JP2005259460A - 可動接点付シート及びこれを用いた入力装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 第1の可動接点3を下面側に保持する第1のシート4と、第1のシート4の上面側に配置されると共に、下面側に第2の可動接点5を保持する第2のシート6とを備え、第1のシート4に、第1の可動接点3の一部が露出可能な第1の開口部4aを設け、第1の開口部4aを介して第1の可動接点3と第2の可動接点5とを接触可能に対向させると共に、第1の開口部4aの外周に第2の可動接点5の外周縁部5bが露出可能な第2の開口部4bを設け、第2の可動接点5の外周縁部5bを第2の開口部4bに一致させた状態で、第2の可動接点5を第1のシート4の上面側に第2のシート6で保持させた。
【選択図】 図2
Description
図6は従来の2段スイッチの分解斜視図、図7は図6のX−X線における断面図、図8は接点パターンの要部上面図である。
また、第二接点23は、上記第一接点22の放射状部22Bの外周部から僅かな間隔をあけて第三接点24に同芯的に配された外周細幅部23Aに、上記第一接点22の放射状部22Bどうしの間の部分に向かって延設形成された放射状部23Bによって構成されている。
一方、カバーフィルム28の上方から可動接点29の反転動作力より大きい押圧操作力を加えると、まずカバーフィルム28が撓んで可動接点29全体が下方に移動してその外周下端29Aが第一および第二接点22、23 に当接した後、可動接点29が反転動作して、中央頂点部29Bが第三接点24に当接した状態となる。
このように本実施のスイッチは、操作する際の力の大きさによって二通りの回路の接続状態を使い分けて得ることができるものである。
また、第3の解決手段として、前記第1のシートの下面に粘着層を設け、前記第1の可動接点及び第2の可動接点と前記第2のシートを一体として剥離可能なように、前記第1のシートを前記粘着層により剥離シートに保持した構成とした。
また、第5の解決手段として、第1乃至第4の解決手段の何れかに記載の可動接点付シートと、前記第1の可動接点、及び前記第2の可動接点と接続される複数の固定接点が配設され、これらの固定接点に対応させて前記可動接点付シートが積層される基台とを備えた構成とした。
また、共通の第1のシートに上側及び下側の第1及び第2の可動接点を一体的に保持できるので、スイッチの組立が容易となる。
また、第1のシートの下面に粘着層を設け、第1の可動接点及び第2の可動接点と第2のシートを一体として剥離可能なように、第1のシートを粘着層により剥離シートに保持したことから、可動接点付シートの搬送や組立て作業における取り扱いを容易に行なえる。
また、2段スイッチ用の第2の可動接点の保持用の第2のシートを部分的に設けるようにしたので、可動接点付シートの厚みが増すことによる操作フィーリングの劣化を防止できる。
また、第1のシート4の下面側には一面に粘着層(図示せず)が形成されており、この粘着層に前記第1の可動接点3のドーム部の上面側が貼着されて、第1のシート4に第1の可動接点3が一体化されている。この時、前記第1の開口部4aから、第1の可動接点3の中央頂部3aの上面側が露出した状態となっている。
第2の可動接点5が前記回路基板1上に配設される際には、一対の外周縁部5bが前記第1のシート4の第2の開口部4bを介して前記第3接点部2cと常時接触した状態で載置され、中央頂部5a下面に設けられた突起5cが前記第1のシート4の第1の開口部4aを介して第1の可動接点3の中央頂部3a上面と一定の空隙を持って対向して配置されるものとなる。また、短手方向の外周縁部と、第1のシート4の開口部4a、4bとは対向しておらず、第1のシート4の表面によって第2の可動接点5の抜け落ちが防止されている。
このようにすれば、可動接点付シートの搬送や組立て作業における取り扱いを容易に行なえるものとなる。
まず、初期状態(図2参照)においては、回路基板1に設けられた固定接点2は、第2接点部2bが第1の可動接点3の外周縁部3bと接続されているが、第1接点部2aが第1の可動接点3の中央頂部3aとは離間しており、下側の2段スイッチ用の接点部はオフ状態となっている。
また、この時、第3接点部2cが第2の可動接点5の外周縁部5bと接続されているが、その中央頂部5aの下面の突起5cが第2接点部2bに接続されている第1の可動接点3の中央頂部3aとは離間しており、上側の1段スイッチ用の接点部もオフ状態となっている。
このように、第1及び第2の可動接点3、5が一体に貼着された上記構成の可動接点付シートを、固定接点2が配設された回路基板1上に、第1及び第2の可動接点3、5と固定接点2とを対向させて積層するだけで所望の2段スイッチを得ることができるので、2段スイッチを備えた入力装置の組立を簡単に行なうことができるものとなっている。
図において、回路基板11はやや大きめの長方形に形成され、この回路基板11には複数の固定接点が配設されている。この固定接点は、1段スイッチ用の固定接点12、及び2段スイッチ用の固定接点13とが混載された状態で形成されている。本実施例においては、中央の1箇所のみに2段スイッチ用の固定接点13が形成されており、他は全て1段スイッチ用の固定接点12が形成されている。
また、2段スイッチ用の第2の可動接点5の保持用の第2のシート6を、適宜、第1のシート14の所望の箇所に部分的に設けるようにしたので、1段スイッチ用の第1の可動接点3の上面のシートの厚みが増すことによる操作フィーリングの劣化を防止できるものとなっている。
また、共通の第1のシート4、14に、上側及び下側の第1及び第2の可動接点3、5を一体的に保持できるので、スイッチの組立が容易に行なえるものとなっている。
2:固定接点
2a:第1接点部
2b:第2接点部
2c:第3接点部
3:第1の可動接点
3a:中央頂部
3b:外周縁部
4:第1のシート
4a:第1の開口部
4b:第2の開口部
5:第2の可動接点
5a:中央頂部
5b:外周縁部
5c:突起
6:第2のシート
11:回路基板
12:固定接点
13:固定接点
14:第1のシート
14a:第1の開口部
14b:第2の開口部
Claims (5)
- ドーム状の膨出部を有する第1の可動接点と、この第1の可動接点よりも一回り大きなドーム状の膨出部を有し、前記第1の可動接点の上方に配置される第2の可動接点と、前記第1の可動接点を下面側に保持する第1のシートと、この第1のシートの上面側に配置されると共に、下面側に前記第2の可動接点を保持する第2のシートとを備え、前記第1のシートに、前記第1の可動接点の一部が露出可能な第1の開口部を設け、この第1の開口部を介して前記第1の可動接点と前記第2の可動接点とを接触可能に対向させると共に、前記第1の開口部の外周に前記第2の可動接点の外周縁部が露出可能な第2の開口部を設け、前記第2の可動接点の外周縁部を前記第2の開口部に一致させた状態で、前記第2の可動接点を前記第1のシートの上面側に前記第2のシートで保持させたことを特徴とする可動接点付シート。
- 前記第2の可動接点は、その外周縁部を前記第2の開口部から前記第1のシートの下面側へ貫通させて延出したことを特徴とする請求項1記載の可動接点付シート。
- 前記第1のシートの下面に粘着層を設け、前記第1の可動接点及び第2の可動接点と前記第2のシートを一体として剥離可能なように、前記第1のシートを前記粘着層により剥離シートに保持したことを特徴とする請求項1、又は2記載の可動接点付シート。
- 前記第1のシートの下面側に前記第1の可動接点を複数個保持すると共に、前記第2の可動接点を保持する前記第2のシートを、前記第1の可動接点を保持した前記第1のシートの上面に対応させて部分的に設けるようにしたことを特徴とする請求項3記載の可動接点付シート。
- 請求項1乃至4の何れかに記載の可動接点付シートと、前記第1の可動接点、及び前記第2の可動接点と接続される複数の固定接点が配設され、これらの固定接点に対応させて前記可動接点付シートが積層される基台とを備えたことを特徴とする入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004067835A JP2005259460A (ja) | 2004-03-10 | 2004-03-10 | 可動接点付シート及びこれを用いた入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004067835A JP2005259460A (ja) | 2004-03-10 | 2004-03-10 | 可動接点付シート及びこれを用いた入力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005259460A true JP2005259460A (ja) | 2005-09-22 |
Family
ID=35084985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004067835A Ceased JP2005259460A (ja) | 2004-03-10 | 2004-03-10 | 可動接点付シート及びこれを用いた入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005259460A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8091212B2 (en) | 2007-06-28 | 2012-01-10 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Method of manufacturing panel switch |
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2004
- 2004-03-10 JP JP2004067835A patent/JP2005259460A/ja not_active Ceased
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8091212B2 (en) | 2007-06-28 | 2012-01-10 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Method of manufacturing panel switch |
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