JP2005239347A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 給送カセットからピックアップされるシートの給送タイミングのばらつきを検出してシート間隔を縮めることによりプリントスピードを向上させた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 シートにトナー転写が行われる画像転写部の上流側において、シート搬送方向に配置されたアレイ状の受光素子が配列されたシートセンサを備え、シートセンサの検出信号を用いて、連続搬送中に先行して搬送される第1のシートと、第1のシートの後に搬送される第2のシートとのシート搬送間隔を算出し、シート搬送間隔を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明はセンサアレイ等を画像形成部の下流搬送部に配置し、シートとシートとの搬送間隔を制御する機能を搭載した画像形成装置に関するものである。
画像形成装置は、シート先端が画像形成部へ給送されるタイミングを検出するために、シート先端レジストセンサを備えている。図11はレジストローラ56とレジシャッタ22の機構部を示し、図12はレジシャッタ22と連動して動作するメカフラグ24及びシート先端レジストセンサ(フォトインタラプタ)25を示す。
給送口に搬送されたシートは、前述したようにレジシャッタ22により、斜行が矯正される。レジシャッタ22の端部には、図12に示すようにレジシャッタ22と連動して動作するメカフラグ24及びフォトインタラプタ(シート先端レジストセンサ25)が装備されており、レジシャッタ22の動作タイミング、つまりシートの先端が給送口に突入してきたタイミングが検出されるように構成されている。
画像形成装置は、このシート先端レジストセンサ25の信号情報により、給送されているシートの搬送方向における先端位置、後端位置またはシート長を算出している。そして、検出されたシート先端位置情報を基準として画像形成が開始され、シートの所定位置に画像が印刷される。つまり、トナー画像の形成タイミングは、前記シート先端レジストセンサのタイミングを基準に行われ、給紙タイミングに生じるばらつきは吸収される。給紙タイミングの主なばらつきは、給紙ピックアップ時に生じる、ローラとシートとのスリップやクラッチの動作タイミングのばらつき、あるいは、重送状態でピックアップされたシートがリタードローラにより給送カセット側に戻された場合には、シートがリタードローラ端までしか戻されない場合があり、次回のピックアップ時に給紙が早まってしまうばらつき等が挙げられる。画像形成装置は、上記給紙タイミングのばらつきを考慮し、連続給紙されるシートのピックアップ間隔を十分に空けたタイミングが設定されている。
一方、画像形成装置は、給送口へ搬送されるシートのサイド側レジストの矯正をメカニカルな規制板により行っている。しかし、シートが搬送方向に対して直行する方向にズレが生じたまま給紙されてしまう可能性があった。この場合には、印字画像のズレ量検出手段及び電気的な補正手段を備えていないので、シートの搬送方向と直行する方向にズレが生じた画像が形成されることがあった。
そこで、前記シートの搬送によるズレ量を電気的に検出して補正する手段として、画像形成装置本体のシート搬送路にアレイ状の光検出素子を備えたシート位置ズレ検出センサを配置し、センサの出力するパルス情報によりシート搬送におけるシート位置ズレ量を検出し、検出結果に基づき印字画像の主走査書き出し位置を制御する画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−292960号公報
前記シート先端レジストセンサ25を用いたシート先端位置の検出方法、つまり、シートの給送タイミングのばらつきに合わせた画像形成方法では、給紙タイミングのばらつき自体は補正されず、シートの重送を防止するために、給送タイミングのばらつきワースト値を考慮する必要があった。従って、シートの給送間隔を所定期間以上縮めることが困難であり、画像形成装置のプリントスピード(ppm)を下げる要因の一つとなっていた。例えば、画像形成装置のプロセススピードを100mm/s、先行して給送されるシートの後端と後行して給送されるシートの先端との距離(以後、単にシート間隔と称する。)を50mmとした場合には、A4横サイズ(210mm)のシートのプリントスピードは、約23ppmとなる。前記プロセススピードを同じとしたまま、シート間隔を30mmで給送可能となれば、A4横サイズ(210mm)のシートのプリントスピードは、約25ppmにスピードアップする。
また、前記メカニカルなシート先端レジストセンサは、図12(a)(b)(c)に示すように、その遮光動作の速度的な限界は比較的低く、シート間隔を所定以上縮めるとフラグが戻りきらない、メカフラグの振動によるチャタリングが抑制困難になるという課題があった。一般的に前記メカニカルなシート先端レジストセンサの動作限界は0.3s程度、つまり、プロセススピード100mm/sの場合にはシート間隔30mm程度と考えられる。
昨今、画像形成装置のプロセススピードは一層速くなる一方である。前述のように、シート間隔を0.5s、プロセススピード100mm/sとした際に、シート間隔の距離は50mmとなり、A4横サイズ(210mm)のシートのプリントスピードは、約23ppmとなる。プロセススピードを2倍の200mm/sに向上させても、シート間隔の時間が0.5sのままであれば、シート間隔の距離が100mmと長くなり、プリントスピードは38.7ppmにまでしか向上できず、プロセススピード比の向上に至らない。プロセススピードを200mm/s、シート間隔を30mmつまり0.15sで搬送可能となれば、50ppmまでプリントスピードは向上可能となる。つまり、プリントスピードをアップさせるためにシート間隔を縮めることは重要な要素となる。また、一般的に、画像形成装置のプロセススピードは遅いほど画像が安定するため、プロセススピードはより遅い方が望ましい。
そこで本発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、給送カセットからピックアップされるシートの給送タイミングのばらつきを検出制御してシート間隔を縮め、且つメカニカルなフラグとフォトセンサでは検出動作しきれなかったシート間隔を確実に検出制御し、前記シート間隔をより縮めることによりプリントスピードを向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、記録媒体であるシートにトナー転写が行われる画像転写部の下流側において、シート搬送方向に配置されたアレイ状の受光素子が配列されたシートセンサを備え、前記シートセンサの検出信号を用いて、連続搬送中に先行して搬送される第1のシートと、前記第1のシートの後に搬送される第2のシートとのシート搬送間隔を算出するシート検知手段を有し、前記シート搬送間隔を制御することを特徴とする。
請求項2記載の画像形成装置は、請求項1記載の画像形成装置において、前記シート搬送間隔は、前記第1のシートの後端から前記第2のシートの先端までの距離乃至時間であることを特徴とする。
請求項3記載の画像形成装置は、請求項1または2記載の画像形成装置において、前記シート搬送間隔が所定値乃至短くなるように制御されることを特徴とする。
請求項4記載の画像形成装置は、請求項3に記載の画像形成装置において、前記シート搬送間隔は、シート積載装置からピックアップするタイミング乃至シートを搬送駆動するモータ速度を制御駆動することを特徴とする。
請求項5記載の画像形成装置は、請求項1ないし4いずれかに記載の画像形成装置において、前記シート検知手段は、搬送されるシートの先端レジスト位置を兼ねて検出することを特徴とする。
請求項6記載の画像形成装置は、請求項1ないし5いずれかに記載の画像形成装置において、前記シートセンサは、各受光素子に対する光の透過・遮光を示すパルス信号を出力することを特徴とする。
請求項7記載の画像形成装置は、請求項1ないし5いずれかに記載の画像形成装置において、前記シートセンサは、エリアイメージセンサであることを特徴とする。
請求項8記載の画像形成装置は、請求項1ないし7いずれかに記載の画像形成装置において、前記シートセンサは、シート搬送方向に対して直行する方向とシートの搬送方向との双方向を含む方向成分に配置されたことを特徴とし、シートの搬送方向と直行する方向のシート搬送位置ズレを検出する機能を兼ね備えることを特徴とする。
以上のように、本発明においては、アレイ状の光センサを用いたシート搬送状態検出装置をレジストローラ56の下流においてシートの搬送方向に配置し、シート間隔(先行して給送されるシートの後端と後行して給送されるシートの先端との距離)を逐次に非接触で検出するように構成したので、前記シート間隔を逐次高速に検出することが可能となった。そして、前記シート間隔の検出情報により、給送モータの回転スピード及び給紙ピックアップタイミングを制御することによって、連続給紙されるシートのシート間隔を短縮することが可能となり、その結果、従来と同様のプロセススピードの画像形成装置においても、よりプリントスピードを向上させることが可能となった。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面を参照して詳細に説明する。説明は、画像形成装置の全体説明、シート搬送状態検出装置の説明順で行う。
第1の実施形態の画像形成装置は、アレイ状の光センサを用いたシート搬送状態検出装置をレジストローラ56の下流においてシートの搬送方向に配置したことを特徴とし、シート間隔(先行して搬送されるシートの後端と後行して搬送されるシートの先端との間隔)がシート搬送状態センサを通過していく過程でのシート搬送状態センサの出力信号変化を逐次モニタし、シートの先端レジスト位置、及びシート間隔を検出制御することを特徴とする。以下、本実施形態の画像形成装置について詳しく説明する。
(画像形成装置)
図10を用いて画像形成装置の全体構成の説明をする。電子写真方式のカラー画像形成装置には、多色画像の形成に要する時間を短縮するために、像露光を行う走査光学系や各色の現像装置を複数備えたカラー画像形成部により、複数色のトナー像を形成するいわゆるタンデム型のカラー画像形成装置がすでに提案されている。このカラー画像形成装置は、例えば転写材を静電吸着して搬送する搬送ベルトとその周囲に複数の感光体とを配置し、それぞれの感光体と対向して設けられた帯電器、走査光学系、現像装置によって形成された複数色のトナー像を順次転写材に転写するというものである。さらに、このタンデム型のカラー画像形成装置では感光体ドラムと現像材であるトナーを搬送する現像ローラ83を離間させることによってモノ画像を形成することも可能である。
タンデム型のカラー画像形成装置は、像担持体としての4色分の感光体ドラム(81C、81Y、81M、81Bk)と、可視像を転写材に転写する転写ローラ(82C、82Y、82M、82Bk)と、現像装置(86C、86Y、86M、86Bk)と、該現像装置から現像剤を搬送する現像ローラ(83C、83Y、83M、83Bk)と、レーザ光を照射して当該感光ドラム(81C、81Y、81M、81Bk)上に静電潜像を形成するレーザスキャナ装置(88C、88Y、88M、88Bk)とが各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像形成ステーションごとに設けられている。
シート積載装置としての給送カセット1にはシートSが積載される。画像形成装置51は不図示のプリンタコントローラからプリントコマンドを受信するとプリントシーケンスを起動させて、シートSを画像形成部に搬送するためにフィードローラ10・リタードローラ11を回転させる。プリント準備が整うと、記録媒体であるシートSはピックアップローラ9を回転させることにより給送カセット1からピックアップされて、フィードローラ10に送り込まれる。リタードローラ11は、フィードローラ10と逆方向に回転駆動され、ピックアップローラ9により持ち上げられたシートSのうち、最上部に配置しているシートSのみを分離搬送し、シートSの重送を防止する。フィードローラ10を通過したシートSは、レジストローラ56に送り込まれて、シートSの斜行が矯正される。
レジストローラ56を通過したシートSは、後述するシート搬送状態センサによりシート間隔を検出制御された後、吸着ローラ90へ搬送される。そして、吸着ローラ90により搬送転写ベルト29にシートSの静電吸着を行い、画像形成部への搬送を開始する。
カラーモードでは、現像離間板16によって4色分の感光体ドラム81と現像ローラ83が当接するように移動する。そして、各感光体ドラム81上に形成された静電潜像に、各現像ローラ83により各現像装置86から搬送された現像剤を用いて可視像を形成し、バイアスが印加された転写ローラ82により転写材上に転写され、搬送経路下流にある定着ユニット58にて4色分のカラー画像がシートSに定着される。
モノモードでは、現像装置86C、86Y、86Mの性能劣化を低減するため、現像装置86Bkのみを使用して画像形成を行う。従って、モノモードでは、搬送を開始した際に、前記現像離間板16によってBkだけの感光体ドラム81Bkと現像ローラ83Bkだけが当接するように移動する。そして、感光体ドラム81Bk上に形成された画像に、現像ローラ83Bkにより現像装置86Bkから搬送された現像剤を用いて可視像を形成し、バイアスが印加された転写ローラ82Bkにより転写材上に転写され、搬送経路下流にある定着ユニット58にてBkのモノ画像がシートSに定着される。その後、シートSは排出ローラ59・排出ローラ60により排出トレイ61に排出される。
(シート搬送状態検出装置)
次に、アレイ状のコンタクトイメージセンサ(以下、「CIS」と省略する。)を用い、レジストローラ56を通過したシートSの先端レジスト位置、及びシート間隔を検出するシート搬送状態センサについて図を用いて説明する。
図1に画像形成装置におけるシート先端位置及びシート間隔を検出するセンサの概略斜視図を示す。シートSが搬送される搬送路において、連続して搬送されるシートの上部に発光素子72が、下部に受光素子73が装備される。この発光素子72と受光素子73との間にシートSが存在する。また、発光素子72と受光素子73とは、上下逆に配置された場合においても効果は同等である。
図2は画像形成装置におけるシートSの先端レジスト位置及びシート間隔を検出するシート搬送状態センサとシートSとの配置関係、及び該シート搬送状態センサに入出力される信号とのタイミングを示す図である。
図2(a)に示すように、発光素子72はLED74とライトガイド75を有し、LED74から発光された光をライトガイド75により均一に受光素子73に対して照射する。受光素子73は、一般的に光半導体素子がアレイ状に構成されたものが用いられる。また、図2(b)に示すように、受光素子73の受光モジュール(CIS71)の出力は、発光素子72からの光がシートSによって遮断された場合には出力されずオフとなる。
次に、前記CIS71の制御方法について説明する。図3は画像形成装置におけるシートSの先端レジスト位置及びシート間隔をCIS71を用いて検出する回路ブロックを示した図である。
シートSの先端レジスト位置及びシート間隔を検出するシート搬送状態検出装置は、エンジンコントローラ70とシート搬送状態センサ33とから主に構成される。さらに、エンジンコントローラ70は、マイコン50と、電流増幅器32と、2値化コンパレータ部34と、ロジックモジュール35とから構成される。
マイコン50は、シート搬送状態センサ33に構成されるLED74を駆動するための信号を出力する。出力されたLED駆動信号は、電流増幅器32により電流増幅されてLED74を駆動する。電流駆動されたLED74は光を発光し、図2(a)にて説明したように、ライトガイド75によりアレイ状の受光素子へと均一に照射を行う。
ロジックモジュール35に構成される制御モジュール40は、CISクロック(例えば、500KHz〜1MHz程度)と、CISスタートパルス(例えば、パルス出力周期は約1ms程度)を生成してCIS71に出力する。CIS71は、前記CISスタートパルスに同期して、アレイ状の受光素子73のスキャンを開始し、CISクロックの半波長と同じクロック幅のアナログデータ信号(以下、CISSNS信号と称す。)を図2に示すようにシリアルに出力する。つまり、CISクロックの立ち上がりと立ち下がりの双方のエッジに同期してシリアルにCISSNS信号を出力する。
出力されたCISSNS信号は、2値化コンパレータ部34にて所定のスライスレベル電圧と比較され、LowまたはHighのデジタルパルス信号(以下、CISSNSデジタル信号と称す。)に変換される。CISSNSデジタル信号がLであるかHであるかをモニタするために、制御モジュール40ではCISクロック周波数の2倍となるCISサンプリングクロックが生成され、CISサンプリングクロックの立ち上がりエッジにて、CISSNSデジタル信号がサンプリングされる。但し、2値化コンパレータ部34においては、応答の遅延時間(例えば、50ns)が発生するため、CISSNSデジタル信号の遅延時間も考慮したデータ保証領域をサンプリングするために、CISサンプリングクロックはCISクロックと所定の位相を付加されている。これらの信号のタイミング関係を図4に示す。
次に、前記CISSNSデジタル信号からシートの先端レジスト位置及びシート間隔を算出する手法について説明する。
図2(b)にて前述したように、CIS71の出力は、発光素子72からの光がシートSによって遮断された場合には出力されずオフとなる。透過した場合には1受光素子に対して1パルスが出力される。従って、LED74の光がシートSによって遮断されずにCIS71が出力したパルス数を受光素子端よりカウントすることによって光の透過・遮断が切り替わる位置を検出することが出来る。光の透過・遮断が切り替わる位置、つまり、搬送されるシートSとシート搬送状態検出センサの関係を図5に示す。
図5(a)は、シート搬送状態検出センサにプリントされる最初のシートS1が進入した直後の状態を示し、CIS71は、ライトガイド75から照射された光の一部をシートSにより遮断された状態でCISSNS信号を出力する。シートS1の先端レジスト位置はTh1(top)位置となる。
図5(b)は、シート搬送状態検出センサにシートS1が完全に進入した状態を示し、CIS71は、ライトガイド75から照射された光を部分的にシートSにより遮断された状態でCISSNS信号を出力する。シートの後端レジスト位置はTh1(back)位置となる。
図5(c)は、シート搬送状態検出センサに連続して搬送される次のシートS2が進入した直後の状態を示し、CIS71は、ライトガイド75から照射された光を部分的にシートS1及びシートS2により遮断された状態でCISSNS信号を出力する。Th2(top)は、シートS2の先端レジスト位置を示し、前記Th1(back)とTh2(top)との距離がシート間隔を示す。
図5(d)は、図5(c)よりさらにシートS1及びシートS2の搬送が進行した状態を示す。シート間隔は、図5(c)よりも短縮化される。短縮化される制御方法は後述する。
図5(e)は、図5(d)よりさらにシートS1及びシートS2の搬送が進行した状態を示す。シート間隔は、図5(d)よりもさらに短縮化される。そして、連続して搬送される次のシートS3がシート搬送状態センサに突入しつつある。
以後、図5(c)→図5(d)→図5(e)→図5(c)を繰り返す。尚、図5に示したTh(start)はシート搬送状態検出センサの端部に位置する受光素子が出力するパルス信号を示し、Th(end)は、Th(start)の反対側端部に位置する受光素子が出力するパルス信号を示す。
上述したようにパルス信号位置Th1(back)からTh2(top)までの距離はシート間隔に相当し、パルス信号の数量をカウントすることにより、給送口に搬送されたシートS1とシートS2とのシート間隔が検出される。また、パルス信号位置Th1(top)、Th2(top)、・・・、ThN(top)を所定時間毎にサンプリングすることにより、給送口を通過するシートSの先端レジスト位置が検出される。
次に、前記シート間隔を検出制御する方法、及びシート先端レジスト位置を検出する方法について詳しく説明する。
図5に示したように、シートS1及びシートS2がCIS71に進入している状態を判別するためには、以下に示す状態の検出が行われる。
状態(1) CIS71にシートの進入がない初期状態。
状態(2) 第1番目のシートS1の先端CIS71に進入し、シートS1の後端は進入していない状態。図5(a)
状態(3) 第N番目のシートSNの先端及び後端がともに進入している状態。(N=1、2、3、・・・)図5(b)
状態(4) 第N番目の長いシートSN(例えばA3サイズ)がCIS71を完全に覆っている状態。(N=1、2、3、・・・)
状態(5) 第N番目のシートSNの後端、及びシートSN+1の先端がCIS71に進入している状態。図5(c)(d)
状態(6) 最終プリントのシートSの後端のみがCIS71に進入している状態。
上記の連続搬送されるシートSとCIS71との配置状態を検出するために、本シート搬送状態検出装置は、CIS71の任意の受光素子出力がHであるかLであるかを検出する機能を有している。例えば、Th(start)位置のパルス信号のH/L情報と、Th(end)位置のパルス信号のH/L情報と、CIS71の中心付近位置のパルス信号のH/L情報とを得て、上記シートS1及びシートS2がCIS71に進入している状態が判別される。この状態が判別されることにより、CIS71の1スキャンにおけるパルス数のカウント情報を併せてシート間隔を算出することが可能となる。
CIS71の任意の受光素子出力がHであるかLであるかを検出するために、ロジックモジュール40内には、H/L状態検知素子の位置設定レジスタが構成されている。例えば、CIS71の1スキャンを1024分割した位置にて設定可変とする場合には、10bitのレジスタが構成される。マイコン50は、H/L状態の検出を行う前記CIS71の位置を、H/L状態検知素子の位置設定レジスタにセットする。制御モジュール40は、セットされたH/L状態検知素子の位置設定レジスタ値に従い、CIS素子位置設定信号をH/L検出比較部43に出力する。H/L検出比較部43は、入力されるCISSNSデジタル信号を前記CIS素子位置設定信号により、指定されたCIS位置のパルス信号のH/Lを検出して、その検出値をH/L状態検出値レジスタへラッチ保存する。マイコン50は、H/L状態検出値レジスタをモニタして任意のCIS位置にて遮光/透過状態を判断することが可能となる。このようにして、上記状態(1)〜(6)を判別することが可能となる。
上述のようにして状態(5)が判別されると、カウント部42によりCIS71が出力するパルスの数がカウントされ、シート間隔が検出される。マイコン50は、予めROMに格納されている所定データに基づき、所定のシート間隔となるように、給送駆動部の給送モータの回転速度を上げる。所定のシート間隔に値するパルス数に達するとマイコン50は、前記給送モータの回転速度を下げる。また、給送モータの回転速度を上げた場合においても、所定のシート間隔に至らない状態でシートS1がCIS71を抜けてしまった場合には、Th(end)位置のパルス信号のH/L監視により、給紙モータの回転速度は下げられる。つまり、シートがCIS71を抜ける時は、搬送転写ベルト29との速度に従い決定される所定のスピードで搬送される。
搬送されるシートSの先端レジスト位置は、シートS2がCIS71の端部であるTh(end)位置を覆うタイミングにより検出される。検出された先端レジスト位置に同期して画像形成が行われて、シートSの所定位置にトナー画像が転写される。次に給送カセットよりピックアップされるシートS3は、シートS2の先端レジスト位置Th2(top)の情報によりマイコン50がピックアップタイミングを生成する。以後、繰り返し同様のシート間隔の短縮制御、先端レジストの検出が繰り返される。
以上述べたように、本実施例のシート搬送状態検出装置は、アレイ状の受光センサをシートの搬送方向に配置したことにより、画像形成装置内を先行して搬送されているシートSNと、後行して搬送されているシートSN+1とのシート間隔を逐次検出して、給送モータの回転速度を制御することにより前記シート間隔を短縮して画像形成部へ搬送することが可能となる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態を図を参照して詳細に説明する。
第2実施形態のシート搬送状態検出装置は、アレイ状の光センサを用いたシート搬送状態検出装置をレジストローラ56の下流にシートの搬送方向に対して斜めに配置したことを特徴とし、先行して搬送されるシートの後端と後行して搬送されるシートの先端とがシート搬送状態センサを通過していく過程でのシートの先端レジスト位置及びシート間隔を検出するとともに、シートの搬送方向と直行する方向に対するシート端部位置の搬送ズレ量を検出することを特徴とする。以下、本検出装置について詳しく説明する。
CIS71のパルス出力情報からシートの先端レジスト位置及びシート間隔を検出する方法と、前記シート端部位置の搬送ズレ量を検出する方法以外の内容に関しては、第1実施形態に記載の説明内容と同様であるため説明を省略する。
搬送されるシートSとシート搬送状態検出センサの関係を図7に示す。
図7(a)は、シート搬送状態検出センサにプリントされる最初のシートS1が進入した直後の状態を示し、CIS71は、ライトガイド75から照射された光の一部をシートSにより遮断された状態でCISSNS信号を出力する。シートS1の先端レジスト位置はTh1(top)位置となる。シートS1の端部位置はTh1(side)位置となる。
図7(b)は、シート搬送状態検出センサにシートS1が完全に進入した状態を示し、CIS71は、ライトガイド75から照射された光を部分的にシートSにより遮断された状態でCISSNS信号を出力する。シートの後端レジスト位置はTh1(back)位置となる。尚、このシート搬送状態時には、シートS1の端部位置はCIS71を既に抜け出ているため検出されない。
図7(c)は、シート搬送状態検出センサに連続して搬送される次のシートS2が進入した直後の状態を示し、CIS71は、ライトガイド75から照射された光を部分的にシートS1及びシートS2により遮断された状態でCISSNS信号を出力する。Th2(top)は、シートS2の先端レジスト位置を示し、前記Th1(back)とTh2(top)との距離がシート間隔を示す。シートS2の端部位置はTh2(side)位置となる。
図7(d)は、図7(c)よりさらにシートS1及びシートS2の搬送が進行した状態を示す。シート間隔は、図7(c)よりも短縮化される。短縮化される制御方法は後述する。
図7(e)は、図7(d)よりさらにシートS1及びシートS2の搬送が進行した状態を示す。シート間隔は、図7(d)よりもさらに短縮化される。そして、連続して搬送される次のシートS3がシート搬送状態センサに突入しつつある。
第2実施形態のシート搬送状態検出装置の概略ブロック図を図6に示す。シート搬送状態検出装置は、実施例1と同様にエンジンコントローラ70とシート搬送状態センサ33とから主に構成される。さらに、エンジンコントローラ70は、マイコン50と、電流増幅器32と、2値化コンパレータ部34と、ロジックモジュール35とから構成される。マイコン50は、CIS71から出力されるパルス信号をシート端部位置の検出とシート間隔の検出用に分断するため、レジスタ41内のCIS分断位置設定レジスタにシートサイズに適した分断位置を設定する。制御モジュール40は、設定されたCIS分断位置に従い、CIS分断位置設定信号をパルスカウント部42に出力する。パルスカウント部42の内部構成を図8に示す。パルスカウント部42は、入力されたCIS分断位置設定信号に従い、入力されたCISSNSデジタル信号をシート間隔検出用とシート端部位置検出用に分断して、シート間隔検出部とシート端部位置検出部に出力する。シート間隔検出部では、パルス数をカウントしてシート間隔のカウント値レジスタへとカウント値をラッチ保存する。シート端部位置検出部では、パルス数をカウントしてシート端部位置のカウント値レジスタへとカウント値をラッチ保存する。分断されるCISSNS信号のイメージ図を図9に示す。
図9(c)に示されるパルス信号の数量はシート端部位置カウント値レジスタにラッチ保存される。マイコン50は、このシート端部位置カウント値レジスタを所定タイミング(例えば、シートの先端レジスト検出から所定時間以内)でサンプリングすることにより、シートの端部位置ズレを検出することが可能となる。また、図9(b)に示されるパルス信号の数量はシート間隔のカウント値レジスタにラッチ保存される。マイコン50は、このシート間隔のカウント値レジスタと実施例1と同様の方法を用いることにより、シート間隔を検出することが可能となる。
(他の実施形態)
前述した実施形態においては、画像形成装置として電子写真方式の4色カラーレーザープリンタに適用した例を示したけれども、これに限るものではなく、複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置に適用してもよい。また、プリンタもカラーのものに限らず、単色のものでもよい。また、画像形成方法は電子写真方式でなくともよく、インクジェット式等の画像形成装置にも適用できる。また、第1及び第2実施形態では、アレイ状に受光素子が配列されたCIS71を用いて説明を行ったけれども、CCDやCMOS等を用いたエリアイメージセンサに置き換えた場合においても、容易に同様の検出を行うことは可能である。また、第2実施形態では、アレイ状の受光センサをシートの搬送方向に対して斜めに配置した例を示したけれども、L字型に配置する等した場合に、容易に同等の効果を得られることは言うまでもない。
画像形成装置におけるシート間隔を検出するセンサの概略斜視図である。 画像形成装置におけるシート搬送状態検出センサとシートとの配置関係、及び該センサに入出力される信号との関係を示す図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置におけるシート搬送状態検出装置を示す概略ブロック図である。 画像形成装置におけるコンタクトイメージセンサが出力するCISSNS信号とCISSNS信号のサンプリング動作に関係する各信号のタイミングを示した図である。 連続搬送されるシートSが第2の実施形態に於けるシート搬送状態検出センサを通過していく際の光の遮光・透過、CISSNS信号の関係を示した図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置におけるシート搬送状態検出装置を示す概略ブロック図である。 連続搬送されるシートSが第2の実施形態に於けるシート搬送状態検出センサを通過していく際の光の遮光・透過、CISSNS信号の関係を示した図である。 実施例2に於けるCISSNSデジタル信号のパルス数量をカウントするパルスカウント部を示したブロック図である。 実施例2に於けるCISSNSデジタル信号のパルス数量をカウントするパルスカウント部を示したブロック図である。 電子写真プロセスを用いた画像形成装置の概略図である。 画像形成装置におけるシートの先端を検出するセンサ機構部を示す図である。 レジシャッタと連動して動作するメカフラグがフォトインタラプタを遮光する機構を示すイメージ図である。
符号の説明
S シート
1 給送カセット
9 ピックアップローラ
10 フィードローラ
11 リタードローラ
16 現像離間板
22 レジシャッタ
23 レジシャッタ
24 メカフラグ
25 フォトインタラプタ
29 搬送転写ベルト
32 電流増幅器
33 シート搬送状態センサ
34 2値化コンパレータ
35 ロジックモジュール
40 制御モジュール
41 レジスタ
42 パルスカウント部
43 H/L検出比較部
50 マイコン
56 レジストローラ
58 定着ユニット
59 排出ローラ
60 排出ローラ
61 排出トレイ
70 エンジンコントローラ
71 CIS
72 発光素子
73 受光素子
74 LED
75 ライトガイド
81 感光体ドラム
82 転写ローラ
83 現像ローラ
86 現像装置
88 レーザスキャナ装置
90 吸着ローラ

Claims (8)

  1. 記録媒体であるシートにトナー転写が行われる画像転写部の上流側において、シート搬送方向に配置されたアレイ状の受光素子が配列されたシートセンサを備え、前記シートセンサの検出信号を用いて、連続搬送中に先行して搬送される第1のシートと、前記第1のシートの後に搬送される第2のシートとのシート搬送間隔を算出するシート検知手段を有し、前記シート搬送間隔を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記シート搬送間隔は、前記第1のシートの後端から前記第2のシートの先端までの距離乃至時間であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記シート搬送間隔が所定値乃至短くなるように制御されることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記シート搬送間隔は、シート積載装置からピックアップするタイミング乃至シートを搬送駆動するモータ速度を制御駆動することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記シート検知手段は、搬送されるシートの先端レジスト位置を兼ねて検出することを特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記シートセンサは、各受光素子に対する光の透過・遮光を示すパルス信号を出力することを特徴とする請求項1ないし5いずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記シートセンサは、エリアイメージセンサであることを特徴とする請求項1ないし5いずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記シートセンサは、シート搬送方向に対して直行する方向とシートの搬送方向との双方向を含む方向成分に配置されたことを特徴とし、シートの搬送方向と直行する方向のシート搬送位置ズレを検出する機能を兼ね備えることを特徴とする請求項1ないし7いずれかに記載の画像形成装置。
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JP2007253535A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Oki Data Corp 印刷装置

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