JP2005283909A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 この発明は、ディスプレイの焼付き寿命を延ばすことができる表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 表示輝度および表示時間に応じて発光輝度劣化を起こすようなディスプレイを有しており、入力映像に固定パターンを合成して表示する機能を備えた表示装置において、固定パターンの画像データを保持している記憶手段、および記憶手段に保持されている固定パターンの画像データを表示させる際には、入力映像信号と固定パターンの画像データとに基づいて、固定パターンの画像データを補正する補正手段を備えている。
【選択図】 図5

Description

この発明は、有機ELパネル、無機ELパネル、PDP等のように、表示輝度および表示時間に応じて発光輝度劣化を起こすようなディスプレイを有しており、入力映像に固定パターンを合成して表示する機能を備えた表示装置に関する。
有機EL素子では、駆動電流量および表示時間に応じて、発光輝度が低下する。このため、有機ELパネルを表示パネルとして用いたデジタルカメラや携帯型電話機等において、アイコンのような同一映像を表示させ続けた場合、焼き付き現象が発生するという問題がある。
図1は、背景等の低輝度の画像を表示し続けた場合の有機EL素子の劣化特性SLと、文字等の高輝度の画像を表示し続けた場合の有機EL素子の劣化特性SHとを示している。
図2(a)に示すように、任意の背景H中に文字M(固定パターン、アイコン)が表示される場合を想定する。この例では、階調が8ビットで表される場合(階調が高いほど輝度が高い)、文字部分Mの輝度は192階調である。背景部分Hの輝度は様々な階調となるが、この例では64階調である。
背景部分Hには、様々な映像が表示されると仮定すれば、平均輝度の大小はあるにしても、概ねベタ映像になると考えられる。このような固定パターンが長期にわたって表示され続けた後に、全白映像を表示した場合、文字Mが表示されていた画素の輝度劣化が背景Hが表示されていた画素の輝度劣化に比べて大きいため、図2(b)に示すように、文字Mが表示されていた画素MGの輝度が例えば64階調のときと同程度の輝度となるのに対して、背景Hが表示されていた画素HGの輝度が192階調のときと同程度の輝度になり、文字部分が焼き付き映像として視認されてしまう。
なお、図1に示すように、近接する2つの画素の劣化率の差が、焼付き現象が視認されるようになる限界幅(焼付き視認限界幅)に達するまでの期間を、焼付き寿命と呼んでいる。
この発明は、ディスプレイの焼付き寿命を延ばすことができる表示装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、表示輝度および表示時間に応じて発光輝度劣化を起こすようなディスプレイを有しており、入力映像に固定パターンを合成して表示する機能を備えた表示装置において、固定パターンの画像データを保持している記憶手段、および記憶手段に保持されている固定パターンの画像データを表示させる際には、入力映像信号と固定パターンの画像データとに基づいて、固定パターンの画像データを補正する補正手段を備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、αを係数とし、Ainを固定パターンの画像データとし、Yinを入力映像データとすると、補正手段は、{α×Ain+(1−α)×Yin}の演算によって、固定パターンの画像データを補正するものであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、係数αを固定パターン近傍の背景画像の映像信号レベルに応じて制御する係数値制御手段を備えていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、係数αを1画面分の入力映像信号の平均値に応じて制御する係数値制御手段を備えていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、係数αを外光輝度に応じて制御する係数値制御手段を備えていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、補正手段は、固定パターン近傍の背景画像の映像信号レベルが予め定められた閾値未満であるか閾値以上であるかを判別する判別手段、およびαを係数とし、Ainを固定パターンの画像データとし、Yinを入力映像データとすると、固定パターン近傍の背景画像の映像信号レベルが閾値未満であるときには、{α×Ain+(1−α)×Yin}の演算によって固定パターンの画像データを補正し、固定パターン近傍の背景画像の映像信号レベルが閾値以上であるときには、{−α×Ain+(1−α)×Yin}の演算によって固定パターンの画像データを補正する手段を備えていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、補正手段は、1画面分の入力映像信号の平均値が予め定められた閾値未満であるか閾値以上であるかを判別する判別手段、およびαを係数とし、Ainを固定パターンの画像データとし、Yinを入力映像データとすると、1画面分の入力映像信号の平均値が閾値未満であるときには、{α×Ain+(1−α)×Yin}の演算によって固定パターンの画像データを補正し、1画面分の入力映像信号の平均値が閾値以上であるときには、{−α×Ain+(1−α)×Yin}の演算によって固定パターンの画像データを補正する手段を備えていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、補正手段は、固定パターン近傍の背景画像の映像信号レベルが予め定められた閾値未満であるか閾値以上であるかを判別する判別手段、およびα,γを係数とし、Ainを固定パターンの画像データとし、Yinを入力映像データとすると、固定パターン近傍の背景画像の映像信号レベルが閾値未満であるときには、{α×Ain+γ×Yin}の演算によって固定パターンの画像データを補正し、固定パターン近傍の背景画像の映像信号レベルが閾値以上であるときには、{−α×Ain+γ×Yin}の演算によって固定パターンの画像データを補正する手段を備えていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、補正手段は、1画面分の入力映像信号の平均値が予め定められた閾値未満であるか閾値以上であるかを判別する判別手段、およびα,γを係数とし、Ainを固定パターンの画像データとし、Yinを入力映像データとすると、1画面分の入力映像信号の平均値が閾値未満であるときには、{α×Ain+γ×Yin}の演算によって固定パターンの画像データを補正し、1画面分の入力映像信号の平均値が閾値以上であるときには、{−α×Ain+γ×Yin}の演算によって固定パターンの画像データを補正する手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイを備えた表示装置。
この発明によれば、ディスプレイの焼付き寿命を延ばすことができるようになる。
以下、図3〜図15を参照して、この発明を、有機ELパネルを有しており、入力映像に固定パターンを合成して表示する機能を備えた表示装置に適用した場合の実施例について説明する。
図3(a)に示すように、任意の背景中に文字等の固定パターン(アイコン)が表示される場合に、アイコンの画像データを、アイコンの画像データAinと背景の画像データ(入力映像信号)Yinとを合成した値に補正することにより、アイコンに対する表示輝度を低減させる。これによって、アイコンが表示される部分の輝度劣化速度を遅くさせる。入力映像信号値が8ビットで表されているものとすると、図3(a)では、アイコンの画像データAinは255であり、背景の画像データYinは128である。なお、各固定パターン(アイコン)が表示される位置は、固定的に決まっているものとする。
アイコンの画像データをAin,背景の画像データをYin、アイコンの画像データの補正値をAout とすると、Aout は、次式(1)で表される。
Aout =α×Ain+(1−α)×Yin …(1)
αは、予め設定された補正係数であり、0より大きく1以下の値を取る。
α=0.5である場合には、図3(b)に示すように、補正後のアイコンの画像データAout は192となり、α=0.2である場合には、図3(c)に示すように、補正後のアイコンの画像データAout は153となる。
このようにすると、図4に示すように、アイコン(高輝度の画像)を表示し続けた場合の有機EL素子の劣化特性SHは、α=0.5のときには、SH(α=0.5)となり、α=0.2のときには、SH(α=0.2)となる。なお、SLは、背景(低輝度の画像)を表示し続けた場合の有機EL素子の劣化特性である。図4から、αが小さいほど、焼付き寿命が延びることがわかる。
図5は、有機ELパネルを備えた表示装置内に設けられたアイコン画像データの補正回路の構成を示している。なお、このような補正回路は、R,G,Bの映像信号毎に設けられているが、ここでは、1つの補正回路のみが示されている。
EEPROM6には、各アイコン(固定パターン)毎に、アイコン表示用データが格納されている。1つのアイコンに対するアイコン表示用データは、そのアイコンを表示すべき表示画素位置(アイコン表示位置)を示すデータと各アイコン表示位置に表示すべきアイコン画像データAinとから構成されている。
デジタルの入力映像信号Yinは、係数βを乗算するための第1乗算器1、アイコン画像データを加算するための加算器2および加算器2の出力をアナログ信号に変換するためのDA変換器(DAC)3を介して表示パネルに送られる。
入力映像信号Yinに含まれている同期信号は、位置情報算出部4に送られる。位置情報算出部4は、同期信号に基づいて、現在入力されている映像信号の位置情報を算出する。
位置情報算出部4によって算出された入力映像信号の位置情報は、アイコン表示制御部5に与えられる。アイコン表示制御部5には、図示しない主制御装置(マイコン)から、現フレームにおいて表示すべきアイコンの種類を指定するアイコン表示制御信号も与えられる。
アイコン表示制御部5は、アイコン表示制御信号によって、現フレームにおいて表示すべきアイコンの種類が指定されると、EEPROM6内のデータに基づいて指定されたアイコンを表示すべきアイコン表示位置を認識し、位置情報算出部4によって算出された入力映像信号の位置情報が、アイコン表示位置と一致したときには、当該アイコン表示位置に表示すべきアイコン画像データAinをEEPROM6から読み出して第2乗算器7に出力する。
また、アイコン表示制御部5は、常時は第1乗算器1にβ=1を選択させ、位置情報算出部4によって算出された入力映像信号の位置情報が、アイコン表示制御信号によって指定されたアイコンの表示位置と一致したときには、第1乗算器1にβ=(1−α)を選択させるための係数制御信号を出力する。係数制御信号は、たとえば、第1乗算器1にβ=1を選択させる場合にはLレベルであり、第1乗算器1にβ=(1−α)を選択させる場合にはHレベルとなる。
第1乗算器1は、係数制御信号がLレベルである場合には、β=1として、入力映像信号Yin をそのまま通過させて、加算器2に送る。係数制御信号がHレベルである場合には、β=(1−α)として、入力映像信号Yinに(1−α)を乗算し、その乗算結果{(1−α)×Yin }を加算器2に送る。αの値は、予め第1乗算器1に設定されている。
第2乗算器7は、アイコン表示制御部5からアイコン画像データAinが送られてきたときには、アイコン画像データAinにαを乗算し、その乗算結果(α×Ain)を加算器2に送る。αの値は、予め第2乗算器7に設定されている。
加算器2は、第1乗算器1から送られてきたデータと、第2乗算器7から送られてきたデータとを加算する。したがって、アイコンを表示すべき表示位置に対応する映像信号Yin が入力された場合には、第1乗算器1によって入力映像信号Yin に(1−α)が乗算され、第2乗算器7によって当該アイコンに対応するアイコン画像データAinにαが乗算され、加算器2によって、それらのデータが加算されるので、加算器2からは上記式(1)のAout に応じたデータが出力される。そして、DAC3によってアナログの映像信号変換された後、表示パネルに送られる。
アイコンが表示されない表示位置に対応する映像信号Yin が入力された場合には、その入力映像信号Yin が加算器2から出力される。そして、DAC3によってアナログの映像信号変換された後、表示パネルに送られる。
上記第1実施例では、背景輝度(入力映像の輝度)にかかわらず、同じ係数値αを用いて、アイコンに対応する映像信号値を補正している。このため、入力映像が低輝度の映像の場合と高輝度の映像の場合との間で、補正後のアイコンの輝度と背景の輝度との差が大きくなる。
そこで、第2実施例では、上記式(1)と同じ式を用いてアイコンの画像データを補正するが、背景輝度(入力映像の輝度)に応じて、係数αの値を自動的に変更させるようにしている。つまり、背景輝度が大きくなるほど、係数αが大きくなるように、αの値を制御する。ただし、背景輝度がアイコンの輝度より大きい場合には、α=1とする。
図6(a)に示すように、アイコンの画像データAinが200であり、背景の映像信号値Yinが64のように、背景の映像信号値Yinが比較的低い場合には、αを小さい値(この例ではα=0.2)に設定する。このようにαを設定すると、補正後のアイコンの画像データAout は91となり、背景とアイコンとの信号差は、27となる。
また、図6(b)に示すように、アイコンの画像データAinが200であり、背景の映像信号値Yinが150のように、背景の映像信号値Yinが比較的高い場合には、αを大きい値(この例ではα=0.5)に設定する。このようにαを設定すると、補正後のアイコンの画像データAout は175となり、背景とアイコンとの信号差は、25となる。
また、図6(c)に示すように、アイコンの画像データAinが200であり、背景の映像信号値Yinが255のように、背景の映像信号値Yinがアイコンの画像データAinより大きい場合には、αを1に設定する。
図7は、有機ELパネルを備えた表示装置内に設けられたアイコン画像データの補正回路の構成を示している。図7において、図5と同じものには、同じ符号を付してその説明を省略する。
図7の補正回路では、1フレーム毎に入力映像信号Yinの平均値(1フレーム内の入力映像信号Yinの平均値)を算出するための平均値算出部11と、平均値算出部11によって算出された1フレーム前の映像信号平均値に基づいて、現フレームでのαの値を制御する係数値制御部12とが設けられている。この実施例では、1フレーム前の映像信号平均値を背景輝度と見做し、1フレーム前の映像信号平均値に基づいて、係数αの値を制御している。
係数値制御部12は、図8に示すような、係数値制御テーブルに基づいて、現フレームで用いられるαの値を決定して、第1乗算器1および第2乗算器7にαの値を設定する。つまり、係数値制御部12は、1フレーム前の映像信号平均値が50未満である場合にはαを0.1に、1フレーム前の映像信号平均値が50以上100未満である場合にはαを0.2に、1フレーム前の映像信号平均値が100以上150未満である場合にはαを0.5に、1フレーム前の映像信号平均値が150以上200未満である場合にはαを0.8に、1フレーム前の映像信号平均値が200以上である場合にはαを1.0に決定する。
1フレーム内の入力映像信号Yinの平均値に基づいて係数αの値を制御しているが、アイコン(固定パターン)近傍の背景画像の映像信号レベルに基づいて係数αの値を制御するようにしてもよい。
上記第1実施例では、外光照度にかかわらず、同じ係数値αを用いて、アイコンに対応する映像信号値を補正している。外光照度が低いときにアイコンの輝度を低くしてもアイコンを認識できるが、外光照度が高いときにアイコンの輝度を低くすると、アイコンを認識しにくくなる。
そこで、第3実施例では、上記式(1)と同じ式を用いてアイコンの画像データを補正するが、外光照度に応じて、係数αの値を自動的に変更させるようにしている。つまり、外光照度が大きくなるほど、係数αが大きくなるように、αの値を制御する。
図9に示すように、アイコンの画像データAinが200であり、背景の映像信号値Yinが64である画像を表示する際において、外光照度が低い場合(1000Lx)にはαを小さい値(この例ではα=0.2)に設定する。外光照度が中程度の場合(10000Lx)にはαを中程度の値(この例ではα=0.5)に設定する。外光照度が高い場合(50000Lx)にはαを大きな値(この例ではα=1.0)に設定する。
図10は、有機ELパネルを備えた表示装置内に設けられたアイコン画像データの補正回路の構成を示している。図10において、図5と同じものには、同じ符号を付してその説明を省略する。
図10の補正回路では、外光照度を検出するための照度センサ21と、照度センサ21の検出信号に基づいて外光照度を算出する外光照度算出部22と、外光照度算出部22によって算出された外光照度に基づいて、αの値を制御する係数値制御部23とが設けられている。
係数値制御部23は、図11に示すような、係数値制御テーブルに基づいて、現フレームで用いられるαの値を決定して、第1乗算器1および第2乗算器7にαの値を設定する。つまり、係数値制御部23は、外光照度が1000Lx未満である場合にはαを0.2に、外光照度が1000Lx以上5000Lx未満である場合にはαを0.35に、外光照度が5000Lx以上10000Lx未満である場合にはαを0.5に、外光照度が10000Lx以上50000Lx未満である場合にはαを0.75に、外光照度が50000Lx以上である場合にはαを1.0に決定する。
1フレーム内の入力映像信号Yinの平均値と外光照度とに基づいて係数αの値を制御しているが、アイコン(固定パターン)近傍の背景画像の映像信号レベルと外光照度とに基づいて係数αの値を制御するようにしてもよい。
第4実施例は、第2実施例と第3実施例とを組み合わせたものである。つまり、第4実施例では、上記式(1)と同じ式を用いて、アイコンの映像信号値を補正するが、外光照度と1フレーム前の入力映像信号の平均値とに応じて、係数αの値を自動的に変更させるようにしている。
図12は、有機ELパネルを備えた表示装置内に設けられたアイコン画像データの補正回路の構成を示している。図11において、図5と同じものには、同じ符号を付してその説明を省略する。
図11の補正回路では、外光照度を検出するための照度センサ21と、照度センサ21の検出信号に基づいて外光照度を算出する外光照度算出部22と、1フレーム毎に入力映像信号Yinの平均値(1フレーム内の入力映像信号の平均値)を算出するための平均値算出部11と、外光照度算出部22によって算出された外光照度と平均値算出部11によって算出された1フレーム前の映像信号平均値とに基づいて、現フレームでのαの値を制御する係数値制御部12とが設けられている。
係数値制御部12は、図13に示すような、係数値制御テーブルに基づいて、現フレームで用いられるαの値を決定して、第1乗算器1および第2乗算器7にαの値を設定する。つまり、係数値制御部12は、外光照度が低いほどαの値が小さくなるように、かつ1フレーム前の映像信号平均値が小さいほどαの値が小さくなるように、αを決定する。
第5実施例では、背景輝度(1フレーム内の入力映像信号の平均値)が予め定められた閾値未満であるか閾値以上であるかによって、アイコンの映像信号値を補正するための補正式を切り換えるものである。
つまり、入力映像信号の平均値が閾値TH未満であるときには、次式(2)に基づいてアイコンの画像データを補正し、入力映像信号の平均値が閾値TH以上であるときには、次式(3)に基づいてアイコンの画像データを補正する。
Aout = α×Ain+(1−α)×Yin …(2)
Aout =−α×Ain+(1−α)×Yin …(3)
Ainはアイコンの画像データ,Yinは入力映像信号の平均値、Aout はアイコンの画像データの補正値である。
このような補正方法では、入力映像信号の平均値(背景の映像信号値)が閾値TH以上である場合には、式(2)のみを用いてアイコンの画像データを補正する場合に比べて、アイコンの画像データを大きく低下させることができる。
閾値THが128であり、αが0.2であるとすると、図14(a)に示すように、アイコンの画像データAinが200であり、背景の映像信号値Yinが64のように、背景の映像信号値Yinが閾値TH未満である場合には、アイコンの画像データは上記式(2)に基づいて補正される。この結果、補正後のアイコンの画像データAout は91となる。
そして、図14(b)に示すように、アイコンの画像データAinが200であり、背景の映像信号値Yinが180のように、背景の映像信号値Yinが閾値TH以上である場合には、アイコンの画像データは上記式(3)に基づいて補正される。この結果、補正後のアイコンの画像データAout は104となる。
図15は、有機ELパネルを備えた表示装置内に設けられたアイコン画像データの補正回路の構成を示している。図15において、図5と同じものには、同じ符号を付してその説明を省略する。
図15の補正回路では、1フレーム毎に入力映像信号Yinの平均値を算出するための平均値算出部31と、平均値算出部31によって算出された1フレーム前の映像信号平均値が閾値TH未満であるか閾値TH以上であるかを判別して、その判別結果を表す制御信号を出力する比較器32とが設けられている。比較器32の制御信号は、第2乗算器7に与えられる。
第1乗算器1および第2乗算器7には、予めαが設定されている。第2乗算器7は、比較器32の制御信号が1フレーム前の映像信号平均値が閾値TH未満であることを示している場合には、アイコン表示制御部5から送られてきたアイコン画像データAinにαを乗算する。比較器32の制御信号が1フレーム前の映像信号平均値が閾値TH以上であることを示している場合には、アイコン表示制御部5から送られてきたアイコン画像データAinに−αを乗算する。
1フレーム内の入力映像信号の平均値が予め定められた閾値未満であるか閾値以上であるかによって、アイコンの映像信号値を補正するための補正式を切り換えているが、アイコン(固定パターン)近傍の背景画像の映像信号レベルが閾値未満であるか閾値以上であるかによって、アイコンの映像信号値を補正するための補正式を切り換えるようにしてもよい。
なお、1フレーム内の入力映像信号の平均値(またはアイコン近傍の背景画像の映像信号レベル)が閾値TH未満であるときには、次式(4)に基づいてアイコンの映像信号値を補正し、1フレーム内の入力映像信号の平均値(またはアイコン近傍の背景画像の映像信号レベル)が閾値TH以上であるときには、次式(5)に基づいてアイコンの映像信号値を補正してもよい。
Aout = α×Ain+γ×Yin …(4)
Aout =−α×Ain+γ×Yin …(5)
γは係数である。閾値THが128であり、αが0.2であり、γが1.0であるとすると、図16(a)に示すように、アイコンの画像データAinが200であり、背景の映像信号値Yinが64のように、背景の映像信号値Yinが閾値TH未満である場合には、アイコンの画像データは上記式(4)に基づいて補正される。この結果、補正後のアイコンの画像データAout は104となる。
そして、図16(b)に示すように、アイコンの画像データAinが200であり、背景の映像信号値Yinが180のように、背景の映像信号値Yinが閾値TH以上である場合には、アイコンの画像データは上記式(5)に基づいて補正される。この結果、補正後のアイコンの画像データAout は140となる。
このように補正を行う場合には、図15の第1乗算器1には、αの代わりにγが予め設定される。そして、アイコンが表示されない際には、第1乗算器1の乗算係数βはβ=1となり、アイコンが表示される際には、第1乗算器1の乗算係数βはβ=γとなる。なお、γが1に設定される場合には、第1乗算器1は不要となる。
背景等の低輝度の画像を表示し続けた場合の有機EL素子の劣化特性SLと、文字等の高輝度の画像を表示し続けた場合の有機EL素子の劣化特性SHとを示すグラフである。 文字部分が焼き付き映像として視認されることを示す模式図である。 第1実施例の考え方を説明するための模式図である。 第1実施例の効果を説明するためのグラフである。 第1実施例を実現するためのアイコン画像データの補正回路を示すブロック図である。 第2実施例の考え方を説明するための模式図である。 第2実施例を実現するためのアイコン画像データの補正回路を示すブロック図である。 図7の係数値制御部12に設定されている係数値制御テーブルの内容を示す模式図である。 第3実施例の考え方を説明するための模式図である。 第3実施例を実現するためのアイコン画像データの補正回路を示すブロック図である。 図10の係数値制御部23に設定されている係数値制御テーブルの内容を示す模式図である。 第4実施例を実現するためのアイコン画像データの補正回路を示すブロック図である。 図12の係数値制御部12に設定されている係数値制御テーブルの内容を示す模式図である。 第5実施例の考え方を説明するための模式図である。 第4実施例を実現するためのアイコン画像データの補正回路を示すブロック図である。 第5実施例の変形例を説明するための模式図である。
符号の説明
1 第1乗算器
2 加算器
3 DAC
4 位置情報算出部
5 アイコン表示制御部
6 EEPROM
7 第2乗算器
11、31 平均値算出部
12、23 係数値制御部
21 照度センサ
22 外光照度算出部
32 比較器

Claims (9)

  1. 表示輝度および表示時間に応じて発光輝度劣化を起こすようなディスプレイを有しており、入力映像に固定パターンを合成して表示する機能を備えた表示装置において、
    固定パターンの画像データを保持している記憶手段、および
    記憶手段に保持されている固定パターンの画像データを表示させる際には、入力映像信号と固定パターンの画像データとに基づいて、固定パターンの画像データを補正する補正手段、
    を備えていることを特徴とする表示装置。
  2. αを係数とし、Ainを固定パターンの画像データとし、Yinを入力映像データとすると、補正手段は、{α×Ain+(1−α)×Yin}の演算によって、固定パターンの画像データを補正するものであることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 係数αを固定パターン近傍の背景画像の映像信号レベルに応じて制御する係数値制御手段を備えていることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 係数αを1画面分の入力映像信号の平均値に応じて制御する係数値制御手段を備えていることを特徴とする請求項2に記載のディスプレイを備えた表示装置。
  5. 係数αを外光輝度に応じて制御する係数値制御手段を備えていることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  6. 補正手段は、
    固定パターン近傍の背景画像の映像信号レベルが予め定められた閾値未満であるか閾値以上であるかを判別する判別手段、および
    αを係数とし、Ainを固定パターンの画像データとし、Yinを入力映像データとすると、固定パターン近傍の背景画像の映像信号レベルが閾値未満であるときには、{α×Ain+(1−α)×Yin}の演算によって固定パターンの画像データを補正し、固定パターン近傍の背景画像の映像信号レベルが閾値以上であるときには、{−α×Ain+(1−α)×Yin}の演算によって固定パターンの画像データを補正する手段、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  7. 補正手段は、
    1画面分の入力映像信号の平均値が予め定められた閾値未満であるか閾値以上であるかを判別する判別手段、および
    αを係数とし、Ainを固定パターンの画像データとし、Yinを入力映像データとすると、1画面分の入力映像信号の平均値が閾値未満であるときには、{α×Ain+(1−α)×Yin}の演算によって固定パターンの画像データを補正し、1画面分の入力映像信号の平均値が閾値以上であるときには、{−α×Ain+(1−α)×Yin}の演算によって固定パターンの画像データを補正する手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  8. 補正手段は、
    固定パターン近傍の背景画像の映像信号レベルが予め定められた閾値未満であるか閾値以上であるかを判別する判別手段、および
    α,γを係数とし、Ainを固定パターンの画像データとし、Yinを入力映像データとすると、固定パターン近傍の背景画像の映像信号レベルが閾値未満であるときには、{α×Ain+γ×Yin}の演算によって固定パターンの画像データを補正し、固定パターン近傍の背景画像の映像信号レベルが閾値以上であるときには、{−α×Ain+γ×Yin}の演算によって固定パターンの画像データを補正する手段、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  9. 補正手段は、
    1画面分の入力映像信号の平均値が予め定められた閾値未満であるか閾値以上であるかを判別する判別手段、および
    α,γを係数とし、Ainを固定パターンの画像データとし、Yinを入力映像データとすると、1画面分の入力映像信号の平均値が閾値未満であるときには、{α×Ain+γ×Yin}の演算によって固定パターンの画像データを補正し、1画面分の入力映像信号の平均値が閾値以上であるときには、{−α×Ain+γ×Yin}の演算によって固定パターンの画像データを補正する手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
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