JP2005259385A - 通信用ケーブル - Google Patents

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雅昭 笹田
Masayoshi Shindo
正義 進藤
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Abstract

【課題】心線対を複数束ねた通信用ケーブルにおいて、心線対から発生される輻射ノイズや、通信用ケーブル外部から心線対に侵入する外部ノイズを除去できるようにする。
【解決手段】ケーブルにおいては、電気的に絶縁されたペア線11を複数束ねてなる心線束と、少なくとも磁性体層23および導電体層25を積層して構成され、心線束を構成する全てのペア線11に接触するように配置された第1被覆材21aおよび第2被覆材21bと、を備えている。この構成によれば、第1被覆材21aおよび第2被覆材21bを構成する導電体層25がノイズをシールドする。そして、導電体層25に隙間が生じ、ノイズが漏れたとしても、磁性体層23がノイズを吸収する。
【選択図】図1

Description

本発明は、心線対を複数束ねてなる通信用ケーブルに関する。
従来より、心線対(ツイストペア)を複数束ねた通信用ケーブルにおいて、心線対から発生される輻射ノイズや、通信用ケーブル外部から心線対に侵入する外部ノイズの影響を防止するために、心線対を複数束ねた状態で、その周囲をアルミテープや網組金属線にて被覆したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−357421号公報
しかしながら、上記通信用ケーブルにおいては、アルミテープを心線対束に被覆する際に、アルミテープ同士の隙間を完全に無くすことは困難であるため、この隙間からノイズの漏れが発生するという問題点があった。また、網組金属線を併用しても網組の隙間からノイズの漏れが発生するため、上記通信用ケーブルを特にギガヘルツのような高周波帯で使用するときに、従来の方法において、ノイズの漏れを実用上問題とならないレベルに下げることは不可能である。
また、一般的に通信用ケーブルは必要に応じて曲げられて使用されるため、このときにアルミテープや網組金属線に隙間が生じ易くなり、ノイズが漏れ易くなる。
そこで、このような問題点を鑑み、心線対を複数束ねた通信用ケーブルにおいて、心線対から発生される輻射ノイズや、通信用ケーブル外部から心線対に侵入する外部ノイズを除去できるようにすること、および心線間の干渉を軽減することを本発明の目的とする。
かかる目的を達成するために成された請求項1に記載の通信用ケーブルは、電気的に絶縁された心線対を複数束ねてなる心線束と、少なくとも、導電体層および抵抗体層の少なくとも一方と磁性体層とを積層して構成され、心線束を構成する全ての心線対に接触するように配置された第1被覆材と、を備えている。
すなわち、この構成によれば、第1被覆材を構成する磁性体層が磁界ノイズを吸収する。そして、第1被覆材に導電体層を備えている場合には、導電体層が磁性体層では吸収されないノイズをシールドする。また、第1被覆材に抵抗体層を備えている場合には、抵抗体層を磁性体層に接触させて配置することにより磁性体層において吸収できないノイズを、減衰させる。
また、この通信用ケーブルは、全ての心線対が第1被覆材と接触する構成にされており、通信用ケーブル内外部の電界や磁界の影響を与えられ難くしている。
したがって、この通信用ケーブルによれば、各心線対による信号の伝送に悪影響を与えるノイズを良好に除去することができる。
また、請求項2に記載のように、第1被覆材は、磁性体層または抵抗体層が全ての心線対に接触するよう構成されていることが好ましい。
このような通信用ケーブルによれば、各心線対から発生する磁場を磁性体層により効果的に吸収させることができるので、各心線対による信号の伝送に悪影響を与えるノイズを良好に除去することができる。
さらに、被覆する心線対の数が多い場合には、請求項3に記載のように、心線束を覆う第1被覆材の外周に、第1被覆材と接触するように複数の心線対を配置し、この第1被覆材の外周に配置された全ての心線対に接触しながら、複数の心線対を覆う第2被覆材を備えていることが好ましい。なお、第2被覆材は第1被覆材と同様に、少なくとも、導電体層および抵抗体層の少なくとも一方と磁性体層とを積層して構成されており、磁性体層または抵抗体層が第1被覆材の外周に配置された複数の心線対に接触するよう構成されている。
したがって、このような通信用ケーブルによれば、心線対の数が多くなっても、全ての心線対を容易に磁性体層または抵抗体層に接触させることができるので、通信用ケーブルを無用に太くさせることなく各心線対による信号の伝送に悪影響を与えるノイズを良好に除去することができる。
また、請求項1に記載の通信用ケーブルにおいて、第1被覆材に抵抗体層を備えている場合における具体的な構成としては、請求項4に記載のように、通信用ケーブルの内側から、抵抗体層、磁性体層、導電体層の順、または磁性体層、抵抗体層の順、或いは抵抗体層、磁性体層、抵抗体層の順に積層することが考えられる。
このような通信用ケーブルによれば、抵抗体層を磁性体層に接触させて配置することにより磁性体層において吸収できないノイズを減衰させることができるので、各心線対による信号の伝送に悪影響を与えるノイズを確実に除去することができる。
なお、請求項1〜請求項4の何れかに記載の通信用ケーブルは、請求項5に記載のように、コンピュータとコンピュータにより制御される駆動装置とを電気的に接続するためのFA(Factory Automation)ケーブルとして使用されることが考えられる。
このような通信用ケーブルをFAケーブルとして使用すれば、コンピュータにより制御される駆動装置の誤作動を防止することができる。
特に請求項3に記載の通信用ケーブルをFAケーブルとして使用する場合には、例えば、センサ出力等の比較的微弱な信号を伝送する心線対を第1被覆材の内側にまとめて配置し、電源制御線等の比較的強大な信号を伝送する心線対を第1被覆材の外周に配置することができる。したがってこのようすれば、第1被覆材の内側に配置された心線対は、第1被覆材および第2被覆材により外部からのノイズに対して保護されるので、ノイズの影響を受けやすい心線対をより効果的に保護することができる。
また、請求項1に記載の通信用ケーブルにおいて、上述の請求項2に記載のように、第1被覆材は、磁性体層または抵抗体層が全ての心線対に接触するよう構成されていてもよいが、第1被覆材に導電体層および抵抗体層を備えている場合には、請求項6に記載のように、第1被覆材は内側から、導電体層、磁性体層、抵抗体層の順に積層されていることが好ましい場合がある。
このような通信用ケーブルによれば、磁性体層において吸収できないノイズを、抵抗体層を磁性体層に接触させて配置することにより減衰させることができるので、各心線対による信号の伝送に悪影響を与えるノイズをより良好に除去することができる。
なお、請求項6に記載の通信用ケーブルは、請求項7に記載のように、USBケーブルであることが考えられる。
このような通信用ケーブルであれば、USBケーブルとしての規格を満たすと共に、高速でのデータ転送を可能にすることができる。
また、請求項1〜請求項7の何れかに記載の通信用ケーブルにおいて、請求項8に記載のように、通信用ケーブルにおける最外周を被覆する絶縁体層を備えていることが望ましい。
このような通信用ケーブルであれば、絶縁体層により、複数の心線対を被覆する他の層が傷つけられることを防止することができる。
また、請求項8に記載の通信用ケーブルにおいて、請求項9に記載のように、絶縁体層の内側に積層された、網組金属線からなる金属網組または導電体層を備えていることが望ましい。
このような通信用ケーブルによれば、金属網組または導電体層によりノイズのシールド効果を向上させることができるので、各心線対による信号の伝送に悪影響を与えるノイズをより遮蔽し易くすることができる。
特に、請求項9に記載の通信ケーブルにおいては、請求項10に記載のように、絶縁体層の内側には導電体層が積層されており、該導電体層はアルミニウム薄膜から成ることが好ましい。
このような通信用ケーブルによれば、比較的安価なアルミニウム薄膜から成る導電体層を備えるので、例えば金属網組を備える場合と比較して、通信用ケーブルを安価に製造することができる。
以下に本発明にかかる実施の形態を図面と共に説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
図1は本発明が適用された実施例1の通信用ケーブルを示す断面図である。なお、本実施例の通信用ケーブルは、本発明をコンピュータとコンピュータにより制御される駆動装置とを電気的に接続するためのFA(Factory Automation)ケーブルに適用したものである。
図1に示すFAケーブル1aは、例えば2本の金属心線13をゴム皮膜により電気的に絶縁したペア線11(本発明でいう心線対)を14対(金属心線13では28本)備えている。また、各ペア線11は、所定のピッチで撚り合わせられている。この14対のペア線11のうち、4対のペア線11は、FAケーブル1aの中心部付近に配置されており、この4対のペア線11を束ねた状態で、第1被覆材21aにより被覆されている。
第1被覆材21aは、2層構造にされており、FAケーブル1aの中心部側に位置する磁性体層23と、FAケーブル1aの外周部側に位置する導電体層25とを貼り合わせて構成されている。この構成により、第1被覆材21aの内側に位置する4対のペア線11は、第1被覆材21aを構成する磁性体層23と接触する。
なお、本実施例において、磁性体層23には、アモルファス合金の微粒子をバインダと結合して形成された厚さ50μmのシート材を使用した。また、導電体層25には、銀の微粒子をバインダ結合して形成された電気抵抗0.1Ω/sq、厚さ15μmのシート材を使用した。
そして、第1被覆材21aの外側には、10対のペア線11が配置されている。この10対のペア線11は、略等間隔に配置されており、その外側には、第2被覆材21b、金属網組27、および絶縁体層29が順に積層されている。つまり、第1被覆材21aの外側に位置する10対のペア線11は、第2被覆材21bを構成する磁性体層23と接触する。
ここで、第2被覆材21bは、上述の第1被覆材21aと同様に、磁性体層23と導電体層25bとから構成されている。また、金属網組27は、例えば銅からなる細線を網目状に編み込んだ構成であって、このFAケーブル1aの両端部にて接地されている。
そして、この金属網組27の外周部は、例えばゴムからなる絶縁皮膜により被覆されている。
以上のように詳述したFAケーブル1aにおいては、電気的に絶縁されたペア線11を複数束ねてなる心線束と、少なくとも磁性体層23(b)および導電体層25(b)を積層して構成され、心線束を構成する全てのペア線11に接触しながら、心線束の外周を覆う第1被覆材21aおよび第2被覆材21bと、を備えている。
また、心線束を覆う第1被覆材21aの外周に、第1被覆材21aと接触するように複数のペア線11を配置し、この第1被覆材21aの外周に配置された全てのペア線11に接触しながら、複数のペア線11を覆う第2被覆材21bを備えており、且つ、第2被覆材21bは第1被覆材21aと同様に、少なくとも磁性体層23および導電体層25bを積層して構成されており、磁性体層23が第1被覆材21aの外周に配置された複数のペア線11に接触するよう構成されている。
すなわち、この構成によれば、第1被覆材21aおよび第2被覆材21bを構成する導電体層25(b)が電界によるノイズをシールドする。また、磁性体層23(b)が磁界によるノイズを吸収する。また、このFAケーブル1aは、全てのペア線11が導電体層25(b)と磁性体層23(b)とからなる第1被覆材21aおよび第2被覆材21bと接触する構成にされており、FAケーブル1a外部の電界や磁界の影響が与えられ難くされている。
したがって、このFAケーブル1aによれば、各ペア線11による信号の伝送に悪影響を与えるノイズを良好に除去することができる。
また、第1被覆材21aおよび第2被覆材21bは、磁性体層23(b)が全てのペア線11に接触するよう構成されているので、各ペア線11から発生する磁場を磁性体層23(b)により効果的に吸収させることができる。
さらに、このFAケーブル1aには、被覆材21a、bが2重に備えられているので、ペア線11の数が多くなっても、全てのペア線11を容易に磁性体層23に接触させることができ、FAケーブル1aを無用に太くさせることなく各ペア線11による信号の伝送に悪影響を与えるノイズを良好に除去することができる。
また、このFAケーブル1aは、コンピュータとコンピュータにより制御される駆動装置とを電気的に接続するために使用されるため、コンピュータにより制御される駆動装置の誤作動を防止することができる。
特に、センサ出力等の比較的微弱な信号を伝送するペア線11を第1被覆材21aの内側にまとめて配置し、電源制御線等の比較的強大な信号を伝送するペア線11を第1被覆材21aの外周に配置することができるので、第1被覆材21aの内側に配置されたペア線11は、第1被覆材21aおよび第2被覆材21bにより外部からのノイズに対して保護され、ノイズの影響を受けやすいペア線11をより効果的に保護することができる。
また、FAケーブル1aにおける最外周を被覆する絶縁体層29を備えているので、絶縁体層29により被覆材21a、21bや金属網組27を構成する他の層が傷つけられることを防止することができる。
さらに、絶縁体層29の内側に積層された網組金属線からなる金属網組27により、ノイズのシールド効果を向上させることができ、各ペア線11による信号の伝送に悪影響を与えるノイズをより遮蔽し易くすることができる。
なお、本実施例おいて、磁性体層23には、アモルファス合金の微粒子をバインダ結合して形成されたシート材を使用したが、特にこのような構成にする必要はなく、磁性体微粒子をバインダ結合していればどのような構成であってもよい。この構成としては、例えば、ニッケル、パーマロイ、アモルファス合金、フェライト、カルボール鉄等の金属や金属化合物を使用することが考えられる。
また、本実施例のFAケーブル1aにおいては、全てのペア線11を第1被覆材21aの内側および外側に配置することにより、各ペア線11は第1被覆材21aまたは第2被覆材21bに接触するよう構成したが、特にこのように構成する必要はなく、例えば、図2(a)に示すFAケーブル1bのように、複数(14対)のペア線11は幾つかの心線束(4つのグループ)に分けられ、その各心線束はそれぞれ第1被覆材21aにより被覆されており、全ての心線束は束ねられた状態で、その外周を金属網組27および絶縁体層29により被覆するよう構成してもよい。
さらに、各ペア線11の配置はFAケーブル1aと同様である場合には、図2(b)に示すFAケーブル1cのように、2枚の磁性体層23と2枚の磁性体層23の間に積層された導電体層25とを備えた被覆材21cを複数のペア線11の間に配置し、全てのペア線11が被覆材21c(特に磁性体層23)に接触するよう構成してもよい。この構成によれば、被覆材21c(磁性体層23)に接触可能なペア線11の数を増やすことができるので、被覆材21cの数を減らすことができ、延いてはFAケーブル1cの製造コストを削減することができる。
また、この構成において、導電体層25の代わりに抵抗体層31を用いることも考えられる。すなわち、図3に示すFAケーブル1dのように、2枚の抵抗体層31と2枚の磁性体層23の間に積層された磁性体層23とを備えた被覆材21cを複数のペア線11の間に配置してもよい。この構成によれば、抵抗体層を磁性体層に接触させて配置しているので、磁性体層において吸収できないノイズを、減衰させることができる。なお、抵抗体層55には、例えば、カーボンブラックをバインダ混合したもの(電気抵抗100Ω/sq、厚さ35μm)を採用することができる。
さらに、第1被覆材21aまたは第2被覆材21bの構成としては、上記に述べたものの他に、内側から、抵抗体層、磁性体層、導電体層の順、または磁性体層、抵抗体層の順に積層したもの等が考えられる。
また、上述したFAケーブル1a〜dにおいては、FAケーブル1a〜dの最外周に位置する絶縁体層29の内側に金属網組27を積層するよう構成したが、特にこの構成に限らず、金属網組29の代わりに、例えば、アルミニウム薄膜や金箔等から成る導電体層を積層するよう構成してもよい。特に金属網組29の代わりにアルミニウム薄膜から成る導電体層を積層するよう構成すれば、アルミニウム薄膜は比較的安価であるため、FAケーブル1a〜dの製造コストを削減することができる。
ここで、上記FAケーブル1aにおいては、FAケーブル1a内に位置する全てのペア線11が、第1被覆材21aまたは第2被覆材21bに接触するよう構成したので、各ペア線11による信号の伝送に悪影響を与えるノイズを良好に除去することができる効果を奏するものであるが、この効果を実証するために以下に示すような実験を行なった。
〔実験例1〕
本実験例においては、FA試験ケーブル3a〜dの1本のペア線11に所定周波数の信号を送り、この信号がFAケーブル1aを伝送される間に減衰される量を測定することにより、ペア線11間における干渉の程度を測定する。つまり、FA試験ケーブル3a〜dにおける伝送損失が大きければ他のペア線11に干渉し難いことを意味し、FA試験ケーブル3a〜dにおける伝送損失が小さければ他のペア線11に干渉し易いことになる。
本実験例においては、図4および図5に示すFA試験ケーブル3a〜dを使用した。なお、図4および図5は本実験に用いたFA試験ケーブル3a〜dを示す断面図である。
図4および図5に示す各FA試験ケーブル3a〜dには、図1にて説明したFAケーブル1aにおけるペア線11と同様のペア線11を6対備えている。この6対のペア線11は、1対のペア線11の周囲を5対のペア線11が取り囲む構成にされており、その周囲から被覆材21a、d〜fにより被覆されている。
図4(a)に示すFA試験ケーブル3aにおける被覆材21aは、図1に示すFAケーブル1aの第1被覆材21aおよび第2被覆材21bと同様の構成である。すなわち、被覆材21aは2層構造にされており、FA試験ケーブル3aの中心部側に位置する磁性体層23と、FA試験ケーブル3aの外周部側に位置する導電体層25とを貼り合わせて構成されている。なお、FA試験ケーブル3aの中心に位置する1対のペア線11は、磁性体層23に接触することなく配置されており、その他の5対のペア線11は、磁性体層23に接触するよう配置されている。このFA試験ケーブル3aにおいては、後述する装置(図6参照)を用いて、被覆材21aと接触しているペア線A(図4(a)においてAのペア線11)、および被覆材21aと接触していないペア線B(図4(a)においてBのペア線11)についてそれぞれ伝送損失を測定した。
また、図4(b)に示すFA試験ケーブル3bにおける被覆材21dは、図3に示すFAケーブル1dの被覆材21dと同様の構成である。すなわち、被覆材21dは3層構造にされており、2枚の抵抗体層31と2枚の抵抗体層31の間に位置する磁性体層23とを積層した状態で貼り合わせて構成されている。このFA試験ケーブル3bにおいては、被覆材21dと接触しているペア線C(図4(b)においてCのペア線11)について伝送損失を測定した。
そして、図5(a)に示すFA試験ケーブル3cにおける被覆材21eは、2層構造にされており、FA試験ケーブル3cの中心部側に位置する磁性体層23と、FA試験ケーブル3cの外周部側に位置する抵抗体層31とを貼り合わせて構成されている。このFA試験ケーブル3cにおいても、被覆材21eと接触しているペア線D(図5(a)においてDのペア線11)について伝送損失を測定した。
一方、図5(b)に示すFA試験ケーブル3dにおける被覆材21fは、アルミニウムからなる薄膜からなる導電体層25aから構成されている。このFA試験ケーブル3dにおいては、後述する装置を用いて、被覆材21fと接触しているペア線E(図5(b)においてEのペア線11)についての伝送損失を測定した。
次に、本実験に使用する装置について図6を用いて説明する。図6は本実験に使用した実験装置を示す説明図である。
図6に示す装置には、接続部材33と、この接続部材33を固定するための固定部材37と、ネットワークアナライザ39と、接続部材33を介してFA試験ケーブル3a〜dおよびネットワークアナライザ39を電気的に接続する同軸ケーブル35とを備えている。
接続部材33は、上述のFA試験ケーブル3a〜dの両端部を固定するために2箇所に配置されており、同軸ケーブル35とFA試験ケーブル3a〜dにおける特定のペア線11とを接続する。なお、本実験例において、この2つの接続部材33の間隔は、ケーブル長が270mmになるよう設定されている。
ネットワークアナライザ39は、出力側に接続された同軸ケーブル35に信号を送り、接続部材33およびFA試験ケーブル3a〜dを通過した後の信号を、入力側に接続された同軸ケーブル35から受信する。ここで、ネットワークアナライザ39の出力は80dBに設定し、FA試験ケーブル3a〜dを通過しネットワークアナライザ39に再び入力される入力電圧を測定することにより、伝送損失を測定する。
なお、固定部材37は銅板にて構成されており、この銅板は接地されている。また、同軸ケーブル35には、5D−2W(JIS規格)ケーブルを採用し、その外周側の網組が銅板に接続されている。
このようなFA試験ケーブル3a〜d、および装置を用いて伝送損失を測定した測定結果について図7を用いて説明する。図7は伝送損失を示すグラフである。
図7に示すように、アルミニウムからなる導電体層25のみを被覆したペア線E(凡例E)においては、伝送損失が約20〜40dBである。また、磁性体層23と導電体層25とを備える被覆材21aと接触していないペア線B(凡例B)においては、伝送損失が約25〜50dBである。
これに対して、磁性体層23と導電体層25とを備える被覆材21aと接触しているペア線A(凡例A)についての伝送損失は、35〜65dBである。また、2枚の抵抗体層31とその間に位置する磁性体層23とを備える被覆材21dと接触しているペア線C(凡例C)についての伝送損失、および磁性体層23と抵抗体層31とを備える被覆材21eと接触しているペア線D(凡例D)についての伝送損失は、30〜70dBである。
つまり、ペア線A、C、Dにおいては、全ての測定周波数において他のペア線B、Eより伝送損失が大きいことを示している。
特に、ペア線C、Dにおいては、測定周波数が1GHzを超える領域(3.1GHzまでの領域)にて、伝送損失が40dB以上となった。また、ペア線Aにおいては、測定周波数が1GHzを超える領域(3.1GHzまでの領域)にて、伝送損失が50dB以上となった。
したがって、これらの被覆材21a、d、e(磁性体層23または抵抗体層31)と接触しているペア線A、C、Dは、ペア線11同士のクロストーク干渉が軽減できる。このため、全てのペア線11が被覆材21a、d、eと接触しているFAケーブルによれば、各ペア線11による信号の伝送に悪影響を与えるノイズを良好に除去することができることが判る。
特に、このように構成されたFAケーブルは、伝送する信号の周波数が1.0〜3.1GHzであるときに、FAケーブルによる伝送損失を大きくし、他のペア線11への干渉を軽減することができる。
次に、本発明が適用された実施例2の通信用ケーブルについて図8を用いて説明する。図8は実施例2の通信用ケーブルを示す断面図である。なお、図8に示す通信用ケーブルは、本発明をUSB(Universal Serial Bus)ケーブルに適用したものである。
図8(a)に示すように、USBケーブル5aは、2対のペア線11と、この2対のペア線11を束ねた状態で被覆する被覆材とを備えている。
この被覆材は、導電体層51、磁性体層53、抵抗体層55、および絶縁体層57を、USBケーブルの内側から順に積層して構成されている。
ここで、導電体層51は、アルミニウム薄膜からなり、磁性体層53は実施例1のFAケーブル1aと同様の構成である。また、抵抗体層55は、カーボンブラックをバインダ混合したものを採用しており、電気抵抗100Ω/sq、厚さ35μmである。
また特に、USBケーブル5aにおいては、被覆材は内側から、導電体層51、磁性体層53、抵抗体層55の順に積層されているので、磁性体層53において吸収できなかった磁場を、抵抗体層55を磁性体層53に接触させて配置することにより減衰させることができ、各ペア線11による信号の伝送に悪影響を与えるノイズをより良好に除去することができる。
また、このようなUSBケーブル5aは、USBケーブルとしての規格を満たすと共に、より高速でのデータ転送を可能にすることができる。
なお、抵抗体層55は、電気抵抗が10〜100Ω/sq程度のものがよく、この材料としては、例えば、アルミニウム、銀、ニッケル、ITO(インジウム・錫化合物)、金属酸化物等をプラスチックやゴムに混合したものであってもよい。また、抵抗体層55は、上記の材料をメッキ、蒸着、塗装、溶射等の手法により形成された膜であってもよい。
また、図8(b)に示す変形例のUSBケーブル5bのように、抵抗体層55を備えておらず、磁性体層53の外側に直接絶縁体層57が被覆されていてもよい。
〔実験例2〕
本実験は、USBケーブル5a〜cを交換しながら、その輻射減衰率を測定することにより、USBケーブル5a〜cから発生するノイズの大きさを測定するものである。つまり、輻射減衰率が大きければ、ケーブルから発生するノイズが少なく、他の機器への影響が少なく、また逆に他の機器からのノイズの影響を受けにくいUSBケーブルであるといえる。
本実験には、図8(a)〜(c)に示すUSBケーブル5a〜cを使用した。なお、図8(c)に示すUSBケーブルcは、磁性体層53を備えておらず、2対のペア線11の周りに、導電体層51(アルミニウム薄膜)と絶縁体層57(ゴム皮膜)とを内側から順に積層した被覆材を備えた構成にされている。
本実験において、輻射減衰率を測定するための装置には、図9に示す装置が使用される。図9は輻射減衰率を測定するための装置を示す説明図である。
輻射減衰率を測定するための装置には、図9に示すように、電磁波を遮蔽する遮蔽壁69と、遮蔽壁69に囲まれた空間である電波暗室71内において両端部が接地されたUSBケーブル5a〜cと、このUSBケーブル5a〜cに対して同軸ケーブル65aを介して所定周波数の信号を送信するシグナルジェネレータ61と、USB試験ケーブル5aから輻射される電磁波を捉えるアンテナ67と、アンテナ67により捉えられ、同軸ケーブル65bを介して入力される電磁波を解析するためのスペクトラムアナライザ63と、を備えている。
このようなUSBケーブル5a〜c、および装置を用いて輻射減衰率を測定した。この輻射減衰率の測定結果について図10を用いて説明する。図10は輻射減衰率の測定結果を示すグラフである。つまり本測定結果は、図9(c)におけるUSBケーブル5cにおいて輻射減衰率を測定した際の電圧を基準電圧(0dB)として、図9(a)に示すUSBケーブル5a(凡例F)、および図9(b)に示すUSBケーブル5b(凡例G)おいて輻射減衰率を測定し、その電圧値をプロットしたものである。
図10に示すように、USBケーブル5b(凡例G)おいては、USBケーブル5cと比較して、測定した全ての周波数において7〜8dB程度ノイズの輻射が抑えられている。
また、USBケーブル5a(凡例F)においては、USBケーブル5cと比較して、測定した全ての周波数において10〜16dB程度ノイズの輻射が抑えられている。
したがって、導電体層51および磁性体層53を備えた被覆材にて被覆されたUSBケーブル5a、5bであれば、他の機器からのノイズの影響を受けにくくすることができることが判る。特に、内側から、導電体層51、磁性体層53、抵抗体層55の順に積層された被覆材にて被覆されたUSBケーブル5aであれば、より他の機器からのノイズの影響を受けにくくすることができるといえる。
本発明が適用された実施例1のFAケーブルを示す断面図である。 実施例1における変形例のFAケーブルを示す断面図である。 実施例1における変形例のFAケーブルを示す断面図である。 実験例1に用いたFA試験ケーブルを示す断面図である。 実験例1に用いたFA試験ケーブルを示す断面図である。 実験例1に使用した実験装置を示す説明図である。 各FA試験ケーブルの伝送損失を示すグラフである。 実施例2のケーブルを示す断面図である。 実験例2において輻射減衰率を測定するための装置を示す説明図である。 輻射減衰率の測定結果を示すグラフである。
符号の説明
1a〜d…FAケーブル、3a、b…FA試験ケーブル、5a〜c…USBケーブル、11…ペア線、13…金属心線、21a…第1被覆材、21b…第2被覆材、21c〜e…被覆材、23…磁性体層、25、25a…導電体層、27…金属網組、29b…絶縁体層、33…接続部材、51…導電体層、53…磁性体層、55…抵抗体層、57…絶縁体層。

Claims (10)

  1. 電気的に絶縁された心線対を複数束ねてなる心線束と、
    少なくとも、導電体層および抵抗体層の少なくとも一方と磁性体層とを積層して構成され、前記心線束を構成する全ての心線対に接触するよう配置された第1被覆材と、
    を備えたことを特徴とする通信用ケーブル。
  2. 前記第1被覆材は、前記磁性体層または前記抵抗体層が前記全ての心線対に接触するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の通信用ケーブル。
  3. 前記心線束を覆う第1被覆材の外周に、該第1被覆材と接触するように配置された複数の心線対と、
    少なくとも、導電体層および抵抗体層の少なくとも一方と磁性体層とを積層して構成され、前記磁性体層または前記抵抗体層が前記第1被覆材の外周に配置された全ての心線対に接触するよう該複数の心線対の外周に配置された第2被覆材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信用ケーブル。
  4. 前記第1被覆材は内側から、抵抗体層、磁性体層、導電体層の順、または磁性体層、抵抗体層の順、或いは抵抗体層、磁性体層、抵抗体層の順に積層されていることを特徴とする請求項1に記載の通信用ケーブル。
  5. 当該通信用ケーブルは、コンピュータと該コンピュータにより制御される駆動装置とを電気的に接続するためのFAケーブルであることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の通信用ケーブル。
  6. 前記第1被覆材において、内側から、前記導電体層、前記磁性体層、前記抵抗体層の順に積層されていることを特徴とする請求項1に記載の通信用ケーブル。
  7. 当該通信用ケーブルは、コンピュータと該コンピュータの周辺機器とを電気的に接続するためのUSBケーブルであることを特徴とする請求項6に記載の通信用ケーブル。
  8. 当該通信用ケーブルの最外周を被覆する絶縁体層を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項7の何れかに記載の通信用ケーブル。
  9. 前記絶縁体層の内側に積層された、網組金属線からなる金属網組または導電体層をさらに備えたことを特徴とする請求項8に記載の通信用ケーブル。
  10. 前記絶縁体層の内側には導電体層が積層されており、該導電体層はアルミニウム薄膜から成ることを特徴とする請求項9に記載の通信用ケーブル。

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