JP2005268123A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】誤操作の発生を確実に防止できるように、スイッチと雌型コネクタを配置した電子機器を得る。
【解決手段】対をなす雄型コネクタ部材が挿入される雌型コネクタ部材と、前記雄型コネクタ部材の挿入方向の奥部であって、前記雄型コネクタ部材を挿入した際に該雄型コネクタ部材の挿入先端部と接触しない位置に配されたスイッチと、を備える。これにより、スイッチは、雄型コネクタ部材が雌型コネクタ部材に挿入されているときには決して押されることが無い。したがって、雄型コネクタ部材が雌型コネクタ部材に挿入されている間はこのスイッチの誤操作を確実に防止することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スイッチおよび雌型コネクタの配置に関するものであり、特にリセットスイッチや、使用頻度の低いプログラムの呼び出しスイッチなど通常の操作においての誤操作の防止が要求されるスイッチを用いた電子機器に関する。
現在、多くのポータブル電子機器が製造され、広くユーザに用いられている。最近のポータブル電子機器は、小型化を実現するために操作キーが少ない構成とする、電池を内蔵する構成とするなどの工夫が施され、機器全体をマイコンにより制御している。このため、再生などの操作に直接関係する操作キーの他に、マイコンが誤動作した場合に電子機器内の設定を初期化するためのリセットスイッチが必要となる。
このようなリセットスイッチの配置構成としては、ユーザの通常の操作で間違って押されないような構成が必要とされ、たとえばリセットスイッチを本体裏側に配置した構成、リセットスイッチを極力小型化した構成、凹みの先端に小さなリセットスイッチを配置して該リセットスイッチを細い棒で押す構成、誤操作防止蓋の内部にリセットスイッチを配置した構成、隠しパネルの内部にリセットスイッチを配置した構成、などの容易に押せない構成などが用いられている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。また、使用頻度の低いプログラムの呼び出しスイッチや初期設定メニューの呼び出しスイッチ、故障時の自己診断プログラムの起動スイッチ、あるいは修理時にサービスマンが使用するサービスプログラムの起動スイッチなども、上記のリセットスイッチと同様にユーザの通常の操作で間違って押されないような構成が必要とされる。
実開平6−38132号公報 実開平7−433号公報 特開2002−244878号公報
ところで、リセットスイッチはポータブル電子機器の動作中には動作してはいけないものである。しかしながら、上述した従来の技術においては、ポータブル電子機器の動作中、たとえばポータブルオーディオ再生機などにおいても、音楽の再生中にリセットスイッチが押されてしまう可能性も十分考えられる。
そして、近年のポータブル電子機器は、データの記憶媒体としてハードディスクや半導体メモリを用いているものがある。たとえば、複数の音楽情報を記録したいわゆるハードディスク(磁気ディスク)記憶装置を備えるポータブル音楽再生装置などがある。これらのポータブル電子機器においては、該ポータブル電子機器の動作中に不用意にリセットスイッチが押されると、本体故障やデータ損失が発生するという問題がある。したがって、このようなポータブル電子機器においては、リセットスイッチの誤操作をより確実に防止する機構が必要とされる。しかし、従来の技術ではポータブル電子機器の動作中に不用意にリセットスイッチが押されることを確実に防止するスイッチは実現されていないのが現状である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、誤操作の発生を確実に防止できるように、スイッチと雌型コネクタを配置した電子機器を得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、対をなす雄型コネクタ部材が挿入される雌型コネクタ部材と、雄型コネクタ部材の挿入方向の奥部であって、雄型コネクタ部材を挿入した際に該雄型コネクタ部材の挿入先端部と接触しない位置に配されたスイッチと、を備えることを特徴とする。
以下に、本発明にかかる電子機器の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は下記の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
[実施の形態]
図1は、本発明にかかる電子機器の有する特徴的な構成である、スイッチと雌型コネクタ部材との配置を概略的に説明する模式図である。本発明にかかる電子機器においてはスイッチ1は、図1に示すように、電子機器の本体外面10に埋設された雌型コネクタ部材12の挿入孔14の最奥部の端面12aからさらに軸方向に離間した位置に配置されている。すなわちスイッチ1は雌型コネクタ部材12の挿入孔14の外部であってさらに奥部に配置されている。また、雌型コネクタ部材12の挿入孔14の中心軸とスイッチ1の押圧方向の中心軸とは略同軸とされている。なお、雌型コネクタ部材12の挿入孔14は閉じてはおらず、スイッチ1側に貫通した構成とされている。そして、図1では雌型コネクタ部材12およびスイッチ1を、雌型コネクタ部材12の軸方向と垂直な方向から見た場合をイメージしている。
この雌型コネクタ部材12には、図2に示すように該雌型コネクタ部材12に嵌合する雄型コネクタ部材20が挿入されて使用される。たとえば雌型コネクタ部材12の挿入孔14の内周面および雄型コネクタ部材20の外周面には、それぞれ複数の端子が設けられ、雄型コネクタ部材20を雌型コネクタ部材12に挿入、嵌合した際にそれぞれの端子が接触して電気的に接続する構成とされている。一例としては、雌型コネクタ部材12の挿入孔14の内周面には図1に示すように端子L12、端子R12、グランド端子GND12などが設けられる。一方、雄型コネクタ部材20には、図2に示すように端子L12、端子R12、グランド端子GND12とそれぞれ対応する位置に端子L20、端子R20、端子GND20などが設けられ、嵌合した際にそれぞれの端子が接触して電気的に接続する構成とされる。なお、図2においては、雌型コネクタ部材12側の端子L12、端子R12、端子GND12は記載を省略している。
ここで、スイッチ1は、雌型コネクタ部材12の挿入孔14の軸方向における奥部方向に押圧可能な押圧部2を備えている。この押圧部2が押圧されることにより、この電子機器では所定の動作が行われる。しかしながら、本発明においては、このスイッチ1は雌型コネクタ部材12の挿入孔14に雄型コネクタ部材20を挿入、嵌合させた際に、該雄型コネクタ部材20の先端部20aがスイッチ1の押圧部2に接触しない位置に配置されている。すなわち、雌型コネクタ部材12の挿入孔14の外部側の端面からスイッチ1の押圧部2の表面までの距離、すなわち電子機器の本体外面10からスイッチの押圧部2の表面までの距離は、雄型コネクタ部材20が挿入された場合に該雄型コネクタ部材20の先端部20aがスイッチ1の押圧部2を押すことができない距離とされている。
したがって、ユーザが通常の操作のために雄型コネクタ部材20を雌型コネクタ部材12に挿入しても、雄型コネクタ部材20の先端部20aはスイッチ1の押圧部2に届かないため、該スイッチ1が雄型コネクタ部材20の挿入により押されることがない。そして、このスイッチを押すためには、図3に示すように雄型コネクタ部材20の長さ以上の長さを有し、雌型コネクタ部材12の挿入孔14の端面、すなわち電子機器の本体外面10からスイッチ1の押圧部2の表面まで届くだけの長さを有するスイッチ押圧部材24などを雌型コネクタ部材12の挿入孔14に挿入することが必要である。ここで、上述したように雌型コネクタ部材12の挿入孔14の中心軸とスイッチ1の押圧方向の中心軸とは略同軸となっているため、電子機器の本体外面10からスイッチ1の押圧部2の表面まで届くだけの長さを有するスイッチ押圧部材24などを挿入した場合に、確実にスイッチ1を押すことが可能である。なお、このスイッチ押圧部材24は必要な長さがあり、且つ、雌型コネクタ部材12の挿入孔14を通り抜けることが可能であれば、その材料や形状は何でも良く、たとえば爪楊枝等でも構わない。
これにより、このスイッチ1は、雄型コネクタ部材20が雌型コネクタ部材12に挿入されているときには決して押されることが無い。したがって、雄型コネクタ部材20が雌型コネクタ部材12に挿入されている間はこのスイッチ1の誤操作を確実に防止することができる。
このようなスイッチ1は、たとえば電子機器全体を制御するマイコンが誤動作した場合にマイコンの設定を初期化するためのリセットスイッチとして用いて好適である。リセットスイッチは電子機器の動作中には動作してはいけないものである。しかしながら、従来のようにリセットスイッチを本体裏側に配置した構成、リセットスイッチを極力小型化した構成、凹みの先端に小さなリセットスイッチを配置して該リセットスイッチを細い棒で押す構成、誤操作防止蓋の内部にリセットスイッチを配置した構成、隠しパネルの内部にリセットスイッチを配置した構成、などでは間違ってリセットスイッチが押される虞がある。
しかしながら、このスイッチ1をリセットスイッチとして用いた場合には、雄型コネクタ部材20が雌型コネクタ部材12に挿入されているときにはリセットスイッチ(スイッチ1)は決して押すことができない。そして、リセットスイッチ(スイッチ1)を押すためには、雄型コネクタ部材20を雌型コネクタ部材12から抜いた後に、上述したような必要な長さを有するスイッチ押圧部材24などを雌型コネクタ部材12の挿入孔14に挿入しなくてはならない。したがって、雄型コネクタ部材20を雌型コネクタ部材12に挿入して電子機器を動作させている間はリセットスイッチは決して動作することが無く、マイコンの設定が初期化されることはない。すなわち、スイッチ1をリセットスイッチとして用いた場合には、電子機器の動作中におけるリセットスイッチの誤操作が確実に防止される。さらに、リセットスイッチを電子機器内に設けられるため、電子機器の外部にリセットスイッチ押圧用ボタンを設ける必要が無くなり、電子機器の小型化を図ることも可能である。
たとえば、ヘッドフォンを用いて音楽を聴くステレオ再生機などのリセットスイッチにこのスイッチ1を用いた場合には、ステレオ再生機の動作中とはユーザが音楽を聴いている状態となる。そして、ステレオ再生機の動作中、すなわちユーザが音楽を聴いている状態においては、オーディオジャックにヘッドフォンのプラグが必ず挿入されている。つまり、この場合には、ステレオ再生機の動作中にリセットスイッチが押される危険性が全くなくなる。
また、このスイッチ1は、たとえば故障時の自己診断プログラムの起動スイッチ、あるいは修理時にサービスマンが使用するサービスプログラムの起動スイッチとして用いることもできる。この場合も、雄型コネクタ部材20が雌型コネクタ部材12に挿入されているときには決してサービスプログラムの起動スイッチが押せない構成とされる。そして、サービスプログラムの起動スイッチ(スイッチ1)を押すためには、上述したような必要な長さを有するスイッチ押圧部材24などを雌型コネクタ部材12の挿入孔14に挿入しなくてはならない。したがって、雄型コネクタ部材20が雌型コネクタ部材12に挿入して電子機器を動作させている間はサービスプログラムの起動スイッチは決して押されることが無く、サービスプログラムが起動することは無い。すなわち電子機器の動作中におけるサービスプログラムの起動スイッチの誤操作が確実に防止される。
また、このスイッチ1は、その他にも初期設定メニューの呼び出しスイッチや使用頻度の低いプログラムの呼び出しスイッチなど、種々の機能を割り当てることができる。この場合は、スイッチ1を押せる長さの挿入部を有する雄型コネクタ部材を通常使用する雄型コネクタ部材とともにあらかじめ用意しておき、この雄型コネクタ部材を挿入することによりスイッチ1を押し、所定の動作をさせる構成とすることもできる。
また、スイッチ1は、図4に示すように、電子機器の本体外面10に埋設して設けられた雌型コネクタ部材16の挿入孔18内の最奥部に配置された構成とすることもできる。すなわち、図1に示した構成では、スイッチ1は雌型コネクタ部材12の挿入孔14の外部に配置されていたが、図4に示す例は、スイッチ1は雌型コネクタ部材16の挿入孔18の内部に配置された構成である。
この雌型コネクタ部材16は、該雌型コネクタ部材16に嵌合する雄型コネクタ部材26が図5に示すように挿入されて使用される。そして、この場合もユーザが通常の操作のために雄型コネクタ部材26を雌型コネクタ部材16に挿入しても、雄型コネクタ部材26の先端部26aはスイッチ1の押圧部2に届かないため、該スイッチ1が雄型コネクタ部材26の挿入により押されることがない。そして、このスイッチを押す場合には、図6に示すように雄型コネクタ部材26の長さ以上の長さを有し、雌型コネクタ部材16の挿入孔18の端面、すなわち電子機器の本体外面10からスイッチ1の押圧部2の表面まで届くだけの長さを有するスイッチ押圧部材30などを雌型コネクタ部材16の挿入孔18に挿入する。このような構成とした場合においても上記と同様の効果を得ることができる。
[実施例]
つぎに、本発明を具体的な実施例に基づいてより詳細に説明する。以下では、本発明を適用したポータブル音楽再生装置を例に図面を参照しながら説明する。
図7は、本実施例にかかる音楽再生装置であって携帯用に小型化されたポータブル音楽再生装置100を示す平面図である。図8は、ポータブル音楽再生装置100の側面を示す側面図である。図9は、ポータブル音楽再生装置100の各機能部の概略構成を示すブロック図である。このポータブル音楽再生装置100は、図7に示すように外面に各種の情報を表示する表示部103や再生・停止等の機能を入力するための操作部102などを備える。また、このポータブル音楽再生装置100は、図8に示すようにヘッドフォンプラグ120を挿入するためのオーディオジャック110をその側面に備える。
また、このポータブル音楽再生装置100は、図9に示すように再生開始手段、読出手段及び再生手段としてのCPU101と、ポータブル音楽再生装置100に実行させるべき処理の内容を入力する操作部102と、曲情報などの各種情報を表示する表示部103と、ヘッドフォンが接続されて曲の出力を行う出力部104と、ディスク記憶手段としてのハードディスク記憶装置105と、固体記憶手段としての半導体メモリ106と、を備えて構成されている。
ユーザがこのポータブル音楽再生装置100で音楽を聴く際には、図10に示すようにオーディオジャック110に、該オーディオジャック110に嵌合するヘッドフォンプラグ120が挿入して使用する。図10は、ポータブル音楽再生装置100内部におけるオーディオジャック110の周辺部を拡大して示す図である。なお、図10ではオーディオジャック110の周辺部を、該オーディオジャック110の軸方向と垂直な方向から見た場合をイメージしている。オーディオジャック110の内周面およびヘッドフォンプラグ120の外周面には、それぞれ複数の端子(図示せず)が設けられ、ヘッドフォンプラグ120をオーディオジャック110に挿入、嵌合した際にそれぞれの端子が接触して電気的に接続する構成とされている。
そして、このポータブル音楽再生装置100は、図10に示すように該ポータブル音楽再生装置100の側面100aに埋設されたオーディオジャック110の最奥部に、ポータブル音楽再生装置100を制御するCPU101が誤動作した場合にCPU101の設定を初期化するためのリセットスイッチ130を備えている。また、オーディオジャック110の挿入孔の中心軸とリセットスイッチ130の押圧方向の中心軸とは略同軸とされている。
リセットスイッチ130は、オーディオジャック110の挿入孔の軸方向における奥部方向に押圧可能な押圧部132を備えている。この押圧部132が押圧されることにより、このポータブル音楽再生装置100ではリセット動作、すなわちCPU101の設定の初期化が行われる。リセットスイッチ130は、たとえば図11に示すようにリセットIC107に接続しており、その先にはさらに電池108が接続されている。また、リセットスイッチ130は、CPU101のリセット端子101aに接続されている。このCPU101はたとえば3Vの電圧で動作している。電圧が正常である場合には、リセットIC107からCPU101のリセット端子101aに入力される信号はネゲート(H)であり、CPU101は通常動作を行う。一方、リセットIC107からCPU101のリセット端子101aに入力される信号をアサート(L)に変えることによりCPU101をリセットすることができる。
たとえば電気的に異質な信号が入った場合や、電圧が3Vから大きく変動した場合にはCPU101が誤動作する虞があるので、強制的にリセットをかけてCPU101の設定を初期化してCPU101を正常に動作させることができる。リセットIC107からCPU101のリセット端子101aに入力される信号は通常はネゲート(H)であるが、リセットスイッチ130をオンすることにより信号はアサート(L)に変化する。これにより、リセットIC107からCPU101のリセット端子101aに入力される信号がアサート(L)に変化させてCPU101をリセットすることができる。
しかしながら、リセットスイッチ130はポータブル音楽再生装置100の動作中には動作してはいけないものである。そこで、このポータブル音楽再生装置100においては、図10に示すようにリセットスイッチ130はオーディオジャック110にヘッドフォンプラグ120を挿入、嵌合させた際に、該ヘッドフォンプラグ120の先端部120aがリセットスイッチ130の押圧部132に接触しない位置に配置されている。すなわち、オーディオジャック110の外部側の端面からリセットスイッチ130の押圧部132の表面までの距離、すなわちポータブル音楽再生装置の側面100aからリセットスイッチ130の押圧部132の表面までの距離は、ヘッドフォンプラグ120が挿入された場合に該ヘッドフォンプラグ120の先端部120aがリセットスイッチ130の押圧部132を押すことができない距離とされている。
したがって、ユーザが通常の音楽再生操作のためにヘッドフォンプラグ120をオーディオジャック110に挿入しても、ヘッドフォンプラグ120の先端部120aはリセットスイッチ130の押圧部132に届かないため、該リセットスイッチ130がヘッドフォンプラグ120の挿入により押されることがない。そして、このリセットスイッチ130を押すためには、図12に示すようにヘッドフォンプラグ120の長さ以上の長さを有し、オーディオジャック110の外部側の端面、すなわちポータブル音楽再生装置の側面100aからリセットスイッチ130の押圧部132の表面まで届くだけの長さを有するスイッチ押圧部材122などをオーディオジャック110に挿入することが必要である。ここで、上述したようにオーディオジャック110の挿入孔の中心軸とリセットスイッチ130の押圧方向の中心軸とは略同軸となっているため、ポータブル音楽再生装置の側面100aからリセットスイッチ130の押圧部132の表面まで届くだけの長さを有するスイッチ押圧部材122などを挿入した場合に、確実にリセットスイッチ130を押すことが可能である。
これにより、このリセットスイッチ130は、ヘッドフォンプラグ120がオーディオジャック110に挿入されているときには決して押されることが無い。したがって、ヘッドフォンプラグ120がオーディオジャック110に挿入されている間、すなわちユーザが音楽再生を行っている間はリセットスイッチ130の誤操作が確実に防止されるという効果がある。
また、このポータブル音楽再生装置100においては、リセットスイッチ130をオーディオジャック110の最奥部に配置することにより、ポータブル音楽再生装置100の外周部にリセットスイッチ押圧用ボタンを設ける必要が無くなり、ポータブル音楽再生装置100の小型化が図られているという効果もある。
次に、このポータブル音楽再生装置100の動作について図9を参照しながら説明する。ハードディスク記憶装置105内には、多数の曲が相互に識別可能に記憶されている。これらハードディスク記憶装置105内に記憶されている曲は、CPU101の制御に基づいて当該各曲を示す曲信号S105がハードディスク記憶装置105内から読み出されて当該CPU101に出力される。
一方、操作部102において、ハードディスク記憶装置105内に蓄積・記憶されている多数の曲から再生されるべき曲を抽出する選択処理等、当該音楽再生装置100に実行させるべき処理の内容が入力されると、当該入力された内容に対応する操作信号S102がCPU101に出力される。
CPU101では、当該操作信号S102に含まれている内容に基づいて、曲信号S105としてハードディスク記憶装置105から読み出された曲を曲信号S106として半導体メモリ106に転送すると共に、当該転送された曲を再度曲信号S106として半導体メモリ106から読み出し、これを出力信号S104として出力部104へ出力する。
そして、出力部104は、当該出力信号S104内に含まれている曲をポータブル音楽再生装置100のユーザに対して出力する。このときの出力の態様としては、たとえば出力部104にオーディオジャックを介して接続されたヘッドフォン又はイヤフォンに対して出力する。
また、上述した各処理を実行するに当たり、CPU101は表示部103において表示すべき情報があるときは、当該情報を含む表示信号S103を生成して表示部103に出力し、当該表示部103は当該表示信号S103を受けて、それらの必要な情報を表示する。
このポータブル音楽再生装置100では、以上のような動作を行うことによりハードディスク記憶装置105内に記憶された曲の再生を行い、ユーザが音楽を楽しむことができる。
本実施例においては、オーディオジャック110の最奥部に設けたスイッチにリセット機能を持たせた場合について説明したが、リセット機能の他にも、サービスプログラムの起動スイッチ、初期設定メニューの呼び出しスイッチなどの使用頻度の低いプログラムの呼び出しスイッチ等、種々の機能を割り当てることが可能である。この場合も上記と同様の効果を得ることができる。
また、上記においては、オーディオジャック110の最奥部にリセットスイッチ130を設けた構成、すなわちリセットスイッチ130がオーディオジャック110の内部に配置された構成について説明したが、図1及び図2に示したような、リセットスイッチ130が外部に配置されるような構成とすることもできる。
なお、上記においては、ポータブル音楽再生装置を例に本発明を説明したが、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではなく、雌型コネクタ部材が装着され、これに対応する雄型コネクタ部材を該雌型コネクタ部材に挿入して使用する電子機器全てが対象である。このような電子機器としては、たとえば携帯電話、PDA、デジタルカメラ、PC、CD−ROM、ステレオコンポなどが挙げられる。
また、本発明における雌型コネクタ部材はヘッドフォンジャックに限定されるものではなく、RCAジャック、マイクジャックなどあらゆるジャックが対象とされ、入出力される信号はどのような信号でも構わない。そして、雌型コネクタ部材および該雌型コネクタ部材に対応する雄型コネクタ部材の大小も問わない。さらに、雌型コネクタ部材の形状は、円形、三角形、四角形、その他どのような形でも構わない。
本発明にかかる電子機器におけるスイッチと雌型コネクタ部材との配置を概略的に説明する模式図である。 雌型コネクタ部材に雄型コネクタ部材が挿入・嵌合された状態を示す図である。 雌型コネクタ部材にスイッチ押圧部材を挿入する状態を示す図である。 スイッチが雌型コネクタ部材の最奥部に配置された構成を示す図である。 雌型コネクタ部材に雄型コネクタ部材が挿入・嵌合された状態を示す図である。 雌型コネクタ部材にスイッチ押圧部材を挿入する状態を示す図である。 ポータブル音楽再生装置を示す平面図である。 ポータブル音楽再生装置の側面を示す側面図である。 ポータブル音楽再生装置の各機能部の概略構成を示すブロック図である。 ポータブル音楽再生装置の内部におけるオーディオジャックの周辺部を拡大して示す図である。 リセットスイッチの接続構成を示す図である。 オーディオジャックにスイッチ押圧部材を挿入する状態を示す図である。
符号の説明
1 スイッチ
2 押圧部
12 雌型コネクタ部材
12a 端面
14 挿入孔
16 雌型コネクタ部材
20 雄型コネクタ部材
20a 雄型コネクタ部材の先端部
24 スイッチ押圧部材
26 雄型コネクタ部材
26a 雄型コネクタ部材の先端部
30 スイッチ押圧部材

Claims (3)

  1. 対をなす雄型コネクタ部材が挿入される雌型コネクタ部材と、
    前記雄型コネクタ部材の挿入方向の奥部であって、前記雄型コネクタ部材を挿入した際に該雄型コネクタ部材の挿入先端部と接触しない位置に配されたスイッチと、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記雄型コネクタ部材がプラグ部材であり、前記雌型コネクタ部材がジャック部材であることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記雌型コネクタ部材の挿入口の中心軸と前記スイッチの押圧方向の中心軸とが略同軸であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子機器。

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