ流入する排ガス温度の低下を防ぐ。同様に、排ガス温度が低い場合や、排ガス流入量が少ない(自動車のエンジンの場合は低速低負荷時)場合も第1の熱電変換モジュールへの冷媒供給を停止し、触媒へ流入する排ガス温度の低下を防ぐ。
本発明によれば、冷媒の流量比率を調整することで第1の熱電変換モジュールと第2の熱電変換モジュールのそれぞれが効率よく発電できるようそれぞれの低温側温度を調整する。このように冷却条件を制御することで、実際に回収される電力(発電電力−冷媒供給に必要な電力)の向上が図れる。
起電力や起電力を決定づける状態量を基にして、この冷却条件を制御することで、精度よく制御を行うことができるとともに、制御性も向上する。
熱電変換モジュールが排気浄化触媒をはさんで配置されている場合には、触媒温度を参照して冷却条件制御を行うことで、触媒の暖機性を向上させるとともに、触媒温度が低下するのを抑制して、エミッションの悪化を抑制することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の参照番号を附し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明に係る熱電発電装置の第1の実施形態を搭載した車両の排気系を示す概略構成図であり、図2は、その熱電発電装置の第1の熱電変換スタック1部分の断面図(図1のII−II線断面図)であり、図3は、その熱電変換モジュール10部分の拡大断面図である。
この熱電発電装置は、エンジン40に接続された排気管41上に配置されており、上流側から第1の熱電変換スタック1と、第2の熱電変換スタック2が、排気浄化触媒3をはさんで配置されている。ここで、第1の熱電変換スタック1と第2の熱電変換スタック2は、搭載する熱電素子の特性が異なるほかは、同様の構成をとっている。
図2に示されるように、第1の熱電変換スタック1は、第1の熱電素子100を有する第1の熱電変換モジュール10と、排気管内に配置される熱回収フィン(集熱フィン)13と、内部に冷却水を循環させる通路を有する冷却ケース15とを4組組み合わせて構成されている。
集熱フィン13は、平板状の基部に、その一方の表面から排気の流れ方向に所定の間隔で平行に延びる板状の多数のフィンが一体的に成形されているものである。この集熱フィン13は、アルミ、銅、ステンレス等の熱伝導性が良好な金属のほか、AlN、SiC等の高熱伝導性のセラミックスで形成されている。
集熱フィン13の各フィンの高さ、つまり、先端部から根本までの距離は、中央に位置するフィンが最も高く、周縁部へ行くほど低くなる構成を採る。各フィンの先端部を結んだ線は垂直二等辺三角形の垂直角をはさむ2辺の形状に合致するいわゆる楔形の形状をなしている。
この集熱フィン13のフィン形成面と反対の表面側に、絶縁材11をはさんで、熱電変換モジュール10の高温側端面が配置される。そして、熱電変換モジュール10の反対面の低温側端面には、絶縁材12をはさんで、冷却ケース15が配置される。
集熱フィン13のフィン先端側を覆うように、断面が略L字形のガイド板14が配置されている。ガイド板14〜冷却ケース15までを組み合わせた状態で、固定部材16によって排気管41に固定することで、第1の熱電変換スタック1が得られる。組み立てられた状態では、4個のガイド板14の排気流れ方向に直交する断面形状は、図2に示されるようにX字状になる。
第2の熱電変換スタック2も、上述したように同様の構成を有しており、本段落の以下の説明においては、図2における各参照番号1xを2xと読み替えるものとする。つまり、第2の熱電変換スタック2は、第2の熱電素子200を有する第2の熱電変換モジュール20と、排気管内に配置される集熱フィン23と、内部に冷却水を循環させる通路を有する冷却ケース25と、絶縁材21、22と、ガイド板24とを組み合わせた組立体4組を固定部材26によって排気管41に固定したものである。なお、各部材の素材、形状は第1の熱電変換スタック1と同じ構成でもよいが、内部を通過する排ガス温度が第1の熱電変換スタック1の場合より低く、第1の熱電変換スタック1ほどの耐熱性は要求されないことから、異なる素材や形状としてもよい。
なお、第1、第2の熱電変換スタック1、2内では、さらに、こうして形成されるスタックを排気の流れ方向に複数個配置することで、熱電変換モジュール10または20を排気の流れ方向に多段に配置してもよい。
第1、第2の熱電変換スタック1、2内の各冷却ケース15、25の冷却水通路は直列に接続しても、並列に接続してもどちらでもよく、排ガスの流れ方向に直交する同一断面内の冷却ケース15、25間では並列に、流れ方向で異なる位置に位置する冷却ケース15、25間では直列に接続することも可能である。接続の形式は、熱回収の効率のほか、各冷却ケース15、25間を接続する冷却水配管の接続の容易性等を考慮して適宜設定される。
図3は、第1の熱電変換モジュール10の構成を示す図である。なお、第2の熱電変換モジュール20の構成も同様である。以下、括弧内の参照番号は、第2の熱電変換モジュール20の場合を示すが、図中の表記は省略する。熱電変換モジュール10(20)は、p型とn型の2種類の半導体101(201)と102(202)とを複数個用意し、これらを電極103(203)、104(204)によって電気的には交互に直列に、熱的には並列に配置したものである。一対の半導体101、201が熱電素子100(200)を構成する。
第1の熱電変換モジュール10に用いられる第1の熱電素子100の熱電材料(半導体101、102)としては、高温領域(800K〜)での発電特性が良好なFe−Si系やSi−Ge系の半導体を用いることが好ましい。一方、第2の熱電変換モジュール20に用いられる第2の熱電素子200の熱電材料(半導体201、202)としては、これより低温の領域(〜800K)での発電特性が良好なPbTe系、スクッテルダイト系、層状コバルト酸化物系、シリサイド系(p型としてMnSi系、n型としてMgSi系)、ZnSb系(p型)TAGS(Te−Ag−Ge−Sb)(p型)を用いることが好ましい。
図4、図5は、本実施形態における第1の熱電素子100と、第2の熱電素子200それぞれの温度−発電特性を示す線図である。高温領域で使用される第1の熱電素子100は、高温端側の温度(Th)が高いほど、また、低温端側の温度(Tc)が低いほど発電量が増加する。そして、Thが同一の場合のTcの温度変化による発電量の差はThが高温であるほど大きくなる傾向がある。低温領域で使用される第2の熱電素子200においては、Thが同一の場合には、Tcが低いほど発電量が増加する点は第1の熱電素子100と共通するが、Tcが同一の場合には発電量が最大となるThが存在し、このピークを超えると、Th増大とともに発電量は急激に低下する。そして、このピークとなるThは、Tcが低いほど高温側に移行する。この場合も、Thが同一の場合のTcの温度変化による発電量の差は、Thが高温であるほど大きくなる傾向がある。
第1の熱電素子100と第2の熱電素子200の特性を配置位置の排ガスの温度特性に応じて適切なものとすることで、全体の発電特性を向上させることができる。なお、それぞれの熱電変換スタック1、2内部で異なる熱電材料を組み合わせてもよい。
各熱電変換スタック1、2は電圧変換を行うDC−DCコンバータ50に電気的に接続されており、DC−DCコンバータ50は電力を蓄えるバッテリ51に電気的に接続されている。また、熱電変換スタック1、2には、冷却水を循環させる冷却系が接続されている。本実施形態においては、ラジエーター45から伸びるラインL1上に電動ポンプ70が配置されており、分岐式の流量制御弁72に接続されている。流量制御弁72からは、ラジエーター45へと戻るラインL2と、第2の熱電変換スタック2へと伸びるラインL3とが分岐されており、流量制御弁72によって各方向への流量比が調整される。そして、第2の熱電変換スタック2からの戻りラインL4はラインL2へ合流する。ラインL2の下流には、さらに、分岐式の流量制御弁71が配置されており、第1の熱電変換スタック1へと伸びるラインL5が分岐されている。そして、第1の熱電変換スタック1からの戻りラインL6はラインL2へ合流する。この冷却系は、図示していないエンジン40の冷却系と直列に接続されていてもよいし、並列に設けられていてもよい。
排気管41の第1の熱電変換スタック1の上流側には、排ガスの温度、流量をそれぞれ測定する温度計61と、流量計62が配置されている。また、ラインL1上には、冷却水温度を測定する温度計63が配置されている。温度計61、63と流量計62の出力は制御ECU60に入力されており、制御ECU60は、電動ポンプ70と、各流量制御弁71、72およびDC−DCコンバータ50の作動を制御する。制御ECU60は、CPU、RAM、ROM等によって構成されており、単独で構成されていてもよいし、図示していない他の車両の制御系の一部として構成されていてもよい。
次に、本発明に係る熱電発電装置の動作を冷却系の制御動作と合わせて説明する。図6は冷却系の制御動作を示すフローチャートである。この制御は制御ECU60によってエンジン40が始動してから停止するまでの間、所定のタイミングで繰り返し実行される。
まず、ステップS1では、流量計62と温度計61、63の出力から、排気ガスの流量V、温度Tと、冷却水温度Tを読み込む。
ここで、電動ポンプ70の消費電力をPp、各熱電変換スタック1、3の発電量をPs1、Ps2、回収電力量をPrとすると、Pr=Ps1+Ps2−Ppである。ここで、電動ポンプの消費電力は、冷却水量Vwの関数として表すことができる。一方、各熱電変換スタック1、3の発電量は、高温端側の温度Thと、低温端側の温度Tcに依存する。Th、Tcは、各熱電変換スタック1、3へ導入される排ガスの温度、流量と冷却水の温度、流量および当該スタック内の熱抵抗値から求めることができる。したがって、排気ガスの流量V、温度Tと、冷却水温度Tが既知であれば、Prを最大とする冷却水流量を求めることができる。本実施形態では、実際に熱計算を行うことは計算負荷を増大させることになるため、予め最上流部における排ガス温度、流量と冷却水温に対応する各流量制御弁71、72のバルブ開度を求めておいて、これをマップ形式で制御ECU60内に格納しておき、読み出されたV、T、Tに応じて、このマップを参照して適切なバルブ開度を設定する(ステップS3)。
ステップS5では、設定したバルブ開度が実現されるよう、流量制御弁71、72に指示する。これにより、各熱電変換スタック1、3の冷却水流量を調整する。このとき、電動ポンプ70によってラジエーター45を循環させる流量そのものも調整すると好ましい。
ここで、各熱電変換スタック1、3内部では、排気ガスが、ガイド板14(24)によって、集熱フィン13(23)のフィンの間へと導かれ、フィンに熱を伝える。この熱は、各フィンからその基部、絶縁材11(21)を通じて熱電変換モジュール10(20)の高温側端面へと伝えられる。これにより、高温側端面の温度は高くなる。
一方、熱電変換モジュール10(20)の低温側端面からは、絶縁材12(22)、冷却ケース15(25)を通じて冷却ケース15(25)の通路内を流れる冷却水へと熱が奪われている。このため、低温側端面の温度は低くなる。こうして、高温側端面と低温側端面との間に温度差が発生し、この温度差に応じてゼーベック効果により熱電変換モジュール10(20)内の熱電素子100(200)に電力が発生し、これをDC−DCコンバータ50により所定の電圧へ変換してバッテリ51へと蓄える。
このとき、回収される電力が最大となるよう供給される冷却水の比率を変更しているため、過剰に冷却水を供給することがなく、効率よく排ガスからエネルギーを回収することができる。ここでは、排ガス、冷却水の状態量からマップ形式でバルブ開度を設定する例を説明したが、マップ形式のほかに、関数形式としてもよく、制御ECU60の計算能力に余裕がある場合には、計算により求めてもよい。
また、ここでは、流量計62によって排気ガスの流量を測定したが、流速計を配置して、流量を推定してもよい。あるいは、エンジン40の運転条件(機関回転数、燃料噴射量等)を基にして流量を推定することもできる。
図7は、本発明に係る熱電発電装置の第2の実施形態を示す概略構成図である。この実施形態の熱電発電装置は第1の実施形態の熱電発電装置(図1参照)と異なり、流量制御弁73をラインL1上に1つだけ設けて、この流量制御弁73により、第1の熱電変換スタック1へ供給される冷却水の流量と第2の熱電変換スタック2へ供給される冷却水の流量の比率を調整可能としている。
この実施形態では、流量比率を調整するために用いるバルブが流量制御弁73のみに限られる点を除いては、第1の実施形態とその動作は同一である。したがって、動作・制御の説明は省略する。
図8は、本発明に係る熱電発電装置の第3の実施形態を示す概略構成図である。この実施形態の熱電発電装置の冷却系は、第2の実施形態と基本的に同一である。ただし、本実施形態では、第1、第2の実施形態と異なり、各熱電変換スタック1、2の高温端側温度と低温端側温度を直接、温度計64a、64b、65a、65bにより測定している点が相違する。各温度計64a〜65bの出力は制御ECU60に入力されている。
この実施形態では、温度計64a、64b、65a、65bにより測定した各熱電変換スタック1、2の高温端側温度と低温端側温度から、その特性に基づいて得られる電力を直接求めることができる。この電力量を基にして冷却水流量を適切に制御することで、回収電力が最大となるよう制御を行う。この場合には、電動ポンプ70と流量制御弁73により冷却水量を変更した場合の回収電力量を予測して回収電力量が多くなるように電動ポンプ70と流量制御弁73を制御するフィードフォワード制御を行ってもよいし、電動ポンプ70と流量制御弁73をフィードバック調整してもよい。
図9は、本発明に係る熱電発電装置の第4の実施形態を示す概略構成図である。この実施形態の熱電発電装置の冷却系は、第2の実施形態と基本的に同一である。ただし、本実施形態では、第1〜第3の実施形態と異なり、各熱電変換スタック1、2から取り出される電流値と起電圧とをそれぞれ電流計66a、66bと、電圧計67a、67bによって測定している点が相違する。各電流計66a、66bと、電圧計67a、67bの出力は制御ECU60に入力されている。
図10は、この場合の冷却制御動作の制御例を示すフローチャートである。ここでは、説明を簡単にするため、電動ポンプ70による循環水量が一定の場合を例に説明する。実際の制御においては、電動ポンプ70の循環水量を含めて制御してもよい。
まず、電流計66a、66bと、電圧計67a、67bの出力である各電流値、電圧値を読み込む(ステップS11)。次に、読み込んだ電流、電圧値と電動ポンプ70の作動電力から回収電力量Prを計算する(ステップS12)。
次に、算出した回収電力量Prと前回のタイムステップにおける回収電力量Proldとの差の絶対値がしきい値Pth未満であるか否かを判定する(ステップS13)。差の絶対値がしきい値Pth以上の場合には、ステップS14へと移行して、PrとProldとを比較する。
PrがProldより大きい場合には、流量制御弁の開度Aをi×Dだけ変更する(ステップS17)。ここで、Dは開度変更の変更ステップ量であり、iは1または−1の値をとり、前回の変更方向と同一に設定されている。つまり、前回のタイムステップで流量制御弁73の開度を増した結果、回収電力量が増大したと判定された場合には、流量制御弁73の開度をさらに増し、前回のタイムステップで流量制御弁73の開度を減らした結果、回収電力量が増大したと判定された場合には、流量制御弁73の開度をさらに減らす制御を行う。調整が終了したらステップS17へと移行して、変数Proldに現在の回収電力量Prの値を格納して処理を終了する。
ステップS14で、PrがProldより小さい場合には、iの符号を逆に変更し、流量制御弁の開度Aをi×Dだけ変更する(ステップS16)。つまり、前回のタイムステップで流量制御弁73の開度を増した結果、回収電力量が減少したと判定された場合には、流量制御弁73の開度を減らし、前回のタイムステップで流量制御弁73の開度を減らした結果、回収電力量が減少したと判定された場合には、流量制御弁73の開度を増やす制御を行う。なお、このフローでは、処理が収束しない場合がありうるため、ステップS16では、開度Aをi×D/2だけ変更してもよい。調整が終了したらステップS17へと移行して、変数Proldに現在の回収電力量Prの値を格納して処理を終了する。
ステップS13で差の絶対値がしきい値Pth未満の場合には、直接ステップS17へと移行して、変数Proldに現在の回収電力量Prの値を格納して処理を終了する。
このように、回収電力量が最大となるように流量制御弁73の作動を制御することで、排気ガスの有する熱エネルギーを効率よく電力として回収することができる。
図11は、本発明に係る熱電発電装置の第5の実施形態を示す概略構成図である。この実施形態では、冷却水配管上に流量制御弁は設けられていない。その代わりとして、第2の熱電変換スタック2の冷却ケース25の通水抵抗を利用している。
図12は、本実施形態の第2の熱電変換スタック2の断面構成を示す図(図11におけるXII−XII線断面図)であり、図13、図14は、ポンプ吐出圧の変化に伴う冷却ケース25内の通路255の断面形状変化を表す図である。
冷却ケース25は、ともに断面が櫛歯状の上ケース251と下ケース250とをそれぞれの櫛歯が所定の隙間を有して噛み合わさるように組み合わせて構成されており、両者は抵抗調整バネ252によって結合されている。この隙間が冷却水が流れる通路255となる。なお、バネ252に代えて、ゴム、樹脂等の弾性体や空気バネ、液体バネ等を用いてもよい。
電動ポンプ70の吐出圧が低い状態では、抵抗調整バネ252が上ケース251と下ケース250を接近させようと作用する力が、通路255内を流れる冷却水が通路255の断面積を拡げようとする力に勝るため、通路255の断面は図13に示されるように狭い状態に維持される。この結果、第2の熱電変換スタック2へと供給される冷却水の比率は低くなる。
電動ポンプ70の吐出圧を高くすると、通路255内を流れる冷却水が通路255の断面積を拡げようとする力が抵抗調整バネ252が上ケース251と下ケース250を接近させようと作用する力を上回り、両者が釣り合うまで通路255の断面積は拡大される(図14参照)。この結果、第2の熱電変換スタック2へと供給される冷却水の比率は高くなる。
つまり、電動ポンプ70の吐出圧を変更することで、第1、第2の熱電変換スタック1、2へと供給される冷却水の比率を変更することができる。この実施形態では、流量制御弁が不要となるため、冷却水配管の構造を簡素化することができる。
抵抗調整バネ252のバネ定数を高くすると、電動ポンプ70の吐出圧を上げても通路255の断面積が変化しにくくなる。第1の熱電変換スタック1と第2の熱電変換スタック2へ供給する冷却水の流量配分に応じてバネ定数を適宜設定するとよい。また、バネ定数が非線形的に変化する弾性体を用いることも可能である。
また、第1の熱電変換スタック1にも同様の冷却ケースを採用してもよい。例えば、熱電変換スタック2側の抵抗調整バネ252のバネ定数を熱電変換スタック1側の抵抗調整バネのバネ定数より小さくしておくと、ポンプ吐出圧に応じた各熱電変換スタック1、2への供給冷却水量を図15に示されるように調整することができる。これは、熱電変換スタック2側は、熱電変換スタック1より低い吐出圧で冷却水の通路255が全開状態となり、その後は吐出圧を増大させても通路255の断面積が増大しなくなるためである。
図16は、本発明に係る熱電発電装置の第6の実施形態を示す概略構成図である。この実施形態は、第2の熱電変換スタック2からラジエーター45へ戻る冷却水配管のラインL2上に、切替弁74を配置して、第1の熱電変換スタック1へと冷却水を導入するラインL5を設け、第1の熱電変換スタック1からの冷却水返送ラインL6をラインL2と合流させている。また、排気浄化触媒3の触媒温度を検出する温度計68を設け、各熱電変換スタック1、2の熱電変換モジュール10、20の温度を測定する温度計64a、65aの出力とともに制御ECU60へと入力している。
図17は、本実施形態の冷却制御を示すフローチャートである。この制御も制御ECU60によって、エンジン40が始動してから停止するまでの間、所定のタイミングで繰り返し実行される。
まず、温度計64a、65a、68の出力を読み込むことで、各熱電変換スタック1、2のモジュール温度T、Tと、排気浄化触媒3の触媒温度Tを読み込む(ステップS20)。
次に、第2の熱電変換スタック2のモジュール温度Tが、単独運転時に電動ポンプ70の作動電力を上回る発電量を確保しうるしきい値温度Te−2を超えているか否かを判定する(ステップS21)。TがTe−2以下の場合には、第2の熱電変換スタック2への冷却水供給を行っても、第2の熱電変換スタック2で得られる電力が電動ポンプ70の作動電力を下回り、実際には電力を回収できない可能性があると判定して、ステップS27へと移行し、電動ポンプ70の作動を停止させて処理を終了する。
ステップS21で、TがTe−2を上回っている場合には、ステップS22へと移行して電動ポンプ70を作動させ、第1の熱電変換スタック1のモジュール温度Tが、第1の熱電変換スタック1および第2の熱電変換スタック2双方の運転時に電動ポンプ70の作動電力を上回る発電量を確保しうるしきい値温度Te−1を超えているか否かを判定する(ステップS23)。TがTe−1を超えている場合には、さらに、触媒温度Tが活性温度TCATを超えているか否かを判定する(ステップS24)。
がTCATを超えている場合には、排気浄化触媒3が活性化されており、第1の熱電変換スタック1を作動させても、排気浄化触媒3は良好に作動すると判定して、ステップS25へと移行し、切替弁74を第1の熱電変換スタック1側へと切り替えて、第1の熱電変換スタック1へと冷却水を供給する。
一方、ステップS23で、TがTe−1以下と判定された場合には、排ガス温度が低く、第1の熱電変換スタック1を作動させると、下流側へと流れる排ガス温度が低下して、第2の熱電変換スタック2で発生する電力量も低下して、第2の熱電変換スタック2のみを作動させた場合に比較して、発生電力量が減り、電動ポンプ70の作動電力を確保できないと判定して、ステップS26へと移行して、切替弁74をラジエーター45側へと切り替えて、第1の熱電変換スタック1の作動を停止する。
また、ステップS24で、TがTCAT以下と判定された場合には、第1の熱電変換スタック1を作動させると、排気浄化触媒3へと流れ込む排ガス温度が低下するため、その暖機に時間を要し、その間エミッションが悪化するおそれがあると判定し、同じくステップS26へと移行して、切替弁74をラジエーター45側へと切り替えて、第1の熱電変換スタック1の作動を停止する。
例えば、冷間始動時の初期の時点では、第1の熱電変換スタック1を作動させると、排気浄化触媒3へ流入する排気ガス温度が低下してしまい、排気浄化触媒3の暖機を妨げる結果になる。また、第2の熱電変換スタック2を作動させても、得られる電力が電動ポンプ70の作動電力を下回ってしまい、実際の回収電力がマイナスになってしまう。本実施形態では、このように、第2の熱電変換スタック2のモジュール温度が低い条件下では、、電動ポンプ70を停止させて排気ガスからの熱回収を行わない。このため、排気浄化触媒3を速やかに昇温させて暖機を行うことができる。
始動後時間が経過して、第2の熱電変換スタック2が昇温されると、その作動によって得られる電力が電動ポンプ70の作動電力を上回るため、電動ポンプ70の作動を開始する。一方、排気浄化触媒3の暖機が完了しておらず、触媒温度が低い場合には、第1の熱電変換スタック1を作動させることは排気浄化触媒3の暖機を妨げる結果になるため、切替弁74をラジエーター45側へと切り替えることで、第1の熱電変換スタック1は作動させず、排気浄化触媒3の昇温を優先する。
排気浄化触媒3の暖機後、低速または低負荷領域では、エンジン40からの排ガス流量が少なく、第1の熱電変換スタック1の温度は低くなる。この状態で、第1の熱電変換スタック1を作動させても、発電効率が低く、通水抵抗が増大して電動ポンプ70の負荷が増大し、システム全体としての発電効率が低下してしまう。また、排気浄化触媒3へ流入する排ガス温度が低下することで、排気浄化触媒3が冷却され、その浄化性能が低下するおそれがある。そこで、このような場合は、切替弁74をラジエーター45側へと切り替えることで、第1の熱電変換スタック1を作動させず、第2の熱電変換スタック2のみによる発電を行う。
中高速または中高負荷領域では、エンジン40からの排ガス流量も増大し、第1の熱電変換スタック1の温度は高く、十分な発電効率が得られるとともに、排気浄化触媒3へ流入する排ガス温度も浄化性能を発揮できる温度に維持できる。そこで、切替弁74を第1の熱電変換スタック1側へと切り替えることで、第1、第2の熱電変換スタック1、2双方を作動させて、熱回収を行う。
このような制御を行うことで、排気浄化触媒の暖機および確実な作動と効率のよい熱回収とを両立させ、エミッションの悪化を抑制し、環境負荷を軽減することができる。
以上説明した各実施形態は、組み合わせて使用することが可能である。例えば、第1〜第5の実施形態において、触媒温度を参照して、第1の熱電変換スタック1への冷却水量を調整してもよい。この場合を含めて、冷却水流量または比率の調整には、一方のスタックへの冷却水の供給を完全に停止することも含まれている。また、第6の実施形態では、モジュール温度を参照して各モジュールの動作状態に応じた制御を行ったが、第1の実施形態のように排気ガスの状態量を参照して制御を行ったり、第3の実施形態に示されるように各スタックの発電量を参照して制御を行ってもよい。
以上の説明では、第1および第2の熱電変換スタック1、2間の冷却水供給比率を調整する実施形態について説明したが、3つ以上の熱電変換スタック間で冷却水供給比率を調整する場合も本発明の範囲に含まれる。例えば、第3の熱電変換スタックを有する場合、この熱電変換スタックは、第1、第2の熱電変換スタックの中間に配置されてもいいし、第1または第2の熱電変換スタックと並列に配置されていてもよい。
また、以上の説明では、車両のエンジン40の排気系に搭載される形態を説明してきたが、本発明はこれに限られるものではなく、エンジン、ボイラー等の各種燃焼機器の排気系に接続される熱電発電装置のほか、温排水等から熱回収を行う熱電発電装置にも好適に適用できる。
さらに、以上の説明では、冷媒として、冷却水を用いる場合を例示したが、空冷式、油冷式の場合や、フロンガス等の相変化媒体を用いてもよい。
本発明に係る熱電発電装置の第1の実施形態を搭載した車両の排気系を示す概略構成図である。 図1の熱電発電装置の第1の熱電変換スタック1部分の断面図(図1のII−II線断面図)である。 図2の熱電変換モジュール10部分の拡大断面図である。 第1の実施形態における第1の熱電素子100の温度−発電特性を示す線図である。 第1の実施形態における第2の熱電素子200の温度−発電特性を示す線図である。 第1の実施形態の冷却系の制御動作を示すフローチャートである。 本発明に係る熱電発電装置の第2の実施形態を示す概略構成図である。 本発明に係る熱電発電装置の第3の実施形態を示す概略構成図である。 本発明に係る熱電発電装置の第4の実施形態を示す概略構成図である。 第4の実施形態の冷却系の制御動作を示すフローチャートである。 本発明に係る熱電発電装置の第5の実施形態を示す概略構成図である。 第5の実施形態の第2の熱電変換スタック2の断面構成を示す図(図11におけるXII−XII線断面図)である。 ポンプ吐出圧の変化に伴う第5の実施形態の冷却ケース25内の通路255の断面形状変化を表す図である。 ポンプ吐出圧の変化に伴う第5の実施形態の冷却ケース25内の通路255の断面形状変化を表す別の図である。 第5の実施形態によるポンプ吐出圧に対する各熱電変換スタック1、2への供給冷却水量変化を表すグラフである。 本発明に係る熱電発電装置の第6の実施形態を示す概略構成図である。 第6の実施形態の冷却系の制御動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…第1の熱電変換スタック、2…第2の熱電変換スタック、3…排気浄化触媒、10…第1の熱電変換モジュール、11、12、21、22…絶縁材、13、23…集熱フィン、14、24…ガイド板、15、25…冷却ケース、16、26…固定部材、20…第2の熱電変換モジュール、40…エンジン、41…排気管、45…ラジエーター、50…DC−DCコンバータ、51…バッテリ、60…制御ECU、61、63、64a、64b、65a、65b、68…温度計、62…流量計、66a、66b…電流計、67a、67b…電圧計、70…電動ポンプ、71〜73…流量制御弁、74…切替弁、100、200…熱電素子、101、102、201、202…半導体、103、104、203、204…電極、250…下ケース、251…上ケース、252…抵抗調整バネ、255…通路。

Claims (5)

  1. 熱媒流路の上流側に配置され、該熱媒流路を流れる熱媒と供給される冷媒との温度差により起電力を生ずる熱電素子を有する第1の熱電変換モジュールと、前記熱媒流路の下流側に配置され、該熱媒流路を流れる熱媒と供給される冷媒との温度差により起電力を生ずる熱電素子を有する第2の熱電変換モジュールとを備える熱電発電装置であって、
    前記第1の熱電変換モジュールと前記第2の熱電変換モジュールに供給する冷媒の比率を変更する比率変更手段を備えていることを特徴とする熱電発電装置。
  2. 熱媒の温度・流量および冷媒の温度を判定し、判定結果に基づいて前記比率変更手段の動作を制御することを特徴とする請求項1記載の熱電発電装置。
  3. 前記第1および第2の熱電変換モジュールの少なくともいずれかの一方の高温側、低温側温度を判定し、判定結果に基づいて前記比率変更手段の動作を制御することを特徴とする請求項1記載の熱電発電装置。
  4. 前記第1および第2の熱電変換モジュールによる起電力を測定し、測定結果に基づいて前記比率変更手段の動作を制御することを特徴とする請求項1記載の熱電発電装置。
  5. 前記熱媒流路は、燃焼機器の排気系であって、前記第1の熱電変換モジュールと前記第2の熱電変換モジュールとの間に排気浄化触媒を備えており、前記触媒の温度が所定以下の場合には、少なくとも前記第1の熱電変換モジュールへの冷媒供給を停止することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の熱電発電装置。
JP2004109294A 2004-04-01 2004-04-01 熱電発電装置 Pending JP2005295725A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004109294A JP2005295725A (ja) 2004-04-01 2004-04-01 熱電発電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004109294A JP2005295725A (ja) 2004-04-01 2004-04-01 熱電発電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005295725A true JP2005295725A (ja) 2005-10-20

Family

ID=35328045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004109294A Pending JP2005295725A (ja) 2004-04-01 2004-04-01 熱電発電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005295725A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008167626A (ja) * 2007-01-04 2008-07-17 Toyota Motor Corp 熱発電装置
WO2010112961A1 (en) * 2009-03-31 2010-10-07 Renault Trucks Energy recovery system for an internal combustion engine arrangement, comprising thermoelectric devices
JP2011165976A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Toshiba Corp 熱電気変換装置および熱電気変換方法
JP2011211764A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Panasonic Corp 熱電変換装置
JP2012197073A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Agustawestland Spa ホバリング可能な航空機
JP2014051891A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Toyota Motor Corp 熱電発電装置
JP2014109256A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Toyota Motor Corp 熱電発電装置
JP2014216486A (ja) * 2013-04-25 2014-11-17 株式会社東芝 熱電発電システムおよび熱電発電方法
JP2015520836A (ja) * 2012-04-13 2015-07-23 エーバーシュペッヒャー・エグゾースト・テクノロジー・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・カーゲー 熱電発電機を備えた熱交換機
JP2016158424A (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 千代田化工建設株式会社 発電システム
JP2017107925A (ja) * 2015-12-08 2017-06-15 日立化成株式会社 熱電変換モジュールおよびその製造方法
WO2018173853A1 (ja) * 2017-03-21 2018-09-27 日本電気株式会社 熱交換装置、熱交換システムおよび熱交換方法
KR20200077823A (ko) * 2018-12-21 2020-07-01 주식회사 아프로스 IoT 디바이스의 전원 공급용 열전 발전 장치

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008167626A (ja) * 2007-01-04 2008-07-17 Toyota Motor Corp 熱発電装置
WO2010112961A1 (en) * 2009-03-31 2010-10-07 Renault Trucks Energy recovery system for an internal combustion engine arrangement, comprising thermoelectric devices
CN102365437A (zh) * 2009-03-31 2012-02-29 雷诺卡车公司 包括热电装置的、用于内燃发动机设备的能量回收***
JP2012522176A (ja) * 2009-03-31 2012-09-20 ルノー・トラックス 熱電装置を備える、内燃機関装置のエネルギー回収システム
JP2011165976A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Toshiba Corp 熱電気変換装置および熱電気変換方法
JP2011211764A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Panasonic Corp 熱電変換装置
JP2012197073A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Agustawestland Spa ホバリング可能な航空機
JP2015520836A (ja) * 2012-04-13 2015-07-23 エーバーシュペッヒャー・エグゾースト・テクノロジー・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・カーゲー 熱電発電機を備えた熱交換機
JP2014051891A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Toyota Motor Corp 熱電発電装置
JP2014109256A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Toyota Motor Corp 熱電発電装置
JP2014216486A (ja) * 2013-04-25 2014-11-17 株式会社東芝 熱電発電システムおよび熱電発電方法
JP2016158424A (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 千代田化工建設株式会社 発電システム
WO2016136246A1 (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 千代田化工建設株式会社 発電システム
JP2017107925A (ja) * 2015-12-08 2017-06-15 日立化成株式会社 熱電変換モジュールおよびその製造方法
WO2018173853A1 (ja) * 2017-03-21 2018-09-27 日本電気株式会社 熱交換装置、熱交換システムおよび熱交換方法
JPWO2018173853A1 (ja) * 2017-03-21 2020-05-14 日本電気株式会社 熱交換装置、熱交換システムおよび熱交換方法
JP7010283B2 (ja) 2017-03-21 2022-01-26 日本電気株式会社 熱交換装置、熱交換システムおよび熱交換方法
US11411156B2 (en) 2017-03-21 2022-08-09 Nec Corporation Heat exchange device, heat exchange system, and heat exchange method
KR20200077823A (ko) * 2018-12-21 2020-07-01 주식회사 아프로스 IoT 디바이스의 전원 공급용 열전 발전 장치
KR102180178B1 (ko) * 2018-12-21 2020-11-18 주식회사 아프로스 IoT 디바이스의 전원 공급용 열전 발전 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1564822B1 (en) Electric power generating apparatus and its control method
Burnete et al. Review of thermoelectric generation for internal combustion engine waste heat recovery
JP2005295725A (ja) 熱電発電装置
Wu et al. Performance analyzes of an integrated phosphoric acid fuel cell and thermoelectric device system for power and cooling cogeneration
KR100869322B1 (ko) 배기열을 이용한 열전발전시스템
JP2006214350A (ja) 熱電発電装置
US20030223919A1 (en) Integrated thermoelectric power generator and catalytic converter
EP1679480A1 (en) Thermoelectric generator
JP2008274790A (ja) 排熱回収装置
JP2008045409A (ja) 排気ガス浄化システム
KR101207815B1 (ko) 열전 발전 시스템 및 그 제어 방법
JP4935361B2 (ja) 熱発電装置
JP2004140202A (ja) 熱電変換システム
KR20140125628A (ko) 폐열을 이용하는 차량용 발전기 모듈 및 이를 포함하는 차량용 배터리 보조 충전시스템
JPH05195765A (ja) 排ガス熱エネルギーの回収装置
ATE484855T1 (de) Ko-erzeugung von elektrizität mittels des seebeck-effekts in einer brennstoffzelle
JP2005269713A (ja) 熱発電装置
KR102062630B1 (ko) 온도 조건 적응형 열전 발전 모듈
KR102142384B1 (ko) 열전 발전 장치 및 그 제어방법
JP2005051934A (ja) 熱電発電システム
JP4878484B2 (ja) コジェネレーションシステム
JP5318667B2 (ja) エンジンの排熱回収装置
JP4573912B1 (ja) エンジンの排熱回収装置
JP2005150653A (ja) 廃熱エネルギ回収装置
CN113690460A (zh) 燃料电池热电交换冷启动预热及废热能量回收***及方法