JP2005243565A - 燃料電池の組立て方法および組立て治具 - Google Patents

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Norihiro Tomimatsu
師浩 富松
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Atsushi Matsuda
松田  淳
Atsushi Kurihara
敦 栗原
Hiroyuki Otohata
浩之 乙幡
Kensuke Abiko
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Abstract

【課題】構成要素の位置決め精度が高く、塵芥が構成要素間に付着介在して燃料や空気の流れが阻害されることが少なく、燃料電池の組立て作業効率が高い組立て方法および組立て治具を提供する。
【解決手段】燃料流路および空気流路を形成したセパレータ2および膜電極触媒接合体1の少なくとも一方を吸着によりチャック22に保持固定する第1工程と、上記セパレータ2および膜電極触媒接合体1の少なくとも一方を吸着したチャック22を、発電ユニットの形成空間25の外部に配設された少なくとも一対のガイドシャフト24に沿って所定位置に案内する第2工程と、上記吸着状態を解除してチャック22に固定されていたセパレータ2および膜電極触媒接合体1の少なくとも一方を脱着し所定位置に載置する第3工程を所要回数繰返す。
【選択図】 図1

Description

本発明は燃料電池の組立て方法および燃料電池の組立て治具に係り、特に燃料電池の複数の構成要素を順次保持した後に所定位置に位置決めし、さらに積み重ねて燃料電池を組み立てる際に、構成要素の位置決め精度が高く、また保持操作時、位置決め操作時および積み重ね操作時においても、発塵が少なく塵芥が構成要素間に付着介在して燃料や空気の流れが阻害されることが少なく、電池効率が高い燃料電池を高い作業効率で組み立てることが可能な燃料電池の組立て方法およびその組立て方法で好適に使用される燃料電池の組立て治具に関する。
例えば、水素を主体にした燃料と酸素を主体にした酸化剤とを電気化学的に反応させて、その反応エネルギーを電気として直接取り出す発電装置は、他の発電機と比較して高いエネルギー効率が得られるため、都市分散型電源、宇宙船用電源のみならず、近年になって小型の携帯情報端末やデジタルカメラ、パーソナルコンピュータなど、バッテリーにより駆動可能な携帯型電子機器の駆動電源としても普及しつつある。
また、最近になって環境問題が大きくクローズアップされ、環境に配慮したバッテリーとしてメタノールを燃料として使用するメタノール型燃料電池も実用化されつつある。このメタノール型燃料電池は、燃料として供給されるメタノールと酸素とを反応させ、その化学反応により電気エネルギーを得るものである。
図4は上記従来のメタノール型燃料電池の一般的な構造を模式的に示す断面図である。このメタノール型燃料電池100は、膜電極触媒接合体(MEA:Membrane-Electrode Assembly)1とセパレータ2とを交互に所要数積み重ねてスタック(発電ユニット)を構成し、このスタックを積層方向に締め付けて全体を固定して構成されている。
上記膜電極触媒接合体1は、ナフィオン(nafion)膜等のイオン交換膜から成る導電膜3と、この導電膜3の一面側に配置された触媒層4および拡散層5からなるアノード(燃料極)6と、導電膜3の他面側に配置された触媒層7および拡散層8からなるカソード(空気極)9とから成る。また、上記セパレータ2の表裏面には、上記アノード6およびカソード9に燃料または空気を供給するための燃料流路10および空気流路11が形成されている。
上記のような従来のメタノール型燃料電池の組立て方法として、例えば特許文献1(特開平9−134734号公報)に記載されているような組立て方法が広く採用されている。すなわち、図5に示すように、スタック116加圧用の加圧板112に単位セル115組立て用の位置決め穴102を4箇所穿設し、この各位置決め穴102に長尺のノックピン113をそれぞれ挿入して直立させ、次にセル115の位置決め穴102を穿設した燃料電池構成用の膜電極触媒接合体(MEA)やセパレータなどの平板状部材を順次各々のセル115の位置決め穴102を上記ノックピン113の位置決め穴102に嵌合の上、積層してセル115を構成し、次いでこのセル115の形成を所要のセル数だけ繰返して積層してスタック116を構成し、しかる後に加圧プレートを用いて締め付け固定することを特徴とする燃料電池の組立方法が開示されている。
特開平9-134734号公報(第1−3頁、図4−5)
しかしながら、上記多数枚の膜電極触媒接合体(MEA)とセパレータとを交互に所要数積み重ねてスタックを構成する作業は、従来から手作業が中心であり、組立作業性(作業効率)が極めて低い上に、膜電極触媒接合体やセパレータなどの平板状部品の裏と表とを取り違えて積層配置したり、取り付け方向を90度から180度も誤って配置したり、隣接する平板状部材間に位置ずれを生じたりし易いため、高い位置精度での組立てが困難であった。したがって、組み上がった燃料電池の電池特性が均一に発揮されず発電特性が不安定になる問題点があった。
また、上記の配置の取り違えや位置ずれを回避するために、上記膜電極触媒接合体(MEA)やセパレータ等の平板状部材を積み重ねてスタックを構成する作業は、慎重に実施する必要があり、高度の熟練技術および多大な作業時間を必要とし、作業効率が低くなる問題があった。
これに対して、前記特許文献1に記載された従来の燃料電池の組立て方法においては、位置決め用のノックピン113を使用しているために、各単位セル115の位置決め精度はある程度は改善されるが、セル115の位置決め穴102を穿設した燃料電池構成用の膜電極触媒接合体(MEA)やセパレータなどの平板状部材を順次、各々のセル115の位置決め穴102を上記ノックピン113に嵌合した状態で、下方に摺動せしめて所定位置に載置しているため、摺動部から発塵する可能性があり、発生した微細な塵芥が平板状部材間に噛み込まれてガス流路等を詰まらせるため、所定の電池性能が得られない。また、膜電極触媒接合体(MEA)とセパレータとの位置ずれにより該部の密着性(シール性)が不十分となり、組立て後に実施する気密試験においてガスや冷却水のリークが生じて所要の電池特性が得られないという問題点も生じていた。
特に位置決め用のノックピン(ガイドピン)の配設位置が、発電ユニットの形成空間の内部であるために、ノックピンと位置決め穴とで形成される摺動部で発生した塵芥はそのまま発電ユニットの内部に落下付着することになり、平板状部材間に噛み込まれた塵芥によってガス流路等が部分的に詰まり、所定の電池性能が得られない。また、膜電極触媒接合体(MEA)とセパレータとの位置ずれにより該部の密着性(シール性)が不十分となり、所要の電池特性が得られないという問題点も生じていた。
一方、発電ユニットを構成する各平板状部材の位置決め精度(組立て精度)については、大きな発電容量を有する都市分散型電源、家庭用電源としての大型の燃料電池においては、比較的に影響は少ないといえるが、携帯情報端末やデジタルカメラ、パーソナルコンピュータなど小型の携帯型電子機器用の駆動電源として燃料電池を使用する場合には、僅かな位置ずれが電池特性に大きな影響を及ぼすため、組立て精度は±0.3mm程度が要求されている。さらに、今後、より小型の電子機器用の駆動電源として燃料電池が使用される場合には、燃料電池自体も小型化する必要があり、その組立て精度は±0.2mm程度から、さらに±0.1mm程度まで厳格に要求される見通しである。
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、電池効率が高い燃料電池を高い作業効率で組み立てることが可能な燃料電池の組立て方法およびその組立て方法で好適に使用される燃料電池の組立て治具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る燃料電池の組立て方法は、燃料流路および空気流路を形成したセパレータと膜電極触媒接合体とを交互に所定位置に所要数積み重ねて発電ユニットを組み立てる燃料電池の組立て方法において、上記セパレータおよび膜電極触媒接合体の少なくとも一方を吸着によりチャックに保持固定する第1工程と、上記セパレータおよび膜電極触媒接合体の少なくとも一方を吸着したチャックを、発電ユニットの形成空間の外部に配設された少なくとも一対のガイドシャフトに沿って所定位置に案内する第2工程と、上記吸着状態を解除してチャックに固定されていたセパレータおよび膜電極触媒接合体の少なくとも一方を脱着し所定位置に載置する第3工程とを備え、これらの第1工程から第3工程に至る組立て工程を所要回数、繰返すことを特徴とする。
また本発明に係る燃料電池の組立て治具は、燃料電池を構成する複数の平板状部品を所定位置に所要数積み重ねて発電ユニットを組み立てる燃料電池の組立て治具において、上記平板状部品を吸着によって保持固定するチャックと、上記チャック本体に穿設された案内孔に嵌合して、上記平板状部品を保持固定したチャックを所定位置に案内する少なくとも一対のガイドシャフトとを備え、上記ガイドシャフトが上記発電ユニットの形成空間の外部に配設されていることを特徴とする。
上記構成に係る燃料電池の組立て方法および組立て治具によれば、燃料電池の組立て作業効率を大幅に向上させることが可能になると共に、製品品質の均一性が達成される。
以下本発明の燃料電池の組立て方法および組立て治具の1実施形態について、添付図面を参照して具体的に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る燃料電池の組立て治具の構成を示す斜視図である。本実施形態に係る燃料電池の組立て治具20は、燃料電池を構成するセパレータ2や膜電極触媒接合体(MEA)1などの複数の平板状部品21を所定位置に所要数積み重ねて発電ユニットを組み立てる燃料電池の組立て治具20において、上記平板状部品21を真空吸着によって保持固定するチャック22と、上記チャック22の本体22aに穿設された一対の案内孔23に嵌合して、上記平板状部品21を保持固定したチャック22を所定位置に案内する一対のガイドシャフト24,24とを備え、上記ガイドシャフト24が上記発電ユニットの形成空間25の外部に配設されて構成されている。
上記一対のガイドシャフト24,24は、治具の基台26上面に所定の間隔を置いて立設されており、各ガイドシャフト24の先端部は、上記チャック22の本体22aに穿設された一対の案内孔23に嵌合し易くするために、半球面状に形成されている。基台26上面で所定の間隔を置いて立設された一対のガイドシャフト24、24の中間部の所定位置には、平板状部品21を積み上げて形成した発電ユニットを押圧・締め付けるためのエンドプレート27が配置されている。このエンドプレート27の周縁部には、積み重ねる矩形状の平板状部品21の2辺を受け止めて位置決めする3本の突起28が立設されている。
セパレータ2や膜電極触媒接合体(MEA)1などの矩形状の平板状部品21をチャック22やエンドプレート27の所定位置に位置決めするには、平板状部材21の少なくとも2辺を基準辺として位置決めを行う方式で十分である。
なお、上記位置決め突起28による位置決め固定方式に替えて、チャック22の吸着部29と同様に、所定形状を有する平板状部品21を収納する凹部を設けて位置決め固定する方式を採用することもできる。
一方、チャック22の裏面(下面)には、平板状部材21を真空吸着するための吸着部29が形成されている。この吸着部29は、図2に示すようにセパレータ2および膜電極触媒接合体(MEA)1などの平板状部品21を一枚ずつ吸引して所定位置に固定する段差を形成した凹部30で形成されている。膜電極触媒接合体1を吸着する凹部30には吸引孔31が配設される一方、セパレータ2を吸着する凹部30には吸引孔32が配設される。各吸引孔31,32は、可撓性を有する空気配管33を経由して、真空ポンプ等の真空源34に接続される。各空気配管33には、各吸引孔31,32と真空源34とを接続したり遮断したりするための切替弁35,36がそれぞれ介装されている。
本実施形態における燃料電池の組立て治具20においては、前記平板状部品21が、図4に示すように燃料流路10および空気流路11を形成したセパレータ2と膜電極触媒接合体1とから成る場合を例示しており、前記チャックは図2に示すように、1回の保持操作において1枚のセパレータ2と1枚の膜電極触媒接合体1とを保持固定できるように構成されている。
平板状部品21としての膜電極触媒接合体(MEA)1は、例えば図4に示すように導電膜としての厚さが数10〜数100μm程度の薄い高分子電解質膜3の両側の面に燃料極(アノード)6と空気極(カソード)9とを熱圧着により接合して形成されたものである。上記燃料極6と空気極9は、それぞれ触媒層4,7と拡散層5,8との2層から成り、導電膜3の側が電気化学的反応を生じる触媒層4,7である一方、その外側が集電体の役割を果たす拡散層5,8である。上記触媒層4,7は、燃料電池の反応が起こる要部であり、カーボンブラックに保持した触媒と導電膜の溶液と接合剤とを混合して形成されている。一方、拡散層5,8は、ガスが透過しやすい多孔質のカーボンペーパーで構成されている。
上記のような燃料電池の組立て治具20を使用して燃料電池を組み立てる作業は、以下のような工程で実施される。すなわち、予め燃料流路および空気流路を形成したセパレータ2と予め一体に形成された膜電極触媒接合体1とを堆積貯留した半製品置き場へチャック22を移動する。
なお、チャック22を上記半製品置き場から組立て治具20のガイドシャフト24まで往復移動する機構については図示を省略しているが、各種直線移動機構、2次元移動機構、昇降装置などの公知の移動機構を組み合わせたものを採用できる。
上記セパレータ2や膜電極触媒接合体1等の平板状部材21をチャック22に真空吸着する操作は、図2に示すように、まず切替弁35を切り替えて真空源34と吸引孔31とを連通させて吸引孔31に吸引力を発生せしめ、凹部30に膜電極触媒接合体1を吸着固定する。次に切替弁36を切り替えて真空源34と吸引孔32とを連通させて吸引孔32に吸引力を生じせしめ、凹部30にセパレータ2を吸着して保持固定することにより、第1工程を完了する。
次に上記セパレータ2および膜電極触媒接合体1の双方を真空吸着したチャック22を、図1に示すように組立て治具20方向に移動せしめ、図3に示すように発電ユニットの形成空間25の外部に配設された一対のガイドシャフト24の先端にチャック22の案内孔23を嵌合した後に、チャック22をガイドシャフト24に沿って下方の所定位置に案内して第2工程を完了する。
次に、図2に示す切替弁32を切り替えて空気配管33を大気に解放させて吸引孔32の吸引力を無くして真空吸着状態を解除することにより、チャック22の吸着部29に固定されていたセパレータ2を、図3に示すように脱着し、エンドプレート27上の所定位置にセパレータ2を載置する。このとき、載置したセパレータ2の2辺が位置決め突起28,28,28に当接するように、セパレータ2を突起28側に押圧する機構を作動させ、エンドプレート27上に載置されたセパレータ2がエンドプレート27上を移動しないように構成することにより、位置決め精度をより高められる。
次に、図2に示す切替弁35を切り替えて空気配管33を大気に解放させて吸引孔31の吸引力を無くして真空吸着状態を解除することにより、チャック22の吸着部29に固定されていた膜電極触媒接合体1を脱着し、図3に示すように、上記脱着したセパレータ2上の所定位置に膜電極触媒接合体1を載置することにより第3工程が完了する。
そして、上記のような一つの単一セルを組み立てるための上記第1工程から第3工程に至る組立工程を所要回数繰返すことにより、所定の発電容量を有する発電ユニットが構成され、この発電ユニットの上端部に他方のエンドプレートを載置し、締め付けた状態で各セルを固定することにより、燃料電池が効率的に組み立てられる。
上記本実施形態に係る燃料電池の組立て治具20および組立て方法によれば、セパレータ2および膜電極触媒接合体1などの平板状部材21をチャック22に保持固定する工程と、平板状部材21を真空吸着したチャック22をガイドシャフト24に沿って所定位置に案内する工程と、真空吸着状態を解除してチャック22に固定されていた平板状部材21を所定位置に載置する工程とから成る一連の組立工程を自動化することが可能になり、燃料電池の組立て作業効率を大幅に向上させることが可能になると共に、製品品質の均一性が達成される。
また、平板状部材21を真空吸着によりチャック22に保持固定しているため、保持固定操作時に摺動部が形成されたり、衝撃力が作用したりすることが無く、発塵が効果的に防止でき、塵芥の噛み込みによる燃料電池の動作不良が解消でき、発電特性が良好な燃料電池が得られる。さらにガイドシャフト24は発電ユニットの形成空間25の外部に配設されているために、チャック22の摺動部で発生した塵芥等が直接的に発電ユニット内に混入するおそれは少なく、塵芥の噛み込みによる燃料電池の動作不良が解消できる。
さらに平板状部材21を真空吸着したチャック22はガイドシャフト24に沿って所定位置に案内されるため、平板状部材21の位置決め精度が高く、セパレータ2および膜電極触媒接合体1に位置ずれを生じることなく高い組立て精度で発電ユニットを組み上げることができ発電特性が良好な燃料電池が得られる。
また、本実施形態においては、平板状部材21が燃料流路および空気流路を形成したセパレータ2と膜電極触媒接合体1とから成り、前記チャック22が1回の保持操作によって1枚のセパレータ2と1枚の膜電極触媒接合体1とを保持固定できるように構成されているため、セパレータ2と膜電極触媒接合体1とを1枚ずつ交互にチャックして保持固定する場合と比較して、平板状部材21を吸着固定するための作業効率を2倍に高めることが可能となる。
本発明の実施形態に係る燃料電池の組立て治具の構成を示す斜視図。 図1に示す燃料電池の組立て治具における吸着部の構成を示す部分断面図。 図1に示す燃料電池の組立て治具におけるチャックの案内孔をガイドシャフトに嵌合させて、チャックを所定位置に案内する状態および、膜電極触媒接合体およびセパレータを脱着した状態を示す斜視図。 燃料としてメタノールを使用する燃料電池の構成を模式的に示す断面図。 従来の燃料電池の組立て方法を示す斜視図。
符号の説明
1…膜電極触媒接合体(MEA)、2…セパレータ、3…導電膜(高分子膜)、4…アノード触媒層、5…拡散層(カーボンペーパー)、6…燃料極(アノード)、7…カソード触媒層、8…拡散層(カーボンペーパー)、9…空気極(カソード)、10…燃料流路、11…空気流路、20…燃料電池の組立て治具、21…平板状部材、22…チャック、22a…チャック本体、23…案内孔、24…ガイドシャフト、25…発電ユニット形成空間、26…基台、27…エンドプレート、28…位置決め突起、29…吸着部、30…凹部、31…吸引孔、32…吸引孔、33…空気配管、34…真空源(真空ポンプ)、35…切替弁、36…切替弁、100…メタノール型燃料電池。

Claims (4)

  1. 燃料流路および空気流路を形成したセパレータと膜電極触媒接合体とを交互に所定位置に所要数積み重ねて発電ユニットを組み立てる燃料電池の組立て方法において、上記セパレータおよび膜電極触媒接合体の少なくとも一方を吸着によりチャックに保持固定する第1工程と、
    上記セパレータおよび膜電極触媒接合体の少なくとも一方を吸着したチャックを、発電ユニットの形成空間の外部に配設された少なくとも一対のガイドシャフトに沿って所定位置に案内する第2工程と、
    上記吸着状態を解除してチャックに固定されていたセパレータおよび膜電極触媒接合体の少なくとも一方を脱着し所定位置に載置する第3工程とを備え、
    これらの第1工程から第3工程に至る組立て工程を所要回数繰返すことを特徴とする燃料電池の組立て方法。
  2. 上記第1工程において、1枚のセパレータと1枚の膜電極触媒接合体とを同時にチャックに保持固定することを特徴とする請求項1記載の燃料電池の組立て方法。
  3. 燃料電池を構成する複数の平板状部品を所定位置に所要数積み重ねて発電ユニットを組み立てる燃料電池の組立て治具において、
    上記平板状部品を吸着によって保持固定するチャックと、
    上記チャック本体に穿設された案内孔に嵌合して、上記平板状部品を保持固定したチャックを所定位置に案内する少なくとも一対のガイドシャフトとを備え、上記ガイドシャフトが上記発電ユニットの形成空間の外部に配設されていることを特徴とする燃料電池の組立て治具。
  4. 前記平板状部品が、燃料流路および空気流路を形成したセパレータと膜電極触媒接合体とから成り、前記チャックは1回の保持操作において1枚のセパレータと1枚の膜電極触媒接合体とを保持固定できるように構成されていることを特徴とする請求項3記載の燃料電池の組立て治具。
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