JP2005278717A - 医療用器具保持具 - Google Patents

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Abstract


【課題】 医療用器具を固定する際に妨げになることがない医療用器具保持具を提供するものである。
【解決手段】 本発明の医療用器具35を骨40に保持するための医療用器具保持具1は、医療用器具35を骨40に接触させた状態で骨40及び医療用器具35を挟持するための狭持部3と、骨40及び医療用器具35を狭持した状態で狭持部3を固定するための固定部4とを備える前側部分2と、前側部分2の後方に設けられ挟持部3による挟持を調節するための調節部6を備える後側部分5と、前側部分2及び後側部分5に設けられ後側部分5を前側部分2に着脱可能に取り付けるための連結部7とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、大腿骨等の骨に医療用器具を保持するための医療用器具保持具に関するものである。
一般に、大腿骨頚部を骨折した場合の骨接合術においては、まず、ラグスクリューを大腿骨骨頭内に挿入した後、ラグスクリュー固定用のチューブプレートを大腿骨に密着させ、骨保持器でチューブプレートを仮固定した後、コーティカルスクリューを用いてプレートを本固定することが行われている。従来の骨保持器としては、大腿骨及びチューブプレートとを狭持する狭持部と、狭持部による狭持状態を固定する固定部とを備えているものがある。このような骨保持器を用いてチューブプレートを大腿骨に仮固定すると、骨保持器の後端側が術者側に突き出した状態となるため、チューブプレートにコーティカルスクリューを固定する際の妨げになるおそれがある(非特許文献1)。
間接外科(基礎と臨床)第21巻・第12号(メジカルビュー社発行)
そこで、本発明は、上記問題点を解決するものであり、医療用器具を固定する際に妨げになることがない医療用器具保持具を提供するものである。
上記目的を達成するものは以下のものである。
(1) 医療用器具を骨に保持するための医療用器具保持具であって、該医療用器具保持具は、前記医療用器具を骨に接触させた状態で該骨及び該医療用器具を挟持するための狭持部と、前記骨及び前記医療用器具を狭持した状態で前記狭持部を固定するための固定部とを備える前側部分と、該前側部分の後方に設けられ前記挟持部による挟持を調節するための調節部を備える後側部分と、前記前側部分及び前記後側部分に設けられ該後側部分を前記前側部分に着脱可能に取りつけるための連結部とを備えている医療用器具保持具。
(2) 前記医療用器具保持具の前記前側部分の長さは、15cm以下である上記(1)に記載の医療用器具保持具。
(3) 前記医療用器具は、医療用プレートである上記(1)または(2)に記載の医療用器具保持具。
(4) 前記調節部は、前記固定部により固定されていない状態で、前記前側部分と接続して前記挟持部による挟持を調節可能なものであり、かつ前記固定部により固定された状態で、前記前側部分から取り外し可能となっている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の医療用器具保持具。
(5) 前記連結部は、前記前側部分の基端部及び前記後側部分の先端部に設けられ互いに嵌合し合う嵌合部である上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の医療用器具保持具。
(6) 前記嵌合部は、前記調節部により押圧力もしくは牽引力が付加される方向とは異なる方向から嵌合し合う構成を有している上記(5)に記載の医療用器具保持具。
本発明は、医療用器具を骨に保持するための医療用器具保持具であって、該医療用器具保持具は、前記医療用器具を骨に接触させた状態で該骨及び該医療用器具を挟持するための狭持部と、前記骨及び前記医療用器具を狭持した状態で前記狭持部を固定するための固定部とを備える前側部分と、該前側部分の後方に設けられ前記挟持部による挟持を調節するための調節部を備える後側部分と、前記前側部分及び前記後側部分に設けられ該後側部分を前記前側部分に着脱可能に取りつけるための連結部とを備えている。
このため、本発明の医療用器具保持具を用いれば、医療用器具の固定をする際に妨げになることがない。
本発明の実施例である医療用器具保持具について添付図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例である医療用器具保持具の斜視図であり、図2は、図1に示す医療用器具保持具の側面図であり、図3は、図2に示す医療用器具保持具の部分拡大図であり、図4は、図1に示す医療用器具保持具の上面図であり、図5は、図1に示す医療用器具保持具の底面図であり、図6は、図1に示す医療用器具保持具の前側部分と後側部分とを分離した状態の図であり、図8は、医療用器具保持具の使用方法を説明するための説明図である。
本発明の医療用器具35を骨40に保持するための医療用器具保持具1は、医療用器具35を骨40に接触させた状態で骨40及び医療用器具35を挟持するための狭持部3と、骨40及び医療用器具35を狭持した状態で狭持部3を固定するための固定部4とを備える前側部分2と、前側部分2の後方に設けられ挟持部3による挟持を調節するための調節部6を備える後側部分5と、前側部分2及び後側部分5に設けられ後側部分5を前側部分2に着脱可能に取りつけるための連結部7とを備えている。
本発明の医療用器具保持具1は、図1に示すように、挟持部3と固定部4とを備える前側部分2と、調整部6を備える後側部分5と、前側部分2及び後側部分5に設けられた連結部7とを備えている。
医療用器具35としては、例えば、骨接合術に使用されるスクリュー固定用の医療用プレートが挙げられる。具体的に、医療用器具35としては、図8に示すように、大腿骨頚部骨折の際の骨接合術に使用されるラグスクリュー固定用のチューブプレート、つば付きチューブプレート等であることが好ましい。本発明の実施例の医療用器具保持具1は、図8に示すように、大腿骨頚部骨折の際の骨接合術に使用されるチューブプレート35を大腿骨40に保持(仮止め)するために使用される。
前側部分2は、図1に示すように、上側部材12と下側部材13とを有する本体部11と、固定部4とにより構成されている。本体部11は、先端部に設けられた医療用プレート35及び骨40を挟持するための挟持部3と、基端部に設けられた連結部7aと、基端部に設けられた接続部8とを備えている。
上側部材12は、図1,図2に示すように、縦長の平板部12aと、平板部12aの先端部に設けられた挟持部形成部3aと、平板部12aの基端部に設けられた連結部7aとを備えている。また、上側部材12の平板部12aには、図1,図3に示すように、軸方向に延びる孔14が形成されている。孔14は、上側部材12に対して下側部材13がスライドするために使用されるスライド用の孔である。また、下側部材13は、図1,図2に示すように、縦長の平板部13aと、平板部13aの先端部に設けられた挟持部形成部3bと、基端部に設けられた接続部8とを備えている。下側部材13の上面は、上側部材12の底面と接触しており、下側部材13は、上側部材12に対して前後にスライド可能なものとなっている。具体的に、下側部材13の上部に設けられたT字状の案内部材37を孔14に掛かり合わせることにより、下側部材13は、上側部材12から離脱せず、かつ孔14に沿って前後にスライド可能なように取りつけられている。また、下側部材13の上側には、溝部が形成され、溝部には、後述する係合部8bが取り付けられている。
狭持部3は、図1に示す実施例では、医療用器具35と骨40を挟持するためのクランプとなっている。狭持部3は、上述した挟持部形成部3aと挟持部形成部3bにより構成されている。また、挟持部3は、図1,図2に示すように、前方に形成された前側挟持部形成部3aと後方に形成された後側挟持部形成部3bからなり、前側挟持部形成部3aもしくは後側挟持部形成部3bが前後にスライドすることにより、挟持部形成部間に骨40及び医療用器具35を挟持するものである。本発明の実施例では、後方に形成された挟持部形成部3bが前後にスライドすることにより、骨40及び医療用器具35を挟持するものとなっている。
挟持部形成部3aと挟持部形成部3bの内側形状は、挟持対象となる医療用器具35を骨に対して確実に保持可能な構成をしていればいかなる形状であってもよい。本発明の実施例において、挟持部形成部3a,3bの内側形状は、大腿骨40の外側面42に医療用プレート35を密着させた状態で、骨40及び医療用器具35を狭持可能な形状をしていればよい。本発明の実施例では、挟持部3a,3bの内側形状は、大腿骨40の側面42を確実に挟持可能な湾曲形状となっている。
挟持部3は、後述する調節部6により狭持が調節されるものである。挟持部3は、調節部6により後方側から押圧もしくは牽引力が付加される。具体的に、調節部6により押圧もしくは牽引されることにより、挟持部形成部3bを有する下側部材13が上側部材12に対して前後にスライドするため、挟持部3の締結及び締結の解除が調節される。
挟持部形成部3a,3bの内面には、図1,図5に示すように、骨40及び医療用器具35を確実に挟持可能なように、滑り止め部9が形成されていることが好ましい。具体的に、図1に示すように、挟持部3の内面には、複数の突起部9が形成されている。なお、滑り止め部としては、挟持部の内面に形成されたリブ、凹凸であってもよい。
接続部8は、図3に示すように、後述する調節部6を構成する付加部19の先端部に設けられた接続部18が挿入される挿入路8aと、接続部18と係合する係合部8bとを備えている。挿入路8aの先端側は、接続部18により押圧可能なように閉塞している。このような構成により、挿入路8aに付加部19の接続部18が挿入された状態で、付加部19を前方に進行させると、接続部18が挿入路8aの先端側内壁と接触して、下側部材13(挟持部形成部3b)が押圧され前方にスライドするものとなっている。係合部8bは、図3に示すように、挿入路8aの上側付近に取りつけられ先端部が下方に折れ曲がった薄板である。この折れ曲がり部分が接続部18の係合部23と係合している。
また、係合部8bと調節部6を構成する付加部19の先端部に設けられた接続部18とは係合しているため、付加部19を後方に進行させると、下側部材13(挟持部形成部3b)が牽引され後方にスライドするものとなっている。また、係合部8bが実施例のような構成であれば、固定部4により下側部材13を上側部材12に対して固定した状態で、付加部19を後方に進行させると、係合部8b(折れ曲がり部)が溝部23を乗り越えて係合が解除される。これにより、前側部分2から調節部6を取り外すことができる。なお、前側部分2には、付加部19の接続部18と係合する係合部が設けられていなくてもよい。例えば、下側部材の基端部に上述したような挿入路もしくは窪みのみが形成されているものであってもよい。
固定部4は、図1,図5に示すように、挟持部3が骨40及び医療用器具35を挟持した状態で固定するための手段である。本発明の実施例において、固定部4は、上側部材12に対して下側部材13(もしくは下側部材13に対して上側部材12)を固定するための手段である。固定部4により固定した状態では、下側部材13の上面は上側部材12の底面に対して押しつけられるため、上側部材12に対して下側部材13がスライドできなくなり挟持部3の挟持状態が維持される。固定部4は、前側部分2に着脱可能に取り付けられていることが好ましい。本発明の実施例において、固定部4は、骨40及び医療用器具35を保持する操作の際、前側部分2の本体部11から取り外されており、骨40及び医療用器具35を保持した後に前側部分2に取りつけられ挟持部3の挟持状態を固定する操作に使用される。
本発明の実施例において、固定部4は、下側部材13に設けられた螺合部15と、螺合部15と螺合する螺合部16とを下端部に備えるT字状のハンドル24からなる。螺合部15は、下側部材13を上下方向に貫通するねじ穴であり、孔14と重なる位置に形成されている。螺合部16は、下側部材13から下端側に延びるねじ部であり、孔14を介して螺合部15と螺合している。また、ハンドル24の下端部は、孔14の横幅より大きく作製され、固定部4により締結した状態では、上側部材12の上面と接触するものとなっている。このような構成により、ハンドル24を締結方向に回転させると、ハンドル24の下端と下側部材13の上面との距離が縮まり、ハンドル17の下端部が上側部材12の上面と接触して下側部材13が上側部材12に対して固定される。
固定部4(ハンドル24)は、本発明の実施例では、前側部分2に着脱可能に取り付けられる。以上のような構成により、狭持部3が骨40及び医療用器具35を確実に保持した状態で、固定部4を用いて狭持部3の挟持状態を維持することができる。また、固定部4は、前側部分2の本体部11の上側に配置されていることが好ましい。本発明の実施例において、ハンドル24は、前側部分2の本体部11の上側に直交するように配置されているため、チューブプレート35のスクリュー固定操作の際に妨げになることがない。なお、本発明の実施例において、ハンドル24は、上述したT字状の案内部材37の後方に取り付けられている。
なお、骨40及び医療用器具35の保持操作を行うとき、医療用器具1は、固定部4により締結されていない状態で行われる。なお、固定部としては、上述したようなものに限定されず、狭持部が骨及び医療用器具を狭持した状態を保持可能なものであればいかなるものであってもよい。例えば、固定部は、下側部材が上側部材に対して後方に逆戻りしないようにするラチェット機構であってもよい。このような機構の場合、調節部により押圧力を付加することにより、骨及び医療用器具の挟持状態が保持される。また、この場合、固定部は、挟持を解除する機構を必要とする。
後端側部分5は、図1に示すように、連結部7bと、調節部6とを備えている。調節部6は、図1に示すように、挟持形成部3bに押圧力もしくは牽引力を付加するための付加部19と、付加部19を支持するための支持部17とからなる。本発明の実施例において、調節部6は、後側の挟持部形成部3bに押圧力もしくは牽引力を付加することにより、挟持部3の挟持状態を調節するものとなっている。支持部17は、後端側部分5の基端部に設けられている。後側部分5の先端部及び基端部を除く部分は、縦長の平板部5aとなっている。平板部5aの幅及び厚みは、前側部分2の平板部5aの幅及び厚みとほぼ同じとなっている。医療用器具1は、図1に示すように、前側部分2と後側部分5とが連結した状態において、前側部分2と後側部分5とが、ほぼ同軸上となることが好ましい。
支持部17は、本体部5aの下側に設けられている。本発明の実施例において、支持部17には、内面にねじ溝が形成された貫通路21が形成されている。貫通路21は、支持部17を軸方向に貫通している。貫通路21は、上述した前側部分2の挿入路8aと同軸上に形成されている。このため、貫通路21に支持された付加部19の先端部は、挿入路8aに挿入可能となっている。
付加部19は、図1に示すように、シャフト状に形成されており、先端部に設けられた前側部材2の接続部8と接続する接続部18と、基端部に設けられ付加部19を操作するための操作部36と、接続部18と操作部36との間に設けられた貫通路21のねじ溝と螺合するねじ山22とを備えている。接続部18は、図6に示すように、挿入路8aに挿入し易いように先端に向かって縮径していることが好ましい。また、接続部18には、接続部8の係合部8bと係合する係合部23が設けられている。係合部23は、本発明の実施例では、円周方向に形成された溝部23である。溝部23は、図3に示すように、接続部18の係合部8bと係合するものとなっている。本発明では係合部が溝部23であるため、溝部23と接続部8の係合部8bとが係合した状態で、付加部19が回転可能となっている。
操作部36は、円盤状に形成されている。また、円盤状の操作部36の円周面には、滑り止め部が形成されていることが好ましい。以上のような構成により、操作部36を回転させると、付加部19は、支持部17に対して前方もしくは後方に進行するものとなっている。具体的には、操作部36を回転させて付加部19を前方に進行させると、接続部18により下側部材13が押圧され狭持部形成部3bが前方に移動する。操作部36を回転させて付加部19を後方に進行させると、下側部材13が牽引され挟持部形成部3bが後方に移動する。このように付加部19を操作して、挟持部3の締結操作もしくは締結の解除操作を行うことができる。
調節部6(付加部19)は、図1に示すように、固定部4により固定されていない状態で、前側部分2と接続して挟持部3による挟持を調節可能なものであり、かつ固定部4により固定された状態で、前側部分2から取り外し可能となっていることが好ましい。
本発明の実施例においては、固定部4により固定されていない状態で、接続部8の係合部8bと接続部18の係合部23とが係合していることにより、調節部6により挟持部3の挟持が調節可能である。一方、固定部4により狭持状態が固定された状態で、付加部19を後方に進行させることにより、上述したように、係合部8と係合部23との係合が解除されるため、前側部分2から取り外し可能となっている。本発明において前側部分2と調節部6(付加部19)は、固定部4により固定されていない状態では解除されず、固定部4により固定されている状態で解除可能な程度の接続力により接続されていること好ましい。
また、本発明の調整部6は、挟持部形成部3b(下側部材13)に対して後方から押圧力もしくは牽引力を付加することにより挟持状態を調整するものであるため、確実に挟持部3による挟持を行うことができる。特に、調整部6の付加部19は、後方から前後にスライドする挟持部形成部3bを押圧することができるため、挟持部3により強固に骨40及び医療用器具35を挟持することができる。
次に、前側部分2と後側部分5とを連結する着脱可能な連結部7について説明する。着脱可能な連結部7を有することにより、骨40及び医療用器具35を狭持する際は、前側部分2と後側部分5とが連結した状態で保持操作を行うことができ、狭持後は、後側部分5を前側部分2から取り外すことができる。連結部7は、前側部分2の基端部及び後側部分5の先端部に設けられ互いに嵌合し合う嵌合部7であることが好ましい。また、嵌合部7は、調節部6により押圧力もしくは牽引力が付加される方向とは異なる方向から嵌合し合う構成を有していることが好ましい。このような構成により、調節部6による押圧力及び牽引力により連結部7の連結が解除されないものとなる。嵌合部7は、特に、調節部6により押圧力もしくは牽引力が付加される方向とはほぼ直交する方向から嵌合し合う構成を有していることが好ましい。また、嵌合部7は、調節部6により付加される押圧力もしくは牽引力により医療用器具1が曲がらないような構成を有していることが好ましい。
本発明の実施例の連結部7は、図6に示すように、前側部分2の基端部に設けられた設けられた前側嵌合部7aと、後側部分の先端部に設けられた後側嵌合部7bとにより構成されている。前側嵌合部7aと後側嵌合部7bは、互いに対応する形状となっている。前側嵌合部7aは、上側部材12の平板部12aの下側部分と連続する平板部25と、平板部25の上面に軸方向とは直交する方向に設けられた断面が略楕円形状の2本のリブ26とからなる。後側嵌合部7bは、後側部材5の平板部5aの上側部分と連続する平板部27と平板部27の下面に設けられた2本のリブに対応する形状の溝部28とからなる。本発明の実施例の嵌合部7は、直交する横方向からスライドさせて嵌合させるものである。
また、嵌合部29としては、以下に示すような軸方向に対して直交する上下方向から嵌合し合う構成を有していていてもよい。嵌合部29は、前側部分2の基端部に設けられた前側嵌合部29aと、後側部分5の先端部に設けられた後側嵌合部29bにより構成されている。前側嵌合部29aと後側嵌合部29bは、互いに対応する形状となっている。前側嵌合部29aは、上側部材12の平板部12aの下側部分と連続する平板部32と、平板部32の上面に設けられた軸方向に配置された2つの円柱状の突出部31とからなる。また、後側嵌合部29bは、後側部材の平板部5aの上側部分と連続する平板部33と平板部33の下面に設けられた2本のシリンダー状の孔34とからなる。このような構成により、前側嵌合部29aと後側嵌合部29bは、上下方向から嵌合させることができる。これらの2つの実施例の嵌合部は、調節部により押圧力もしくは牽引力が付加される方向とはほぼ直交する方向から嵌合し合う構成をしている。また、これら嵌合部は、調節部により付加される押圧力もしくは牽引力により医療用器具が曲がらないような構成をしている。
また、医療用器具保持具1の前側部分2の長さは、15cm以下であることが好ましい。この程度の長さであれば、医療用器具1は、骨40及び医療用器具35の保持操作した後のスクリュー固定操作の妨げになることがない。特に、骨40及び医療用器具35を保持された部分に隣接する部位にドリリングをし、スクリューを挿入する際にも妨げになることがない。本発明の実施例の大腿骨頚部骨折の際の骨接合術に使用される医療用器具保持具1の全長(医療用器具1の先端から調節部6の付加部19の後端)は、例えば、20cm〜23cm程度である。また、医療用器具1は、図8に示すように、骨40及び医療用器具35を挟持した状態の後側部分5を取り外した長さから挟持部3を除いた部分の長さが、骨40及び医療用器具35を挟持した状態の前側部分2及び後側部分5により構成された医療用器具保持具1から挟持部3を除いた部分の長さの半分以下の長さとなることが好ましい。半分以下の長さとなれば、医療用器具1は、骨40及び医療用器具35の保持操作した後のスクリュー固定操作の妨げになることがない。また、本発明のように保持操作の際に医療用器具保持具1がある程度の長さを有していれば、医療用器具保持具1を確実に担持して保持操作を行うことができるため、保持操作が行い易いものとなる。
次に、本発明の実施例の使用方法について説明する。
大腿骨頚部が骨折したときの骨接合術を例にとり説明する。骨折箇所は、図8に示す符号41により示されている。まず、大腿部39の側面を切開して大腿骨側面42を露出させ、ガイドピンを介してラグスクリュー43を大腿骨骨頭44内に挿入して、大腿骨側面42の所定の位置にチューブプレート35を配置する。その後、固定用ハンドル24が取り外された医療用器具(前側部分2と後側部分5が連結された医療用器具)1を用いてチューブプレート35及び大腿骨40を狭持部3により挟み、そして、調節部6の操作部36を回転させ手前側の挟持部形成部3bを押し出して、チューブプレート35を大腿骨40の側面42に仮止めする。そして、前側部分2にハンドル24を取りつけ、回転させることにより挟持部3の挟持状態を固定する。
その後、操作部36を挟持部3の締結方向とは反対側に回転させることにより、調節部6の接続部18を前側部分2から取り外す。そして、後側部分5を前側部分2に対して横にスライドさせることにより、後側部分5を前側部分2から取り外す。この状態で、狭持部3を除いた前側部分2の長さは、挟持部3を除いた前側部分2及び後側部分5の長さ(取り外す前の長さ)の半分以下の長さとなっている。この状態で、コーティカルスクリュー45のための下穴をドリリングし、図8に示すように、ドライバーによりコーティカルスクリュー45をねじ込むことによりチューブプレート35を固定する。本発明によれば後側部分を取り外すことにより、術者側に突出する部分が短くなるため、チューブプレート35を固定する際の妨げになることがない。特に、本発明を用いれば、狭持部3により狭持した部分の隣接部位にてコーティカルスクリュー固定操作を行う際においても医療用器具保持具が邪魔になることがない。
コーティカルスクリュー固定操作後、再び、後側部分5を前側部分2に連結して、固定部4による固定を解除して、操作部19を反対方向に回転させることにより、大腿骨40及びチューブプレート35の狭持を解除し、医療用器具1を取り外す。これにより、チューブプレート35の固定操作が終了する。なお、コーティカルスクリュー固定操作後に、後側部分を再び取り付けずに、固定部4の固定を解除して、固定用ハンドル24を後方にスライドさせることにより挟持を解除して医療用器具1を取り外してもよい。また、固定部4を最初から前側部分2に取りつけたまま上記と同様の操作を行ってもよい。
図1は、本発明の実施例である医療用器具保持具の斜視図である。 図2は、図1に示す医療用器具保持具の側面図である。 図3は、図2に示す医療用器具保持具の部分拡大図である。 図4は、図1に示す医療用器具保持具の上面図である。 図5は、図1に示す医療用器具保持具の底面図である。 図6は、図1に示す医療用器具保持具の前側部分と後側部分を分離した状態図である。 図7は、本発明の医療用器具保持具を構成する連結部を示す図である。 図8は、医療用器具保持具の使用方法を説明するための説明図である。
符号の説明
1 医療用器具保持具
2 前側部分
3 狭持部
4 固定部
5 後側部分
6 調節部
7 連結部
35 医療用器具
40 骨

Claims (6)

  1. 医療用器具を骨に保持するための医療用器具保持具であって、該医療用器具保持具は、前記医療用器具を骨に接触させた状態で該骨及び該医療用器具を挟持するための狭持部と、前記骨及び前記医療用器具を狭持した状態で前記狭持部を固定するための固定部とを備える前側部分と、該前側部分の後方に設けられ前記挟持部による挟持を調節するための調節部を備える後側部分と、前記前側部分及び前記後側部分に設けられ該後側部分を前記前側部分に着脱可能に取りつけるための連結部とを備えていることを特徴とする医療用器具保持具。
  2. 前記医療用器具保持具の前記前側部分の長さは、15cm以下である請求項1に記載の医療用器具保持具。
  3. 前記医療用器具は、医療用プレートである請求項1または2に記載の医療用器具保持具。
  4. 前記調節部は、前記固定部により固定されていない状態で、前記前側部分と接続して前記挟持部による挟持を調節可能なものであり、かつ前記固定部により固定された状態で、前記前側部分から取り外し可能となっている請求項1ないし3のいずれかに記載の医療用器具保持具。
  5. 前記連結部は、前記前側部分の基端部及び前記後側部分の先端部に設けられ互いに嵌合し合う嵌合部である請求項1ないし4のいずれかに記載の医療用器具保持具。
  6. 前記嵌合部は、前記調節部により押圧力もしくは牽引力が付加される方向とは異なる方向から嵌合し合う構成を有している請求項5に記載の医療用器具保持具。
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