JP2005239772A - 香料組成物およびその用途 - Google Patents

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Abstract

【課題】
香料に起因する変色、濁り、樹脂などの劣化、目詰まりなどの問題を解決することのできる香料組成物を提供すること。
【解決手段】
0.01ppm以下の検出閾値を持つ香料成分を、香料成分全体に対して30重量%以上の割合で含有することを特徴とする香料組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、洗浄剤組成物、化粧料組成物、芳香剤組成物などに用いられる香料組成物に関し、更に詳しくは、0.01ppm以下の検出閾値を持つ香料成分を、香料成分全体に対して30重量%以上の割合で含有することを特徴とする香料組成物に関する。
従来、洗浄剤組成物、化粧料組成物、芳香剤組成物などには、消費者に心地よいインパクトを与えたり、使用している基剤臭や体臭などをマスキングする目的で香料が使用されている。
例えば、界面活性剤と、(a)25℃における蒸気圧が6.67Pa以上の香料成分と、(b)25℃における蒸気圧が0.67Pa以上6.67Pa未満の香料成分と、(c)ジプロピレングリコールなどの化合物とを、特定重量比で含有する洗浄剤組成物(特許文献1参照)、界面活性剤30〜60重量%、沸点150〜300℃の香料0.05〜1.0重量%を含有し、25℃における製品粘度を200〜600mPa・sの範囲に調整してなる液体洗浄剤組成物(特許文献2参照)、(A)芳香族スルホン酸及びこれらの塩、並びに(B)芳香環又は二重結合を少なくとも一つ有する縮環を有し、かつ25℃における蒸気圧が0.0665Pa以上である炭化水素テルペン類、アルコール類、アルデヒド類、ケトン類及びエステル類から選ばれる香料物質を含有する化粧料組成物(特許文献3参照)、香料を含浸させたポリマーの粒子をゲル化剤に混入してなるゲル状芳香剤組成物(特許文献4参照)、オクチル酸アルミおよびその6〜80モル%のC12〜C24の高級脂肪酸アルミからなるゲル化剤を用いる透明油性ゲル状芳香剤組成物(特許文献5参照)、20℃における蒸気圧が4Pa以上の香料を50〜100重量%含有する調合香料と、グリコール類などの溶剤とを特定の割合で含有する液体香料組成物を単体に含浸させて容器内部に密封してなる芳香具(特許文献6参照)、液化石油ガスと粉末を含有し、水溶性糖類によりマイクロカプセル化した香料と、ソルビタン脂肪酸エステル及び/又はポリオキシアルキレンアルキルエーテルとからなる粉末分散剤を特定の割合で含有する粉末含有エアゾール組成物(特許文献7参照)などが提案されている。
特開2000−160193号公報 特開2002−256300号公報 特開2000−95658号公報 特開平6−47086号公報 特開平10−43282号公報 特開2000−300658号公報 特開平8−208429号公報
上述した洗浄剤組成物、化粧料組成物、芳香剤組成物などに配合される香料は、通常、各種の香料成分を組み合わせ、例えば、シトラス調、フローラル調などの調合香料として用いられており、洗浄剤組成物、化粧料組成物、芳香剤組成物などとして機能するためにはある程度高い賦香率で配合する必要がある。しかしながら、例えば、濃縮粉末洗剤などに配合した場合に、香料に起因する変色が生じたり、例えば、ABS樹脂(アクリルニトリル/ブタジエン/スチレン共重合体)などの樹脂類を使用している便器器具、家電製品、OA機器、家具、壁紙、ユニットバス、自動車内装などの家庭用洗浄剤では、香料を要因としたABS樹脂などの樹脂の劣化がおきたり、また例えば、液体タイプ、ジェルタイプの透明洗浄剤、化粧料においては、香料に起因する濁りを生ずることがあり問題となっていた。さらに、例えば、トイレ用芳香洗浄剤(オンタンククリーナーおよびインタンククリーナー)では、香料の賦香率が高くなるとトイレ防露タンク内に設置されている発泡スチロールに悪影響を与える。
また、例えば、透明水性ゲル状芳香剤では、香料の賦香率が高くなると香料による透明性の悪化や、香料、界面活性剤の使用量の増加により使用後の残渣の増加などの問題が生じ、さらに、例えば、油性ゲル状芳香剤では、通常、炭化水素系の有機溶剤が使用され、香料の賦香率が高くなると、該有機溶剤に溶解しづらい香料成分がにじみ出す現象(オイルアウト)により美観を損なったり、香料、界面活性剤の使用量の増加により使用後の残渣の増加などの問題がある。
またさらに、例えば、含浸芳香剤では、含浸体に吸着できる香料の量には限度があり、芳香剤を小型化した場合には揮散する香気が弱く、芳香剤としての機能を発揮できない問題があり、また、例えば、エアゾール芳香剤では、香料の賦香率が高くなると、液化石油ガスなどの噴射剤への分散性が悪くなり、香料組成のバランスが崩れたり、安定的な供給ができないなどの問題が生ずる。
さらに、例えば、液体芳香剤においては、芳香剤として機能するためにはある程度香料の賦香率を高くする必要があり、それに応じて香料を溶解するための界面活性剤の使用量も増え、香料などの薬剤を揮散する途中で香料、界面活性剤などが吸液芯や揮散パッドなどに目詰まりをおこし、香料組成のバランスが崩れたり、揮散できずに薬剤が残存してしまうなど薬剤揮散安定性に欠けるなどの問題がある。
従って、本発明の目的は、洗浄剤組成物、化粧料組成物、芳香剤組成物などに使用される香料の上述した問題点を克服できる香料組成物を提供することである。
そこで、本発明者らは上述した課題を解決するために鋭意検討を行った結果、今回、低閾値を持つ香料成分を、香料成分全体に対して特定濃度以上含有させて構成した香料組成物を各種の洗浄剤組成物、化粧料組成物、芳香剤組成物などに配合することにより、上述した課題を一挙に解決することができ、また、香料の賦香率を下げることができるため、結果的にコストを抑えることができることを見出し本発明を完成するに至った。
かくして、本発明は、0.01ppm以下の検出閾値を持つ香料成分を、香料成分全体に対して30重量%以上の割合で含有することを特徴とする香料組成物を提供するものである。
また本発明は、上記の香料組成物を配合することを特徴とする洗浄剤組成物、化粧料組成物、芳香剤組成物が提供される。
以下、本発明の香料組成物についてさらに詳細に説明する。
本発明によれば、低閾値を持つ香料成分を、香料成分全体に対して特定濃度以上含有させて構成した香料組成物を洗浄剤、化粧料、芳香剤などに配合することにより、香料に起因する変色、濁り、樹脂などの劣化、目詰まりなどの問題を解決することのできる香料組成物を提供することができる。
本発明における検出閾値とは、香料業界で汎用されている用語で、何かにおいを出す物質が存在するということがはっきりわかる最低濃度であり、例えば、「標準化ヒト臭覚閾値(Standardized Human Olfactory Threshholds)」[エム・デボスら(M.Devos et al.)編集、オックスフォード大学出版社のIRL出版社(IRL Press at Oxford University Press)、1990]などに示されている。
本発明の香料組成物(以下、香料組成物Aと言うことがある)は、0.01ppm以下の検出閾値を持つ香料成分(以下、低閾値香料成分と言うことがある)を、香料成分全体に対して30重量%以上、好ましくは50重量%以上の割合で含有することを特徴とする。かかる低閾値香料成分を具体的に挙げれば、例えば、アルデヒドC8、アルデヒドC9、アルデヒドC10、アルデヒドC11、アルデヒドC12(ローリック)、ボルネオール、シンナミックアルデヒド、シンナミックアルコール、シトラール、シトロネラール、クマリン、γ−デカラクトン、γ−ドデカラクトン、エチルバニリン、ヘリオトロピン、インドール、α−ヨノン、β−ヨノン、アンスラニル酸メチル、ヘプチンカルボン酸メチル、トランス−2−シス−6−ノナジエナール、トランス−2−シス−4−ノナジエナール、フェニルアセトアルデヒド、酢酸スチラリル、バニリンなどを挙げることができ、これらの1種または2種以上の混合物として使用することができる。
香料組成物Aには、上記した低閾値香料成分以外に、香料組成物Aに影響を与えない範囲内で他の香料成分も組み合わせて配合することができる。かかる香料成分としては、例えば、酢酸ベンジル、ベンズアルデヒド、ゲラニオール、メチルジヒドロジャスモネート、イソアミルアセテート、α−ターピネオール、l−メントール、(−)カルボン、シネオール、サリチル酸メチル、フェニルアセトアルデヒドジメチルアセタール、チモール、リモネン、α−ピネン、フェニルエチルアルコール、シス−3−ヘキセノールなどを例示することができる。
香料組成物Aには、所望により上記した香料成分に、例えば、ジプロピレングリコール、イソパラフィン、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチルフタレート、トリエチルシトレート、3−メチル−3−メトキシブタノールなどの溶剤類を配合することもできる。
本発明の洗浄剤組成物は、上記した香料組成物Aを含有することを特徴とする。香料組成物Aの配合割合は、通常、洗浄剤組成物に使用されている香料組成物の配合割合よりも約1/2〜約1/3まで下げることができ、洗浄剤組成物に対して0.1〜0.5重量%、好ましくは0.2〜0.4重量%の範囲内を例示することができる。香料組成物の配合割合を下げることができるため、香料に起因する変色、濁り、樹脂の劣化などを効果的に防止することができる。
本発明の洗浄剤組成物は、広範囲の洗浄剤に利用することができ、例えば、衣類用洗浄剤、室内、トイレ、浴室、台所などの住居用洗剤等の生活用品の洗浄剤、シャンプー、リンス、石鹸等の身体洗浄剤などとして使用することができる。その剤型も特に制限されず、固体状、粉末状、液状、ゲル状、エアゾールなどの剤型とすることができる。
本発明の化粧料組成物は、上記した香料組成物Aを含有することを特徴とする。香料組成物Aの配合割合は、通常、化粧料組成物に使用されている香料組成物の配合割合よりも約1/2〜約1/3まで下げることができ、化粧料組成物に対して0.05〜1重量%、好ましくは0.1〜0.5重量%の範囲内を例示することができる。香料組成物の配合割合を下げることができるため、香料に起因する変色、濁りなどを効果的に防止することができる。
本発明の化粧料組成物は、広範囲の化粧料に利用することができ、例えば、洗顔クリーム、バニシングクリーム、クレンジングクリーム、コールドクリーム、乳液、化粧水などの基礎化粧品;ファンデーション、粉おしろい、口紅、頬紅、アイシャドー、マニキュアなどのメイクアップ化粧料;頭髪化粧料;日焼け止め化粧料;薬用化粧料などとして使用することができる。その剤型も特に制限されず、固体状、粉末状、液状、ゲル状などの剤型とすることができる。
本発明の芳香剤組成物は、上記した香料組成物Aを含有することを特徴とする。芳香剤組成物の剤型は特に制限されず、例えば、水性ゲル状芳香剤組成物、油性ゲル状芳香剤組成物、含浸芳香剤組成物、エアゾール芳香剤組成物、液体芳香剤などとすることができる。本発明の芳香剤組成物には、それぞれの剤型により、香料組成物A以外に、例えば、界面活性剤、ゲル化剤、担持体、噴射剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、pH調整剤、無機塩、色素、エタノールなどの溶剤類、消臭剤などを適宜配合することができ、室内用、自動車用、トイレ用などの芳香剤として使用することができる。
香料組成物Aの配合割合は、それぞれの芳香剤の剤型により適宜選択することができ、例えば、水性ゲル状芳香剤組成物では、通常、水性ゲル状芳香剤組成物に使用されている香料組成物の配合割合よりも約1/2〜約1/3まで下げることができ、水性ゲル状芳香剤組成物に対して0.5〜3.0重量%、好ましくは1.0〜2.0重量%の範囲内を例示することができる。油性ゲル状芳香剤組成物では、通常、油性ゲル状芳香剤組成物に使用されている香料組成物の配合割合よりも約1/2〜約1/3まで下げることができ、油性ゲル状芳香剤組成物に対して0.5〜30重量%、好ましくは1〜20重量%の範囲内を例示することができる。含浸芳香剤組成物では、通常、含浸芳香剤組成物に使用されている香料組成物の配合割合よりも約1/2〜約1/3まで下げることができ、含浸芳香剤組成物に対して0.5〜30重量%、好ましくは1〜20重量%の範囲内を例示することができる。エアゾール芳香剤組成物では、通常、エアゾール芳香剤組成物に使用されている香料組成物の配合割合よりも約1/2〜約1/3まで下げることができ、エアゾール芳香剤組成物に対して0.5〜3重量%、好ましくは1〜2重量%の範囲内を例示することができる。液体芳香剤組成物では、通常、液体芳香剤組成物に使用されている香料組成物の配合割合よりも約1/2〜約1/3まで下げることができ、液体芳香剤組成物に対して0.2〜1.0重量%、好ましくは0.5〜0.8重量%の範囲内を例示することができる。
本発明の香料組成物Aは、上記した洗浄剤組成物、化粧料組成物、芳香剤組成物の他に、例えば、入浴剤組成物、柔軟剤組成物、漂白剤組成物などに配合することができ、通常、使用されている香料組成物に比べ、添加率を低く抑えることができ、それらの製品に使用されている基剤との悪影響が抑えられ、かつコストの点でも低く抑えることができ有利である。
以下実施例により本発明の実施の態様をさらに具体的に説明する。
実施例1および比較例1
下記の表1に示した配合割合にて、実施例1および比較例1のシトラス調香料組成物を調製した。
Figure 2005239772
※(A):0.01ppm以下の閾値を持つ香料成分
(B):(A)以外の香料成分
実施例2および比較例2
下記の表2に示した配合割合にて、実施例2および比較例2のグリーンフローラル調香料組成物を調製した。
Figure 2005239772
※(A):0.01ppm以下の閾値を持つ香料成分
(B):(A)以外の香料成分
実施例3および比較例3(ボディシャンプー)
下記の表3に示すボディシャンプーの処方に、実施例1のシトラス調香料組成物を0.3重量%賦香したもの(実施例3)および比較例1のシトラス調香料組成物を1重量%賦香したもの(比較例3)をそれぞれ常法により調製した。調製直後の実施例3のボディシャンプーの香気は、比較例3のボディシャンプーに対して香料賦香率が1/3以下にもかかわらず比較例3のボディシャンプーと同等の強さおよび香調を示した。それぞれのボディシャンプーを調製後、45℃にて1ヶ月間保存試験をしたところ、比較例3のボディシャンプーは色焼けをおこし変色したが、実施例3のボディシャンプーは変色が見られず保存状態が良好であった。
Figure 2005239772
実施例4および比較例4(エモリエントクリーム)
下記の表4に示すエモリエントクリームの処方に、実施例2のグリーンフローラル調香料組成物を0.1重量%賦香したもの(実施例4)および比較例2のグリーンフローラル調香料組成物を0.3重量%賦香したもの(比較例4)をそれぞれ常法により調製した。調製直後の実施例4のエモリエントクリームの香気は、比較例4のエモリエントクリームに対して香料賦香率が1/3にもかかわらず比較例4のエモリエントクリームと同等の強さおよび香調を示した。それぞれのエモリエントクリームを調製後、45℃にて1ヶ月間保存試験をしたところ、比較例4のエモリエントクリームは色焼けをおこし変色したが、実施例4のエモリエントクリームは変色が見られず保存状態が良好であった。
Figure 2005239772
実施例5および比較例5(透明水性ゲル状芳香剤)
下記の表5に示す透明水性ゲル状芳香剤組成物処方に、実施例2のグリーンフローラル調香料組成物を2重量%賦香したもの(実施例5の透明水性ゲル状芳香剤組成物)および比較例2のグリーンフローラル調香料組成物を6重量%賦香したもの(比較例5の透明水性ゲル状芳香剤組成物)をそれぞれ調製した。調製直後の実施例5の透明水性ゲル状芳香剤組成物の香気は、比較例5の透明水性ゲル状芳香剤組成物に対して香料賦香率が1/3にもかかわらず比較例5の透明水性ゲル状芳香剤組成物と同等の強さおよび香調を示した。それぞれの水性ゲル状芳香剤組成物を調製後、常法により容器に充填し、それぞれの透明水性ゲル状芳香剤を調製した。調製直後の実施例5のゲルの状態は、比較例5に比べて透明感の点で優れていた。また、揮散終了後の残渣の量は、実施例5のほうが比較例5に比べて少なかった。
Figure 2005239772
実施例6および比較例6(油性ゲル状芳香剤)
下記の表6に示す油性ゲル状芳香剤組成物処方に、実施例1のシトラス調香料組成物を3重量%賦香したもの(実施例6の油性ゲル状芳香剤組成物)および比較例1のシトラス調香料組成物を10重量%賦香したもの(比較例6の油性ゲル状芳香剤組成物)をそれぞれ調製した。調製直後の実施例6の油性ゲル状芳香剤組成物の香気は、比較例6の油性ゲル状芳香剤組成物に対して香料賦香率が1/3以下にもかかわらず比較例6の油性ゲル状芳香剤組成物と同等の強さおよび香調を示した。それぞれの油性ゲル状芳香剤組成物を調製後、常法により容器に充填し、それぞれの油性ゲル状芳香剤を調製した。揮散終了後の残渣の量は、実施例6のほうが比較例6に比べて少なかった。
Figure 2005239772
実施例7および比較例7(液体芳香剤)
下記の表7に示す液体芳香剤組成物処方に、実施例1のシトラス調香料組成物を0.5重量%賦香したもの(実施例7の液体芳香剤組成物)および比較例1のシトラス調香料組成物を1.5重量%賦香したもの(比較例7の液体芳香剤組成物)をそれぞれ調製した。調製直後の実施例7の液体芳香剤組成物の香気は、比較例7の液体芳香剤組成物に対して香料賦香率が1/3以下にもかかわらず比較例7の液体芳香剤組成物と同等の強さおよび香調を示した。それぞれの液体芳香剤組成物を調製後、揮散パッドを具備した液体芳香剤に充填し、それぞれの液体芳香剤の経時的な揮散量を測定し、その結果を図1に示す。
Figure 2005239772
図1の結果より、実施例7の液体芳香剤組成物は、8週間目まで安定的に芳香剤を揮散していたのに比べ、比較例7の液体芳香剤組成物は、6週間目より芳香剤の揮散が抑えられ、芳香剤が容器中に残存しているのにかかわらず、香気の揮散は見られなかった。
実施例7および比較例7の液体芳香剤の経日的な揮散量の変化を示す図である。

Claims (4)

  1. 0.01ppm以下の検出閾値を持つ香料成分を、香料成分全体に対して30重量%以上の割合で含有することを特徴とする香料組成物。
  2. 請求項1記載の香料組成物を含有することを特徴とする洗浄剤組成物。
  3. 請求項1記載の香料組成物を含有することを特徴とする化粧料組成物。
  4. 請求項1記載の香料組成物を含有することを特徴とする芳香剤組成物。
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