JP2005282293A - 煙返しを持つ引違い扉錠 - Google Patents
煙返しを持つ引違い扉錠 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005282293A JP2005282293A JP2004101829A JP2004101829A JP2005282293A JP 2005282293 A JP2005282293 A JP 2005282293A JP 2004101829 A JP2004101829 A JP 2004101829A JP 2004101829 A JP2004101829 A JP 2004101829A JP 2005282293 A JP2005282293 A JP 2005282293A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock
- door
- smoke return
- sliding door
- smoke
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Wing Frames And Configurations (AREA)
Abstract
【課題】従来の引違い扉錠は多く種類が作られているがどれも防犯強度が弱く、操作がしにくく、強度と作動に信頼性が足りない。特に内外扉間のコジ広げに対して弱く、次に内外扉間の隙間から行なう不正解錠に弱い。その弱点を無くすと同時に使い易く、信頼性の高い引違い扉錠を提供する。
【解決手段】引違い扉錠の扉に煙返しのフック14と爪9を設け、煙返しによってコジ広げと内外扉間の隙間から行なう不正解錠を防止する事で、錠の構造を簡単にして操作し易く信頼性の高い引違い扉錠を作った。煙返しの有る扉ではその煙返しを利用して同様の錠を作った。煙返しを利用する事で錠の施錠強度は扉の開閉方向の固定強度だけで良くなる。
【選択図】図1
Description
従来の引違い扉錠に共通する構造と、共通する問題を説明する。
現在までに多くの種類の引違い扉錠が作られたが、室内外から操作のできる引違い扉錠では未だ防犯性の高い、使い易い錠は見られない。
錠は室外側扉と室内側扉に錠の構造体が分かれて取り付けられ、図3Aは外扉側錠ケースから内扉錠ケースの錠受けプレートに鎌の付いたカンヌキを回転させて突き出し、引掛ける事で施錠し、引掛ける事で内外扉間のコジ広げを防止する。
内外扉間のコジ広げはバールを使って図4A、Bのように行なう。
このコジ広げ防止の為に、図3Aのカンヌキに設けた鎌を錠受けに引掛けて施錠するが、錠の寸法や構造の都合で強度は非常に小さく、小型のバールで簡単にカンヌキは破壊されてコジ広げられてしまう。
それを防止する為にガード機構も合わせて作動させる必要がある。施錠したままの扉を持ち上げても枠から外せなくする必要もある。
小さい錠ケース内でカンヌキを回転させて突き出す為にカンヌキ、カンヌキの軸、軸受け共に有効な強度を確保できない。
よって小型のバールを使って軽くコジ広げただけですぐ錠は破壊される。
図5Aは主にアルミ製の窓で見られる。
図5Bは鋼製の引き分け扉で時々見られる。
図5Cは、3枚引きの引き戸を1個の錠で施解錠するタイプのものでまれに見られる。
扉で煙返しを使う目的は扉同士のストッパーとしての意味が大きい。
この煙返しが扉についていれば煙返しによって扉のコジ広げ防止と、内外扉間の隙間から行なう不正解錠防止と、施錠した扉の外し防止ができる。
煙返しは外扉側錠ケースのフロントプレートに設けたフックと、内扉側錠ケースの錠受けプレートに設けた爪で成立する。
外扉側錠ケースに錠受けが有り、内扉側錠ケースにカンヌキの有る引違い扉錠では、外扉側錠ケースの錠受けにフックを設け、内扉側錠ケースのフロントプレートに爪を設ける事となる。
図2Aが解錠状態であり、図2Bが施錠状態である。
外扉と内扉をコジ広げようとしても、錠に設けた煙返しによってコジ広げができない。コジ広げによってカンヌキに掛かるはずの力が煙返しの効果で掛からず、錠のカンヌキにコジ広げ対策をする必要が無くなる。
なお、図1及び図2で示した煙返しは、上述したように、外扉側錠ケースのフロントプレートに設けたフックと、内扉側錠ケースの錠受けプレートに設けた爪からなるが、これとは逆の組み合わせのものであってもよい。即ち、外扉側錠ケースのフロントプレートに設けた爪と、内扉側錠ケースの錠受けプレートに設けたフックから成るものであってもよい。
錠に煙返しを設ければ、図3Bで示した錠のカンヌキのようにカンヌキに鎌は必要無くなり、一般の開き扉錠のカンヌキのように単に長方形のカンヌキを突き出すだけでよくなり、内外扉間の隙間から行なう不正解錠防止対策も必要が無くなる。施錠状態の扉を持ち上げて外す事も合わせて防止でき、それだけ錠の構造が簡単になり、作動の信頼性が増し、軽い力で操作できる錠を作る事が可能となる。
それが請求項2記載の引違い扉錠である。
扉に煙返しが付いている為にカンヌキに鎌は必要無く、内外扉間の透き間から行う不正解錠の防止対策もする必要が無い。それが請求項3記載の引違い扉錠である。
扉に簡単な煙返しを設ける場合は、錠を保護する意味から錠の周囲に設けなければならない。錠から離して取り付けては針金やドライバーを使った錠破りから錠を保護できない。
フックプレート(93)はフロントプレート(95)と外側扉(91)の間に挟んで取り付けるとより防犯強度が得られる。
爪プレート(94)は錠受けプレート(97)と内側扉(92)の間に挟んで取り付けるとより防犯強度が得られる。
しかし従来のどの錠もコジ広げに対する強度が弱く、操作性、動作性、信頼性に満足の行く錠は見られない。
発明は煙返しを引違い扉錠に組み付ける事で、従来に無い錠構造を可能にするとともに、防犯強度や操作性の向上を可能にしたものである。
また、煙返しの付いた扉ではその煙返しの機能を利用する事で、錠構造を簡単にするとともに防犯強度や操作性の向上を可能にしたものである。
引違い扉錠に煙返しを設ける。または煙返しと組み合わせて取り付ける事で、煙返しに内外扉のコジ広げと内外扉間の隙間から行う不正解錠の防止と、施錠した扉を持ち上げて外す事の防止の仕事を担当させ、錠の構造を簡単にして、操作性と信頼性の高い錠の製作を可能にするものである。
扉に煙返しが無かった時は請求項1、2記載の煙返しを持つ引違い扉錠が有効である。図1,2で示したものである。
扉に煙返しがある場合は請求項3記載の、請求項2記載の錠から煙返しを取り去った引違い扉錠が有効である。
従来の引違い扉錠には煙返しの機能を利用したものは無く、錠機能のみでこれら全部の機能を確保しようとする為に強度上の無理が生じ、操作性が悪くなり、信頼性の低下の原因となっている。
錠の構造が簡単になり、その結果錠の強度が向上し、操作が軽く、操作性が良く、信頼性の高い錠となる。
2 内側扉
3 内扉側錠ケース
4 化粧座
5 操作レバー
6 取り付けバー
7 取り付けネジ
8 錠受けプレート
9 爪
10 外扉側錠ケース
11 化粧座
12 取り付けバー
13 フロントプレート
14 フック
15 カンヌキ
16 錠受け穴
17 室外側
18 室内側
19 連動軸
20 シリンダー
21 ギア
31 フロントプレート
32 連動軸
33 カンヌキ
34 鎌
35 取り付けネジ
36 外扉側錠ケース
37 化粧座
38 取り付けバー
39 錠受けプレート
40 内扉側錠ケース
41 化粧座
42 外側扉
43 内側扉
44 内外扉間チリ寸法
45 内外錠間チリ寸法
46 バールの柄
47 バールの爪
51 壁
52 外扉
53 内扉
54 煙返し
55 扉開閉方向
56 扉開閉方向
57 施錠位置
61 壁
62 右扉
63 左扉
64 煙返し
65 煙返し
66 扉開閉方向
67 扉開閉方向
68 施錠位置
71 壁
72 戸先扉
73 中扉
74 戸尻扉
75 煙返し
76 煙返し
77 煙返し
78 扉開閉方向
79 扉開閉方向
80 扉開閉方向
81 施錠位置
91 外側扉
92 内側扉
93 フックプレート
94 爪プレート
95 フロントプレート
96 カンヌキ
97 錠受プレート
98 錠受け穴
99 フック
100 爪
Claims (4)
- 煙返しの付いていない引違い扉に使用する引違い扉錠で、外側扉と内側扉に分けて取り付ける引違い扉錠の外側扉側又は内側扉側に煙返しのフック(14)を設け、内側扉側又は外側扉側に煙返しの爪(9)を設けた煙返しを持つ引違い扉錠で、鍵の施錠要素である内外扉間のコジ広げ防止と、内外扉間の透き間から行なう不正解錠防止と、施錠した状態の扉を持ち上げて扉を外す事の防止を、錠に組み付けた煙返しで行なう事を特徴とする引違い扉錠。
- 引違い扉錠に煙返しを設けた事で、煙返しが内外扉間のコジ広げ防止と、内外扉間の透き間から行なう不正解錠防止と、施錠した扉の持ち上げ防止の機能を分担し、錠機能からはその分の機能が必要無くなり、錠機能は扉の施錠にあたり、扉がスライドして開く方向に対する扉の固定だけで良くなる為に、鎌の無いカンヌキ(15)を錠受けプレート(8)の錠受け穴(16)に単純な動作で突き出して施錠を行なう請求項1記載の引違い扉錠。
- 煙返しの付いた引違い扉に使用する引違い扉錠で、錠から煙返しのフック(14)と煙返しの爪(9)を取り外し、煙返しの機能を扉の煙返しに持たせる事で錠からはその分の機能が必要無くなり、錠機能は扉の施錠にあたり鎌の無いカンヌキを錠受けプレートに単純な動作で突き出して施錠を行なう、煙返しを取り外した請求項2記載の引違い扉錠。
- 煙返しの付いていない引違い扉に使用する引違い扉錠で、錠本体から煙返しのフックと爪を分け、フック(99)の付いたフックプレート(93)と爪(100)の付いた爪プレート(94)を錠に組み合わせて使用する事で、煙返しの無い扉に取り付けて同様の防犯効果を得る事ができる、錠からフックと爪を分離して組み合わせた請求項1、2記載の引違い扉錠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004101829A JP4210776B2 (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 煙返しを持つ引違い扉錠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004101829A JP4210776B2 (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 煙返しを持つ引違い扉錠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005282293A true JP2005282293A (ja) | 2005-10-13 |
JP4210776B2 JP4210776B2 (ja) | 2009-01-21 |
Family
ID=35180988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004101829A Expired - Fee Related JP4210776B2 (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 煙返しを持つ引違い扉錠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4210776B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009074267A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Miwa Lock Co Ltd | こじ開け防止システム |
JP2009084921A (ja) * | 2007-10-01 | 2009-04-23 | Kokuyo Co Ltd | 引戸の施錠装置及び収納装置 |
-
2004
- 2004-03-31 JP JP2004101829A patent/JP4210776B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009074267A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Miwa Lock Co Ltd | こじ開け防止システム |
JP2009084921A (ja) * | 2007-10-01 | 2009-04-23 | Kokuyo Co Ltd | 引戸の施錠装置及び収納装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4210776B2 (ja) | 2009-01-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9487975B2 (en) | Security systems for entrance barriers | |
US6477872B1 (en) | Locking mechanism for storage units | |
US5201202A (en) | Door lock security device | |
CA2428675A1 (en) | Forced entry resistance device for sash window assembly | |
US3877261A (en) | Keyed fixed door lock | |
US4751834A (en) | Door lock guard device | |
JP2005282293A (ja) | 煙返しを持つ引違い扉錠 | |
KR100720192B1 (ko) | 도어 로크장치 | |
WO2009043089A1 (en) | An electronic door strike | |
JP4520232B2 (ja) | 扉用ハンドルのロック装置 | |
JP4102932B2 (ja) | 両面シリンダー面付け錠のシリンダーと錠ケース取り付け機構。 | |
US10519696B2 (en) | Padlock assembly with protective shield | |
KR200398176Y1 (ko) | 불법 해체방지기능을 갖는 출입문용 문틀 차단구조 | |
GB2438491A (en) | Door entry prevention device with biased lock concealing device | |
JP2002097830A (ja) | 防護カバー付き錠前装置 | |
JP6633880B2 (ja) | 電気錠を備えたドア装置 | |
JP3177828U (ja) | 施錠機能付きハンドルカバー | |
JP4441922B2 (ja) | クレセント錠の防犯カバー | |
JP2007170159A (ja) | 鍵機能付きアルミサッシ | |
JP3842521B2 (ja) | 冷却貯蔵庫 | |
JP2006097361A (ja) | 縦横デットボルト錠 | |
JP2003097118A (ja) | サッシ窓用防犯錠構造 | |
KR20160106329A (ko) | 현관문용 힌지장치 | |
JP2004116028A (ja) | レバー式施錠装置の開錠防止具 | |
KR200334295Y1 (ko) | 어린이 보호용 창짝 잠금 장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Effective date: 20070112 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20080522 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20080603 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20080624 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080930 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081007 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 3 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |