JP2005258168A - クリーニング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転写処理後の感光体表面に残留するトナーを回収するためのクリーニング装置において、感光体ドラムの回転力によりサイドシール等のズレや剥がれが発生するのを防止する対策として、別部材等を用いて装置を複雑にして高価としている。
【解決手段】サイドシール(第二のシール)をハウジングに貼り付けるとき、感光体ドラムと対向しない面までサイドシール延長させ、感光体ドラム周方向に延びる上流側シール(第一のシール)との重なる部分を、上流側シールが貼られるハウジングの面と略同一とした。
【選択図】図6

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式により画像を形成する画像形成装置に適用されるクリーニング装置に関する。
電子写真方式で画像を形成する画像形成装置には、例えば感光体ドラムが備えられていて、この感光体ドラム表面に静電潜像が形成され、それがトナーにより現像されてトナー像となり、そのトナー像が用紙に転写される仕組みになっている。トナー像が用紙に転写された後の感光体ドラム表面は、完全にトナーが用紙に転写されている訳ではなく、通常は用紙に転写されない残留トナーが残っている。この残留トナーは次の画像形成サイクルにおいては不要なもので、残留トナーをそのままにしておくと、残留トナーが余計な汚れとして次の画像に現れる等、画質を低下させる原因となる。
そこで、従来より、転写処理後の感光体ドラム表面に残留するトナーを回収するためのクリーニング装置が採用されている。クリーニング装置は、転写処理後の感光体ドラム表面に対向して配置され、感光体ドラム表面に残留するトナーをファーブラシやブレード等によって掻き落として回収する。
このクリーニング装置と、感光体ドラムとの間の隙間からトナーが漏れ出すと、トナー像を転写される用紙ばかりか、機内汚染や、ひいてはその漏れでたトナーが機外に流出するなど、印字品質への悪影響や装置内外を汚すなどの問題が起きていた。そのためクリーニング空間を形成するハウジングの、感光体ドラムと開口を区画する端面と、感光体ドラム周面との間の隙間は、一般に複数のシール部材で密閉されている。このシールは、例えば、感光体ドラムの軸方向両端に対向するハウジング端面に両面粘着テープ等で貼り付けされた第一のシールとしてのサイドシール(植毛シール)と感光体ドラムの軸方向に延び、感光体ドラムの回転方向に見て上流側で感光体ドラム表面に接する第二のシールとしての上流側シール(一般にウレタンシートのシールが用いられる)とがある。
これらのシールのうち特にサイドシール(植毛シール)は、感光体ドラム周表面に強く押し当てられ、且つ、感光体ドラムの回転力をその表面に受けている。そのため、サイドシール全体が、感光体ドラムの回転方向上流側から下流側に向かってズレる力を受けることになり、両面粘着テープ等が貼り付けされた部分がズレたり、回転方向上流側から剥がれてくる場合があった。また、上流側シールもサイドシールとの重なり部分で感光体ドラムへの押圧力が強いと同様の力を受け問題となっている。図2には、従来のクリーニング装置200のハウジング203側端面に210に、植毛シール212を含むサイドシール207が貼り付けされている様子を部分断面図で示す。図2(a)はクリーニング装置200がまだ新しい状態を示している。この植毛シール212に感光体ドラム100が圧接し、Aの方向に回転すると、サイドシール207は感光体ドラム100の回転方向に引っ張られ、図2(b)に示すように上方へズレて下端部(上流端)がめくれて剥がれてしまう。
こういった問題に対処するための従来のシールの剥がれ対策として特許文献1では、シール端を上流側で押えるための別部材を配置したものがある。このようにシールを押える別部材等の追加は装置を複雑にし、その生産において作業手順が増加しひいては、装置自体を高価のものとしている。
特開2003−167488号公報(第5頁、図2)
このようにサイドシールのズレや剥がれは、クリーニング装置のハウジング端面と感光体ドラム周面との間に隙間を形成し、この隙間からクリーニング空間のトナーが噴出して、印字品質に悪影響を与えたり、装置の内部汚染から装置周囲を汚染することがあった。また、これを別部材等を用いて対策する場合にはクリーニング装置を複雑にして、高価のものとしていた。従って、簡単な構成で上記問題点を解決することが望まれる。この発明は、かかる背景のもとになされたもので、サイドシールのズレや剥がれ等を部品の追加せず安価に発生を防ぎ、これにより回収トナーが漏れることのないクリーニング装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、転写処理後の感光体表面に残留するトナーを回収するためのクリーニング装置であって、感光体表面に対向する開口部を備えたハウジングと、ハウジングの開口部における感光体の回転軸方向の両端部近傍に感光体と接するように貼付される植毛シールを含む第一のシール(以下「サイドシール」という)と、ハウジングの開口部における感光体の回転軸と平行な端面のうち、感光体の回転方向に見て上流側の端面に貼付された第二のシール(以下「上流側シール」という)とを具備し、上流側シールをサイドシールに重ねて貼付すると共に、上流側シールのハウジング端面への貼り付け面とサイドシールの感光体表面対向面を略同一とし、更にサイドシールは上流側シールが貼付された端面に隣接するハウジングの感光体の回転方向に見て上流側の面まで延長した貼着部を備えていることを特徴としている。
この構成によれば、トナー漏れ防止シールの押え部材等を新たに追加することなく、サイドシールのように感光体に接触して感光体の回転力を受けるシール部材を貼り付けした場合、サイドシールを感光体表面と対向しない面まで延ばし貼り付ける、つまりシールの剥がれ方向に対し角度を持った面にまで貼り付けることにより、貼り付け面積の増加や、剥がし方向やズラシ方向の力に対して貼り付け面を異ならせることにより、シールのズレや剥がれが完全に防止でき、周方向の上流側シールにかかる感光体の回転力も、目的とするシート先端部のみに当接させるだけとなり、上流側シールも剥がれやズレることがなくなる。また、サイドシールの部分捲れが発生しても、サイドシールの部分捲れを起こす場所、つまりサイドシールの端部が感光体ドラムとは対向しない面となるため、感光体ドラムにシート貼り付け糊等が付着して、感光体ドラムを汚染して画像に影響を与えることがなくなる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のクリーニング装置であって、上流側シート貼り付け面を窪ますことにより、サイドシールの厚さを感光体ドラム当接部分で薄くする必要がなく、トナーの漏れ対策が強固となる。また、サイドシールのハウジング上流側シールの貼り付け面をハウジングと略同一面まで窪ませることにより、サイドシール部分での上流側シールの感光体ドラムへの接触を少なくすることが出来る。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1記載のクリーニング装置であって、サイドシールの厚さを変えることにより感光体ドラムとの接触圧を必要以外の部分で削減可能とし、シールの剥がれズレをなくし、トナーの漏れを防ぐことが容易となる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1記載のクリーニング装置であって、サイドシールが延長された別の面に突起を設け、サイドシールを引っ掛け貼り付けすることにより、剥がれやズレ防止対策がより強固となり、延長側での貼り付け面積を小さくすることが可能となる。
本発明の請求項1の発明によれば、転写処理後の感光体表面に残留するトナーを回収するためのクリーニング装置であって、感光体表面に対向する開口を区画する端面を備えたハウジングと、前記端面と感光体表面との間を塞ぐために、前記端面に貼り付けされた植毛を含むサイドシールと、前記サイドシールを感光体ドラム面に対向しない面に延長して貼り付け、重なって貼り付けられる感光体ドラム周方向の上流側シールを配置するとき、サイドシールの感光体表面対向面に上流側シールを貼り付けるハウジングの面と略同一として、サイドシールをハウジングの感光体表面と対向しない別の面まで延長して貼り、貼り付け面に角度を持たせたことにより、感光体ドラムの回転力によるサイドシールの剥がし方向やズレ方向と異なる面にサイドシールの貼り付け面ができ、貼られたサイドシールのズレ、剥がれを防止することが出来る。このとき、サイドシールと重なる上流側シールの感光体表面に押し当たる部分も、上流側シールの感光体ドラムの接触下流面のみとなり、上流側シールのズレ、剥がれも無くすことが可能となった。
また、請求項2の発明によれば、請求項1のクリーニング装置において、サイドシールと上流側シールの重なる部分のハウジングを窪ますことにより、サイドシールの重なり部以外の感光体ドラムと当接してシールする部分を厚くして、シール性を高めることが容易となり、トナーの漏れ対策がより強固となった。
また、請求項3の発明によれば、請求項1のクリーニング装置において、サイドシールの厚さの分布を変えることにより、感光体ドラム表面との必要接触面の調整が可能となり、トナーの漏れを防ぐことが容易となった。
また、請求項4の発明によれば、請求項1のクリーニング装置において、サイドシールを引っ掛ける突起をハウジングに設け、それにサイドシールを引っ掛けることにより、延長側サイドシールの貼り付け面を少なくすることが可能となった。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
(画像形成装置)図1に、本発明に係るクリーニング装置を適用する画像形成装置の一例を示す。同図に示す画像形成装置は、リーダ部(画像読取り装置)とプリント部(印字部)とを備えた複写機であり、同図はその概略構成を示す断面図である。
まず、図1に基づいて、複写機10の全体構成を説明する。
同図に示す複写機10は、全体の枠組みを構成する複写機本体11を備えており、複写機本体11の上部には原稿D1、D2の画像面(画像情報)Gを読み取るリーダ部12が配設され、また下部にはリーダ部12で読み取った画像情報に応じて紙等の転写材P上にトナー像を形成するプリント部13が配設されている。
このうち前者のリーダ部12は、原稿D1がその画像面Gを下向きにして載置される透明な原稿台14と、原稿D1の画像面Gを原稿台14の上面に密着させる開閉自在な原稿押圧板15と、原稿台14上の原稿D1の画像面Gに下方から光を照射する光源16及び第1の反射ミラー17を有する走査ユニット(読取り部)18と、第1の反射ミラー17から反射光をさらに反射させる第2、第3の反射ミラー20、21と、第3の反射ミラー21からの光を結像するレンズユニット22と、レンズユニット22からの光が入射されるCCD23と、を備えている。上述の走査ユニット18は、図1に示すホームポジションHPから右方に移動しながら、光源16によって原稿D1の画像面Gを走査し、走査終了後にはホームポジションHPに復帰するように構成されている。以上は、原稿D1を固定し、かつ走査ユニット18を移動させて画像面Gを読み取る、いわゆる固定読みを行うための構成である。
リーダ部12は、その他に、原稿D2を移動させ、走査ユニット18を固定して原稿面Gを読み取る、いわゆる流し読みを行うための原稿送り機構24も備えている。原稿送り機構24は、原稿D2の先端側を下方から支持する給紙台25と、給紙台25上の原稿D2をホームポジションHPに配置されている走査ユニット18に向けて左方に搬送する給紙ローラ対26と、走査ユニット18で読み取った原稿D2を走査ユニット18から左方に搬出する排紙ローラ対27とを備えている。原稿送り機構24は、原稿D2の読取り時には、上述の給紙ローラ対26、及び排紙ローラ対27が回転して原稿D2を左方に向けて搬送するように構成されている。
ここで、上述の固定読みと流し読みとの使い分けは、例えば、製本されている書籍等の原稿D1は原稿台14上に載置して固定読みを行う一方、カットシート状の原稿D2は、給紙台25上に載せて流し読みを行うようにする。
プリント部13は、図1中の左側の上下方向ほぼ中央に配置された、静電潜像担持体としての円筒状の電子写真感光体(以下「感光体ドラム」という。)30を備えている。感光体ドラム30は、複写機本体11によって矢印方向(同図中の時計回り)に回転可能に支持されており、その周囲には回転方向に沿ってほぼ順に、一次帯電器(帯電手段)31、露光器(露光手段)32、現像器(現像手段)33、転写帯電器(転写手段)34、クリーニング装置(クリーニング手段)35が配設されている。また、画像形成対象となる紙等の転写材Pの搬送経路36(図1中では二点鎖線で図示)に沿って、その上流側から下流側にかけて(図6ではほぼ下方から上方にかけて)、給紙カセット37、給紙ローラ38、搬送ローラ対40、レジストローラ対41、搬送ガイド42、定着器(定着手段)43、排紙ローラ対44、排紙トレイ45が配設されている。
このうち感光体ドラム30は、例えば、アルミニウム等の導電性のドラム基体の外周面に、OPC(有機光半導体)やアモリファスシリコン等の感光層を設けて構成される。感光体ドラム30は、駆動手段(図示せず)によって矢印方向に所定のプロセススピード(周速度)で回転駆動される。
一次帯電器31としては、本実施の形態においては、スコロトロン方式のコロナ帯電器が使用されている。一次帯電器31は、帯電バイアス印加電源(図示さず)によって帯電バイアスが印加されることにより、感光体ドラム30表面を所定の極性・電位に均一に帯電するようになっている。
露光器32は、レーザ発振器、ポリゴンミラー等(いずれも図示せず)を有しており、感光体ドラム30表面に静電潜像を形成するものである。前述のリーダ部12によって読み込まれた原稿D1(又はD2)の画像情報は、プリント部13に設けられた画像処理部(図示せず)によってA/D変換、濃度補正、シェーディング補正等の適宜な処理が施された後、画像信号としてレーザ発振器に入力される。レーザ発振器は、この画像信号に基づいてON/OFF制御されるレーザ光により、ポリゴンミラー等を介して帯電後の感光体ドラム30表面を露光し、露光部分の電荷を除去して静電潜像を形成するようになっている。
現像器33は、現像剤を収納する現像容器46と、表面に担持した現像剤を矢印方向(反時計回り)に回転することで、感光体ドラム30表面に対向する現像位置に搬送する現像ローラ47とを有している。現像ローラ47には、現像バイアス印加電源(図示せず)によって現像バイアスが印加され、これにより現像剤中のトナーが感光体ドラム30表面の静電潜像に付着され、この静電潜像をトナー像として現像するようになっている。
転写帯電器34は、感光体ドラム30表面に対向するように配設されたローラ状の部材によって形成されている。転写帯電器34は、転写バイアス印加電源(図示せず)によって、感光体ドラム30上のトナー像と逆極性の転写バイアスが印加され、これにより、転写材P表面に感光体ドラム30上のトナー像を転写するものである。ここで、トナー像が転写される転写材Pは、給紙カセット37に収納されていたものが、給紙ローラ38によって給紙され、搬送ローラ対40によって搬送されて、レジストローラ対41により一旦停止され、その後、感光体ドラム30上のトナー像とタイミングを合わせるようにしてレジストローラ対41から送り出されるようになっている。
クリーニング装置35は、上述の転写時に、転写材Pに転写されないで感光体ドラム30表面に残った残留トナーを除去すべく感光体ドラム30表面に当接されたクリーニングブレード48を有している。なお、クリーニング装置35については後に詳述する。
上述の転写帯電器34の下流側には、トナー像転写後の転写材Pを定着器43に導く搬送ガイド42が配設されている。
定着器43は、内側に配設されたヒータ50によって加熱される定着ローラ51と、この定着ローラ51に転写材Pを押し付ける加圧ローラ52とを有しており、表面に未定着トナー像を担持して搬送されてきた転写材Pを加熱・加圧して転写材P表面にトナー像を定着するようになっている。
排紙ローラ対44は、トナー像定着後の転写材Pを、完成品として、排紙トレイ45上に排出するものである。
以上説明したような構成の複写機10において、画像形成に際し、まず、感光体ドラム30は、駆動手段によって、矢印方向に回転駆動され、その表面が、一次帯電器31によって、所定の極性・電位に均一に帯電される。帯電後の感光体ドラム30表面は、リーダ部12が読み取った原稿D1(又はD2)の画像情報に応じて動作する露光器32からのレーザ光の照射により画像情報に応じた静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器33によってトナーが付着され、トナー像として現像される。こうして感光体ドラム30表面に形成されたトナー像は、レジストローラ対41等により所定のタイミングで搬送されてきた転写材Pに対し、転写帯電器34に転写バイアスを印加することで、転写材P表面に転写される。トナー像転写後の感光体ドラム30は、表面に残った残留トナーがクリーニング装置35によって除去され、次の画像形成に供される。一方、トナー転写後の転写材Pは、搬送ガイド42に沿って定着器43に搬送され、ここで加熱・加圧を受けて表面にトナー像が定着される。トナー像定着後の転写材Pは、排紙ローラ対44によって、画像面(トナー像が定着された面)を下方に向けた姿勢、いわゆるフェースダウンで排紙トレイ45上に排出される。以上で、複写機10による画像形成(プリント)が終了する。
(クリーニング装置)上述の複写機10においては、クリーニング装置35のシール性が不十分である場合には、クリーニング装置35で回収した残留トナーがクリーニング装置35から漏れ出して複写機本体11内を飛散し、飛散したトナーが周辺機器や転写材Pを汚染するおそれがある。特に、飛散したトナーが露光器32に付着すると露光時のレーザ光を遮ることになって露光不良を発生させるおそれがある。また、一次帯電器31に付着し、感光体ドラム30が一様に帯電されにくくなるおそれがある。
そこで、本発明においては、クリーニング装置35からのトナー漏れを防止して、トナー汚染や露光不良、帯電不良をなくすようにした。以下の説明において、ドラム回転方向を反時計回転としたほうが、図面手前側に部品等が表われ説明が理解しやすくなる。図3〜6はドラム回転方向が反時計回転で表示される形態とした。
図6は感光体ドラム30とクリーニング装置35との配置関係を示す断面図である。感光体ドラム30は紙面に直行方向に長手の円筒体であり、その外周面に感光層が形成されている。感光体ドラム30は矢印Xで示すように反時計方向に回転し、図示しないが、帯電、露光、現像および転写処理が順次施される。そして転写処理後の感光体ドラム30の表面はクリーニング装置35へと回転する。
クリーニング装置35は、ハウジング2を有する。ハウジング2は感光体ドラム30の表面に対向する開口を区画する端面を備えている。ハウジング2内には、感光体ドラム30の回転方向に見て上流側に感光体ドラム表面研磨する研磨ブラシ(図示しない)が、下流側に掻き取りブレード48が内蔵されている。研磨ブラシは回転することによりトナーに含まれる研磨剤で感光体ドラム30の表面に接して表面に形成されている酸化形成物を削り取り画像形成サイクルを成立させる。また掻き取りブレード48は感光体ドラム30の表面に接し、残留トナーを掻き取ってハウジング2内へ落下させる。
研磨ブラシや掻き取りブレード48で回収された残留トナーはハウジング2内に収容しなければならず、ハウジング2と感光体ドラム30との隙間からトナーが外部に漏れ出すのを確実に防止する必要がある。このため、ハウジング2の両端部、すなわち感光体ドラム30の軸方向手前側端面と奥側端面とには、それぞれ、斜線(右45度)で示すようなサイドシール(植毛シール)7が貼り付けされている。また、ハウジング2の開口端面下端(感光体ドラム30の回転方向に見て上流側に位置する端面)には第二のシールである上流側シール(ウレタンシート)6が貼り付けされている。この両端部のサイドシール7と上流側シール6とにより、感光体ドラム30の表面とクリーニング装置35との隙間が塞がれ、その隙間から回収されたトナーが漏れるのが防止されている。
図3は、本発明のクリーニング装置35を感光体ドラム側から見た図解的な斜視図の一部分である。図3に示すように、ハウジング2には、感光体ドラム30の表面に対向する開口8が形成されている。開口8はハウジング2の側端面3及び上流端面9により区画されている。ハウジングの両端面3近傍には、それぞれ、サイドシール7が貼り付けされており、サイドシール7の上流側には、第二シールとして、上流側シール6がハウジング2にサイドシール7と重ねて貼られている。
図4の(a)は、図3のクリーニング装置35を矢印A方向(正面)から見た部分拡大図で、(b)は矢印B方向(底面)から見た部分拡大図である。図5の(a)及び(b)は図4の(a)及び(b)から上流側シール6を取り除いたもの表示している。図4及び図5を用いてサイドシール7と上流側シール6の詳細な配置を説明する。図4(a)において、ハウジング2に構成されるブレード48と両サイドに配置されるサイドシール7と上流側シール6とで、感光体ドラム30に対向する領域に開口8を形成し、感光体ドラム30に残留したトナーをブレード48によって掻き落とし、図示しないトナー搬送スクリューで廃トナー回収容器に回収する。サイドシール7は図4の(b)に示されるように、ハウジング2の上流側シール6の貼り付け面と角度を成す面まで延長されて貼られる。このサイドシール7が解るように図5で上流側シール6を削除した状態を示し説明する。
図5の(a)では、ハウジング2への上流側シール6の貼り付け面を2aとサイドシール7の上流側シールの重なり面を7aとして表している。この上流側シールの貼り付け面2aとサイドシール7の上流側シール6の重なり面7aは、略同一とすることが望ましいが、サイドシール7の上流側シール6の重なり面7aを、ハウジング2への上流側シール6の貼り付け面2aより凹むように構成することでも本発明の課題とするところのシール剥がれ等の問題に対処することが可能となる。
図5の(b)には、ハウジング2の感光体ドラム30との対向面となる、上流側シール6の貼り付け面2aに対し、角度を持つ面2bが解るように示してある。サイドシール7はこの上流側シール6貼り付け面2aに角度を持つ面2bまで延長して貼り付けてある状態が示してある。サイドシール7を感光体ドラム対向面とそれに角度を持つ面の両方に渡って貼り付けることにより、サイドシール7を感光体ドラム回転方向上流側から下流側に向かってズレる力を受け、両面粘着テープ等で貼り付けされた部分がズレたり、剥がそうとする力に対して、貼り付け面が別の角度を持った面にも延長されることにより、かかる力の方向に対して耐ズレ強度や対剥離強度が増し、ズレや剥がれと言う問題に対処することが可能となる。
図6のハウジング2の角度を持つ面2aの面から突出させて突起4にサイドシール7にその突起4に嵌る孔や切込み設けて嵌め込むことにより、サイドシール7をズラシたり剥がそうとして働く引っ張り力に対して、その力を防止する作用が働く。このことから、ハウジング2の角度を持つ面2aにサイドシール7を貼り付ける面積を小さくすることも可能とすることが出来る。
本発明に係る画像形成装置の概略構成図を示す。 従来のクリーニング装置におけるハウジング側端面の上流側の断面図であり、(a)クリーニング装置が新しい状態、および(b)このクリーニング装置により感光体ドラムが回転した後の状態、の図を示す。 本発明のクリーニング装置を感光体ドラム側から見た斜視図を示す。 (a)は図3の矢印A方向(正面)から見た図で、(b)は図3の矢印B方向(底面)から見た図を示す。 (a)及び(b)は図4(a)及び(b)から上流シール6を削除した状態を示す。 本発明のクリーニング装置と感光体ドラムの断面図を示す。
符号の説明
2 ハウジング
3 ハウジング側端面
4 突起
6 上流側シール(第二のシール)
7 サイドシール(第一のシール)
30 感光体ドラム
35 クリーニング装置
48 クリーニングブレード

Claims (4)

  1. 転写処理後の感光体表面に残留するトナーを回収するためのクリーニング装置であって、感光体表面に対向する開口部を備えたハウジングと、
    前記ハウジングの開口部における前記感光体の回転軸方向の両端部近傍に前記感光体と接するように貼付される植毛シートを含む第一のシールと、
    前記ハウジングの開口部における前記感光体の回転軸に平行な端面のうち、前記感光体の回転方向に見て上流側の端面に貼付された第二のシールとを具備したクリーニング装置であって、
    前記第二のシールを前記第一のシールに重ねて貼付すると共に、前記第二のシールのハウジング端面への貼り付け面と前記第一のシールの感光体表面対向面を略同一とし、更に前記第一のシールは第二のシールが貼付された端面に隣接するハウジングの前記感光体の回転方向に見て上流側の側面まで延長した貼着部を備えていることを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記第一のシールの感光体表面対向面と前記第二のシールを貼るハウジング面と略同一とするとき前記ハウジングの面を、前記第一のシールの厚さ分窪ませたことを特徴とする請求項1記載のクリーニング装置。
  3. 前記第一のシールの厚さを前記第二のシールと重なる部分を薄くしたことを特徴とする請求項1記載のクリーニング装置。
  4. 前記第二のシールが貼られる、前記感光体表面に対向しない別の面に突起を設け前記第二のシールに、前記突起に係合する切り欠き等の孔を設けることを特徴とする請求項1記載のクリーニング装置。
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EP1760474A2 (en) 2005-09-06 2007-03-07 Sony Corporation Velocity detection, position detection and navigation system
JP2010072139A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Kyocera Mita Corp シール構造及びこれを備えたクリーニング装置、画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1760474A2 (en) 2005-09-06 2007-03-07 Sony Corporation Velocity detection, position detection and navigation system
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