JP2005248392A - ヘルメット - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘルメット本体を効率よく振動板として駆動するヘルメットを提供する。
【解決手段】本発明のヘルメット1は、ヘルメット本体3と、ボイスコイル47が巻回された筒状のボイスコイル巻回部51を有する振動部31と、上記ボイスコイル巻回部51の内部に挿通されてボイスコイル巻回部51と非接触状態で係り合う磁性部材45とを含んで構成された駆動装置5L,5Rと、上記駆動装置5L,5Rの磁性部材45を上記ヘルメット本体3に対して固定するハウジング9とを備える。上記磁性部材45がヘルメット本体3に対して固定された状態で、上記振動部31がヘルメット本体3に対して接触し、ヘルメット本体3を振動板として駆動する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ヘルメット本体を振動板として駆動するヘルメットに関するものである。
一般的に、ヘルメット本体はスピーカが設置されていない環境や、騒音が激しい環境等で作業を行ないながら着用されていることが多い。このような環境において、使用者は、ヘルメット本体の着用中に音楽やラジオの音声等を聞く場合には、ヘッドホン型スピーカを耳にあてがったり、イヤホン型スピーカを耳に挿入して音楽等を聴いているのが現状である。
しかし、ヘッドホン型スピーカ等を使用しながら、例えば二輪車等の乗り物を運転したり、工事現場で作業をする場合には、周囲の人の声や他の乗り物の警笛等の周囲の音を聴取し難くなるため、危険を察知できず、ひいては事故につながる可能性がある。
また、ヘルメット本体の内面にスピーカを設けると、内部本来保護されるべき頭部の周囲にスピーカ等の硬い物質が、ヘルメット内面に押された状態で存在することになるため、安全上好ましくない。
そこで、ヘルメットの内部を加工したり部品を取り付けたりすることがなく、かつ頭部に直接取り付けることなく使用でき、装着性が格段に改善され、しかも安全に手軽に使用し得るヘルメットを構成要素とするスピーカ機能を有するヘルメットが提案されている(例えば、下記の特許文献1参照。)。この特許文献1に示されるようなヘルメットでは、帽体の外側面に振動要素が取り付けられ、帽体が振動することによりスピーカ機能を発揮するようになっている。
特開2001−333478号公報
しかしながら、上記特許文献1に示されるようなものは、駆動部をヘルメット本体の外側面に駆動部を密着させ、ヘルメットがスピーカの振動板としての役割を果たし、ヘルメット内の共鳴、反射によって音声が使用者に伝達されるようになっている。すなわち、このため、ヘルメット本体の外側面に駆動部を密着させているため、駆動部のヘルメット本体と密着する密着面以外の面は支持されない。このため、駆動部がヘルメット本体をスピーカの振動板として駆動する時に駆動部自体が振動し、ヘルメットに対する振動の伝達効率が悪くなり、着用者が音声を明瞭に聞き取り難くなるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、ヘルメット本体を効率よく振動板として駆動するヘルメットの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のヘルメットは、ヘルメット本体と、ボイスコイルが巻回された筒状のボイスコイル巻回部を有する振動部と、上記ボイスコイル巻回部の内部に挿通されてボイスコイル巻回部と非接触状態で係り合う磁性部材とを含んで構成された駆動装置と、上記駆動装置の磁性部材を上記ヘルメット本体に対して固定する固定部材とを備え、上記磁性部材がヘルメット本体に対して固定された状態で、上記振動部がヘルメット本体に対して接触し、ヘルメット本体を振動板として駆動することを要旨とする。
すなわち、本発明のヘルメットによれば、上記磁性部材が上記固定部材により固定されているため、駆動装置の駆動により磁性部材が動くことが防止される。したがって、駆動装置の駆動時には、振動部がヘルメット本体方向へ振動するため、駆動装置の駆動エネルギーの損失が少なくなる。このため、ヘルメット本体が振動板として効率よく駆動する。これにより、使用者は、ヘルメット本体から音を明瞭に聴取することができる。また、上記磁性部材がヘルメット本体に対して固定されているため、使用者は、ヘルメット本体を被ることでヘルメット本体から音を明瞭に聴取しながら、自由に移動することもできる。これにより、スピーカが設置されていない環境において、作業を行ないながら周囲の音を聴取することができるとともに、音楽やラジオの音声などを聞くことができる。
また、上記駆動装置は、ボイスコイルが巻回された筒状のボイスコイル巻回部を有する振動部と、上記ボイスコイル巻回部の内部に挿通されてボイスコイル巻回部と非接触状態で係り合う磁性部材とを含んで構成されているため、駆動装置自体の小型化が実現される。このため、ヘルメット本体の内部に駆動装置を設けることが可能となり、駆動装置が壁等に引っかかることにより使用者が怪我をしてしまうことを防止できるとともに、外観のデザイン性を向上させることができる。
本発明のヘルメットにおいて、上記固定部材は、上記駆動装置を収容するハウジングであり、上記ハウジングの開口端部が上記ヘルメット本体の外面に対して固着される場合には、上記駆動装置全体を雨や外力等から保護することができるとともに、駆動装置の磁性部材をヘルメット本体に対して容易に固定することができる。
本発明のヘルメットにおいて、上記磁性部材を保持する保持部を有し、上記保持部が上記ハウジングに固定されている場合には、上記磁性部材をハウジングに間接的に固定することができるため、例えば、上記ハウジングと保持部との間に空間部を設けることができ、上記ハウジング自体が振動することを防止することができる。
本発明のヘルメットにおいて、上記保持部は大略有天筒状であり、上記保持部の天井部に磁性部材が保持されるとともに、上記保持部の筒状部に対してダンパ部材により振動部が支持されている場合には、上記保持部で振動部を覆いながら支持することができるため、駆動装置を薄型にすることができ、より一層小型化することができる。
本発明のヘルメットにおいて、上記ハウジングの上記保持部と対面する面に弾性部材が固定され、上記弾性部材を介してハウジングと保持部が固定されている場合には、駆動装置に対してハウジングの開口部方向から必要以上の外力が加えられたとしても、その外力を弾性部材により柔らげることができるため、駆動装置の破損を防止することができる。また、例えば、駆動装置をハウジングの開口端面より突き出た位置に設定しておくことで、駆動装置をヘルメット本体に押し付けたとき、駆動装置の振動部がハウジング9の開口端面と反対方向に引っ込められると同時にダンパ部材により保持部がハウジングの開口端面と反対方向に引っ張られ、弾性部材が押し潰され収縮する。このとき、弾性部材の復元により上記保持部がハウジングの開口端面方向に移動する力が働き、ダンパ部材により振動部がハウジングの開口端面方向に引っ張られるため、振動部をヘルメット本体に容易にぴったりと密着させることができる。
つぎに、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図lおよび図2は、本実施例におけるヘルメットの外観の具体例を示す図である。
このヘルメット1は、ヘルメット本体3と、駆動装置5L,5Rやそれらを制御する制御装置6を有する駆動ユニット8とを備えている。
本実施例のヘルメット本体3は、着用者の耳を覆わないタイプであるが、これに限定されるものではなく、着用者の耳を覆おうタイプ(例えばフルフェイスタイプ)であってもよい。
上記制御装置6は、後述のアンプ21、バッテリー23、無線通信機25等の各種機器により構成され、筐体7により収容されている。
上記駆動装置5L,5Rは、音源から出力された音に関する信号(音信号)に基づいてヘルメット本体3を振動板として駆動するようになっている。音源としては、上記無線通信機25、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)等の記録媒体を再生するプレーヤ75、携帯電話機73、ラジオ、PDA(個人情報端末)等の端末装置等の音信号を出力する装置が採用される。また、各駆動装置5L,5Rは、それぞれハウジング9に収容され、筐体7に固定された棒状の支持部材11により支持されている。
図3(A)に示すように、上記ハウジング9内の駆動装置5L,5Rの振動部31は、ヘルメット本体3の外面に対して接触する位置に設定されている。
上記駆動装置5L,5Rの振動部31がヘルメット本体3に対して接触した状態で、駆動装置5L,5Rがヘルメット本体3を駆動することで、ヘルメット本体3を着用した着用は、音源からの音信号が駆動装置5L,5Rにより、着用の頭蓋骨等の頭部を介して内耳で聴取することができる。これにより、着用者は、例えば工事現場のような周囲の騒音が激しい場所でも周囲の音を聴取しながら、音楽や音声を楽しむことができる。また、使用者の頭部がヘルメット本体3に接触していない場合(例えば、使用者がヘルメット本体3を着用していない場合)でも音源からの音信号が駆動装置5L,5Rによりヘルメット本体3内の共鳴、反射によって音として使用者に伝達される。
図3(B)に示すように、各駆動装置5L,5Rは、それぞれアンプ21から出力される音信号を独立して受信するケーブル13により接続されている。上記アンプ21は、駆動装置5Lを左用駆動装置とし、駆動装置5Rを右用駆動装置として独立制御し、ステレオ出力が実現される。なお、上記アンプ21は、モノラル出力を行なうように駆動装置5L,5Rを制御してもよい。
各駆動装置5L,5Rのハウジング9の背面には、上記支持部材11に形成された球状の球状基端部11a(図4)が嵌め込まれる半球形の凹部9aが設けられている。この球状基端部11aがハウジング9の凹部9aに嵌め合わされ駆動装置5L,5Rが任意の角度方向に回転自在に結合されている。
図1および図2に示すように、ヘルメット本体3には、駆動ユニット8を取り付けるための棒状の取付ねじ15の一端が固定されている。駆動ユニット8の筐体7の略中央部には、内部の各種機器と接触しないように、上記取付ねじ15の他端を挿通させるためのトンネル状の取付孔が形成されている。取付ねじ15には、ねじ山が形成されている。取付ねじ15の他端を筐体7の取付孔から挿通させ、駆動装置5L,5Rをヘルメット本体3に接触させた位置で取付用雌ねじ17を締めることにより上記駆動ユニット8がヘルメット本体3に固定される。
なお、ヘルメット本体3に対する駆動ユニット8を取付けるための構成は、取付ねじ15等によるものに限られるものではなく、適宜構成が設定される。
上記駆動ユニット8の固定により、駆動装置5L,5Rを収容するハウジング9の開口端部が上記ヘルメット本体3の外面の後部に対して固着されることで、駆動装置5L,5R全体がハウジング9により覆われ、上記駆動装置5L,5R全体を雨や外力等から保護することができる。また、上記ヘルメット本体3の外面に対して固着することができるため、駆動装置5L,5Rの磁性部材45をヘルメット本体3に対して容易に固定させることができる。
また、駆動装置5L,5Rが固着される位置がヘルメット本体3の外面の後部であるため、駆動装置5L,5Rが着用者の耳から離れることとなり、着用者は周囲の音を聞き取り易くなる。なお、駆動装置5L,5Rが固着される位置は、これに限定されるものではない。
つぎに、図4を参照して、駆動装置5L,5Rの構造について説明する。
上記駆動装置5L,5Rは、ボイスコイル47が巻回された筒状のボイスコイル巻回部51を有する振動部31と、上記ボイスコイル巻回部51の内部に挿通されてボイスコイル巻回部と非接触状態で係り合う磁性部材45とを含んで構成されている。
上記ハウジング9の開口端部には、両面接着テープや接着剤等の粘着材39が設けられている。ハウジング9は、粘着材39によりヘルメット本体3に対して固定されることで、上記駆動装置5L,5Rの磁性部材45を上記ヘルメット本体3に対して固定する固定部材として機能する。
本発明のヘルメット1は、上記のような構成により、駆動装置5L,5Rの磁性部材45(図4)がヘルメット本体3に対して固定された状態で、上記振動部31がヘルメット本体3に対して接触し、ヘルメット本体3を振動板として駆動する。
このように、上記磁性部材45が上記固定部材であるハウジング9により固定されているため、駆動装置5L,5Rの駆動により磁性部材45が動くことが防止される。したがって、駆動装置5L,5Rの駆動時には、振動部31がヘルメット本体3方向へ振動するため、駆動装置5L,5Rの駆動エネルギーの損失が少なくなる。このため、ヘルメット本体3が振動板として効率よく駆動する。これにより、使用者は、ヘルメット本体3から音を明瞭に聴取することができる。また、上記磁性部材45がヘルメット本体3に対して固定されているため、使用者は、ヘルメット本体3を被ることでヘルメット本体3から音を明瞭に聴取しながら、自由に移動することもできる。これにより、スピーカが設置されていない環境において、作業を行ないながら周囲の音を聴取することができるとともに、音楽やラジオの音声などを聞くことができる。
また、上記駆動装置5L,5Rは、ボイスコイル47が巻回された筒状のボイスコイル巻回部51を有する振動部31と、上記ボイスコイル巻回部51の内部に挿通されてボイスコイル巻回部51と非接触状態で係り合う磁性部材45とを含んで構成されているため、駆動装置5L,5R自体の小型化が実現される。
より詳しく説明すると、上記磁性部材45は保持部41により保持され、その保持部41はハウジング9に固定されている。これにより、上記磁性部材45をハウジング9に間接的に固定することができるため、図示のように、上記ハウジング9と保持部41との間に空間部42を設けることができ、上記ハウジング9自体が振動することを防止することができる。
上記保持部41は大略有天筒状であり、磁性部材45は、上記保持部41の天井部(振動部31と向かい合う部分)に保持されるとともに、上記保持部41の筒状部に対してダンパ部材49により振動部31が支持されている。このような構成により、上記保持部41で振動部31を覆いながら支持することができるため、駆動装置5L,5Rを薄型にすることができ、より一層小型化することができる。
上記保持部41の両側面の中央部には環状に突起した突起部41aが設けられている。その突起部41aの上記ハウジング9と対面する面と、上記ハウジング9の上記突起部41aと対面する面に、それらを固定する天然ゴム、合成ゴム、バネ、スポンジ、樹脂等で構成される環状の弾性部材43が設けられている。
すなわち、上記保持部41の固定は、ハウジング9に固定された弾性部材43と保持部41とが固定されることにより行なわれている。
このように、上記ハウジング9の上記保持部41と対面する面に弾性部材43が固定され、上記弾性部材43を介してハウジング9と保持部41が固定されることで、上記駆動装置5L,5Rに対してハウジング9の開口部方向から必要以上の外力が加えられたとしても、その外力を弾性部材により柔らげることができるため、駆動装置5L,5Rの破損を防止することができる。
また、図4(A)に示すように、駆動装置5L,5Rをハウジング9の開口端面より突き出た位置に設定しておくことで、図4(B)に示すように、駆動装置5L,5Rをヘルメット本体3に押し付けたとき、駆動装置5L,5Rの振動部31がハウジング9の開口端面と反対方向(背面方向)に引っ込められると同時にダンパ部材49により上記保持部41がハウジング9の背面方向に引っ張られ、弾性部材43が押し潰され、収縮する。このとき、弾性部材43の復元により上記保持部41がハウジング9の開口端面に移動する力が働き、振動部31がダンパ部材49によりハウジング9の開口端面に引っ張られるため、振動部31をヘルメット本体3に容易にぴったりと密着させることができる。
このように、振動部31をヘルメット本体3にぴったりと密着させることで、振動部31の振動がヘルメット本体3に無駄なく伝達され、使用者は、音源からの音信号を音質の良い音で聴取することができる。
上記支持部材11の球状基端部11aの表面と凹部9aの表面は、互いに密着し、両表面の間に設定した駆動装置5L,5Rの角度方向を維持できる力を生じさせるような摩擦係数を有する材料で作られる。球状基端部11aと凹部9aとの結合は、上記半球状の凹部9a内に支持部材11の球状基端部11aを押し込んで嵌合させることで行なわれる。この押し込みは、凹部9aを合成樹脂のような可塑性材料で成形することによって可能になる。すなわち、凹部9aの開口より大きい球状基端部11aは、凹部9aの入口を押し広げて押し込まれる。
つぎに、図5を参照して、本実施例におけるヘルメット1の機能について説明する。
上記制御装置6は、上記バッテリー23と、上記無線通信機25と、外部から音に関する信号(音信号)を入力するための複数の入力端子65と、上記バッテリー23から制御装置6等に対する電源の供給と解除を切り替える電源スイッチ69と、上記アンプ21から上記駆動装置5L,5Rへ出力する音信号の出力レベルを調節する音量調節スイッチ71とを含んで構成されている。
上記アンプ21は、入力された音信号を必要に応じて増幅する増幅器として機能し、使用者による音量調節スイッチ71の操作に応じて音信号を増幅し、駆動装置5L,5Rに増幅した音信号を出力する。
無線通信機25は、外部から無線で音信号を受信し、受信した音信号をアンプ21に入力する。入力端子65に携帯電話機73やCDプレーヤ等のプレーヤ75を含む音源と接続でき、それらの出力端子から出力される音信号は接続ケーブルによりアンプ21に入力される。
上記駆動装置5L,5Rは、アンプ21から出力された音信号に基づいて上記ヘルメット本体3を駆動するようになっている。
つぎに、図6を参照して、本発明のヘルメット1の使用例について説明する。
本発明のヘルメット1は、上記無線通信機25を備えているため、無線で音信号を送信する送信局80が設置された環境のもとで、使用されることで、ヘルメット本体3を着用した使用者(着用者)に対して所定の情報を提供することができる。
例えば、工事現場において、作業員がヘルメット本体3を着用した状態で送信局80(この場合、監督所)から、例えば、遠く離れた着用者に一斉に同じ作業指示を出すことができる。また、高校野球を開催する球場において、観戦者がヘルメット本体3を着用した状態で送信局80から「在校生のみなさん。応援よろしくお願いします。」等と無線で送信することで着用者に応援を促すことができる。
このように、本発明のヘルメット1では、着用者は、耳を塞ぐことなく音を聴取できるため、周囲音の聴取に支障が生じることがなく、またヘッドホン型スピーカやイヤホン型スピーカを用いた場合の耳への圧迫感から着用者を解放することが可能となるので、長時間聴取しても疲労感が少ない。さらに、本発明のヘルメット1を着用したときに駆動装置5L,5Rを介して伝達される音は、頭蓋骨を通って直接内耳に到達するので、周囲音が混入しない自然なものとなり、集中して聴取するのが容易である。しかも、着用者は、騒音が激しい場所でも明瞭に聴取することができ、難聴者にも十分聞き取ることができる。
図7は、本発明のヘルメットの第2の実施例を示す。
図7(A)は、駆動装置5L,5Rの振動部31がヘルメット本体3に接触している状態を示し、図7(B)は、駆動装置5L,5Rの振動部31がヘルメット本体3に接触していない状態を示す。
この実施例では、駆動装置5L,5Rの振動部31を手動でヘルメット本体3に接触させるようになっている。それ以外は、上記実施例と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。なお、図示において、前述のケーブル13、支持部材11、凹部9a等は省略している。
図7に示すように、ハウジング9には、上記保持部41をハウジング9の開口端面方向に押圧する押圧ねじ81が設けられている。押圧ねじ81は、ハウジング9の背面を挿通し、上記保持部41の上記ハウジング9と対面する面と接触するようになっている。押圧ねじ81の上記保持部41と接触する部分は、接触時に上記保持部41の表面を傷つけたり破損したりするのを防止する保護部材83で被覆されている。この保護部材83は、例えばゴム、柔軟な可塑性樹脂又は繊維状の被覆で形成される。押圧ねじ81には、ねじ山が形成され、図7(A)に示す状態から、ハウジング9の外側から押圧用雌ねじ85を締めることにより保持部41が開口端面方向に押圧され、前述のように振動部31がダンパ部材49により引っ張られ、図7(B)に示すように、駆動装置5L,5Rの振動部31をハウジング9の開口端面方向に押し出すことができる。これにより、駆動装置5L,5Rの振動部31をヘルメット本体3の形状に合わせて適切に接触させることができる。
なお、上記各実施例では、ヘルメットは、駆動装置から音信号がヘルメット本体に対して伝達され、スピーカ機能を果たすようになっているが、これに限定されるものではなく、駆動装置が着用者の発声振動を音信号に変換して制御装置に出力するようにし、マイクロフォンの機能を果たすようにしてもよい。具体的には、使用者が発声等によりヘルメット本体を振動板(ダイアフラム)として駆動することで、駆動装置がヘルメット本体の振動を音信号に変換し、制御装置がその音信号を外部に出力するようにしてもよい。このようにすることにより、前述の固定部材により外部に着用者の声を明瞭に出力することができる。この場合、スピーカ機能(駆動装置がヘルメット本体を振動板として駆動する)とマイクロフォン機能(使用者がヘルメット本体を振動板として駆動する)のいずれを果たすかを切り替える切替手段を設けてもよい。
また、駆動装置は、前述の構成により小型化が実現されるため、駆動装置をヘルメット本体の内部に設け、駆動装置の振動部が例えば頭頂部に当接するようにヘルメット本体内に取り付けておいてもよい。この場合、例えばヘルメット本体の厚みを大きくする等により、ヘルメットの保安基準を考慮してヘルメット内部に加工を加え、駆動装置等をヘルメット本体の内部に埋め込んでもよい。このように、ヘルメット本体の内部に駆動装置を設けることで、駆動装置が壁等に引っかかることにより使用者が怪我をしてしまうことを防止できるとともに、外観のデザイン性を向上させることができる。
また、ヘルメットにマイクロホンを取り付け、上記制御装置がマイクロホンから出力される音信号を携帯電話機や無線通信機に出力する構成とすることで、同時双方向通話が可能になる。
また、前述の複数の入力端子に映像を入出力する映像端子と、使用者に映像を表示する表示装置を設けてもよい。例えば、映像端子を介して映像出力するプレーヤを接続することで、使用者は明瞭な音を聴取しながら映像を見ることができる。また、映像信号を無線で送受信するようにしてもよい。また、カメラを備え、カメラから出力される映像信号を映像端子や無線で出力できるようにしてもよい。これにより、例えば、工事現場での作業状態を映像および音で監督所等に送信することができる。
また、駆動装置の数は、上記各実施例のように2つに限定されるものではなく、任意に設定してもよい。この場合、制御装置が各駆動装置をそれぞれ独立して制御してもよい。このようにすることにより、種々の音響効果を実現することができる。
また、上記各実施例では、上記駆動ユニット8は、上記取付ねじ15を筐体7の取付孔から挿通させ、駆動装置5L,5Rをヘルメット本体3に接触させた位置で取付用雌ねじ17を締めることにより上記駆動ユニット8がヘルメット本体3に固定されるようになっている。すなわち固定された雄ねじ(取付ねじ15)に対して雌ねじ(取付用雌ねじ17)を締めるようになっているが、これに限定されるものではなく、固定された雌ねじ(後述の固定雌ねじ91)に対して雄ねじ(後述の締付雄ねじ93)を締めるようにしてもよい。
例えば、図8に示すように、ヘルメット本体3に対して固定された固定雌ねじ91と、その固定雌ねじ91に嵌め込まれる締付雄ねじ93とを備える。締付雄ねじ93には、筐体7の後述の筐体側挿通口102に嵌らない大きさであり、締付雄ねじ93を締めることにより筐体7を押圧する押圧部93aが設けられている。
上記駆動ユニット8をヘルメット本体3に固定する場合、締付雄ねじ93を筐体7の取付孔から挿通させ、駆動装置5L,5Rをヘルメット本体3に接触させた位置で固定雌ねじ91に対して締付雄ねじ93を締めることにより、押圧部93aが筐体7をヘルメット本体3方向に押圧し、上記駆動ユニット8がヘルメット本体3に固定されるようになっている。このようにすることにより、ヘルメット本体3から上記駆動ユニット8を取り外したとき、大きく分けてヘルメット本体3と駆動ユニット8と締付雄ねじ93とに分けることができ、持ち運びに好適である。
また、上記各実施例では、上記駆動ユニット8は、ねじによって固定されるようになっている。すなわち雌ねじまたは雄ねじを数回転回すことによりしっかりと上記駆動ユニット8を固定できるようになっているが、これに限定されるものではなく、ワンタッチで上記駆動ユニット8をヘルメット本体3に固定できるようにしてもよい。
例えば、図9および図10に示すように、一端がヘルメット本体3に固定された断面円形状の取付棒101と、片面に円形状の傾斜面103aを有する回転カム103により上記駆動ユニット8をヘルメット本体3に固定できるようにしてもよい。上記回転カム103の傾斜面103aは、一番高い部分と一番低い部分との差(高さh)の分だけ、回転カム103で筐体7を押圧しながらヘルメット本体3方向に移動させることができるように形成されている。
詳細には、図10に示すように、取付棒101の側面には、突起部101aが設けられている。上記筐体7には、上記取付孔に代えて、取付棒101および突起部101aを挿通させる形状を有するトンネル状の筐体側挿通口102が設けられている。回転カム103は、取付棒101と突起部101aが挿通する回転カム側挿通口103bが形成されている。なお、図示において、駆動装置5L,5Rおよびヘルメット本体3等を省略している。
上記のような構成により、ヘルメット本体3に駆動ユニット8を固定する場合、まず、図10(A)に示すように、取付棒101を筐体7の筐体側挿通口102に挿通させ、筐体7から挿通した取付棒101を回転カム103の回転カム側挿通口103bに挿通させる。ここで、図10(B)に示すように、上記取付棒101の突起部101aは、駆動装置5L,5Rがヘルメット本体3に接触した位置で、回転カム103の回転カム側挿通口103bから上記取付棒101の突起部101aが出てくる。ここで、回転カム103を図示のように回動させることで、回転カム103の傾斜面103aが上記取付棒101の突起部101aと擦れ合いながら回転する。このとき、回転カム103は、ヘルメット本体3方向に移動し、駆動装置5L,5Rがヘルメット本体3に接触するように、筐体7を押圧する。このようにすることにより、図10(C)に示すように、駆動装置5L,5Rの開口端部がヘルメット本体3の外面にしっかりと密着した状態で、上記駆動ユニット8がヘルメット本体3に固定される。このように、ワンタッチで上記駆動ユニット8をヘルメット本体3に固定することができるようにすることで、上記駆動ユニット8をヘルメット本体3に取り付ける手間や労力が軽減される。
図11は、本発明のヘルメットの第3の実施例を示す。
図11は、駆動装置5Rと筐体7を示し、上記駆動ユニット8の一部を省略して示している。
図11に示す駆動装置5Rは、筐体7の両端部から延びたアーム部105により背面から支持されている。上記アーム部105の先端部は、筐体7の端部で回動自在に軸支された軸部105aを支点として、ヘルメット本体3(図示していない)方向に回動するようになっている。アーム部105は、後述の弾性部材の弾性力により駆動装置5Rをヘルメット本体3(図示していない)方向に付勢するようになっている。それ以外は、上記実施例と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。なお、駆動装置5Rは、駆動装置5L側は、駆動装置5R側と同様であるため、説明を省略している。
図11(A)は、駆動装置5Rをヘルメット本体3方向に付勢する付勢力としてバネ107を用いた例を示し、図11(B)は、上記付勢力として弾性を有する長板状の長板状樹脂109を用いた例を示す。
図11(A)に示すように、バネ107は、アーム部105の片側の端部に設けられた突起部105bと筐体7の内面との間に設けられ、適度な弾性力により突起部105bをヘルメット本体3と反対方向に押え付けるようになっている。これにより、アーム部105の先端部は、軸部105aを支点として駆動装置5Rをヘルメット本体3方向に付勢する。
ここで、前述のように、ヘルメット本体3に対して駆動ユニット8が取り付けられ、ヘルメット本体3の外面が駆動装置5Rの振動部31に接触した場合、駆動装置5Rがヘルメット本体3から離れる方向に押え付けられ、バネ107が突起部105bにより押え付けられ収縮する。このとき、駆動装置5Rは、バネ107の復元力(弾性力)により、ヘルメット本体3方向に付勢されるようになっているため、駆動装置5Rの振動部31がヘルメット本体3にぴったりと接触するようになっている。
図11(B)に示すように、長板状樹脂109は、筐体7の両端部に設けられ、アーム部105のヘルメット本体3と反対側の面を押え付けるように設けられている。これにより、ヘルメット本体3に対して駆動ユニット8が取り付けられ、ヘルメット本体3の外面が駆動装置5Rの振動部31に接触した場合、駆動装置5Rがヘルメット本体3から離れる方向に押え付けられ、長板状樹脂109がヘルメット本体3方向と反対方向に押え付けられる。このとき、駆動装置5Rは、長板状樹脂109の復元力(元の形状に戻ろうとする力)により、ヘルメット本体3方向に付勢されるようになっているため、駆動装置5Rの振動部31がヘルメット本体3にぴったりと接触するようになっている。
なお、図11(A)および図11(B)に示す各弾性部材は、上記のようなものに限られず、前述の環状の弾性部材と同様のものであってもよい。
なお、上記各実施例では、駆動ユニット8をヘルメット本体3に取り付けるための前述の取付棒や取付ねじ等の駆動ユニット支持部材は略断面円形状であり、それらを通す筐体側挿通口や取付孔等の支持部材挿通口も略円形状であるが、これらに限定されるものではなく、三角形や四角形等の任意の形状であってもよい。
例えば、図12に示すように、駆動ユニット支持部材として略断面四角形状の駆動ユニット支持部材111を設け、その駆動ユニット支持部材111がぴったりと嵌め込まれる四角形状の支持部材挿通口113を筐体7に設けてもよい。
すなわち、支持部材挿通口が方向性のある形状(角)を有し、駆動ユニット支持部材の断面がその形状に嵌め込まれる形状を有することで、駆動ユニット8が駆動ユニット支持部材を支点として回動してしまうことを防止することができる。
また、支持部材挿通口と駆動ユニット支持部材をそれぞれ複数設けてもよい。この場合、支持部材挿通口と駆動ユニット支持部材が円形状であっても駆動ユニット8の回動を防止することができる。
例えば、図13に示すように、駆動ユニット支持部材として略断面円形状の駆動ユニット支持部材115を2つ設け、それらの駆動ユニット支持部材115がぴったりと嵌め込まれる円形状の支持部材挿通口117を筐体7にそれぞれに対して設けてもよい。これより、筐体7が2点で支持されるため、駆動ユニット8の回動を防止することができる。
支持部材挿通口と駆動ユニット支持部材が円形状である場合、図14に示すように、駆動ユニット支持部材115に先端面に雌ねじ123を形成し、その雌ねじに嵌め込まれる雄ねじ121aと筐体7を押さえる円形状の押さえ部121bとつまみ部121cとを含んで構成される駆動ユニット固定部121により駆動ユニット8をヘルメット本体3に固定するようにしてもよい。
駆動ユニット8をヘルメット本体3に固定する場合、支持部材挿通口に駆動ユニット支持部材115を挿通させ、駆動装置5Rの振動部31がヘルメット本体3にぴったりと接触した状態で、使用者等がつまみ部121cを指等でつまんで押さえ部121bを雌ねじ123aに嵌め込んで回すと、筐体7が押さえ部121bによりヘルメット3方向に移動して押圧し、筐体7がヘルメット本体3と反対方向に移動しないように固定される。これにより、駆動ユニット8をヘルメット本体3に固定することができる。
また、図15に示すように、駆動ユニット支持部材115の先端面に、直径方向に形成されたスリット141aと、そのスリット141aの下部から円周方向に設けられた円周溝141bと、その円周溝141bの先端部に駆動ユニット支持部材115の先端方向に向かって切り欠いた切欠部141cを設け、駆動ユニット固定部121の中心部から垂直方向に延びた軸143の先端部に棒状の嵌入部144を設けてもよい。
駆動ユニット8をヘルメット本体3に取り付ける場合、棒状の嵌入部144を上記スリット141aに沿って入れ込み、切欠部141cまで円周溝141bに沿って回転させる。ここで、前述のように、駆動装置5Rの振動部31がヘルメット本体3に接触すると、上記環状の弾性部材43により筐体7が駆動ユニット支持部材115の先端方向に移動する力が生じるため、嵌入部144が切欠部141cに嵌り、駆動ユニット固定部121が駆動ユニット支持部材115から自然に取り外れてしまうことを防止することができる。
また、図16に示すように、駆動ユニット支持部材115の円周溝141bは、スリット141aからヘルメット本体3方向に傾斜していてもよい。このようにすることにより、駆動装置5Rの振動部31をヘルメット本体3にしっかりと接触させることができる。
また、図17に示すように、外周面に凹部145aが形成された円形状の円形状突起部145をヘルメット本体3の外面に対して固定し、上記凹部145aに嵌め込まれる凸部147aが内周面に形成された円形状の把持部147を筐体7に設ける。円形状突起部145や把持部147は、ゴムや軟性の樹脂等で構成されている。
上記把持部147は、凸部147aが円形状突起部145に押し付けられ外側に撓むことで凸部147aが円形状突起部145の凹部145aに嵌め込まれ、円形状突起部145を把持するようになっている。これにより、使用者は、駆動ユニット8をヘルメット本体3にワンタッチで固定することができる。また、構造がシンプルであるため、外観上のデザイン性に優れ、製造コスト削減を図ることができる。逆に、駆動ユニット8をヘルメット本体3から取り外す場合は、上記凸部147aと凹部145aの結合部をこじることで取り外すことができる。
また、図18に示すように、適度に撓む樹脂等により形成され、筐体7に当接する固定ピン151と、ヘルメット本体3に固定され、固定ピン151を掛止する掛止部153とを設け、固定ピン151を筐体7に挿通させて掛止部153に掛けて止め、駆動ユニット8をヘルメット本体3に固定するようにしてもよい。このようにすることにより、使用者は、ワンタッチで駆動ユニット8の取り付け、取り外しが可能になるため便利である。
なお、上記各実施例に示す構成は、適宜組み合わせて設定することができる。
本発明のヘルメットの外観を示す斜視図である。 駆動ユニットを示す図である。 (A)は、駆動装置を正面から見た斜視図であり、(B)は、駆動装置を背面から見た斜視図である。 駆動装置の構造を示す断面図である。 ヘルメットの機能ブロック図である。 ヘルメットの使用例を示す図である。 第2の実施例のヘルメットの駆動装置の構造を示す断面図である。 駆動ユニットを示す図である。 駆動ユニットを示す図である。 図9に示す駆動ユニットの固定方法を示す図である。 第3の実施例の駆動ユニットを示す図である。 駆動ユニットの固定を示す図である。 駆動ユニットの固定を示す図である。 駆動ユニットの固定部を示す図である。 駆動ユニットの固定部を示す図である。 駆動ユニットの固定部を示す図である。 駆動ユニットの固定部を示す図である。 駆動ユニットの固定部を示す図である。
符号の説明
1 ヘルメット
3 ヘルメット本体
5L 駆動装置
5R 駆動装置
6 制御装置
7 筐体
8 駆動ユニット
9 ハウジング
9a 凹部
11 支持部材
11a 球状基端部
13 ケーブル
15 取付ねじ
17 取付用雌ねじ
21 アンプ
23 バッテリー
25 無線通信機
31 振動部
39 粘着材
41 保持部
41a 突起部
42 空間部
43 弾性部材
45 磁性部材
47 ボイスコイル
49 ダンパ部材
51 ボイスコイル巻回部
65 入力端子
69 電源スイッチ
71 音量調節スイッチ
73 携帯電話機
75 プレーヤ
80 送信局
81 押圧ねじ
83 保護部材
85 押圧用雌ねじ
91 固定雌ねじ
93 締付雄ねじ
93a 押圧部
101 取付棒
101a 突起部
102 筐体側挿通口
103 回転カム
103a 傾斜面
103b 回転カム側挿通口
105 アーム部
105a 軸部
105b 突起部
107 バネ
109 長板状樹脂
111 駆動ユニット支持部材
113 支持部材挿通口
115 駆動ユニット支持部材
117 支持部材挿通口
121 駆動ユニット固定部
121a 雄ねじ
121b 押さえ部
121c つまみ部
123 雌ねじ
123a 雄ねじ
141a スリット
141b 円周溝
141c 切欠部
143 軸
144 嵌入部
145 円形状突起部
145a 凹部
147 把持部
147a 凸部
151 固定ピン
153 掛止部

Claims (5)

  1. ヘルメット本体と、
    ボイスコイルが巻回された筒状のボイスコイル巻回部を有する振動部と、上記ボイスコイル巻回部の内部に挿通されてボイスコイル巻回部と非接触状態で係り合う磁性部材とを含んで構成された駆動装置と、
    上記駆動装置の磁性部材を上記ヘルメット本体に対して固定する固定部材とを備え、
    上記磁性部材がヘルメット本体に対して固定された状態で、上記振動部がヘルメット本体に対して接触し、ヘルメット本体を振動板として駆動することを特徴とするヘルメット。
  2. 上記固定部材は、上記駆動装置を収容するハウジングであり、
    上記ハウジングの開口端部が上記ヘルメット本体の外面に対して固着される請求項1記載のヘルメット。
  3. 上記磁性部材を保持する保持部を有し、上記保持部が上記ハウジングに固定されている請求項2記載のヘルメット。
  4. 上記保持部は大略有天筒状であり、上記保持部の天井部に磁性部材が保持されるとともに、上記保持部の筒状部に対してダンパ部材により振動部が支持されている請求項3記載のヘルメット。
  5. 上記ハウジングの上記保持部と対面する面に弾性部材が固定され、上記弾性部材を介してハウジングと保持部が固定されている請求項3または4記載のヘルメット。
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