JP2005254677A - プリンタ制御装置及びプリント方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数台のプリンタを有効に使用し、複数のプリントジョブが生じた場合に全体として最短時間でプリントを完了させること。
【解決手段】 複数台のプリンタ20を制御するプリンタ制御装置30において、各プリント注文ごとに生じるプリントジョブが複数存在する場合、プリント注文受付順の早い先のプリントジョブを優先させて複数台のプリンタ20を使用してプリントを行わせるとともに、先のプリントジョブの終了前に該先のプリントジョブで不使用のプリンタ20が生じると、該先のプリントジョブで不使用のプリンタ20を使用して後のプリントジョブを開始させるプリンタ制御部322を備えるように構成した。先のプリントジョブはそれが最も早く終了する最適プリント回数で実行されるとともに、先のプリントジョブで不使用のプリンタがある場合には後のプリントジョブは先のプリントジョブが終了する前に実行開始される。
【選択図】 図1

Description

本発明はプリンタ制御装置及びプリント方法に係り、特に複数台のプリンタを制御するプリンタ制御装置及びプリント方法に関する。
従来より、複数台のプリンタを制御する各種のプリンタ制御装置が提案されている。
特許文献1に記載されたものは、次のプリントジョブが存在した場合でも、処理中のプリントジョブが完了しない限り、次のプリントジョブを開始しないようになっている。
特開2000−66856号公報
特許文献1に記載されたものは、処理中のプリントジョブのプリント枚数によっては、不使用のプリンタが存在し、プリンタを有効に活用していないことになる。
このような従来のプリンタ制御装置におけるプリント作成の進捗状況を図5に示す。第1のユーザのプリント注文により、全プリント枚数が25枚の「プリントジョブA」が先に生じ、第2のユーザのプリント注文により、全プリント枚数が15枚の「プリントジョブB」が後に生じた場合、4台のプリンタを並列同時に制御することにより「プリントジョブA」は7回(=25枚/4台)で完了し、その後、4台のプリンタを並列同時に制御することにより「プリントジョブB」は4回(=15枚/4台)で完了し、通算11回で両プリントジョブが終了する。このような従来のプリンタ制御装置では、プリンタを1台のみを制御してプリントジョブを実行した場合、すなわち両プリントジョブの合計40枚を通算40回で終了する場合と比較して、飛躍的に処理時間を短縮することができる。しかしながら、図5において、第7回目では第2プリンタ、第3プリンタ、及び、第4プリンタが未使用となっており、プリンタを有効に活用していない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、複数台のプリンタを有効に使用し、複数のプリントジョブが生じた場合に全体として最短時間でプリントを完了させることができるプリンタ制御装置及びプリント方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、複数台のプリンタを制御するプリンタ制御装置において、画像が入力される画像入力手段と、前記画像のプリント注文が入力されるプリント注文入力手段と、各プリント注文ごとに生じるプリントジョブが複数存在する場合、プリント注文受付順の早い先のプリントジョブを優先させて前記複数台のプリンタを使用してプリントを行わせるとともに、先のプリントジョブの終了前に該先のプリントジョブで不使用のプリンタが生じると、該先のプリントジョブで不使用のプリンタを使用して後のプリントジョブを開始させるプリンタ制御手段を備えた構成となっている。
この構成によって、プリント注文受付順の早い先のプリントジョブが優先されて複数台のプリンタを使用してプリントが行われるとともに、先のプリントジョブの終了前に該先のプリントジョブで不使用のプリンタが生じると、該先のプリントジョブで不使用のプリンタが使用されて後のプリントジョブが開始されるので、複数台のプリンタが有効に使用されて、複数のプリントジョブが生じた場合に全体として最短時間でプリントが完了されることになる。
請求項2に記載の発明は、画像が入力される画像入力手段と、前記画像のプリント注文が入力されるプリント注文入力手段と、各プリント注文ごとに生じるプリントジョブを監視するプリントジョブ監視手段と、前記プリントジョブのプリント枚数が複数枚である場合、該プリントジョブが所定のプリント回数で終了するように複数台の使用プリンタに対して1回ごとに並列同時にプリントを作成させる並列同時制御を行うプリンタ制御手段とを備え、前記プリンタ制御手段は、すでに処理中のプリントジョブのプリント残枚数を全プリンタ台数で除算して、該処理中のプリントジョブが最も早く終了する最適プリント回数を算出する手段と、前記処理中のプリントジョブで不使用のプリンタ台数と未処理のプリントジョブのプリント枚数とに基づいて、前記処理中のプリントジョブが前記最適プリント回数で終了し、かつ、該最適プリント回数で前記処理中のプリントジョブが終了する前に前記未処理のプリントジョブが開始するための該未処理のプリントジョブの使用プリンタ台数を算出する手段と、前記処理中のプリントジョブを前記最適プリント回数で終了させるとともに、該最適プリント回数で前記処理中のプリントジョブが終了する前に前記未処理のプリントジョブの前記使用プリンタ台数分を用いて該未処理のプリントジョブを開始させる手段を有する構成となっている。
この構成によって、複数のプリントジョブが生じた場合、先のプリントジョブは最も早く終了する最適プリント回数で必ず終了するので、後のプリントジョブが生じても先のプリントジョブは最短時間で終了することが保障されるとともに、後のプリントジョブは先のプリントジョブで不使用のプリンタ台数分を用いて先のプリントジョブが終了する前に開始されるので、後のプリントジョブも最短時間で終了することになり、全体として最短時間でプリントが完了することになる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記プリンタ制御手段は、前記複数台のプリンタに対して行う並列同時制御の1回が終了するごとに、前記処理中のプリントジョブのプリント残枚数を前記処理中のプリントジョブの最適プリント回数で除算することにより該処理中のプリントジョブの使用プリンタ台数を算出し、該処理中のプリントジョブの使用プリンタ台数を全プリンタ台数から減算して求めた該処理中のプリントジョブの不使用プリンタ台数が1以上となる回に、前記未処理のプリントジョブを開始するように前記複数台のプリンタを制御する構成となっている。
この構成によって、複数台のプリンタに対して行う並列同時制御の1回が終了するごとに、処理中のプリントジョブのプリント残枚数を処理中のプリントジョブの最適プリント回数で除算することにより該処理中のプリントジョブの使用プリンタ台数が算出されて、該処理中のプリントジョブの使用プリンタ台数を全プリンタ台数から減算して求めた該処理中のプリントジョブの不使用プリンタ台数が1以上となる回に、未処理のプリントジョブが開始されるので、後のプリントジョブの実行開始が早くなる。例えば、後のプリントジョブが1枚や2枚などの少数であった場合には、先のプリントジョブの終了を遅延させることなく、先のプリントジョブの終了以前に後のプリントジョブを終了させることが可能になる。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記プリンタ制御手段は、前記処理中のプリントジョブの最適プリント回数の最終回に、前記未処理のプリントジョブを開始するように前記複数台のプリンタを制御する構成となっている。
この構成によって、先のプリントジョブの最終回でのみ先のプリントジョブと後のプリントジョブとが同一回でプリントされるように制限される。
請求項5に記載の発明は、複数台のプリンタを制御してプリントを行うプリント方法において、複数のプリント注文が入力されて各プリント注文ごとに生じるプリントジョブが複数存在する場合、プリント注文受付順の早い先のプリントジョブを優先させて前記複数台のプリンタを使用してプリントを行わせ、先のプリントジョブの終了前に該先のプリントジョブで不使用のプリンタが生じると、該先のプリントジョブで不使用のプリンタを使用して後のプリントジョブを開始させる構成となっている。
請求項6に記載の発明は、各プリント注文ごとに生じるプリントジョブを監視してプリントジョブのプリント枚数が複数枚である場合、該プリントジョブが所定のプリント回数で終了するように複数台の使用プリンタに対して1回ごとに並列同時にプリントを作成させる並列同時制御を行うプリント方法において、すでに処理中のプリントジョブのプリント残枚数を全プリンタ台数で除算して、該処理中のプリントジョブが最も早く終了する最適プリント回数を算出する工程と、前記処理中のプリントジョブで不使用のプリンタ台数と未処理のプリントジョブのプリント枚数とに基づいて、前記処理中のプリントジョブが前記最適プリント回数で終了し、かつ、該最適プリント回数で前記処理中のプリントジョブが終了する前に該未処理のプリントジョブが開始するための該未処理のプリントジョブの使用プリンタ台数を算出する工程と、前記処理中のプリントジョブを前記最適プリント回数で終了させるとともに、該最適プリント回数で該処理中のプリントジョブが終了する前に前記未処理のプリントジョブの前記使用プリンタ台数分を用いて該未処理のプリントジョブを開始させる工程を含む構成となっている。
本発明によれば、複数台のプリンタを有効に使用し、複数のプリントジョブが生じた場合に全体として最短時間でプリントを完了させることができる。
以下、添付図面に従って、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る一実施形態のプリンタ制御装置30及びそのプリンタ制御装置30を含むプリントシステムを示すブロック図である。
注文受付機10(10a、10b)は、ユーザのプリント注文を受け付けるものであり、主として、ユーザの画像が記録されたメモリカード等の記録メディアから画像を読み込むメディアリーダ12と、プリント注文の入力を行う入力装置14と、メディアリーダ12によって記録メディアから読み込まれたユーザの画像の表示等の各種表示を行う表示装置16によって構成されている。
複数台のプリンタ20(20a、20b、20c、20d)は、それぞれユーザの画像を所定の用紙にプリントすることにより、シート状のプリントを作成するものである。
プリンタ制御装置30は、複数台のプリンタ20を制御するものである。なお、注文受付機10で受け付けられたプリント注文が複数枚のプリントの作成を要求するものである場合には、複数台のプリンタ20に対して1回ごとに並列同時にプリントを作成させる並列同時制御を行うようになっている。
プリンタ制御装置30は、主として、メディアリーダインタフェース302、入力装置インタフェース304、表示装置インタフェース306、プリンタインタフェース308、画像入力制御部312、プリント注文入力制御部314、表示制御部316、プリント注文管理部318、プリント注文監視部320、プリンタ制御部322、プリンタ監視部324、中央処理装置(CPU)330、メモリ332、及び、ハードディスク334、によって構成されている。
メディアリーダインタフェース302は、画像入力制御部312の制御により、各注文受付機10のメディアリーダ12から画像が入力されるものである。入力装置インタフェース304は、プリント注文入力制御部314の制御により、各注文受付機10の入力装置14からプリント注文が入力されるものである。表示装置インタフェース306は、表示制御部316の制御により、各注文受付機10の表示装置16に画像等からなる表示データを出力するものである。プリンタインタフェース308は、プリンタ制御部322の制御により、プリンタ20に画像等からなるプリントデータを出力するものである。
プリント注文管理部318は、入力されたプリント注文を管理するものである。具体的には、各プリント注文ごとに生じるプリントジョブを、所定のプリントジョブキューに登録する。ここで、プリントジョブは、プリントすべき画像の識別情報(例えば画像ファイル名)やプリント枚数等のプリント指示を含む。
プリント注文監視部320は、各プリント注文ごとに生じるプリントジョブを監視するものである。具体的には、プリント注文管理部318によってプリントジョブキューに登録された未処理のプリントジョブの存在を、所定の時間間隔で監視し、未処理のプリントジョブをプリントジョブキューからひとつずつ取り出して、後述のプリンタ制御部322に当該プリントジョブの実行を順次要求するものである。
プリンタ制御部322は、プリントジョブのプリント枚数が複数枚である場合、複数台のプリンタ20に対して1回ごとに並列同時にプリントを作成させる並列同時制御を行う。例えば、あるプリント注文により、プリント枚数が8枚のプリントジョブが生じている場合、全4台のプリンタ20に同時に各1枚ずつプリントを作成させることにより、2回でプリントジョブを終了させる。
また、プリンタ制御部322は、プリントジョブが複数存在する場合、プリント注文受付順の早い先のプリントジョブを優先させて複数台のプリンタ20を使用してプリントを行わせるとともに、先のプリントジョブの終了前に当該先のプリントジョブで不使用のプリンタ20が生じると、先のプリントジョブで不使用のプリンタ20を使用して後のプリントジョブを開始させる。例えば、プリント枚数が25枚の先のプリントジョブを7回(=25枚/4台)で終了するように全4台のプリンタを並列同時に制御している場合、プリント注文監視部320によって未処理の後のプリントジョブの存在が検出されると、第4回まで終了して残枚数が9枚(=25枚−4台×4回)となったとき、全4台のうちで先のプリントジョブで不使用となる1台(=4台−9枚/3回)を使用して後のプリントジョブを開始させる。
プリンタ制御部322は、具体的には、すでに処理中の先のプリントジョブのプリント残枚数を全プリンタ台数で除算して、当該先のプリントジョブが最も早く終了する最適プリント回数を算出する手段と、前記先のプリントジョブで不使用のプリンタ台数と未処理の後のプリントジョブのプリント枚数とに基づいて、先のプリントジョブが前記最適プリント回数で終了し、かつ、当該最適プリント回数で先のプリントジョブが終了する前に後のプリントジョブが開始するための後のプリントジョブの使用プリンタ台数を算出する手段と、先のプリントジョブを前記最適プリント回数で終了させるとともに、当該最適プリント回数で先のプリントジョブが終了する前に後のプリントジョブの使用プリンタ台数分を用いて当該後のプリントジョブを開始させる手段を有する。
プリンタ監視部324は、プリンタ20を監視するものである。第1に、プリンタ制御装置30に接続されている各プリンタ20にエラーが発生しているか否かを一定の時間間隔で監視して検出する。第2に、各プリンタ20で各1枚のプリント作成が完了したか否かを一定の時間間隔で監視して検出する。
なお、図1において、画像入力制御部312、プリント注文入力制御部314、表示制御部316、プリント注文管理部318、プリント注文監視部320、プリンタ制御部322、及び、プリンタ監視部324は、図1に示すCPU330とメモリ332とハードディスク334とによって構成するようにしてもよい。
次に、図2のフローチャートを用いて、本実施形態のプリンタ制御装置30が行うプリント処理の流れについて説明する。なお、以下のプリント処理は、予めハードディスク334からメモリ332にロードされたプログラムに従って実行される。
プリント注文監視部320では、プリント注文管理部318によって管理されたプリントジョブを監視する(ステップS02)。具体的には、プリント注文ごとに生じたプリントジョブがプリント注文管理部318によってプリントジョブキューに登録されるので、このプリントジョブキューを一定の時間間隔で監視して、未処理のプリントジョブの有無を調べる。
ここで、プリント注文管理部318によって管理されるプリントジョブキューは、例えば、最も先に登録(エンキュー)したプリントジョブから先に取り出し(デキュー)を行うFIFO(First In First Out)構造にする。優先度付きでプリントジョブを管理して、優先度の高いプリントジョブを優先度の低いプリントジョブよりも優先して取り出すようにしてもよい。例えば、証明写真作成のプリントジョブは一般の写真プリント作成のプリントジョブよりも優先度を高くして登録し、一般の写真プリント作成のプリントジョブよりも優先して取り出すようにする。FIFO構造以外のデータ構造でプリントジョブを管理してもよい。
未処理のプリントジョブが登録されているか否かを判定し(ステップS04)、未処理のプリントジョブが登録されている場合には、その未処理のプリントジョブをプリントジョブキューから取り出して、そのプリントジョブの実行をプリンタ制御部322に要求する(ステップS06)。
プリント注文監視部320からプリントジョブの実行を要求されたプリンタ制御部322は、プリントジョブごとに、以下に説明するステップS12乃至S44を行う。
まず、プリンタ制御装置30に接続されている全てのプリンタ20の有効状態及び無効状態を確認して(ステップS12)、有効プリンタ台数を取得し(ステップS14)、当該有効プリンタ台数のうちで、すでに処理中のプリントジョブ(以下「先のプリントジョブ」と称する)で専有して使用しているプリンタを除く、未処理のプリントジョブ(以下「後のプリントジョブ」と称する)で使用可能なプリント台数(使用可能プリンタ台数)を取得する(ステップS16)。具体的には、各プリンタ20ごとに、エラー発生等のプリント実行不能な無効状態でないことを確認し、有効状態のプリンタ20をカウントして有効プリンタ台数を求める。この有効プリンタ台数から、すでに処理中の先のプリントジョブで専有しているプリンタ台数を減算して、先のプリントジョブで不使用のプリンタ、すなわち未処理の後のプリントジョブの使用可能プリンタ台数を求める。そして、未処理の後のプリントジョブで使用可能なプリンタ20の有無を判定して(ステップS18)、使用可能プリンタがない場合には、インターバルをおいた後(ステップS20)、ステップS12に戻って、使用可能なプリンタがあると判定されるまで、待機中となる。
例えば、第1の注文受付機10aで受け付けたプリント注文に係る先のプリントジョブがすでに処理中であり、有効プリンタ台数(例えば4台)の全てを先のプリントジョブ用に専有してプリントジョブを実行しているとき、第2の注文受付機10bで受け付けたプリント注文に係る後のプリントジョブは、ステップS18において後のプリントジョブで使用可能なプリンタがあると判定されるまで、即ち先のプリントジョブで少なくとも1台は不使用プリンタがあると判定されるまで、待機中となる。
プリント枚数が25枚である先のプリントジョブを有効プリンタの4台全てを専有して実行している際中に、プリント枚数が15枚である後のプリントジョブの実行が要求された場合について説明すると、先のプリントジョブの並列同時のプリント制御が4回目まで終了したとき、すなわち先のプリントジョブの残枚数が9枚(=25枚―4台×4回)となったとき、有効プリンタ台数の全てを専有して先のプリントジョブを5回目以降も継続した場合の最適プリント回数(3回=9枚/4台)と、1台を不使用として3台のみで先のプリントジョブを5回目以降も継続した場合のプリント回数(3回=9枚/3台)が等しいので、後のプリントジョブの使用可能プリンタは1台あると判定する。
具体的には、並列同時制御の1回が終了するごとに、まず、処理中の先のプリントジョブのプリント残枚数を全有効プリンタ台数で除算することにより、当該先のプリントジョブが最も早く終了する最適プリント回数を算出し、次に、先のプリントジョブのプリント残枚数を当該先のプリントジョブの最適プリント回数で除算することにより当該先のプリントジョブの使用プリンタ台数を算出し、算出された先のプリントジョブの使用プリンタ台数を全有効プリンタ台数から減算して求めた先のプリントジョブの不使用プリンタ台数が1以上となる回に、未処理の後のプリントジョブの使用可能プリンタがあると判定して、当該後のプリントジョブを開始する。
なお、ステップS22乃至S40は、複数台のプリンタ20を用いて行う並列同時の各回ごとに実行される。
まず、先のプリントジョブの残枚数(例えば9枚)、及び、後のプリントジョブの残枚数(例えば15枚)を取得する(ステップS22)。
次に、先のプリントジョブのプリント残枚数(例えば9枚)を全有効プリンタ台数(例えば4台)で除算することにより、先のプリントジョブの最適プリント回数(例えば3回=9枚/4台)を算出する(ステップS24)。次に、先のプリントジョブのプリント残枚数(例えば9枚)を、先のプリントジョブの最適プリント回数(例えば3回)で除算することにより、先のプリントジョブで使用する最適プリンタ台数(3台=9枚/3回)を求める(ステップS26)。ここで、最適プリンタ台数は、先のプリントジョブを最適プリント回数で終了させることができ、しかも、最も少ないプリンタ台数で終了させることができる当該プリンタ台数である。
次に、後のプリントジョブのプリント残枚数(例えば15枚)を、後のプリントジョブの使用可能台数(例えば1台=全有効プリンタ台数である4台−先のプリントジョブの最適プリンタ台数である3台)で除算することにより、後のプリントジョブの仮のプリント回数(例えば15回=15枚/1台)を求める(ステップS28)。次に、後のプリントジョブのプリント残枚数(例えば15枚)を、後のプリントジョブの仮のプリント回数(例えば15回)で除算することにより、後のプリントジョブの使用プリンタ台数を算出する(ステップS30)。
次に、先のプリントジョブの残枚数から先のプリントジョブの最適プリンタ台数分を減算するとともに、後のプリントジョブの残枚数から後のプリントジョブの使用プリンタ台数を減算する(ステップS32)。
そして、算出したプリンタ台数で並列同時にプリントを1回行う(ステップS34)。例えば、第1プリンタ20a、第2プリンタ20b、及び、第3プリンタ20cを用いて先のプリントジョブの合計3枚についてプリントを作成するとともに、第4プリンタ20dを用いて後のプリントジョブの1枚についてプリントを作成する。
各プリンタ20による各1枚のプリント完了を監視して(ステップS36)、全プリンタでプリントが完了したか否かを判定する(ステップS38)。
全てのプリンタでプリントが完了したと判定されたとき、後のプリントジョブの最終回のプリントであるか否かを判定し(ステップS40)、最終回でなければ回数を更新して(ステップS42)、ステップS22に戻って、次の回の並列同時制御を行う(ステップS22乃至S38)。
後のプリントジョブの最終回が終了すると、注文受付機10にプリント完了を通知する(ステップS44)。具体的には、注文受付機10の表示装置16にプリントが完了したことを表示する。
図3は、先にプリント注文されて生じた「プリントジョブA」(全プリント枚数が25枚である)、及び、後にプリント注文されて生じた「プリントジョブB」(全プリント枚数が15枚である)のプリント作成について、図2に示したプリント処理の進捗状況を示す。
図3において、通算回数の1乃至4回では、4台のプリンタをプリントジョブAに使用して、プリントジョブAの1枚目から16枚目までのプリントの作成が終了する。通算回数の5乃至7回では、3台のプリンタをプリントジョブAに使用して、プリントジョブAの17枚目から25枚目(最終枚)までのプリントの作成が終了するとともに、1台のプリンタをプリントジョブBに使用して、プリントジョブBの1枚目から3枚目までのプリント作成が終了する。通算回数の8乃至10回目では、4台のプリンタをプリントジョブBに使用して、プリントジョブBの4枚目から15枚目までのプリントの作成が終了する。したがって、図5に示した従来と比較して、複数のプリントジョブが生じたとき、複数台のプリンタが有効に使用されて、プリント枚数によっては通算回数が1回少なくなり、全体として最短時間でプリントを完了させることができる。
なお、本実施形態のプリンタ制御装置30は、図3に示す進捗状況とする代わりに、図4に示す進捗状況とするように切り替えることも可能になっている。
図4において、通算回数の1乃至4回では、図3の場合と同様に、4台のプリンタをプリントジョブAに使用して、プリントジョブAの1枚目から16枚目までのプリントの作成が終了する。ただし、図4の場合には、図3の場合と異なり、通算回数の5及び6回も引き続き4台のプリンタをプリントジョブAに使用して、プリントジョブAの17枚目から24枚目までのプリントの作成を終了させる。また、通算回数の7回では、1台のプリンタをプリントジョブAに使用してプリントジョブAの25枚目(最終枚)までのプリントの作成を終了させるとともに、3台のプリンタをプリントジョブBに使用して、プリントジョブBの1枚目から3枚目までのプリント作成を終了させる。通算回数の8乃至10回目では、図3の場合と同様に、4台のプリンタをプリントジョブBに使用して、プリントジョブBの4枚目から15枚目までのプリントの作成が終了する。したがって、図4に示す場合にも、図5に示した従来と比較して、複数のプリントジョブが生じたとき、複数台のプリンタが有効に使用されて、プリント枚数によっては通算回数が1回少なくなり、全体として最短時間でプリントを完了させることができる。
なお、図3に示すように、後のプリントジョブの開始を早くすることを優先するか、あるいは、図4に示すように、先のプリントジョブの最終回に後のプリントジョブを開始するようにして同一回での両プリントジョブの同時実行を先のプリントジョブの最終回のみに制限するかの選択は、図1の注文受付機10の入力装置14から指示入力するようになっている。後者のように先後プリントジョブの同時実行を制限する場合、プリンタ制御部322は、図2のステップS18において、先のプリントジョブの最終回の直前まで、後のプリントジョブの使用可能プリンタはないと判定する。
以上、2つの連続したプリント注文により2つのプリントジョブが連続して生じた場合について処理の流れを説明したが、さらに別のプリント注文があった場合にも、同様に、注文受付順に、プリンタを有効に活用してプリントジョブ間で不使用プリンタを生じさせないようにプリントジョブを実行する。
また、図1ではプリンタ20を4台接続した場合を例に示したが、接続プリンタ台数は特に4台には限定されず、接続プリンタ台数が多いほど効果が現れる。
また、図1では、複数台のプリンタ20をプリンタ制御装置30に直接接続した場合を例に示したが、本発明はこれに限るものではなく、複数台のプリンタをネットワーク上で共有する場合にも本発明を適用可能である。
一実施形態のプリンタ制御装置の要部ブロック図 一実施形態のプリンタ制御装置における処理の流れを示す要部フローチャート プリント作成の進捗状況の一例を示す説明図 プリント作成の進捗状況の他の例を示す説明図 従来のプリンタ制御装置におけるプリント作成の進捗状況の例を示す説明図
符号の説明
10(10a、10b)…注文受付機、12…注文受付機のメディアリーダ、14…注文受付機の入力装置、16…注文受付機の表示装置、20(20a、20b、20c、20d)…プリンタ、30…プリンタ制御装置、302…プリンタ制御装置のメディアリーダインタフェース(画像入力手段)、304…プリンタ制御装置の入力装置インタフェース(プリント注文入力手段)、306…プリンタ制御装置の表示装置インタフェース、308…プリンタ制御装置のプリンタインタフェース、312…プリンタ制御装置の画像入力制御部、314…プリンタ制御装置のプリント注文入力制御部、316…プリンタ制御装置の表示制御部、318…プリンタ制御装置のプリント注文管理部、320…プリンタ制御装置のプリント注文監視部、322…プリンタ制御装置のプリンタ制御部、324…プリンタ制御装置のプリンタ監視部

Claims (6)

  1. 複数台のプリンタを制御するプリンタ制御装置において、
    画像が入力される画像入力手段と、
    前記画像のプリント注文が入力されるプリント注文入力手段と、
    各プリント注文ごとに生じるプリントジョブが複数存在する場合、プリント注文受付順の早い先のプリントジョブを優先させて前記複数台のプリンタを使用してプリントを行わせるとともに、先のプリントジョブの終了前に該先のプリントジョブで不使用のプリンタが生じると、該先のプリントジョブで不使用のプリンタを使用して後のプリントジョブを開始させるプリンタ制御手段と、
    を備えたことを特徴とするプリンタ制御装置。
  2. 画像が入力される画像入力手段と、
    前記画像のプリント注文が入力されるプリント注文入力手段と、
    各プリント注文ごとに生じるプリントジョブを監視するプリントジョブ監視手段と、
    前記プリントジョブのプリント枚数が複数枚である場合、該プリントジョブが所定のプリント回数で終了するように複数台の使用プリンタに対して1回ごとに並列同時にプリントを作成させる並列同時制御を行うプリンタ制御手段と、
    を備え、
    前記プリンタ制御手段は、
    すでに処理中のプリントジョブのプリント残枚数を全プリンタ台数で除算して、該処理中のプリントジョブが最も早く終了する最適プリント回数を算出する手段と、
    前記処理中のプリントジョブで不使用のプリンタ台数と未処理のプリントジョブのプリント枚数とに基づいて、前記処理中のプリントジョブが前記最適プリント回数で終了し、かつ、該最適プリント回数で前記処理中のプリントジョブが終了する前に前記未処理のプリントジョブが開始するための該未処理のプリントジョブの使用プリンタ台数を算出する手段と、
    前記処理中のプリントジョブを前記最適プリント回数で終了させるとともに、該最適プリント回数で前記処理中のプリントジョブが終了する前に前記未処理のプリントジョブの前記使用プリンタ台数分を用いて該未処理のプリントジョブを開始させる手段と、
    を有することを特徴とするプリンタ制御装置。
  3. 前記プリンタ制御手段は、前記複数台のプリンタに対して行う並列同時制御の1回が終了するごとに、前記処理中のプリントジョブのプリント残枚数を前記処理中のプリントジョブの最適プリント回数で除算することにより該処理中のプリントジョブの使用プリンタ台数を算出し、該処理中のプリントジョブの使用プリンタ台数を全プリンタ台数から減算して求めた該処理中のプリントジョブの不使用プリンタ台数が1以上となる回に、前記未処理のプリントジョブを開始するように前記複数台のプリンタを制御することを特徴とする請求項2に記載のプリンタ制御装置。
  4. 前記プリンタ制御手段は、前記処理中のプリントジョブの最適プリント回数の最終回に、前記未処理のプリントジョブを開始するように前記複数台のプリンタを制御することを特徴とする請求項2に記載のプリンタ制御装置。
  5. 複数台のプリンタを制御してプリントを行うプリント方法において、
    複数のプリント注文が入力されて各プリント注文ごとに生じるプリントジョブが複数存在する場合、プリント注文受付順の早い先のプリントジョブを優先させて前記複数台のプリンタを使用してプリントを行わせ、先のプリントジョブの終了前に該先のプリントジョブで不使用のプリンタが生じると、該先のプリントジョブで不使用のプリンタを使用して後のプリントジョブを開始させることを特徴とするプリント方法。
  6. 各プリント注文ごとに生じるプリントジョブを監視してプリントジョブのプリント枚数が複数枚である場合、該プリントジョブが所定のプリント回数で終了するように複数台の使用プリンタに対して1回ごとに並列同時にプリントを作成させる並列同時制御を行うプリント方法において、
    すでに処理中のプリントジョブのプリント残枚数を全プリンタ台数で除算して、該処理中のプリントジョブが最も早く終了する最適プリント回数を算出する工程と、
    前記処理中のプリントジョブで不使用のプリンタ台数と未処理のプリントジョブのプリント枚数とに基づいて、前記処理中のプリントジョブが前記最適プリント回数で終了し、かつ、該最適プリント回数で前記処理中のプリントジョブが終了する前に該未処理のプリントジョブが開始するための該未処理のプリントジョブの使用プリンタ台数を算出する工程と、
    前記処理中のプリントジョブを前記最適プリント回数で終了させるとともに、該最適プリント回数で該処理中のプリントジョブが終了する前に前記未処理のプリントジョブの前記使用プリンタ台数分を用いて該未処理のプリントジョブを開始させる工程と、
    を含むことを特徴とするプリント方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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