JP2005262973A - 空気入りタイヤ、サイプ形成用ブレード及びそのサイプ形成用ブレードを備えたタイヤ形成用金型 - Google Patents
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Abstract
【課題】サイプの広幅部を形成する部分が狭幅部を通過する際の幅差に起因する退避を許容することができ、サイプ壁面の変形、即ち、平坦化を抑制し得て、サイプ壁面の密着を良好に防止することができる空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】サイプ幅の狭い狭幅部12aとサイプ幅の広い広幅部12bとが奥行き方向に交互に連続して形成されたサイプ12がタイヤトレッド表面に形成されたブロック10に設けらると共に、その隣接するサイプ12同士で狭幅部12aと広幅部12bとが奥行き方向に互い違いにずれて配置されている。
【選択図】 図1
【解決手段】サイプ幅の狭い狭幅部12aとサイプ幅の広い広幅部12bとが奥行き方向に交互に連続して形成されたサイプ12がタイヤトレッド表面に形成されたブロック10に設けらると共に、その隣接するサイプ12同士で狭幅部12aと広幅部12bとが奥行き方向に互い違いにずれて配置されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、タイヤトレッド表面にタイヤ周方向に沿って延びる複数本の主溝とこれら主溝に交差する複数の副溝とで形成するブロックを有すると共に、該ブロックに複数のサイプを設けた空気入りタイヤ、その空気入りタイヤにサイプを形成するためのサイプ形成用ブレード及びそのサイプ形成用ブレードを備えたタイヤ形成用金型に関する。
従来から、車両用等のタイヤの周面(踏面)には、その周面に開口する切り込みからなるサイプを形成したものが周知である。
このサイプは、タイヤ成形時の加硫金型(タイヤ成形用金型)に埋め込んでいる薄い板状のサイプ形成用ブレードによりその位置や表面形状並びに奥行き形状が決定される。
このようなサイプは、タイヤが湿潤路や氷上を走行する際にタイヤの踏面と路面との間にできる水膜を破壊・除去し、タイヤの踏面と路面との抵抗を高める働きをする。
このサイプは、タイヤ成形時の加硫金型(タイヤ成形用金型)に埋め込んでいる薄い板状のサイプ形成用ブレードによりその位置や表面形状並びに奥行き形状が決定される。
このようなサイプは、タイヤが湿潤路や氷上を走行する際にタイヤの踏面と路面との間にできる水膜を破壊・除去し、タイヤの踏面と路面との抵抗を高める働きをする。
ところで、加硫金型は全周で複数個に分割された割りモールド型となっているのが一般的である。従って、その割りモールドに固定されているサイプ形成用ブレードは、略タイヤの円形中心側に向かって延びていることから、加硫金型の中心から両端に離れるに従ってサイプ形成用ブレードは倒れこむように傾斜配置される。
これにより、加硫金型を離型させた際には、その離型方向とサイプ形成用ブレードの突出方向とにずれが発生する。このずれは、タイヤに形成されたサイプの奥行き方向に対してそのサイプを形成したサイプ形成用ブレードが平行に抜けないということになる。
これにより、加硫金型を離型させた際には、その離型方向とサイプ形成用ブレードの突出方向とにずれが発生する。このずれは、タイヤに形成されたサイプの奥行き方向に対してそのサイプを形成したサイプ形成用ブレードが平行に抜けないということになる。
一方、上述した加硫金型から取り出されたばかりのタイヤは温度が高く、しかもその材料特性(合成ゴム等)に起因してタイヤ表面は多少粘着性がある。
従って、上述したサイプ形成後のサイプ形成用ブレードの抜け方向がサイプ奥行き方向に対してずれてしまうことと相俟って、サイプ壁面同士が密着してしまうという問題を生じていた。
従って、上述したサイプ形成後のサイプ形成用ブレードの抜け方向がサイプ奥行き方向に対してずれてしまうことと相俟って、サイプ壁面同士が密着してしまうという問題を生じていた。
そこで、サイプ壁面形状を凹凸形状とし、互いに対向する面の接触面積を少なくすることによってサイプ壁面の密着を防止することが考えられる。
図3は、このようなサイプ壁面形状を凹凸形状とした例を示し(例えば、特許文献1参照)、図3(A)はスタッドレスタイヤのトレッドパターンの一例を示した平面図、図3(B)はサイプ奥行き形状を示す要部の断面図である。
図3(A)において、1はタイヤトレッド表面であり、このタイヤトレッド表面1のタイヤ周方向に沿って主溝2が複数設けられていると共に、これら主溝2に交差する複数の副溝3が設けられ、これら主溝2と副溝3により区画された複数のブロック4からなるブロックパターンが形成されている。
また、各ブロック4には、複数のサイプ5がタイヤ幅方向に直線状又はジグザグ状に延びており、このサイプ5によってサブブロック4aが形成されている。
一方、図3(B)に示すように、サイプ5は、その奥行き方向で互いに対向する面6に複数の凹凸が形成されている。
特開平8−258515号公報(図1−図4)
図3は、このようなサイプ壁面形状を凹凸形状とした例を示し(例えば、特許文献1参照)、図3(A)はスタッドレスタイヤのトレッドパターンの一例を示した平面図、図3(B)はサイプ奥行き形状を示す要部の断面図である。
図3(A)において、1はタイヤトレッド表面であり、このタイヤトレッド表面1のタイヤ周方向に沿って主溝2が複数設けられていると共に、これら主溝2に交差する複数の副溝3が設けられ、これら主溝2と副溝3により区画された複数のブロック4からなるブロックパターンが形成されている。
また、各ブロック4には、複数のサイプ5がタイヤ幅方向に直線状又はジグザグ状に延びており、このサイプ5によってサブブロック4aが形成されている。
一方、図3(B)に示すように、サイプ5は、その奥行き方向で互いに対向する面6に複数の凹凸が形成されている。
ところで、上記の如く構成された空気入りタイヤにあっては、隣接するサイプ5の奥行き形状が同一となっている。
したがって、サイプ形状と同一形状のサイプ形成用ブレードがサイプ5から抜ける際には、サイプ断面の凸形状部分を形成する幅広の部分がサイプ断面の凹形状部分に達すると、その幅差によってサイプ断面の凹形状部分が強制的に退避しようとする。
しかしながら、隣接するサイプの奥行き形状が同一形状であると、その隣接するサイプを形成するサイプ形成用ブレードも略同時期に上述した幅差に起因してサイプ断面の凹形状部分が強制的に退避しようとするため、互いに接近する方向に退避しようとすることとなり、その退避が許容され難く、ひいては断面形状の平坦化を招いてしまい、上述したサイプ壁面の密着を良好に防止することができないという問題が発生していた。
したがって、サイプ形状と同一形状のサイプ形成用ブレードがサイプ5から抜ける際には、サイプ断面の凸形状部分を形成する幅広の部分がサイプ断面の凹形状部分に達すると、その幅差によってサイプ断面の凹形状部分が強制的に退避しようとする。
しかしながら、隣接するサイプの奥行き形状が同一形状であると、その隣接するサイプを形成するサイプ形成用ブレードも略同時期に上述した幅差に起因してサイプ断面の凹形状部分が強制的に退避しようとするため、互いに接近する方向に退避しようとすることとなり、その退避が許容され難く、ひいては断面形状の平坦化を招いてしまい、上述したサイプ壁面の密着を良好に防止することができないという問題が発生していた。
本発明は、上記問題を解決するため、サイプ壁面の密着を良好に防止することができる空気入りタイヤ、サイプ形成用ブレード及びそのサイプ形成用ブレードを備えたタイヤ形成用金型を提供することを目的とする。
その目的を達成するため、第1の発明に係る空気入りタイヤは、タイヤトレッド表面にタイヤ周方向に沿って延びる複数本の主溝とこれら主溝に交差する複数の副溝とで形成するブロックを有すると共に、該ブロックに複数のサイプを設けた空気入りタイヤにおいて、前記サイプ内にはサイプ幅の狭い狭幅部とサイプ幅の広い広幅部とが奥行き方向に交互に連続して形成され且つ隣接する前記サイプ同士で前記狭幅部と前記広幅部とが奥行き方向に互い違いにずれて配置されていることを特徴とする。
本発明においては、サイプ幅の狭い狭幅部とサイプ幅の広い広幅部とが奥行き方向に交互に連続して形成されたサイプがタイヤトレッド表面に形成されたブロックに設けらると共に、その隣接するサイプ同士で狭幅部と広幅部とが奥行き方向に互い違いにずれて配置されていることにより、サイプを形成するサイプ形成用ブレードが抜ける際、サイプの広幅部を形成する部分が狭幅部を通過する際であっても、隣接するサイプ形成用ブレードの抜けではサイプの狭腹部を形成する部分が広幅部を通過していることから、サイプの広幅部を形成する部分が狭幅部を通過する際の幅差に起因する退避を許容することができ、サイプ壁面の変形、即ち、平坦化を抑制し得て、サイプ壁面の密着を良好に防止することができる。
第2の発明にかかる空気入りタイヤは、前記狭幅部と前記広幅部とが奥行き方向に各々少なくとも2つ以上交互に形成されていることを特徴とする。
第3の発明にかかる空気入りタイヤは、前記狭幅部の奥行き方向の長さと前記広幅部の奥行き方向の長さとが略同一であることを特徴とする。
第4の発明にかかる空気入りタイヤは、前記狭幅部の幅が0.3mm〜0.5mmに設定され且つ前記広幅部の最大幅が0.7mm〜1.5mmに設定されていることを特徴とする。
第5の発明にかかる空気入りタイヤは、前記広幅部の幅は奥行き方向に連続する前記狭幅部に向かって徐々に幅狭に設定されていることを特徴とする。
請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載の空気入りタイヤ。
第6の発明にかかるサイプ形成用ブレードは、タイヤトレッド表面にタイヤ周方向に沿って延びる複数本の主溝とこれら主溝に交差する複数の副溝とで区画されるブロックに複数のサイプを形成するためのサイプ形成用ブレードにおいて、高さ方向に幅狭の狭幅部と幅広の広幅部とが交互に連続して形成され且つ隣接して配置されるもの同士で前記狭幅部と前記広幅部とが高さ方向に互い違いにずれて配置されるように少なくとも2種類を有することを特徴とする。
第7の発明にかかるタイヤ形成用金型は、請求項6に記載の2種類のサイプ形成用ブレードが交互に移設されていることを特徴とする。
第2の発明にかかる空気入りタイヤは、前記狭幅部と前記広幅部とが奥行き方向に各々少なくとも2つ以上交互に形成されていることを特徴とする。
第3の発明にかかる空気入りタイヤは、前記狭幅部の奥行き方向の長さと前記広幅部の奥行き方向の長さとが略同一であることを特徴とする。
第4の発明にかかる空気入りタイヤは、前記狭幅部の幅が0.3mm〜0.5mmに設定され且つ前記広幅部の最大幅が0.7mm〜1.5mmに設定されていることを特徴とする。
第5の発明にかかる空気入りタイヤは、前記広幅部の幅は奥行き方向に連続する前記狭幅部に向かって徐々に幅狭に設定されていることを特徴とする。
請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載の空気入りタイヤ。
第6の発明にかかるサイプ形成用ブレードは、タイヤトレッド表面にタイヤ周方向に沿って延びる複数本の主溝とこれら主溝に交差する複数の副溝とで区画されるブロックに複数のサイプを形成するためのサイプ形成用ブレードにおいて、高さ方向に幅狭の狭幅部と幅広の広幅部とが交互に連続して形成され且つ隣接して配置されるもの同士で前記狭幅部と前記広幅部とが高さ方向に互い違いにずれて配置されるように少なくとも2種類を有することを特徴とする。
第7の発明にかかるタイヤ形成用金型は、請求項6に記載の2種類のサイプ形成用ブレードが交互に移設されていることを特徴とする。
本発明によれば、加硫金型を離型させる際に、サイプ壁面の変形即ち平坦化を効果的に抑制でき、従ってサイプ壁面の密着を良好に防止することができる。
次に、本発明の空気入りタイヤの実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、見掛け上のタイヤトレッド形状、即ち、タイヤ表面形状等は、図3(A)もしくは周知のものと実質的に同一であるため、その図示並びに詳細な説明は省略する。
図1は本発明の空気入りタイヤの要部の断面図、図2は本発明の空気入りタイヤとサイプ形成用ブレード(タイヤ成形金型)との関係を示す説明図である。
図1において、10はタイヤトレッド表面に形成されたブロックであり、タイヤ表面に設けられた主副の溝11によって区画されている。
このブロック10には、複数のサイプ12がタイヤ幅方向に直線状又はジグザグ状に延びて形成されている。
サイプ12は、その奥行き方向でサイプ幅の狭い狭幅部12aとサイプ幅の広い広幅部12bとが奥行き方向に交互に連続して形成されている。また、サイプ12は、隣接するもの同士で狭幅部12aと広幅部12bとが奥行き方向に互い違いにずれて配置されている。
図1は本発明の空気入りタイヤの要部の断面図、図2は本発明の空気入りタイヤとサイプ形成用ブレード(タイヤ成形金型)との関係を示す説明図である。
図1において、10はタイヤトレッド表面に形成されたブロックであり、タイヤ表面に設けられた主副の溝11によって区画されている。
このブロック10には、複数のサイプ12がタイヤ幅方向に直線状又はジグザグ状に延びて形成されている。
サイプ12は、その奥行き方向でサイプ幅の狭い狭幅部12aとサイプ幅の広い広幅部12bとが奥行き方向に交互に連続して形成されている。また、サイプ12は、隣接するもの同士で狭幅部12aと広幅部12bとが奥行き方向に互い違いにずれて配置されている。
尚、サイプ12は、その奥行き方向の深さによって異なる(換言すれば、ブロック10の高さによって異なる)が、少なくとも狭幅部12aと広幅部12bとが奥行き方向に各々少なくとも2つ以上交互に形成されていることが好ましい。この際、狭幅部12aの奥行き方向の長さ(深さ)と広幅部12bの奥行き方向の長さ(深さ)とは略同一とし、隣接するもの同士で深さ方向にずれの無いように狭幅部12aと広幅部12bとが互い違いで位置することが好ましい。
また、狭幅部12aの幅は0.3mm〜0.5mm、広幅部12bの最大幅は0.7mm〜1.5mmに設定され、広幅部12bの幅は奥行き方向に連続する狭幅部12aに向かって徐々に幅狭とすることにより、後述するサイプ形成用ブレード20の抜けをより一層良好とすることができる。
一方、サイプ12は、タイヤ成形用金型(全体図省略)の一部を構成するサイプ形成用ブレード20によってその表面形状並びに奥行き形状が決定される。したがって、サイプ12の奥行き方向の断面形状はサイプ形成用ブレード20(図2参照)の断面形状と一致している。
サイプ形成用ブレード20は、上述した2種類のサイプ12と同様に、タイヤ成形用金型に交互に2種類のものが立設して設けられている。
これにより、図2に示すように、サイプ形成用ブレード20がサイプ12から抜ける際には、狭幅部12aを形成する狭幅部20aが広幅部12bを通過する際には、狭幅部20aの方が広幅部12bよりも小径であることから無理なく通過することができる。
一方、サイプ12は、タイヤ成形用金型(全体図省略)の一部を構成するサイプ形成用ブレード20によってその表面形状並びに奥行き形状が決定される。したがって、サイプ12の奥行き方向の断面形状はサイプ形成用ブレード20(図2参照)の断面形状と一致している。
サイプ形成用ブレード20は、上述した2種類のサイプ12と同様に、タイヤ成形用金型に交互に2種類のものが立設して設けられている。
これにより、図2に示すように、サイプ形成用ブレード20がサイプ12から抜ける際には、狭幅部12aを形成する狭幅部20aが広幅部12bを通過する際には、狭幅部20aの方が広幅部12bよりも小径であることから無理なく通過することができる。
また、広幅部12bを形成する広幅部20bが狭幅部12aを通過する際には、その広幅部20bの方が狭幅部12aよりも大径であることから、狭幅部12aが広がるように退避しなければならない。
この際、隣接するサイプ12では、狭幅部12aを形成する狭幅部20aが広幅部12bを通過している状態であることから、広幅部12bを形成する広幅部20bが狭幅部12aを通過する際の狭幅部12aの退避を許容することができ、狭幅部12aの変形を容易に防止することができる。
従って、タイヤ成形後のサイプ12が互いに対向する面同士で密着してしまうということも防止することができる。
この際、隣接するサイプ12では、狭幅部12aを形成する狭幅部20aが広幅部12bを通過している状態であることから、広幅部12bを形成する広幅部20bが狭幅部12aを通過する際の狭幅部12aの退避を許容することができ、狭幅部12aの変形を容易に防止することができる。
従って、タイヤ成形後のサイプ12が互いに対向する面同士で密着してしまうということも防止することができる。
尚、サイプ形成用ブレード20は、タイヤ成形用金型を成形する際に2種類が交互に移設される。
また、そのタイヤ成形用金型は、加工し易い樹脂材料や石膏材料からなるマスターモデルによってゴム型を反転製作し、そのゴム型を石膏等の材質からなる鋳型へとさらに反転し、その鋳型を乾燥させてから360°の角度加工を行ってリング状に組み立て、それらの鋳型を鋳枠で囲んで合金(例えば、アルミ)溶湯を鋳枠内へと流し込んで鋳造した後、鋳物を所定の外周形状に加工することで作製される。
また、そのタイヤ成形用金型は、加工し易い樹脂材料や石膏材料からなるマスターモデルによってゴム型を反転製作し、そのゴム型を石膏等の材質からなる鋳型へとさらに反転し、その鋳型を乾燥させてから360°の角度加工を行ってリング状に組み立て、それらの鋳型を鋳枠で囲んで合金(例えば、アルミ)溶湯を鋳枠内へと流し込んで鋳造した後、鋳物を所定の外周形状に加工することで作製される。
10…ブロック、11…溝(主溝、副溝)、12…サイプ、12a…狭幅部、
12b…広幅部、20…サイプ形成用ブレード、20a…狭幅部、
20b…広幅部。
12b…広幅部、20…サイプ形成用ブレード、20a…狭幅部、
20b…広幅部。
Claims (7)
- タイヤトレッド表面にタイヤ周方向に沿って延びる複数本の主溝とこれら主溝に交差する複数の副溝とで形成するブロックを有すると共に、該ブロックに複数のサイプを設けた空気入りタイヤにおいて、
前記サイプ内にはサイプ幅の狭い狭幅部とサイプ幅の広い広幅部とが奥行き方向に交互に連続して形成され且つ隣接する前記サイプ同士で前記狭幅部と前記広幅部とが奥行き方向に互い違いにずれて配置されていることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記狭幅部と前記広幅部とが奥行き方向に各々少なくとも2つ以上交互に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記狭幅部の奥行き方向の長さと前記広幅部の奥行き方向の長さとが略同一であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記狭幅部の幅が0.3mm〜0.5mmに設定され且つ前記広幅部の最大幅が0.7mm〜1.5mmに設定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載の空気入りタイヤ。
- 前記広幅部の幅は奥行き方向に連続する前記狭幅部に向かって徐々に幅狭に設定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載の空気入りタイヤ。
- タイヤトレッド表面にタイヤ周方向に沿って延びる複数本の主溝とこれら主溝に交差する複数の副溝とで区画されるブロックに複数のサイプを形成するためのサイプ形成用ブレードにおいて、
高さ方向に幅狭の狭幅部と幅広の広幅部とが交互に連続して形成され且つ隣接して配置されるもの同士で前記狭幅部と前記広幅部とが高さ方向に互い違いにずれて配置されるように少なくとも2種類を有することを特徴とするサイプ形成用ブレード。 - 請求項6に記載の2種類のサイプ形成用ブレードが交互に移設されていることを特徴とするタイヤ成形用金型。
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