JP2005259188A - 光ディスク装置及び光ディスク - Google Patents
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Abstract
【課題】HD−DVDにおいて、アドレス情報の信頼性を向上する。
【解決手段】HD−DVDの光ディスク10には、グルーブ及びランドの両方にデータが記録される。グルーブトラックにはグルーブ専用のGトラックアドレス系がパリティビットを含んで形成され、ランドトラックにはランド専用のLトラックアドレス系がパリティビットを含んで形成される。グルーブトラックトレース時にGトラックアドレス系からアドレス情報Xを読み出すとともにLトラックアドレス系からもアドレス情報Yを読み出す。パリティが一致した場合でもX=YあるいはX=Y+1の関係を満たさない場合に、アドレス情報Xはエラーと判定する。
【選択図】図1
【解決手段】HD−DVDの光ディスク10には、グルーブ及びランドの両方にデータが記録される。グルーブトラックにはグルーブ専用のGトラックアドレス系がパリティビットを含んで形成され、ランドトラックにはランド専用のLトラックアドレス系がパリティビットを含んで形成される。グルーブトラックトレース時にGトラックアドレス系からアドレス情報Xを読み出すとともにLトラックアドレス系からもアドレス情報Yを読み出す。パリティが一致した場合でもX=YあるいはX=Y+1の関係を満たさない場合に、アドレス情報Xはエラーと判定する。
【選択図】図1
Description
本発明は光ディスク装置及び光ディスクに関し、特にグルーブ及びランドを用いてデータの記録/再生を行う高密度の光ディスク装置及び光ディスクに関する。
近年、次世代DVDとしてHD(High−Definition)−DVDが提案されている。HD−DVDにおいては、現行DVDのディスク構造を踏襲してDVDとの互換性を確保しつつ、DVD以上のさらなる高密度化を図っている。
HD−DVDの一つの特徴は、ランドとグルーブのいずれにも情報を記録するランド・グルーブ記録方式を採用した点にある。ランドトラック及びグルーブトラックをウォブル(蛇行)させ、このウォブルにアドレス情報を埋め込む。具体的には、位相変調を用いて0度の位相を「0」、180度の位相を「1」としてアドレス情報を表現する。なお、アドレス情報は、2進データをグレーコードに変換してウォブルに埋め込まれる。ここに、グレーコードとは、隣接する2進データの間の符号間距離、すなわち反転ビット数を1とするコードである。これにより、アドレス「0」は「00000000」、アドレス1は「00000001」、アドレス「2」は「00000011」、アドレス「3」は「00000010」、アドレス「4」は「00000110」等とグレーコードで表現される。
図6には、HD−DVDのウォブルが模式的に示されている。あるグルーブトラックは内周側ウォブルと外周側ウォブルがともに0度の「0」と、内周側ウォブル及と外周側ウォブルがともに180度の「1」から「0001」とアドレス情報が埋め込まれ、次のグルーブトラックは同様に内周側ウォブルと外周側ウォブルがともに0度の「0」と、内周側ウォブル及と外周側ウォブルがともに180度の「1」から「0011」とアドレス情報が埋め込まれる。一方、その間のランドトラックは、連続するグルーブトラックの反転ビット位置において内周側ウォブルと外周側ウォブルとが逆相となり(図中、位置100位)ウォブル信号が特定されない。
そこで、HD−DVDでは、ランド、グルーブそれぞれのトラックアドレスを埋め込む専用領域を設け、トラック方向に沿ってずらせて形成している。これにより、ランドトラックのアドレス情報を読み出す場合、グルーブ専用領域は読み飛ばし、次のランド専用領域にあるトラックアドレスを読み出すようにしている。
図7には、HD−DVDのアドレス構成が模式的に示されている。図において、グルーブ専用領域は「Gトラックアドレス系」、ランド専用領域は「Lトラックアドレス系」として示されている。グルーブトラック及びランドトラックはそれぞれトラック方向に複数のセグメントに分割される。セグメントアドレスは、ディスクを1周する毎にリセットされるように規定されており、すなわちグルーブNのセグメント1の隣にはランドNのセグメント1が、さらにその隣にはグルーブN+1のセグメント1が配置される。
グルーブNのGトラックアドレス系には同相ウォブルでアドレス「N」が埋め込まれ、隣接するランドNのLトラックアドレス系には同相ウォブルでアドレス「N」が埋め込まれる。したがって、グルーブトラックN(グルーブN)をトレースする場合にはセグメント及びGトラックアドレス系のウォブル信号を再生し、ランドトラックN(ランドN)をトレースする場合にはセグメントの次にGトラックアドレス系を飛び越してLトラックアドレス系のウォブル信号を再生してアドレス情報を得る。
このように、ランドNをトレースする場合にはGトラックアドレス系を飛び越してLトラックアドレス系を読み出すため、図7のAで示されるGトラックアドレス系はアドレス情報再生時には不要あるいは無駄な領域となってしまう。同様に、グルーブN+1をトレースする場合にはLトラックアドレス系を用いることがないので、図7のBで示されるLトラックアドレス系は無駄な領域となってしまう。これらの領域には逆相ウォブルが含まれているためアドレス情報としては不定となるが、これらの情報を有効活用する技術が望まれる。
これらの情報を有効活用する一つの方法は、これらの情報を用いてアドレス情報の検証を行うことである。例えば、グルーブトラックトレース時において、Gトラックアドレス系からアドレス情報Xを読み出し、Lトラックアドレス系からもアドレス情報Yを読み出す。Lトラックアドレス系は逆相ウォブルを含むため不定であるが、アドレス情報は符号間距離が1のグレーコードで符号化されているため、Lトラックアドレス系のアドレスは隣接するトラックアドレスのいずれかに等しい。すなわち、グルーブトラックがのアドレス値がNである場合、Lトラックアドレス系のアドレス値は、N−1かNのいずれかである。したがって、Gトラックアドレス系から読み出したアドレス情報と、Lトラックアドレス系から読み出したアドレス情報とを比較することで、Gトラックアドレス系のアドレス情報の読み取りエラーをある程度検出することが可能である。
但し、Lトラックアドレス系のアドレス情報はN−1あるいはNのいずれかとなるため、例えばGトラックアドレス系のアドレス情報の読み取りエラーが生じ、本来アドレス値がNであるべきところを誤ってN−1と読み取った場合であっても、Lトラックアドレス系のアドレス値もN−1となり得るため、結果としてGトラックアドレス系のアドレス値とLトラックアドレス系のアドレス値とが一致し、Gトラックアドレス系の読み取りエラーを検出することができない。ランドトラックトレース時にも同様の問題が生じる。
本発明の目的は、グルーブトラックトレース時においてもLトラックアドレス系の情報を有効活用するとともに、アドレス情報の信頼性を向上できる光ディスク装置を提供することにある。
また、ランドトラックトレース時においてもGトラックアドレス系の情報を有効活用するとともに、アドレス情報の信頼性を向上できる光ディスク装置及び光ディスクを提供することにある。
本発明は、グルーブ及びランドをウォブルさせることでアドレス情報が埋め込まれ、前記アドレス情報は連続する2つのアドレス値の符号化距離が1となるグレーコードに変換されて埋め込まれた光ディスクのグルーブ及びランドにデータの記録あるいは再生を行う光ディスク装置であって、前記グルーブのアドレス情報は、前記グルーブを形成する内周側ウォブルと外周側ウォブルの位相が同一である同相ウォブルで規定されるグルーブトラックアドレス系と、前記グルーブを形成する内周側ウォブルと外周側ウォブルの位相が反転した逆相ウォブルを含んで規定されるランドトラックアドレス系の2つのアドレス系を含み、前記グルーブトラックアドレス系はパリティビットを有し、前記グルーブトラックアドレス系を再生して得られるウォブル信号から第1グルーブアドレス情報Xを復調する手段と、前記パリティビットを用いて前記第1グルーブアドレス情報Xのパリティを検査する手段と、前記パリティの検査が正常である場合に前記ランドトラックアドレス系を再生して得られるウォブル信号から第2グルーブアドレス情報Yを復調する手段と、前記第1グルーブアドレス情報Xに対し、前記第2グルーブアドレス情報YがX=YあるいはX=Y+1のいずれでもない場合に、前記第1グルーブアドレス情報Xのエラーを判定する手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、グルーブ及びランドをウォブルさせることでアドレス情報が埋め込まれ、前記アドレス情報は連続する2つのアドレス値の符号化距離が1となるグレーコードに変換されて埋め込まれた光ディスクのグルーブ及びランドにデータの記録あるいは再生を行う光ディスク装置であって、前記ランドのアドレス情報は、前記ランドを形成する内周側ウォブルと外周側ウォブルの位相が同一である同相ウォブルで規定されるランドトラックアドレス系と、前記ランドを形成する内周側ウォブルと外周側ウォブルの位相が反転した逆相ウォブルを含んで規定されるグルーブトラックアドレス系の2つのアドレス系を含み、前記ランドトラックアドレス系はパリティビットを有し、前記ランドトラックアドレス系を再生して得られるウォブル信号から第1グルーブアドレス情報Xを復調する手段と、前記パリティビットを用いて前記第1ランドアドレス情報Xのパリティを検査する手段と、前記パリティの検査が正常である場合に前記グルーブトラックアドレス系を再生して得られるウォブル信号から第2ランドアドレス情報Yを復調する手段と、前記第1ランドアドレス情報Xに対し、前記第2ランドアドレス情報YがX=YあるいはX=Y−1のいずれでもない場合に、前記第1ランドアドレス情報Xのエラーを判定する手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、グルーブ及びランドをウォブルさせることでアドレス情報が埋め込まれ、前記アドレス情報は連続する2つのアドレス値の符号化距離が1となるグレーコードに変換されて埋め込まれた光ディスクのグルーブ及びランドにデータの記録あるいは再生を行う光ディスク装置であって、前記グルーブのアドレス情報は、前記グルーブを形成する内周側ウォブルと外周側ウォブルの位相が同一である同相ウォブルで規定されるグルーブトラックアドレス系と、前記グルーブを形成する内周側ウォブルと外周側ウォブルの位相が反転した逆相ウォブルを含んで規定されるランドトラックアドレス系の2つのアドレス系を含み、かつ、前記ランドのアドレス情報は、前記ランドを形成する内周側ウォブルと外周側ウォブルの位相が同一である同相ウォブルで規定されるランドトラックアドレス系と、前記ランドを形成する内周側ウォブルと外周側ウォブルの位相が反転した逆相ウォブルを含んで規定されるグルーブトラックアドレス系の2つのアドレス系を含み、前記グルーブトラックアドレス系及びランドトラックアドレス系はそれぞれパリティビットを有し、前記グルーブトレース時においてグルーブトラックアドレス系を再生して得られるウォブル信号、あるいは前記ランドトレース時においてランドトラックアドレス系を再生して得られるウォブル信号から第1アドレス情報Xを復調する手段と、前記パリティビットを用いて前記第1アドレス情報Xのパリティを検査する手段と、前記パリティの検査が正常である場合に、前記グルーブトレース時において前記ランドトラックアドレス系を再生して得られるウォブル信号、あるいは前記ランドトレース時において前記グルーブトラックアドレス系を再生して得られるウォブル信号から第2アドレス情報Yを復調する手段と、前記第1アドレス情報Xに対し、前記第2アドレス情報Yが、|X−Y|>1である場合に、前記第1アドレス情報Xのエラーを判定する手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、グルーブ及びランドをウォブルさせることでアドレス情報が埋め込まれ、前記アドレス情報は連続する2つのアドレス値の符号化距離が1となるグレーコードに変換されて埋め込まれ、前記グルーブ及びランドにデータの記録あるいは再生が行われる光ディスクであって、前記グルーブのアドレス情報は、前記グルーブを形成する内周側ウォブルと外周側ウォブルの位相が同一である同相ウォブルで規定されるグルーブトラックアドレス系と、前記グルーブを形成する内周側ウォブルと外周側ウォブルの位相が反転した逆相ウォブルを含んで規定されるランドトラックアドレス系の2つのアドレス系を含み、かつ、前記ランドのアドレス情報は、前記ランドを形成する内周側ウォブルと外周側ウォブルの位相が同一である同相ウォブルで規定されるランドトラックアドレス系と、前記ランドを形成する内周側ウォブルと外周側ウォブルの位相が反転した逆相ウォブルを含んで規定されるグルーブトラックアドレス系の2つのアドレス系を含み、前記グルーブトラックアドレス系及びランドトラックアドレス系はそれぞれパリティビットを有することを特徴とする。
本発明では、グルーブをトレースする場合に、グルーブトラックアドレス系からアドレス情報を復調し、そのパリティを検査する。パリティが一致しない場合には、アドレス情報にはエラーが生じていると判定できる。一方、パリティが一致し正常であると判定された場合であっても、2ビット以上の偶数のエラーが生じている可能性がある。そこで、パリティが正常である場合にこのエラーを検出すべく、逆相ウォブルを含むため本来的に不定となるランドトラックアドレス系からもアドレス情報を復調し、両アドレス情報を比較する。ランドトラックアドレス系から読み出されたアドレス情報は不定であるものの、アドレス情報は符号間距離が1のグレーコードで符号化されているため、隣接するトラックアドレスのいずれかの値となる。すなわち、ランドトラックアドレス系から得られた第2アドレス情報Yは、グルーブトラックアドレス系から得られた第1グルーブアドレス値Xに対して等しいか、あるいは1だけ小さい値をとる(内周側から外周側に向けて、グルーブ1、ランド1、グルーブ2、ランド2・・・と形成されている場合)。そこで、アドレス情報Xとアドレス情報Yとが所定の関係、すなわちX=YあるいはX=Y+1を満たすか否かを判定し、満たす場合にはアドレス情報Xは正常であり、満たさなければアドレス情報Xは2ビット以上の偶数個のエラーであると判定できる。
また、ランドをトレースする場合に、ランドトラックアドレス系からアドレス情報を復調し、そのパリティを検査する。パリティが一致しない場合には、アドレス情報にはエラーが生じていると判定できる。一方、パリティが一致し正常であると判定された場合であっても、2ビット以上の偶数のエラーが生じている可能性がある。そこで、パリティが正常である場合にこのエラーを検出すべく、逆相ウォブルを含むため本来的に不定となるグルーブトラックアドレス系からもアドレス情報を復調し、両アドレス情報を比較する。グルーブトラックアドレス系から読み出されたアドレス情報は不定であるものの、アドレス情報は符号間距離が1のグレーコードで符号化されているため、隣接するトラックアドレスのいずれかの値となる。すなわち、グルーブトラックアドレス系から得られた第2アドレス情報Yは、ランドトラックアドレス系から得られた第1アドレス値Xに対して等しいか、あるいは1だけ大きい値をとる(内周側から外周側に向けて、グルーブ1、ランド1、グルーブ2、ランド2・・・と形成されている場合)。そこで、アドレス情報Xとアドレス情報Yとが所定の関係、すなわちX=YあるいはX=Y−1を満たすか否かを判定し、満たす場合にはアドレス情報Xは正常であり、満たさなければアドレス情報Xは2ビット以上の偶数個のエラーであると判定できる。
本発明によれば、グルーブトラックに形成されたランドトラックアドレス系を活用し、かつグルーブトラックのアドレス情報の信頼性を向上できる。
また、ランドトラックに形成されたグルーブトラックアドレス系を活用し、かつランドトラックのアドレス情報の信頼性を向上できる。すなわち、復調したアドレス情報に対しパリティとアドレス比較による二重のエラーチェックを行っているので、アドレス情報の信頼性を更に向上することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1には、本実施形態に係る光ディスク装置の全体構成図が示されている。光ディスク10はスピンドルモータ(SPM)12により回転駆動される。スピンドルモータSPM12は、ドライバ14で駆動され、ドライバ14はサーボプロセッサ30により所望の回転速度となるようにサーボ制御される。本実施形態では、一例として、ドライバ14は光ディスク10を内周から外周の間で複数のゾーンに分割し、各ゾーンにおいて角速度一定(ZCAV)となるように駆動する。
光ピックアップ16は、レーザ光を光ディスク10に照射するためのレーザダイオード(LD)や光ディスク10からの反射光を受光して電気信号に変換するフォトディテクタ(PD)を含み、光ディスク10に対向配置される。光ピックアップ16はスレッドモータ18により光ディスク10の半径方向に駆動され、スレッドモータ18はドライバ20で駆動される。ドライバ20は、ドライバ14と同様にサーボプロセッサ30によりサーボ制御される。また、光ピックアップ16のLDはドライバ22により駆動され、ドライバ22はオートパワーコントロール回路(APC)24により駆動電流が所望の値となるように制御される。APC24は、光ディスク10のテストエリア(PCA)において実行されたOPC(Optimum Power Control)により選択された最適記録パワーとなるようにドライバ22の駆動電流を制御する。OPCは、光ディスク10のPCAに記録パワーを複数段に変化させてテストデータを記録し、該テストデータを再生してその信号品質を評価し、所望の信号品質が得られる記録パワーを選択する処理である。信号品質には、β値やγ値、変調度、ジッタ等が用いられる。
光ディスク10に記録されたデータを再生する際には、光ピックアップ16のLDから再生パワーのレーザ光が照射され、その反射光がPDで電気信号に変換されて出力される。光ピックアップ16からの再生信号はRF回路26に供給される。RF回路26は、再生信号からフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号を生成し、サーボプロセッサ30に供給する。サーボプロセッサ30は、これらのエラー信号に基づいて光ピックアップ16をサーボ制御し、光ピックアップ16をオンフォーカス状態及びオントラック状態に維持する。
光ピックアップ16は、光ディスク10のグルーブ及びランドに対して記録/再生を行う。光ディスク10には螺旋状にグルーブが形成されており、例えばグルーブ1→ランド1→グルーブ2→ランド2→グルーブ3→ランド3→・・等とグルーブとランド間で交互にデータを記録/再生する。あるいは、ゾーン毎にグルーブのみ記録/再生した後にランドに記録/再生する等、ゾーン毎にゾーン内のグルーブを全て記録/再生した後に同一ゾーン内のランドを記録/再生してもよい。また、RF回路26は、再生信号に含まれるアドレス信号をアドレスデコード回路28に供給する。アドレスデコード回路28はアドレス信号から光ディスク10のアドレスデータを復調し、サーボプロセッサ30やシステムコントローラ32に供給する。アドレスデータは、光ディスク10のグルーブ及びランドにウォブルとして埋め込まれる。光ディスク10は、アドレスデータとして、セグメントアドレス及びトラックアドレスを含む。アドレスデータは、グレーコードとして光ディスク10に形成される。
光ディスク10のアドレスフォーマットは、既述したように2つのアドレス系から構成される。一方のアドレス系でグルーブトラックアドレスを常に検出し(Gトラックアドレス系)、他方のアドレス系でランドトラックアドレスを常に検出する(Lトラックアドレス系)。グルーブトラックにはGトラックアドレス系とLトラックアドレス系がトラック方向に沿って形成され、ランドトラックにもGトラックアドレス系とLトラックアドレス系がトラック方向に沿って形成される。グルーブトラックにおけるGトラックアドレス系、及びランドトラックにおけるLトラックアドレス系では常にウォブルが同相ウォブルとなるように調整されるため、再生信号に含まれるウォブル信号からアドレスを検出できる。
また、本実施形態では、Gトラックアドレス系のアドレスデータには1ビットのパリティビットが付加されている。すなわち、グレーコードのアドレスデータが12ビットである場合、これら12ビットに1ビットのパリティビットが付加される。パリティは偶数パリティでも奇数パリティでもよい。同様に、Lトラックアドレス系のアドレスデータにも1ビットのパリティビットが付加される。アドレスデータ及びパリティビットはシステムコントローラ32に供給される。システムコントローラ32は、パリティビットを用いてアドレスデータのパリティチェックを行い、データの読み取りエラーを検出する。なお、パリティチェックでは1ビットのエラーを検出することができるが、2ビット(偶数個)のエラーを検出することはできない。本実施形態では、1ビットのエラーをパリティチェックで検出し、それ以上の誤りを後述する方法で検出する。
RF回路26は、再生RF信号を2値化回路34に供給する。2値化回路34は、再生信号を2値化し、得られた信号をエンコード/デコード回路36に供給する。エンコード/デコード回路36では、2値化信号を復調及びエラー訂正して再生データを得、当該再生データをインタフェースI/F40を介してパーソナルコンピュータなどのホスト装置に出力する。なお、再生データをホスト装置に出力する際には、エンコード/デコード回路36はバッファメモリ38に再生データを一旦蓄積した後に出力する。
光ディスク10にデータを記録する際には、ホスト装置からの記録すべきデータはインターフェースI/F40を介してエンコード/デコード回路36に供給される。エンコード/デコード回路36は、記録すべきデータをバッファメモリ38に格納し、当該記録すべきデータをエンコードして変調データ(ETM変調(Eight to Twelve Modulation))としてライトストラテジ回路42に供給する。ライトストラテジ回路42は、変調データを所定の記録ストラテジに従ってマルチパルス(パルストレーン)に変換し、記録データとしてドライバ22に供給する。記録ストラテジは、例えばマルチパルスにおける先頭パルスのパルス幅や後続パルスのパルス幅、パルスデューティから構成される。記録ストラテジは記録品質に影響することから、通常はある最適ストラテジに固定される。OPC時に記録ストラテジを併せて設定してもよい。記録データによりパワー変調されたレーザ光は光ピックアップ16のLDから照射されて光ディスク10にデータが記録される。データを記録した後、光ピックアップ16は再生パワーのレーザ光を照射して当該記録データを再生し、RF回路26に供給する。RF回路26は再生信号を2値化回路34に供給し、2値化されたデータはエンコード/デコード回路36に供給される。エンコード/デコード回路36は、変調データをデコードし、バッファメモリ38に記憶されている記録データと照合する。ベリファイの結果はシステムコントローラ32に供給される。システムコントローラ32はベリファイの結果に応じて引き続きデータを記録するか、あるいは交替処理を実行するかを決定する。
このような構成において、グルーブにデータを記録/再生すべく、グルーブトラックをトレースしてアドレスを検出する場合、グルーブに形成されたGトラックアドレス系は問題なく検出することができるが、Lトラックアドレス系は逆相ウォブルとなって検出不能(NG)となる。本実施形態では、このNGとなるLトラックアドレス系からもランドアドレスを検出し、従来においては用いられていなかった情報を有効活用する。すなわち、本来的に不定となるLトラックアドレス系からアドレスを検出し、このアドレスとGトラックアドレス系から検出されたグルーブアドレスとを比較し、グルーブアドレスの検証を行う。すなわち、Gトラックアドレス系の1ビットのエラーはパリティチェックで検証し、Gトラックアドレス系のアドレスが正常かそうでないか(2ビットのエラー)を両アドレスの比較により識別する。
同様に、ランドにデータを記録/再生すべく、ランドトラックをトレースしてアドレスを検出する場合、ランドに形成されたLトラックアドレス系からランドアドレスを検出し、逆相ウォブルとなるGトラックアドレス系からもアドレスを検出して、このアドレスとLトラックアドレス系から検出されたランドアドレスとを比較し、ランドアドレスの検証を行う。
図2には、本実施形態のアドレス構成が示されている。従来のHD−DVDのアドレス構成を示す図7に対応するものである。図7と異なる点は、Gトラックアドレス系のアドレスにパリティビット200が付加され、Lトラックアドレス系のアドレスにもパリティビット200が付加される点である。パリティは奇遇いずれでもよく、例えば偶数パリティとして、読み取ったアドレスデータの1の数とパリティビットとが一致するか否かを判定する。パリティチェックの結果が一致しない場合、アドレスデータには1つあるいはそれ以上の奇数個のエラーが存在していることになる。パリティチェックの結果が一致する場合、アドレスデータは正常であるか、あるいは偶数個のエラーが存在するかのいずれかとなる。パリティチェックの結果が一致していない場合、システムコントローラ32は直ちに読み取りエラーと判定することができる。一方、パリティチェックの結果が一致している場合、アドレスデータが正常か偶数個のエラーが生じているかを識別する必要があり、このためにグルーブトレース時におけるLトラックアドレス系のアドレス情報を用い、ランドトレース時におけるGトラックアドレス系を用いる。
以下、グルーブトラックにおけるLトラックアドレス系、ランドトラックにおけるGトラックアドレス系について説明する。
光ディスク10には内周側から外周側に向けてランドN−1、グルーブN、ランドN、グルーブN+1・・と形成されているものとする。グルーブNをトレースする場合、Gトラックアドレス系からアドレス値(N)が読み出される。これをアドレスXとする。この時点では、アドレスXは正確なアドレスか否か不明である。次に、同じグルーブNにおいて、Lトラックアドレス系のアドレス情報を読み取る。Lトラックアドレス系は逆相ウォブルを含んでおり、一義的にアドレスを決定することができないが、アドレス情報は符号間距離が1のグレーコードで埋め込まれており、Lトラックアドレス系のアドレス情報のうち、1つのビットのみが逆相ウォブルとなっているから、そのアドレスはN−1かNのいずれかである。すなわち、逆相ウォブルとなっている信号部分を0と読み取った場合にはアドレスはN−1となり、逆相ウォブルとなっている信号部分を1と読み取った場合にはアドレスはNとなる。Lトラックアドレス系は、このようにN−1かNかいずれかの値を取り得るのであり、このアドレス値をYとする。
Gトラックアドレス系から読み取ったアドレス値Xが仮に正しい値である場合、X=N
であり、Y=NあるいはN−1であることを考慮すると、X=YあるいはX=Y+1の関係にある。一方、仮にGトラックアドレス系から読み取ったアドレス値Xが誤りであり、例えばX=N−2あるいはN+2となっていた場合、X=YあるいはX=Y+1の関係を満たさず、これはアドレス値Xの読み取りエラーであると判定できる。
であり、Y=NあるいはN−1であることを考慮すると、X=YあるいはX=Y+1の関係にある。一方、仮にGトラックアドレス系から読み取ったアドレス値Xが誤りであり、例えばX=N−2あるいはN+2となっていた場合、X=YあるいはX=Y+1の関係を満たさず、これはアドレス値Xの読み取りエラーであると判定できる。
なお、Gトラックアドレス系から読み取ったアドレス値Xが誤りであり、例えばX=N−1となっていた場合には、1ビットのエラーであるためパリティチェックで検出される。
一方、ランドNをトレースする場合、Lトラックアドレス系からアドレス値(N)が読み出される。これをアドレスXとする。この時点では、アドレスXは正確なアドレスか否か不明である。次に、同じランドNにおいて、Gトラックアドレス系のアドレス情報を読み取る。Gトラックアドレス系は逆相ウォブルを含んでおり、一義的にアドレスを決定することができないが、アドレス情報は符号間距離が1のグレーコードで埋め込まれており、Gトラックアドレス系のアドレス情報のうち、1つのビットのみが逆相ウォブルとなっているから、そのアドレスはNかN+1のいずれかである。すなわち、逆相ウォブルとなっている信号部分を0と読み取った場合にはアドレスはNとなり、逆相ウォブルとなっている信号部分を1と読み取った場合にはアドレスはN+1となる。Gトラックアドレス系は、このようにNかN+1かいずれかの値を取り得るのであり、このアドレス値をYとする。
Lトラックアドレス系から読み取ったアドレス値Xが仮に正しい値である場合、X=N
であり、Y=NあるいはN+1であることを考慮すると、X=YあるいはX=Y−1の関係にある。一方、仮にLトラックアドレス系から読み取ったアドレス値Xが誤りであり、例えばX=N−2あるいはN+2となっていた場合、X=YあるいはX=Y+1の関係を満たさず、これはアドレス値Xの読み取りエラーであると判定できる。
であり、Y=NあるいはN+1であることを考慮すると、X=YあるいはX=Y−1の関係にある。一方、仮にLトラックアドレス系から読み取ったアドレス値Xが誤りであり、例えばX=N−2あるいはN+2となっていた場合、X=YあるいはX=Y+1の関係を満たさず、これはアドレス値Xの読み取りエラーであると判定できる。
また、Lトラックアドレス系から読み取ったアドレス値Xが誤りであり、例えばX=N+1となっていた場合、1ビットのエラーであるからパリティチェックで検出される。
図3には、グルーブトラックをトレースする場合のアドレス情報検証処理フローチャートが示されている。
グルーブトラックをトレースする場合、セグメント情報を取得するとともに、Gトラックアドレス系の再生信号からウォブル信号を抽出し、これを復調してアドレス値Xを得る(S101)。具体的には、再生信号から所定のウォブル周波数を有する成分を抽出し、これを2値化してアドレス情報を得る。アドレス値Xはアドレスデコード回路28からシステムコントローラ32に供給される。
システムコントローラ32は、読み取ったアドレス値Xのパリティをチェックし、パリティがOKか否かを判定する(S102)。パリティが一致せずNGと判定した場合には、アドレス値Xには1個(あるいはそれ以上の奇数個)のエラーが存在することになるから、アドレス値Xには読み取りエラーが生じていると判定する(S106)。
一方、パリティが一致しOKと判定した場合、読み取りエラーがなく正常であるか、あるいは2ビット(あるいはそれ以上の偶数個)のエラーが生じているかのいずれかであるから、これらを識別するために、次に、同じグルーブトラックにおいてトラック方向に沿ってずれて形成されたLトラックアドレス系の再生信号から同様にウォブル信号を抽出し、これを復調してアドレス値Yを得る(S103)。Lトラックアドレス系は逆相ウォブルを含んでいるためその部分のデータ値は不定であるが、しきい値で2値化してこれを0あるいは1として(強制的に)読み出す。アドレス値Yはアドレスデコード回路28からシステムコントローラ32に供給される。
Gトラックアドレス系からアドレス値X、Lトラックアドレス系からアドレス値Yを取得した後、システムコントローラ32は、アドレス値Xとアドレス値Yとが所定の関係式、すなわちX=YあるいはX=Y+1のいずれかを満たしているかを判定する(S104)。例えば、X=NでありY=N−1である場合、アドレス値Xは正常でありGトラックアドレス系のアドレス読み取りは正常に行われたとしてアドレス値Xを確定する(S105)。一方、X=YあるいはX=Y+1のいずれも満たさない場合、アドレス値Xは異常でありGトラックアドレス系読み取りにエラー(2ビット以上の偶数個のエラー)が生じたと判定する(S106)。読み取りエラーと判定した場合、システムコントローラ32は所定のエラー処理を実行する。
図4には、ランドトラックをトレースする場合のアドレス情報検証処理フローチャートが示されている。
ランドトラックをトレースする場合、セグメント情報を取得するとともに、Lトラックアドレス系の再生信号からウォブル信号を抽出し、これを復調してアドレス値Xを得る(S201)。具体的には、再生信号から所定のウォブル周波数を有する成分を抽出し、これを2値化してアドレス情報を得る。アドレス値Xはアドレスデコード回路28からシステムコントローラ32に供給される。
システムコントローラ32は、読み取ったアドレス値Xのパリティをチェックし、パリティがOKか否かを判定する(S202)。パリティが一致せずNGと判定した場合には、アドレス値Xには1個(あるいはそれ以上の奇数個)のエラーが存在することになるから、アドレス値Xには読み取りエラーが生じていると判定する(S206)。
一方、パリティが一致しOKと判定した場合、読み取りエラーがなく正常であるか、あるいは2ビット(あるいはそれ以上の偶数個)のエラーが生じているかのいずれかであるから、これらを識別するために、次に、同じランドトラックにおいてトラック方向に沿ってずれて形成されたGトラックアドレス系の再生信号から同様にウォブル信号を抽出し、これを復調してアドレス値Yを得る(S203)。Gトラックアドレス系は逆相ウォブルを含んでいるためその部分のデータ値は不定であるが、しきい値で2値化してこれを0あるいは1として(強制的に)読み出す。アドレス値Yはアドレスデコード回路28からシステムコントローラ32に供給される。
Lトラックアドレス系からアドレス値X、Gトラックアドレス系からアドレス値Yを取得した後、システムコントローラ32は、アドレス値Xとアドレス値Yとが所定の関係式、すなわちX=YあるいはX=Y−1のいずれかを満たしているかを判定する(S204)。例えば、X=NでありY=N+1である場合、アドレス値Xは正常でありLトラックアドレス系のアドレス読み取りは正常に行われたとしてアドレス値Xを確定する(S205)。一方、X=YあるいはX=Y−1のいずれも満たさない場合、アドレス値Xは異常でありLトラックアドレス系読み取りにエラー(2ビット以上の偶数個のエラー)が生じたと判定する(S206)。読み取りエラーと判定した場合、システムコントローラ32は所定のエラー処理を実行する。
このように、本実施形態では、グルーブトラックをトレースする場合には、まずGトラックアドレス系のパリティビットを用いてパリティを検査し、パリティが一致しない場合には読み取りエラーが生じたと判定する。そして、パリティが一致する場合でも偶数個の読み取りエラーが生じている可能性があるため、これを検出するためにLトラックアドレス系の情報を用いてGトラックアドレス系から読み出したアドレス情報の検証を行う。また、ランドトラックをトレースする場合にも同様に、まずLトラックアドレス系のパリティビットを用いてパリティを検査し、パリティが一致しない場合には読み取りエラーが生じたと判定する。そして、パリティが一致する場合でも偶数個の読み取りエラーが生じている可能性があるため、これを検出するためにGトラックアドレス系の情報を用いてLトラックアドレス系から読み出したアドレス情報の検証を行う。これにより、アドレス情報の読み取りエラーを確実に検出し、アドレス情報の信頼性を向上することができる。
なお、本実施形態において、Gトラックアドレス系のアドレスデータ及びLトラックアドレス系のアドレスデータにそれぞれ1ビットのパリティビットを付加しているが、このパリティビットのパリティを検査するための「パリティパリティビット」をさらに付加してもよい。
図5には、1ビットのパリティビット(P)200を付加し、さらにこのパリティビット(P)200のパリティである1ビットのパリティパリティビット(PP)300を付加する構成が示されている。パリティ(P)200及びパリティパリティビット(PP)300がともに正常である場合、アドレスデータには1ビットあるいはそれ以上の奇数個のエラーは存在しないことが判定できる。そして、以後は上述した実施形態と同様に、2つのアドレス情報を比較して読み取りエラーがないか、あるいは偶数個の読み取りエラーが生じているかを識別する。
また、図3あるいは図4の処理に移行する際には、現在トレースしているトラックがグルーブトラックであるかランドトラックであるかを判別する必要があるが、これは例えばトラッキングサーボの極性で判別できる。
また、本実施形態では、図3のS104で示すように、グルーブトレース時にはX=YあるいはX=Y+1であるか否かを判定しているが、システムコントローラ32は、|X−Y|≦1であるか否かを判定し、この条件を満たさない場合に読み取りエラーと判定してもよい。同様に、ランドトレース時における処理(図4のS204)においても、|X−Y|≦1であるか否かを判定し、この条件を満たさない場合に読み取りエラーと判定してもよい。もちろん、|X−Y|>1であるか否かを判定し、この条件を満たす場合にエラーと判定してもよい。
また、本実施形態では、パリティが一致した場合にグルーブトレース時においてはLトラックアドレス系のアドレスを読み取り、ランドトレース時にはGトラックアドレス系のアドレスを読み取っているが、パリティチェックに先立ってこれらを読み取ってもよい。すなわち、グルーブトレース時には、Gトラックアドレス系のアドレス値Xを読み取り、さらにLトラックアドレス系のアドレス値Yを読み取る。次に、アドレス値Xのパリティをチェックし、パリティがNGであればエラーと判定し、パリティがOKであればアドレス値Xとアドレス値Yとを比較し、S104の関係を満たす場合に正常、満たさない場合にエラーと判定してもよい。
10 光ディスク(HD−DVD)、32 システムコントローラ、36 エンコード/デコード回路。
Claims (4)
- グルーブ及びランドをウォブルさせることでアドレス情報が埋め込まれ、前記アドレス情報は連続する2つのアドレス値の符号化距離が1となるグレーコードに変換されて埋め込まれた光ディスクのグルーブ及びランドにデータの記録あるいは再生を行う光ディスク装置であって、
前記グルーブのアドレス情報は、前記グルーブを形成する内周側ウォブルと外周側ウォブルの位相が同一である同相ウォブルで規定されるグルーブトラックアドレス系と、前記グルーブを形成する内周側ウォブルと外周側ウォブルの位相が反転した逆相ウォブルを含んで規定されるランドトラックアドレス系の2つのアドレス系を含み、
前記グルーブトラックアドレス系はパリティビットを有し、
前記グルーブトラックアドレス系を再生して得られるウォブル信号から第1グルーブアドレス情報Xを復調する手段と、
前記パリティビットを用いて前記第1グルーブアドレス情報Xのパリティを検査する手段と、
前記パリティの検査が正常である場合に前記ランドトラックアドレス系を再生して得られるウォブル信号から第2グルーブアドレス情報Yを復調する手段と、
前記第1グルーブアドレス情報Xに対し、前記第2グルーブアドレス情報YがX=YあるいはX=Y+1のいずれでもない場合に、前記第1グルーブアドレス情報Xのエラーを判定する手段と、
を有することを特徴とする光ディスク装置。 - グルーブ及びランドをウォブルさせることでアドレス情報が埋め込まれ、前記アドレス情報は連続する2つのアドレス値の符号化距離が1となるグレーコードに変換されて埋め込まれた光ディスクのグルーブ及びランドにデータの記録あるいは再生を行う光ディスク装置であって、
前記ランドのアドレス情報は、前記ランドを形成する内周側ウォブルと外周側ウォブルの位相が同一である同相ウォブルで規定されるランドトラックアドレス系と、前記ランドを形成する内周側ウォブルと外周側ウォブルの位相が反転した逆相ウォブルを含んで規定されるグルーブトラックアドレス系の2つのアドレス系を含み、
前記ランドトラックアドレス系はパリティビットを有し、
前記ランドトラックアドレス系を再生して得られるウォブル信号から第1グルーブアドレス情報Xを復調する手段と、
前記パリティビットを用いて前記第1ランドアドレス情報Xのパリティを検査する手段と、
前記パリティの検査が正常である場合に前記グルーブトラックアドレス系を再生して得られるウォブル信号から第2ランドアドレス情報Yを復調する手段と、
前記第1ランドアドレス情報Xに対し、前記第2ランドアドレス情報YがX=YあるいはX=Y−1のいずれでもない場合に、前記第1ランドアドレス情報Xのエラーを判定する手段と、
を有することを特徴とする光ディスク装置。 - グルーブ及びランドをウォブルさせることでアドレス情報が埋め込まれ、前記アドレス情報は連続する2つのアドレス値の符号化距離が1となるグレーコードに変換されて埋め込まれた光ディスクのグルーブ及びランドにデータの記録あるいは再生を行う光ディスク装置であって、
前記グルーブのアドレス情報は、前記グルーブを形成する内周側ウォブルと外周側ウォブルの位相が同一である同相ウォブルで規定されるグルーブトラックアドレス系と、前記グルーブを形成する内周側ウォブルと外周側ウォブルの位相が反転した逆相ウォブルを含んで規定されるランドトラックアドレス系の2つのアドレス系を含み、かつ、前記ランドのアドレス情報は、前記ランドを形成する内周側ウォブルと外周側ウォブルの位相が同一である同相ウォブルで規定されるランドトラックアドレス系と、前記ランドを形成する内周側ウォブルと外周側ウォブルの位相が反転した逆相ウォブルを含んで規定されるグルーブトラックアドレス系の2つのアドレス系を含み、
前記グルーブトラックアドレス系及びランドトラックアドレス系はそれぞれパリティビットを有し、
前記グルーブトレース時においてグルーブトラックアドレス系を再生して得られるウォブル信号、あるいは前記ランドトレース時においてランドトラックアドレス系を再生して得られるウォブル信号から第1アドレス情報Xを復調する手段と、
前記パリティビットを用いて前記第1アドレス情報Xのパリティを検査する手段と、
前記パリティの検査が正常である場合に、前記グルーブトレース時において前記ランドトラックアドレス系を再生して得られるウォブル信号、あるいは前記ランドトレース時において前記グルーブトラックアドレス系を再生して得られるウォブル信号から第2アドレス情報Yを復調する手段と、
前記第1アドレス情報Xに対し、前記第2アドレス情報Yが、|X−Y|>1である場合に、前記第1アドレス情報Xのエラーを判定する手段と、
を有することを特徴とする光ディスク装置。 - グルーブ及びランドをウォブルさせることでアドレス情報が埋め込まれ、前記アドレス情報は連続する2つのアドレス値の符号化距離が1となるグレーコードに変換されて埋め込まれ、前記グルーブ及びランドにデータの記録あるいは再生が行われる光ディスクであって、
前記グルーブのアドレス情報は、前記グルーブを形成する内周側ウォブルと外周側ウォブルの位相が同一である同相ウォブルで規定されるグルーブトラックアドレス系と、前記グルーブを形成する内周側ウォブルと外周側ウォブルの位相が反転した逆相ウォブルを含んで規定されるランドトラックアドレス系の2つのアドレス系を含み、かつ、前記ランドのアドレス情報は、前記ランドを形成する内周側ウォブルと外周側ウォブルの位相が同一である同相ウォブルで規定されるランドトラックアドレス系と、前記ランドを形成する内周側ウォブルと外周側ウォブルの位相が反転した逆相ウォブルを含んで規定されるグルーブトラックアドレス系の2つのアドレス系を含み、
前記グルーブトラックアドレス系及びランドトラックアドレス系はそれぞれパリティビットを有する
ことを特徴とする光ディスク。
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