JP2005244605A - ストリーミングコンテンツ配信制御システム、プログラム及び該プログラムを格納した記録媒体 - Google Patents

ストリーミングコンテンツ配信制御システム、プログラム及び該プログラムを格納した記録媒体 Download PDF

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康彦 吉村
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Abstract

【課題】 ストリーミングコンテンツ(映像、音声など)を複数の利用者端末に配信する際に、利用者端末間でのコンテンツ再生位置の同期を図る。
【解決手段】 利用者を管理する機能を有する視聴者管理部32と、利用者端末10からストリーミングコンテンツの再生位置情報を受信して管理し、各利用者端末1おごとにその利用者端末におけるコンテンツ再生位置を推定する再生位置推定部33と、視聴者管理部32及び再生位置推定部33からの情報を用いて、同一のコンテンツを視聴中の複数の利用者端末10間でのコンテンツ再生位置の時間的なずれを算出する再生位置管理部34と、視聴者管理部32及び再生位置管理部34からの情報を用いて、利用者端末10に対し、それぞれの利用者端末10でのコンテンツ再生位置の制御を指示する再生位置制御指示部36と、を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、を用いたネットワークを介して映像や音声などのストリーミングコンテンツを配信する技術に関し、特に、サーバクライアント型及びP2P(ピア・ツー・ピア)型のストリーミングコンテンツ配信を制御するために用いられ、各利用者端末でのストリーミングコンテンツの再生位置を管理、制御することにより、任意のストリーミングコンテンツに関して利用者間で同時に同じ再生位置で視聴することを保証するストリーミングコンテンツ配信制御システムに関する。
インターネットの普及に伴って、インターネットなどのインターネットプロトコル(IP;internet protocol)を用いるネットワークを介して映像や音声などのストリーミングコンテンツを各利用者の端末に配信するストリーミングコンテンツ配信が盛んに行われるようになっている。以下の説明において「視聴」には、音声を伴う映像を視聴することの他に、音声を伴わない映像を見ることや、音声のみを聴くことも含まれるものとする。
図7は、インターネット上でストリーミングコンテンツ配信サービスを提供する際の従来のシステム構成を示している。
インターネット20に対して、利用者端末10−1,10−2が、例えば、ISP(インターネット・サービス・プロバイダ(Internet Service Provider))等を介して、もしくは直接、接続している。インターネット20は、ネットワーク接続機器であるルータ等を用いて複数のネットワークを相互接続することで構成されており、インターネットプロトコルを用いることによって、インターネット20に接続した各ノード間で通信を行うことが可能である。インターネット20に対しては、さらにウエブサーバ50が、直接、あるいはルータ装置、スイッチ装置等を介して間接的に接続している。同様に、ストリーミング配信を行うためのストリーミングサーバ40が、直接、あるいはルータ装置、スイッチ装置等を介して間接的に、インターネット20に接続している。図では単一のウエブサーバ90と単一のストリーミングサーバ40しか描かれていないが、実際には、ウエブサーバ、ストリーミングサーバとも、世界中に分散して配置されている。そして、各ストリーミングサーバにおけるストリーミングコンテンツは、リソースを一意に特定するための文字列であるURL(Uniform Resource Locator)によって識別される。ウエブサーバ50は、利用者に対して、各ストリーミングサーバが提供可能なコンテンツを示す番組表とそれらのコンテンツに対するリンクとを含むウエブページを生成して提供する。
このようなネットワーク構成を前提として、ストリーミング配信のための動作を説明する。以下の説明では、利用者端末10−1,10−2を区別する必要がない場合には、これらを利用者端末10で示すこととする。
まず利用者は、視聴したいストリーミングコンテンツのリソースを識別するためのURLを含んでいるメタファイルを、ウエブサーバ50などから取得することで、リソースを特定することが可能となる。利用者は、取得したURLを、利用者端末10上で動作するストリーミングコンテンツ再生アプリケーションを用いて指定することで、ストリーミングサーバ40に対し、ストリーミングコンテンツに対するリクエスト(要求)メッセージを送信する。リクエストメッセージの送信には、例えば、マルチメディアプレゼンテーション制御プロトコルであるRTSP(リアルタイムストリーミングプロトコル(Real Time Streaming Protocol))や、ハイパーテキストデータを転送するためのプロトコルであるHTTP(ハイパーテキストトランスファプロトコル(Hyper Text Transfer Protocol))が使用される。そしてこのリクエストメッセージは、インターネット20を経由して、該当する、すなわちそのストリーミングコンテンツを提供するストリーミングサーバ40に到達する。
ストリーミングサーバ40は、利用者からのリクエストメッセージに応じて利用者端末10との間で通信を行い、ストリーミング配信に利用する転送プロトコルや配信帯域の決定をするネゴシエーション処理を行い、実際にストリーミング配信を開始する。ストリーミング配信によるデータを受信すると、利用者端末10において、その利用者端末10上で動作するストリーミングコンテンツ再生アプリケーションは、予め設定された量のバッファリング処理を受信したデータに対して行った後、ストリーミングコンテンツの再生を開始する。ストリーミングコンテンツの再生開始後も利用者端末10とストリーミングサーバ40とはストリーミング配信状況、受信状況に関して通信を行い、ストリーミングサーバ40は、その通信で得た結果を再送制御や配信ビットレート制御に利用し、視聴品質の維持を行う。また利用者端末10においても、ストリーミングコンテンツ視聴中にネットワーク状況の悪化等でバッファリング容量が不足する場合には、ストリーミングコンテンツの再生を一時停止し、再度バッファリング容量が一定量を超えるまでバッファリング処理を行ってからそのストリーミングコンテンツを再生させることで、再生される映像の品質劣化を防いでいる。
ここで従来のストリーミング配信制御システムでは、上述のメタファイルを複数のストリーミングコンテンツや画像ファイルといった異なるメディアに関するプレゼンテーション記述が可能な言語を利用して作成する。そのような言語としては、例えば、SMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)などがある。そして、そのメタファイル中に複数のストリーミングコンテンツ及びメディアの再生タイミングを記述し、利用者端末上のストリーミングコンテンツ再生アプリケーションにおいてそのタイミングにしたがって表示するストリーミングコンテンツ及びメディアを制御することで、異なるメディア間での同期が実現している。
しかしながら従来のストリーミング配信制御システムでは、ストリーミングコンテンツを視聴する際に、SMILなどの記述言語によって予め複数のコンテンツの再生タイミングを記述し、利用者端末上のストリーミングコンテンツ再生アプリケーションにおいてそのタイミングにしたがってコンテンツの表示などを制御することで異なるメディア間同期を実現しているが、複数の利用者間で考えた場合には、ネットワークの品質劣化等によるストリーミングコンテンツ再生アプリケーションの再バッファリング処理による映像の一時停止等により、個々の利用者では、再生されるコンテンツが期待される時間内に全て再生されるとは限らず、利用者間で同じ再生位置を保証することはできない。複数の利用者が同じストリーミングコンテンツを視聴しながら議論をするといったコミュニケーションを行うサービスを実現する上では、利用者間でストリーミングコンテンツの再生位置のずれが発生すると、議論の前提となる事項が利用者間で異なることとなって議論が正常には進行しないことになる。したがって、同一のストリーミングコンテンツを複数の利用者に配信する場合には、利用者間での同期再生制御を実現することが重要な課題となる。
本発明の目的は、ストリーミングコンテンツ配信において各利用者での視聴コンテンツの再生位置を動的に管理、制御し、利用者間でのストリーミングコンテンツ同期再生制御を実現することができるストリーミングコンテンツ配信制御システムを提供することにある。具体的には本発明の目的は、利用者端末から定期的に報告される視聴コンテンツや再生位置に関する情報を用いて、任意の時間における再生位置を推定し、同じコンテンツを視聴している利用者端末間でのコンテンツ再生位置の差(例えば視聴シーンのずれ)を管理し、同期をとるために動的に制御することができるストリーミングコンテンツ配信制御システムを提供することにある。
本発明によるストリーミングコンテンツ配信制御システムは、ネットワークを介した利用者端末へのストリーミングコンテンツ配信を制御するストリーミングコンテンツ配信制御システムであって、同一のストリーミングコンテンツを視聴する複数の利用者を管理する視聴者管理部と、各利用者端末からその利用者端末におけるストリーミングコンテンツの再生位置情報を受信して管理し、各利用者端末ごとにその利用者端末におけるコンテンツ再生位置を推定する再生位置推定部と、視聴者管理部及び再生位置推定部からの情報を用いて、同一のストリーミングコンテンツを視聴中の複数の利用者端末間でのコンテンツ再生位置の時間的なずれを算出し、時系列で管理する再生位置管理部と、視聴者管理部及び再生位置管理部からの情報を用いて、同一のストリーミングコンテンツを視聴をしようとするもしくは視聴している少なくとも1台以上の利用者端末に対し、それぞれの利用者端末でのコンテンツ再生位置の制御を指示する再生位置制御指示部と、を有する。
このストリーミングコンテンツ配信制御システムでは、ネットワークに接続する配信管理サーバを設け、視聴者管理部、再生位置推定部、再生位置管理部及び再生位置制御指示部を配信管理サーバ内に設けることが好ましい。また、配信管理サーバに、さらに、視聴者管理部及び再生位置管理部からの情報を用いて、少なくとも1台以上の利用者端末に対し、利用者端末間でのコンテンツ再生位置のずれを通知する再生位置通知部を備えることができる。利用者端末には、ストリーミングコンテンツを再生するストリーミングコンテンツ再生手段と、再生されるストリーミングコンテンツの再生位置を表す再生位置情報とストリーミングコンテンツ再生手段の状態を表す情報と時刻を表す情報とのうち少なくとも一つ以上を定期的に再生位置推定部に報告する再生位置測定部と、再生位置制御指示部からの指示にしたがい、ストリーミングコンテンツ再生手段でのコンテンツ再生位置を制御する再生位置制御部と、を備えることが好ましい。
本発明では、ストリーミングコンテンツ配信において複数の利用者が同じコンテンツを同期して再生することが困難である、という課題に関して、利用者端末上で動作するストリーミングコンテンツ再生アプリケーション(ストリーミングコンテンツ再生手段)の状態やコンテンツ再生位置の推移を複数回取得し、管理することで、任意の時刻における利用者端末間のコンテンツ再生位置のずれを推測し、制御することができる。これにより、複数の利用者端末間でストリーミングコンテンツの同期再生を実現する。特に、上述したストリーミングコンテンツ配信制御システムでは、ストリーミングコンテンツを視聴する各利用者端末において再生位置測定部が定期的にコンテンツ再生位置の推移を測定して配信管理サーバに報告することで、配信管理サーバがその利用者端末の特定、及び同じコンテンツを視聴している複数の利用者の管理を行う。また、各利用者端末からの定期的な報告を時系列で管理することで、任意の時刻におけるコンテンツ再生位置の推測が可能となり、その推測を利用して任意の利用者端末のコンテンツ再生位置を制御することで、複数の利用者端末間でのストリーミングコンテンツの同時再生が可能となる。
本発明では、視聴者管理部は、利用者端末のIPアドレス、利用者端末名、HTTPのクッキー情報、及びストリーミングコンテンツ再生手段の識別IDのうちの一つ以上からなる利用者識別情報と、利用者が取得したメタファイル、利用者端末で視聴されているストリーミングコンテンツ、視聴開始時刻、及び利用者端末がアクセスしているウエブページのURLのうちの一つ以上の情報からなる識別子とを用いて、利用者端末及び視聴中のストリーミングコンテンツを識別し、同一のストリーミングコンテンツを視聴中の利用者端末を同一グループとして識別し管理するようにすることができる。このように構成することにおり、各利用者端末を視聴するストリーミングコンテンツごとや視聴する時間ごと等、様々な方針によるグループ分けを実現することを可能となる。
本発明において、再生位置情報としては、利用者端末上で再生されるストリーミングコンテンツのコンテンツ再生位置と、ストリーミング視聴要求時刻からの経過時刻とコンテンツ再生位置の差を示す再生遅延と、のうち少なくとも一つ以上を用いることができる。本発明では、各利用者端末上で動作する再生位置測定部において、定期的にストリーミングコンテンツ再生手段のコンテンツ再生位置を取得し、その推移を測定、もしくは利用者端末における時刻の推移と比較することで、ストリーミングコンテンツ再生手段での再生状況を時系列で把握することができる。そしてこのような再生位置情報を再生位置推定部に報告することで、複数の利用者端末における再生状況の把握が実時間で可能となる。なお、コンテンツ再生位置の収集間隔を短くすることで、再生位置推定の精度や実時間性を向上させることが可能であるが、報告間隔に依存して処理負荷も高くなり、スケーラビリティに影響する。そこで、再生位置測定部でコンテンツ再生位置を取得する際にストリーミングコンテンツ再生手段の状態を同時に取得し、報告し、再生位置推定部における任意の時間でのコンテンツ再生位置の推定に利用することで、処理負荷を上げることなく推定精度を向上することが可能となる。
本発明では、各利用者端末から定期的に報告される再生位置情報を収集、管理することで、任意の時刻におけるコンテンツ再生位置を推定するが可能である。過去の再生位置情報の推移を把握することでその傾向から任意の時刻におけるコンテンツ再生位置を推定することが可能となり、収集回数を増やすのではなく再生アプリケーションの状態を考慮することで、再生位置管理の負荷を減少させ、より誤差の少ないコンテンツ再生位置の推定が可能となる。また、任意の時刻での推定を可能とすることで、利用者端末ごとにコンテンツ再生位置の報告間隔が異なっている場合においても、任意の時刻でのコンテンツ再生位置の利用者間のずれを算出することが可能となる。
本発明では、視聴者情報と各利用者端末の再生状況とを実時間で管理することで、同一のストリーミングコンテンツを視聴している複数の利用者端末間でのストリーミングコンテンツの再生位置のずれを検出することが可能である。視聴者管理部の管理情報から、同一コンテンツを視聴している複数の利用者端末を特定し、利用者端末に関して定期的に現時刻におけるコンテンツ再生位置を再生位置推定部から取得し、比較することで、利用者端末間のコンテンツ再生位置のずれの推移を把握することを可能とする。
本発明では、利用者端末間のコンテンツ再生位置のずれを修正し、同期再生を保証するために、例えば、視聴開始時制御あるいは視聴開始後制御の制御手法を選択することができ、これらの制御手法に基づいて利用者端末に通知することができる。
視聴開始時制御は、同一のストリーミングコンテンツについて複数の利用者端末間で視聴開始時刻が揃うようにするものであり、この制御では、視聴開始時のネゴシエーション処理やバッファリング処理に必要な個々の利用者端末の接続環境やアプリケーション設定に依存するコンテンツ再生位置のずれを補正する。具体的には、各利用者端末においてストリーミングコンテンツ再生手段の状態を定期的に取得することで、ストリーミングコンテンツ視聴開始処理を把握し、再生開始を可能な状態になった時点でストリーミングコンテンツ再生手段を一時停止させ、その状態を再生位置推定部経由で再生位置制御指示部に通知する。再生位置制御指示部、同一グループ内の全ての利用者端末が再生開始可能状態になる、もしくは最初にある利用者が再生開始可能状態になってから一定の時間が経過した後、全ての利用者端末に再生開始指示を通知する。このことによって、複数の利用者端末間での同時再生開始が可能となる。
視聴開始後制御は、コンテンツの視聴開始後に利用者端末間で再生位置のずれが生じたときに、このずれを解消しようとするものであり、この制御では、視聴開始後の個々の利用者端末におけるネットワーク状況の変化や接続環境に依存したコンテンツ再生位置のずれを動的に補正することを可能とする。具体的には、利用者端末間の最大コンテンツ再生位置ずれが閾値を越えることを契機として、あるいは定期的に、コンテンツ再生位置の制御を行うことができ、その場合には、再生位置管理部の情報を定期的に監視することで、再生位置ずれを把握することが可能である。利用者からの要求に応じて制御を行う場合には、再生位置管理部での同一グループ内の再生位置情報を再生位置通知部経由で利用者に通知し、利用者が再生位置のずれを判断して制御要求を行えばよい。各利用者端末のコンテンツ再生位置の制御に関しては、基準となる利用者端末を選出し、基準利用者端末よりコンテンツ再生位置が進んでいる利用者端末については、先行している秒数分ストリーミングコンテンツ再生を一時停止する。またコンテンツ再生位置が遅れている利用者端末に関しては、ストリーミングコンテンツの再生が遅れている分だけ早送りする、もしくは、指定されたコンテンツ再生位置から再生をするためにストリーミングサーバに再接続する。このようにすることによって、複数の利用者端末間での同時再生を可能とする。ストリーミングサーバに再接続する際には、再生位置推定部が保持しているその利用者端末のサーバ接続時に要した時間を接続時間として利用することで、再接続に必要な時間を推定することができ、コンテンツ再生位置の制御精度の向上が可能となる。
本発明を利用することで、例えばIP網(インターネットなどのIPを用いるネットワーク)において、ストリーミングコンテンツを配信するサーバの構成やストリーミング配信に利用されるマルチメディア制御プロトコル及び転送プロトコル、各利用者端末のストリーミングコンテンツ再生アプリケーションの違いに依存せずに、各利用者のコンテンツ再生位置を推測、管理することで利用者間の任意の時間におけるコンテンツ再生位置のずれを算出することが可能になり、利用者からの要求もしくは自動的に、再生位置に関して利用者端末間で同期を取ることが可能となる。したがって本発明によれば、IP網などを経由したストリーミングコンテンツ配信サービスにおいて、ストリーミング配信に関わるプロトコルに依存することなく、利用者端末上のコンテンツ再生位置を実時間で推測してコンテンツ再生位置を制御することで、同一コンテンツを視聴する利用者間での同時再生制御を行うことができる。したがって本発明は、ストリーミングコンテンツを視聴しながらビデオチャットを行うコミュニケーションサービスのような、利用者間での再生位置のずれが与える影響が大きくユーザ間同期が重要なサービスにおける制御技術としての適用などに、期待できる。
次に、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態のストリーミングコンテンツ配信制御システムの構成を示している。
このストリーミングコンテンツ配信制御システムにおいては、図7に示したものと同様に、インターネット20に対して利用者端末10−1,10−2が接続するとともに、ストリーミングサーバ40がインターネット20に接続している。インターネット20は、IP(インターネットプロトコル)を用いて1または複数のネットワークを相互接続することにより構成されている。ストリーミングサーバ40としては、図7で示した従来のシステムで用いられているものと同様のものを使用することができる。さらに本実施形態のストリーミングコンテンツ配信制御システムでは、ストリーミングコンテンツの視聴者を管理するとともに各利用者端末におけるストリーミングコンテンツの再生位置を管理し、再生位置制御を実施するための配信管理サーバ30が、直接、あるいはルータ装置やスイッチ装置を用いて間接的にインターネット20に接続されている。配信管理サーバ30は、図7に示した従来の配信制御システムにおける番組表用のウエブサーバとしての機能も有しており、各ストリーミングコンテンツの所在(どのストリーミングサーバに格納されているか)を把握するとともに、該当するメタファイルを保持している。配信管理サーバ30には、同一ストリーミングコンテンツを視聴する任意のグループごとに視聴開始時刻とその視聴ストリーミングコンテンツとを記述したウエブページが存在する。
以下、本実施形態における利用者端末10及び配信管理サーバ30の詳細について説明する。
利用者端末10は、図2に示すように、一般的には、パーソナルコンピュータなどのコンピュータによって構成されるのであり、このコンピュータとしての利用者端末10を動作させるための基層のソフトウエアであるオペレーティングシステム(OS)11と、オペレーティングシステム11上で動作し、インターネット20を介してストリーミングサーバ40から受信したストリーミングコンテンツを再生し、再生された音声や映像を利用者端末10に付随するスピーカ(不図示)や表示装置からそれぞれ出力するストリーミングコンテンツ再生アプリケーション12と、オペレーションシステム11上で動作する再生位置測定部13及び再生位置制御部14と、を備えている。
再生位置測定部13は、この利用者端末10におけるストリーミングコンテンツの再生位置等に関する情報を定期的に配信管理サーバ30に報告するものであって、具体的には、その利用者端末10上で再生されているストリーミングコンテンツの再生フレーム番号を示すコンテンツ再生位置に関する情報と、コンテンツの再生中や一時停止、バッファリング中といったストリーミングコンテンツ再生アプリケーションの状態に関する情報と、それらの情報を取得した時刻を表す情報のうち少なくとも一つ以上を、定期的に、配信管理サーバ30に報告する機能を有する。
再生位置制御部14は、配信管理サーバ30からの指示に基づき、ストリーミングコンテンツ再生アプリケーション12におけるコンテンツ再生位置を制御する機能を有する。
配信管理サーバ30は、図3に示すように、一般的には、サーバ用コンピュータなどのコンピュータによって構成されるものであり、このコンピュータとしての配信管理サーバ30を動作させるための基層のソフトウエアであるオペレーティングシステム(OS)31と、オペレーティングシステム11上で動作する視聴者管理部32、再生位置推定部33、再生位置管理部34、再生位置通知部35及び再生位置制御指示部36を備えている。
視聴者管理部32は、同一コンテンツを視聴する複数の利用者を管理する機能を有するものである。本実施形態では、視聴者管理には、利用者端末10のIPアドレスと利用者がアクセスしているウエブページのURLを識別子として用いている。なお、視聴者管理にの形態はこれに限られるものではなく、視聴者管理部32は、利用者端末10のIPアドレス、利用者端末名、HTTPによる情報の送受信に付随するクッキー(cockie)情報、ストリーミングコンテンツ再生アプリケーション12の識別IDの一つ以上の利用者識別情報と、利用者が取得したメタファイル、視聴しているストリーミングコンテンツ、視聴開始時刻、利用者がアクセスしているウエブページのURLの一つ以上の情報から構成される識別子と、を用いて利用者及び視聴中コンテンツを判断し、同一のストリーミングコンテンツを視聴中の複数の利用者を同一グループとして識別し、管理することができる。
再生位置推定部33は、個々の利用者端末10からのコンテンツ再生位置を示す情報を、事前に設計した間隔で受信して管理し、それに基づいて、各利用者端末10における任意の時刻でのコンテンツ再生位置を推定する機能を有する。なお、再生位置推定部33は、利用者端末10の再生位置測定部13から定期的に報告される再生位置情報を利用者端末ごとに時系列で管理し、再生位置管理部34からの要求にしたがい、任意の利用者端末の任意の時刻におけるコンテンツ再生位置を、過去の再生位置の推移、もしくはその任意の時刻に最も近い時刻に報告されたその利用者端末におけるストリーミングコンテンツ再生アプリケーションの状態を考慮して算出し、再生位置管理部34に報告する機能を有していてもよい。
再生位置管理部34は、視聴者管理部32及び再生位置推定部33からの情報を用いて、同一のストリーミングコンテンツを視聴中の複数の利用者端末間のコンテンツ再生位置の時間的なずれを算出し、時系列で管理する機能を有する。なお、再生位置管理部34は、視聴者管理部32から取得した視聴者情報にしたがい、定期的に再生位置推定部33から取得する各利用者端末の現在のストリーミングコンテンツの再生位置から、任意の時刻における利用者端末間の再生位置の時間的なずれの分布を算出し、再生位置の時間的なずれの推移を同一グループごとに時系列で管理する機能を有していてもよい。
再生位置通知部35は、視聴者管理部32及び再生位置管理部34からの情報を用いて、同一のストリーミングコンテンツを視聴するもしくは視聴している少なくとも1台以上の利用者端末に対して、定期的に、それらの利用者端末間のコンテンツ再生位置のずれを通知する機能を有する。後述するように利用者端末間での同期制御として視聴開始時制御のみを行う場合には、再生位置通知部35を設けなくてもよい。
再生位置制御指示部36は、再生位置管理部34及び再生位置通知部35からの情報を用いて、同一のストリーミングコンテンツを視聴する複数の利用者端末におけるそれらのストリーミングコンテンツ再生に関して、全利用者端末におけるコンテンツ再生位置制御を指示する機能を有する。再生位置制御指示部36がコンテンツ再生位置制御を指示するタイミングは、コンテンツの視聴開始時及び/またはコンテンツの視聴中の1以上のタイミングである。以下の説明において、コンテンツの視聴開始時に利用者端末間で同期制御を行うことを視聴開始時制御と呼び、コンテンツの視聴中の1以上のタイミングにおいて利用者端末間で同期制御を行うことを視聴開始後制御と呼ぶ。
なお、この配信管理サーバ30は、再生位置情報として、利用者端末10上のストリーミングコンテンツ再生アプリケーション12が示すストリーミングコンテンツの再生位置に関する情報とを用いるともに、そのストリーミングコンテンツ再生アプリケーション12の状態(コンテンツの再生中であるか、再生を一時停止しているか、あるいはコンテンツのバッファリング中か)、及びその利用者端末10のオペレーティングシステム12の時刻情報とを再生位置情報とともに受信する。
次に、本実施形態におけるストリーミングコンテンツ配信制御システムの動作を説明する。ここでは、利用者端末10間での同期制御に関し、上述した視聴開始時制御のみを用いる場合を説明する。
利用者端末10上では、図4に示したフローチャートにしたがって処理が進行する。図4は、利用者端末10におけるストリーミングコンテンツを再生するまでの動作を示している。
一般的に、ストリーミングコンテンツ配信サービスによりコンテンツの配信を受けようとする場合、利用者は、利用者端末10を介し、各ストリーミングコンテンツへのメタファイルへのリンクを含むウエブページを提供するサーバに接続し、そのサーバから、実際のストリーミングコンテンツの所在を知り、メタファイルを取得することになる。このようなウエブページの代表的なものとして、番組表やリンク集などが挙げられる。本実施形態の場合、ここでいうサーバには、配信管理サーバ30が該当する。
利用者は、メタファイルを取得することにより、利用者端末10上で対応するストリーミングコンテンツを再生するためのストリーミングコンテンツ再生アプリケーション12を選択し、メタファイルをそのアプリケーション12に引数として渡し、そのアプリケーション12を起動する。起動されたストリーミングコンテンツ再生アプリケーション12は、引数として渡されたメタファイルの記述にしたがい、インターネット20を介して、ストリーミングサーバ40に対し、ストリーミングコンテンツ配信の要求を行う。この際、利用者端末10とストリーミングサーバ40との間でコンテンツ配信に利用する転送プロトコルやコンテンツの配信ビットレートの選択といったネゴシエーション処理を行い、その後、ストリーミングサーバ40からストリーミングコンテンツの配信が開始される。利用者端末10のストリーミングコンテンツ再生アプリケーション12は、予め設定されているバッファ容量に基き、配信されたコンテンツをバッファリングし、その後、利用者端末10上でコンテンツの再生を開始する。本実施形態のストリーミング配信制御システムでは、このような一般的なストリーミング配信の処理の流れにおいて、利用者端末10を介し、利用者が番組表となるウエブページの要求を配信管理サーバ30に対して行うことによって、コンテンツのストリーミング配信の処理が開始される。
具体的には、配信管理サーバ30では、ストリーミングコンテンツを同時に視聴する任意のグループごとの番組表を準備して公開している。そのようなグループの番組表に対して、ステップ1001において利用者端末10からアクセスされると、配信管理サーバ30において、その視聴者管理部32は、番組表のURLと要求元の利用者端末10のIPアドレスから、利用者端末10とその利用者端末10が参加するグループとを判断し、そのグループが再生を開始する準備をしているということ、すなわちそのグループがアクティブであることを再生位置管理部34に通知する。
配信管理サーバ30が提供する、グループごとの番組表を示すウエブページには、次に再生されるコンテンツへのメタファイルのURLと、再生開始されるべき時間が指定されており、したがって、そのような番組表にアクセスした利用者端末10において、再生位置制御部14は、ステップ1002において一定時間処理を停止させ、その後、再生開始時刻になった時点においてメタファイルを取得し、ストリーミングコンテンツ再生アプリケーション12を起動し、接続処理を開始する(ステップ1003)。同時に、利用者端末10の再生位置測定部13は、ステップ1004において、そのオペレーティングシステム11が計時している時刻To0及びストリーミングコンテンツ再生アプリケーション12の状態を取得し、ステップ1005において、ストリーミングコンテンツの状態遷移が発生しない場合の最大測定間隔となるタイマーTt1を起動する。
ここで、一定時間処理を停止した後(ステップ1006)、再生位置測定部13は、ステップ1007において、再度、ストリーミングコンテンツ再生アプリケーション12の状態を確認する。アプリケーション12において直前の状態から変化がないと判定された場合は、ステップ1008においてタイマーTt1を確認し、タイマーが有効(Tt1>0)、すなわちタイムアウトしていない場合は、ステップ1006へ処理が戻ることになる。一方、ステップ1008においてタイマーが無効(Tt1≦0、タイムアウトしている)の場合は、ステップ1009に移行する。ステップ1007においてアプリケーション12の状態が変化したと判断した場合も同様に、ステップ1009に移行する。ステップ1009では、再生位置測定部13は、Tt0からの経過時刻及びストリーミングコンテンツ再生アプリケーション12の状態を配信管理サーバ30の再生位置推定部33に報告する。
次に、利用者端末10の再生位置測定部13は、ステップ1010において、再生すべきストリーミングコンテンツのバッファリングが終了しているか確認し、バッファリングが終了していない場合にはステップ1005に処理が戻る。一方、ステップ1010においてバッファリングが終了していれば、再生位置制御部14は、ステップ1011において、ストリーミングコンテンツ再生アプリケーション12の処理を一時停止させ、オペレーティングシステム11よりそのときの時刻To1を取得する。その後、再生位置測定部13は、ステップ1012において、ストリーミングコンテンツ再生アプリケーション12が接続要求を発行してから再生開始までに必要とした時間(=To1−To0)、及びコンテンツ再生アプリケーション12の状態が再生開始可能であることを配信管理サーバ40の再生位置推定部33に報告する。その後、再生位置制御部13は、処理を一時停止し(ステップ1013)、ステップ1014において、配信管理サーバ40の再生位置制御指示部36からの再生開始指示があるかを確認する。ここで、再生開始指示があれば、ステップ1015において再生位置制御部13は、ストリーミングコンテンツ再生アプリケーション12によるコンテンツの再生を開始させる。ステップ1014において再生開始指示がない場合には、ステップ1013に処理が戻ることになる。
配信管理サーバ30における処理は、複数の利用者端末10におけるストリーミングコンテンツ再生に関して、同一コンテンツを同時に視聴する利用者端末10をグループとして識別、管理し、各利用者端末10からの再生位置に関する報告を管理し、グループの全利用者端末10のストリーミングコンテンツの再生開始を同期させることを目的とするものである。
配信管理サーバ30では、まず、利用者端末10からグループ別の番組表を表すウエブページへのアクセスにより、視聴者管理部32が、どの利用者端末10がどのグループに属しているのかを判断し、ウエブページへのアクセスの応答として、番組表に記載されているストリーミングコンテンツの接続開始時刻をその利用者端末10の再生位置制御部14に通知する。また、視聴者管理部32は、番組表へのアクセスのあった利用者をアクティブとして再生位置管理部34に通知し、再生位置管理部34は、同一グループ内の全てのアクティブな利用者端末10の再生位置情報に関する最新情報を再生位置推定部33から予め設定された一定間隔で収集する。
再生位置推定部33は、各利用者端末10からの再生位置情報の報告を受け付けて管理するが、報告を受信する際に、配信管理サーバ30のオペレーティングシステム31から時刻情報を取得する。そこで再生位置管理部34は、再生位置情報の受信時刻を調べ、一定の長さの期間にわたって再生位置情報を送信してこない利用者端末を、アクティブな利用者端末ではないと判断することが可能である。ここで説明する例では、利用者端末10間での同期制御として視聴開始時制御を用いており、そのため、再生位置管理部34は、再生位置推定部33から収集する再生位置情報に関して全てのアクティブな利用者端末10においてストリーミングコンテンツが再生可能な状態になる、もしくは個々の利用者端末10からのストリーミングコンテンツへの接続が開始されてから一定時刻経過していることを確認し、そののち、再生位置制御指示部36に対し、再生開始を伝える。再生位置制御指示部36は、それらのアクティブな利用者端末10の再生位置制御部14に対してに一斉にストリーミングコンテンツの再生開始を通知する。これにより、複数の利用者端末10のそれぞれにおいて、再生位置制御部14は、ストリーミングコンテンツ再生アプリケーション12を制御してそのストリーミングコンテンツの再生を開始させる。
このようにして本実施形態では、同一のストリーミングコンテンツについての複数の利用者端末10間で同期した再生の開始を実現することができる。
なお、上記の説明では、利用者端末10において、再生位置測定部13及び再生位置制御部14は相互に別のものとして構成されるものとしたが、論理的に一つの構成にまとめること可能である。同様に、配信管理サーバ30において、視聴者管理部32、再生位置推定部33、再生位置管理部34及び再生位置制御指示部36は相互に別のものとして構成されるものとしたが、これらのうちのいくつかあるいは全部を論理的に一つの構成に求めることも可能である。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。上述した第1の実施形態では、ストリーミングコンテンツの再生に関する利用者端末の同期制御として、視聴開始時制御を用いているが、視聴開始時制御のみを用いた場合には、複数の利用者端末10において同時に同一のストリーミングコンテンツの視聴を開始することはできるものの、各利用者端末10におけるネットワーク環境が異なり、ネットワーク品質の悪化からパケット損失や再バッファリング等に起因して視聴開始後の各利用者端末10でのコンテンツ再生位置の推移が一定でない場合には、徐々に利用者端末10間でのコンテンツ再生位置のずれが大きくなってしまうことが生じる。そこでこの第2の実施形態では、視聴開始時制御と視聴開始後制御とを併用し、ストリーミングコンテンツの視聴開始後も複数の利用者端末10間での再生位置のずれを検出して管理し、利用者端末間での再生位置の相対的なずれを表す最大再生位置ずれが予め設定された閾値を超えた場合には、再生位置ずれを減少させるための同期制御を行うようにしている。具体的には、同一グループの利用者端末10では同じ再生位置を視聴するように、利用者端末10ごとに、ストリーミングコンテンツ再生を一定期間一時停止処理を行うようにしている。
このような第2の実施形態のストリーミングコンテンツ配信制御システムは、システム構成としては図1〜図3に示した第1の実施形態のシステムと同様であり、利用者端末10の再生位置測定部13における動作及び配信管理サーバ30における動作が第1の実施形態の場合と異なっている。以下、本実施形態の動作を説明する。
利用者端末10の再生位置測定部13及び再生位置制御部14は、図4及び図5に示したフローチャートにしたがって動作する。本実施形態では、ストリーミングコンテンツの再生を開始するまでの動作は、図4に示すように、第1の実施形態の場合と同じである。図5は、ストリーミングコンテンツの再生を開始した後の再生位置測定部13の動作を示している。
図5に示すように、利用者端末10上でのストリーミングコンテンツの再生開始(ステップ1015)を契機として、ストリーミングコンテンツの再生開始後の再生位置測定が開始される。ステップ1016において、この時のオペレーティングシステム11の時刻To2及び再生位置P0を取得する。この時点では再生を開始したばかりであるので、P0=0が取得される。次に、ステップ1017において、取得時刻の推移を管理するための変数i,nをそれぞれi=2,n=0として初期化し、ステップ1018において、一定時間処理を停止する。その後、ステップ1019において、配信管理サーバ30への報告間隔を一定期間以上遅らせないための測定期限を表すタイマーTt2を起動し、ステップ1020において一定時間処理を停止する。
次にステップ1021において、ストリーミングコンテンツ再生アプリケーション12の状態を確認し、変化がなかった場合には、ステップ1022に移行して、タイマーTt2の有効期限がきれているかどうかを確認する。ここでタイマTt2が有効(Tt2>0)である場合はステップ1020へ処理が戻ることになる。一方、ステップ1021においてストリーミング再生アプリケーション12の状態に変化があったと判断した場合、もしくはステップ1022においてタイマーTt2の有効期限が切れていた場合には、ステップ1023に移行して変数i,nをそれぞれインクリメントし、ステップ1024において、オペレーティングシステム11から時刻Ton(nは変数)を取得するとともに、ストリーミングコンテンツ再生アプリケーション12から再生位置Pi(iは変数)を取得する。その後、ステップ1025において、ストリーミング配信管理サーバ30に対して再生位置情報としてTon,Pi及びストリーミング再生アプリケーション12の状態を報告する。ここで、ストリーミング再生アプリケーション12の状態からそのストリーミングコンテンツの再生が終了しているか確認し(ステップ1026)、終了している場合には再生位置測定部13での処理は完了し、終了していない場合はステップ1019へ処理が戻ることになる。
一方、配信管理サーバ30は、図6に示すフローチャートにしたがって動作する。
まず、同一ストリーミングコンテンツに関し同一グループの複数の利用者端末10で再生が開始された後、再生位置管理部34は、ステップ2001において、視聴者管理部32からの情報に基づき、同一グループ内においてそのストリーミングコンテンツを視聴している、すなわちアクティブな利用者端末10を確認する。ここでアクティブな利用者端末10が存在しない場合には、そのストリーミングコンテンツに関する配信制御の処理は終了する。これに対しステップ2001においてアクティブな利用者端末10が存在する場合には、ステップ2002において、再生位置管理部34は、利用者端末10の現在の再生位置に関する問い合わせを再生位置推定部33に対して行い、再生位置推定部33は、ステップ2003において、それまでに利用者端末10から報告される再生位置情報から、各利用者端末10のそれぞれにおける現在の再生位置を推定し、コンテンツの再生位置のずれDを推定する。具体的な推定方法として、再生位置推定部33は、定期的に各利用者端末10の再生位置情報に関する最近の報告(Ton,Pi)とその一つ前の報告(Ton-1,Pi-1)とを用いてその推移を比較し、各利用者端末10におけるコンテンツ再生位置のずれDを
D=Σ{(Pi−Pi-1)−(To(i+1)−To(i))} (i=1,2,3,…,N)
として求める。また、最近の報告において、ストリーミングコンテンツ再生アプリケーションの状態が一時停止を意味するもの(バッファリング中、一時停止等)であれば、最近の報告があった時刻から推定時の時刻までの経過時刻をDに加えることで推定の誤差を小さくすることが可能となる。また、再生位置推定部33において再生位置のずれを算出する際に、一定期間にわたって報告がなかった利用者端末や、再生終了の報告があった利用者端末に関しては、視聴者管理部32に対してアクティブでない利用者端末として通知される。
再生位置管理部34は、ここで述べたような手順で推定された各利用者端末10におけるコンテンツ再生位置のずれDを取得し、ステップ2004において、利用者端末10間でその大きさを比較する。この比較の結果、利用者端末10間でのコンテンツ再生位置のずれの相対値が予め設定された閾値未満であれば、各利用者端末10に対しては特段の制御を行わないものとして、ステップ2005に移行し、再生位置管理部34自体の処理を一定期間停止する。その後、ステップ2001へ処理が戻ることになる。一方、ステップ2004での比較の結果、利用者端末間でのコンテンツ再生位置のずれの相対値が閾値以上である場合は、ステップ2006において、再生位置管理部34は、コンテンツ再生位置のずれDが最大となる利用者端末10を基準にして他の利用者端末10のそれぞれの相対的なコンテンツ再生位置のずれを算出し、そのずれを利用者端末10ごとの一時停止時間とし、ステップ2007において、再生位置制御指示部36を通じて各利用者端末10へ制御指示を行い、その後、ステップ2005へと処理を移行する。
このように配信管理サーバ30が動作することにより、利用者端末10上の再生位置制御部14は、配信管理サーバ30の再生位置制御指示部36からの指示にしたがい、指定された時間だけストリーミングコンテンツ再生アプリケーション12での再生を一時停止させることによって全利用者端末10のコンテンツ再生位置のずれDが等しくなるように制御する。その結果、同一のストリーミングコンテンツを再生している途中において、複数の利用者端末間での同期再生が実現できる。
本実施形態においては、再生位置制御を実行する際に、コンテンツ再生位置のずれDが最大の利用者端末を基準にする、すなわち同一グループに属する利用者端末間で最も再生が遅れている利用者端末を基準として、その他の利用者端末10上のストリーミングコンテンツ再生アプリケーション12においては再生を一時停止させることで利用者端末10間の同期を実現しているが、逆に、コンテンツ再生位置のずれDが最小の利用者端末10を基準としてその他の利用者端末10のコンテンツ再生位置を制御する方法も考えられる。この場合、その他の利用者端末10上のストリーミングコンテンツ再生アプリケーション12ではコンテンツ再生位置の相対的なずれを補正し、適切なコンテンツ再生位置からのストリーミングコンテンツを視聴するためにストリーミングサーバ40に再接続する必要がある。したがってこの場合には、一時停止の場合と異なり、配信管理サーバ30の再生位置管理部34において、再接続の処理時間を考慮した再接続制御が必要となる。そこで再生位置管理部34は、再生位置推定部33が管理している各利用者端末10のストリーミングコンテンツ視聴開始時に要した処理時間Sを利用して再接続時間を推定し、コンテンツ再生位置の相対的なずれにSを加えた値を、再生位置制御指示部36を介して、利用者端末10上の再生位置制御部14に通知する。再生位置制御部14は、ストリーミング配信サーバ40に対し、現在のコンテンツ再生位置にこの値を加えた再生位置からのそのストリーミングコンテンツ送信の要求を行うことで、再接続処理による利用者端末10間でのコンテンツ再生位置ずれの増大を防ぐことが実現される。
さらに本実施形態では、利用者端末側からの要求に基づいて、各利用者端末での再生位置のずれを補正するようにすることが可能である。その場合には、再生位置管理部での同一グループ内の再生位置情報を再生位置通知部経由で利用者に通知する。利用者端末側では、通知された再生位置のずれを判断して制御要求を行うことで、制御の契機として利用することが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態のストリーミングコンテンツ配信制御システムについて説明したが、上述したストリーミングコンテンツ配信制御システムにおける利用者端末10及び配信管理サーバ30は、いずれも、それらを実現するためのコンピュータプログラムを、パーソナルコンピュータ(PC)やサーバ用コンピュータのなどのコンピュータに読み込ませ、そのプログラムを実行させることによっても実現できる。利用者端末あるいは配信管理サーバを実現するためのプログラムは、CD−ROMなどの記録媒体によって、あるいは、ネットワークを介して、コンピュータに読み込まれる。
利用者端末や配信管理サーバとして機能することになるコンピュータは、一般に、CPU(中央処理装置)と、プログラムやデータを格納するためのハードディスク装置と、主メモリと、キーボードやマウスなどの入力装置と、CRTや液晶ディスプレイなどの表示装置と、CD−ROM等の記録媒体を読み取る読み取り装置と、インターネット20などに直接的あるいは間接的に接続するための通信インタフェースと、から構成されている。ハードディスク装置、主メモリ、入力装置、表示装置、読み取り装置及び通信インタフェースは、いずれもCPUに接続している。これらのコンピュータは、利用者端末を実現するためのプログラムを格納した記録媒体を読み取り装置に装着してそのプログラムをハードディスク装置に格納し、あるいはネットワークを介してそのようなプログラムをダウンロードしてハードディスク装置に格納し、ハードディスク装置に格納されたプログラムをCPUが実行することにより、利用者端末として機能することになる。同様に、そのようなコンピュータは、配信管理サーバを実現するためのプログラムを格納した記録媒体を読み取り装置に装着してそのプログラムをハードディスク装置に格納し、あるいはネットワークを介してそのようなプログラムをダウンロードしてハードディスク装置に格納し、ハードディスク装置に格納されたプログラムをCPUが実行することにより、配信管理サーバとして機能することになる。
本発明の第1の実施形態のストリーミング配信制御システムの配置を示す図である。 利用者端末の構成を示すブロック図である。 配信管理サーバの構成を示すブロック図である。 利用者端末における処理を示すフローチャートである。 利用者端末の再生位置測定部における処理を示すフローチャートである。 配信管理サーバにおける処理を示すフローチャートである。 従来のストリーミングコンテンツ配信システムを示す図である。
符号の説明
10,10−1,10−2 利用者端末
20 インターネット
30 配信管理サーバ
40 ストリ−ミングサーバ
11,31 オペレーティングシステム
12 ストリ−ミングコンテンツ再生アプリケーション
13 再生位置測定部
14 再生位置制御部
32 視聴者管理部
33 再生位置推定部
34 再生位置管理部
35 再生位置通知部
36 再生位置制御指示部
50 ウエブサーバ

Claims (13)

  1. ネットワークを介した利用者端末へのストリーミングコンテンツ配信を制御するストリーミングコンテンツ配信制御システムであって、
    同一のストリーミングコンテンツを視聴する複数の利用者を管理する視聴者管理部と、
    各利用者端末から当該利用者端末における前記ストリーミングコンテンツの再生位置情報を受信して管理し、各利用者端末ごとにその利用者端末におけるコンテンツ再生位置を推定する再生位置推定部と、
    前記視聴者管理部及び前記再生位置推定部からの情報を用いて、前記同一のストリーミングコンテンツを視聴中の複数の利用者端末間でのコンテンツ再生位置の時間的なずれを算出し、時系列で管理する再生位置管理部と、
    前記視聴者管理部及び前記再生位置管理部からの情報を用いて、前記同一のストリーミングコンテンツを視聴をしようとするもしくは視聴している少なくとも1台以上の利用者端末に対し、それぞれの利用者端末でのコンテンツ再生位置の制御を指示する再生位置制御指示部と、
    を有する、ストリーミングコンテンツ配信制御システム。
  2. 前記ネットワークに接続する配信管理サーバを有し、前記視聴者管理部、前記再生位置推定部、前記再生位置管理部及び前記再生位置制御指示部は、前記配信管理サーバ内に設けられる、請求項1に記載のストリーミングコンテンツ配信制御システム。
  3. 前記配信管理サーバに、さらに、前記視聴者管理部及び前記再生位置管理部からの情報を用いて、少なくとも1台以上の前記利用者端末に対し利用者端末間でのコンテンツ再生位置のずれを通知する再生位置通知部を備える、請求項2に記載のストリーミングコンテンツ配信制御システム。
  4. 前記利用者端末は、
    前記ストリーミングコンテンツを再生するストリーミングコンテンツ再生手段と、
    再生されるストリーミングコンテンツの再生位置を表す再生位置情報と、前記ストリーミングコンテンツ再生手段の状態を表す情報と、時刻を示す情報とのうち少なくとも一つ以上を定期的に前記再生位置推定部に報告する再生位置測定部と、
    前記再生位置制御部からの指示にしたがい、前記ストリーミングコンテンツ再生手段でのコンテンツ再生位置を制御する再生位置制御部と、
    を備える、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のストリーミングコンテンツ配信制御システム。
  5. 前記視聴者管理部は、前記利用者端末のIPアドレス、利用者端末名、HTTPのクッキー情報、及び前記ストリーミングコンテンツ再生手段の識別IDのうちの一つ以上からなる利用者識別情報と、前記利用者が取得したメタファイル、前記利用者端末で視聴しているストリーミングコンテンツ、視聴開始時刻、及び前記利用者端末がアクセスしているウエブページのURLのうちの一つ以上の情報からなる識別子とを用いて、前記利用者端末及び視聴中のストリーミングコンテンツを識別し、同一のストリーミングコンテンツを視聴中の利用者端末を同一グループとして識別し管理する、請求項4に記載のストリーミングコンテンツ配信制御システム。
  6. 前記再生位置推定部は、前記再生位置測定部から定期的に報告される前記再生位置情報を前記利用者端末ごとに時系列で管理し、前記再生位置管理部からの要求にしたがい、指定された利用者端末の任意の時刻におけるコンテンツ再生位置を過去の再生位置の推移、もしくは前記任意の時刻に最も近い時刻に報告された前記ストリーミングコンテンツ再生手段の状態を考慮して算出し、前記再生位置管理部に報告する、請求項4に記載のストリーミングコンテンツ配信制御システム。
  7. 前記再生位置管理部は、前記視聴者管理部から取得した視聴者情報にしたがい、定期的に前記再生位置推定部から取得する各利用者端末の現在の前記ストリーミングコンテンツの再生位置から、任意の時刻における利用者端末間の再生位置の時間的なずれの分布を算出し、再生位置の時間的なずれの推移を同一グループ毎に時系列で管理する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のストリーミングコンテンツ配信制御システム。
  8. 前記再生位置制御指示部は、複数の利用者端末上の前記ストリーミングコンテンツ再生手段の再生開始前の状態遷移を解析し、同時視聴をする全ての利用者端末が同一のストリーミングコンテンツに関して再生可能の状態になったことで、もしくはある一定の猶予時間が経過したことで、各利用者端末に同時に再生開始制御指示を行い、再生開始時期を制御する、請求項4に記載のストリーミングコンテンツ配信制御システム。
  9. 前記再生位置制御指示部は、前記再生位置管理部が管理している前記利用者端末間のコンテンツ再生位置の最大ずれが特定の閾値を超えた時に、利用者からの制御要求があったときに、もしくは定期的に、のうち少なくとも一つ以上の契機により、同一グループの利用者端末が同じコンテンツ再生位置を視聴するように制御方法を決定し、各利用者端末の前記再生位置制御部に通知する、請求項4に記載のストリーミングコンテンツ配信制御システム。
  10. コンピュータを、
    同一のストリーミングコンテンツを視聴する複数の利用者を管理する機能を有する視聴者管理手段、
    各利用者端末から当該利用者端末における前記ストリーミングコンテンツの再生位置情報を受信して管理し、各利用者端末ごとにその利用者端末におけるコンテンツ再生位置を推定する再生位置推定手段、
    前記視聴者管理手段及び前記再生位置推定手段からの情報を用いて、前記同一のストリーミングコンテンツを視聴中の複数の利用者端末間でのコンテンツ再生位置の時間的なずれを算出し、時系列で管理する再生位置管理手段、
    前記視聴者管理手段及び前記再生位置管理手段からの情報を用いて、前記同一のストリーミングコンテンツを視聴をしようとするもしくは視聴している少なくとも1台以上の利用者端末に対し、それぞれの利用者端末でのコンテンツ再生位置の制御を指示する再生位置制御指示手段、
    として機能させるプログラム。
  11. コンピュータを、さらに、前記視聴者管理部及び前記再生位置管理部からの情報を用いて、少なくとも1台以上の前記利用者端末に対し、利用者端末間でのコンテンツ再生位置のずれを通知する再生位置通知手段として機能させる、請求項10に記載のプログラム。
  12. コンピュータを、
    ストリーミングコンテンツを再生するストリーミングコンテンツ再生手段、
    再生されるストリーミングコンテンツの再生位置を表す再生位置情報と、前記ストリーミングコンテンツ再生手段の状態を表す情報と、時刻を表す情報とのうち少なくとも一つ以上を定期的に配信管理サーバに報告する再生位置測定手段、
    前記配信管理サーバからの指示にしたがい、前記ストリーミングコンテンツ再生手段でのコンテンツ再生位置を制御する再生位置制御手段、
    として機能させるプログラム。
  13. コンピュータが読み取り可能な記録媒体であって、請求項10乃至12のいずれか1項に記載のプログラムを格納した記録媒体。
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