JP2005275110A - レンズ鏡胴 - Google Patents

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JP2005275110A
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修 稲葉
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Abstract

【課題】 JISで規定される公差を指定して内筒と外筒とを個別に製作させ、内筒を外筒に支持させたとしてもガタが生じないレンズ鏡胴を提供する。
【解決手段】 撮影レンズ100のうち、第1群のレンズ101を保持する内筒103の外周面に第1のネジ103aを設ける。さらにその内筒103を保持する外筒104の内周面に第2のネジ104aを設ける。第1のネジ103aと第2のネジ104aとの間にテープを介在させ第1のネジと第2のネジを螺合させることにより内筒103を外筒104に保持させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、レンズを保持するレンズ鏡胴に関する。
カメラはレンズ鏡胴を備えたものが多い。このレンズ鏡胴には撮影レンズが内蔵されており、撮影レンズをレンズ鏡胴に組み込むにあたって、撮影レンズが傾かないように、また撮影レンズが正確な位置に配置されるように、レンズの押さえ部材を含む取付部に厳しい寸法精度が要求される。
レンズの押さえ部材にあまり厳しい寸法精度を要求すると、レンズがきつく押さえられてしまって鏡胴部に温度変化があると押さえ部材の温度特性とレンズの温度特性の違いによりレンズが変形してしまう恐れがある。このため、寸法精度を若干緩めて、その緩めたことにより鏡胴内に生まれる僅かな隙間(クリアランス分)にスリーブを嵌挿して、温度特性の違いによる両者の変形度合いの差をそのスリーブに吸収させる技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
ところで、撮影レンズを内筒に保持させてから、その内筒をレンズ鏡胴の外筒に保持させる場合もある。この場合には内筒を外筒に保持させるにあたって、内筒と外筒とにそれぞれネジを設けて、内筒を外筒にねじ込んで固定することもある。このようなときにはネジの嵌合部に厳しい寸法精度が要求される。このため、内筒のネジと外筒のネジとを合わせ込みながらネジの嵌合が緊密になるように加工を行なう必要がある。しかしこのような精密な加工は製作コストの増大を招く。
この製作コストを低減するためには、外筒と外筒の内周面に設けるネジの寸法公差および内筒と内筒の外周面に設けるネジの寸法公差をJISに規定された公差で指定して、内筒と外筒とをそれぞれ個別に製作することが考えられる。しかしこのようにすると、JISで規定された寸法公差分のがたが必ず生じてしまう。
特開昭58−182606号公報
本発明は、上記事情に鑑み、JISで規定される公差を指定して内筒と外筒とを個別に製作してもガタが生じないレンズ鏡胴を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のレンズ鏡胴は、レンズを保持するレンズ鏡胴において、
上記レンズのうちの少なくとも一つのレンズを保持するとともに外周面に嵌合用の第1のネジが設けられた内筒と、
内周面に、上記内筒の外周面の第1のネジと嵌合する第2のネジが設けられ、その第1のネジとその第2のネジの螺合により上記内筒を保持する外筒とを備え、
上記第1ネジと上記第2のネジが、ネジによる嵌合のガタを防止するテープを介在させて螺合してなることを特徴とする。
上記本発明のレンズ鏡胴によれば、上記内筒の外周面の第1のネジとその第1のネジと嵌合する第2のネジとの双方をJISの公差によりそれぞれ別々に製作しても第1のネジと第2のネジとのネジの嵌合によるガタが第1のネジと第2のネジとの間に介在したテープにより抑制される。
いままでは外筒のネジと内筒のネジとの双方をそれぞれJISに規定された公差内で製作すると必ずガタが生じていたが、テープを介在させることにより、そのガタが防止される。
以上、説明したように、JISで規定される公差を指定して内筒と外筒とを別々に製作してもガタが生じないレンズ鏡胴が実現される。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態であるレンズ鏡胴を備えたカメラ1を示す図である。
図1に示すようにこのカメラ1は、撮影レンズ100を保持するレンズ鏡胴10を備えており、そのレンズ鏡胴10の上方にはファインダ11が設けられている。そのファインダ11を覗きながら、シャッタチャンスにレリーズ釦12が押されると、レンズ鏡胴10に内蔵された撮影レンズ100を経由して入射してきた被写体光を捉えることにより撮影が行なわれる。この撮影が行なわれるときに被写界輝度が足りない場合には、ファインダの横の閃光発光窓13から閃光が発光されて撮影が行なわれる。
図2は図1のレンズ鏡胴10内部の構成を示す図である。
図2に示すレンズ鏡胴10内には複数のレンズ群が配備されている。図2にはレンズ鏡胴先端側の部分の第1レンズ群101、第2レンズ群102のみが示されている。
この第1レンズ群101が鏡胴10先端側の外筒103に保持され、第2レンズ群102が鏡胴中央部の取付部105に保持されている。
図2に示す内筒104の外周面には、嵌合用の第1のネジ104aが設けられており、外筒103の内周面にはこの第1のネジ104aと嵌合する第2のネジ103aが設けられている。
このカメラでは内筒110を外筒111に保持させるにあたって、外筒111の内周面に設けた第2のネジ111aと内筒110の外周面に設けた第1のネジ110aとのガタを防止するテープが第1のネジに巻きつけられた後、第1のネジを第2のネジに螺合させることにより内筒110を外筒111に保持させている。したがって第1のネジ110aと第2のネジ111aとがそれぞれJISの公差で製作されてもその公差分のガタがテープにより吸収されて好適な嵌合が得られる。
図2の上方にはそのガタ防止用のテープ200の状態が分かるように、第1のネジ104aと第2のネジ103aの嵌合部を拡大して模式的に示した図が示されている。図2の拡大図に示すように、第1のネジ104aと第2のネジ103aとの嵌合によるガタが防止されるようにテープ200を介在させて螺合させておくと、第1のネジ104aと第2のネジ103aとの間にテープ200が充填された格好になって内筒104と外筒103とがガタなく嵌合する。図2にはテープ200を介在させたことが分かるように第1のネジ104aと第2のネジ103aとの嵌合部すべてにわたってテープ200が充填されたように示されているが、実際には、第1のネジ104aと第2のネジ103aとの嵌合によるガタを生じさせる部分にだけテープが入り込み充填される。
ここで用いるテープとしては例えばテフロン(登録商標)などを材料としたものが良く、このテフロン(登録商標)を材料としたテープは良好な機械的強度を持つものが多い。このため内筒104の第1のネジ104aにテープを巻きつけておき、外筒103の第2のネジ103aにそのテープを螺合させるために内筒104を外筒103に対して螺進させる場合にあってはそのテープが切れることなくそのテープが双方のネジになじむように入り込んで第1のネジと第2のネジとの双方の嵌合によるガタを発生させないように働く。またこのテフロン(登録商標)テープ200は、良好な温度特性を持つものも多く、テープに加えて外筒103と内筒104とも双方良好な温度特性を持つものであるとすると、螺合させた後にあっては第1のネジ104aと第2のネジ103aとの嵌合によるガタの部分にテープが充填されたことによりガタが防止された後、このカメラの使用中に鏡胴部の温度が変化したとしても第1のネジ104aと第2のネジ103aとの嵌合が精度良く保たれる。
以上説明したように、内筒と外筒を別々に製作して第1のネジと第2のネジとの嵌合によるガタが生じたとしても第1のネジと第2のネジとの間に介在させたテープによりそのガタが吸収される。
尚、ここではカメラを取り上げて、そのカメラに備えられたレンズ鏡胴について説明したが、本発明のレンズ鏡胴はカメラにのみ適用されるものではなく、望遠鏡や双眼鏡、あるいはレンズ鏡胴を備える光学機器に広く適用可能である。
本発明の一実施形態であるカメラの外観を示す図である。 図1のレンズ鏡胴内部の構成を示す図である。
符号の説明
1 レンズ
10 レンズ鏡胴
100 撮影レンズ
101 第1レンズ群
102 第2レンズ群
103 外筒
103a 第2のネジ
104 内筒
104a 第1のネジ
105 第2レンズ群の取付部
11 ファインダ
12 レリーズ釦
13 閃光発光窓

Claims (1)

  1. レンズを保持するレンズ鏡胴において、
    前記レンズのうちの少なくとも一つのレンズを保持するとともに外周面に嵌合用の第1のネジが設けられた内筒と、
    内周面に、前記内筒の外周面の第1のネジと嵌合する第2のネジが設けられ、該第1のネジと該第2のネジの螺合により前記内筒を保持する外筒とを備え、
    前記第1ネジと前記第2のネジが、ネジによる嵌合のガタを防止するテープを介在させて螺合してなることを特徴とするレンズ鏡胴。








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