JP2005252619A - 切替先情報通知方法、切替先情報送信装置、切替先情報受信装置、切替先情報通知プログラム及び切替先情報通知プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

切替先情報通知方法、切替先情報送信装置、切替先情報受信装置、切替先情報通知プログラム及び切替先情報通知プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 無線アクセスシステムの切替情報受信装置がハンドオーバを実行し、移動後に接続するアクセスポイントを探索する際の接続の切断により生じるデータの損失を防止することを目的とする。
【解決手段】 切替情報送信装置2は、アクセスポイント情報を収集する情報収集手段21と、収集したアクセスポイント情報を切替情報受信装置5へ送信する情報送信手段22とから構成される。切替情報受信装置は、切替情報送信装置2が送信したパケットを受信する情報受信手段と、アクセスポイント情報テーブルからアクセスポイント情報を選択する情報選択手段と、選択したアクセスポイント情報を無線アクセスシステムデバイスに設定する情報設定手段と、無線アクセスシステムデバイスとから構成される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、無線アクセスシステムにおいて切替先情報受信装置が移動して接続するアクセスポイントを切り替えるハンドオーバを実行する際に、事前に切替先情報受信装置に対して、切替先のアクセスポイントの情報を通知する切替先情報通知方法、切替先情報通知方法を実行する切替先情報送信装置と切替先情報受信装置、切替先情報通知方法をコンピュータに実行させる切替先情報通知プログラム、切替先情報通知プログラムを記録した記録媒体に関する。
近年、ホットポイントに代表される無線アクセスシステムを用いた公衆無線アクセスサービスが普及している。無線アクセスシステムは、例えば、図8に示すように、ネットワーク81の一部を構成するアクセスポイント(後に説明する)82と、アクセスポイント82との間で無線回線を介して通信を行う端末83により構成される。端末83は、移動し接続するアクセスポイントを切り替えることができる。なお、図8においては、アクセスポイント82は2箇所、端末83は3台を記載しているが、数はこれに限定されるものではない。
代表的な無線アクセスシステムに、無線LANがある。無線LANの仕様は、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers )によりIEEE802.11として標準化が進められている(非特許文献1を参照)。また、IEEE802.16やIEEE802.20としても標準化が進められている。IEEE802.11によると、端末はアクセスポイントと接続し、無線回線により通信を行うことができ、また、接続しているアクセスポイントと同一のネットワークのアクセスポイントであれば、端末は問題なくハンドオーバを実行することができる。しかし、接続しているアクセスポイントが構成するネットワークとは異なるネットワークのアクセスポイントへのハンドオーバについては規定されていない。このため、端末が移動し異なるネットワークのアクセスポイントへのハンドオーバを行うと、接続が切断され、通信が途切れるという問題を生じる。
この問題を解決する方法として、無線LANを含む各種無線アクセス方式に適用可能な通信が途切れない(シームレス)ハンドオーバの実現方法である、モバイルIPを改良したFMIP(Fast Handovers for Mobile IPv6)が提案されている。FMIPは、端末が移動し異なるネットワーク間でハンドオーバを行った際に、データが損失することを防止するための方法であり、ハンドオーバの開始をきっかけとして、損失する可能性のあるデータをメモリに記憶し、ハンドオーバを実行した後、それを読み出して端末へ送信することにより、データ損失のないシームレスな通信を実現する。
ところで、端末は、ハンドオーバを実行する際には、元のアクセスポイントとの接続を切断した後、移動後に接続するアクセスポイントを探索して、発見後、そのアクセスポイントに接続するという手順を行う必要がある。このため、ハンドオーバの実行が、データの伝送と重なった場合、通信回線は切断されていることから、データは失われることとなる。
"IEEE Std 802.11,1999 Edition(R2003)(ISO/IEC8802-11:1999)IEEE Standard for Information Technology- Telecommunications and Information Exchange between Systems- Local and Metropolitan Area Network- Specific Requirements- Part 11:Wireless LAN Medium Access Control(MAC) and Physical Layer (PHY) Specifications" "Fast Handover for Mobile IPv6(draft-ietf-mipshop-fast-mipv6-00.txt)"、Rajeev Koodli、2003年10月
しかしながら、ハンドオーバを実行した際に生じるデータ損失の問題を解決するはずのFMIPは、このような端末が移動し異なるネットワークのアクセスポイントに接続を切り替えるハンドオーバを実行する際の、新たに接続するアクセスポイントを探索する間に生じるデータ損失の問題の解決方法については規定していない。FMIPが規定しているのは、ハンドオーバによる接続の切断により生じるデータ損失の解決方法である。このため、前記したような無線LANの端末が移動後に接続するアクセスポイントを探索している間に生じるデータ損失の問題は、FMIPでは解決することができない。
本発明では、このような問題を鑑みてなされたものであり、無線LANを含む無線アクセスシステムの端末がハンドオーバを実行し、移動後に接続するアクセスポイントを探索する間の接続の切断により生じるデータの損失を防止することを目的とする。
前記した課題を解決するため、本発明では、以下のような方法、装置、プログラム及びプログラムを記録した記録媒体を用いることとした。
請求項1に記載の発明では、切替先情報送信装置が、担当する領域および近隣の切替先情報送信装置が担当する領域から収集したアクセスポイントに関する情報を切替先情報受信装置に送信し、移動に伴いアクセスポイントとの接続を切り替える切替先情報受信装置が、受信したアクセスポイントに関する情報を用いて、新たに接続するアクセスポイントを選択し、接続を切り替えることとした。
切替先情報送信装置は、自分が担当する接続領域内のアクセスポイントのアクセスポイント情報はもとより、近隣の切替先情報送信装置とも通信を行い、近隣の切替先情報送信装置が担当するアクセスポイントのアクセスポイント情報を収集し、アクセスポイントに関する情報に加工して切替先情報受信装置へ定期的に送信する。また、切替先情報受信装置は、アクセスポイント情報を受信し、無線アクセスデバイスへ予め設定しておくことにより、ハンドオーバを行う際に、新たなアクセスポイントを探索することなく、接続の切替を行う。
請求項2に記載の発明では、アクセスポイントに関する情報は、切替先情報送信装置が収集したアクセスポイント情報から作成したアクセスポイント情報テーブルであるか、または、切替先情報送信装置がアクセスポイント情報テーブルの中から最適と予測したアクセスポイントのアクセスポイント情報であることとした。
アクセスポイント情報テーブルをアクセスポイントに関する情報として切替先情報受信装置へ送れば、切替先情報受信装置はその中から自らの判断でアクセスポイント情報を選択する。また、切替先情報送信装置がアクセスポイント情報テーブルの中からアクセスポイント情報を選択し切替先情報受信装置へ送れば、切替先情報受信装置は、受信したアクセスポイント情報をそのまま利用する。
請求項3に記載の発明では、切替先情報受信装置が、切替先情報送信装置から受信したアクセスポイント情報テーブルの中から、最適と予測したアクセスポイントのアクセスポイント情報を選択することこととした。
切替先情報受信装置は、自らの判断で最適と予測されるアクセスポイントを選択する。
請求項4に記載の発明では、最適と予測したアクセスポイントのアクセスポイント情報の選択は、切替先情報受信装置が収集した情報にもとづいて行われることこととした。
切替先情報受信装置は、自ら収集した情報を用いて最適と予測されるアクセスポイントを選択する。
請求項5に記載の発明では、切替先情報受信装置が収集した情報は、切替先情報受信装置の位置情報であることこととした。
切替先情報受信装置は、自ら収集した情報として自分の位置情報を利用する。
請求項6に記載の発明では、切替先情報送信装置は、担当する領域および近隣の切替先情報送信装置が担当する領域からアクセスポイントに関する情報を収集する情報収集手段と、アクセスポイントに関する情報を切替先情報受信装置へ送信する情報送信手段とを備えることとした。
切替先情報送信装置は、情報収集手段と情報送信手段により切替先情報通知方法を実現する。
請求項7に記載の発明では、切替先情報受信装置は、切替先情報送信装置からアクセスポイントに関する情報を受信する情報受信手段と、受信したアクセスポイントに関する情報からアクセスポイントを特定する情報選択手段と、特定したアクセスポイントを切替先情報受信装置が備える無線アクセスデバイスに設定する情報設定手段とを備えることとした。
切替先情報受信装置は、情報受信手段と情報選択手段と情報設定手段とにより切替先情報通知方法を実現する。
請求項8に記載の発明では、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の切替先情報通知方法をコンピュータに実行させることとした。
請求項9に記載の発明では、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の切替先情報通知方法をコンピュータに実行させるプログラムを、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録することとした。
請求項1に記載の発明によれば、切替先情報通知方法により、切替先情報受信装置は、切替先情報送信装置から受信したアクセスポイントに関する情報より、ハンドオーバ実行後に接続することが予測されるアクセスポイントを、予め知ることができる。その結果、切替先情報受信装置はハンドオーバの実行後に新たに接続するアクセスポイントを探索する必要がなくなり、探索する際の接続の切断により生じるデータの損失を防止することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、アクセスポイントに関する情報として、切替先情報送信装置が収集したアクセスポイント情報から作成したアクセスポイント情報テーブルか、または、アクセスポイント情報テーブルの中から最適と予測したアクセスポイントのアクセスポイント情報を用いることができる。これにより、切替先情報送信装置にアクセスポイントを予測する機能を持たせない場合と持たせた場合とを実現することが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、切替先情報受信装置が、最適と予測したアクセスポイントを選択できる。また、これにより切替先情報受信装置にアクセスポイントを予測する機能を持たせることができる。
請求項4に記載の発明によれば、切替先情報受信装置は、自分が収集した情報を用いて、最適と予想されるアクセスポイントを選択することができる。これにより、切替先情報受信装置は、アクセスポイントの選択を自ら行うことが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、切替先情報受信装置は、最適と予想されるアクセスポイントの選択に用いる収集した情報として、自分の位置情報を利用することができる。
請求項6に記載の発明によれば、切替先情報送信装置は、アクセスポイントに関する情報の収集とアクセスポイントに関する情報の切替先情報受信装置へ送信とを実行することが可能となる。これにより切替先情報送信装置は、切替先情報通知方法を実現することができる。
請求項7に記載の発明によれば、切替先情報受信装置は、切替先情報送信装置からのアクセスポイントに関する情報の受信と、受信したアクセスポイントに関する情報を用いたアクセスポイントの特定と、特定したアクセスポイントの切替先情報受信装置が備える無線アクセスデバイスへの設定が可能となる。これにより切替先情報受信装置は、切替先情報通知方法を実現することができる。
請求項8に記載の発明によれば、切替先情報通知方法のプログラムをコンピュータに実行させることが可能となる。
請求項9に記載の発明によれば、切替先情報通知プログラムを記録媒体に記録し、これをコンピュータに読み込ませることにより、任意のコンピュータ上で切替先情報通知方法を実行することが可能となる。
次に、発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態として、切替先情報受信装置が、提供されたアクセスポイント(以後、「AP」と略称する)情報テーブルの中から接続先として最適であると予想されるAPのAP情報を予め選択する場合について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るネットワークシステムの構成図である。ネットワークシステムは、IPネットワーク1と、サブネットワーク3内に設置される切替先情報送信装置2と、IPネットワーク1から分岐した局所的なネットワークであるサブネットワーク3と、切替先情報受信装置5と無線アクセスシステムの無線回線を介して接続するAP4と、無線アクセスシステムの無線回線を介してAP4と接続する切替先情報受信装置5と、IPネットワーク1とサブネットワーク3を接続するルータ6とから構成される。
切替先情報送信装置2は、独立した装置としても良いが、その機能をハードウェアやソフトウェアにより実現し、ルータやサーバ等の従来のネットワーク装置内に組み込むことにより、実現することも可能である。また、切替先情報受信装置5は、その機能をハードウェアやソフトウェアにより実現し、端末や無線LAN機能を備えたルータに組み込むことにより、実現することも可能である。
図1の中では、切替先情報送信装置2を個別に切替先情報送信装置2a、切替先情報送信装置2bとも、サブネットワーク3を個別にサブネットワーク3a、サブネットワーク3bとも、AP4を個別にAP4a、AP4bとも、切替先情報受信装置5を個別に切替先情報受信装置5a、切替先情報受信装置5a’、切替先情報受信装置5b、切替先情報受信装置5cとも、ルータ6を個別にルータ6a、ルータ6bとも表記している。
IPネットワーク1は、通信プロトコルとしてTCP/IP(正確にはTCP/IPプロトコル群、以下、同じ)を用いてIPパケットを伝送する、インターネットに代表される通信ネットワークである。
切替先情報送信装置2は、切替先情報通知方法のAP情報の収集とAP情報テーブルの作成、切替先情報受信装置5へのAP情報またはAP情報テーブルの送信を行う。
サブネットワーク3は、IPネットワークから分かれた局所的なネットワークとして構成され、切替先情報送信装置2とAP4やルータ6をそれぞれ接続する。
AP4は、サブネットワーク3の一部を構成し、無線アクセスシステムの切替先情報受信装置からネットワークへの接続点となる。
切替先情報受信装置5は、例えば、その機能をソフトウェアにより実現し、ユーザが端末として利用するパーソナルコンピュータやインターネットアプライアンスなどに組み込むことにより実現される。また、無線アクセスシステムを利用するための無線アクセスデバイス50を備えている。切替先情報受信装置5は、移動することにより接続先のAPを切り替えるハンドオーバを行う。
ルータ6は、IPネットワーク1の一部を構成しており、通信プロトコルとしてTCP/IPのIPv4やIPv6を実装し、OSI(Open System Interconnection)プロトコル階層のネットワーク層において、送られてきたIPパケットを送信先へ転送する。
図2に切替先情報送信装置2の構成を示す。切替先情報送信装置2は、AP情報を収集する情報収集手段21と、収集したAP情報を切替先情報受信装置5へ送信する情報送信手段22とから構成される。
情報収集手段21は、切替先情報送信装置2が担当するAP4のAP情報や、近隣にある切替先情報送信装置2が担当するAP4のAP情報を予め自動的に収集し、または、人手によって収集したAP情報を入力して、アクセスポイント情報テーブル(以後、「AP情報テーブル」と略称する)を作成する。
AP情報には、例えば、無線LANにおいてAPと端末を識別するための情報であるESSID、BSSID(実体はMACアドレス)、通信チャネル、APが接続する端末のIPアドレス等を利用できる。
情報送信手段22は、情報収集手段21が作成したAP情報テーブルを読み出し、パケットを用いてカプセル化し、切替先情報受信装置5に対して、マルチキャストにより定期的に送信する。
図3に切替先情報受信装置5の構成を示す。切替先情報受信装置5は、切替先情報送信装置2の情報送信手段22が送信したAP情報を格納したパケットを受信する情報受信手段51と、AP情報テーブルからAP情報を選択する情報選択手段52と、選択したAP情報を無線アクセスデバイス54に設定する情報設定手段53と、切替先情報受信装置5が無線アクセスシステムを利用できるようにする無線アクセスデバイス54とから構成される。
情報受信手段51は、切替先情報送信装置2の情報送信手段22からパケットを受信し、その中からカプセル化されているAP情報テーブルを取り出す。
情報選択手段52は、情報受信手段51が取り出したAP情報テーブルからAP情報を選択する。
情報設定手段53は、情報選択手段52が選択したAP情報を無線アクセスデバイス54に設定する。
無線アクセスデバイス54は、無線アクセスシステムを利用する際に、パーソナルコンピュータ等に実装する無線アクセスシステム用ボードや無線アクセスシステム用PCIカードなどであり、無線アクセスシステムを利用する際に必要となる一般的な機器である。
次に、図4に示すシーケンスチャートを用いて、切替先情報通知方法を実現する切替先情報送信装置と切替先情報受信装置の動作を説明する。なお、適宜、図1〜図3を参照する。
切替先情報受信装置5aは、移動しながらAP4aと通信を行っている。それと共に切替先情報受信装置5aは、備えられている自分の位置を検知する機能(図示せず)を用いて、自分の現在位置を把握する(ステップS100)。
切替先情報送信装置2aの情報収集手段21は、切替先情報送信装置2aの管理下にあるAP情報や、近隣にある切替先情報送信装置2b等の管理下にあるAP情報を収集し、AP情報テーブルを作成する(ステップS101)。なお、ステップS100とステップS101は順序が逆でも差し支えない。情報送信手段22は、AP情報テーブルをパケットを用いてカプセル化し、マルチキャストにより、定期的に切替先情報受信装置5aへ送信する(ステップS102)。
切替先情報受信装置5aの情報受信手段51は、切替先情報送信装置2aの情報送信手段22が送信したパケットを受信し、その中にカプセル化されているAP情報テーブルを取り出して、提示する(ステップS103)。
切替先情報受信装置5aの情報選択手段52は、情報受信手段51が提示しているAP情報テーブルの中から、把握している自分の位置情報にもとづいて、接続するAP4を切り替えるハンドオーバを実行した後に接続先として最適であると予想されるAP4のAP情報を選択しておく(ステップS104)。
切替先情報受信装置5aは、従来から備える機能を用いて、移動に伴う電波強度の低下や伝送誤りの増加等を検出し、現在接続しているAP4aとの無線回線の状態の悪化を検知した場合、それを契機として、従来より備える通信機能を用いて、ルータ6aに対して、データの伝送の停止を要求する信号を送信する(ステップS105)。
切替先情報受信装置5aからデータの伝送の停止を要求する信号を受信したルータ6aは、データの送信を停止し、今後、切替先情報受信装置5aに送信するデータを一時的に記憶する(ステップS106)。
切替先情報受信装置5aの情報設定手段53は、ルータ6aからのデータの送信の停止を確認すると、ハンドオーバの実行時に、接続先として最適であると予想されるAP4bのAP情報を無線アクセスデバイス54に設定し、接続先のAPの切り替えを行う(ステップS107)。切替先情報受信装置5aは、通常の手段を用いて新たなAP4bと接続を行い切替先情報受信装置5a’となる(ステップS108)。切替先情報受信装置5a’は、ルータ6aに対してデータの送信の再開を要求する(ステップS109)。
ルータ6aは、切替先情報受信装置5a’からのデータ送信再開の要求を受けて、一時的に記憶してあった切替先情報受信装置5a’へ送信するデータを読み出し、ルータ6bとAP4bを介して、順次、切替先情報受信装置5a’へ送信して、通信を再開する(ステップS110)。
以上、第1の実施形態として、切替先情報送信装置が切替先情報受信装置に対して定期的にAP情報テーブルを提供し、切替先情報受信装置が、予め、提供されたAP情報テーブルの中から接続先として最適であると予想されるAPのAP情報を選択し、ハンドオーバ実行後、選択したAP情報を無線アクセスデバイスに設定する方法について説明した。
これにより、切替先情報受信装置は、ハンドオーバに先立って新しい接続先であるAPのAP情報を設定することができ、ハンドオーバを実行する際には、新しいを接続先のAPを探索することなく、接続を切り替えることができる。その結果、新しいを接続先のAPを探索する間に生じていた回線の切断に伴うデータの損失を未然に防止することができ、回線の切り替えに伴い生じるデータの損失のみを、FMIPを用いて保護すればよいことになる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態として、切替先情報送信装置が、ハンドオーバ後に切替先情報受信装置が接続するのに最適なAPを動的に予測し、そのAP情報を切替先情報受信装置に通知する場合について説明する。
ネットワークシステムの構成は、第1の実施形態の図1で示した構成と同じである。また、各装置やネットワークの機能も同じである。また、図5に切替先情報送信装置2の構成を示す。各手段の機能は、第1の実施形態で示したものと同じである。図6に切替先情報受信装置5の構成を示す。各手段の機能は、第1の実施形態で示したものと同じである。以上より、第2の実施形態の構成については、第1の実施形態と同じ符号を付して、説明を省略する。
図7に示すシーケンスチャートを用いて、第2の実施形態における、切替先情報通知方法を実現する切替先情報送信装置と切替先情報受信装置の動作を説明する。なお、ここでも、適宜、図1、図5、図6を参照する。
切替先情報受信装置5aは、移動しながら、AP4aと通信を行っている。
切替先情報送信装置2aの情報収集手段21は、近隣のネットワークの情報(輻輳情報等)を収集し、それにもとづき切替先情報受信装置5aにとって最適なAP4を動的に予測し、そのAP情報を収集する(ステップS200)。ここで「動的」とは、近隣のネットワークの情報が変化する都度、最適なAP4が変わり、そのAP情報が変化することを意味する。情報送信手段22は、情報収集手段21が収集したAP情報をパケットを用いてカプセル化し、切替先情報受信装置5aへ送信する(ステップS201)。
切替先情報受信装置5aの情報受信手段51は、切替先情報送信装置2aの情報送信手段22が送信したパケットを受信し、その中にカプセル化されているAP情報を取り出して保存しておく(ステップS202)。
切替先情報受信装置5aは、従来から備える機能を用いて、移動に伴う電波強度の低下や伝送誤りの増加等を検出し、現在接続しているAP4aとの無線回線の状態の悪化を検知した場合、それを契機として、従来より備える通信機能を用いて、ルータ6aに対して、データの伝送の停止を要求する信号を送信する(ステップS203)。
切替先情報受信装置5aからデータの伝送の停止を要求する信号を受信したルータ6aは、データの送信を停止し、今後、切替先情報受信装置5aに送信するデータを一時的に記憶する(ステップS204)。
切替先情報受信装置5aの情報設定手段53は、ルータ6aからのデータの送信の停止を確認すると、ハンドオーバを実行時に、情報受信手段51が保存しているAP情報を無線アクセスデバイス54に設定し、接続先のAP4の切り替えを行う(ステップS205)。切替先情報受信装置5aは、通常の手段を用いて新たなAP4bと接続を行い切替先情報受信装置5a’となる(ステップS206)。切替先情報受信装置5a’は、ルータ6aに対してデータの送信の再開を要求する(ステップS207)。
ルータ6aは、切替先情報受信装置5a’からのデータ送信再開の要求を受けて、一時的に記憶してあった切替先情報受信装置5a’へ送信するデータを読み出し、ルータ6bとAP4bを介して、順次、切替先情報受信装置5a’へ送信し、通信を再開する(ステップS208)。
以上、第2の実施形態として、切替先情報送信装置が、ハンドオーバ後に切替先情報受信装置が接続するのに最適のAPを動的に予測し、そのAP情報を切替先情報受信装置に通知する場合について説明した。
これにより、切替先情報受信装置は、ハンドオーバに先立って新しい接続先であるAPのAP情報を設定することができ、ハンドオーバを実行する際には、新しいを接続先のAPを探索することなく、接続を切り替えることができる。その結果、新しいを接続先のAPを探索する間に生じていた回線の切断に伴うデータの損失を未然に防止することができ、回線の切り替えに伴い生じるデータの損失のみを、FMIPを用いて保護すればよいことになる。
本発明の第1の実施形態に係るネットワークシステムの構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る切替先情報送信装置の構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る切替先情報受信装置の構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る切替先情報通知方法を用いた切替先情報送信装置と切替先情報受信装置の動作を示すシーケンスチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る切替先情報送信装置の構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る切替先情報受信装置の構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る切替先情報通知方法を用いた切替先情報送信装置と切替先情報受信装置の動作を示すシーケンスチャートである。 無線アクセスシステムの構成を示す図である。
符号の説明
1 IPネットワーク
2(2a、2b) 切替先情報送信装置
21 情報収集手段
22 情報送信手段
3(3a、3b) サブネットワーク
4(4a、4b) アクセスポイント(AP)
5(5a、5a’、5b、5c) 切替先情報受信装置
51 情報受信手段
52 情報選択手段
53 情報設定手段
54 無線アクセスデバイス
6(6a、6b) ルータ

Claims (9)

  1. 切替先情報送信装置が担当する領域内のアクセスポイントと切替先情報受信装置とを無線回線を介して接続する無線アクセスシステムにおいて、
    ハンドオーバを実行した後に接続する可能性のあるアクセスポイントに関する情報を、前記ハンドオーバに先立って、前記切替先情報受信装置へ通知する切替先情報通知方法であって、
    前記切替先情報送信装置が、担当する領域および近隣の切替先情報送信装置が担当する領域から収集したアクセスポイントに関する情報を前記切替先情報受信装置に送信する手順と、
    移動に伴いアクセスポイントとの接続を切り替える切替先情報受信装置が、受信したアクセスポイントに関する情報を用いて、新たに接続するアクセスポイントを特定し、接続を切り替える手順と
    を実行することを特徴とする切替先情報通知方法。
  2. 前記アクセスポイントに関する情報は、
    前記切替先情報送信装置が、収集したアクセスポイント情報から作成したアクセスポイント情報テーブルであるか、
    または、前記切替先情報送信装置が、前記アクセスポイント情報テーブルの中から最適と予測したアクセスポイントのアクセスポイント情報であること
    を特徴とする請求項1に記載の切替先情報通知方法。
  3. 前記切替先情報受信装置が、
    前記切替先情報送信装置から受信した前記アクセスポイント情報テーブルの中から、最適と予測したアクセスポイントのアクセスポイント情報を選択すること
    を特徴とする請求項2に記載の切替先情報通知方法。
  4. 前記最適と予測したアクセスポイントのアクセスポイント情報の選択は、
    前記切替先情報受信装置が収集した情報にもとづいて行われること
    を特徴とする請求項3に記載の切替先情報通知方法。
  5. 前記切替先情報受信装置が収集した情報は、
    前記切替先情報受信装置の位置情報であること
    を特徴とする請求項4に記載の切替先情報通知方法。
  6. 切替先情報送信装置が担当する領域内のアクセスポイントと切替先情報受信装置とを無線回線を介して接続する無線アクセスシステムにおいて、
    前記アクセスポイントに関する情報を収集して前記切替先情報受信装置に送信する切替先情報送信装置であって、
    担当する領域および近隣の切替先情報送信装置が担当する領域からアクセスポイントに関する情報を収集する情報収集手段と、
    前記アクセスポイントに関する情報を切替先情報受信装置へ送信する情報送信手段と
    を備えることを特徴とする切替先情報送信装置。
  7. 切替先情報送信装置が担当する領域内のアクセスポイントと切替先情報受信装置とを無線回線を介して接続する無線アクセスシステムにおいて、
    移動に伴いアクセスポイントとの接続を切り替える切替先情報受信装置であって、
    前記切替先情報送信装置からアクセスポイントに関する情報を受信する情報受信手段と、
    受信したアクセスポイントに関する情報から前記アクセスポイントを特定する情報選択手段と、
    特定したアクセスポイントを前記切替先情報受信装置が備える無線アクセスデバイスに設定する情報設定手段と
    を備えることを特徴とする切替先情報送信装置。
  8. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の切替先情報通知方法をコンピュータに実行させることを特徴とする切替先情報通知プログラム。
  9. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の切替先情報通知方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
JP2004059798A 2004-03-03 2004-03-03 切替先情報通知方法、切替先情報送信装置、切替先情報受信装置、切替先情報通知プログラム及び切替先情報通知プログラムを記録した記録媒体 Pending JP2005252619A (ja)

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