JP2005250520A - ユニット装置の電源モジュール - Google Patents

ユニット装置の電源モジュール Download PDF

Info

Publication number
JP2005250520A
JP2005250520A JP2004055663A JP2004055663A JP2005250520A JP 2005250520 A JP2005250520 A JP 2005250520A JP 2004055663 A JP2004055663 A JP 2004055663A JP 2004055663 A JP2004055663 A JP 2004055663A JP 2005250520 A JP2005250520 A JP 2005250520A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
module
unit
switching
switching command
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004055663A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriaki Sawamoto
伯明 澤本
Yuriko Ishizuka
由里子 石塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP2004055663A priority Critical patent/JP2005250520A/ja
Publication of JP2005250520A publication Critical patent/JP2005250520A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Power Sources (AREA)

Abstract

【課題】 ユニット装置のモジュール動作用電源部について、オン状態とオフ状態を遠隔操作によって切換制御する手段を低価格で提供する。
【解決手段】 ユニット装置に設けられ、1つ以上の他モジュールに電力供給する、ユニット装置の電源システムにおいて、外部から電源供給を受ける制御用電源と、制御用電源から電源供給を受けてユニット内の各モジュールに電源供給を行うモジュール動作用電源と、制御用電源から電源供給を受けてモジュール動作用電源の供給入/断を切換えるオン/オフ切換部と、制御用電源から電源供給を受けてオン/オフ切換部に対して遠隔操作による切換命令を入力する切換命令入力部とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、各種センサに接続する計測用モジュールや制御機器等に接続する入出力モジュール及び制御モジュール等の複数モジュールを組み合わせて構成されたユニット装置、例えば工業プラント内で用いられるプログラマブルコントローラ(PLC)ユニット等の電源モジュールに関する。
複数モジュールを組み合わせて構成されたユニット装置の電源モジュールに係わる先行技術としては、例えば次のような公開文献がある。
特開平4−270406号公報 特開平5−316126号公報
特許文献1は、情報処理装置内の各モジュールの動作を監視する動作監視手段により、個別モジュール毎に所定時間内で稼動の有無を監視する手段と、給電が不要なモジュールを検知すると当該モジュールについて電源供給の一時的遮断と供給再開を実行する手段とを夫々備えた情報処理装置の電源制御システムについて開示する。
特許文献2は、ローカル・エリア・ネットワークに接続される端末装置の電源投入に際し、当該端末装置が備えているLANインタフェースモジュールを介して電源投入信号を受信する遠隔電源制御方法を開示する。第一の電源部(遠隔電源制御用電源部)と第二の電源部(端末装置の電源部)間で電源供給の授受は無く、電源制御用信号を授受する。
特許文献1に記載の先行技術では、予め設定した時刻に自律的な電源のオン/オフ制御を行う。また、特許文献2に記載の先行技術は、電源オフ時に限り内蔵されているインタフェースモジュールを遠隔による電源オン操作に転用するものである。
本発明では、複数モジュールを組み合わせて構成されたユニット装置として、プログラマブルコントローラ(PLC)ユニットを例に採って以下に説明する。従来例として図4にその典型的な電源モジュールの実施形態を示す。
図4に例示のPLCユニットでは、電源モジュール1に加えて他モジュール4として,制御用のCPUモジュール、入出力モジュール、各種センサモジュール群などで構成されている。他モジュール4の内訳である、個別モジュールの種別までも判別する様な図示はしていない。他モジュール4の該当範囲内では、原則としてモジュール配列順序に制限が無く、装置の電源系統から観れば何れも同格である為である。一方、電源モジュール1は電源コード5を介し外部電源であるコンセント6によるAC電源と接続している。
電源モジュール1は、PLCユニットを構成する電源モジュール1以外の他モジュール4、具体的にはCPUモジュール、入出力モジュール、各種センサモジュールのそれぞれに電力を供給している。
ここで、図4に示す従来例における電源モジュール1の運用形態を説明する。ユニット内の他モジュール4の電源をオン/オフするためには、電源モジュール1につながる電源コード5をコンセント6から抜き差しする。
これにより、ユニット装置を構成する電源モジュール1も含めた全モジュールについて、電源投入と電源切断が一括して実行される。すなわち電源モジュール1が供給する、単一系統の電源システムにより電源モジュール1を含めた全モジュールが稼動する。
一般にPLCユニットは生産設備の一環を成して、該生産設備の稼動時間中は常時運転状態にある。また生産効率を追及する必要から、一旦稼動を開始すれば生産ラインの稼動時間に合わせ、メンテナンス時や緊急時など特別な場合を除き原則として停止状態を避けて運用される。さらに、電源モジュール1単体やユニット装置全体のコスト低減の観点からも、単一系統による電源供給は多く採用されている。
すなわち、PLCユニットは生産設備の稼動時間に合わせ、常時通電させて運転状態下にあることを前提とした産業用機器である。したがって朝の始業と夕の終業時などに行う、ライン全体の基幹系統のメーンスイッチ開操作と閉操作に伴い、自ずと電源モジュール1を介してPLCユニットの電源制御が行われていた。
ところが、設備の稼動時間内であっても特定PLCユニットのみを何らかの理由により電源オフの要求が発生する場合がある。たとえば、該PLCユニットに緊急事態が発生し、急遽電源をオフとしなければならない場合、稼動が無い閑散時間帯に無駄な電源消費を排除する場合等がある。この様な課題に対し図4に示した従来例では、作業者が該PLCユニットまでわざわざ足を運び、電源モジュール1につながる電源コード2を電源コンセントから引抜く必要があった。
このため、上述した従来例には以下の様な問題点があった。
第一の問題点は、作業者が目的のPLCユニットまで構内を移動しなければならない為、該PLCユニットの電源オフを緊急に実施したい場合は、迅速な処置ができない問題があった。
第二の問題点は、現場作業者の不注意や指示ミスなどにより所望のPLCユニットの電源コードと、継続運転が必要な他の機器の電源コードとを取り違える虞がある。すなわち所望のPLCユニットのみを確実に電源オフとするには、目的の電源ケーブルが確実に特定される必要があるが、作業者による人的要因が介在する為、現場で混乱すれば不用意な電源断などの事態を招く危険が常にあった。
第三の問題点は、目的のPLCユニットに赴く作業員の安全確保に留意するため、作業員のアプローチ経路確保と、電源コード引き抜き作業スペースを考慮した設置環境が必要である。これはPLCユニット装置を含めた構内配置や配電系統、構内レイアウトなどの制約事項となっていた。
第四の問題点は、前述した様に設備の稼動時であっても特定ラインで閑散期となる時間帯が時に生じることがあり、これらに属するPLCユニットは、必要状況に応じてこまめに電源オフとオンを行うことが省エネルギーと地球環境保全の観点からすれば望ましい。しかるに操作の煩雑さと手配する作業員の工数を考慮すれば、割に合わない場合が多く、止むを得ず電源オンで待機電力を消費させたまま放置する場合が多かった。
すなわち稼動時間帯であっても、任意のPLCユニットのみを対象とした不定時の電源オフ/オン操作を手軽に実施することで、省エネルギーに貢献できる効果的な手段が存在しなかった。
本発明は上述した従来技術の問題を解決するためになされ、その目的はPLCユニットに代表される、モジュール構成を採るユニット装置の電源構成について、モジュール動作用電源部と制御用電源部の2系統を用意し、遠隔操作によってモジュール動作用電源部についてオン状態とオフ状態とを切換制御する手段を低コストで提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
ユニット装置に設けられ、1つ以上の他モジュールに電力供給する、ユニット装置の電源モジュールにおいて、
外部電源から第一の電源供給を受ける制御用電源と、
前記制御用電源から第二の電源供給を受けて前記他モジュールに第三の電源供給をするモジュール動作用電源と、
前記第二の電源供給のオン状態とオフ状態とを切換えるオン/オフ切換部と、
前記オン/オフ切換部に対する切換命令を入力する切換命令入力部と、
を設けたことを特徴とするユニット装置の電源モジュールである。
請求項2記載の発明は、
前記切換命令が、
有線インタフェースまたは無線インタフェースを介した遠隔操作によって、前記切換命令入力部に入力することを特徴とする、請求項1に記載のユニット装置の電源モジュールである。
請求項3記載の発明は、
ユニット装置に設けられ、1つ以上の他モジュールに電力供給する、ユニット装置の電源モジュールにおいて、
外部電源から第一の電源供給を受ける制御用電源と、
前記制御用電源から第二の電源供給を受けて前記他モジュールに第三の電源供給を行うモジュール動作用電源と、
前記第三の電源供給のオン状態とオフ状態とを切換えるオン/オフ切換部と、
前記オン/オフ切換部に対する切換命令を入力する切換命令入力部と、
を設けたことを特徴とするユニット装置の電源モジュールである。
請求項4記載の発明は、
前記切換命令が、
有線インタフェースまたは無線インタフェースを介した遠隔操作によって、前記切換命令入力部に入力することを特徴とする、請求項3に記載のユニット装置の電源モジュールである。
請求項5記載の発明は、
前記切換命令入力部が、
前記有線インタフェースまたは無線インタフェースを備えた、前記他モジュールの何れかに設けたことを特徴とする、請求項3と4に記載のユニット装置の電源モジュールである。
請求項6記載の発明は、
前記有線インタフェースまたは無線インタフェースが、
管理用ネットワークへ接続することを特徴とする、請求項3から請求項5までに記載のユニット装置の電源モジュールである。
請求項7記載の発明は、
前記ユニット装置が、プログラマブルコントローラユニット装置であることを特徴とする、請求項1から6までに記載のユニット装置の電源モジュールである。
以上に挙げた、請求項1及び2に記載の発明を実施したユニット装置の電源システムは、制御用電源とモジュール動作用電源との2系統から成り、モジュール動作用電源が供給する電力のオン状態とオフ状態とを切換えるオン/オフ切換部と、オン/オフ切換部への切換命令を遠隔操作によっても入力ができる切換命令入力部とを備えている。
このような電源システムによれば以下の効果を得る。
請求項1と請求項2の発明によれば、ユニット装置内の各モジュール動作用に供給している供給電力のオンとオフが、切換命令入力部への遠隔入力によって実行ができるため、ユニット装置内の他モジュール群について緊急に電源オフを実施したい場合等に、任意の有線インタフェースまたは無線インタフェースを介した遠隔操作による迅速な対応が可能となる。
また、電源コードまで作業員がわざわざ足を運ぶ必要がなく、電源断と再投入に要していた時間や手間、運用コストを削減できる。
さらに稼動時間内であっても、任意のユニット装置を対象にした任意の時間に、不定時のモジュール動作用電源のオフ/オン切換を、遠隔操作を介して手軽に実施できる。
したがって個別のユニット装置の稼動状況に応じ、こまめに電源オフとオンを行い該ユニット装置の待機電力を最小にすることで、省エネルギーに貢献できる。
更に、請求項3から請求項5に記載の発明を実施したユニット装置の電源システムでは、制御用電源とモジュール動作用電源との2系統から成り、モジュール動作用電源が供給する電力のオン状態とオフ状態とを切換えるオン/オフ切換部と、オン/オフ切換部への切換命令を遠隔操作によって入力できる切換命令入力部をユニット装置の内部に備える様にした。
このような電源システムによれば以下の効果を得る。すなわち上述した請求項1と2による効果に加え、請求項3から5の電源制御システムを実施した場合、切換命令入力部については、当該ユニット装置が予め備えている任意の余剰インタフェースモジュールの1つを転用して充当することができる。このため在来ユニット装置の余剰モジュールと既設のネットワーク環境とを有効活用できる。
以下に本発明を詳細に説明する。本発明に係る電源モジュールを適用したユニット装置の一実施例として図1のPLCユニットを示す。
図1に示す実施例では、制御用電源101、モジュール動作用電源102およびオン/オフ切換部103の各構成部を、それぞれ別モジュールに実装することで電源システムを構築してある。
図1では、本発明の請求項1と2を適用されたユニット装置として、電源モジュール1以外の他モジュール4に図4と同様のCPUモジュール、入出力モジュール、各種センサモジュール等を実装して構成したPLCユニット装置としている。制御用電源101は、電源コード5を介しAC電源であるコンセント6のAC電源へと接続されている。また、制御用電源101は、図4の電源モジュールと同様にAC電源から第一の電源供給Aを受けている。
制御用電源101が出力する第二の電源供給Bは、オン/オフ切換部103を経由して
モジュール制御用電源102へ入力される。
モジュール制御用電源102は、制御用電源101からの第二の電源供給Bを受けている。
モジュール動作用電源102は、PLCユニット主要部すなわち他モジュール4を構成するCPUモジュール、入出力モジュール、各種センサモジュールの各々へ電源を供給している。このモジュール動作用電源102による他モジュール4に対する電源供給経路は第三の電源供給でありCで示している。
一方、オン/オフ切換部103と切換命令入力部104についても、制御用電源101からの第二の電源供給Bを受けている。ただし第二の電源供給Bと異なり、制御用電源101が運転中の間はオフにされることは無い。
また、オン/オフ切換部103は、モジュール動作用電源102に対する第二の電源Bの供給経路上であれば、ユニット装置筐体の内外を問わず何処にも設置して良い。
切換命令入力部104もオン/オフ切換部103と同様に、ユニット装置筐体の内外を問わず何処にも設置して良い。また、切換命令入力部104は、有線インタフェースまたは無線インタフェース106を介して切換命令105が入力される。
次いで、図1に示す電源システムの実施例の作用を説明する。
外部電源であるコンセント6からAC電源である、第一の電源供給Aを受けた制御用電源101は、オン/オフ切換部103を介してモジュール動作用電源102を対象にした第二の電源供給Bを行う。
ここでモジュール動作用電源102は、制御用電源101から提供されてモジュール動作用電源102へと入力される第二の電源供給Bに対してオン状態とオフ状態とを切換える作用を持つ。
オフ状態とは、第二の電源供給Bがオン/オフ切換部103と切換命令入力部104までで止まり、オン/オフ切換部103から先のモジュール動作用電源102へ供給されない状態である。
切換命令105は、有線インタフェースまたは無線インタフェース106を介して遠隔制御により入力される。切換命令入力部104では、切換命令105を受信するとオン/オフ切換部103に作用して前述した第二の電源供給Bについてオン状態又はオフ状態の切換操作を実行する。
例えば、該ユニット装置の主要構成部である他モジュール4について電源オフの必要が生じた場合、有線インタフェースまたは無線インタフェース106を介した遠隔操作による切換命令105を入力する。
切換命令105を入力された切換命令入力部104は、オン/オフ切換部103を操作して他モジュール4に対する第二の電源供給Bの経路を切断し、該ユニット装置の主要な電力消費を一律にオフにする。
したがって、該ユニット装置は電源システム各構成部、具体的には制御用電源101、オン/オフ切換部103、および切換命令入力部104以外の待機電力が遠隔操作により手軽に削減できる。
同様にして、他モジュール4について電源再投入の必要が生じた場合は、有線インタフェースまたは無線インタフェース106を介した遠隔操作による切換命令105を送信する。これにより切換命令105が入力された切換命令入力部104は、オン/オフ切換部103を操作して他モジュール4に対する第二の電源供給Bの経路を接続し、該ユニット装置の主要な電力消費を一律にオン状態に回復させる。
ここで、オン状態とは、第二の電源供給がオン/オフ切換部103と切換命令入力部104に加え、オン/オフ切換部103から先のモジュール動作用電源102へも供給された結果、モジュール動作用電源102が第三の電源供給Cを生成している状態である。
これによりユニット装置は他モジュールへの供給電力が回復し、通常の稼動状態に回復する。したがって、従来は人手に拠っていたユニット装置の主要モジュール群の電源オフ/オン操作について、本発明を適用することで作業者が現場に直に足を運ぶ必要が無くなる。さらに作業は手軽で、迅速かつ安全な実施ができる。
なお、図1に示す実施例は、切換命令入力部104に対する有線インタフェースまたは無線インタフェース106経由の遠隔入力について説明したが、該ユニット装置まで直接赴き、手入力により切換命令105を切換命令入力部104へ直接入力することでオン/オフ切換えを行っても勿論構わない。
次に、図2に第二の実施例として、本発明に係る電源モジュールが適用されたユニット装置であるPLCユニットを示す。
図2に示す実施例は、制御用電源101、モジュール動作用電源102、オン/オフ切換部103、および切換命令入力部104の各構成部を、全て単一の電源モジュール1の中へ一体化させた電源モジュールの構成である。
図2において使用している符号で、図1と図4でも使用している同一符号は、同一機能を備えた構成要素である。外部電源であるコンセント6からAC電源である、第一の電源供給Aを受けた制御用電源101は、電源モジュール1の一部に設けられている。
制御用電源101では、同一の電源モジュール1内にあるモジュール動作用電源102およびオン/オフ切換部103を対象にした第二の電源供給Bを行う。このときの第二の電源供給Bは、全て同一の電源モジュール1内のみにて行われる。
他モジュール4を構成するCPUモジュール、入出力モジュール、各種センサモジュールは、全て電源モジュール1内のモジュール動作用電源102が供給する第三の電源供給Cを受けて動作する。図2に示したこの第三の電源供給Cは、図1の実施例と同様にして他モジュール4全体を対象としている。
切換命令入力部104は、前述した様に図2の実施例では電源モジュール1内に設けている。また、切換命令入力部104に接続する有線インタフェースまたは無線インタフェース106の先には、管理用ネットワーク107が接続されている。
次いで、図2に示す電源システムの実施例の作用を説明する。
第一の電源供給を受けた制御用電源101は、同一の電源モジュール1内のモジュール動作用電源102、オン/オフ切換部103、切換命令入力部104の各部を対象に第二の電源供給Bを行う。
一方、モジュール動作用電源102は、制御用電源101から受けた第二の電源供給Bに基づき他モジュール4の各モジュールに対して第三の電源供給Cを行う。
オン/オフ切換部103は、モジュール動作用電源が提供している第三の電源供給Cを対象にオン状態とオフ状態とを切換える作用を持つ。
切換命令105は、管理用ネットワーク107によって遠隔入力される。
切換命令入力部104では、遠隔制御により切換命令105を受信すると、オン/オフ切換部103に作用して第三の電源供給Cについてオン又はオフ状態の切換操作を実行する。
従って、切換命令105が入力された切換命令入力部104では、他モジュールに対する第三の電源供給Cを遠隔操作で中断または再開できる。このためユニット装置の主要な電力消費を一律に遠隔操作でオフまたはオンにすることができる。
この様に、従来は人手に拠っていたユニット装置の主要モジュール群の電源オフ/オン操作について、具体的には第三の電源供給Cオン/オフ操作について、本発明を適用することで作業者が現場に直に足を運ぶ必要が無くなる。また作業が手軽で、迅速かつ安全確実に実施できる。
なお、管理用ネットワーク107は、図2の実施例では、サーバ装置ア、ハブ装置イ、端末装置ウなどを接続している。管理用ネットワーク107には、有線インタフェースまたは無線インタフェース106に適合することを条件に、例えば既存のイーサネット(登録商標)や無線LANなど既存の任意ネットワーク環境も利用できる。
次に、図3に第三の実施例として本発明に係る電源モジュールを適用したユニット装置であるPLCユニットを示す。
図3において使用している符号で、図2でも使用している同一符号と用語は、同一機能を備えた構成要素であり説明は省略する。
この例でも、電源モジュール1は、制御用電源とモジュール動作用電源の2系統で一体化され、併せてモジュール動作用電源系統のオン状態とオフ状態とを切換えるオン/オフ切換部も内蔵している。すなわち、図2の実施例の電源モジュール1から切換命令入力部104のみを、前述の有線インタフェースまたは無線インタフェース106を備えた他モジュールの1つに実装したものである。
制御用電源101、モジュール動作用電源102およびオン/オフ切換部103は、図2の実施例と同様に単一の電源モジュール1内に一体化させてある。また図2と同様に、切換命令105は、有線インタフェースまたは無線インタフェース106を介して管理用ネットワーク107を用いた遠隔操作で入力する。
切換命令入力部104を実装する他モジュールとして図3の例では、有線インタフェースまたは無線インタフェース106を備えたインタフェース(I/F)モジュール201を転用している。これは前述した様に、切換命令105を管理用ネットワーク107経由で伝送するためである。このため、切換命令入力部104は、図2の実施例とは異なりI/Fモジュール201に設けてある。
また、電源モジュール1内に備えられた制御用電源101と、I/Fモジュール201間を給電経路203で接続している。さらに、I/Fモジュール201と電源モジュール1内に備えられたオン/オフ切換部103間は、信号経路202で接続している。
ここで、図3に示す給電経路203と信号経路202とは、ユニット装置筐体の内部に設けても、筐体外部に設けても良い。
たとえば、信号経路202は、両端または片端が取り外し可能なコネクタまたは端子等を備えた信号用ケーブルとして実装することができる。接続に際し、管理用ネットワーク用インタフェースと接続する切換命令入力部104以外にI/Fモジュール201の正面パネル等に備えられている余剰インタフェースコネクタDを流用すれば、電源モジュール1のオン/オフ切換部103の信号入力コネクタEと外部で電気的に接続できる。この様に信号経路203は、例えばDとE間に取り外し可能な信号ケーブル等を敷設すれば、ユニット装置外部にも構成できる。
同様にして給電経路203は、電源モジュール1の制御用電源101による第二の電源供給出力を備え付けの、例えば電源出力端子Fから取り出し、接続ケーブル等でI/Fモジュール201の電源入力端子Gなどへ接続して構成できる。
次いで、図3に示す電源システムの実施例の作用を説明する。
図2の実施例と同一機能を持ち、同一作用を持つ要素は説明を省略する。
切換命令入力部104では、切換命令105を遠隔で受信すると、信号経路203を介して直ちにこれをモジュール1内のオン/オフ切換部103に中継し、オン/オフ切換部103の作用によりモジュール動作用電源102の第三の電源供給Cについてオン又はオフ状態の切換操作を実行する。
したがって、切換命令105が入力された切換命令入力部104では、他モジュール4への第三の電源供給Cについて、遠隔操作で中断または再開できる。このためユニット装置の主要な電力消費を一律に遠隔操作でオフまたはオンにすることができる。
ただし図3の例では、I/Fモジュール201の動作用電力は給電経路203を介して供給されている。給電経路203への電力供給は制御用電源101が担当しているため、電源モジュール1がAC電源を介して第一の電源供給Aを受けている限り常時提供される。
この為、モジュール動作用電源102による第三の電源供給Cについてオン/オフ操作が行われても、I/Fモジュール201は何ら影響を受けることなく運転継続できる。
これにより、遠隔制御によって他モジュールに対する第三の電源供給が中断された場合においても、切換命令入力部104として作用させる当該I/Fモジュール201だけは制御用電源101からの給電を受ける経路が確保されている。
すなわち給電経路203は、取り外し可能な電源ケーブルを用いればユニット装置本体内部に手を加えること無く比較的容易に追加できる。
但しユニット装置のベースモジュール(バックプレーン部)等に独立した別系統の電源ラインが予め用意されてあり、これをユニット装置筐体内部の給電経路203として流用できればこの限りでない。
同様に、信号経路202は、取り外し可能な接続コード等を用いればユニット装置本体内部に手を加えること無く比較的容易に追加できる。
ただしユニット装置のベースモジュール(バックプレーン部)等で余剰の信号ラインを割当てて、電源モジュール1内のオン/オフ切換部103と導通させ、これを信号経路202として転用出来ればこの限りでない。
なお、図3に示す実施例は、切換命令入力部104に対する遠隔入力を、管理用ネットワーク107を介した場合について説明した。勿論該ユニット装置まで直接赴き、遠隔による切換命令105の代わりに切換命令入力部104、またはオン/オフ切換部103へ直接手入力することでオン/オフ切換えを行っても構わない。
この様に、電源モジュール1外部に別に設ける、切換命令入力部104としてのI/Fモジュール201に対する給電経路と信号経路が確保されれば、ユニット装置本体の共通バックプレーン部等に対する電源系の分離など面倒な大規模改造は不要である。
従って、該PLCユニットが予め備えていたイーサネット(登録商標)などの余剰I/Fモジュールと、該I/Fモジュールが対応していて構内に既設のネットワークを本発明の遠隔制御に供する管理用ネットワークとして転用することで、在来のユニット装置であっても電源モジュール1の変更を前提に、最小限の改造コストで図3の実施例を構成できる。
なお、図2と図3の実施例で示した管理用ネットワーク107には、イーサネット(登録商標)ネットワークまたは、無線LAN(Local Aria Network)ネットワーク(それぞれ図示しない)を用いても良い。その場合は、I/Fモジュール201は、有線インタフェースまたは無線インタフェース106としてイーサネット(登録商標)または無線LANのインタフェースを備えている必要がある。
以上説明した様に、図1から図3までの実施例に示す本発明によれば、モジュール内蔵型のユニット装置の電源モジュールについて、制御用電源部とモジュール動作用電源部の2系統構成とし、遠隔操作によるモジュール動作用電源部の給電オン状態とオフ状態との切換制御が可能となる。
このため、従来は人手に頼っていたユニット装置の主要モジュール群の電源オフ/オン操作について、作業者が現場に直に足を運ぶ必要が無くなり、作業は迅速かつ安全、確実に実施ができる効果がある。
即ち、電源制御の操作がユニット装置毎の稼動状況に応じて、手軽に遠隔操作で行える様になるため、たとえ管理者が遠隔地にあっても、平常時は待機電力の節約に貢献すると共に、緊急時には迅速な電源オフ等の遠隔管理が可能となる。
さらに、本発明は図3で例示した様に、既存の在来ユニット装置とその周辺環境に対して適合性が高く、最小限の追加経費で本発明を導入実施ができるため、上述した効果について容易に享受できる。
請求項1と2の電源モジュールを用いたユニット装置としてPLCユニットの一例を示す構成ブロック図である。 請求項3と4および請求項6の電源モジュールを用いたユニット装置としてPLCユニットの一例を示す構成ブロック図である。 請求項3から請求項6までの電源モジュールを用いたユニット装置としてPLCユニットの一例を示す構成ブロック図である。 従来の電源モジュールを用いたユニット装置としてPLCユニットの一例を示す構成ブロック図である。
符号の説明
1 電源モジュール1
4 他モジュール
5 電源コード
6 コンセント
101 制御用電源
102 モジュール動作用電源
103 オン/オフ切換部
104 切換命令入力部
105 切換命令
106 有線インタフェースまたは無線インタフェース
107 管理用ネットワーク
201 I/Fモジュール
202 給電経路
203 信号経路
A 第一の電源供給
B 第二の電源供給
C 第三の電源供給
D 余剰インタフェースコネクタ
E 信号入力コネクタ
F 電源出力端子
G 電源入力端子
ア サーバ装置
イ ハブ装置
ウ 端末装置

Claims (7)

  1. ユニット装置に設けられ、1つ以上の他モジュールに電力供給する、ユニット装置の電源モジュールにおいて、

    外部電源から第一の電源供給を受ける制御用電源と、
    前記制御用電源から第二の電源供給を受けて前記他モジュールに第三の電源供給をするモジュール動作用電源と、
    前記第二の電源供給のオン状態とオフ状態とを切換えるオン/オフ切換部と、
    前記オン/オフ切換部に対する切換命令を入力する切換命令入力部と、
    を設けたことを特徴とするユニット装置の電源モジュール。
  2. 前記切換命令は、
    有線インタフェースまたは無線インタフェースを介した遠隔操作によって、前記切換命令入力部に入力することを特徴とする、請求項1に記載のユニット装置の電源モジュール。
  3. ユニット装置に設けられ、1つ以上の他モジュールに電力供給する、ユニット装置の電源モジュールにおいて、

    外部電源から第一の電源供給を受ける制御用電源と、
    前記制御用電源から第二の電源供給を受けて前記他モジュールに第三の電源供給を行うモジュール動作用電源と、
    前記第三の電源供給のオン状態とオフ状態とを切換えるオン/オフ切換部と、
    前記オン/オフ切換部に対する切換命令を入力する切換命令入力部と、
    を設けたことを特徴とするユニット装置の電源モジュール。
  4. 前記切換命令は、
    有線インタフェースまたは無線インタフェースを介した遠隔操作によって、前記切換命令入力部に入力することを特徴とする、請求項3に記載のユニット装置の電源モジュール。
  5. 前記切換命令入力部は、
    前記有線インタフェースまたは無線インタフェースを備えた、前記他モジュールの何れかに設けたことを特徴とする、請求項3と4に記載のユニット装置の電源モジュール。
  6. 前記有線インタフェースまたは無線インタフェースは、
    管理用ネットワークへ接続することを特徴とする、請求項3から請求項5までに記載のユニット装置の電源モジュール。
  7. 前記ユニット装置は、プログラマブルコントローラユニット装置であることを特徴とする、請求項1から6までに記載のユニット装置の電源モジュール。

JP2004055663A 2004-03-01 2004-03-01 ユニット装置の電源モジュール Pending JP2005250520A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004055663A JP2005250520A (ja) 2004-03-01 2004-03-01 ユニット装置の電源モジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004055663A JP2005250520A (ja) 2004-03-01 2004-03-01 ユニット装置の電源モジュール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005250520A true JP2005250520A (ja) 2005-09-15

Family

ID=35030979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004055663A Pending JP2005250520A (ja) 2004-03-01 2004-03-01 ユニット装置の電源モジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005250520A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021174879A (ja) * 2020-04-24 2021-11-01 ヤマハ発動機株式会社 基板作業システム、基板作業ライン用の電源スイッチおよび基板作業ラインの電源管理方法。
WO2022065988A1 (ko) * 2020-09-28 2022-03-31 한화정밀기계 주식회사 부품 실장기의 전원 제어장치

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021174879A (ja) * 2020-04-24 2021-11-01 ヤマハ発動機株式会社 基板作業システム、基板作業ライン用の電源スイッチおよび基板作業ラインの電源管理方法。
JP7430107B2 (ja) 2020-04-24 2024-02-09 ヤマハ発動機株式会社 基板作業システム、基板作業ライン用の電源スイッチおよび基板作業ラインの電源管理方法。
WO2022065988A1 (ko) * 2020-09-28 2022-03-31 한화정밀기계 주식회사 부품 실장기의 전원 제어장치
KR20220042549A (ko) * 2020-09-28 2022-04-05 한화정밀기계 주식회사 부품 실장기의 전원 제어장치
KR102482140B1 (ko) * 2020-09-28 2022-12-27 한화정밀기계 주식회사 부품 실장기의 전원 제어장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100262518B1 (ko) 시스템상태를감지할수있는전원분배유닛
US20150256747A1 (en) System and method for supplying power to surveillance video cameras and protection cases for such video cameras
US7741737B2 (en) Solid state power control and method for reducing control power
JP2009106031A (ja) 電力連系切り替えシステムおよび電力連系切り替え方法
JP2012247169A (ja) 空気調和機
US20090091189A1 (en) Uninterruptible Power Supply
JP2008180432A (ja) 集中制御システム
JP2005250520A (ja) ユニット装置の電源モジュール
JP2000092092A (ja) 電源制御装置及び電源制御システム
KR101455351B1 (ko) 전동기 자동전환 운전장치의 제어 및 통합감시가 가능한 통합감시 시스템
US9537316B2 (en) Power management circuit for a multi-phase power supply
KR200420997Y1 (ko) 콘센트 원격제어장치
JP2010136490A (ja) 通電制御装置
KR101911273B1 (ko) 대기 전력 기능을 가지는 공기 조화기 및 그 제어 방법
JP2007330070A (ja) 電子機器監視システム
JP2010206919A (ja) バックアップ電源装置およびバックアップ電源システムならびに給電切替方法
JP2013013287A (ja) 電力供給装置、電力管理方法および電力管理プログラム
JP2007189848A (ja) 電源自動制御システム
JP2010098864A (ja) 電力分配装置、情報処理装置、および、無停電電源管理システム
KR101535663B1 (ko) 쓰리-턴 순차 및 고장시 쓰리-스텝 자동 전환이 가능한 직접 디지털 제어기 및 중앙감시반
JPS6384338A (ja) 電源投入/遮断制御方式
KR101238056B1 (ko) 통신 모듈을 구비한 모터스타터
KR20110027401A (ko) 전력선 통신을 이용한 전기장치의 전원제어시스템 및 방법
EP2498362A1 (en) Power distribution system and protection method for main line thereof
JP2004038381A (ja) 電源供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090212

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090806