本実施形態における弾球遊技機1(以下、遊技機という)の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態における遊技機1の全体を示す斜視図であり、図2は、上記遊技機1を構成する各部を分解した様子を示す分解説明図である。図3は、正面から見た場合の遊技盤30の外観図である。
図2に示すように、遊技機1は、ガラス枠10と、皿部20と、発射ユニット40と、遊技盤30と、ベースドア60と、液晶表示装置70と、遊技場に設けられる遊技島に固定するための外枠80と、第1ユニット部90と、第2ユニット部100とを有する。
ガラス枠10は、ベースドア60に対して、開閉自在に軸着されている。具体的には、以下の通りである。図2に示すように、ベースドア60の前面の左上部及び左下部には、ヒンジ凹部60f(凹みの様子は図示せず)が設けられており、前面の左中部には、ヒンジ凸部60g(凸の様子は図示せず)が設けられている。また、ガラス枠10の裏面の左上部には、ヒンジ凸部(図示せず)が設けられており、裏面の左下部には、ヒンジ凹部(図示せず)が設けられている。そして、ベースドア60の前面の左上部に設けられたヒンジ凹部60fに、ガラス枠10に設けられたヒンジ凸部が嵌め込まれるとともに、ヒンジ凸部60gが、ガラス枠10に設けられたヒンジ凹部に嵌め込まれることにより、ベースドア60に対して、ガラス枠10が開閉可能に取り付けられる。このガラス枠10には、遊技盤30の前面を覆うための前面ガラス11がはめ込まれている。
皿部20は、図2に示すように、ガラス枠10の下方に位置するように、ベースドア60に配設されている。具体的には、以下の通りである。ベースドア60の前面の左下部に設けられたヒンジ凹部60fに、皿部20の裏面に設けられたヒンジ凸部(図示せず)が嵌め込まれることにより、ベースドア60に対して、皿部20が開閉可能に取り付けられる。
発射ユニット40は、図1に示すように、皿部20の側方に位置するように、ベースドア60に配設されている。この発射ユニット40には、図2に示すように、遊技者により操作可能な発射ハンドル40aが配設されている。発射ハンドル40aは、回動自在に設けられており、遊技者によって発射ハンドル40aが操作されることにより、遊技球が遊技盤30上の遊技領域に投入される。なお、この発射ユニット40に設けられた係止片(図示せず)が、ベースドア60の右下方に設けられた係止穴に、係止されることにより、発射ユニット40がベースドア60に取り付けられる。
遊技盤30は、図2に示すように、前面ガラス11の後方に位置するように、ベースドア60の前方に配設されている。遊技盤30は、遊技部材と、少なくとも一部が透明な部材で形成された遊技盤ベース32とを備えている。遊技盤30は、その前面に、発射された遊技球が転動可能な遊技領域33を有する。この遊技領域33は、ガイドレール34に囲まれ、遊技球が転動可能な領域である。具体的には、遊技盤30がベースドア60の前面に取り付けられた状態では、遊技盤30の遊技領域33は、正面側から見て、ベースドア60の開口部60eと重なる位置に配置される。
また、遊技盤30を構成する遊技盤ベース32の少なくとも一部は、液晶表示装置70の表示領域70aを正面側から見て視認可能な透明な部材で形成されている。この透明部材は、無色透明のアクリル樹脂材、ボリカーボネート樹脂又はポリアリレート樹脂等の合成樹脂で形成することができる。本実施形態では、遊技盤ベース32の全部が透明な部材で形成されているとする。但し、遊技盤ベース32の一部が透明な部材で形成されている場合も本発明は同様に適用できる。
また、図3に示すように、遊技盤30においては、遊技盤ベース32上に、遊技部材として、第1遊技球誘導部材3、第2遊技球誘導部材4、一般入賞口5,始動口6と、アウト口7、大入賞口8が配設されている。
第1遊技球誘導部材3及び第2遊技球誘導部材4は、遊技球の流下方向を大きく変化させるものである。第1遊技球誘導部材3は、遊技球が流下可能な遊技領域の上方に位置するように配設され、遊技盤ベース32の面に対して直角に立設された壁体から構成される。第2遊技球誘導部材4は、当該遊技領域の下方に位置するように配設され、遊技盤ベース32の面に対して直角に立設された壁体から構成される。
一般入賞口5は、当該一般入賞口5に遊技球が入球すると所定数(例えば、15個)の遊技球(賞球)が払い出されるように構成されており、遊技球の入球により遊技者に所定の利益(賞球の払い出し)を付与するためのものである。始動口6は、当該始動口6に遊技球が入球すると大当り判定用の乱数値及び大当り図柄決定用の乱数値などが抽出されるように構成されている。アウト口7は、始動口6や大入賞口8や一般入賞口5などのいずれにも入球しなかった遊技球を受け入れる。大入賞口8は、特定領域(いわゆるVゾーン)と一般領域とを具備し、大当り判定用の乱数値に基づく大当り判定の結果に応じ、所定の設定に従って開閉するように制御される。
また、遊技盤30の裏面には、スペーサ210が取り付けられている。このスペーサ210は、主に、遊技盤30と液晶表示装置70との間に配置される部品や配線などのためのスペースを確保するためのものである。なお、スペーサ210には、電飾用の部材や、遊技球の通路や、各種の中継基板などが取り付けられていても良い。
図3に示すように、遊技盤ベース32の各所定位置には、係止孔30a(係止部)が設けられている。この係止孔30aは、スペーサ210の所定位置に設けられた係止片(図示せず)が係止されるためのものである。スペーサ210に設けられた各係止片の位置と、遊技盤ベース32に設けられた各係止孔30aの位置とがそれぞれ合わせられて、各係止片は、それぞれ、各係止孔30aに対して、取り外し可能に係合される。これにより、各係止片は、各係止孔30aに着脱可能に係止される。このようにして、スペーサ210は、遊技盤30に対して、着脱可能に取り付けられる。また、スペーサ210には、正面側から見て表示領域70aを視認可能とするための貫通孔(図示せず)が設けられている。
ベースドア60は、ガラス枠10、遊技盤30、皿部20,発射ユニット40が遊技機1の正面から見て、前面側から取り付けられる本体部である。ベースドア60は、外枠80に軸着されている。具体的には、以下の通りである。外枠80の前面の左上部及び左下部には、ヒンジ凸部80aが設けられている。また、ベースドア60の前面の左上部及び左下部には、ヒンジ凹部60cが設けられている。そして、ヒンジ凹部60cに、ヒンジ凸部80aが嵌め込まれることにより、外枠80に対して、ベースドア60が開閉可能に取り付けられる。また、図2に示すように、ベースドア60の略中央には、開口部60eが設けられている。この開口部60eの詳細な説明は、後述する。
また、ベースドア60には、4つの所定位置に、それぞれ、留め部材61が設けられている。留め部材61の機能の説明は、以下の通りである。図2に示すように、遊技盤ベース32の4つの角部分には、孔部31が設けられている。この留め部材61においては、板部61aと、留め部材61が遊技盤ベース32の孔部31に嵌め込まれたときに、回転操作により遊技盤ベース32がベースドア60から抜けない位置又は遊技盤ベース32がベースドア60から抜ける位置に、板部61aを配置させるための回転部61bとが設けられている。これにより、遊技盤ベース32の4つの孔部31に、ベースドア60に設けられた4つの留め部材61を嵌め込み、回転部61bを用いた回転操作により、遊技盤ベース32がベースドア60から抜けない位置に、板部61aを配置させることができる。また、回転部61bを用いた回転操作により、遊技盤ベース32がベースドア60から抜ける位置に、板部61aを配置させることができ、遊技盤30をベースドア60から取り出すこともできる。
また、ベースドア60の裏面には、液晶表示装置70を支持する支持部が取り付けられる。図2では、一例として、ベースドア60の裏面には、後述する第1の縦方向用支持部120、第2の縦方向用支持部121が取り付けられているが、後述する横方向用支持部110が取り付けられていても良い。第1の縦方向用支持部120、第2の縦方向用支持部121、横方向用支持部110の詳細な説明は、後述する。
また、ベースドア60の裏面の下方には、表示領域70aの長手方向を縦方向にした場合における液晶表示装置70の下方への移動を、表示領域70aが開口部60eから臨む位置で規制する保持部64(図2では図示せず、但し、後述の図12などで示す)が設けられている。
また、図2に示すように、ベースドア60の前面の上方には、スピーカ50を嵌め込むことが可能な開口部60dが設けられており、この開口部60dに、スピーカ50が嵌め込まれる。
液晶表示装置70は、第1の縦方向用支持部120、第2の縦方向用支持部121又は横方向用支持部110を介して、ベースドア60の裏面側(遊技盤30の裏面側)に取り付けられる。液晶表示装置70がベースドア60に取り付けられる場合の詳細な説明は後述する。図2では、一例として、液晶表示装置70が、第1の縦方向用支持部120、第2の縦方向用支持部121を介して、ベースドア60の裏面側(遊技盤30の裏面側)に取り付けられている。液晶表示装置70は、所定の画像(例えば、演出画像など)を表示するための長方形の表示領域70aと、表示領域70aの周囲に配設された表示枠70bとを有する。液晶表示装置70の表示領域70aの詳細な説明は後述する。
第1ユニット部90は、遊技球を貯留するための球貯留タンク、球貯留タンクに貯留された遊技球を遊技者に対して払い出す(貸球又は賞球として払い出す)払出装置、球貯留タンクから供給された遊技球を整列させて払出装置に送出する球整流路部、貸球や賞球などの遊技球の通路である遊技球通路などを有する。第1ユニット部90は、ベースドア60の裏面に取り付けられた第1の縦方向用支持部120又は横方向用支持部110に開閉自在に軸着されている。具体的な説明は、後述する。
また、第2ユニット部100は、液晶表示装置70に表示する図柄の表示制御を行う図柄制御基板、遊技盤30の前面などに配設された各種ランプの点灯、点滅制御などを行うランプ制御基板、大当たり判定といった遊技処理全般を制御する主制御基板、貸球、賞球の払い出しに関する制御を行う払出基板、各基板の動作に必要な電源を供給する電源基板を有する。第2ユニット部100は、ベースドア60の裏面に取り付けられた第2の縦方向用支持部121又は横方向用支持部110に開閉自在に軸着されている。具体的な説明は、後述する。なお、第1ユニット部90及び第2ユニット部100は、ベースドア60の裏面側に取り付けられる部材(遊技機を構成する部材)である裏ユニット部を構成する。
(液晶表示装置70)
図4は、遊技機1の正面から見て、表示領域70aの長手方向を縦方向にした場合における液晶表示装置70の配置態様を示す図であり、図5は、遊技機1の裏面から見て、表示領域70aの長手方向を縦方向にした場合における液晶表示装置70の配置態様を示す図である。図6は、遊技機1の正面から見て、表示領域70aの長手方向を横方向にした場合における液晶表示装置70の配置態様を示す図であり、図7は、遊技機1の裏面から見て、表示領域70aの長手方向を横方向にした場合における液晶表示装置70の配置態様を示す図である。
図4乃至図6に示すように、液晶表示装置70において、表示領域70aの形状は、長方形である。ここでは、表示領域70aの長手方向の長さをYとし、表示領域70aの短手方向の長さをXとする。また、図5,図7に示すように、表示領域70aの裏面には、ベースドア60に液晶表示装置70を取り付けるためのネジが挿入可能なネジ穴70cが設けられている。
(ベースドア60の開口部60e)
図8は、ベースドア60を正面から見た場合の構成を示す図である。ベースドア60において、既に説明した部材や部品の説明は、省略する。図8に示すように、ベースドア60の略中央には、開口部60e(図8における太線部分の内部)が設けられている。開口部60eは、図8に示すように、横方向における端辺x1〜x7と、縦方向における端辺y1〜y7とにより囲まれた領域である。そして、端辺y1の上端と、端辺y4の上端とは、縦方向における位置が略同じであり、端辺y1の下端と、端辺y4の下端とは、縦方向における位置が略同じである。そして、端辺y1、端辺y4の長さB1は、表示領域70aの短手方向の長さXより長く、端辺y1と端辺y4との間の距離の長さB2は、表示領域70aの長手方向の長さYより長くなっている。
これにより、端辺y1と端辺y4との間に挟まれる開口部60eの領域(即ち、端辺y1と、端辺y4と、端辺x3と、端辺x5と、端辺x1と、端辺x3の左端と端辺x5の右端とを結ぶ線と、端辺x1の左端と端辺y4の下端とを結ぶ線とに囲まれる領域)は、表示領域70aの長手方向を横方向にした場合における表示領域(図6参照)より、縦方向及び横方向において、大きいといえる。この結果、正面から見て、表示領域70aの長手方向を横方向にした場合における表示領域が、端辺y1と端辺y4との間に挟まれる開口部60eの領域から臨む位置に、図6に示す配置の液晶表示装置70を、ベースドア60の裏面に配置させることが可能となる。
また、端辺x4の右端と、端辺x2の右端とは、横方向における位置が略同じである。端辺x2より短い端辺x4の長さA1は、表示領域70aの短手方向の長さXより長く、端辺x4と端辺x2との間の距離の長さA2は、表示領域70aの長手方向の長さYより長くなっている。
これにより、端辺x4と端辺x2との間に挟まれる開口部60eの領域(即ち、端辺x4、端辺y3と、端辺y7と、端辺y2と、端辺y3の下端と端辺y2の上端とを結ぶ線と、端辺y7の下端と端辺x2とを結ぶ線と、端辺x2とに囲まれる領域)は、表示領域70aの長手方向を縦方向にした場合における表示領域(図4参照)より、縦方向及び横方向において大きいといえる。この結果、正面から見て、表示領域70aの長手方向を縦方向にした場合における表示領域70aが、端辺x4と端辺x2との間に挟まれる開口部60eの領域から臨む位置に、図4に示す配置の液晶表示装置70を、ベースドア60の裏面に配置させることが可能となる。
従って、ベースドア60の開口部60eは、表示領域70aの長手方向を横方向にした場合の表示領域70a以上の大きさであって、長手方向を縦方向にした表示領域70a以上の大きさの領域(図8に示す太線内の領域)を有するといえる。なお、本発明の開口部60eは、上述の形状に限定されず、これ以外の形状であってもよい。
(横方向用支持部)
横方向用支持部110は、表示領域70aの長手方向を横方向にした場合における液晶表示装置70をベースドア60に取り付けるために用いられるものである。
図9は、正面斜めから見た場合の本実施形態の横方向用支持部110の構成を示す図であり、図10は、裏面斜めから見た場合の本実施形態の横方向用支持部110の構成を示す図である。横方向用支持部110には、横方向用支持部110がベースドア60に取り付けられた場合に、正面から見て表示領域70aと重ならない開口部60eの領域(例えば、正面から見て表示領域70a及び表示枠70bと重ならない開口部60eの領域)と重なる横方向用支持上部110f及び横方向用支持下部110gと、液晶表示装置70を収納するための収納孔111と、が設けられている。具体的には、液晶表示装置70は、以下のようにして、収納孔111に収納される。図9、図10に示すように、収納孔111の上側の側端面110bが、表示領域70aの長手方向を横方向にした場合の液晶表示装置70の表示枠70bの側面70d(図6参照)と接し、収納孔111の下側の側端面110bが、表示領域70aの長手方向を横方向にした場合の液晶表示装置70の表示枠70bの側面70dと接し、液晶表示装置70の裏面が、収納孔111の底面に接するように、収納される。この際、表示枠70bの側面70dの左右端部の位置と、収納孔111の側端面110bの左右端部の位置とが合わせられて、液晶表示装置70は、収納孔111に収納される。なお、液晶表示装置70は、図10に示すように、Z1方向から、収納孔111に収納される。図11は、上述のようにして液晶表示装置70が収納孔111に収納された場合における横方向用支持部110及び液晶表示装置70の構成を示す図である。
また、横方向用支持部110は、ベースドア60の裏面側であって、正面から見て表示領域70aが開口部60eから臨む位置に、液晶表示装置70を支持し、ベースドア60に着脱可能に取り付けられる。具体的な説明は、以下の通りである。
収納孔111の底面には、液晶表示装置70を横方向用支持部110に取り付けるためのネジを挿入可能な止め穴110aが設けられている。液晶表示装置70は、止め穴110aとネジ穴70cとが対向するように、収納孔111に収納され、止め穴110aとネジ穴70cとに挿入されたネジにより、横方向用支持部110に固定される。
また、横方向用支持上部110fには、横方向用支持上部110fをベースドア60の裏面に取り付けるためのネジを挿入可能な止め穴110xが設けられている。横方向用支持下部110gには、横方向用支持下部110gをベースドア60の裏面に取り付けるためのネジを挿入可能な止め穴110yが設けられている。
そして、液晶表示装置70が収納された横方向用支持部110は、表示領域70aと開口部60eとが向き合うとともに、正面から見て表示領域70aの長手方向を横方向にした場合の表示領域70aが開口部60eから臨むことが可能な位置(例えば、正面から見て、開口部60eの領域のうち、端辺y1と端辺y4との間に挟まれる領域と、表示領域70aの長手方向を横方向にした場合の表示領域70aとが重なる位置)に配置された状態で、止め穴110x及びベースドアに設けられた止め穴(図示せず)とに挿入されたネジと、止め穴110y及びベースドアに設けられた止め穴(図示せず)とに挿入されたネジとにより、ベースドア60の裏面側からベースドア60に固定される。
このようにして、液晶表示装置70が収納され固定された横方向用支持部11が、ベースドア60の裏面側から、ベースドア60に取り付けられた状態においては、横方向用支持部110は、ベースドア60の裏面側であって、正面から見て表示領域70aが開口部60eから臨む位置に、液晶表示装置70を支持しているといえる。
また、作業者などが、止め穴110x、110y及びベースドアに設けられた止め穴(図示せず)とに挿入されたネジを取り出すことにより、液晶表示装置70が収納された横方向用支持部110をベースドア60から取り外すことができる。これにより、横方向用支持部110は、ベースドア60に着脱可能に取り付けられるといえる。
また、図10に示すように、横方向用支持部110の裏面の左側部(正面側から見て左側部)には、第1ユニット部90を取り付けるためのヒンジ凹部113aが設けられている。また、第1ユニット部90の前面の左側部(正面から見て左側部)には、ヒンジ凸部(図示せず)が設けられている。そして、ヒンジ凹部113aに、上記ヒンジ凸部が嵌め込まれることにより、横方向用支持部110に対して、第1ユニット部90が開閉可能に取り付けられる。
また、図10に示すように、横方向用支持部110の裏面の右側部(正面から見て右側部)には、第2ユニット部100を取り付けるためのヒンジ凹部112aが設けられている。また、第2ユニット部100の前面の右側部(正面から見て右側部)には、ヒンジ凸部(図示せず)が設けられている。そして、ヒンジ凹部112aに、上記ヒンジ凸部が嵌め込まれることにより、横方向用支持部110に対して、第2ユニット部100が開閉可能に取り付けられる。
また、横方向用支持部110の裏面の左側部及び右側部には、各種の配線部材を支持するための支持部110dが設けられている。また、横方向用支持部110の裏面には、ベースドア60の裏面に設けられた液晶表示のバックライト用のインバータ基板115への配線を、液晶表示装置70に接続させるためのコネクタを配置した中継基板を固定する固定部114が設けられている。
図12、図13,図14は、このようにして、液晶表示装置70が収納孔111に収納された横方向用支持部110がベースドア60に取り付けられた様子を示す図である。図12は、遊技機1の裏面側から見た場合の図であり、図13は、遊技機1の正面の上方斜めから見た場合の図であり、図14は、遊技機1の正面の下方斜めから見た場合の図である。
横方向用支持部110は、横方向用支持部110の少なくとも一部が、正面から見て、開口部60eの領域のうち、表示領域70aと重ならない領域と重なるよう、ベースドア60に取り付けられる。この際、横方向用支持部110は、表示領域70aと重ならない領域より大きい。具体的な説明は、以下の通りである。
横方向用支持上部110fは、第1領域よりも大きく形成されている。第1領域とは、液晶表示装置70が収納された横方向用支持部110がベースドア60に取り付けられるときに、正面から見て、表示領域70aと重ならない開口部60eの上側の領域(例えば、端辺y3と,端辺x4と、端辺y7と、端辺y3の下端と端辺y7の下端とを結ぶ線とで囲まれる領域のうち、表示枠70bと重ならない領域)のことである。
また、横方向用支持下部110gは、第2領域よりも大きく形成されている。第2領域とは、液晶表示装置70が収納された横方向用支持部110がベースドア60に取り付けられるときに、正面から見て、表示領域70aと重ならない開口部60eの下側の領域(例えば、端辺y2と、端辺x2と、端辺y6と、端辺x7と、端辺y5と、端辺x6の右端と端辺y2の上端とを結ぶ線とで囲まれる領域のうち、表示枠70bと重ならない領域)のことである。
そして、液晶表示装置70が収納された横方向用支持部110は、正面から見て、表示領域70aの長手方向を横方向にした場合の表示領域70aが開口部60eから臨むことが可能な位置であって、かつ、横方向用支持上部110f、横方向用支持下部110gがそれぞれ第1領域及び第2領域と重なる位置に配置された状態で、ベースドア60の裏面側からベースドア60に固定される。この固定状態では、正面から見て、横方向用支持上部110f及び横方向用支持下部110gは、それぞれ、第1領域及び第2領域を取り囲むようにして重なっている。
この結果、横方向用支持部110は、横方向用支持上部110fが、正面から見て、開口部60eの領域のうち、表示領域70aと重ならない領域(例えば、表示領域70a及び表示枠70bと重ならない領域)と重なるよう、ベースドア60に取り付けられるといえる。また、横方向用支持部110は、横方向用支持下部110gが、正面から見て、開口部60eの領域のうち、表示領域70aと重ならない領域(例えば、表示領域70a及び表示枠70bと重ならない領域)と重なるよう、ベースドア60に取り付けられるといえる。
(縦方向用支持部)
図15(a)は、正面斜めから見た第1の縦方向用支持部120の構成を示す図であり、図15(b)は、裏面斜めから見た第1の縦方向用支持部120の構成を示す図である。また、図16(a)は、正面斜めから見た第2の縦方向用支持部121の構成を示す図であり、図16(b)は、裏面斜めから見た第2の縦方向用支持部121の構成を示す図である。
第1の縦方向用支持部120及び第2の縦方向用支持部121は、表示領域70aの長手方向を縦方向にした場合における液晶表示装置70をベースドア60に取り付けるために用いられるものである。第1の縦方向用支持部120は、遊技機1の正面から見て、ベースドア60の開口部60eの左側部に取り付けられ、第2の縦方向用支持部121は、ベースドア60の開口部60eの右側部に取り付けられる。
図15に示すように、第1の縦方向用支持部120においては、正面から見て、右端部に、液晶表示装置70の表示枠70bの側面70dをスライド可能に支持するレール部120bが設けられている。また、第1の縦方向用支持部120において、前面には、第1の縦方向用支持部120をベースドア60に取り付けるためのネジを挿入可能な止め穴120aが設けられている。また、第1の縦方向用支持部120の裏面においては、正面から見て、右端部に、第1ユニット部90を取り付けるためのヒンジ凹部120cが設けられている。そして、ヒンジ凹部120cに、第1ユニット部90に設けられたヒンジ凸部が嵌め込まれることにより、第1の縦方向用支持部120に対して、第1ユニット部90が開閉可能に取り付けられる。
図16に示すように、第2の縦方向用支持部121においては、正面から見て、左端部に、液晶表示装置70の表示枠70bの側面70dをスライド可能に支持するレール部121bが設けられている。また、第2の縦方向用支持部121において、前面には、第2の縦方向用支持部121をベースドア60に取り付けるためのネジを挿入可能な止め穴121aが設けられている。また、第2の縦方向用支持部121の裏面においては、上部、中部、下部に、それぞれ、第2ユニット部100を取り付けるためのヒンジ凹部121cが設けられている。そして、ヒンジ凹部121cに、第2ユニット部100に設けられたヒンジ凸部が嵌め込まれることにより、第2の縦方向用支持部121に対して、第2ユニット部100が開閉可能に取り付けられる。
また、第1の縦方向用支持部120及び第2の縦方向用支持部121は、ベースドア60の裏面側であって、正面から見て表示領域70aが開口部60eから臨む位置に、液晶表示装置70を支持し、ベースドア60に着脱可能に取り付けられる。具体的な説明は、以下の通りである。
ベースドア60の裏面の右側部(裏面から見て右側部)には、第1の縦方向用支持部120を取り付けるためのネジを挿入可能な止め穴(縦用第1ベースドア止め穴という)が設けられている。また、ベースドア60の裏面の左側部(裏面から見て左側部)には、第2の縦方向用支持部121を取り付けるためのネジを挿入可能な止め穴(縦用第2ベースドア止め穴という)が設けられている。
第1の縦方向用支持部120及び第2の縦方向用支持部121は、レール部120bとレール部121bとの間の距離が、液晶表示装置70の短手方向の長さとなる位置(即ち、表示領域70aの長手方向を縦方向にした場合における液晶表示装置70をレール部120b、レール部121bに沿って上方から挿入可能な位置)に、ベースドア60の裏面にネジにより取り付けられる。例えば、縦用第1ベースドア止め穴の位置と、止め穴120aとの位置が合わせられ、縦用第1ベースドア止め穴と、止め穴120aとに挿入されたネジにより、第1の縦方向用支持部120は、ベースドア60の裏面に固定される。また、縦用第2ベースドア止め穴の位置と、止め穴121aとの位置が合わせられ、縦用第2ベースドア止め穴と、止め穴121aとに挿入されたネジにより、第2の縦方向用支持部121は、ベースドア60の裏面に固定される。
図17は、液晶表示装置70が第1の縦方向用支持部120及び第2の縦方向用支持部121を介して、ベースドア60に取り付けられている様子を示す図である。図17に示すように、表示枠70bの側面70dが、レール部120b、レール部121bに沿うようにして、液晶表示装置70が、レール部120b、レール部121bに沿って上方(縦方向の上方)から挿入され、保持部64によって、表示領域70aが開口部60eから臨む位置で保持される。この保持状態においては、正面から見て、表示領域70aは、開口部60eから臨む位置に配置される。従って、この保持状態においては、第1の縦方向用支持部120及び第2の縦方向用支持部121は、ベースドア60の裏面側であって、正面から見て表示領域70aが開口部60eから臨む位置に、液晶表示装置70を支持しているといえる。
また、作業者などが、上記の保持状態から、液晶表示装置70を、レール部120b、レール部121bに沿って上方から取り出すことができる。また、作業者などが、縦用第1ベースドア止め穴と、止め穴120aとに挿入されたネジや、縦用第2ベースドア止め穴と、止め穴121aとに挿入されたネジを取り出すことにより、第1の縦方向用支持部120や第2の縦方向用支持部121をベースドア60から取り外すことができる。これにより、第1の縦方向用支持部120や第2の縦方向用支持部121は、ベースドア60に着脱可能に取り付けられるといえる。
ここで、液晶表示装置70が第1の縦方向用支持部120及び第2の縦方向用支持部121を介して、ベースドア60に取り付けられている場合、第1の縦方向用支持部120の下方には、開口63が形成される。この開口63は、遊技盤30などに配置された各種の部品(例えば、センサーなど)の配線を挿通させるものであり、又、第1ユニット部90の前面方向に飛び出している凸部を収納するためのものである。
図18は、液晶表示装置70が第1の縦方向用支持部120及び第2の縦方向用支持部121を介して、ベースドア60に取り付けられている様子を遊技機の正面上方から見た場合の図であり、図19は、液晶表示装置70が第1の縦方向用支持部120及び第2の縦方向用支持部121を介して、ベースドア60に取り付けられている様子を遊技機の正面下方から見た場合の図である。
第2の縦方向用支持部121は、第2の縦方向用支持部121が、正面から見て、開口部60eの領域のうち、表示領域70aと重ならない領域と重なるよう、ベースドア60に取り付けられる。この際、第2の縦方向用支持部121は、表示領域70aと重ならない領域より大きい。具体的な説明は、以下の通りである。
第2の縦方向用支持部121は、第3領域よりも大きく形成されている。第3領域とは、液晶表示装置70が第1の縦方向用支持部120及び第2の縦方向用支持部121を介して、ベースドア60に取り付けられるときに、正面から見て、表示領域70aと重ならない開口部60eの右側の領域(例えば、端辺y1と,端辺x1と、端辺x3と、端辺y3の下端と端辺y2の上端とを結ぶ線とで囲まれる領域のうち、表示枠70bと重ならない領域)のことである。
そして、第2の縦方向用支持部121は、第2の縦方向用支持部121が、第3領域と重なる位置に配置された状態で、上述したようにして、ネジにより、ベースドア60の裏面側からベースドア60に固定される。この固定状態では、遊技機1の正面から見て、第2の縦方向用支持部121は、第3領域を取り囲むようにして重なっている。
この結果、第2の縦方向用支持部121は、第2の縦方向用支持部121が、正面から見て、開口部60eの領域のうち、表示領域70aと重ならない領域(例えば、表示領域70a及び表示枠70bと重ならない領域)と重なるよう、ベースドア60に取り付けられるといえる。
ここで、第1の縦方向用支持部120は、第1の縦方向用支持部120が、遊技機1の正面から見て、開口部60eの領域のうち、表示領域70aと重ならない領域とだいたい重なるよう、ベースドア60に取り付けられている。
なお、第1の縦方向用支持部120は、第1の縦方向用支持部120が、正面から見て、開口部60eの領域のうち、表示領域70aと重ならない領域(例えば、表示領域70a及び表示枠70bと重ならない領域)と重なるよう、ベースドア60に取り付けられていていてもよい。また、第1の縦方向用支持部120は、第4領域よりも大きく形成されていてもよい。第4領域とは、液晶表示装置70が第1の縦方向用支持部120及び第2の縦方向用支持部121を介して、ベースドア60に取り付けられるときに、正面から見て、表示領域70aと重ならない開口部60eの左側の領域(即ち、端辺x5と,端辺y4と、端辺x6と、端辺y5と、端辺x7と、端辺y6と、端辺x5の右端と端辺x2の上端とを結ぶ線とで囲まれる領域のうち、表示枠70bと重ならない領域)のことである。
(作用効果)
本実施の形態によれば、ベースドア60の開口部60eは、正面から見て表示領域70aの長手方向を横方向にした場合の表示領域(例えば、図6に示す配置の表示領域)以上の大きさの領域を有するので、表示領域70aの長手方向を横にして、液晶表示装置70をベースドア60の開口部60eの裏面側に配置する場合、例えば、正面から見て表示領域70aの全てを開口部60eと重ならせることができる。そして、横方向用支持部110は、ベースドア60の裏面側であって、正面から見て表示領域70aが開口部60eから臨む位置に、液晶表示装置70を支持するので、表示領域70aの長手方向を横方向にして、液晶表示装置70が遊技機に配置された場合、遊技者は、透明な部材で構成された遊技盤30を介して、液晶表示装置70の表示領域70aの全領域を視認することが可能となる。
また、ベースドア60の開口部60eは、正面から見て表示領域70aの長手方向を縦横方向にした場合の表示領域70a(例えば、図4に示す配置の表示領域)以上の大きさの領域を有するので、表示領域70aの長手方向を縦にして、液晶表示装置70をベースドア60の開口部60eの裏面側に配置する場合、例えば、正面から見て表示領域70aの全てを開口部60eと重ならせることができる。そして、第1の縦方向用支持部120、第2の縦方向用支持部121は、ベースドア60の裏面側であって、正面から見て表示領域70aが開口部60eから臨む位置に、液晶表示装置70を支持するので、表示領域70aの長手方向を縦方向にして、液晶表示装置70が遊技機に配置された場合、遊技者は、透明な部材で構成された遊技盤30を介して、液晶表示装置70の表示領域70aの全領域を視認することが可能となる。
そして、横方向用支持部110、第1の縦方向用支持部120、第2の縦方向用支持部121は、ベースドア60の裏面側からベースドア60に着脱可能に取り付けられる。即ち、作業者などは、表示領域70aの長手方向を横方向にして、液晶表示装置70を遊技機1に配置する場合には、第1の縦方向用支持部120、第2の縦方向用支持部121をベースドア60から取りはずして、横方向用支持部110をベースドア60に取り付けることができるとともに、表示領域70aの長手方向を縦方向にして、液晶表示装置70を遊技機に配置する場合には、横方向用支持部110をベースドア60から取り外して、第1の縦方向用支持部120、第2の縦方向用支持部121をベースドア60に取り付けることができる。
この結果、長方形の表示領域70aを有する液晶表示装置70を、表示領域70aの長手方向を横方向にして、液晶表示装置70を遊技機に配置する場合、及び、表示領域70aの長手方向を縦方向にして、液晶表示装置70を遊技機に配置する場合の双方に対応可能とすることができる。
また、横方向用支持上部110f、横方向用支持下部110g、第2の縦方向用支持部121は、開口部60eの領域のうち、表示領域70aと重ならない領域と重なるように、ベースドア60に取り付けられるので、遊技者は、開口部60eを介して、遊技機の内部構造などを視認できてしまう事態が回避され、遊技者が遊技機の外観が美しくないと感じる事態を回避できる。
また、横方向用支持上部110f、横方向用支持下部110g、第2の縦方向用支持部121は、それぞれ、上述した第1領域、第2領域、第3領域より大きい。このため、横方向用支持部110や第2の縦方向用支持部121を介して、液晶表示装置70がベースドア60に取り付けられた場合、横方向用支持上部110f、横方向用支持下部110g、第2の縦方向用支持部121は、それぞれ、上述した第1領域、第2領域、第3領域を覆うように配置されることが可能なので、表示領域70aと重ならない開口部60eの存在によるベースドア60の機械的強度の低下を補強することになり、ベースドア60の機械的強度が低下してしまう事態を回避できる。
また、横方向用支持部110、第1の縦方向用支持部120,第2の縦方向用支持部121には、第1ユニット部90及び/又は第2ユニット部100を取り付けるためのヒンジ凹部が設けられているので、第1ユニット部90、第2ユニット部100をベースドア60に取り付けるための取り付け部材を別途新たに設ける必要がなくなり、遊技機1の構造の簡略化が図れる。
また、液晶表示装置70は、ベースドア60の裏面に取り付けられており、遊技盤30は、ベースドア60の前面に取り付けられている。従来では、遊技盤30を交換するときには、正常動作が行える液晶表示装置70も一緒に交換されていたので、遊技盤30だけの交換に必要なコストが高くなってしまっていた。本実施形態では、液晶表示装置70が、ベースドア60の裏面に取り付けられたまま、遊技盤30だけをベースドア60から取り外すことができるので、遊技盤30だけの交換に必要なコストを低減させることができる。
(変更例)
(1)上述の実施形態では、表示領域70aの長手方向を縦方向にした場合における液晶表示装置70をベースドア60の裏面に取り付けるための縦用支持部(第1の縦方向用支持部120及び第2の縦方向用支持部121)と、表示領域70aの長手方向を横方向にした場合における液晶表示装置70をベースドア60の裏面に取り付けるための横用支持部(横方向用支持部110)とは、異なるものであったが、これに限定されない。例えば、1つの共通の支持部が、上記の縦用支持部であるとともに、上記の横用支持部であるような形状であってもよい。そして、表示領域70aの長手方向を縦方向にした場合における液晶表示装置70をベースドア60の裏面に取り付ける場合、表示領域70aの長手方向を横方向にした場合における液晶表示装置70をベースドア60の裏面に取り付ける場合、ともに、上記の1つの共通の支持部が用いられるようにしてもよい。
(2)また、上述の実施形態では、液晶表示装置70が収納された横方向用支持部110、第1の縦方向用支持部120、第2の縦方向用支持部121は、ネジにより、ベースドア60の裏面に取り付けられていたが、これに限定されない。例えば、係止など他の固定方法により、液晶表示装置70が収納された横方向用支持部110、第1の縦方向用支持部120、第2の縦方向用支持部121は、ベースドア60の裏面に取り付けられてもよい。
(3)また、本実施形態では、第1の縦方向用支持部120、第2の縦方向用支持部121を介して、液晶表示装置70がベースドア60の裏面に取り付けられた場合や、横方向用支持部110を介して、液晶表示装置70がベースドア60の裏面に取り付けられた場合、正面から見て、開口部60eからは、表示領域70aだけでなく表示枠70bの一部が臨むようにされたが、これに限定されず、正面から見て、開口部60eから表示領域70aだけが臨むようにされ、表示領域70aと重ならない開口部60eの領域からは、表示枠70bが臨まないようにしてもよい。
この場合、第1の縦方向用支持部120、第2の縦方向用支持部121は、正面から見て、開口部60eの領域のうち、表示領域70aと重ならない領域と重なるよう、ベースドア60に取り付けられてもよい。同じく、横方向用支持部110は、横方向用支持上部110f、横方向用支持下部110gが、正面から見て、開口部60eの領域のうち、表示領域70aと重ならない領域と重なるよう、ベースドア60に取り付けられてもよい。
そして、第1の縦方向用支持部120、第2の縦方向用支持部121、横方向用支持上部110f、横方向用支持下部110gは、開口部60eの領域のうち、表示領域70と重ならない領域より大きいようにしてもよい。
また、本実施形態では、横方向用支持部110を介して、液晶表示装置70がベースドア60の裏面に取り付けられた場合、横方向用支持上部110f、横方向用支持下部110gが、開口部60eの領域のうち、正面から見て、表示領域70と重ならない領域と重なるような説明を行ったが、これに限定されず、横方向用支持部110の他の部分が、表示領域70と重ならない領域と重なるようにしてもよい。この場合にも本発明の適用は可能である。また、液晶表示装置70が収納された支持部を縦方向用支持部に用い、この縦方向用支持部が、上述した横方向用支持部110の場合と同様にして、ベースドア60の裏面に取り付けられるようにしてもよい。
また、開口部60e、横方向用支持部110、横方向用支持上部110f、横方向用支持下部110g、第1の縦方向用支持部120,第2の縦方向用支持部121は、それぞれ、実施形態の形状に限定されず、本発明の目的を達成できるのであれば、他の形状であってもよい。
以上、本発明の実施形態やその変更例の一例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、各手段の具体的構成等は、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態などに記載された作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態などに記載されたものに限定されるものではない。
1…遊技機、3…第1遊技球誘導部材、4…第2遊技球誘導部材、5…一般入賞口、6…始動口、7…アウト口、8…大入賞口、10…ガラス枠、11…前面ガラス、20…皿部、30…遊技盤、30a…係止孔、31…孔部、32…遊技盤ベース、33…遊技領域、34…ガイドレール、40…発射ユニット、40a…発射ハンドル、50…スピーカ、60…ベースドア、60c、60f…ヒンジ凹部、60d…開口部、60e…開口部、60g、80a…ヒンジ凸部、61…留め部材、61a…板部、61b…回転部、63…開口、64…保持部、70…液晶表示装置、70a…表示領域、70b…表示枠、70c…ネジ穴、80…外枠、90…第1ユニット部、100…第2ユニット部、110…横方向用支持部、110a、110x、110y、120a、121a…止め穴、110d…支持部、110f…横方向用支持上部、110g…横方向用支持下部、111…収納孔、112a,113a、120c、121c…ヒンジ凹部、114…固定部、115…インバータ基板、120…第1の縦方向用支持部、120b、121b…レール部、121…第2の縦方向用支持部、210…スペーサ。