JP2005267054A - フラッシュメモリカード用特殊機能付きリードライト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】メモリカードの予備記憶部を利用してメモリカードに新しい用途を付加するメモリカード用特殊機能付きリードライト装置を提供する。
【解決手段】 パーソナルコンピューターに転送する形式にするための変換手段2と、前記変換手段2に接続したSMコネクタ3と、USBコネクタ4と、前記変換手段2の制御モードをUSB接続のリードライトモードSW1−(L)又はUSB接続のキーボードモードSW1−(H)に切替える第1の制御モード切替えスイッチSW1と、前記変換手段2の制御モードを通常のリードライトモードSW2−(L)又は特殊データのリードライトモードSW2−(H)に切替える第2の制御モード切替えスイッチSW2とを設け、これら第1及び第2の制御モード切替えスイッチSW1,SW2を操作することにより、SMコネクタ3のスロットに挿入したSM5の特殊データ領域に記録された特殊データのリードライトを行う。
【選択図】 図1
【解決手段】 パーソナルコンピューターに転送する形式にするための変換手段2と、前記変換手段2に接続したSMコネクタ3と、USBコネクタ4と、前記変換手段2の制御モードをUSB接続のリードライトモードSW1−(L)又はUSB接続のキーボードモードSW1−(H)に切替える第1の制御モード切替えスイッチSW1と、前記変換手段2の制御モードを通常のリードライトモードSW2−(L)又は特殊データのリードライトモードSW2−(H)に切替える第2の制御モード切替えスイッチSW2とを設け、これら第1及び第2の制御モード切替えスイッチSW1,SW2を操作することにより、SMコネクタ3のスロットに挿入したSM5の特殊データ領域に記録された特殊データのリードライトを行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、フラッシュメモリカード(スティック状のものも含む)に用意されている予備記憶部へ特殊データを書込み又は読み出しを行うことも出来るようにしたフラッシュメモリカード用特殊機能付きリードライト装置に関するものである。
現在、デジタルカメラをはじめ情報機器に用いられているコンパクトフラッシュ(登録商標)(以下、CFという)、マイクロドライブ(登録商標)(以下、MDと言う)、スマードメディア(登録商標)(以下、SMという)、メモリースティック(登録商標)(以下、MSという)、SDカード、マルチメディアカード(登録商標)(以下MMCという)等のフラッシュメモリカード(以下、単にメモリカードという)には、書換えを繰り返すことによって発生する不良を想定して、データ記憶部にはユーザー使用可能の主記憶部の外に数ブロック単位の予備記憶部が用意されていて、ユーザー使用可能の主記憶部のブロックに不良が発生した場合、ブロック単位で、不良の発生した個所を含むブロックを前記予備記憶部のブロックに不良マーク“00”を付して置き換え、そのブロックを使用禁止としている。
実用新案登録第3074562号公報
本発明は、メモリカードの予備記憶部を利用してメモリカードに新しい用途を付加するメモリカード用特殊機能付きリードライト装置を提供することを目的とするものである。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、第1の発明は、メモリカードに設けられている予備記憶部の一部を特殊データ書き込み領域にし、その特殊データ書き込み領域を通常は使用禁止とし、必要に応じてその特殊データ書き込み領域のデータを読み書き可能にしたことを特徴とするメモリカード用特殊機能付きリードライト装置である。
第2の発明は、パーソナルコンピューターに転送する形式にするための変換手段と、前記変換手段に接続したメモリカードコネクタと、USBコネクタと、前記変換手段の制御モードをUSB接続のリードライトモードSW1−(L)又はUSB接続のキーボードモードSW1−(H)に切替える第1の制御モード切替えスイッチと、前記変換手段の制御モードを通常のリードライトモードSW2−(L)又は特殊データのリードライトモードSW2−(H)に切替える第2の制御モード切替えスイッチとを設け、これら第1及び第2の制御モード切替えスイッチを操作することにより制御モードを切替えて、カードコネクタに接続したメモリカードの通常のリードライト又は予備記憶部の特殊データ書き込み領域に記録された特殊データをリードライトすることを特徴とするメモリカード用特殊機能付きリードライト装置である。
本発明によれば、通常はデータの書き込み、読み出しを禁止されている予備記憶部への特殊データのリードライトを第1及び第2切替えスイッチを操作して行うことができるので、セキュリティ分野に応用できる。
例えば従来、1つのPCを何人かで使用する場合、使用権限のある人にIDとパスワードを教えていた。この場合、パスワードを複雑にすると、覚えていられないので、メモに書いたりする為、パスワードの流出が問題になる。
本発明装置の出現により、メモリカードを複雑なパスワードのメモリとして使用することが可能となるため、一々PCの使用権限のある人にパスワードを教える煩わしさが省け、パスワードを必要とする場合の利便さが増すという実益がある。なお、本発明装置は、通常は、USB接続のメモリカード用リードライト装置として利用することが出来る。
図1は、本発明の一実施例のブロック図で、1はSMリードライト装置、2はコンピュータ、ROM及びカードインターフェイスを具備したICチップから成る変換手段、3及び4は前記変換手段2に接続したSMコネクタ及びUSBコネクタである。SW1,SW2は変換手段2に接続した2つの制御モード切替えスイッチで、一方に倒すとLの信号を出力し、他方に倒すとHの信号を出力するものである。5はSM、6はPCである。
SMリードライト装置1の動作用ソフトは、ROMに格納されていて、このソフトが、電源立上り時に、制御モード切替えスイッチSW1とSW2の値(LかH)を読取り、読取った値により、各種モードで動作させるようになっている。
第1の制御モード切替えスイッチSW1を動作させることにより、下記2つのモードに切替える。
SW1−(L):USB接続のSMリードライトモード
SW1−(H):USB接続のキーボードモード
また、第2の制御モード切替えスイッチSW2を動作させることにより、前記SW1−(L):USB接続のSMリードライトモード時に、下記2つのモードに切替えることができる。
SW2−(L):従来のSMリードライトモード
SW2−(L):特殊機能のSMリードライトモード
SW1−(L):USB接続のSMリードライトモード
SW1−(H):USB接続のキーボードモード
また、第2の制御モード切替えスイッチSW2を動作させることにより、前記SW1−(L):USB接続のSMリードライトモード時に、下記2つのモードに切替えることができる。
SW2−(L):従来のSMリードライトモード
SW2−(L):特殊機能のSMリードライトモード
図2は、制御モード切替えスイッチSW1,SW2を操作した時のモード切替え動作用ソフトのフローチャートを示すもので、両スイッチを切替えると次に示すような制御モードとなる。
(A)2つの制御モード切替えスイッチをSW1−(L),SW2−(L)とした場合 は、従来と同格のSMリードライトモードとなり、ユーザー使用可能主記憶部をメ モリカードの記憶部としてPC6に認識させる。即ち、SMリードライト装置1は 現在、量販店等で販売されている通常のUSB接続のSMリードライト装置と同様 のリードライトを行うものとなる。例えば、32MBのSMをSMコネクタ3のス ロットに挿入すると、32MBの容量のメモリカードとして認識される。
(B)2つの制御モード切替えスイッチをSW1−(L),SW2−(H)とした場合 は、特殊機能のSMリードライトモードとなり、予備記憶部をメモリカードの記憶 部としてPC6に認識させ、予備の記憶部が数KBの容量のメモリカードとして認 識され、SMリードライト装置1は通常のUSB接続のSMリードライト装置と同 じ動作をする。即ち、(B)モードとした場合は、予備記憶部にリードライト可能 になる。
(C)制御モード切替えスイッチをSW1−(H)とした場合は、USB接続のキーボ ードモードとなる。即ちPC6からは、通常のUSB接続のキーボードとして認識 される。
(A)2つの制御モード切替えスイッチをSW1−(L),SW2−(L)とした場合 は、従来と同格のSMリードライトモードとなり、ユーザー使用可能主記憶部をメ モリカードの記憶部としてPC6に認識させる。即ち、SMリードライト装置1は 現在、量販店等で販売されている通常のUSB接続のSMリードライト装置と同様 のリードライトを行うものとなる。例えば、32MBのSMをSMコネクタ3のス ロットに挿入すると、32MBの容量のメモリカードとして認識される。
(B)2つの制御モード切替えスイッチをSW1−(L),SW2−(H)とした場合 は、特殊機能のSMリードライトモードとなり、予備記憶部をメモリカードの記憶 部としてPC6に認識させ、予備の記憶部が数KBの容量のメモリカードとして認 識され、SMリードライト装置1は通常のUSB接続のSMリードライト装置と同 じ動作をする。即ち、(B)モードとした場合は、予備記憶部にリードライト可能 になる。
(C)制御モード切替えスイッチをSW1−(H)とした場合は、USB接続のキーボ ードモードとなる。即ちPC6からは、通常のUSB接続のキーボードとして認識 される。
ここで通常SMは、各ブロックのData Status Area(516バイト)に正常なブロックの場合は“FFh”が、不良なブロックの場合は不良ブロックマーク“00h”が書き込まれており、Data Status Area(516バイト)の値によって正常なブロックか否かを判断している。
又、各ブロックにはData Status Area(516バイト)の他にReserved Area(512〜515バイト)があり、このReserved Areaは、将来の機能拡張のために用意された領域であり、現在は未使用領域となっており、この領域は、“FFFFFFFFh”の固定値としている。
従来のSMリードライト装置では、このReserved Area(512〜515バイト)はチェックせず、Data Status Area(516バイト)のみをチェックし、不良ブロックマークの有無でブロックが不良かどうかを判断している。
本発明では、先ず予備記憶部の任意のブロックのData Status Area(516バイト)に不良ブロックマークを故意に書き込み、実際にユーザー使用の主記憶部で不良ブロックとなった場合に、そのブロックと交換されるのを防ぎ、Reserved Area(512〜515バイト)に識別マーク“01234567”を書き込んで、故意に不良にしたブロックか、本物の不良ブロックかを判断することができる。この処理は前記(B)モードとした時に行われ、(B)モードとした場合の動作を次に説明する。
まず、SM5をSMコネクタ3のスロットに挿入すると、図3に示すフローチャートのように故意に作成した不良ブロックを検索し、見つからなかった場合は、任意の1ブロックのData Status Area(516バイト)に、“00”、Reserved Area(512〜515バイト)に“01234567”を書き込んで、1ブロック分の容量(0.5KB)のドライブとしてPC6に伝える。故意に作成したブロックが見つかったら、0.5KB容量のメモリカードとしてPC6に伝える。
以上のように、(B)モードとすることによりSM5の予備記憶部を必要に応じて通常のユーザー使用可能記憶部として使用できる。本実施例以外の通常のSMリードライト装置では、予備記憶部には故意に不良ブロックとしたブロックを読み書きすることができないので、SM5の予備記憶部に記憶させた特殊データを秘匿することができる。
次に(C)の制御モードとした場合の動作を説明する。
まず、前記(B)の制御モードにおいて、例えば、IDとパスワードが記載された2つのテキストファイルを作成し、そのファイルに夫々PC6へのログインに使用するIDとパスワードを書き込み、それらのファイルを上記で作成した不良ブロックに書き込んでおく。
例えば、前述のように(B)モードとした時に、SM5の予備記憶部へのリードライトが可能になり、PC6には、0.5KB容量のリムーバブルメディアドライブとして伝えられるので、ユーザは、下記の手順でパスワード等の特殊データを書き込むことができる。
ユーザーは、先ずPC6においてテキストエディタ等を利用して、下記ファイルを作成する。
ファイル名:password.txt
ファイル内容:ABCDEFGH01234567
ファイル名:password.txt
ファイル内容:ABCDEFGH01234567
次に作成したファイルを、0.5KB容量のリムーバブルメディアドライブにコピーする。
SMリードライト装置1は、上記コピーされたファイルを特殊データ書き込み領域内のData areaに書き込む。その時に、通常のData areaに書きこむ時と同様にECCの計算も行い結果を記録する。これにより、特殊データ書きこみ領域内に書かれたデータの信頼性も確保される
次に(C)の制御モードにしてPC6にログインする場合は、
(1)前記(C)の制御モードにSMリードライト装置1の制御モードを替え、PC6を起動させた後、ログイン画面が出たら、SM5を装置1に挿入する。装置1は、SM5の挿入を検出し、挿入されたSM5が、故意に不良ブロックを作成したメディアかどうかを判断する。(図3)
(1)前記(C)の制御モードにSMリードライト装置1の制御モードを替え、PC6を起動させた後、ログイン画面が出たら、SM5を装置1に挿入する。装置1は、SM5の挿入を検出し、挿入されたSM5が、故意に不良ブロックを作成したメディアかどうかを判断する。(図3)
故意に不良を作成したメディアと判断できたら、IDとパスワードが記載された2つのテキストファイルを読込む。
そしてPC6はパスワード待ちの状態になっているので、Tab、ID、Tab、パスワード、EnterのキーコードをPC6へ送信し、ログインが完了する。
ここで、故意に不良を作成したメディアと判断できなかった場合は、何も動作しない。
また、PC操作を途中で終え、一時的にPC6から離れる場合、他人にPC6を操作されないようにSM5を装置1から抜く。すると装置1は、SM5が引抜かれたことを検知し、PC6をロックさせるために以下の操作を行う。
(2)具体的には、例えばPC6のOSがマイクロソフト社のWindowsNT(登録商標)、Windows2000(登録商標)、WindowsXP(登録商標)の場合、PCのロック機能の標準のコマンド、Ctrl+Alt+Del、Enterのキーコードを送信し、PC6をロックする。
PCがロックされている間は、PCはログインの時と同様、パスワード待ちの状態になっているので、再度、PC6に戻って操作を続ける場合は、SMリードライト装置1のSMコネクタ3のスロットにSM5を挿入すると、前記(1)の動作を行い、これにより、再度ログインが完了し、ロック機能が解除される。
1 SMリードライト装置
2 変換手段
3 SMコネクタ
4 USBコネクタ
5 SM
6 PC
2 変換手段
3 SMコネクタ
4 USBコネクタ
5 SM
6 PC
Claims (2)
- メモリカードに設けられている予備記憶部の一部を特殊データ書き込み領域にし、その特殊データ書き込み領域を通常は使用禁止とし、必要に応じてその特殊データ書き込み領域への特殊データの書き込み、読み出しを可能にしたことを特徴とするメモリカード用特殊機能付きリードライト装置。
- パーソナルコンピューターに転送する形式にするための変換手段と、前記変換手段に接続したメモリカードコネクタと、USBコネクタと、前記変換手段の制御モードをUSB接続のリードライトモードSW1−(L)又はUSB接続のキーボードモードSW1−(H)に切替える第1の制御モード切替えスイッチと、前記変換手段の制御モードを通常のリードライトモードSW2−(L)又は特殊データのリードライトモードSW2−(H)に切替える第2の制御モード切替えスイッチとを設け、これら第1及び第2の制御モード切替えスイッチを操作することにより、制御モードを切替えてカードコネクタに接続したメモリカードの通常のリードライト又は予備記憶部の特殊データ書き込み領域に記録された特殊データをリードライトすることを特徴とするメモリカード用特殊機能付きリードライト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004076537A JP2005267054A (ja) | 2004-03-17 | 2004-03-17 | フラッシュメモリカード用特殊機能付きリードライト装置 |
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JP2004076537A Pending JP2005267054A (ja) | 2004-03-17 | 2004-03-17 | フラッシュメモリカード用特殊機能付きリードライト装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007148518A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Neo Techno:Kk | Usbデバイス |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001014441A (ja) * | 1999-04-27 | 2001-01-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体メモリカード及び読み出し装置 |
-
2004
- 2004-03-17 JP JP2004076537A patent/JP2005267054A/ja active Pending
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