JP2005249896A - 画像形成装置及びこれに用いるトナー - Google Patents

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剛史 新谷
Takaaki Tawada
高明 多和田
Masaru Amamiya
賢 雨宮
Toshio Koike
寿男 小池
Takuji Yoneda
拓司 米田
Takeshi Tabuchi
健 田渕
Eisaku Murakami
栄作 村上
Takeshi Uchitani
武志 内谷
Masami Tomita
正実 冨田
Masanori Kawasumi
正則 川隅
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Abstract

【課題】 クリーニング装置と感光体との関係を検知してクリーニング条件を制御することで、感光体におけるトナーのすり抜け量の少ない画像形成装置を提供することである。また、他の課題として、クリーニング時におけるクリーニングブレードのめくれの少ない画像形成装置を提供する。
【解決手段】 感光体5の表面の摩擦係数μを検知する検知手段と、検知手段で検知した摩擦係数μによって、感光体5のクリーニング条件を調整する調整手段とを備え、さらに、前記検知手段は、感光体5の駆動トルクを測定して、摩擦係数μを検知する画像形成装置1である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の静電複写プロセスにより画像を形成する画像形成装置に関するものであり、また、この画像形成装置が用いるトナーに関するものである。
電子写真プロセスを用いる画像形成装置は、潜像担持体として感光体を備え、感光体の表面に放電によって電荷を与え帯電させ、帯電した感光体表面を露光して静電潜像を形成し、その静電潜像にトナーを供給して可視像化し、形成された感光体表面の可視像を転写紙表面に転写した後、定着して排出する。
近年高画質化への要求が高まっており、特に高精細なカラー画像形成を実現させるため、トナーの小粒径化、球形化が進められている。小粒径化により、ドットの再現性が良好になり、球形化により現像性、転写性の向上を図ることができる。従来の混練粉砕法により、このような小粒径化、球形化したトナーを製造するのは非常に困難であることから、懸濁重合法、乳化重合法、分散重合法等により製造された重合トナーが採用されつつある。
しかしながら、球形化、小粒径化されたトナーを用いた場合、画像形成後に行われる感光体上のクリーニングにいくつかの問題を生じている。
その一つは、感光体上に未転写で残るトナーのクリーニングが、一般的に用いられているブレードクリーニング方式では難しいということである。クリーニングブレードは感光体表面を摺擦しながらトナーを除去するが、感光体との摩擦抵抗によりクリーニングブレードのエッジの部分が変形するため、感光体とクリーニングブレードの間には微小な空間が生じる。この空間には小粒径のトナーであるほど侵入しやすい。そして、侵入したトナーが球形に近い形状であるほど転がり摩擦力が小さいため、感光体とクリーニングブレードとの空間で転がり始め、クリーニングブレードをすり抜け、クリーニング不良につながるというものである。
このような問題点に関し、小粒径トナーを異形化する手法などが提案されている。例えば、懸濁重合後の重合体を分散媒中でガラス転移点以上に加熱し凝集粒子を得、その凝集粒子を加温されたジェット気流中に導入し、凝集粒子を解砕すると同時に乾燥することにより、不定形状の小粒径トナーを得る方法(例えば、特許文献1参照。)、バインダー樹脂と着色剤とを水と混和しない溶媒中で混合し、分散安定剤の存在下で水系媒体中に分散させ、得られた懸濁液から加熱および/または減圧により溶剤を除去することにより、表面に凹凸を有するトナー粒子を得る方法(例えば、特許文献2参照。)等である。
また、クリーニング不良に対する一つは、クリーニングブレードの磨耗を連続的に検出する手段を設けるとともに、検出手段により検出されるクリーニングブレード磨耗量に応じて該クリーニングブレードの感光体への圧接角度を該クリーニングブレードと感光体との摩擦力を強める方向に自動調節する手段を設けたクリーニング装置が開示されている(例えば、特許文献3)。しかし、クリーニングブレードの摩耗量を正確に測定することは困難である。また、クリーニングブレードの状態のみを把握して当接条件を調整してもブレードメクレを防止することは困難である。
特開平5−188642号公報 特開平9−15903号公報 特開平7−36339号公報
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、クリーニング装置と感光体との関係を検知してクリーニング条件を制御することで、感光体におけるトナーのすり抜け量の少ない画像形成装置を提供することである。また、他の課題として、クリーニング時におけるクリーニングブレードのめくれの少ない画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決する手段である本発明の特徴を以下に挙げる。
1.本発明の画像形成装置は、潜像を形成する像担持体と、像担持体表面に均一に帯電を施す帯電装置と、帯電した像担持体表面に画像データに基づいて露光し、潜像を書き込む露光装置と、像担持体表面に形成された潜像にトナーを供給し、可視像化する現像装置と、像担持体表面の可視像を直接又は中間転写体に転写した後に記録媒体に転写する転写装置と、像担持体又は中間転写体をクリーニングするクリーニング装置と、記録媒体上のトナー像を定着させる定着装置とを備える画像形成装置において、像担持体又は中間転写体の表面の摩擦係数を検知する検知手段と、検知手段で検知した摩擦係数によって、像担持体又は中間転写体のクリーニング条件を調整する調整手段とを備えることを特徴とする。
2.また、本発明の画像形成装置は、さらに、前記検知手段は、像担持体又は中間転写体の駆動トルクを測定して、摩擦係数を検知することを特徴とする。
3.また、本発明の画像形成装置は、さらに、前記検知手段は、像担持体又は中間転写体を駆動させるモータの電流を測定して、摩擦係数を検知することを特徴とする画像形成装置。
4.また、本発明の画像形成装置は、さらに、前記クリーニング装置は、クリーニングブレードを備えることを特徴とする。
5.また、本発明の画像形成装置は、さらに、前記クリーニング装置は、クリーニングブレードの当接圧を調整することを特徴とする。
6.また、本発明の画像形成装置は、さらに、前記クリーニング装置は、クリーニングブレードの当接角を調整することを特徴とする。
7.また、本発明の画像形成装置は、さらに、前記クリーニング装置は、クリーニングブレードの当接量を調整することを特徴とする。
8.また、本発明の画像形成装置は、さらに、像担持体の摩擦係数が0.1以上であることを特徴とする。
9.また、本発明の画像形成装置は、さらに、前記クリーニング装置は、像担持体の摩擦係数μが0.1未満ではクリーニングブレードの当接圧Yを、0.1N/cm以上にし、
像担持体の摩擦係数μが0.1以上では、Y(N/cm)≧k×μ(k:比例係数で1)
の関係を満足するように調整することを特徴とする。
10.また、本発明の画像形成装置は、さらに、体積平均粒径が10μm以下で、体積平均粒径と個数平均粒径との比(分散度)が、1.00ないし1.40の範囲にあるトナーを用いることを特徴とする。
11.また、本発明の画像形成装置は、さらに、前記画像形成装置が、平均円形度が0.93ないし1.00の範囲にあるトナーを用いることを特徴とする。
12.また、本発明の画像形成装置は、さらに、外観形状がほぼ球形状であって、長軸と短軸との比(r2/r1)が0.5〜1.0の範囲で、厚さと短軸との比(r3/r2)が0.7〜1.0の範囲であって、長軸r1≧短軸r2≧厚さr3の関係を満足するトナーを用いることを特徴とする。
13.また、本発明の画像形成装置は、さらに、少なくとも、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマー、ポリエステル、着色剤、離型剤を含むトナー組成物を水系媒体中で樹脂微粒子の存在下で架橋及び/又は伸長反応させるトナーを用いることを特徴とする。
14.また、本発明の画像形成装置は、さらに、前記帯電装置は、像担持体に対して非接触のローラ状の帯電部材を備えることを特徴とする。
15.また、本発明の画像形成装置は、さらに、少なくとも像担持体とクリーニング装置とを一体化して支持し、画像形成装置本体に着脱自在にするプロセスカートリッジを備えることを特徴とする。
16.本発明のトナーは、潜像を形成する像担持体と、像担持体表面に均一に帯電を施す帯電装置と、帯電した像担持体表面に画像データに基づいて露光し、潜像を書き込む露光装置と、像担持体表面に形成された潜像にトナーを供給し、可視像化する現像装置と、像担持体表面の可視像を直接又は中間転写体に転写した後に記録媒体に転写する転写装置と、像担持体又は中間転写体をクリーニングするクリーニング装置と、記録媒体上のトナー像を定着させる定着装置と を備え、かつ、前記画像形成装置は、像担持体又は中間転写体の表面の摩擦係数を検知する検知手段と、 検知手段で検知した摩擦係数によって、像担持体又は中間転写体のクリーニング条件を調整する調整手段と を備える画像形成装置に用いるトナーにおいて、体積平均粒径が10μm以下で、体積平均粒径と個数平均粒径との比(分散度)が、1.00ないし1.40の範囲にあるトナーを用いることを特徴とする。
17.また、本発明のトナーは、さらに、平均円形度が0.93ないし1.00の範囲にあることを特徴とする。
18.本発明のトナーは、外観形状がほぼ球形状であって、長軸と短軸との比(r2/r1)が0.5〜1.0の範囲で、厚さと短軸との比(r3/r2)が0.7〜1.0の範囲であって、長軸r1≧短軸r2≧厚さr3の関係を満足することを特徴とするトナー。
19.また、本発明のトナーは、さらに、前記画像形成装置が、少なくとも、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマー、ポリエステル、着色剤、離型剤を含むトナー組成物を水系媒体中で樹脂微粒子の存在下で架橋及び/又は伸長反応させることを特徴とする。
本発明は、上記解決するための手段によって、本発明の画像形成装置は、感光体の表面状態、特に、摩擦係数の状態を捉え、その状態に応じてクリーニング条件を変化させることで、長期に安定したクリーニングブレード方式のクリーニングを行うことができる。また、これによって、帯電ローラのトナー汚染を防止して、高品位の画像を得ることができる。
また、本発明のトナーの一つである球形形状のトナーでクリーニング性が低くとも、長期にわたってクリーニングすることができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、いわゆる当業者は特許請求の範囲内における本発明を変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、これらの変更・修正はこの特許請求の範囲に含まれるものであり、以下の説明はこの発明の最良の形態の例であって、この特許請求の範囲を限定するものではない。
図1は、本発明の一実施形態である画像形成装置の構成を示す概略図である。図1は、この発明をフルカラーの小型プリンタに適用した例を示す全体構成図である。画像形成装置本体(以下、単に「装置本体」と記す。)1内には、4個の像担持体である感光体を有する画像形成ユニット2A、2B、2C、2Dを、装置本体1に対してそれぞれ着脱可能に装着している。装置本体1の略中央に転写ベルト31を複数のローラ間に矢示A方向に回動可能に装着した転写装置3を配置している。
その転写ベルト31の上側の面に、画像形成ユニット2A、2B、2C、2Dにそれぞれ設けられている感光体5が接触するように配置している。そして、その画像形成ユニット2A、2B、2C、2Dに対応させて、それぞれ使用するトナーの色が異なる現像装置10A、10B、10C、10Dを配置している。
画像形成ユニット2A、2B、2C、2Dは、同一の構成をしたユニットであり、画像形成ユニット2Aはマゼンタ色に対応する画像を形成し、画像形成ユニット2Bはシアン色に対応する画像を形成し、画像形成ユニット2Cはイエロー色に対応する画像を形成し、画像形成ユニット2Dはブラック色に対応する画像を形成する。
また、その画像形成ユニット2A、2B、2C、2Dの上方には書込みユニット6を、転写ベルト31の下方には両面ユニット7をそれぞれ配置している。この小型プリンタは、装置本体1の左方に、画像形成後の転写紙を反転させて排出したり、両面ユニット7へ搬送したりする反転ユニット8を装着している。
書込みユニット6は、各色毎に用意されたレーザダイオード(LD)方式の4つの光源と、6面のポリゴンミラーとポリゴンモータから構成される1組のポリゴンスキャナと、各光源の航路に配置されたfθレンズ、長尺シリンドルカルレンズ等のレンズやミラーから構成されている。レーザダイオードから射出されたレーザー光はポリゴンスキャナにより偏向走査され感光体5上に照射される。
両面ユニット7は、対をなす搬送ガイド板45a、45bと、対をなす複数(この例では4組)の搬送ローラ46とからなり、転写紙の両面に画像を形成する両面画像形成モード時には、片面に画像が形成されて反転ユニット8の反転搬送路54に搬送されてスイッチバック搬送された転写紙を受入れて、それを給紙部に向けて搬送する。
反転ユニット8は、それぞれ対をなす複数の搬送ローラ46と、対をなす複数の搬送ガイド板45とからなり、上述したように両面画像形成する際の転写紙を表裏反転させて両面ユニット7へ搬出したり、画像形成後の転写紙をそのままの向きで機外に排出したり、表裏を反転させて機外に排出したりする働きをする。給紙カセット11、12が設けられている給紙部には、転写紙を1枚ずつ分離して給紙する分離給紙部55、56が、それぞれ設けられている。
転写ベルト31と反転ユニット8との間には、画像が転写された転写紙の画像を定着する定着装置9が設けられている。その定着装置9の転写紙搬送方向下流側には、反転排紙路20を分岐させて形成し、そこに搬送した転写紙を排紙ローラ対25により排紙トレイ26上に排出可能にしている。
また、装置本体1の下部には、上下2段にサイズの異なる転写紙を収納可能な給紙カセット11、12を、それぞれ配設している。さらに、装置本体1の右側面には、手差しトレイ13を矢示B方向に開閉可能に設け、その手差しトレイ13を開放することにより、そこから手差し給紙ができるようにしている。
次に、この画像形成装置の画像形成における動作について説明する。画像形成の動作を開始させると、各感光体が図1で時計回り方向にそれぞれ回転する。そして、その各感光体5の表面が帯電ローラ141により一様に帯電される。そして、画像形成ユニット2の感光体5には、書込みユニット6によりマゼンタの画像に対応するレーザ光が、画像形成ユニット2Bの感光体5にはシアンの画像に対応するレーザ光が、画像形成ユニット2Cの感光体5にはイエローの画像に対応するレーザ光が、さらに画像形成ユニット2Dの感光体5にはブラックの画像に対応するレーザ光がそれぞれ照射され、各色の画像データに対応した潜像がそれぞれ形成される。各潜像は、感光体5が回転することにより現像装置10A、10B、10C、10Dの位置に達すると、そこでマゼンタ、シアン、イエロー及びブラックの各トナーにより現像されて、4色のトナー像となる。
一方、給紙カセット11、12から転写紙が分離給紙部により給紙され、それが転写ベルト31の直前に設けられているレジストローラ対59により、各感光体5上に形成されているトナー像と一致するタイミングで搬送される。転写紙は、転写ベルト31の入口付近に配設している紙吸着ローラ58によりプラスの極性に帯電され、それにより転写ベルト31の表面に静電的に吸着される。そして、転写紙は、転写ベルト31に吸着した状態で搬送されながら、マゼンタ、シアン、イエロー及びブラック色の各トナー像が順次転写されていき、4色重ね合わせのフルカラーのトナー画像が形成される。その転写紙は、定着装置9で熱と圧力が加えられることによりトナー像が溶融定着され、その後は指定されたモードに応じた排紙系を通って、装置本体1上部の排紙トレイ26に反転排紙されたり、定着装置9から直進して反転ユニット8内を通ってストレート排紙されたり、あるいは、両面画像形成モードが選択されているときには、前述した反転ユニット8内の反転搬送路に送り込まれた後にスイッチバックされて両面ユニット7に搬送され、そこから再給紙されて画像形成ユニット2A、2B、2C、2Dが設けられている画像形成部で、裏面に画像が形成された後に排出される。
一方、転写ベルト31から離れた感光体5はそのまま回転を続け、ブラシ状ローラ161が潤滑剤成型体162から掻き取った潤滑剤を感光体5に塗布する。
以後の画像形成では、上述した画像形成プロセスが繰り返されるが、感光体5上に形成される潤滑剤の膜は非常に薄いために帯電装置14による帯電を阻害することない。その後、感光体5上に再度現像されたトナー像は、転写ベルト31に吸着した状態の転写紙に転写される。
現像装置10A、10B、10C、10Dは感光体5に対向した現像ローラ、現像剤を搬送・撹拌するスクリュー、トナー濃度センサ等から構成される。現像ローラは外側の回転自在のスリーブと内側に固定された磁石から構成されている。トナー濃度センサの出力に応じて、トナー補給装置よりトナーが補給される。本実施例では現像剤としてトナーとキャリアからなる二成分現像剤を用いる。
キャリアは芯材それ自体からなるか、芯材上に被覆層を設けたものが一般に使用される。本発明において用いることのできる樹脂被覆キャリアの芯材としては、フェライト、マグネタイトである。この芯物質の粒径は20〜65μm、好ましくは30〜60μm程度が適当である。キャリア被覆層形成に使用される樹脂は、スチレン樹脂、アクリル樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂又はこれらの混合物、共重合体を用いることができる。被覆層の形成法としては、従来と同様、キャリア芯材粒子の表面に噴霧法、浸漬法等の手段で樹脂を塗布すればよい。
図2は、画像形成ユニットの構成を示す概略図である。その画像形成ユニット2A、2B、2C、2Dは、図2に示すように、静電潜像が形成される感光体5と、その感光体5の表面を帯電させる帯電装置14と、感光体5の表面をクリーニングするクリーニングするクリーニング装置15とから構成されている。
帯電装置14における帯電ローラ141は、導電性又は半導電性で、直流及び/又は交流の電圧を印加して感光体5上に電荷を付与して感光体5を帯電させる。帯電ローラ141にはローラ表面をクリーニングするための帯電ローラクリーニングブラシ142が当接している。
クリーニング装置15は、感光体5表面の未転写トナーをクリーニングするクリーニングブレード151、クリーニングブレード151を支持する支持体154、クリーニングブレード151の当接圧を調整するブレード加圧スプリング152、クリーニングブレード151の当接圧により回動させる回動支点153を備えている。
また、潤滑剤の塗布装置16は、潤滑剤を塗布するブラシ状ローラ161、潤滑剤を箱形に成型した潤滑剤成型体162、ブラシ状ローラに付着したトナーを分離するブラシ状ローラスクレーパー158,潤滑剤成型体162のブラシ状ローラに押し当てる圧力を調整するバー加圧スプリング163を備える。
また、本発明の画像形成装置は、感光体5、転写搬送ベルト31の他に、中間転写体、帯電ローラ14等の回転体の表面の摩擦係数を検知する検知手段と、検知手段で検知した摩擦係数によって、感光体5等のクリーニング条件を調整する調整手段とを備える。これらに関しては、後述する。
図3は、クリーニングブレードの当接条件を示す概略図である。クリーニングブレード151の当接方式は、カウンター方式、トレーリング方式のいずれであってもよい。特に、カウンター方式が好ましい。感光体5に対する当接圧が小さくてもクリーニング性が高く、感光体5の摩耗が少ない。
また、クリーニングブレード151は、硬度(JIS―A)が、65〜85°の範囲が好ましい。硬度が65未満ではクリーニングブレード151の変形が大きくトナー等のクリーニングが困難になり、硬度が85を越えると感光体5の摩耗が大きくなり、画像形成装置の寿命を短くする。また、本発明のクリーニング装置におけるクリーニングブレード151は、均一な当接角と当接圧を維持するために、支持板154に固定又は一体成形されていることが好ましい。
さらに、クリーニング装置に備えるときのクリーニングブレード151の当接条件のうち当接圧は、0.1N/cm以上にすることが好ましい。さらに、0.6N/cm以下が好ましい。当接圧が0.1N/cm未満では2μm未満のトナーのクリーニングが困難であり、0.6N/cmを越えるとクリーニングブレード151先端がめくれ又はバウンディングが生じやすくなり、ビビリ等のクリーニング不良が生じやすくなって、クリーニング性が低下する。
クリーニングブレード151の当接条件のうち、クリーニングブレード151の自由長、厚さ、弾性率等の材質に関する条件によりニップ幅を調整してもよい。
例えば、弾性率は4.5MPa以上10MPa以下、クリーニングブレード151の自由長は5mm以上12mm以下、クリーニングブレード151の厚さは1mm以上2mm以下、当接角は5°以上25°以下、食い込み量は0.1mm以上2.0mm以下が好ましい。クリーニングブレード151の当接角は、当接位置の接線から5°以上25°以下の範囲になることが好ましい。当接角が5°未満ではトナーのすり抜けによるクリーニング不良が発生しやすく、25°を越えるとクリーニング時にブレードまくれが生じることがある。クリーニングブレード151の感光体5への食い込み量は、0.1mm以上2.0mm以下の範囲にあることが好ましい。0.1mm未満では、クリーニングブレード151と感光体5の接触する面積が小さく、トナーがすり抜けるクリーニング不良が生じ、2.0mmを越えると感光体5との摩擦力が大きくなりブレードめくれやバウンディングが生じやすくなる。また、ブレードの振動による鳴き、ビビリ等のクリーニング不良が生ずる。
また、このクリーニング装置15は、潤滑剤成型体162に接触して潤滑剤を削り取り、感光体5の表面に供給するブラシ状ローラ161と、ブラシ状ローラ161に付着したトナーを除去するブラシ状ローラスクレーパ158と、潤滑剤成型体162をブラシ状ローラ161に所定の圧力で押圧する加圧スプリング163とを備えている。 潤滑剤成型体162の潤滑剤としては、例えば、オレイン酸鉛、オレイン酸亜鉛、オレイン酸銅、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸コバルト、ステアリン酸鉄、ステアリン酸銅、パルミチン酸亜鉛、パルミチン酸銅、リノレン酸亜鉛等の脂肪酸金属塩類や、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリトリフルオロクロルエチレン、ジクロロジフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体、テトラフルオロエチレン−オキサフルオロプロピレン共重合体等のフッ素系樹脂が挙げられる。特に、感光体5の摩擦を低減する効果の大きいステアリン酸金属塩、さらにはステアリン酸亜鉛が一層好ましい。この潤滑剤成型体162は、ステアリン酸亜鉛等の脂肪酸金属塩を融解固化させて棒状に加工したものを用いることができる。ブラシ状ローラ161は感光体5の軸方向に延びる形状を有している。加圧スプリング163は、潤滑剤成型体162をほぼ全てを使い切れるように、ブラシ状ローラ161に対して付勢されている。潤滑剤成型体162は消耗品であるため経時的にその厚みが減少するが、加圧スプリング163で加圧されているために常時ブラシ状ローラ161に当接させることで潤滑剤を掻き取り、その後感光体5に供給・塗布する。これらの潤滑剤を固定し、ブラシ状ローラ161に当接させる。潤滑剤塗布量を調整する場合にはバネ材である加圧スプリング163で感光体5への塗布量を調整することができる。
このときに、ブラシ状ローラ161がクリーニングブレード151を摺擦するように配置する。これによって、クリーニングブレード151がクリーニングして、クリーニングブレード151先端に集まっているトナーを潤滑剤を塗布するブラシ状ローラ161で掻き取り、ブラシ状ローラ161でトナー搬送オーガ155側に移動させ、ブラシ状ローラスクレーパー158でブラシからはじき出させて分離し、トナー搬送オーガ155を回転させることにより回収した廃トナーを、図示しない廃トナー収納部に搬送するようにしている。クリーニング装置15には、クリーニングブレード151でクリーニングしたトナーをクリーニング装置15内に搬送するブラシ又はフィルムで搬送していたが、潤滑剤を塗布するブラシ状ローラ161と兼用することで、潤滑剤の塗布機構をクリーニング装置15内に配置することができ、構造を簡単にすることができる。
ブラシ状ローラ161は、スチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素樹脂、ナイロン等のポリアミド樹脂から選択する繊維を用いることができる。特に、摩耗に強いポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂がよく、導電性粉末を含有させず、絶縁性のままが好ましい。具体的には電気抵抗は1012Ωcm以上にする。導電性では、帯電したトナーが鏡像力でブラシに吸着するために、ブラシ状ローラスクレーパー158でも分離することが困難である。ブラシを絶縁性にすることで、クリーニングブレード151からのトナーを掻き取りやすく、かつ、ブラシ状ローラスクレーパー158で分離しやすくすることで、クリーニングされたトナーの回収を早くして、クリーニングブレード151が安定したクリーニングができる。また、ブラシ状ローラ161に掻き取られたトナーが、潤滑剤成型体162から潤滑剤を細かくして掻き取って、クリーニングブレード151又は感光体5に潤滑剤を塗布することで、感光体5に潤滑剤を一様に塗布することで、クリーニング不良の発生を抑え、地肌汚れを防止することができる。
ここで、潤滑剤成型体162を、自重を含め加圧スプリング163で200mN以上の圧力でブラシ状ローラ161に押圧する。圧力が大きくなるにしたがって、ブラシ状ローラ161が潤滑剤成型体162から掻き取る潤滑剤が多くなり、感光体5に塗布される潤滑剤の量が多くなって感光体5の摩擦係数を低下させることができる。
また、ブラシ状ローラ161は、感光体5と接触する部分では同方向に回転させる。この方向に回転させることでブラシ状ローラ161に付着している潤滑剤を、感光体5に衝撃を与えることなく供給することができる。この、ブラシ状ローラ161で感光体5に供給する際に潤滑剤の膜を形成する必要はなく、感光体5上に供給された潤滑剤はクリーニングブレード151の押圧力で潤滑剤の膜を形成する。したがって、ここでは、衝撃を与えることなく供給するために同方向で回転させることが好ましい。さらに、ブラシ状ローラ161と感光体5との周速比(感光体周速/ブラシ状ローラの周速)は、0.8〜1.2の範囲にあることが好ましい。周速比が0.8未満では潤滑剤の供給量が少なくなり、1.2を越えると衝撃で感光体5に傷をつけることがあり、感光体5の寿命を短くすることがある。さらに、小さな衝撃でブラシから感光体5に潤滑剤を供給するために、1.0〜1.1の範囲にあることが、さらに、好ましい。
この潤滑剤を感光体5表面に供給することで、感光体5表面に潤滑剤の膜を形成し、摩擦係数を0.1以上にする。さらに、感光体5の摩擦係数は、0.4以下、さらに、0.2以下にすることが好ましい。摩擦係数が0.4以下にすることで、感光体5とトナーの相互作用を減少させ、感光体5上のトナーを離れやすくすることで転写率を高めることができる。また、クリーニングブレード151と感光体5との摩擦が大きくなるのを抑え、クリーニング効率を高めることができる。特に、円形度が高いトナーでは、トナーが感光体5上で転がりやすくなるためにクリーニング不良の発生を抑えることができる。また、転写率を上げてクリーニングされるトナー量を低減させることで長期間の使用によるクリーニング不良の発生を抑えることができる。さらに、0.2以下が一層好ましい。一方、摩擦係数が0.1未満になると、クリーニングブレード151との間で滑りすぎて感光体5上のトナーのクリーニングブレード151をすり抜けるクリーニング不良が発生する。
ここで、感光体5の摩擦係数は以下のように、オイラーベルト方式にて測定した。この場合、ベルトとして中厚の上質紙を紙すきが長手方向になるようにして感光体のドラム円周1/4に張架し、ベルトの一方に例えば0.98N(100gr)の荷重を掛け、他方にフォースゲージを設置してフォースゲージを引っ張り、ベルトが移動した時点での荷重を読み取って、摩擦係数μs=2/π×1n(F/0.98)(但し、μ:静止摩擦係数、F:測定値)に代入して算出する。なお、この画像形成装置1における感光体5の摩擦係数は、画像形成によって定常状態になったときの値をいう。これは、感光体5の摩擦係数は、画像形成装置1に配設される他の装置の影響を受けるために、画像形成直後の摩擦係数の値から変化する。しかし、A4版記録紙で1,000枚程度の画像形成により摩擦係数の値はほぼ一定の値となる。したがって、ここにいう摩擦係数とは、この定常状態における一定になったときの摩擦係数をいう。
また、上述したように、本発明の画像形成装置は、感光体5、転写搬送ベルト31の他に、中間転写体、帯電ローラ14等の回転体の表面の摩擦係数を検知する検知手段と、検知手段で検知した摩擦係数によって、感光体5等のクリーニング条件を調整する調整手段とを備える。
この画像形成装置は、感光体5又は転写ベルト31の表面の摩擦係数を検知するために、図示しない検出手段が設けられている。感光体5等における表面摩擦は一定ではなく、例えば、温湿度等の環境条件、実際に現像されるトナー量、濃淡の画像の有無等の画像形成モードによって変化する。トナーの存在状態が変わることでトナーとクリーニングブレードによって感光体5等に押圧されたトナーが感光体5等の表面の潤滑剤を削り取られるために、摩擦係数が変化する。この他にも、現像装置10の現像スリーブ上の磁気ブラシが回転しながら感光体5を摺擦することで感光体5上の潤滑剤を削り取られる。また、転写装置3の記録部材又は転写ベルトが押圧されながら接触することで感光体5上の潤滑剤を削り取られる。そこで、検知手段を設けることで、そのときの感光体5等の摩擦係数を検知する。
この検知手段としては、感光体5、転写ベルト31を回転駆動させる駆動軸に駆動トルクを測定することで検知することができる。この検知手段は、感光体5を駆動させるモータ制御部よりモータを駆動させ、感光体5を回転させ、この駆動時に対する感光体5の回転トルクを直接測定する。感光体5の重量、直径等の感光体条件、現像装置10の現像スリーブ上の現像剤を感光体5に接触させたときの負荷、転写ベルト31を接触させたときの負荷等を予め入力したテーブルを作成しておき、次に、クリーニングブレード151を当接したときの駆動トルクの初期状態と使用時における駆動トルクの差を検知する。さらに、この駆動トルクの差と感光体5との摩擦係数μの関係を示すテーブルを作成しておき、ここから感光体μの摩擦係数を導き出す。または、予め所定の画像形成動作をさせた後に感光体5を停止させ、モータを設定したトルクで回転させ、このときの駆動トルクを測定し、感光体5の摩擦特性を測定してもよい。
また、この検知手段としては、モータを回転させるときの電流値を検知し、一定速度で、感光体5又は転写ベルトを回転させたときの初期状態と使用している時におけるモータにかかる負荷電流の差を測定する。この場合、予め、モータの負荷電流の差と感光体5等の摩擦係数の関係を示すテーブルを作成しておく。この電流の差から感光体5等の摩擦係数を検知することができる。
また、感光体5の駆動軸に設けられるエンコーダーで検知してもよい。エンコーダーは、駆動軸上に取り付けられた格子状に開けられた穴を有するスリット円板に、発光素子・受光素子を挟んだおき、駆動軸の回転速度を、光のON/OFF信号として検出する。この時に、感光体5の回転速度、回転量を検知して、予め作成した、これらと感光体5の摩擦係数との関係を示すテーブルから、与えられたデータに基づき、摩擦計数μを検知することができる。
さらに、この検知した摩擦係数に応じたクリーニング条件を調整する調整手段を用いて、クリーニングブレード151の当接条件を調整する。
クリーニングブレード151又はその支持板154に、クリーニングブレード151の変位を検知できるラインセンサ等を設けておき、そのセンサの信号によりクリーニングブレード151の当接角を検知することができる。この検知した角度に応じて、クリーニングブレード151の当接条件を制御する。当接角を制御するには、クリーニングブレード151を支持する支持板154の両端に軸を設け、この軸をクリーニング装置筐体に設けられた軸受で軸支して、その軸にギアを設けて、画像形成装置1本体からの制御用信号により、ギアにかみ合わせたギアを有するステッピングモータを回転させて調整することができる。また、このクリーニング装置は、ソレノイドを備え、そのソレノイドを作動することでアームを介して、支持板154を回動し、クリーニングブレード151の感光体に対する当接角を制御してもよい。また、このソレノイドにカムを回転させることで制御するものであってもよい。また、同様に、クリーニングブレード151を支持する支持板154を移動させることで、当接量を制御することができる。
感光体5の摩擦係数μは、0.1以上で、さらに、0.4以下が好ましい。これは、上述したように、トナーのクリーニング性に大きく影響する。さらに、感光体5の摩擦係数が、0.1未満では、クリーニングブレード151のめくれ又はビビリ音の発生等の異常は少なくなるが、潤滑剤のクリーニングブレード151をすり抜ける量が多くなる。この潤滑剤のすり抜け量が多くなると、帯電ローラ141、現像装置10の現像スリーブ上のキャリアに付着し現像装置10内を汚すなどの問題が生ずる。
そこで、本発明の画像形成装置1では、感光体5の摩擦係数が0.1未満になると、検知手段でこれを検知して、調整手段でクリーニングブレード151の当接角を大きくして、クリーニングブレード151の異常の発生を防止する。また、感光体5の摩擦係数μが、0.4を越えると、クリーニングブレードからのトナーのすり抜け量が少なくなり、白い斑点のある異常画像は形成されにくくなる。しかし、クリーニングブレード先端にかかる応力が大きくなり、クリーニングブレード151のめくれ又はビビリ音の発生等の異常が発生することがある。この場合は、調整手段でクリーニングブレード151の当接角を小さくすることで、異常発生を防止することができる。
また、クリーニングブレード151の当接圧Yは、感光体5の摩擦係数μに対して、当接圧Y(N/cm)≧k×μ(k:比例係数で1)の関係を満足する。上述したように、摩擦係数μが小さくなると、トナーの感光体に対する付着力が低下して、クリーニング性が向上しクリーニングが容易になる。したがって、クリーニングブレード151におけるクリーニング性の大きな要因である当接圧が小さくてもトナーをクリーニングすることができる。一方、摩擦係数μが大きくなって、トナーの感光体に対する付着力が大きくなりクリーニング性が低下して、トナーのクリーニングに大きな当接圧が必要になる。このように、当接圧Yと摩擦係数μとは比例関係にあり、実用上の画像形成装置では比例係数kの関係が成立する。さらに、当接圧Yを摩擦係数μより大きくすることで、クリーニングブレード151のめくれ又はビビリ音の発生を大きく抑制することができる。
このときに、最初から当接圧Yを大きくすると、感光体5への機械的ダメージが大きくなり、感光体5表面の摩耗が速くなり、また、感光体5表面に部分的な凸凹が形成されるためにクリーニングブレード151との当接が不均一になり、この当接圧が低い部分からクリーニング不良が発生することがある。
一方、長期の使用によって感光体5への放電生成物とトナー成分の付着などで感光体5の摩擦係数μが大きくなる。これを潤滑剤を塗布してできるだけ、感光体5表面の摩擦係数μを低くし、かつ、当接圧Yを低くして使用する。しかしながら、この感光体5表面の摩擦係数μが上昇したときには、クリーニング不良の発生を防止するために、併せて当接圧Yを大きくすることが好ましい。
また、ここでは、トナーとしては、少なくとも結着樹脂と着色剤を含有するトナ−であれば、粉砕系又は重合系であっても良い。粉砕系トナ−は、結着樹脂、着色剤と離型剤等を熱と圧力で溶融して混合し、冷却した後に粉砕していた。粉砕は、空気の圧力で衝撃板に衝突させたり、トナ−同士を衝突させる。また、重合系トナ−は、結着樹脂、着色剤と離型剤等を投入した溶媒中で粒子を形成し単量体を重合反応させ、その後乾燥させてトナ−を形成する。
ただ、クリーニング性が低下する小粒径・球形形状のトナーの実用に適している。トナ−の体積平均粒径(Dv)が10μm以下であることが好ましい、特に、3〜8μmであることが好ましい。トナ−の粒径は小さければ小さい程、高解像で高画質の画像を得る為に有利であると言われているが、逆に転写性やクリ−ニング性に対しては不利である。また、上記の範囲よりも体積平均粒径が小さい場合、二成分現像剤では現像装置における長期の攪拌において磁性キャリアの表面にトナ−が融着し、磁性キャリアの帯電能力を低下させ、一成分現像剤として用いた場合には、現像ロ−ラへのトナ−のフィルミングや、トナ−を薄層化する為のブレ−ド等の部材へのトナ−の融着を発生させやすくなる。逆に、トナ−の体積平均粒径が上記の範囲よりも大きい場合には、高解像で高画質の画像を得ることが難しくなると共に、現像剤中のトナ−の収支が行われた場合にトナ−の粒径の変動が大きくなる場合が多い。そこで、10μm以下にすることで、高品位の画像が得られる、とりわけフルカラ−画像形成装置に用いた場合に画像の優れた解像力が得られる。
また、また、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にあることが好ましい。比(Dv/Dn)が1.40を超えると、帯電量分布が広くなり、解像力も低下するため好ましくない。
その、トナ−の平均粒径及び粒度分布は、コ−ルタ−カウンタ−TA−II、コ−ルタ−マルチサイザ−II(いずれもコ−ルタ−社製)を用いて測定することができる。本発明においてはコ−ルタ−カウンタ−TA−II型を用い個数分布、体積分布を出力するインタ−フェイス(日科技研製)及びPC9801パ−ソナルコンピュ−タ−(NEC製)に接続し、測定した。
また、本発明の画像形成装置は、トナ−の平均円形度φは、0.93〜1.00の範囲のトナーに適している。円軽度を高くすることで、ドット再現性がよく解像力に優れ、転写性も良好なことから高画質を得られる。平均円形度φが0.93未満でトナ−が球形から離れた形状である場合は、十分な転写性又はチリのない高品位の画像が得られにくい。トナ−の円形度は、光学的に粒子を検知して、投影面積の等しい相当円の周囲長で除した値である。具体的には、フロ−式粒子像分析装置(FPIA−2000;シスメックス社製)を用いて測定を行う。所定の容器に、予め不純固形物を除去した水100〜150mLを入れ、分散剤として界面活性剤0.1〜0.5mLを加え、さらに、測定試料0.1〜9.5g程度を加える。試料を分散した懸濁液を超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行い、分散液濃度を3,000〜10,000個/μLにしてトナ−の形状及び分布を測定する。
また、トナ−は、形状係数SF−1が100〜180、形状係数SF−2が100〜180の範囲にあることが好ましい。
図4は、形状係数SF−1、形状係数SF−2を説明するためにトナ−の形状を模式的に表した図である。
形状係数SF−1は、トナ−形状の丸さの割合を示すものであり、下記式(1)で表される。トナ−を2次元平面に投影してできる形状の最大長MXLNGの二乗を図形面積AREAで除して、100π/4を乗じた値である。
SF−1={(MXLNG)/AREA}×(100π/4)・・・式(1)
トナ−の形状係数SF−1が100に近い値であれば、トナ−の形状は球形に近くなり、トナ−とトナ−、あるいはトナ−と感光体との接触が点接触になるため、トナ−同士の付着力は弱くなり従って流動性が高くなり、また、トナ−と感光体との付着力も弱くなって、転写率は高くなる。一方、形状係数SF−1の値が180より大きくなると、不定形になるため、現像性、転写性が低下するので好ましくない。
形状係数SF−2は、トナ−の形状の凹凸の割合を示すものであり、下記式(2)で表される。トナ−を2次元平面に投影してできる図形の周長PERIの二乗を図形面積AREAで除して、100π/4を乗じた値である。
SF−2={(PERI)/AREA}×(100π/4)・・・式(2)
SF−2の値が100に近いほどトナ−表面の凹凸は少なく滑らかになる。クリ−ニング性の向上のためには、表面に適度に凹凸を有することがよいが、形状係数SF−2が180より大きくなると、凹凸が顕著になるため、画像上にトナ−が散るなどして画像品位を低下させるので好ましくない。
なお、形状係数の測定は、具体的には、走査型電子顕微鏡(S−800:日立製作所製)でトナ−の写真を撮り、これを画像解析装置(LUSEX3:ニレコ社製)に導入して解析して計算した。
また、本発明の画像形成装置は、感光体を帯電させる帯電部材として、非接触の帯電ローラを用いる。帯電ローラ141は、導電性基体とその周囲の抵抗層を備えている。導電性基体は、直径が8〜20mm、のステンレス綱(以下、SUSと呼ぶ場合もある)の円筒部材である。導電性基体は、アルミニウムを用いて、軽量化を図ってもよい。また、抵抗層は、導電性材料をABS樹脂などに練り込んだ高分子材料からなり、その表面には、フッ素系の樹脂が薄層としてある。導電性材料としては、金属イオン錯体、カーボンブラックなどがある。
帯電ローラ141は、その長手方向両端部にスペーサが設けてあり、これらのスペーサを感光体5両端部の非画像形成領域に当接させることで、感光体表面の被帯電面と帯電ローラ141表面の帯電面との間の空隙を、その最近接部での距離が5〜100μmになるように保持している。この最近接距離は、さらに好ましくは、30〜65μmに設定するとよい。非接触にすることで、クリーニングブレード151からすり抜けたトナーが、帯電ローラ141に付着することを防止することができる。帯電ローラは、画像形成の最初であり、ここで、帯電ローラ141にトナーが付着すると、感光体5の帯電が不均一になり、高品位の画像を得ることができない。
また、本発明の画像形成装置に用いるトナーは、少なくとも、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマ−、ポリエステル、着色剤、離型剤とを有機溶媒中に分散させたトナ−材料液を、水系溶媒中で架橋及び/又は伸長反応させて得られる。以下に、トナ−の構成材料及び製造方法について説明する。
ここでは、湿式重合方法によるトナ−の構成材料と製造例とについて説明するが、本発明のトナ−は乾式溶融混錬方法であっても良い。
(変性ポリエステル)
ポリエステル樹脂中に酸、アルコ−ルのモノマ−ユニットに含まれる官能基とエステル結合以外の結合基が存在したり、またポリエステル樹脂中に構成の異なる樹脂成分が共有結合、イオン結合などで結合した状態をさす。
例えば、ポリエステル末端をエステル結合以外のもので反応させたもの。具体的には末端に酸基、水酸基と反応するイソシアネ−ト基などの官能基を導入し、活性水素化合物とさらに反応させ末端を変性したり伸長反応させたものも含まれる。
さらに活性水素基が複数存在する化合物であればポリエステル末端同士を結合させたものも含まれる(ウレア変性ポリエステル、ウレタン変性ポリエステルなど)。
また、ポリエステル主鎖中に二重結合などの反応性基を導入し、そこからラジカル重合を起こして側鎖に炭素−炭素結合のグラフト成分を導入したり二重結合同士を橋かけしたものも含まれる(スチレン変性、アクリル変性ポリエステルなど)
また、ポリエステルの主鎖中に構成の異なる樹脂成分を共重合させたり末端のカルボキシル基や水酸基と反応させたもの。例えば末端がカルボキシル基、水酸基、エポキシ基、メルカプト基によって変性されたシリコ−ン樹脂と共重合させたものも含まれる(シリコ−ン変性ポリエステルなど)以下具体的に説明する。
(変性ポリエステルの合成例)
ウレア変性されたポリエステル(i)としては、例えばイソシアネ−ト基を有するポリエステルプレポリマ−(A)とアミン類(B)との反応物などが挙げられる。イソシアネ−ト基を有するポリエステルプレポリマ−(A)としては、ポリオ−ル(1)とポリカルボン酸(2)の重縮合物でかつ活性水素基を有するポリエステルをさらにポリイソシアネ−ト(3)と反応させた物などが挙げられる。上記ポリエステルの有する活性水素基としては、水酸基(アルコ−ル性水酸基およびフェノ−ル性水酸基)、アミノ基、カルボキシル基、メルカプト基などが挙げられ、これらのうち好ましいものはアルコ−ル性水酸基である。
ポリオ−ル(1)としては、ジオ−ル(1−1)および3価以上のポリオ−ル(1−2)が挙げられ、(1−1)単独、または(1−1)と少量の(1−2)の混合物が好ましい。ジオ−ル(1−1)としては、アルキレングリコ−ル(エチレングリコ−ル、1,2−プロピレングリコ−ル、1,3−プロピレングリコ−ル、1,4−ブタンジオ−ル、1,6−ヘキサンジオ−ルなど);アルキレンエ−テルグリコ−ル(ジエチレングリコ−ル、トリエチレングリコ−ル、ジプロピレングリコ−ル、ポリエチレングリコ−ル、ポリプロピレングリコ−ル、ポリテトラメチレンエ−テルグリコ−ルなど);脂環式ジオ−ル(1,4−シクロヘキサンジメタノ−ル、水素添加ビスフェノ−ルAなど);ビスフェノ−ル類(ビスフェノ−ルA、ビスフェノ−ルF、ビスフェノ−ルSなど);上記脂環式ジオ−ルのアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加物;上記ビスフェノ−ル類のアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加物などが挙げられる。これらのうち好ましいものは、炭素数2〜12のアルキレングリコ−ルおよびビスフェノ−ル類のアルキレンオキサイド付加物であり、特に好ましいものはビスフェノ−ル類のアルキレンオキサイド付加物、およびこれと炭素数2〜12のアルキレングリコ−ルとの併用である。3価以上のポリオ−ル(1−2)としては、3〜8価またはそれ以上の多価脂肪族アルコ−ル(グリセリン、トリメチロ−ルエタン、トリメチロ−ルプロパン、ペンタエリスリト−ル、ソルビト−ルなど);3価以上のフェノ−ル類(トリスフェノ−ルPA、フェノ−ルノボラック、クレゾ−ルノボラックなど);上記3価以上のポリフェノ−ル類のアルキレンオキサイド付加物などが挙げられる。
ポリカルボン酸(2)としては、ジカルボン酸(2−1)および3価以上のポリカルボン酸(2−2)が挙げられ、(2−1)単独、および(2−1)と少量の(2−2)の混合物が好ましい。ジカルボン酸(2−1)としては、アルキレンジカルボン酸(コハク酸、アジピン酸、セバシン酸など);アルケニレンジカルボン酸(マレイン酸、フマ−ル酸など);芳香族ジカルボン酸(フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸など)などが挙げられる。これらのうち好ましいものは、炭素数4〜20のアルケニレンジカルボン酸および炭素数8〜20の芳香族ジカルボン酸である。3価以上のポリカルボン酸(2−2)としては、炭素数9〜20の芳香族ポリカルボン酸(トリメリット酸、ピロメリット酸など)などが挙げられる。なお、ポリカルボン酸(2)としては、上述のものの酸無水物または低級アルキルエステル(メチルエステル、エチルエステル、イソプロピルエステルなど)を用いてポリオ−ル(1)と反応させてもよい。
ポリオ−ル(1)とポリカルボン酸(2)の比率は、水酸基[OH]とカルボキシル基[COOH]の当量比[OH]/[COOH]として、通常2/1〜1/1、好ましくは1.5/1〜1/1、さらに好ましくは1.3/1〜1.02/1である。
ポリイソシアネ−ト(3)としては、脂肪族ポリイソシアネ−ト(テトラメチレンジイソシアネ−ト、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト、2,6−ジイソシアナトメチルカプロエ−トなど);脂環式ポリイソシアネ−ト(イソホロンジイソシアネ−ト、シクロヘキシルメタンジイソシアネ−トなど);芳香族ジイソシアネ−ト(トリレンジイソシアネ−ト、ジフェニルメタンジイソシアネ−トなど);芳香脂肪族ジイソシアネ−ト(α,α,α',α'−テトラメチルキシリレンジイソシアネ−トなど);イソシアヌレ−ト類;前記ポリイソシアネ−トをフェノ−ル誘導体、オキシム、カプロラクタムなどでブロックしたもの;およびこれら2種以上の併用が挙げられる。
ポリイソシアネ−ト(3)の比率は、イソシアネ−ト基[NCO]と、水酸基を有するポリエステルの水酸基[OH]の当量比[NCO]/[OH]として、通常5/1〜1/1、好ましくは4/1〜1.2/1、さらに好ましくは2.5/1〜1.5/1である。[NCO]/[OH]が5を超えると低温定着性が悪化する。[NCO]のモル比が1未満では、変性ポリエステル中のウレア含量が低くなり、耐ホットオフセット性が悪化する。末端にイソシアネ−ト基を有するプレポリマ−(A)中のポリイソシアネ−ト(3)構成成分の含有量は、通常0.5〜40重量%、好ましくは1〜30重量%、さらに好ましくは2〜20重量%である。0.5重量%未満では、耐ホットオフセット性が悪化するとともに、耐熱保存性と低温定着性の両立の面で不利になる。また、40重量%を超えると低温定着性が悪化する。
イソシアネ−ト基を有するプレポリマ−(A)中の1分子当たりに含有するイソシアネ−ト基は、通常1個以上、好ましくは、平均1.5〜3個、さらに好ましくは、平均1.8〜2.5個である。1分子当たり1個未満では、変性ポリエステルの分子量が低くなり、耐ホットオフセット性が悪化する。
アミン類(B)としては、ジアミン(B1)、3価以上のポリアミン(B2)、アミノアルコ−ル(B3)、アミノメルカプタン(B4)、アミノ酸(B5)、およびB1〜B5のアミノ基をブロックしたもの(B6)などが挙げられる。ジアミン(B1)としては、芳香族ジアミン(フェニレンジアミン、ジエチルトルエンジアミン、4,4’ジアミノジフェニルメタンなど);脂環式ジアミン(4,4’−ジアミノ−3,3’ジメチルジシクロヘキシルメタン、ジアミンシクロヘキサン、イソホロンジアミンなど);および脂肪族ジアミン(エチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなど)などが挙げられる。3価以上のポリアミン(B2)としては、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミンなどが挙げられる。アミノアルコ−ル(B3)としては、エタノ−ルアミン、ヒドロキシエチルアニリンなどが挙げられる。アミノメルカプタン(B4)としては、アミノエチルメルカプタン、アミノプロピルメルカプタンなどが挙げられる。アミノ酸(B5)としては、アミノプロピオン酸、アミノカプロン酸などが挙げられる。B1〜B5のアミノ基をブロックしたもの(B6)としては、前記B1〜B5のアミン類とケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど)から得られるケチミン化合物、オキサゾリン化合物などが挙げられる。これらアミン類(B)のうち好ましいものは、B1およびB1と少量のB2の混合物である。
さらに、必要により伸長停止剤を用いて変性ポリエステルの分子量を調整することができる。伸長停止剤としては、モノアミン(ジエチルアミン、ジブチルアミン、ブチルアミン、ラウリルアミンなど)、およびそれらをブロックしたもの(ケチミン化合物)などが挙げられる。
アミン類(B)の比率は、イソシアネ−ト基を有するプレポリマ−(A)中のイソシアネ−ト基[NCO]と、アミン類(B)中のアミノ基[NHx]の当量比[NCO]/[NHx]として、通常1/2〜2/1、好ましくは1.5/1〜1/1.5、さらに好ましくは1.2/1〜1/1.2である。[NCO]/[NHx]が2を超えたり1/2未満では、ウレア変性ポリエステル(i)の分子量が低くなり、耐ホットオフセット性が悪化する。本発明においては、変性されたポリエステル(i)中に、ウレア結合と共にウレタン結合を含有していてもよい。ウレア結合含有量とウレタン結合含有量のモル比は、通常100/0〜10/90であり、好ましくは80/20〜20/80、さらに好ましくは、60/40〜30/70である。ウレア結合のモル比が10%未満では、耐ホットオフセット性が悪化する。
変性ポリエステルのメインピ−ク分子量は、通常1000〜10000、好ましくは2000〜8000である。分子量1000未満成分の量が増えると耐熱保存性が悪化傾向となり、分子量10000以上成分が増えると単純には低温定着性が低下傾向になるがバランスコントロ−ルで低下を極力押さえることも可能である。また、分子量30000以上のような高分子の成分の含有量は1%〜10%で、トナ−材料により異なるが好ましくは3〜6%である。1%未満では充分な耐ホットオフセット性が得られず、10%以上では光沢性、透明性が悪化するケ−スも発生する。
また、THF不溶分を1〜25%含むポリエステル樹脂を使用することでホットオフセット向上につながる。また、一成分現像装置内部で長期間の攪拌により、現像ロ−ラとトナ−供給ロ−ラ、層厚規制ブレ−ドや摩擦帯電ブレ−ドなどとによる接触ストレスによりさらにトナ−が粉砕され、極微粒子が発生したり、流動化剤がトナ−表面に埋め込まれるために画像品質が低下といった問題に対して効果をもたらす。また、THF不溶分はカラ−トナ−においてはホットオフセットには効果があるものの光沢性やOHPの透明性については確実にマイナスであるが離型幅を広げるなどには1〜10%内で効果を発揮するケ−スもある。
(未変性ポリエステル)
前記変性されたポリエステル(i)単独使用だけでなく、この(i)と共に、変性されていないポリエステル(ii)をトナ−バインダ−成分として含有させることもできる。(ii)を併用することで、低温定着性およびフルカラ−装置に用いた場合の光沢性が向上し、単独使用より好ましい。(ii)としては、前記(i)のポリエステル成分と同様なポリオ−ル(1)とポリカルボン酸(2)との重縮合物などが挙げられ、好ましいものも(i)と同様である。また、(ii)は無変性のポリエステルだけでなく、例えばウレア結合やウレタン結合で変性されていてもよい。(i)と(ii)は少なくとも一部が相溶していることが低温定着性、耐ホットオフセット性の面で好ましい。従って、(i)のポリエステル成分と(ii)は類似の組成が好ましい。(ii)を含有させる場合の(i)と(ii)の重量比は、通常5/95〜80/20、好ましくは5/95〜30/70、さらに好ましくは5/95〜25/75、特に好ましくは7/93〜20/80である。(i)の重量比が5%未満では、耐ホットオフセット性が悪化するとともに、耐熱保存性と低温定着性の両立の面で不利になる。
(ii)のピ−ク分子量は、通常1000〜20000、好ましくは1500〜10000、さらに好ましくは2000〜8000である。1000未満では耐熱保存性が悪化し、10000を超えると低温定着性が悪化する。(ii)の水酸基価は5以上であることが好ましく、さらに好ましくは10〜120、特に好ましくは20〜80である。5未満では耐熱保存性と低温定着性の両立の面で不利になる。(ii)の酸価は好ましくは10〜30である。酸価を持たせることで負帯電性となりやすく、さらに定着性が良好になる傾向がある。但し、酸価が30を超えると特に高温高湿環境下で使用の場合には、トナ−の帯電量が低下し、画像上での地汚れなどの問題が発生する場合がある。
(ii)のガラス転移点(Tg)は35〜55℃、好ましくは40〜55℃である。35未満ではトナ−の耐熱保存性が悪化し、55℃を超えると低温定着性が不十分となる。変性ポリエステル樹脂の共存により、本発明の乾式トナ−においては、公知のポリエステル系トナ−と比較して、ガラス転移点が低くても耐熱保存性が良好な傾向を示す。トナ−バインダ−の貯蔵弾性率としては、測定周波数20Hzにおいて10000dyne/cm2となる温度(TG’)が、通常100℃以上、好ましくは110〜200℃である。100℃未満では耐ホットオフセット性が悪化する。トナ−バインダ−の粘性としては、測定周波数20Hzにおいて1000ポイズとなる温度(Tη)が、通常180℃以下、好ましくは90〜160℃である。180℃を超えると低温定着性が悪化する。すなわち、低温定着性と耐ホットオフセット性の両立の観点から、TG’はTηより高いことが好ましい。言い換えるとTG’とTηの差(TG’−Tη)は0℃以上が好ましい。さらに好ましくは10℃以上であり、特に好ましくは20℃以上である。差の上限は特に限定されない。また、耐熱保存性と低温定着性の両立の観点から、TηとTgの差は0〜100℃が好ましい。さらに好ましくは10〜90℃であり、特に好ましくは20〜80℃である。
(離型剤)
また、トナ−バインダ−、着色剤とともにワックスを含有させることもできる。本発明者らが検討の結果、トナ−中でのワックス存在状態が定着時におけるトナ−の離型性に大きく影響することが明らかになり、ワックスがトナ−中で微分散し、かつトナ−の内部にあって表面近傍に多く存在することで、良好な定着離型性が得られることが明らかになった。特に、ワックスは長径で1μm以下に分散されている状態が好ましい。ただし、離型剤がトナ−表面に多く露出した状態では、現像装置内部での長期攪拌により、ワックスがトナ−表面から外れやすくなることによるキャリア表面への付着や、現像装置内の部材表面に付着し、現像剤の帯電量を低下させる場合があるため好ましくない。なお、これら離型剤の分散は、透過型電子顕微鏡を用いて得られた拡大写真から判断する。
ワックスとしては公知のものが使用でき、例えばポリオレフィンワッックス(ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックスなど);長鎖炭化水素(パラフィンワッックス、サゾ−ルワックスなど);カルボニル基含有ワックスなどが挙げられる。これらのうち好ましいものは、カルボニル基含有ワックスである。カルボニル基含有ワックスとしては、ポリアルカン酸エステル(カルナバワックス、モンタンワックス、トリメチロ−ルプロパントリベヘネ−ト、ペンタエリスリト−ルテトラベヘネ−ト、ペンタエリスリト−ルジアセテ−トジベヘネ−ト、グリセリントリベヘネ−ト、1,18−オクタデカンジオ−ルジステアレ−トなど);ポリアルカノ−ルエステル(トリメリット酸トリステアリル、ジステアリルマレエ−トなど);ポリアルカン酸アミド(エチレンジアミンジベヘニルアミドなど);ポリアルキルアミド(トリメリット酸トリステアリルアミドなど);およびジアルキルケトン(ジステアリルケトンなど)などが挙げられる。これらカルボニル基含有ワックスのうち好ましいものは、ポリアルカン酸エステルである。本発明のワックスの融点は、通常40〜160℃であり、好ましくは50〜120℃、さらに好ましくは60〜90℃である。融点が40℃未満のワックスは耐熱保存性に悪影響を与え、160℃を超えるワックスは低温での定着時にコ−ルドオフセットを起こしやすい。また、ワックスの溶融粘度は、融点より20℃高い温度での測定値として、5〜1000cpsが好ましく、さらに好ましくは10〜100cpsである。1000cpsを超えるワックスは、耐ホットオフセット性、低温定着性への向上効果に乏しい。トナ−中のワックスの含有量は通常0〜40重量%であり、好ましくは3〜30重量%である。
(荷電制御剤)
帯電制御剤粒子としては公知のものが全て使用できる。しかし、上述したようにサリチル酸金属塩及びサリチル酸誘導体の金属塩が好ましい。具体的には、サリチル酸系金属錯体のE−84(オリエント化学工業社製)が挙げられる。好ましくは結晶性化合物で、応力等により1μmの微細な粒子に解砕されやすいものがより好ましい。これら帯電制御剤粒子は帯電性の補強のために着色剤が含まれる樹脂粒子内部にあらかじめ入れておくこともできる。
(外添剤)
無機微粒子による外添剤としては公知のものが全て使用できる。しかい、上述したように、シリカ、チタニア、アルミナから選択されることが好ましい。
(着色剤)
着色剤としては公知の染料及び顔料が全て使用でき、例えば、カ−ボンブラック、ニグロシン染料、鉄黒、ナフト−ルイエロ−S、ハンザイエロ−(10G、5G、G)、カドミュウムイエロ−、黄色酸化鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、ポリアゾイエロ−、オイルイエロ−、ハンザイエロ−(GR、A、RN、R)、ピグメントイエロ−L、ベンジジンイエロ−(G、GR)、パ−マネントイエロ−(NCG)、バルカンファストイエロ−(5G、R)、タ−トラジンレ−キ、キノリンイエロ−レ−キ、アンスラザンイエロ−BGL、イソインドリノンイエロ−、ベンガラ、鉛丹、鉛朱、カドミュウムレッド、カドミュウムマ−キュリレッド、アンチモン朱、パ−マネントレッド4R、パラレッド、ファイセ−レッド、パラクロルオルトニトロアニリンレッド、リソ−ルファストスカ−レットG、ブリリアントファストスカ−レット、ブリリアントカ−ンミンBS、パ−マネントレッド(F2R、F4R、FRL、FRLL、F4RH)、ファストスカ−レットVD、ベルカンファストルビンB、ブリリアントスカ−レットG、リソ−ルルビンGX、パ−マネントレッドF5R、ブリリアントカ−ミン6B、ポグメントスカ−レット3B、ボルド−5B、トルイジンマル−ン、パ−マネントボルド−F2K、ヘリオボルド−BL、ボルド−10B、ボンマル−ンライト、ボンマル−ンメジアム、エオシンレ−キ、ロ−ダミンレ−キB、ロ−ダミンレ−キY、アリザリンレ−キ、チオインジゴレッドB、チオインジゴマル−ン、オイルレッド、キナクリドンレッド、ピラゾロンレッド、ポリアゾレッド、クロ−ムバ−ミリオン、ベンジジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、コバルトブル−、セルリアンブル−、アルカリブル−レ−キ、ピ−コックブル−レ−キ、ビクトリアブル−レ−キ、無金属フタロシアニンブル−、フタロシアニンブル−、ファストスカイブル−、インダンスレンブル−(RS、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブル−、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレ−キ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサンバイオレット、アントラキノンバイオレット、クロムグリ−ン、ジンクグリ−ン、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグリ−ン、ピグメントグリ−ンB、ナフト−ルグリ−ンB、グリ−ンゴ−ルド、アシッドグリ−ンレ−キ、マラカイトグリ−ンレ−キ、フタロシアニングリ−ン、アントラキノングリ−ン、酸化チタン、亜鉛華、リトボン及びそれらの混合物が使用できる。着色剤の含有量はトナ−に対して通常1〜15重量%、好ましくは3〜10重量%である。
着色剤は樹脂と複合化されたマスタ−バッチとして用いることもできる。マスタ−バッチの製造またはマスタ−バッチとともに混練されるバインダ−樹脂としては、先にあげた変性、未変性ポリエステル樹脂の他にポリスチレン、ポリp−クロロスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及びその置換体の重合体;スチレン−p−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン−α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体などのスチレン系共重合体;ポリメチルメタクリレ−ト、ポリブチルメタクリレ−ト、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、エポキシ樹脂、エポキシポリオ−ル樹脂、ポリウレタン、ポリアミド、ポリビニルブチラ−ル、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、脂肪族叉は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィンワックスなどが挙げられ、単独あるいは混合して使用できる。
本マスタ−バッチはマスタ−バッチ用の樹脂と着色剤とを高せん断力をかけて混合、混練してマスタ−バッチを得る事ができる。この際着色剤と樹脂の相互作用を高めるために、有機溶剤を用いる事ができる。またいわゆるフラッシング法と呼ばれる着色剤の水を含んだ水性ペ−ストを樹脂と有機溶剤とともに混合混練し、着色剤を樹脂側に移行させ、水分と有機溶剤成分を除去する方法も着色剤のウエットケ−キをそのまま用いる事ができるため乾燥する必要がなく、好ましく用いられる。混合混練するには3本ロ−ルミル等の高せん断分散装置が好ましく用いられる。
また、本発明の画像形成装置に用いられるトナ−の形状は、略球形状であり、以下の形状規定によって表すことができる。
図5は、本発明に係るトナ−の形状を模式的に示す図である。(a)において、略球形状のトナ−を長軸r1、短軸r2、厚さr3(但し、r1≧r2≧r3とする。)で規定するとき、本発明のトナ−は、長軸と短軸との比(r2/r1)((b)参照)が0.5〜1.0で、厚さと短軸との比(r3/r2)((c)参照)が0.7〜1.0の範囲にあることが好ましい。長軸と短軸との比(r2/r1)が0.5未満では、真球形状から離れるためにドット再現性及び転写効率が劣り、高品位な画質が得られなくなる。また、厚さと短軸との比(r3/r2)が0.7未満では、扁平形状に近くなり、球形トナ−のような高転写率は得られなくなる。特に、厚さと短軸との比(r3/r2)が1.0では、長軸を回転軸とする回転体となり、トナ−の流動性を向上させることができる。
なお、r1、r2、r3は、走査型電子顕微鏡(SEM)で、視野の角度を変えて写真を撮り、観察しながら測定した。
図6は、画像形成装置本体から取り出したプロセスカートリッジのの構成を示す概略的断面図である。本発明の画像形成装置1は、感光体5と、塗布装置16、帯電装置14、現像装置10、クリーニング装置15の中から選択される1以上の装置とが一体に支持されて、着脱可能なプロセスカートリッジを備える。これによって、現像剤、現像装置10の交換を容易にして、画像形成装置1本体を長期にわたって使用することができる。
本発明の画像形成装置に用いられる乾式トナ−は、以下の方法で製造することができるが勿論これらに限定されることはない。
(水系媒体中でのトナ−の製造法)
本発明に用いる水系媒体としては、水単独でもよいが、水と混和可能な溶剤を併用することもできる。混和可能な溶剤としては、アルコ−ル(メタノ−ル、イソプロパノ−ル、エチレングリコ−ルなど)、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、セルソルブ類(メチルセルソルブなど)、低級ケトン類(アセトン、メチルエチルケトンなど)などが挙げられる。
水系媒体中でプレポリマ−(A)、及び未変性ポリエステル(ii)からなる分散体を安定して形成させる方法としては、水系媒体中にプレポリマ−(A)、及び未変性ポリエステル(ii)からなるトナ−原料の組成物を加えて、せん断力により分散させる方法などが挙げられる。プレポリマ−(A)、及び未変性ポリエステル(ii)と他のトナ−組成物である(以下トナ−原料と呼ぶ)着色剤、着色剤マスタ−バッチ、離型剤、荷電制御剤などは、水系媒体中で分散体を形成させる際に混合してもよいが、あらかじめトナ−原料を混合した後、水系媒体中にその混合物を加えて分散させたほうがより好ましい。また、本発明においては、着色剤、離型剤、荷電制御剤などの他のトナ−原料は、必ずしも、水系媒体中で粒子を形成させる時に混合しておく必要はなく、粒子を形成せしめた後、添加してもよい。たとえば、着色剤を含まない粒子を形成させた後、公知の染着の方法で着色剤を添加することもできる。
分散の方法としては特に限定されるものではないが、低速せん断式、高速せん断式、摩擦式、高圧ジェット式、超音波などの公知の設備が適用できる。分散体の粒径を2〜20μmにするために高速せん断式が好ましい。高速せん断式分散機を使用した場合、回転数は特に限定はないが、通常1000〜30000rpm、好ましくは5000〜20000rpmである。分散時間は特に限定はないが、バッチ方式の場合は、通常0.1〜5分である。分散時の温度としては、通常、0〜150℃(加圧下)、好ましくは40〜98℃である。高温なほうが、変性ポリエステル(i)やプレポリマ−(A)からなる分散体の粘度が低く、分散が容易な点で好ましい。
プレポリマ−(A)、及び未変性ポリエステル(ii)を含むトナ−組成物100部に対する水系媒体の使用量は、通常50〜2000重量部、好ましくは100〜1000重量部である。50重量部未満ではトナ−組成物の分散状態が悪く、所定の粒径のトナ−粒子が得られない。20000重量部を超えると経済的でない。また、必要に応じて、樹脂微粒子と共に分散剤を用いることもできる。分散剤を用いたほうが、粒度分布がシャ−プになるとともに分散が安定である点で好ましい。
プレポリマ−(A)からウレア変性ポリエステルを合成する工程は水系媒体中でトナ−組成物を分散する前にアミン類(B)を加えて反応させても良いし、水系媒体中に分散した後にアミン類(B)を加えて粒子界面から反応を起こしても良い。この場合製造されるトナ−表面に優先的にウレア変性ポリエステルが生成し、粒子内部で濃度勾配を設けることもできる。
トナ−組成物が分散された油性相を水が含まれる液体に乳化、分散するための分散剤としてアルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、リン酸エステルなどの陰イオン界面活性荊、アルキルアミン塩、アミノアルコ−ル脂肪酸誘導体、ポリアミン脂肪酸誘導体、イミダゾリンなどのアミン塩型や、アルキルトリメチルアンモニム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、ピリジニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、塩化ベンゼトニウムなどの四級アンモニウム塩型の陽イオン界面活性剤、脂肪酸アミド誘導体、多価アルコ−ル誘導体などの非イオン界面活性剤、例えばアラニン、ドデシルジ(アミノエチル)グリシン、ジ(オクチルアミノエチル)グリシンやN−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムべタインなどの両性界面活性剤が挙げられる。
また、フルオロアルキル基を有する界面活性剤を用いることにより、非常に少量でその効果をあげることができる。好ましく用いられるフルオロアルキル基を有するアニオン性界面活性剤としては、炭素数2〜10のフルオロアルキルカルボン酸及ぴその金属塩、パ−フルオロオクタンスルホニルグルタミン酸ジナトリウム、3一[オメガ−フルオロアルキル(C6〜C11)オキシ〕−1−アルキル(C3〜C4)スルホン酸ナトリウム、3−[オメガ−フルオロアルカノイル(C6〜C8)一N−エチルアミノ]−1−プロパンスルホン酸ナトリウム、フルオロアルキル(C11〜C20)カルボン酸及ぴ金属塩、パ−フルオロアルキルカルボン酸(C7〜C13)及びその金属塩、パ−フルオロアルキル(C4〜C12)スルホン酸及ぴその金属塩、パ−フルオロオクタンスルホン酸ジエタノ−ルアミド、N−プロピル−N一(2ヒドロキシエチル)パ−フルオロオクタンスルホンアミド、パ−フルオロアルキル(C6〜C10)スルホンアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩、パ−フルオロアルキル(C6〜C10)−N−エチルスルホニルグリシン塩、モノパ−フルオロアルキル(C6〜C16)エチルリン酸エステルなどが挙げられる,
商品名としては、サ−フロンS−111、S−112、S−113(旭硝子社製)、フロラ−ドFC−93、FC−95、FC−98、FC−l29(住友3M社製)、ユニダインDS一101、DS−l02、(タイキン工莱社製)、メガファックF−ll0、F−l20、F一113、F−191、F−812、F−833(大日本インキ社製)、エクトップEF一102、l03、104、105、112、123A、123B、306A、501、201、204、(ト−ケムプロダクツ社製)、フタ−ジェントF−100、F150(ネオス社製)などが挙げられる。
また、カチオン界面活性剤としては、フルオロアルキル基を右する脂肪族一級、二級もしくは二級アミン酸、パ−フルオロアルキル(C6一C10)スルホンアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩などの脂肪族4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム塩、塩化ベンゼトニウム、ピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩、商品名としてはサ−フロンS−l21(旭硝子社製)、フロラ−ドFC−135(住友3M社製)、ユニダインDS−202(ダイキンエ業杜製)、メガファックF−150、F−824(大日本インキ社製)、エクトップEF−l32(ト−ケムプロダクツ社製)、フタ−ジェントF一300(ネオス社製)などが挙げられる。
また、水に難溶の無機化合物分散剤としてリン酸三カルシウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、コロイダルシリカ、ヒドロキシアパタイトなども用いる事が出来る。
また高分子系保護コロイドにより分散液滴を安定化させることが特に好ましい。例えばアクリル酸、メタクリル酸、α−シアノアクリル酸、α−シアノメタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、フマ−ル酸、マレイン酸または無水マレイン酸などの酸類、あるいは水酸基を含有する(メタ)アクリル系単量体、例えばアクリル酸β一ヒドロキシエチル、メタクリル酸β一ヒドロキシエチル、アクリル酸β−ヒドロキシプロビル、メタクリル酸β一ヒドロキシプロピル、アクリル酸γ−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸γ一ヒドロキシプロピル、アクリル酸3−クロロ2−ヒドロキシプロビル、メタクリル酸3−クロロ−2一ヒドロキシプロピル、ジエチレングリコ−ルモノアクリル酸エステル、ジエチレングリコ−ルモノメタクリル酸エステル、グリセリンモノアクリル酸エステル、グリセリンモノメタクリル酸エステル、N−メチロ−ルアクリルアミド、N−メチロ−ルメタクリルアミドなど、ビニルアルコ−ルまたはビニルアルコ−ルとのエ一テル類、例えばビニルメチルエ−テル、ビニルエチルエ−テル、ビニルプロピルエ−テルなど、またはビニルアルコ−ルとカルボキシル基を含有する化合物のエステル類、例えば酢酸ピニル、プロピオン酸ピニル、酪酸ビニルなど、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミドあるいはこれらのメチロ−ル化合物、アクリル酸クロライド、メタクリル酸クロライドなどの酸クロライド類、ピニルビリジン、ビニルピロリドン、ビニルイミダゾ−ル、エチレンイミンなどの窒素原子、またはその複素環を有するものなどのホモポリマ−または共重合体、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシプロピレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド、ポリオキシプロピレンアルキルアミド、ポリオキシエチレンノニルフエニルエ−テル、ポリオキシエチレンラウリルフェニルエ−テル、ポリオキシエチレンステアリルフェニルエステル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエステルなどのポリオキシエチレン系、メチルセルロ−ス、ヒドロキシエチルセルロ−ス、ヒドロキシプロピルセルロ−スなどのセルロ−ス類などが使用できる。
なお、分散安定剤としてリン酸カルシウム塩などの酸、アルカリに溶解可能な物を用いた場合は、塩酸等の酸により、リン酸カルシウム塩を溶解した後、水洗するなどの方法によって、微粒子からリン酸カルシウム塩を除去する。その他酵素による分解などの操作によっても除去できる。
分散剤を使用した場合には、該分散剤がトナ−粒子表面に残存したままとすることもできるが、伸長及び/又は架橋反応後、洗浄除去するほうがトナ−の帯電面から好ましい。
さらに、トナ−組成物の粘度を低くするために、プレポリマ−(A)、及び未変性ポリエステル(ii)が可溶の溶剤を使用することもできる。溶剤を用いたほうが粒度分布がシャ−プになる点で好ましい。該溶剤は沸点が100℃未満の揮発性であることが除去が容易である点から好ましい。該溶剤としては、例えば、トルエン、キシレン、ベンゼン、四塩化炭素、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、トリクロロエチレン、クロロホルム、モノクロロベンゼン、ジクロロエチリデン、酢酸メチル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどを単独あるいは2種以上組合せて用いることができる。特に、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒および塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素が好ましい。プレポリマ−(A)100部に対する溶剤の使用量は、通常0〜300部、好ましくは0〜100部、さらに好ましくは25〜70部である。溶剤を使用した場合は、伸長及び/又は架橋反応後、常圧または減圧下にて加温し除去する。
伸長及び/又は架橋反応時間は、プレポリマ−(A)の有するイソシアネ−ト基構造とアミン類(B)の組み合わせによる反応性により選択されるが、通常10分〜40時間、好ましくは2〜24時間である。反応温度は、通常、0〜150℃、好ましくは5〜50℃である。また、必要に応じて公知の触媒を使用することができる。具体的にはジブチルチンラウレ−ト、ジオクチルチンラウレ−トなどが挙げられる。
得られた乳化分散体から有機溶媒を除去するためには、系全体を徐々に昇温し、液滴中の有機溶媒を完全に蒸発除去する方法を採用することができる。あるいはまた、乳化分散体を乾燥雰囲気中に噴霧して、液滴中の非水溶性有機溶媒を完全に除去してトナ−微粒子を形成し、合せて水系分散剤を蒸発除去することも可能である。乳化分散体が噴霧される乾燥雰囲気としては、空気、窒素、炭酸ガス、燃焼ガス等を加熱した気体、特に使用される最高沸点溶媒の沸点以上の温度に加熱された各種気流が一般に用いられる。スプレイドライア−、ベルトドライア−、ロ−タリ−キルンなどの短時間の処理で十分目的とする品質が得られる。
乳化分散時の粒度分布が広く、その粒度分布を保って洗浄、乾燥処理が行われた場合、所望の粒度分布に分級して粒度分布を整えることができる。
分級操作は液中でサイクロン、デカンタ−、遠心分離等により、微粒子部分を取り除くことができる。もちろん乾燥後に粉体として取得した後に分級操作を行っても良いが、液体中で行うことが効率の面で好ましい。
用いた分散剤は得られた分散液からできるだけ取り除くことが好ましいが、先に述べた分級操作と同時に行うのが好ましい。
得られた乾燥後のトナ−の粉体と離型剤微粒子、帯電制御性微粒子、流動化剤微粒子、着色剤微粒子などの異種粒子とともに混合したり、混合粉体に機械的衝撃力を与えることによって表面で固定化、融合化させ、得られる複合体粒子の表面からの異種粒子の脱離を防止することができる。
具体的手段としては、高速で回転する羽根によって混合物に衝撃力を加える方法、高速気流中に混合物を投入し、加速させ、粒子同士または複合化した粒子を適当な衝突板に衝突させる方法などがある。装置としては、オングミル(ホソカワミクロン社製)、I式ミル(日本ニュ−マチック社製)を改造して、粉砕エア−圧カを下げた装置、ハイブリダイゼイションシステム(奈良機械製作所社製)、クリプトロンシステム(川崎重工業社製)、自動乳鉢などがあげられる。
本発明の画像形成装置の構成を示す概略図である。 本発明の画像形成装置における画像形成ユニットの構成を示す概略図である。 クリーニングブレードの当接条件を示す概略図である。 形状係数SF−1、形状係数SF−2を説明するためにトナ−の形状を模式的に表した図である。 本発明に係るトナ−の形状を模式的に示す図である。 画像形成装置本体から取り出したプロセスカートリッジの構成を示す概略的断面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 画像形成ユニット
21 プロセスカートリッジ
3 転写装置
31 転写ベルト
5 感光体(像担持体)
6 露光装置
7 両面ユニット
8 反転ユニット
9 定着装置
10 現像装置
11、12 給紙カセット
13 手差しトレイ
14 帯電装置
141 帯電ローラ
142 帯電ローラクリーニングブラシ
15 クリーニング手段
151 クリーニングブレード
152 ブレード加圧スプリング
153 ブレード回動支点
154 クリーニングブレード支持体
155 廃トナー回収コイル
158 ブラシ状ローラスクレーパー
16 塗布装置
161 ブラシ状ローラ
162 潤滑剤成型体
163 バー加圧スプリング
20 反転排紙路
25 ローラ対
26 排紙トレイ
45a、45b 搬送ガイド板
46 搬送ローラ
55、56 分離給紙部
58 紙吸着ローラ
59 レジストローラ対

Claims (19)

  1. 潜像を形成する像担持体と、像担持体表面に均一に帯電を施す帯電装置と、帯電した像担持体表面に画像データに基づいて露光し、潜像を書き込む露光装置と、像担持体表面に形成された潜像にトナーを供給し、可視像化する現像装置と、像担持体表面の可視像を直接又は中間転写体に転写した後に記録媒体に転写する転写装置と、像担持体又は中間転写体をクリーニングするクリーニング装置と、記録媒体上のトナー像を定着させる定着装置と を備える画像形成装置において、
    前記画像形成装置は、像担持体又は中間転写体の表面の摩擦係数を検知する検知手段と、
    検知手段で検知した摩擦係数によって、像担持体又は中間転写体のクリーニング条件を調整する調整手段と を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記検知手段は、像担持体又は中間転写体の駆動トルクを測定して、摩擦係数を検知する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記検知手段は、像担持体又は中間転写体を駆動させるモータの電流を測定して、摩擦係数を検知する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記クリーニング装置は、クリーニングブレードを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、
    前記クリーニング装置は、クリーニングブレードの当接圧を調整する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項4又は5のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記クリーニング装置は、クリーニングブレードの当接角を調整する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項4ないし6のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記クリーニング装置は、クリーニングブレードの当接量を調整する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項4ないし7のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記画像形成装置は、像担持体の摩擦係数が0.1以上である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8に記載の画像形成装置において、
    前記クリーニング装置は、像担持体の摩擦係数μが0.1未満ではクリーニングブレードの当接圧Yを、0.1N/cm以上にし、
    像担持体の摩擦係数μが0.1以上では、Y(N/cm)≧k×μ(k:比例係数で1)
    の関係を満足するように調整する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記画像形成装置が、体積平均粒径が10μm以下で、体積平均粒径と個数平均粒径との比(分散度)が、1.00ないし1.40の範囲にあるトナーを用いる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項10に記載の画像形成装置において、
    前記画像形成装置が、平均円形度が0.93ないし1.00の範囲にあるトナーを用いる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項10又は11に記載の画像形成装置において、
    前記画像形成装置が、外観形状がほぼ球形状であって、
    長軸と短軸との比(r2/r1)が0.5〜1.0の範囲で、厚さと短軸との比(r3/r2)が0.7〜1.0の範囲であって、長軸r1≧短軸r2≧厚さr3の関係を満足するトナーを用いる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項10ないし12のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記画像形成装置が、少なくとも、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマー、ポリエステル、着色剤、離型剤を含むトナー組成物を水系媒体中で樹脂微粒子の存在下で架橋及び/又は伸長反応させるトナーを用いる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項1ないし13のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記帯電装置は、像担持体に対して非接触のローラ状の帯電部材を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項1ないし14のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記画像形成装置は、少なくとも像担持体とクリーニング装置とを一体化して支持し、画像形成装置本体に着脱自在にするプロセスカートリッジを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  16. 潜像を形成する像担持体と、像担持体表面に均一に帯電を施す帯電装置と、帯電した像担持体表面に画像データに基づいて露光し、潜像を書き込む露光装置と、像担持体表面に形成された潜像にトナーを供給し、可視像化する現像装置と、像担持体表面の可視像を直接又は中間転写体に転写した後に記録媒体に転写する転写装置と、像担持体又は中間転写体をクリーニングするクリーニング装置と、記録媒体上のトナー像を定着させる定着装置と を備え、かつ、前記画像形成装置は、像担持体又は中間転写体の表面の摩擦係数を検知する検知手段と、 検知手段で検知した摩擦係数によって、像担持体又は中間転写体のクリーニング条件を調整する調整手段と を備える画像形成装置に用いるトナーにおいて、
    前記トナーは、体積平均粒径が10μm以下で、体積平均粒径と個数平均粒径との比(分散度)が、1.00ないし1.40の範囲にあるトナーを用いる
    ことを特徴とするトナー。
  17. 請求項16に記載のトナーにおいて、
    前記トナーが、平均円形度が0.93ないし1.00の範囲にある
    ことを特徴とするトナー。
  18. 請求項16又は17に記載のトナーにおいて、
    前記トナーが、外観形状がほぼ球形状であって、
    長軸と短軸との比(r2/r1)が0.5〜1.0の範囲で、厚さと短軸との比(r3/r2)が0.7〜1.0の範囲であって、長軸r1≧短軸r2≧厚さr3の関係を満足する
    ことを特徴とするトナー。
  19. 請求項16ないし18のいずれかに記載のトナーにおいて、
    前記トナーが、少なくとも、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマー、ポリエステル、着色剤、離型剤を含むトナー組成物を水系媒体中で樹脂微粒子の存在下で架橋及び/又は伸長反応させる
    ことを特徴とするトナー。
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