JP2005254413A - 工具ホルダの工具突き出し長さ設定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】切削工具の突き出し長さを設定する場合に装着後にその取外しを要さない、作業性の良い装置を提供する。
【解決手段】基台10下部へ設けた調整手段の、平行移動する押し棒64aの一方を工具ホルダ受け台40へ装着した工具ホルダHの後端から挿入配置し、他方の押し棒64bを、セットスピンドル50の底部からその内部へ挿入配置し、予めマスターゲージにより設定された所定の突き出し長さSを、測定支軸のゲージプレート下面に移して、該セットスピンドルへ挿入した切削工具の先端が、このゲージプレート下面へ当接するまで該調整手段を動作させて両押し棒64a,bを上下動し、工具ホルダH内の工具後端位置をセットスピンドル側に設けた工具後端位置に移して設定するものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、特に焼き嵌め方式の工具ホルダへ切削工具を所定の突き出し長さで装着する際に、前もって突き出し長さを設定するための装置に関するものである。
従来からこのような工具ホルダの工具突き出し長さ設定装置は、各種のものが用いられてきており、有効に利用されている。しかしながら最近では工具ホルダの構造として焼き嵌め方式の工具ホルダが多用されてきている。この焼き嵌め方式の工具ホルダは、工具を保持する際のダイナミックバランスが良好であり、従って高速加工が可能であると言う利点がある。ところがこの方式の工具ホルダでは、切削工具の取付に際して、その挿入穴の直径は常温では切削工具の外径よりわずかに小さく形成してあり、当然切削工具をその挿入穴へ取り付けできず、前もって突き出し長さを挿入時点で調整することは出来ないものであった。
つまり、この焼き嵌め方式の工具ホルダは、先ず工具ホルダの挿入穴部分外周側から加熱し、熱膨張により挿入穴を大きく広げたところで切削工具を挿入し、その後に冷却することで、冷却時の収縮作用によって切削工具の外形を強固に把持するものである。
従って、このような工具ホルダにおいては、切削工具をホルダ本体側へ装着するために加熱冷却を行うため、一旦切削工具をホルダ本体へ装着してから、工具の突き出し長さを設定することは不可能であった。
特開2001-105283号公報
そこで、最近では特許文献1に示すような工具位置設定装置が提案され、使用されるようになってきた。しかしながらこの装置においては、プリセットリングを用いて予め所定位置に切削工具位置をプリセットし、その状態で加熱して膨張した工具ホルダの挿入穴へ挿入、その状態でホルダ側を冷却して切削工具を固定して、その後でプリセットリングを外してから使用に供するものである。このため、切削工具の突き出し長さをセットする場合に、プリセットリングのように切削工具に一体に装着する部品を設ける必要があると共に、装着後にその取り外しをしなければならず、作業性が劣るものであり、このようなリングを用いずに簡単に設定作業を可能にする装置が望まれていた。また、工具のホルダから突き出す長さが短い時には切れ刃部分にこのプリセットリングが位置することになり、正確な位置会わせが困難になるという欠点も有していた。
本発明は、基台上面の略中央部へ植立配置した測定用支軸に対して、所定間隔を置いて配置固定したマスターゲージ棒と、セットスピンドルと、工具ホルダ受け部材とを有し、該セットスピンドルと、該工具ホルダ受け部材とが配置される基台下部へ、突き出し長さ調整手段を設けてなり、この突き出し長さ調整手段が、工具ホルダ受け部材へ装着した工具ホルダの後端から挿入配置して切削工具後端を押圧する第1の押し棒と、この第1の押し棒と同一長さで平行移動する第2の押し棒が、該セットスピンドルの底部からその内部へ挿入配置しており、予めマスターゲージにより設定された所定の突き出し長さを示す先端位置を、測定用支軸に水平回動自在に装着したゲージプレート下面位置に移して、該設定用スピンドルへ挿入した切削工具の先端が、このゲージプレート下面へ当接するまで該突き出し長さ調整手段を動作させて両押し棒を上下動させるように構成し、工具ホルダ内の工具後端位置を、工具ホルダから離れて設置したセットスピンドル側に設けた工具後端位置に移して設定するようにしたことを特徴とする。
本発明の工具ホルダの工具突き出し設定装置は、上記のように構成したので、焼き嵌め方式の工具ホルダに利用することで、従来のようなプリセットリングを用いる事無く、セットスピンドルへ突き出し長さを調整して取り付ける目的の切削工具を挿入して、マスターゲージ棒で設定した所定位置まで該突き出し長さ調整手段を動作させたあと、セットスピンドルからこの切削工具を外して、予め加熱して用意した工具ホルダへ挿入すれば、所定の突き出し長さ位置になるように、内部の押し棒先端が位置しており、そこで冷却すれば所定の工具位置で装着ができ、従って作業性を高め、極めて簡単な操作で工具設定することができるという利点がある。
本発明を、図示の実施例に基づいて説明する。この実施例装置は、焼き嵌め方式の工具ホルダへエンドミルのような切削工具を所定の突き出し長さ寸法で取り付けるための設定装置である。
図1乃至図5から理解されるように、本発明装置は、脚部10a、10bを有する基台10と、この基台10上面の略中央部に植立固定した測定支柱20と、この測定支柱20から所定距離を置いて基台10上へ植立固定したマスターゲージ棒30と、更に測定支柱20から反対側へ所定距離を置き、前記マスターゲージ棒30と略直線上に配置して装着した工具ホルダ受け台40と、マスターゲージ棒30と工具ホルダ受け台40とを結ぶ直線に対して直角方向(図2で手前)へ前記測定支柱20から同じように所定距離離れた基台上へ植立固定したセットスピンドル50と、前記工具ホルダ受け台40と該セットスピンドル50を結ぶ直線上で、基台10の下部へ設置してなる調整手段60とから構成されている。
更に詳細を説明していく。測定支柱20は、図4に示すように基台10上面へ植立固定した円筒状の支柱本体21と、上端に開口する挿入穴21aへ嵌合状態で挿着される軸部22aと、中ほどにねじ22bを形成し、先端側に小径部22cと端部のねじ22dとを有するゲージ軸22と、このゲージ軸22と螺合して支柱本体21の上端に位置するナット23、ゲージ軸22の先端の小径部22cへ嵌合状態で挿着され、下面にゲージ面(測定面)を有するゲージプレート24と、ゲージ軸22先端のねじ22dと結合して、このゲージプレート24を水平に維持固定する締め付けナット25とを有している。なお、ナット23により所定位置に設定されたゲージ軸22は固定ねじ25によりロックされる。
マスターゲージ棒30は、前記測定支柱20と同様な構造であり、図5に示すように基台10上面へ植立固定した円筒状のスリーブ31と、上端に開口する挿入穴31aへ嵌合状態で挿着される軸部32aと、中ほどにねじ32bを形成し、先端側に小径部32cと端部の球面32dとを有するゲージ軸32と、このゲージ軸32と螺合してスリーブ31の上端に位置するナット33とを有している。

一方、工具ホルダ受け台40は、概略円筒状ブッシュ形状をしており、基台10に形成した貫通穴10cへ嵌合する軸部41と、基台10上面へ当接して厚みUを有するフランジ部42と、内面にテーパ穴43を有している。そして、図1に明示したように、工具ホルダHのシャンク部テーパが係合するもので、このとき工具ホルダ受け台40のフランジ部42上面のテーパ穴直径寸法が基準寸法に設定してあり、この上端から工具ホルダHに装着した切削工具Tの先端までの距離Sを所定突き出し長さと設定している。従って、マスターゲージ棒で、図1に示すように、基台10の上面から球面32bまでの寸法Mで所定の工具突き出し長さS(M−U)を設定することができる。
次に本発明の主要構成である調整手段60について詳細を説明していく。この調整手段60は、図3に明示したように工具ホルダ受け台40とセットスピンドル50を結ぶ直線上の中間位置で、基台10の下部に配置されており、基台10下面へ固定された有底筒状のナットブロック61と、このナットブロック61のねじ穴61aへ螺合するねじ部62aを有する軸部62bを有し、該ナットブロック61の外部に位置する大径軸部62cとそれに続くつまみ部62dとを形成した調整ねじ62と、この調整ねじ62の大径軸部62cの端面へ当接して水平棹63を水平に配置し、この水平棹63の両端部へ該調整ねじ62の軸線に平行に一体化された2本の押し棒64aと64bとを有しており、この押し棒64a及び64bとは、共に同一の長さ(図中h)を有しており、一方の押し棒64aはセットスピンドル50の底から内部へ挿入配置しており、他方の押し棒64bは工具ホルダ受け台40に装着した工具ホルダHの底側すなわちシャンク端底から内部へ挿入配置されている。

このように調整手段が構成されているもので、調整つまみ62dを回動させることにより、水平棹63を大径軸部62c端面で押圧することで図で上下方向に動かすことができ、それによって2つの押し棒を一緒に上下動させることができる。

次にこの構成装置について、その動作を説明していく。即ち焼き嵌め式工具ホルダHへ、所定の工具突き出し長さを設定し装着するにあたり、先ず、マスターゲージ棒30の先端(上端面)を所定寸法位置に設定する。例えば突き出し長さSを150mm、工具ホルダ受け台40の高さUを50mmとすると、基台10上面からマスターゲージ棒30の先端位置までの距離Mは150+50=200mmとなる。この寸法を測定支柱20においてナット23を回してゲージ軸22を上下動させ、ゲージプレート24下面にマスターゲージ棒30のゲージ軸32球面32b先端が当接するように調整する。

その次に、セットスピンドル50へ所定の工具つまり工具ホルダHへ装着すべき工具Tをセットスピンドル50へ挿入する。そして測定支柱20を90°回転させてこのゲージプレート24下面がセットスピンドル50の真上へくるように回動させる。

そして、調整ねじ62のつまみ62dを回して第1の押し棒64a先端で工具Tを押し上げて、工具Tの先端がゲージプレート24下面へ当接するまで回す。
このようにして当接した位置が所定突き出し長さSの位置であり、このあと、この工具Tを外し、今度は工具ホルダHへ装着するが、この動作前までに、図1に示すように、焼き嵌め装置Fにより工具ホルダHの装着周辺部を加熱(誘導加熱方式や温風方式により)しておき、工具Tを挿入する。この工具ホルダH内には突き出し棒64bが挿入配置されているので、この押し棒64b先端へ工具後端が当接した位置が所定の位置Sであり、挿入を終った時点で冷却することで、工具Tは所定位置に強固に固定される。

本発明装置は、以上の説明で明示したように、工具ホルダ内の工具後端位置を、工具ホルダから離れて設置したセットスピンドル側に設けた工具後端位置に移してセッティングするようにしたので、目で見える形でセット作業ができるので、焼き嵌め式工具のセッティングに有利であるが、一般の方式の工具ホルダにおいても同様に使用することが可能である。
本発明による突き出し長さ設定装置を側面からみた外観説明図を示す。 図1の上面図を示す。 図2のA-A断面図を示す。 図4は、測定支柱20部分の一部拡大断面図を示す。 図5は、マスターゲージ棒30部分の一部拡大断面図を示す。
符号の説明
10 基台
20 測定支柱
24 ゲージプレート
30 マスターゲージ棒
40 工具ホルダ受け台
50 セットスピンドル

60 調整手段

61 ナットブロック

62 調整ねじ

63 水平棹

64a、64b 押し棒

H 工具ホルダ

工具
S 突き出し長さ

Claims (2)

  1. 基台上面の略中央部へ植立配置した測定用支軸に対して、夫々所定間隔を置いて配置固定したマスターゲージ棒と、セットスピンドルと、工具ホルダ受け部材とを有し、該セットスピンドルと、該工具ホルダ受け部材とが配置される基台下部へ、突き出し長さ調整手段を設けてなり、この突き出し長さ調整手段が、工具ホルダ受け部材へ装着した工具ホルダの後端から挿入配置して切削工具後端を押圧する押し棒と、この押し棒と同一長さで平行移動する押し棒が、該セットスピンドルの底部からその内部へ挿入配置しており、予めマスターゲージ棒により設定された所定の突き出し長さを示す先端位置を、測定用支軸に水平回動自在に装着したゲージプレート下面位置に移して、該セットスピンドルへ挿入した切削工具の先端が、このゲージプレート下面へ当接するまで該突き出し長さ調整手段を動作させて両押し棒を上下動させるように構成し、工具ホルダ内の工具後端位置を、工具ホルダから離れて設置したセットスピンドル側に設けた工具後端位置に移して設定するようにしたことを特徴とする工具ホルダの工具突き出し長さ設定装置。
  2. 工具ホルダが焼き嵌め方式であり、基台の近傍へ配置された焼き嵌め装置を含むことを特徴とする請求項1に記載の工具ホルダの工具突き出し長さ設定装置。
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