JP2005276011A - 搬送制御装置の制御方法および搬送制御装置 - Google Patents

搬送制御装置の制御方法および搬送制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 必要なロットを必要な時刻に処理すべき生産装置前に配送することにより、生産装置の稼動を低下させることなく、スループットを向上させる。
【解決手段】 複数の基板からなるロットを自動搬送させるための天井軌道走行レールと、ロットを移載し、天井軌道走行レール上を走行する複数の搬送台車と、ロットの基板の加工処理を行う複数の生産装置17と、次に処理すべきロットを待機させる待機ポートと、次以降に生産装置で処理すべきロットを格納する複数の自動保管庫11とを備える搬送制御装置であって、納期管理装置5と処理終了予測装置10と製品引当装置6と搬送時間予測装置9と生産進捗管理装置4と搬送制御処理装置7と生産装置処理制御装置8とを備える。これにより納期的に優先度の高いロットから順に生産装置前での処理待ち時間や生産装置でのロット待ち時間を発生させることなく搬送し、生産装置で処理できるようになる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、半導体製造、及び液晶製造ラインにおける製品の搬送制御に関し、特に製品を効率良く搬送させるための搬送制御装置の制御方法および搬送制御装置に関するものである。
近年、半導体集積回路装置の高集積化、高機能化及び高速化に伴って、製品(以下ロットと呼称)の工程回数が増加してきている。それに伴いロットが工程間を行き来する搬送回数も増加してきており、ロットのリードタイムの短縮や生産装置の生産性を向上させるための手段として、生産装置で処理が終了し、自動保管庫に入庫された順番に従い搬送指示を出すと共に自動保管庫内では更にロットに付けられた優先度順に自動保管庫から搬出し、次の工程の生産装置に紐付く自動保管庫に搬送させるという搬送制御方法を用いる技術が提案されている。
自動保管庫に入庫された順番に従って搬送指示を出し、ロットの優先度順に自動保管庫から搬出させる事により、ある程度優先度順に次工程の自動保管庫にロットを搬送する事が出来る。
しかしながら、ロットが自動保管庫に入庫される度に搬送指示が掛かる事により、必ずしも次工程の生産装置で処理すべきロットが搬送されないだけでなく、搬送回数が増加し搬送設備の負荷が高まる事により、搬送時間が遅延し次工程の生産装置においてロット待ちが発生し、生産出来高(以下スループットと呼称)が低下するという短所を有している。
そこで、生産装置の処理時間及び搬送時間を予測し、ロットの優先度に基づき生産装置に待ち状態が生じないように処理すべきロットを選択する搬送制御方法を用いる技術が提案されている。
以下、図23を参照しながら、特許文献1に示されており、ロットの優先度に基づき生産装置に待ち状態が生じないように処理すべきロットを選択する搬送制御方法について説明する。
図23は従来例1によるFAシステム(ライン物流を制御するシステム)を有する搬送制御処理装置を示すブロック構成図であり、図において、75はFA制御用の計算機システム、76は製造装置、77は搬送機器、78はマンマシン端末である。更に図24は製造ラインのモデルレイアウトを示す図であり、79はストッカー(ロット保管用)、80はベイ(ストッカー79と製造装置76を1つの論理的なグループとしてまとめたもの)である。
以下簡単に基本的な搬送制御の流れを記述する。ロットは、あるベイ80内の製造装置76で処理後、自ベイ内のストッカー79に収納される。次にロットは次工程に登録された製造装置76の所属するベイ80を行き先として決め、搬送機器77が空いた時点で、ストッカー79から搬送機器77に移設されて、行き先ベイ80に向かって搬送される。行き先ベイ80に到着したロットは先ずストッカー79に収納される。そして、次工程の該当製造装置76が空いた時点で、ロットは製造装置76に搬送され、製造装置76上で処理を行ない完了する。以下、登録されている工程が全て完了するまで上記の処理を繰り返し継続する。尚、搬送機器77については人手で代用する場合も可能とする。上記処理を行うに当たり、ロットの進捗制御は全てFA計算機システム75が行うものとし、FA計算機システム75内で判断、決定した情報はマンマシン端末78に表示する事で、人手による搬送時もサポートする。
次に、行き先ベイ80が一つの場合のケースについて記述する。まず、処理開始予定時刻の割付について説明する。処理開始予定時刻とは、製造装置76側から考えた場合に、次に処理すべきロットは何で、かつそのロットが何時から処理を行うのかという時間である。この時間を算出する要素として、ロットの想定される実処理時間、優先度が含まれる。本発明では、この割付処理をベイ80単位で行う。
図25はこの割付の一例を示す図であり、図において、ベイ80内に装置A〜装置Dまで4台の装置が設置してあり、他ベイに存在し、本ベイ内の装置を次工程の処理対象とするロットは7ロットあり、各々の優先度はロット1>…>ロット7となっている。そしてロット1〜7は装置A〜D全てで処理可能であり、ロット1〜7の処理時間は各々2t時間であり、ロットa,bは既に処理中、装置Dは故障中であり、5t時間後に復帰する予想であることを前提として割付けたものである。
上記状況において、各ロットを割付けた結果の処理開始予定時刻は以下のようになる。即ち、ロット1:0時間後に装置Aで処理可能ロット2:2t時間後に装置Aで処理可能ロット3:2t時間後に装置Cで処理可能ロット4:3t時間後に装置Bで処理可能ロット5:4t時間後に装置Aで処理可能ロット6:5t時間後に装置Bで処理可能ロット7:5t時間後に装置Dで処理可能となる。
次に実績情報の収集について説明する。処理開始予定時刻を算出する為の情報として製造装置76上での実処理時間が必要となる。これについては、実際に製造装置76で処理を行った結果を実績としてFA計算機システム75上で情報を保持する。図23でロットが製造装置76上で処理を開始してから完了する迄の時間を、ロットの処理が完了する毎にFA計算機システム75上で、工程、及び処理装置毎に登録する。尚、登録時は登録件数の重み付けを考慮して下記平均算出を行う。
登録値=(前回迄の平均値×前回迄の登録回数+今回の実績値)/(前回迄の登録回数+1)
実績値としては、製造装置76上の処理実績時間以外に搬送ルート(全てのFROM−TOベイ80間)毎の実搬送時間の実績値も同様に登録する。更に、各製造装置76の可稼動状態を識別する為に、製造装置76が処理不可能な状態になる場合はその旨を登録する。登録時は、処理が可能となる復帰予想時間も合わせて登録する。登録手段としては、マンマシン端末78、或いは製造装置76からの報告のどちらでも可とする。
次に処理開始予定時刻の割付作業について具体的に説明する。処理開始予定時刻の割付作業は以下の手順で行われる。まず送り先ストッカー79(あるいはマンマシン端末78)よりロットの供給要求が発生し、各ベイ80毎の自ベイ80内の処理開始予定時刻を割付ける。上記処理を、ストッカー79の要求が発生都度、FA計算機システム75上で行い、結果を次に説明する搬送制御に使用する。
次に搬送制御を行う場合について説明する。ストッカー79からストッカー79への自動搬送制御、又は人手搬送を行う場合に選択されるロットは、行き先ベイ80の処理開始予定時刻の最も早いものとなる。これにより製造装置76の空き等で処理が出来ない無駄なロットの搬送が減少する。図26に例示されているものにおいては、行き先ベイ80が図25で記述されたものと同様に、4台の製造装置76とストッカー79で構成されたものであり、処理開始予定時刻に基づいた割付結果が図示されている。
即ち、他ベイ80に存在し、本ベイ80内の製造装置76を次工程の処理対象とするロットは6ロットあり、各々の優先度は、ロット1>・・>ロット6であり、ロット1,2は装置Dで処理可能、ロット3,4,5は装置A,Bで処理可能、ロット6は装置Cで処理可能となっている。そして、装置Dは故障中、ロットa,bは既に処置中である。
上記案件の場合、図26に示すように最初に選択されるロットは装置Aで処理を行うロット3となる。従来の方法では、ロットの優先度のみを見て搬送するロットを選択するため、本例ではロット1が選択される事になる。しかし、ロット1は搬送されても処理対象装置が故障しているので、ストッカー79で待ち状態となり、その間に処理可能な装置Aが空くので装置稼動率が低下する事になる。本例ではこのような不具合を解消することができ、装置稼動率を上げることができる。
従来例2においては、行き先ベイ80が複数の場合のケースについて記述する。搬送制御に至る迄の処理は従来例1の場合と同様である。行き先ベイ80が2つある場合について、図27にて例示する。行き先ベイ80が2つあり、各々のベイ80共に従来例1で定義された条件で、処理開始予定時刻を割り付ける。そこに更に下記条件を追加する。
ベイCからベイAへの搬送時間実績=2t時間ベイCからベイBへの搬送時間実績=1t時間上記条件の場合、より搬送時間の短いベイBの装置Eで処理を行うロット3を最初に選択することとなる。
以上の様な搬送制御方法を用いる事により、複数の製造装置を有するベイ間を搬送機器によってロットを搬送するものであって、製造装置毎に処理可能なロットと処理不可能なロットがある場合、ロットの優先度に基づき待ち状態が生じないように処理すべきロットを選択し、処理開始予定時刻を算出するようにしたので、生産出来高(スループット)の向上を図ることができる。
特開2000-313517号公報
しかしながら、処理装置全体が故障中でなく、複数の処理槽のうち少なくとも1箇所の処理槽が故障またはメンテナス等で稼動していない場合は、他の稼動可能な処理槽で処理可能であり、当該処理装置でロットの選択を行うことができる。その場合、実際の処理時間は故障している処理槽数に比例し長くなるが、処理装置での処理時間の登録値に前回処理までの平均値と今回の処理実績値を用いているため、実際の処理時間と登録値に誤差が生じる。その結果、未だロットの処理が終了していない処理装置に次で処理すべきロットが搬送され、装置前で待ち時間が発生し、ロットのリードタイムが延びるという問題が生じる。
また、搬送時間の登録値に搬送ルート毎の実搬送時間の平均値を用いているため、刻々と変動する搬送負荷や搬送設備のトラブル停止等の変動要因がある製造ラインにおいては、搬送時間の予測に誤差が生じ、生産装置でのロットの終了時間に対し、ロットの搬送到着時間が大きく遅れたり、または、早くロットを到着させすぎたりする事になる。その結果、処理装置前でのロットの処理待ちや処理装置の稼働率が低下するという問題が生じる。
したがって、この発明の目的は、前記に鑑み、上記の様な課題を解決するためになされたものであり、必要なロットを必要な時刻に処理すべき生産装置前に配送することにより、全てのロットの納期を遵守させるとともに、生産装置の稼動を低下させることなくロットの工期(リードタイム)を短縮し、生産出来高(スループット)を向上させることを可能にする搬送制御装置の制御方法および搬送制御装置を提供することである。
前記の目的を達成するために、この発明の請求項1記載の搬送制御装置の制御方法は、複数の基板からなるロットを自動搬送させる手段と、前記ロットの基板の加工処理を行う複数の生産装置と、次以降に前記生産装置で処理すべきロットを格納する複数の自動保管庫とを備えた搬送制御装置の制御方法であって、納期管理工程と処理終了予測工程と製品引当工程と搬送時間予測工程と生産進捗管理工程と搬送制御処理工程と生産装置処理制御工程とを含む。納期管理工程では、前記ロットの納期管理を行い、注文の納期に合わせたロットの優先度を日々決定する。処理終了予測工程では、前記生産装置の処理時間を管理し、前記ロットの終了時間を計算し、処理終了時刻を予測する。製品引当工程では、前記納期管理工程で決定したロットの優先度と前記処理終了予測工程で予測した生産装置での処理終了時刻を用いて、次に処理すべき最適なロットを処理可能な生産装置に引き当てる。生産進捗管理工程では、生産進捗全般を管理し、前記生産装置での処理終了時刻の直前に次にこの生産装置で処理するロットをこの生産装置用の自動保管庫へ到着させるための搬送到着時刻と搬送先の自動保管庫を指定する。搬送時間予測工程では、前記ロットの搬送所要時間を予測する。搬送制御処理工程では、前記生産進捗管理工程で指定された搬送到着時刻と前記搬送時間予測工程で予測した搬送所要時間から搬送開始時間を決定し、搬送設備に対し搬送指示を出す。生産装置処理制御工程では、前記生産装置の処理制御を行う。
請求項2記載の搬送制御装置の制御方法は、請求項1記載の搬送制御装置の制御方法において、前記処理終了予測工程は、各生産装置の現在の処理レシピにより決まっているロットの処理時間を基本値とすることと、各生産装置が有する複数の処理槽の稼動状況により、前記ロットの処理時間を補正することと、補正後の結果を前記生産装置処理制御工程に報告することとを含む。
請求項3記載の搬送制御装置の制御方法は、請求項1記載の搬送制御装置の制御方法において、前記製品引当工程は、納期管理工程で決定されたロットの優先度と、前記生産進捗管理工程で管理している各生産装置の稼動状況と、ロットの処理終了時刻と、現在のロットの所在情報を用いて、次に処理すべき最適なロットを処理可能な生産装置に引き当て、結果を前記生産進捗管理工程に報告する。
請求項4記載の搬送制御装置の制御方法は、請求項1記載の搬送制御装置の制御方法において、前記搬送時間予測工程は、前記搬送制御処理工程が搬送設備に対し出したロットの搬送指示数の内、未だ搬送が完了していないロットの搬送指示数(以下搬送未完了ロット数)の増減を考慮した予測を行うことと、搬送元、搬送先、搬送未完了ロット数と搬送時間の実績値を記録し、データベース化することと、前記搬送未完了ロット数の予測値と前記搬送時間の実績値から搬送所要時間の予測を行うことと、搬送所要時間の予測結果を前記搬送制御処理工程に報告することとを含む。
請求項5記載の搬送制御装置の制御方法は、請求項1記載の搬送制御装置の制御方法において、前記生産進捗管理工程は、前記自動保管庫に格納されているロットの所在情報を管理し、前記製品引当工程に通知することと、前記納期管理工程で決定されたロットの優先度を前記製品引当工程と前記搬送制御処理工程に通知することと、前記生産装置処理制御工程から報告された生産装置の稼動状態や異常状態および各生産装置のロットの処理終了時刻を前記製品引当工程に通知することと、前記生産装置での処理終了時刻の直前に次にこの生産装置で処理するロットをこの生産装置用の自動保管庫へ到着させるための搬送到着時刻と搬送先の自動保管庫を前記搬送制御処理工程に指定することと、前記製品引当工程により引き当てられたロットと生産装置を前記生産装置処理制御工程に通知し、作業者端末の画面から生産処理の指示を出すことと、生産装置で処理終了したロットの手搬送先を決定し、その結果を前記作業者端末に表示させることとを含む。
請求項6記載の搬送制御装置の制御方法は、請求項1記載の搬送制御装置の制御方法において、前記搬送制御処理工程は、搬送設備に対し出したロットの搬送指示数の内、未だ搬送が完了していないロットの搬送指示数(以下搬送未完了ロット数)を前記搬送時間予測工程に通知することと、前記生産進捗管理工程から指定されたロットと搬送到着時間に対し、前記搬送時間予測工程で計算された搬送予測時間に基づき、指定時間内で搬送完了できるか否か判断し、結果を前記生産進捗管理工程に応答することと、前記生産進捗管理工程で指定された搬送到着時刻と前記搬送時間予測工程で予測した搬送所要時間から搬送開始時間を決定し、自動保管庫を含む搬送設備に対し自動出庫を含む搬送指示を出すことと、前記生産進捗管理工程から通知されたロットの優先度を前記自動保管庫を含む搬送設備に通知することと、前記自動保管庫に格納されているロットの所在情報を管理し、前記生産進捗管理工程にその所在情報を通知することとを含む。
請求項7記載の搬送制御装置の制御方法は、請求項1記載の搬送制御装置の制御方法において、前記生産装置処理制御工程は、各生産装置へのロットの処理をオンライン通信にて指示し、各生産装置から処理レシピ、基板の処理枚数、処理時間及び前記生産装置の各処理槽の稼動状態の報告を受け、前記生産装置処理制御工程で計算した各装置の処理終了時間を前記生産進捗管理工程に報告する。
請求項8記載の搬送制御装置の制御方法は、請求項1記載の搬送制御装置の制御方法において、前記自動保管庫のロット出庫ポート付近にロット番号や行き先の生産装置名を表示する。
請求項9記載の搬送制御装置は、複数の基板からなるロットを自動搬送させるための天井軌道走行レールと、前記ロットを移載し、前記天井軌道走行レール上を走行する複数の搬送台車と、前記ロットの基板の加工処理を行う複数の生産装置と、次に処理すべきロットを待機させる待機ポートと、次以降に前記生産装置で処理すべきロットを格納する複数の自動保管庫とを備える搬送制御装置であって、納期管理装置と処理終了予測装置と製品引当装置と搬送時間予測装置と生産進捗管理装置と搬送制御処理装置と生産装置処理制御装置とを備える。納期管理装置では、前記ロットの納期管理を行い、注文の納期に合わせたロットの優先度を日々決定する。処理終了予測装置では、前記生産装置の処理時間を管理し、ロットの処理終了時間を計算し、処理終了時刻を予測する。製品引当装置では、前記納期管理装置で決定したロットの優先度と前記処理終了予測装置で予測した生産装置での処理終了時刻を用いて、次に処理すべき最適なロットを処理可能な生産装置に引き当てる。生産進捗管理装置では、生産進捗全般を管理し、前記生産装置での処理終了時刻の直前に次にこの生産装置で処理するロットをこの生産装置用の自動保管庫へ到着させるための搬送到着時刻と搬送先の自動保管庫を指定する。搬送時間予測装置では、前記ロットの搬送所要時間を予測する。搬送制御処理装置では、前記生産進捗管理装置で指定された搬送到着時刻と前記搬送時間予測装置で予測した搬送所要時間から搬送開始時間を決定し、搬送設備に対し搬送指示を出す。生産装置処理制御装置では、前記生産装置の処理制御を行う。
請求項10記載の搬送制御装置は、請求項9記載の搬送制御装置において、前記処理終了予測装置は、各生産装置の現在の処理レシピにより決まっているロットの処理時間を基本値とし、各生産装置が有する複数の処理槽の稼動状況により、前記ロットの処理時間を補正し、補正後の結果を前記生産装置処理制御装置に報告する。
請求項11記載の搬送制御装置は、請求項9記載の搬送制御装置において、前記製品引当装置は、納期管理装置で決定されたロットの優先度と、前記生産進捗管理装置で管理している各生産装置の稼動状況と、ロットの処理終了時刻と、現在のロットの所在情報を用いて、次に処理すべき最適なロットを処理可能な生産装置に引き当て、結果を前記生産進捗管理装置に報告する。
請求項12記載の搬送制御装置は、請求項9記載の搬送制御装置において、前記搬送時間予測装置は、前記搬送制御処理装置が搬送設備に対し出したロットの搬送指示数の内、未だ搬送が完了していないロットの搬送指示数(以下搬送未完了ロット数)の増減を考慮した予測を行ない、搬送元、搬送先、搬送未完了ロット数と搬送時間の実績値を記録し、データベース化し、前記搬送未完了ロット数の予測値と前記搬送時間の実績値から搬送所要時間の予測を行ない、搬送所要時間の予測結果を前記搬送制御処理装置に報告する。
請求項13記載の搬送制御装置は、請求項9記載の搬送制御装置において、前記生産進捗管理装置は、前記自動保管庫に格納されているロットの所在情報を管理し、前記ロット引当装置に通知し、前記納期管理装置で決定されたロットの優先度を前記製品引当装置と前記搬送制御処理装置に通知し、前記生産装置処理制御装置から通知された各生産装置のロットの処理終了時刻を前記製品引当装置に通知し、前記生産装置での処理終了時刻の直前に次にこの生産装置で処理するロットをこの生産装置用の自動保管庫へ到着させるための搬送到着時刻と搬送先の自動保管庫を前記搬送制御処理装置に指定し、前記製品引当装置により引き当てられたロットと生産装置を前記生産装置処理制御装置に通知し、作業者端末の画面から生産処理の指示を出し、前記生産装置処理制御装置から報告された生産装置の各処理槽の稼動状態や異常状態を前記製品引当装置に通知し、生産装置で処理終了したロットの搬送先を決定し、その結果を前記作業者端末に表示させる。
請求項14記載の搬送制御装置は、請求項9記載の搬送制御装置において、前記搬送制御処理装置は、搬送設備に対し出したロットの搬送指示数の内、未だ搬送が完了していないロットの搬送指示数(以下搬送未完了ロット数)を前記搬送時間予測装置に通知し、前記生産進捗管理装置から指定されたロットと搬送到着時間に対し、前記搬送時間予測装置で計算された搬送予測時間に基づき、指定時間内で搬送完了できるか否か判断し、結果を前記生産進捗管理装置に応答し、前記生産進捗管理装置で指定された搬送到着時刻と前記搬送時間予測装置で予測した搬送所要時間から搬送開始時間を決定し、自動保管庫を含む搬送設備に対し自動出庫を含む搬送指示を出し、前記生産進捗管理装置から通知されたロットの優先度を前記自動保管庫を含む搬送設備に通知し、前記自動保管庫に格納されているロットの所在情報を管理し、前記生産進捗管理装置にその所在情報を通知する。
請求項15記載の搬送制御装置は、請求項9記載の搬送制御装置において、前記生産装置処理制御装置は、各生産装置へのロットの処理をオンライン通信にて指示し、各生産装置から処理レシピ、基板の処理枚数、処理時間及び前記生産装置の各処理槽の稼動状態の報告を受け、前記生産装置処理制御装置で計算した各装置の処理終了時間を前記生産進捗管理装置に報告する。
請求項16記載の搬送制御装置は、請求項9記載の搬送制御装置において、前記自動保管庫のロット出庫ポート付近にロット番号や行き先の生産装置名を表示する行き先表示器を備えている。
この発明の請求項1記載の搬送制御装置の制御方法によれば、納期管理工程と処理終了予測工程と製品引当工程と搬送時間予測工程と生産進捗管理工程と搬送制御処理工程と生産装置処理制御工程とを含むので、納期に従った優先度の高いロットから順に処理すべき最適な生産装置に引き当てられると共に、生産装置での現在のロットの処理終了時刻の直前に次に処理すべきロットが確実に搬送されるようになるため、ロットの納期遵守率が向上するとともに、生産装置の稼動を低下させる事なくロットのリードタイムを短縮する事ができるようになるため、スループットを向上させることが可能となる。
請求項2では、請求項1記載の搬送制御装置の制御方法において、処理終了予測工程は、各生産装置の現在の処理レシピにより決まっているロットの処理時間を基本値とすることと、各生産装置が有する複数の処理槽の稼動状況により、ロットの処理時間を補正することと、補正後の結果を生産装置処理制御工程に報告することとを含むことが好ましい。この場合、複数の処理槽をもつ生産装置においては、少なくとも1箇所の処理槽が故障やメンテナンスのために使用できない場合、同じ処理レシピであっても通常時の処理時間よりも長く掛かる。そのような場合の為に、処理レシピと処理槽の稼動状況と処理時間の関係をデータベース化するなどして補正し、より正確な処理終了時間の予測値を用いる様にした方が生産装置前でのロットの処理待ちや生産装置の稼動ロスを削減する事が可能となる。
請求項3では、請求項1記載の搬送制御装置の制御方法において、製品引当工程は、納期管理工程で決定されたロットの優先度と、生産進捗管理工程で管理している各生産装置の稼動状況と、ロットの処理終了時刻と、現在のロットの所在情報を用いて、次に処理すべき最適なロットを処理可能な生産装置に引き当て、結果を生産進捗管理工程に報告することが好ましい。この場合、納期に準じた優先度の高いロットから優先して、生産装置で現在処理中のロットの処理が終了する時刻に合わせて、現在稼動中の生産装置に、極力近くに所在があるロットが引き当てられ、搬送されることになるので、搬送時間の短縮が図れるとともに、ロットの納期遵守率が向上するとともに、生産装置の稼動を低下させる事なくロットのリードタイムを短縮する事ができるようになるため、スループットを向上させることが可能となる。
請求項4では、請求項1記載の搬送制御装置の制御方法において、搬送時間予測工程は、搬送制御処理工程が搬送設備に対し出したロットの搬送指示数の内、未だ搬送が完了していないロットの搬送指示数(以下搬送未完了ロット数)の増減を考慮した予測を行うことと、搬送元、搬送先、搬送未完了ロット数と搬送時間の実績値を記録し、データベース化することと、搬送未完了ロット数の予測値と搬送時間の実績値から搬送所要時間の予測を行うことと、搬送所要時間の予測結果を搬送制御処理工程に報告することとを含むことが好ましい。この場合、刻々と変動する搬送負荷や搬送設備のトラブル停止等の変動要因がある製造ラインにおいて、搬送の負荷が増大または減少している過程において、その増減を考慮した搬送時間の予測を行うことが可能となる。また、ロットを搬送する手段が故障した場合は、前記自動保管庫内で前記搬送未完了ロット数が増加し、搬送時間が遅延するが、このような場合も前記搬送未完了ロット数の増加率から正確な搬送時間の予測を行うことが可能となる。その結果、前記生産進捗管理工程から指定された搬送到着時刻通りに次に処理すべきロットを生産装置に紐付く自動保管庫に搬送することが可能となる。
請求項5では、請求項1記載の搬送制御装置の制御方法において、生産進捗管理工程は、自動保管庫に格納されているロットの所在情報を管理し、製品引当工程に通知することと、納期管理工程で決定されたロットの優先度を製品引当工程と搬送制御処理工程に通知することと、生産装置処理制御工程から報告された生産装置の稼動状態や異常状態および各生産装置のロットの処理終了時刻を製品引当工程に通知することと、生産装置での処理終了時刻の直前に次にこの生産装置で処理するロットをこの生産装置用の自動保管庫へ到着させるための搬送到着時刻と搬送先の自動保管庫を搬送制御処理工程に指定することと、製品引当工程により引き当てられたロットと生産装置を生産装置処理制御工程に通知し、作業者端末の画面から生産処理の指示を出すことと、生産装置で処理終了したロットの手搬送先を決定し、その結果を作業者端末に表示させることとを含むことが好ましい。
この場合、前記生産進捗管理工程では、ロットの所在、ロットの優先度、各生産装置でのロットの処理開始及び処理終了時刻、ロットの搬送到着時刻、各生産装置の稼動状態や異常状況等の生産進捗に関わる情報を一元管理し、各処理工程に必要な情報を通知する事により、極力近くに所在があり、優先度の高いロットを優先して、稼動している生産装置に対し、当該ロットを引き当て、現在処理中のロットの処理終了時刻の直前に当該生産装置と紐付く前記自動保管庫に搬送することが可能となる。その結果、ロットの納期遵守率が向上するとともに、生産装置の稼動を低下させる事なくロットのリードタイムを短縮する事ができるようになるため、スループットを向上させることが可能となる。
また、前記生産進捗管理工程では、生産装置で処理終了したロットを作業者が手搬送すべき場所を前記手搬送表示画面に表示させることができる。例えば次の工程で処理可能な生産処理装置が現在の工程の生産装置のすぐ近くにのみある場合は、手搬送先を次の工程の生産装置の前とし、次の工程で処理可能な生産装置が現在の工程の生産装置の近くと遠くに複数存在する場合は、手搬送先を次の工程で処理可能な生産装置のうち、現在の工程の生産装置の近くに在る方の生産装置に紐付く前記自動保管庫とし、次の工程で処理可能な生産装置が現在の工程の生産装置の遠くにのみ存在する場合は、手搬送先を現在の工程の生産装置に紐付く自動保管庫とすることにより、次の工程の生産装置が遠くにある場合のみ自動搬送させることにより、搬送設備に与える負荷を軽減できるだけでなく、自動搬送回数を1回削減できるのでロットの搬送時間が削減し、結果としてロットのリードタイムを更に短縮することが可能となる。
請求項6では、請求項1記載の搬送制御装置の制御方法において、搬送制御処理工程は、搬送設備に対し出したロットの搬送指示数の内、未だ搬送が完了していないロットの搬送指示数(以下搬送未完了ロット数)を搬送時間予測工程に通知することと、生産進捗管理工程から指定されたロットと搬送到着時間に対し、搬送時間予測工程で計算された搬送予測時間に基づき、指定時間内で搬送完了できるか否か判断し、結果を生産進捗管理工程に応答することと、生産進捗管理工程で指定された搬送到着時刻と搬送時間予測工程で予測した搬送所要時間から搬送開始時間を決定し、自動保管庫を含む搬送設備に対し自動出庫を含む搬送指示を出すことと、生産進捗管理工程から通知されたロットの優先度を自動保管庫を含む搬送設備に通知することと、自動保管庫に格納されているロットの所在情報を管理し、生産進捗管理工程にその所在情報を通知することとを含むことが好ましい。
この場合、前記搬送制御処理工程で把握している前記搬送未完了ロット数を前記搬送時間予測工程に通知することにより、前記搬送時間予測工程でより精度の高い搬送時間の予測が行えるようになる。また、指定搬送到着時間に対し、指定時間内で搬送完了できるか判断し、応答することにより、現在処理中の生産装置の処理終了時刻に搬送不可能なロットが当該生産装置に引き当てられることを防止できる。また、現在処理中の生産装置の処理終了時刻の直前にロットが到着し自動出庫するよう搬送開始時刻を決定するため、生産装置前でのロットの処理待ち時間の発生や生産装置の稼動ロスの発生を防止できる。また、ロットの優先度を搬送設備に通知することにより、搬送設備内で優先度の高いロットの搬送を優先させることも可能となる。また、ロットの所在情報が生産進捗管理工程で管理することができるようになるので、ロットの引き当ての際になるべく生産装置の近くにあるロットを引き当てすることが可能になる。
請求項7では、請求項1記載の搬送制御装置の制御方法において、生産装置処理制御工程は、各生産装置へのロットの処理をオンライン通信にて指示し、各生産装置から処理レシピ、基板の処理枚数、処理時間及び生産装置の各処理槽の稼動状態の報告を受け、生産装置処理制御工程で計算した各装置の処理終了時間を生産進捗管理工程に報告することが好ましい。この場合、生産装置での処理レシピや半導体基板の処理枚数や稼動状況の違いによる処理時間を正確に把握することで、より精度の高い処理時間の予測を行うことが可能となる。
請求項8では、請求項1記載の搬送制御装置の制御方法において、自動保管庫のロット出庫ポート付近にロット番号や行き先の生産装置名を表示する行き先表示器を備えていることが好ましい。この場合、行き先表示器があることにより、自動出庫されたロットの生産装置に間違いなく作業者が搬送することができるようになる。
この発明の請求項9記載の搬送制御装置によれば、納期管理装置と処理終了予測装置と製品引当装置と搬送時間予測装置と生産進捗管理装置と搬送制御処理装置と生産装置処理制御装置とを備えているので、納期に従った優先度の高いロットから順に処理すべき最適な生産装置に引き当てられると共に、生産装置での現在のロットの処理終了時刻の直前に次に処理すべきロットが確実に搬送されるようになるため、ロットの納期遵守率が向上するとともに、生産装置の稼動を低下させる事なくロットのリードタイムを短縮する事ができるようになるため、スループットを向上させることが可能となる。
請求項10では、処理終了予測装置は、各生産装置の現在の処理レシピにより決まっているロットの処理時間を基本値とし、各生産装置が有する複数の各処理槽の稼動状況により、ロットの処理時間を補正し、補正後の結果を生産装置処理制御装置に報告するこことが好ましい。この場合、複数の処理槽をもつ生産装置においては、少なくとも1箇所の処理槽が故障やメンテナンスのために使用できない場合、同じ処理レシピであっても通常時の処理時間よりも長く掛かる。そのような場合の為に、処理レシピと処理槽の稼動状況と処理時間の関係をデータベース化するなどして補正し、より正確な処理終了時間の予測値を用いる様にした方が生産装置前でのロットの処理待ちや生産装置の稼動ロスを削減する事が可能となる。
請求項11では、請求項9記載の搬送制御装置において、製品引当装置は、納期管理装置で決定されたロットの優先度と、生産進捗管理装置で管理している各生産装置の稼動状況と、ロットの処理終了時刻と、現在のロットの所在情報を用いて、次に処理すべき最適なロットを処理可能な生産装置に引き当て、結果を生産進捗管理装置に報告することが好ましい。この場合、納期に準じた優先度の高いロットから優先して、生産装置で現在処理中のロットの処理が終了する時刻に合わせて、現在稼動中の生産装置に、極力近くに所在があるロットが引き当てられ、搬送されることになるので、搬送時間の短縮が図れるとともに、ロットの納期遵守率が向上するとともに、生産装置の稼動を低下させる事なくロットのリードタイムを短縮する事ができるようになるため、スループットを向上させることが可能となる。
請求項12では、請求項9記載の搬送制御装置において、搬送時間予測装置は、搬送制御処理装置が搬送設備に対し出したロットの搬送指示数の内、未だ搬送が完了していないロットの搬送指示数(以下搬送未完了ロット数)の増減を考慮した予測を行ない、搬送元、搬送先、搬送未完了ロット数と搬送時間の実績値を記録し、データベース化し、搬送未完了ロット数の予測値と搬送時間の実績値から搬送所要時間の予測を行ない、搬送所要時間の予測結果を搬送制御処理装置に報告することが好ましい。
この場合、刻々と変動する搬送負荷や搬送設備のトラブル停止等の変動要因がある製造ラインにおいて、搬送の負荷が増大または減少している過程において、その増減を考慮した搬送時間の予測を行うことが可能となる。また、前記天井軌道走行レールが故障し、前記搬送台車の走行が停止した場合は、前記自動保管庫内で搬送台車に移載されない前記搬送未完了ロット数が増加し、搬送時間が遅延するが、このような場合も前記搬送未完了ロット数の増加率から正確な搬送時間の予測を行うことが可能となる。その結果、前記生産進捗管理装置から指定された搬送到着時刻通りに次に処理すべきロットを生産装置に紐付く自動保管庫に搬送することが可能となる。
請求項13では、請求項9記載の搬送制御装置において、生産進捗管理装置は、自動保管庫に格納されているロットの所在情報を管理し、ロット引当装置に通知し、納期管理装置で決定されたロットの優先度を製品引当装置と搬送制御処理装置に通知し、生産装置処理制御装置から通知された各生産装置のロットの処理終了時刻を製品引当装置に通知し、生産装置での処理終了時刻の直前に次にこの生産装置で処理するロットをこの生産装置用の自動保管庫へ到着させるための搬送到着時刻と搬送先の自動保管庫を搬送制御処理装置に指定し、製品引当装置により引き当てられたロットと生産装置を生産装置処理制御装置に通知し、作業者端末の画面から生産処理の指示を出し、生産装置処理制御装置から報告された生産装置の各処理槽の稼動状態や異常状態を製品引当装置に通知し、生産装置で処理終了したロットの搬送先を決定し、その結果を作業者端末に表示させることが好ましい。
この場合、前記生産進捗管理装置では、ロットの所在、ロットの優先度、各生産装置でのロットの処理開始及び処理終了時刻、ロットの搬送到着時刻、各生産装置の稼動状態や異常状況等の生産進捗に関わる情報を一元管理し、各処理装置に必要な情報を通知する事により、極力近くに所在があり、優先度の高いロットを優先して、少なくとも1箇所以上の処理槽が稼動している生産装置に対し、当該ロットを引き当て、現在処理中のロットの処理終了時刻の直前に当該生産装置と紐付く前記自動保管庫に搬送することが可能となる。その結果、ロットの納期遵守率が向上するとともに、生産装置の稼動を低下させる事なくロットのリードタイムを短縮する事ができるようになるため、スループットを向上させることが可能となる。
また、前記生産進捗管理装置では、生産装置で処理終了したロットを作業者が手搬送すべき場所を前記手搬送表示画面に表示させることができる。例えば次の装置で処理可能な生産処理装置が現在の装置の生産装置のすぐ近くにのみある場合は、手搬送先を次の装置の生産装置の前にある待機ポートとし、次の装置で処理可能な生産装置が現在の装置の生産装置の近くと遠くに複数存在する場合は、手搬送先を次の装置で処理可能な生産装置のうち、現在の装置の生産装置の近くに在る方の生産装置に紐付く前記自動保管庫とし、次の装置で処理可能な生産装置が現在の装置の生産装置の遠くにのみ存在する場合は、手搬送先を現在の装置の生産装置に紐付く自動保管庫とすることにより、次の装置の生産装置が遠くにある場合のみ自動搬送させることにより、搬送設備に与える負荷を軽減できるだけでなく、自動搬送回数を1回削減できるのでロットの搬送時間が削減し、結果としてロットのリードタイムを更に短縮することが可能となる。
請求項14では、請求項9記載の搬送制御装置において、搬送制御処理装置は、搬送設備に対し出したロットの搬送指示数の内、未だ搬送が完了していないロットの搬送指示数(以下搬送未完了ロット数)を搬送時間予測装置に通知し、生産進捗管理装置から指定されたロットと搬送到着時間に対し、搬送時間予測装置で計算された搬送予測時間に基づき、指定時間内で搬送完了できるか否か判断し、結果を生産進捗管理装置に応答し、生産進捗管理装置で指定された搬送到着時刻と搬送時間予測装置で予測した搬送所要時間から搬送開始時刻を決定し、自動保管庫を含む搬送設備に対し自動出庫を含む搬送指示を出し、生産進捗管理装置から通知されたロットの優先度を自動保管庫を含む搬送設備に通知し、自動保管庫に格納されているロットの所在情報を管理し、生産進捗管理装置にその所在情報を通知することが好ましい。
この場合、前記搬送制御処理装置で把握している前記搬送未完了ロット数を前記搬送時間予測装置に通知することにより、前記搬送時間予測装置でより精度の高い搬送時間の予測が行えるようになる。また、指定搬送到着時間に対し、指定時間内で搬送完了できるか判断し、応答することにより、現在処理中の生産装置の処理終了時刻に搬送不可能なロットが当該生産装置に引き当てられることを防止できる。また、現在処理中の生産装置の処理終了時刻の直前にロットが到着し自動出庫するよう搬送開始時刻を決定するため、生産装置前でのロットの処理待ち時間の発生や生産装置の稼動ロスの発生を防止できる。また、ロットの優先度を搬送設備に通知することにより、搬送設備内で優先度の高いロットの搬送を優先させることも可能となる。また、ロットの所在情報が生産進捗管理装置で管理することができるようになるので、ロットの引き当ての際になるべく生産装置の近くにあるロットを引き当てすることが可能になる。
請求項15では、請求項9記載の搬送制御装置において、前記生産装置処理制御装置は、各生産装置へのロットの処理をオンライン通信にて指示し、各生産装置から処理レシピ、基板の処理枚数、処理時間及び生産装置の各処理槽の稼動状態の報告を受け、生産装置処理制御装置で計算した各装置の処理終了時間を生産進捗管理装置に報告することが好ましい。この場合、生産装置での処理レシピや半導体基板の処理枚数や処理槽の稼動状況の違いによる処理時間を正確に把握することで、より精度の高い処理時間の予測を行うことが可能となる。
請求項16では、請求項9記載の搬送制御装置において、自動保管庫のロット出庫ポート付近にロット番号や行き先の生産装置名を表示する行き先表示器を備えていることが好ましい。この場合、行き先表示器があることにより、自動出庫されたロットの生産装置に間違いなく作業者が搬送することができるようになる。
この発明の実施形態を図1〜図22に基づいて説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰り返さない。
図1は、本発明の実施形態における各制御処理工程を有する搬送制御装置を示すブロック構成図である。図1において、4は生産進捗管理装置、5は納期管理装置、6は製品引当装置、7は搬送制御処理装置、8は生産装置処理制御装置、9は搬送時間予測装置、10は処理終了予測装置、11は自動保管庫、17は生産装置、23は作業者用端末である。この内、自動保管庫11は搬送制御処理装置7により制御されている。また、生産装置17は生産装置処理制御装置8により制御されている。納期管理装置5では、ロットの納期管理を行い、注文の納期に合わせたロットの優先度を日々決定する。処理終了予測装置10では、生産装置17の処理時間を管理し、ロットの処理終了時間を計算し、処理終了時刻を予測する。製品引当装置6では、納期管理装置5で決定したロットの優先度と処理終了予測装置10で予測した生産装置17での処理終了時刻を用いて、次に処理すべき最適なロットを処理可能な生産装置17に引き当てる。生産進捗管理装置4では、生産進捗全般を管理し、生産装置17での処理終了時刻の直前に次にこの生産装置17で処理するロットをこの生産装置用の自動保管庫11へ到着させるための搬送到着時刻と搬送先の自動保管庫11を指定する。搬送時間予測装置9では、ロットの搬送所要時間を予測する。搬送制御処理装置7では、生産進捗管理装置4で指定された搬送到着時刻と搬送予測時間装置9で予測した搬送所要時間から搬送開始時刻を決定し、搬送設備に対し搬送指示を出す。
更に図2は本発明の実施形態における製造ラインのモデルレイアウトを示した図である。図2において、14は天井軌道走行レール、15は搬送台車、3は半導体基板及び半導体基板キャリアが格納された収納容器で以下ロットと呼称する。12は自動保管庫に装備された入庫ポート、13は自動保管庫に装備された出庫ポート、22は生産装置前にある次に処理をするロット3を待機させる待機ポートで、24はベイ(自動保管庫1台とそれに紐付く生産装置をまとめた論理的なグループ)で、25はエリア(複数のベイをまとめた論理的なグループ)でベイ24及びエリア25の定義情報は生産進捗管理装置に登録されている。
更に図3は本発明の実施形態におけるベイ24の一部を示す斜視模式図である。図3において、16は自動保管庫11の出庫ポート付近に設置されている行き先表示器、23は生産装置に生産指示を出す際に使用するとともに、処理終了したロット3の手搬送先を表示させる作業者端末である。
更に図4は図1に示した生産装置を示す上面図である。図4において、18は半導体基板1を格納した半導体基板キャリア2を受け入れるロードポート、19a,19bは半導体基板1の搬送を行う搬送ロボット、20は待機ポートとしてのロードロック室、21a,21b,21c,21dは複数ある処理槽である。
以下図1〜4を参照にして、以下簡単に基本的な搬送作業について説明する。生産装置17で処理を終了したロット3は、作業者端末23に表示された手搬送先に従い、作業者により該生産装置と同じベイ24内の自動保管庫11に装備された入庫ポート12もしくは、次工程の生産装置17と同じベイ内の自動保管庫11に装備された入庫ポート12もしくは、次工程の生産装置17の前にある待機ポート22へ手搬送される。次工程の搬送先については次工程の生産装置の設置位置により決定するが、詳細については後述する。以下、該生産装置と同じベイ24内の自動保管庫11に装備された入庫ポート12にロット3が入庫された場合について説明を続ける。入庫ポート12に入庫されたロット3は一旦当該自動保管庫11内に格納され、搬送制御処理装置7からの搬送指示により搬送が開始され、搬送台車15に移載される。ロット3を搭載した搬送台車15は天井軌道走行レール14上を走行し、搬送制御処理装置7から指示を受けた搬送先の自動保管庫11前で停止し、ロット3は当該自動保管庫11に格納され、出庫ポート13に自動出庫する。
自動出庫されたロット3は、行き先表示器16に表示された生産装置17前の待機ポート22に作業者により手搬送される。待機ポート22で待機しているロット3は、当該生産装置17で現在処理中の半導体基板1の処理が終了し次第、直ちに半導体基板キャリア2の状態でロードポート18に移載され、加工処理が開始される。次に、半導体基板1は搬送ロボット19aにより、ロードロック室20に搬送され、搬送ロボット19bにより、処理槽21a,21b,21c,21dのいずれかに搬送され、実際の加工処理が施される。加工処理が終了した半導体基板1は搬送ロボット19aにより、半導体基板キャリア2に搬送及び格納される。全ての処理が終了した半導体基板1は収納容器に格納されロット3として、作業者端末23に表示された手搬送先に従い、次工程の搬送先に手搬送される。以下、生産進捗管理装置4に登録されている全ステップが終了するまで、上記の搬送作業が繰り返される。
図5〜図21は請求項1に記載の各処理工程毎の処理を示したフローチャートで、ステップ順に連続した処理となっている。以下図5〜図21を参照に説明を行う。
図5は本発明の実施形態における納期管理工程での納期管理処理を示したフローチャートである。納期管理工程では日々決まった時刻にロット3の納期と生産進捗を比較し(ステップ27)、ロット3の優先度を決定する処理(ステップ28)を行う。優先度の決定方法は、ロット3の納期とロット3の生産進捗を比較し、納期に対し生産進捗が遅れている度合いにより決定する。次に、決定したロット3の優先度を生産進捗管理工程及び製品引当工程に通知する処理を行う(ステップ29)。工場内に現存する全てのロット3の優先度が決定すれば処理が終了する(ステップ30)。図6は納期と生産進捗の遅れ度合いとロット3の優先度を示した例である。
図7は本発明の実施形態における処理終了予測工程での処理終了時刻予測処理を示したフローチャートである。処理終了予測工程での処理終了時刻予測処理は生産装置17でロット3の処理が開始した時点で開始する(ステップ31)。まず、現在処理中の生産装置の各処理槽の稼動状況と処理レシピを生産装置処理制御工程に問い合わせする処理(ステップ32)を行い、次に現在の処理槽の稼動状況と処理レシピから、処理終了予測装置10内のデータベースに記録されている処理槽の稼動状況と処理レシピ毎の過去の処理実績時間を検索する処理(ステップ33)を行い、その結果を処理開始時刻に積算し、処理終了時刻を計算する処理(ステップ34)を行い、その結果を生産装置処理制御工程に通知する処理(ステップ35)を行い、処理終了時刻予測処理を終了する(ステップ36)。図8はステップ34において検索する図4に示す処理槽が4箇所ある生産装置の処理槽の稼動状況と処理レシピによる各生産装置での処理実績時間データの一例で、処理実績時間には過去の実績値の平均値を用いている。この方法を用いる事により、図4で示した様な複数の処理槽を持つ生産装置での処理終了時刻の予測精度を高める事が出来る。
図9は本発明の実施形態における製品引当工程での製品引当処理を示したフローチャートである。製品引当処理は設定可能な時間周期で処理が開始し(ステップ37)、まず、処理可能なロット3の優先度を検索する処理を行い(ステップ38)、次に、処理するロット3の順番を決定する処理(ステップ39)を行う。この際、図10に示す処理レシピ別に優先度順に並べたロット3のリストを作成する。次に生産装置の稼動状況とロット3の仕掛状況と現在処理中装置の処理終了予測時刻と設置場所(ベイNo)と処理可能レシピを検索する処理(ステップ40)を行い、図11に示す各生産装置の情報リストを作成する。次にロット3の所在を検索する処理(ステップ41)を行い、図12に示すロット所在情報リストを作成する。次に生産装置で次に処理するロット3を決定する処理(ステップ42)を行う。決定方法はステップ38〜41で作成されたリストから、より優先度が高いロット3をより早く、より近くにある生産装置で処理される条件を検索する事により行なわれる。図10から図12において、優先順位が1で所在がベイ1で処理レシピがレシピAのロットA1は現在稼動中でロットの仕掛がなく、設置場所がベイ1で処理可能レシピがレシピAの装置A1で処理される様に決定される。この決定方法を式に表すと以下のようになる。
Q=AX+BY
ここで、Qはロット3の優先順位と所在により決定する、ある生産装置に対し引当てられるロット3の順位を表す点数で、点数が高い方が引当て順位が高い。Xはロット3の優先順位により決定する点数で優先順位が高い程点数が大きい、Yはロット3の所在(ベイ)と生産装置の設置場所(ベイ)の関係により決定する点数で、処理する生産装置に近い程点数が高い。Aはロット3の優先順位に対する重み係数、Bはロット3の所在に対する重み係数で任意に設定できる。図13はロット3の優先順位とその点数(X)の例である。図14は図2のレイアウトにおけるロット3の所在(ベイ)と生産装置の設置場所(ベイ)の関係により決定する点数(Y)の例で、搬送距離が短い程点数が高くなっている。
例えば、図10〜図12に示すロット3及び生産装置において、重み係数X=1、Y=0.5の場合で、設置場所がベイ2の装置A2にロット3を引き当てる場合、ロットA1、ロットA2、ロットA3、ロットA4、ロットA5に対するそれぞれの点数は以下のようになる。
Q(A1)=1*10+0.5*2.5=11.25
Q(A2)=1*8+0.5*10=13
Q(A3)=1*6+0.5*5=8.5
Q(A4)=1*4+0.5*2.5=5.25
Q(A5)=1*4+0.5*2.5=5.25
以上の結果から装置A2に引き当てられるロット3はロット3A2となり、極力近くに所在があり、優先度の高いロット3を優先して、少なくとも1箇所以上の処理槽が稼動している生産装置に対し、当該ロット3を引き当て、現在処理中のロット3の処理終了時刻の直前に当該生産装置と紐付く前記自動保管庫11に搬送することが可能となる。
図15は本発明の実施形態における搬送時間予測工程での搬送時間予測処理を示したフローチャートである。搬送時間予測処理は搬送制御処理工程からの搬送時間問い合わせにより処理が開始する(ステップ45)。次に問い合わせのあったロット3の搬送元、搬送先及び現在の搬送未完了ロット数を搬送制御処理工程に問い合わせる処理(ステップ46)を行う。次に搬送未完了ロット数の推移データから搬送未完了ロット数の増減を予測する処理(ステップ47)を行う。この処理は、搬送機器に対する搬送負荷の増減が搬送時間に与える影響を考慮し、搬送予測時間の補正をするためのもので、図16に示す搬送元の自動保管内に存在する搬送未完了ロット数の推移と図17に示す他の自動保管庫11内や前記天井軌道走行レール14上を走行中の搬送台車15で搬送中のロット3も含めた全搬送未完了ロット数の推移データを利用し、増減を考慮した補正値を計算する。補正値を計算するために以下の式を用いる。
Y=a1X
a1=(Y1−Y0)/ΔX
Z=a2X
a2=(Z1−Z0)/ΔX
ここで、
Y:搬送元の自動保管庫11内の搬送未完了ロット数の増減予測個数(個)
a1:単位時間あたりの搬送元の自動保管庫11内の搬送未完了ロット数の増減割合(個/分)
X:経過時間(分)
Y0:ΔX分前の搬送元の自動保管庫11内の搬送未完了ロット数(個)
Y1:現在の搬送元の自動保管庫11内の搬送未完了ロット数(個)
ΔX:Y1(Z1)データ取得時刻−Y0(Z0)データ取得時刻(分)
Z:全搬送未完了ロット数の増減予測個数(個)
a2:単位時間あたりの全搬送未完了ロット数の増減割合(個/分)
Z0:ΔX分前の全搬送未完了ロット数(個)
Z1:現在の全搬送未完了ロット数(個)
上記の計算式に具体的数値を代入した結果を以下に示す。
Y1=20、Y0=10、ΔX=10の場合、
a1=(20−10)/10=2個/分
X=1の場合、
Y=2*1=2個
Z1=100、Z0=70、ΔX=10の場合
a2=(200−100)/10=10個/分
Z=10*1=10個
上記の計算結果より、1分後の搬送未完了ロット数の予測値は以下のようになる。
現在から1分後の搬送元の自動保管庫11内の搬送未完了ロット予測数
=20+2=22個
現在から1分後の全搬送未完了ロット予測数
=200+10=210個
となり、現在から1分後の搬送未完了ロット数の予測が行える。
次に、現在の搬送予測時間の補正をするため、搬送元、搬送先、自動保管庫11内の搬送未完了ロット予測数、全搬送未完了予測数を利用し、同じ組み合わせでの過去の実績値を搬送時間実績値データベース51で検索し、その平均値を計算し、搬送予測時間を求める処理(ステップ48)を行う。次にその結果を搬送制御処理工程に通知する処理(ステップ49)を行い、処理が終了する。なお、図18はステップ48で計算した搬送予測時間の例である。
このように搬送負荷の増減を考慮した上で、考慮後の搬送負荷状態での過去の実績値の平均値を搬送予測時間とする事により、予測の精度を高める事が可能となる。
図19は本発明の実施形態における生産進捗管理工程での搬送制御処理を示したフローチャートである。生産進捗管理工程は生産に関わるあらゆる処理を統括しているため、必ずしも図19に示すフローチャート順に処理されるものではないが、一実施例として以下に説明する。生産進捗管理工程における搬送制御処理は、自動保管庫11にロット3が入庫され、そのロット3の所在情報が前記搬送制御処理工程から通知されるところから開始する(ステップ52)。次にロット3の所在情報を管理し、製品引当工程に通知する処理(ステップ53)を行う。次に納期管理工程で決定されたロット3の優先度を製品引当工程と搬送制御処理工程に通知する処理(ステップ54)を行う。次に生産装置処理制御工程から報告された生産装置の各処理槽の稼動状態や異常状態を製品引当工程に通知する処理(ステップ55)を行う。次に生産装置処理制御工程から報告された各生産装置のロット3の処理終了予測時刻を製品引当工程に通知する処理(ステップ56)を行う。次に生産装置での処理終了時刻の直前に次に当該生産装置で処理するロット3を当該生産装置用の自動保管庫11へ到着させるための搬送到着時刻と搬送先の自動保管庫11を搬送制御処理工程に指定通知する処理(ステップ57)を行う。次に製品引当工程により引き当てられたロット3と生産装置を生産装置処理制御工程に通知する処理(ステップ58)を行う。次に生産装置へのロット3の生産指示を生産装置制御処理工程に出す処理(ステップ60)を行う。次に生産装置で処理終了したロット3の手搬送先を決定し、その結果を前記作業者端末に表示させる処理(ステップ61)を行ない、処理が終了する(ステップ62)。このうちステップ61の処理につき、以下詳細に説明する。
図2において例えばベイ1の生産装置で処理が終了したロット3の手搬送先の表示は以下の様なルールになっている。
次工程で処理する生産装置が現工程で処理終了した生産装置と同じベイ内(ベイ1)に存在し、かつ次工程の生産装置で次に処理すべきロット3が待機ポート22にない場合は、作業者端末23に表示される手搬送先は次に処理すべき次工程の生産装置の待機ポートとなる。また、次工程の全生産装置の待機ポートに空きがない場合は処理終了した生産装置と同じベイ内(ベイ1)の自動保管庫11−1の入庫ポートとなる。この場合、ロット3は従来のように一度自動保管庫11−1に在庫しない確率が増えるため、自動保管庫11内での滞留時間や生産装置前でのロット待ち時間が削減される。また、次工程で処理する生産装置が現工程で処理終了した生産装置と同じエリア内(エリア1)で異なるベイ(ベイ2)の場合は作業者端末23に表示される手搬送先は次工程で処理する生産装置とベイ2の自動保管庫11−2の入庫ポートとなる。この場合、従来は処理終了した生産装置と同じベイ内(ベイ1)の自動保管庫11−1の入庫ポートに入庫していたのと比較し、搬送回数が1回削減されるため、搬送機器の負荷を軽減する事ができる。また、次工程で処理する生産装置が現工程で処理終了した生産装置と異なるエリア(エリア2)の場合は、従来と同様、作業者端末23に表示される手搬送先は処理終了した生産装置と同じベイ内(ベイ1)の自動保管庫11−1の入庫ポートとなる。なお、図19におけるステップ52〜62の処理により、生産管理工程を中心とした各処理工程に必要な情報が全て通知されるようになり、結果として必要なロットを必要な時刻に処理すべき生産装置前に配送することができる様になり、全てのロットの納期を遵守させるとともに、生産装置の稼動を低下させることなく以下リードタイムを短縮し、スループットを向上させることが可能となる。
図20は本発明の実施形態における搬送制御処理工程での搬送制御処理を示したフローチャートである。搬送制御処理は自動保管庫11に入庫されたロット3の所在情報を自動保管庫11から取得することから処理を開始する(ステップ63)。次にロット3の所在情報を生産進捗管理工程に通知する処理(ステップ64)を行う。次に搬送未完了ロット数を前記搬送時間予測工程に通知する処理(ステップ65)を行う。次に生産進捗管理工程から指定されたロットと搬送到着時間に対し、搬送時間予測工程で計算された搬送予測時間に基づき、指定時間内で搬送完了できるか否か判断し、結果を前記生産進捗管理工程に応答する処理(ステップ66)を行う。この場合、指定時間内で搬送完了できないと判断されたロットについては、製品引き当て工程で再検索され、他の生産装置17に引き当てられる。次に生産進捗管理工程で指定された搬送到着時刻と前記搬送予測工程で予測した搬送所要時間から搬送開始時刻を決定する処理(ステップ67)を行う。次に自動保管庫11を含む搬送設備に対しロットの優先度の通知と自動出庫を含む搬送指示を出す処理(ステップ68)を行い、処理が終了する(ステップ69)。ステップ64〜69の処理により生産装置17で現在処理中のロットの処理が終了する直前に次に処理するロットが装置前の待機ポートに搬送される様になる。
図21は本発明の実施形態における生産装置処理制御工程での搬送制御処理を示したフローチャートである。生産装置処理制御工程での制御処理は生産進捗管理工程からの生産指示により開始する(ステップ70)。次にロットの処理を生産装置17にオンライン通信にて指示する処理(ステップ71)を行う。次に生産装置17から処理レシピ、半導体基板の処理枚数、処理時間及び各処理槽の稼動状態等の報告を受け、結果を生産進捗管理工程に報告する処理(ステップ72)を行う。次に生産装置処理制御工程で計算した各装置の処理終了予測時間を生産進捗管理工程に報告する処理(ステップ73)を行ない、生産装置17での処理終了報告を生産進捗管理工程に行い処理が終了する(ステップ74)。ステップ70〜73の処理により、生産装置17の処理槽の稼動状態を考慮した処理終了予測が行える様になる。
図22は図3における自動保管庫11の出庫ポート近くに設置されている行き先表示器16の表示内容の例を示したもので、自動保管庫11から自動出庫されたロットのロットID、キャリアID、処理装置等の情報が表示される。この表示に従い、作業員がロットを処理すべき生産装置17の待機ポート22に間違いなく手搬送することができる。
以上のように、本実施形態に係る半導体及び液晶の製造ラインにおけるロットの搬送制御装置において、納期的に優先度の高いロットから順に生産装置前での処理待ち時間や生産装置でのロット待ち時間を発生させることなく搬送し、生産装置で処理できるようになるので、全てのロットの納期遵守率が向上するとともに、生産装置の稼動を低下させる事なくロットのリードタイムを短縮する事ができるようになるため、スループットを向上させることができる。
本発明にかかる搬送制御装置の制御方法および搬送制御装置は、半導体や液晶の製造ラインにおいて、搬送時間予測工程及び処理終了予測工程を有し、効率的な搬送を実現するものとして有用である。
本発明の実施形態に係る搬送制御装置を示すブロック構成図である。 本発明の実施形態に係る製造ラインのモデルレイアウト図である。 本発明の実施形態に係るベイ24の一部を示す斜視模式図である。 本発明の実施形態に係る生産装置を示す上面図である。 本発明の実施形態に係る納期管理工程での納期管理処理を示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係る納期と生産進捗の遅れ度合いとロットの優先度を示した例の説明図である。 本発明の実施形態に係る納期処理終了予測工程での処理終了時刻予測処理を示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係る生産装置での処理実績時間データの説明図である。 本発明の実施形態に係る製品引当工程での製品引当処理を示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係る処理レシピ別に優先度順に並べたロットのリストの説明図である。 本発明の実施形態に係る生産装置の情報リストの説明図である。 本発明の実施形態に係るロット所在情報リストの説明図である。 本発明の実施形態に係るロット3の優先順位とその点数(X)の例の説明図である。 本発明の実施形態に係るロット3の所在(ベイ)と生産装置の設置場所(ベイ)の関係により決定する点数(Y)の例の説明図である。 本発明の実施形態に係る搬送時間予測工程での搬送時間予測処理を示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係る搬送元の自動保管内に存在する搬送未完了ロット数の推移のグラフである。 本発明の実施形態に係る全未完了ロット数の推移のグラフである。 本発明の実施形態に係る搬送予測時間の計算結果の説明図である。 本発明の実施形態に係る生産進捗管理工程での搬送制御処理を示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係る搬送制御処理工程での搬送制御処理を示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係る生産装置処理制御工程での搬送制御処理を示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係る行き先表示器16の表示内容の説明図である。 背景技術における搬送制御処理装置を示すブロック構成図である。 背景技術における製造ラインのモデルレイアウト図である。 背景技術における処理開始予定時刻の割付処理の例1の説明図である。 背景技術における処理開始予定時刻の割付処理の例2の説明図である。 背景技術における行き先ベイ80が2つある場合の割付処理の説明図である。
符号の説明
1 半導体基板
2 半導体基板キャリア
3 ロット
4 生産進捗管理装置
5 納期管理装置
6 製品引当装置
7 搬送制御処理装置
8 生産装置処理制御装置
9 搬送時間予測装置
10 処理終了予測装置
11 自動保管庫
12 自動保管庫に装備された入庫ポート
13 自動保管庫に装備された出庫ポート
14 天井軌道走行レール
15 搬送台車
16 行き先表示器
17 生産装置
18 ロードポート
19a,19b 搬送ロボット
20 ロードロック室
21a,21b,21c,21d 処理槽
22 待機ポート
23 作業者端末
24 ベイ
25 エリア
26〜30 フローチャートのステップ
31〜36 フローチャートのステップ
37〜44 フローチャートのステップ
45〜50 フローチャートのステップ
51 搬送時間実績値データベース
52〜62 フローチャートのステップ
63〜69 フローチャートのステップ
70〜74 フローチャートのステップ
75 FA制御用の計算機システム
76 製造装置
77 搬送機器
78 マンマシン端末
79 ストッカー
80 ベイ

Claims (16)

  1. 複数の基板からなるロットを自動搬送させる手段と、前記ロットの基板の加工処理を行う複数の生産装置と、次以降に前記生産装置で処理すべきロットを格納する複数の自動保管庫とを備えた搬送制御装置の制御方法であって、
    前記ロットの納期管理を行い、注文の納期に合わせたロットの優先度を日々決定する納期管理工程と、
    前記生産装置の処理時間を管理し、前記ロットの終了時間を計算し、処理終了時刻を予測する処理終了予測工程と、
    前記納期管理工程で決定したロットの優先度と前記処理終了予測工程で予測した生産装置での処理終了時刻を用いて、次に処理すべき最適なロットを処理可能な生産装置に引き当てる製品引当工程と、
    生産進捗全般を管理し、前記生産装置での処理終了時刻の直前に次にこの生産装置で処理するロットをこの生産装置用の自動保管庫へ到着させるための搬送到着時刻と搬送先の自動保管庫を指定する生産進捗管理工程と、
    前記ロットの搬送所要時間を予測する搬送時間予測工程と、
    前記生産進捗管理工程で指定された搬送到着時刻と前記搬送時間予測工程で予測した搬送所要時間から搬送開始時刻を決定し、搬送設備に対し搬送指示を出す搬送制御処理工程と、
    前記生産装置の処理制御を行う生産装置処理制御工程とを含む搬送制御装置の制御方法。
  2. 前記処理終了予測工程は、各生産装置の現在の処理レシピにより決まっているロットの処理時間を基本値とすることと、各生産装置が有する複数の処理槽の稼動状況により、前記ロットの処理時間を補正することと、補正後の結果を前記生産装置処理制御工程に報告することとを含む請求項1記載の搬送制御装置の制御方法。
  3. 前記製品引当工程は、納期管理工程で決定されたロットの優先度と、前記生産進捗管理工程で管理している各生産装置の稼動状況と、ロットの処理終了時刻と、現在のロットの所在情報を用いて、次に処理すべき最適なロットを処理可能な生産装置に引き当て、結果を前記生産進捗管理工程に報告する請求項1記載の搬送制御装置の制御方法。
  4. 前記搬送時間予測工程は、前記搬送制御処理工程が搬送設備に対し出したロットの搬送指示数の内、未だ搬送が完了していないロットの搬送指示数(以下搬送未完了ロット数)の増減を考慮した予測を行うことと、搬送元、搬送先、搬送未完了ロット数と搬送時間の実績値を記録し、データベース化することと、前記搬送未完了ロット数の予測値と前記搬送時間の実績値から搬送所要時間の予測を行うことと、搬送所要時間の予測結果を前記搬送制御処理工程に報告することとを含む請求項1記載の搬送制御装置の制御方法。
  5. 前記生産進捗管理工程は、前記自動保管庫に格納されているロットの所在情報を管理し、前記製品引当工程に通知することと、前記納期管理工程で決定されたロットの優先度を前記製品引当工程と前記搬送制御処理工程に通知することと、前記生産装置処理制御工程から報告された生産装置の稼動状態や異常状態および各生産装置のロットの処理終了時刻を前記製品引当工程に通知することと、前記生産装置での処理終了時刻の直前に次にこの生産装置で処理するロットをこの生産装置用の自動保管庫へ到着させるための搬送到着時刻と搬送先の自動保管庫を前記搬送制御処理工程に指定することと、前記製品引当工程により引き当てられたロットと生産装置を前記生産装置処理制御工程に通知し、作業者端末の画面から生産処理の指示を出すことと、生産装置で処理終了したロットの手搬送先を決定し、その結果を前記作業者端末に表示させることとを含む請求項1記載の搬送制御装置の制御方法。
  6. 前記搬送制御処理工程は、搬送設備に対し出したロットの搬送指示数の内、未だ搬送が完了していないロットの搬送指示数(以下搬送未完了ロット数)を前記搬送時間予測工程に通知することと、前記生産進捗管理工程から指定されたロットと搬送到着時間に対し、前記搬送時間予測工程で計算された搬送予測時間に基づき、指定時間内で搬送完了できるか否か判断し、結果を前記生産進捗管理工程に応答することと、前記生産進捗管理工程で指定された搬送到着時刻と前記搬送時間予測工程で予測した搬送所要時間から搬送開始時間を決定し、自動保管庫を含む搬送設備に対し自動出庫を含む搬送指示を出すことと、前記生産進捗管理工程から通知されたロットの優先度を前記自動保管庫を含む搬送設備に通知することと、前記自動保管庫に格納されているロットの所在情報を管理し、前記生産進捗管理工程にその所在情報を通知することとを含む請求項1記載の搬送制御装置の制御方法。
  7. 前記生産装置処理制御工程は、各生産装置へのロットの処理をオンライン通信にて指示し、各生産装置から処理レシピ、基板の処理枚数、処理時間及び前記生産装置の各処理槽の稼動状態の報告を受け、前記生産装置処理制御工程で計算した各装置の処理終了時間を前記生産進捗管理工程に報告する請求項1記載の搬送制御装置の制御方法。
  8. 前記自動保管庫のロット出庫ポート付近にロット番号や行き先の生産装置名を表示する請求項1記載の搬送制御装置の制御方法。
  9. 複数の基板からなるロットを自動搬送させるための天井軌道走行レールと、前記ロットを移載し、前記天井軌道走行レール上を走行する複数の搬送台車と、前記ロットの基板の加工処理を行う複数の生産装置と、次に処理すべきロットを待機させる待機ポートと、次以降に前記生産装置で処理すべきロットを格納する複数の自動保管庫とを備える搬送制御装置であって、
    前記ロットの納期管理を行い、注文の納期に合わせたロットの優先度を日々決定する納期管理装置と、
    前記生産装置の処理時間を管理し、ロットの処理終了時間を計算し、処理終了時刻を予測する処理終了予測装置と、
    前記納期管理装置で決定したロットの優先度と前記処理終了予測装置で予測した生産装置での処理終了時刻を用いて、次に処理すべき最適なロットを処理可能な生産装置に引き当てる製品引当装置と、
    生産進捗全般を管理し、前記生産装置での処理終了時刻の直前に次にこの生産装置で処理するロットをこの生産装置用の自動保管庫へ到着させるための搬送到着時刻と搬送先の自動保管庫を指定する生産進捗管理装置と、
    前記ロットの搬送所要時間を予測する搬送時間予測装置と、
    前記生産進捗管理装置で指定された搬送到着時刻と前記搬送時間予測装置で予測した搬送所要時間から搬送開始時間を決定し、搬送設備に対し搬送指示を出す搬送制御処理装置と、
    前記生産装置の処理制御を行う生産装置処理制御装置とを備えた搬送制御装置。
  10. 前記処理終了予測装置は、各生産装置の現在の処理レシピにより決まっているロットの処理時間を基本値とし、各生産装置が有する複数の各処理槽の稼動状況により、前記ロットの処理時間を補正し、補正後の結果を前記生産装置処理制御装置に報告する請求項9記載の搬送制御装置。
  11. 前記製品引当装置は、納期管理装置で決定されたロットの優先度と、前記生産進捗管理装置で管理している各生産装置の稼動状況と、ロットの処理終了時刻と、現在のロットの所在情報を用いて、次に処理すべき最適なロットを処理可能な生産装置に引き当て、結果を前記生産進捗管理装置に報告する請求項9記載の搬送制御装置。
  12. 前記搬送時間予測装置は、前記搬送制御処理装置が搬送設備に対し出したロットの搬送指示数の内、未だ搬送が完了していないロットの搬送指示数(以下搬送未完了ロット数)の増減を考慮した予測を行ない、搬送元、搬送先、搬送未完了ロット数と搬送時間の実績値を記録し、データベース化し、前記搬送未完了ロット数の予測値と前記搬送時間の実績値から搬送所要時間の予測を行ない、搬送所要時間の予測結果を前記搬送制御処理装置に報告する請求項9記載の搬送制御装置。
  13. 前記生産進捗管理装置は、前記自動保管庫に格納されているロットの所在情報を管理し、前記ロット引当装置に通知し、前記納期管理装置で決定されたロットの優先度を前記製品引当装置と前記搬送制御処理装置に通知し、前記生産装置処理制御装置から通知された各生産装置のロットの処理終了時刻を前記製品引当装置に通知し、前記生産装置での処理終了時刻の直前に次にこの生産装置で処理するロットをこの生産装置用の自動保管庫へ到着させるための搬送到着時刻と搬送先の自動保管庫を前記搬送制御処理装置に指定し、前記製品引当装置により引き当てられたロットと生産装置を前記生産装置処理制御装置に通知し、作業者端末の画面から生産処理の指示を出し、前記生産装置処理制御装置から報告された生産装置の各処理槽の稼動状態や異常状態を前記製品引当装置に通知し、生産装置で処理終了したロットの搬送先を決定し、その結果を前記作業者端末に表示させる請求項9記載の搬送制御装置。
  14. 前記搬送制御処理装置は、搬送設備に対し出したロットの搬送指示数の内、未だ搬送が完了していないロットの搬送指示数(以下搬送未完了ロット数)を前記搬送時間予測装置に通知し、前記生産進捗管理装置から指定されたロットと搬送到着時間に対し、前記搬送時間予測装置で計算された搬送予測時間に基づき、指定時間内で搬送完了できるか否か判断し、結果を前記生産進捗管理装置に応答し、前記生産進捗管理装置で指定された搬送到着時刻と前記搬送時間予測装置で予測した搬送所要時間から搬送開始時間を決定し、自動保管庫を含む搬送設備に対し自動出庫を含む搬送指示を出し、前記生産進捗管理装置から通知されたロットの優先度を前記自動保管庫を含む搬送設備に通知し、前記自動保管庫に格納されているロットの所在情報を管理し、前記生産進捗管理装置にその所在情報を通知する請求項9記載の搬送制御装置。
  15. 前記生産装置処理制御装置は、各生産装置へのロットの処理をオンライン通信にて指示し、各生産装置から処理レシピ、基板の処理枚数、処理時間及び前記生産装置の各処理槽の稼動状態の報告を受け、前記生産装置処理制御装置で計算した各装置の処理終了時間を前記生産進捗管理装置に報告する請求項9記載の搬送制御装置。
  16. 前記自動保管庫のロット出庫ポート付近にロット番号や行き先の生産装置名を表示する行き先表示器を備えている請求項9記載の搬送制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104022178A (zh) * 2013-03-01 2014-09-03 江苏瑞新科技股份有限公司 一种电池串取料***
JP2020101846A (ja) * 2018-12-19 2020-07-02 オムロン株式会社 予測装置、搬送制御システム、および予測方法

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