JP2005266888A - 不揮発性記憶装置の初期化方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】不揮発性記憶装置の初期化処理に必要な時間を短縮し、よりセットアップ時間の短い携帯機器を実現する。
【解決手段】不揮発性記憶装置に搭載されている複数のフラッシュメモリ1,2に対して、電源投入後に必ず実施する初期化処理として、フラッシュメモリ1に対して読み出しコマンドを発行する第1のステップ(t701〜t702)と、第1のステップ後でフラッシュメモリ1が読み出し処理中でまだデータを読み出せない期間にフラッシュメモリに対して読み出しコマンドを発行する第2のステップ(t702〜t703)と、フラッシュメモリ1のデータが読み出せる状態になった後にフラッシュメモリ1のデータを読み出す第3のステップ(t704〜t705)を実行する。これにより、フラッシュメモリ2に対する読み出しビジー時間(t703〜t705)を短縮することができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、不揮発性の半導体メモリを使用した不揮発性記憶装置において、電源投入後などに実行される初期化方法に関する。
近年、フィルム交換の手間無しに多くの写真を撮影できるデジタルカメラを含め携帯機器の市場が急成長している。デジタルカメラ等携帯機器に求められる機能・性能として様々なものがあるが、その中でデジタルカメラであれば電源を投入してから撮影可能な状態になるまでの起動時間、つまり携帯機器としてのセットアップ時間(電源投入後使用可能となるまでの時間)というのもひとつの要素である。その起動時間にはデジタルカメラをはじめとして様々な携帯機器の外部記憶として使用されているフラッシュメモリを主な記憶媒体とした不揮発性メモリの初期化時間というのが無視できない。不揮発性メモリとして、その初期化時間を短縮することは、システムとしての携帯機器の性能を左右する大きなパラメータである。
例えば、特許文献1には、読み出しを行う必要のある物理ブロックまたは部分物理ブロックの数を削減し、不揮発性記憶装置の初期化時間を短縮するものである。
特開2003−67244号公報(図1を参照)
従来の不揮発性記憶装置の制御方法においても、初期化時間の短縮を行うことができる。しかしながら、不揮発性記憶装置の記憶容量は年々拡大の一途をたどり、その記憶容量に比例し、初期化時間が長くなるのは避けられなかった。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためのもので、電源投入後やリセット後の初期化処理において、各フラッシュメモリの制御を独立に行うことにより、従来以上に初期化時間の短い不揮発性記憶装置、または、ユーザの利便性の高いセットアップ時間の短い携帯機器を提供する。
上記課題を解決するために、本発明の不揮発性記憶装置の初期化方法は、独立してデータの書き込み消去を行うことができる複数の物理ブロックからなる不揮発性メモリと、複数の不揮発性メモリを制御するためのコントローラとを備えた不揮発性記憶装置の初期化処理であって、コントローラが第1の不揮発性メモリに対して読み出しコマンドを発行する第1のステップと、読み出しコマンドにより第1の不揮発性メモリが読み出し処理中で、まだデータを読み出せない期間に、コントローラが第2の不揮発性メモリに対して読み出しコマンドを発行する第2のステップと、第1の不揮発性メモリのデータが読み出せる状態になった後に第1の不揮発性メモリのデータをコントローラが読み出す第3のステップとを実行する。
これによって、不揮発性記憶装置の初期化におけるテーブル作成時間を大幅に短縮することができ、記憶媒体として不揮発性記憶装置を用いる場合には、よりセットアップ時間の短い携帯機器を実現することができる、という効果が得られる。
本発明の請求項1に記載の発明は、独立してデータの書き込み消去を行うことができる複数の物理ブロックからなる不揮発性メモリと、複数の前記不揮発性メモリを制御するためのコントローラとを備えた不揮発性記憶装置の初期化処理であって、前記コントローラが第1の不揮発性メモリに対して読み出しコマンドを発行する第1のステップと、前記読み出しコマンドにより前記第1の不揮発性メモリが読み出し処理中で、まだデータを読み出せない期間に、前記コントローラが第2の不揮発性メモリに対して読み出しコマンドを発行する第2のステップと、前記第1の不揮発性メモリのデータが読み出せる状態になった後に前記第1の不揮発性メモリのデータを前記コントローラが読み出す第3のステップとを実行する不揮発性記憶装置の初期化方法である。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記コントローラは、消去済テーブルを備え、前記消去済テーブルは、初期化によって前記複数の不揮発性メモリの前記物理ブロックが消去済であるか書き込み済みであるかの情報を記憶する。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記コントローラは、論理アドレスを物理アドレスに変換するための論物変換テーブルを備え、前記論物変換テーブルは、初期化によって前記複数の不揮発性メモリの前記物理ブロックが、どの論理アドレスに対応するかの情報を記憶する。
これらによって、第1の不揮発性メモリの読み出しを待たずに、第2の不揮発性メモリに読み出しコマンドを発行するので、初期化処理に係る複数の不揮発性メモリの読み出し処理をパラレル処理することで、初期化時間の短縮を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による不揮発性記憶装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態では、不揮発性記憶装置をメモリーカードとし、初期化方法は、メモリーカードに内蔵されるコントローラで実行されるものとする。
図1は、本実施の形態によるメモリーカード内部の構成を示すブロック図である。図1において、101はメモリーカード、102はコントローラ、109及び110はフラッシュメモリである。フラッシュメモリ109、110の詳細については、図3を用いて別途説明する。
103はコントローラ内部でメモリーカードの制御を行うMCU、104はメモリーカード101の外部にあるホスト機器(図示せず)とのインターフェイスを行うホストインターフェースである。105はメモリーカード101の内部にあるフラッシュメモリ109、フラッシュメモリ110とのインターフェイスを行うフラッシュインターフェイスで、フラッシュメモリ109,110への一方向出力である制御線と双方向のデータ線とフラッシュメモリからの一方向入力であるビジー線を用いてフラッシュメモリの制御を行う。このインターフェイスの詳細については、図2を用いて別途説明する。
106はホストインターフェース104とフラッシュインターフェイス105の間にあり、外部のホスト機器からの書き込みデータをメモリーカード101のフラッシュメモリ109、フラッシュメモリ110に書き込む時、または外部ホスト機器への読み出しデータをメモリーカード101のフラッシュメモリ109、110から読み出す時に使用される、バッファRAMである。107はフラッシュメモリ109、110内部の物理ブロック単位に1ビットの情報で、消去済であるか書き込み済みであるかを示す消去済テーブルである。消去済テーブルの構成例については、図4を用いて別途説明する。
108はどの論理ブロックアドレスのデータがフラッシュメモリ109、110のどの物理ブロックに書き込まれているかを示す論物変換テーブルである。論物変換テーブルの構成例については、図5を用いて別途説明する。
図2は、フラッシュインターフェイス105とフラッシュメモリ109、110間のインターフェイスの詳細を示すブロック図である。
図2において、フラッシュインターフェイス106からフラッシュメモリ109、フラッシュメモリ110に共通に結線されている信号は、フラッシュインターフェイス106の制御信号であるコマンドラッチイネーブル(CLE)、アドレスラッチイネーブル(ALE)、ライトイネーブル(/WE)、リードイネーブル(/RE)の4本と、双方向のデータ線であるI/O0〜7の8本である。フラッシュインターフェイス106からフラッシュメモリ109、フラッシュメモリ110に対して個別に結線されている信号は、フラッシュインターフェイス106の制御信号であるチップイネーブル(/CE)とフラッシュインターフェイス106へ状態を示す信号であるレディー/ビジー(R/B)ある。
フラッシュインターフェイス106はフラッシュメモリ109、フラッシュメモリ110に個別に接続されたチップイネーブル信号(/CE1、/CE2)とレディー/ビジー信号(R/B1、R/B2)とを用いてフラッシュメモリ109とフラッシュメモリ110とを独立に制御する。また、その他の信号はコントローラ102とフラッシュメモリ109、フラッシュメモリ110間の配線を減らすために共用する。
図3は、フラッシュメモリ109、フラッシュメモリ110の内部の構成を示す概念図である。フラッシュメモリ109、フラッシュメモリ110は、それぞれPB0〜1023の番号が振られた複数(ここでは1024個)の物理ブロックから構成される。物理ブロックはデータの消去を行う単位であり、消去済テーブル107や論物変換テーブル108は物理ブロック単位でデータの管理を行っている。一つの物理ブロックの容量は128kBであり、従って、フラッシュメモリ111の容量は128MBとなる。
図4は、フラッシュメモリ109,110内部の物理ブロックの内部の構成を示す概念図である。物理ブロックは、PP0〜63の番号が振られた複数(ここでは64)の物理ページから構成される。物理ページは容量が2kBでデータを書き込むためのデータ領域と、管理情報を書き込むための64Bの管理領域からなり、合計(2k+64)Bの容量を持つ。物理ページはデータの書き込みを行う単位であり、その先頭ページであるPP0の管理領域には、その物理ブロックに書き込まれたデータの論理アドレス情報も同時に書き込まれている。この論理アドレスを基に、メモリーカード101への電源投入後の初期化時間に、消去済テーブル107や論物変換テーブル108を作成する。
図5は、消去済テーブル107の内部のデータ構成を示す概念図である。消去済テーブル107はメモリーカード101内部に搭載されているフラッシュメモリ、ここではフラッシュメモリ109とフラッシュメモリ110の内部の物理ブロック全てに対して、その物理ブロックが消去済であるのか、書き込み済みであるのかを1ビットの情報として示す。消去済であればデータ“1”で、書き込み済みであればデータ“0”である。各々のフラッシュメモリにそれぞれ1024個の物理ブロックが存在しているので、2つのフラッシュメモリでは合計2048個の物理ブロックがある。2048ビットの情報を記憶するために256バイトのテーブルで管理する。消去済テーブル107の前半部分のアドレス0から127まで、図面中の上半分はフラッシュメモリ109に対応する領域であり、消去済テーブル107の後半部分のアドレス128から255まで、図面中の下半分はフラッシュメモリ110に対応する領域である。
アドレスの0にはフラッシュメモリ109の物理ブロックPB0〜7の情報が記憶されており、PB0に対応する左のビットが0であるのでフラッシュメモリ109の物理ブロックPB0はデータ書込み済みであることを示す。また左から2番目、3番目のビットも0であるのでフラッシュメモリ109の物理ブロックPB1,PB2ともにデータが書き込み済みであることを示す。左から4番目以降右端までビットが1であるので、フラッシュメモリ109の物理ブロックPB3〜7は全て消去済みであることを示している。
消去済テーブル107はホストからデータの書き込みを行う際に、データの書き込みを行ってもよい消去済の物理ブロックのアドレスを検索するときに使用する。
メモリーカード101への電源投入後のメモリーカード101の初期化時間において、メモリーカード101に搭載されている全てのフラッシュメモリの全ての物理ブロックの先頭ページPP0の管理領域を読み出すことにより、その物理ブロックが消去済の物理ブロックであるのか、それともデータが書き込まれたブロックであるのかを判定し、消去済テーブル107を完成させる。
図6は、論物変換テーブル108の内部のデータ構成を示す概念図である。論物変換テーブル108はメモリーカード101内部のフラッシュメモリ109、フラッシュメモリ110に書き込まれているデータの論理アドレスと物理アドレスを変換するためのテーブルである。ホストから指定される論理アドレスを論物変換テーブル108のアドレスとして、フラッシュメモリ109、フラッシュメモリ110の物理アドレスを論物変換テーブル108のデータとして記憶している。論物変換テーブル108のデータはフラッシュメモリ109とフラッシュメモリ110とを連続して記憶させているので0〜1023まではフラッシュメモリ109の物理ブロックアドレスを示し、1024〜2047はフラッシュメモリ110の物理ブロックアドレスを示している。
例えば論理アドレス0のデータはフラッシュメモリ109、フラッシュメモリ110のどの物理ブロックに書き込まれているかというと、論物変換テーブル108のアドレス0のデータが0であるのでフラッシュメモリ109の物理ブロックPB0に書き込まれているということがわかる。
次に論理アドレス1のデータはフラッシュメモリ109、フラッシュメモリ110のどの物理ブロックに書き込まれているかというと、論物変換テーブル108のアドレス1のデータが2047であるのでフラッシュメモリ110の物理ブロックPB1023に書き込まれているということがわかる。
次に論理アドレス2のデータはフラッシュメモリ109、フラッシュメモリ110のどの物理ブロックに書き込まれているかというと、論物変換テーブル108のアドレス2のデータが2048であるのでフラッシュメモリ109、フラッシュメモリ110のいずれにもデータが存在しない。つまり論理アドレス2のデータはアロケートされていないということがわかる。
以下、同様にして、論物変換テーブル108を参照することによって、ホストから指定する論理アドレスに対応するデータがどのフラッシュメモリのどの物理ブロックに書き込まれているかというのがわかる。
論物変換テーブル108は、ホストからのデータの読出しを行う際にデータを読み出すべきフラッシュメモリとその物理ブロックのアドレスを得るために使われる。また、ホストからのデータの書き込みを行った後に旧データとなり消去を行うべき物理ブロックのアドレスとフラッシュメモリを得るために使われる。
メモリーカード101への電源投入後のメモリーカード101初期化時間において、メモリーカード101に搭載されている全てのフラッシュメモリの全ての物理ブロックの先頭ページPP0の管理領域を読み出すことにより、その物理ブロックに書き込まれているデータがどの論理アドレスのデータなのかを読み出して論物変換テーブル108を完成させる。
図9は、従来技術を説明するための図面で、電源投入後のメモリーカード101初期化処理時の消去済テーブル107と論物変換テーブル108作成のためのフラッシュメモリ109、フラッシュメモリ110に対する読出し時のタイミングチャートで、ひとつの物理ブロックに対する部分だけを示している。
最初に時間t901でフラッシュインターフェイス105からの制御信号チップイネーブル(/CE)が”L”になり、t902までの期間にその他の制御線からフラッシュメモリに対して読出しコマンドを発行する。このコマンド発行に必要な時間t901〜t902はコマンド発行とアドレス指定のみを行うので1μs以下と短い。
フラッシュインターフェイス106から読出しコマンドが発行されたt902以降は、フラッシュメモリはレディー/ビジー信号(R/B)を”L”にして読み出し処理中であることを示す。そしてt903でレディー/ビジー信号が解除されて”H”になるが、このレディー/ビジー信号が”L”である時間を読み出しビジー時間という、読み出しビジー時間t902〜t903はフラッシュメモリのデータを読み出すための期間で25μsと長い。
最後に時間t903〜t904でフラッシュメモリから管理領域のみのデータを読み出す。このデータは論理アドレスを含む数バイト程度なので1μs以下の短時間行われる。
この結果、一つの物理ブロックの管理領域の論理アドレス情報を読み出すために必要な時間のほとんどは読み出しビジー時間(t902〜t903)が占めることとなる。
図10は、従来技術を説明するための図面で、電源投入後のメモリーカード101初期化処理時の消去済テーブル107と論物変換テーブル108作成のためのフラッシュメモリ109、フラッシュメモリ110に対する読出し時のタイミングチャートで、全ての物理ブロックに対する部分を示している。
最初にt1001からフラッシュメモリ109の物理ブロックPB0に対する読出しを行う。図10のタイミングチャートでフラッシュメモリ1読出しのラインのPB0と書かれた部分がそれに相当し、図9に示したt901〜t904の処理がこれに相当する。ほぼ読み出しビジー時間である25μsに等しい。次にフラッシュメモリ109のPB1に対する読出しを行い、順次最後のブロックであるPB1023までをt1002まで読み出す。フラッシュメモリ109に含まれる全物理ブロックの先頭ページPP0を読み出すための時間は、概ね「読み出しビジー時間×全物理ブロック数」なので、25μs×1024=25.6ms、である。
次にt1002からはフラッシュメモリ110の物理ブロックの読出しを行う。フラッシュメモリ109と同様に物理ブロックPB0〜PB1023の先頭ページPP0をt1003まで読み出す。この時間もフラッシュメモリ109と同様で25.6msである。
結果としてフラッシュメモリ109とフラッシュメモリ110の全物理ブロックの先頭ページPP0を読み出して消去済テーブル107と論物変換テーブル108を作成するのに必要なt1001〜t1003の時間は51.2msである。
上記の様に、従来の手法では、不揮発性メモリーカードの電源投入後の初期化処理に要する時間は、51.2msと長い、という課題が存在していた。
これに対し、本実施の形態における不揮発性記憶装置では、図7,8に示す初期化方法を実行する。
図7は、本実施の形態における、電源投入後のメモリーカード101初期化処理時の消去済テーブル107と論物変換テーブル108作成のためのフラッシュメモリ109、フラッシュメモリ110に対する読出し時のタイミングチャートで、フラッシュメモリ109とフラッシュメモリ110の、それぞれひとつの物理ブロックに対する部分だけを示している。
最初に時間t701でフラッシュインターフェイス105からフラッシュメモリ109への制御信号チップイネーブル1(/CE1)が”L”になりフラッシュメモリ109に対して、t702までの期間にその他の制御線からフラッシュメモリに対して読出しコマンドを発行する。この期間フラッシュメモリ110への制御信号チップイネーブル2(/CE2)は”H”であるので、このコマンドに対してフラッシュメモリ110は動作しない。t702でコマンド発行を終えフラッシュメモリ109への制御信号チップイネーブル1が”H”になる。そしてフラッシュメモリ109のレディー/ビジー1信号(R/B1)は読出しビジー期間を示す”L”になる。このコマンド発行に必要な時間t701〜t702はコマンド発行とアドレス指定のみを行うので1μs以下と短い。
次に時間t702でフラッシュインターフェイス106からフラッシュメモリ110への制御信号チップイネーブル2(/CE2)が”L”になりフラッシュメモリ109に対して、t703までの期間にその他の制御線からフラッシュメモリに対して読出しコマンドを発行する。この期間フラッシュメモリ109への制御信号チップイネーブル1(/CE1)は”H”であるので、このコマンドに対してフラッシュメモリ109は動作しない。t703でコマンド発行を終え、フラッシュメモリ110への制御信号チップイネーブル2(/CE2)が”H”になる。そしてフラッシュメモリ110のレディー/ビジー2信号(R/B2)は読出しビジー期間を示す”L”になる。このコマンド発行に必要な時間t702〜t703はコマンド発行とアドレス指定のみを行うので1μs以下と短い。
次にt704でフラッシュメモリ109のレディー/ビジー1信号(R/B1)が”H”となり、t705までの期間フラッシュメモリ109の管理領域のデータの読出しを始める。このデータは論理アドレスを含む数バイト程度なのでt704〜t705の読出しは1μs以下の短時間行われる。
最後にt705でフラッシュメモリ110のレディー/ビジー2信号(R/B2)が”H”であることを確認してt706までの期間フラッシュメモリ110の管理領域のデータの読出しをはじめる。このデータは論理アドレスを含む数バイト程度なのでt705〜t706の読出しは1μs以下の短時間行われる。
この結果、フラッシュメモリ109とフラッシュメモリ110の、それぞれひとつの物理ブロックに対する先頭ページPP0の管理領域の読出しに要する時間は、ほぼ読出しビジー時間に等しく25μsである。
図8は、本実施の形態における、電源投入後のメモリーカード101初期化処理時の消去済テーブル107と論物変換テーブル108作成のためのフラッシュメモリ109、フラッシュメモリ110に対する読出し時のタイミングチャートで、全ての物理ブロックに対する部分を示している。
最初にt801からフラッシュメモリ109とフラッシュメモリ110の各々の物理ブロックPB0に対する読出しを行う。図8に示すタイミングチャートで、フラッシュメモリ1,2同時読出しのラインのPB0と書かれた部分がそれに相当し、図7に示したt701〜t706の処理がこれに相当する。PB0と書かれた部分の処理に要する時間は、ほぼ読み出しビジー時間である25μsに等しい。次にフラッシュメモリ109とフラッシュメモリ110の各々の物理ブロックPB1に対する読出しを行い、順次最後の物理ブロックであるPB1023までをt801まで読み出す。従って、フラッシュメモリ109とフラッシュメモリ110に含まれる全物理ブロックの先頭ページPP0を読み出すための時間は、概ね「読み出しビジー時間×全物理ブロック数」となるので、25μs×1024=25.6ms、である。
結果として、フラッシュメモリ109とフラッシュメモリ110の全物理ブロックの先頭ページPP0を読み出して、消去済テーブル107と論物変換テーブル108を作成するのに必要なt801〜t802の時間は、概略25.6msである。これは、図10に示した従来技術によるものと比べ、略半分の時間となる。
以上のように本実施の形態においては、不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)を有するメモリーカード101の初期化時間を短縮するために、コントローラ102は、これにつながる複数のフラッシュメモリ109,フラッシュメモリ110を独立して制御し、フラッシュメモリ109が読み出しビジーの期間中にフラッシュメモリ110に対するコマンドを発行し、それぞれの読出しビジー期間がオーバーラップするように物理ブロックのデータを読み出すことで、初期化における消去済テーブル107と論物変換テーブル108作成の時間を半減している。
なお、本実施の形態においては、フラッシュメモリが2つの場合について説明を行ったが、本発明の効果は2つの場合に限定されるものではなく、3個以上、例えば4個のフラッシュメモリの読出しビジー時間をオーバーラップさせることにより初期化時間を短縮することは同様に実現できる。
また、本実施の形態による初期化方法は、1つのフラッシュメモリ内のデータを読み出す時間を短縮する技術と組み合わせて利用可能なことは言うまでもない。
本発明にかかる不揮発性記憶装置の初期化方法は、初期化におけるテーブル作成時間を大幅に短縮することができるという特有の効果を有し、メモリーカード等の不揮発性記憶装置としては勿論、不揮発性記憶装置を記録媒体に用いる携帯機器、電子機器の制御方法等として有用である。
本発明の実施の形態によるメモリーカード内部の構成を示すブロック図 同メモリーカードのコントローラとフラッシュメモリのインターフェイスの詳細を示すブロック図 同メモリーカードのフラッシュメモリ内部の構成を示す概念図 同メモリーカードのフラッシュメモリの物理ブロックの内部の構成を示す概念図 同メモリーカードの消去済テーブルのデータ構成を示す概念図 同メモリーカードの論物変換テーブルのデータ構成を示す概念図 同メモリーカードの物理ブロックの読出しの動作を示すタイミングチャート 同メモリーカードの初期化時の動作を示すタイミングチャート 従来のメモリーカードの物理ブロックの読出しの動作を示すタイミングチャート 従来のメモリーカードの初期化時の動作を示すタイミングチャート
符号の説明
101 メモリーカード
102 コントローラ
103 MCU
104 ホストインターフェース
105 フラッシュインターフェイス
106 バッファRAM
107 消去済テーブル
108 論物変換テーブル
109、110 フラッシュメモリ

Claims (3)

  1. 独立してデータの書き込み消去を行うことができる複数の物理ブロックからなる不揮発性メモリと、複数の前記不揮発性メモリを制御するためのコントローラとを備えた不揮発性記憶装置の初期化処理であって、
    前記コントローラが第1の不揮発性メモリに対して読み出しコマンドを発行する第1のステップと、
    前記読み出しコマンドにより前記第1の不揮発性メモリが読み出し処理中で、まだデータを読み出せない期間に、前記コントローラが第2の不揮発性メモリに対して読み出しコマンドを発行する第2のステップと、
    前記第1の不揮発性メモリのデータが読み出せる状態になった後に前記第1の不揮発性メモリのデータを前記コントローラが読み出す第3のステップとを実行することを特徴とする不揮発性記憶装置の初期化方法。
  2. 前記コントローラは、消去済テーブルを備え、前記消去済テーブルは、初期化によって前記複数の不揮発性メモリの前記物理ブロックが消去済であるか書き込み済みであるかの情報を記憶することを特徴とする請求項1記載の不揮発性記憶装置の初期化方法。
  3. 前記コントローラは、論理アドレスを物理アドレスに変換するための論物変換テーブルを備え、前記論物変換テーブルは、初期化によって前記複数の不揮発性メモリの前記物理ブロックが、どの論理アドレスに対応するかの情報を記憶することを特徴とする請求項1記載の不揮発性記憶装置の初期化方法。
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