JP2005238734A - 印刷装置、及び印刷処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ホスト装置から受信したパスワードとそのパスワードに関連する付帯情報とに基づいて認証印刷機能を働かせて印刷処理を行う印刷装置と印刷処理方法を提供する。
【解決手段】 不揮発性メモリ部11は、あらかじめ、複数の印刷データを記憶すると共に、複数の印刷データの各々に対応するパスワードと複数の印刷データの各々の印刷開始時刻とを記憶している。この印刷開始時刻はユーザが任意に指定することができる。ユーザが、パソコンなどの情報出力装置3から、あらかじめ指定した印刷開始時刻にパスワードを入力すると、認証ジョブ管理部9は、不揮発性メモリ部11に記憶されている前記パスワードに対応する印刷開始時刻と時計部13が計時した時刻とが一致したとき、ジョブ管理部8、編集部10を介して、そのパスワードに対応する印刷データをエンジン部2へ送信する。これにより、エンジン部2は、パスワードと印刷開始時刻の2つの認証情報が一致したときにのみ印刷処理を実行する。
【選択図】 図1
【解決手段】 不揮発性メモリ部11は、あらかじめ、複数の印刷データを記憶すると共に、複数の印刷データの各々に対応するパスワードと複数の印刷データの各々の印刷開始時刻とを記憶している。この印刷開始時刻はユーザが任意に指定することができる。ユーザが、パソコンなどの情報出力装置3から、あらかじめ指定した印刷開始時刻にパスワードを入力すると、認証ジョブ管理部9は、不揮発性メモリ部11に記憶されている前記パスワードに対応する印刷開始時刻と時計部13が計時した時刻とが一致したとき、ジョブ管理部8、編集部10を介して、そのパスワードに対応する印刷データをエンジン部2へ送信する。これにより、エンジン部2は、パスワードと印刷開始時刻の2つの認証情報が一致したときにのみ印刷処理を実行する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ホスト装置からの指令に基づいて印刷処理を実行する印刷装置及び印刷処理方法に関し、特に、指定した認証情報に基づいて印刷処理を許可する認証印刷機能を搭載した印刷装置及び印刷処理方法に関するものである。
従来、印刷装置は、例えば、特許文献1に開示されているように、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと云う)などのホスト装置からの印刷データを受信し、その印刷データに基づいて所望の印刷処理を行っている。また、ホスト装置から送信された認証情報に基づいて印刷処理を実行する認証印刷機能を搭載した印刷装置によって印刷を行う場合は、印刷装置のオペレータパネルに格納されている各種のジョブがオペレータパネルの表示画面に表示される。したがって、ユーザが、ホスト装置から、オペレータパネルにおいて選択したジョブに対応するパスワードを入力して印刷装置へ送信すると、印刷装置は、ホスト装置から受信したパスワードと該当するジョブのパスワードとが一致したときに、オペレータパネルに格納されているジョブの印刷を実行する。例えば、ホスト装置が、作成した印刷データに識別コードを付与して印刷装置へ送信すると、印刷装置は、自己にあらかじめ登録されている識別コードに対応する印刷データのみの印刷処理を実行する。これによって、不特定多数のホスト装置から印刷装置へ印刷データが送信されても、印刷装置は識別コードに対応した特定の印刷データのみの印刷処理を実行するので、印刷時における印刷情報の機密保持を行うことができる。
特開2000−177211号公報
しかしながら、上記従来の印刷装置における認証印刷機能では、第三者がホスト装置から入力して印刷装置へ送信したパスワードと印刷装置に登録されているジョブのパスワードとがたまたま一致した場合は、印刷処理が実行されてしまうので印刷情報の機密性が低下してしまう。また、ユーザが使用しているパスワードが何らかの理由で第三者に漏洩した場合は、第三者によって自由に印刷処理が実行されてしまう。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、ホスト装置から受信したパスワードとそのパスワードに関連する付帯情報とに基づいて認証印刷機能を働かせて印刷処理を実行する印刷装置、及び印刷処理方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するために創案されたものであり、請求項1に記載の発明は、指定された認証情報に基づいて印刷処理を許可する認証印刷機能を搭載した印刷装置であって、複数の印刷データを記憶すると共に、複数の印刷データの各々に対応する認証情報と複数の印刷データによる各々の印刷開始時刻とを記憶する記憶部と、時刻を計時する時計部と、複数の印刷データのうち、所望の印刷データに対応する認証情報を入力する入力部と、時計部の計時した認証情報の入力時刻が、記憶部に記憶されている印刷開始時刻と一致したとき、入力された認証情報に対応する印刷データの印刷実行命令を送信する認証情報管理部と、認証情報管理部からの印刷実行命令に基づいて印刷処理を実行する印刷処理部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、認証印刷機能を搭載した印刷装置において、ユーザが印刷装置に対してあらかじめ印刷開始時刻とパスワードとを指定しておけば、印刷装置は、指定された印刷開始時刻にパスワードが入力された場合にのみ印刷処理を実行する。このようにして、パスワードによる認証と印刷指定時刻による認証の二重認証によって印刷装置に印刷処理を行わせることにより、第三者がユーザと同じパスワードを入力しても不正に印刷処理が実行されることを防止することができる。
また、請求項2に記載の発明においては、前記認証情報管理部は、時計部による現在時刻が印刷開始時刻に近づいたとき又は到達したときに認証情報を可視的に表示させる認証情報表示管理手段を備えていることを特徴とする。本発明の印刷装置によれば、ユーザが指定した印刷開始時刻になったら(または、近づいたら)、初めて、認証情報を例えばオペレー々パネルに表示させる。これによって、第三者には認証情報の存在を気付かれることがないので、第三者がパスワードを入力または送信し続ける行為を行うおそれもなくなり、不正に印刷が実行されることはなくなる。
また、請求項3に記載の発明においては、前記認証情報管理部は、時計部による現在時刻が印刷開始時刻に近づいたとき又は到達したときにその旨を外部に通知する印刷時刻監視手段を備えていることを特徴とする。本発明の印刷装置によれば、印刷指定時刻になったら、または印刷指定時刻の数分前になったら、認証情報を送信したユーザに対して印刷指定時刻に到達した(または、到達する)ことを連絡する。これによって、ユーザは印刷指定時刻を記憶していなくても印刷指定時刻に印刷を実行することができる。
また、請求項4に記載の発明においては、前記認証情報管理部は、時計部による現在時刻が印刷開始時刻を経過したとき、認証情報が削除される前に印刷開始時刻が経過した旨を外部に通知する印刷時刻経過監視手段を備えていることを特徴とする。本発明の印刷装置によれば、印刷開始時刻が過ぎてしまっても、認証情報が削除される前に、その認証情報を送信したユーザに対して印刷指定時間が経過してしまったことと印刷指定時刻の再設定を行うかどうかの問い合わせを行う。これにより、ユーザは、自己の判断で印刷指定時間を再設定することができるので、印刷指定時間を経過してしまった認証情報を再送信しなくても印刷処理を実行することができる。
また、請求項5に記載の発明においては、前記認証情報管理部は、必要に応じて印刷開始時刻を変更させることを特徴とする。本発明の印刷装置によれば、印刷開始時刻が過ぎてしまっても、印刷開始時刻を再設定することによって印刷処理を行うことができるので、印刷指定時刻を経過してしまった認証情報による印刷処理の作業効率を向上させることができる。
また、請求項6に記載の発明は、指定された認証情報に基づいて印刷処理を許可する認証印刷機能を搭載した印刷装置による印刷処理方法であって、複数の印刷データを記憶させると共に、複数の印刷データの各々に対応する認証情報と複数の印刷データによる各々の印刷開始時刻とを記憶させる手順と、複数の印刷データのうち所望の印刷データに対応する認証情報を入力する手順と、認証情報の入力時刻があらかじめ記憶されている印刷開始時刻と一致したとき、入力された認証情報に対応する印刷データの印刷実行命令を送信する手順と、印刷実行命令に基づいて印刷処理を実行する手順とを含むことを特徴とする。本発明の印刷処理方法によれば、パスワードによる認証と印刷指定時刻による認証の二重認証によって印刷装置に印刷処理を行わせることにより、より機密性の高い印刷処理を行うことができる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の印刷処理方法に加えて、さらに、認証情報の入力時刻が、あらかじめ記憶されている印刷開始時刻に一致したとき又は近づいたとき、認証情報を可視的に表示させる手順を含むことを特徴とする。本発明の印刷処理方法によれば、ユーザのみが知り得る印刷開始時刻に認証情報を表示させるため、第三者に認証情報の存在を知られることがなくなるので、第三者による印刷装置への不正アクセスによって印刷が実行されることを防止することができる。
また、請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の印刷処理方法に加えて、さらに、認証情報の入力時刻が、あらかじめ記憶されている印刷開始時刻に一致したとき又は近づいたとき、その旨を外部に通知する手順を含むことを特徴とする。本発明の印刷処理方法によれば、印刷開始時刻に一致したとき又は近づいたときにユーザにその旨を通知するので、ユーザは印刷開始時刻を記憶していなくても印刷開始時刻に印刷処理を行うことができる。
また、請求項9に記載の発明は、請求項6に記載の印刷処理方法に加えて、さらに、認証情報の入力時刻が、あらかじめ記憶されている印刷開始時刻を経過したとき、認証情報が削除される前に印刷開始時刻が経過した旨を外部に通知する手順を含むことを特徴とする。本発明の印刷処理方法によれば、印刷指定時刻を経過したことをユーザに通知するので、ユーザは必要に応じて印刷指定時刻を変更して印刷処理を実行することができる。
本発明の印刷装置によれば、認証情報に基づいて印刷を許可する認証印刷機能を搭載した印刷装置を用いて認証印刷を行う場合、パスワードの照合を行うときにユーザが指定する印刷指定時刻(つまり、印刷開始時刻)の照合も併せて行っている。そのため、ユーザがパスワードを入力するときに所望の印刷時刻を指定しておけば、第三者がユーザのパスワードを不正に使用して任意の時刻にそのパスワードを入力して印刷を開始しようとしても印刷は実行されないので、機密性の高い印刷システムを構築することができる。また、ユーザのみが知っている印刷指定時刻に到達しなければ認証情報が表示されないので、第三者に認証情報の存在を知られるおそれはない。したがって、第三者が認証情報を意識して不正なアクセスを繰り返しても不正印刷が行われるおそれがなくなる。
また、本発明の印刷装置によれば、認証情報を格納したユーザが印刷指定時刻を忘れても、そのユーザに対して印刷指定時刻が近づいていることを通知するので、ユーザは認証情報を再び送信しなくてもて指定した時刻に印刷処理を行うことができる。これにより、ユーザは、無駄な送信作業を行わなくてもよいので、印刷処理の操作性が向上して使い勝手のよい印刷装置を実現することができる。さらに、印刷指定時刻が経過してしまってもホスト装置に対してその旨を通知するので、ユーザがホスト装置から任意に印刷指定時刻を変更することができる。これにより、ユーザが印刷指定時刻の経過してしまった認証情報を再送信するという手間を省くことができ、印刷処理の効率を向上させることができる。
まず、理解を容易にするために本発明における印刷装置の概要を説明する。本発明の印刷装置は、あらかじめユーザが指定した印刷指定時刻に到達したときに、入力されたパスワードの正当性に基づいて印刷処理を許可する認証印刷機能を搭載したことを特徴とする。言い換えれば、本発明では、印刷を実行する時刻、つまりパスワードを入力または送信する時刻をあらかじめ指定することにより、印刷装置は、指定された時刻にのみパスワードの照合を行い、送信されたパスワードが印刷装置にあらかじめ登録されているパスワードと一致した場合に印刷処理を実行する。このようにして、パスワードと印刷指定時刻との2つの認証情報に基づいて印刷装置の印刷処理を許可することにより、印刷装置で印刷される印刷情報に対してより高い機密性を確保することができる。なお、以下の実施の形態では印刷開始時刻と印刷指定時刻は同義語として用いている。
以下、図面を参照して、本発明における印刷装置の実施の形態の幾つかを詳細に説明する。なお、以下の説明では、各実施の形態に用いる図面について同一の構成要素は同一の符号を付し、かつ重複する説明は可能な限り省略する。
≪第1の実施の形態≫
第1の実施の形態における印刷装置は、第三者がユーザと同じパスワードを入力または送信した場合に印刷が実行されてしまうことを防止するために、ユーザがあらかじめ印刷する時刻を指定しておき、指定された印刷時刻にパスワードの入力または送信が行われた場合にのみ印刷を実行するようにしたものである。
第1の実施の形態における印刷装置は、第三者がユーザと同じパスワードを入力または送信した場合に印刷が実行されてしまうことを防止するために、ユーザがあらかじめ印刷する時刻を指定しておき、指定された印刷時刻にパスワードの入力または送信が行われた場合にのみ印刷を実行するようにしたものである。
<構成>
図1は、本発明の第1の実施の形態における印刷装置の構成を示すブロツク図である。図1において、印刷装置は、印刷制御を行うコントローラ部1と印刷処理を実行するエンジン部(印刷処理部)2とを備えた構成となっていて、そして、コントローラ部1がパソコンなどの情報出力装置3に接続されている。なお、情報出力装置3は、印刷データ、及び印刷データに関連するジョブ名、パスワード、印刷時刻などを送信する機能を備えている。
図1は、本発明の第1の実施の形態における印刷装置の構成を示すブロツク図である。図1において、印刷装置は、印刷制御を行うコントローラ部1と印刷処理を実行するエンジン部(印刷処理部)2とを備えた構成となっていて、そして、コントローラ部1がパソコンなどの情報出力装置3に接続されている。なお、情報出力装置3は、印刷データ、及び印刷データに関連するジョブ名、パスワード、印刷時刻などを送信する機能を備えている。
次に、印刷装置の詳細な構成について説明する。コントローラ部1のインタフェース部(入力部)4が外部機器である情報出力装置3に接続されおり、コントローラ部1の内部においては、インタフェース部4から、受信バッフア5を介して、コマンド等の解析処理を行うコマンド解析部6に接続されていると共に、印刷データの編集を行う編集部10に接続されている。なお、プリンタ印刷環境設定コマンドなどはコマンド解析部6で処理され、プリンタ印刷環境設定コマンド以外の印刷データは編集部10で編集される。
編集部10は、印刷ジョブ情報を管理するジョブ管理部8に接続されており、ジョブ管理部8から受け取る印刷ジョブ情報を参照して、パソコンなどの情報出力装置3から送られてきた印刷データの編集を行う。また、編集部10は、認証処理を実行するための情報である認証ジョブ情報(つまり、認証情報)を管理する認証ジョブ管理部(認証情報管理部)9にも接続されており、この認証ジョブ管理部9から受け取った認証ジョブ情報を参照し、不揮発性メモリ部(記憶部)11から送られてきた印刷データの編集を行う。
コマンド解析部6は、ジョブ管理部8と接続されており、受信バッフア5を介して情報出力装置3から受信したプリンタ印刷環境設定コマンドを解析し、ジョブ情報などをジョブ管理部8へ通知する。また、ジョブ管理部8は、印刷データのメニュー設定を行うメニュー設定管理部12に接続されており、コマンド解析部6から受け取ったジョブ情報とメニュー設定管理部12から受け取った印刷データを編集部10に渡す。さらに、ジョブ管理部8は、認証ジョブ管理部9にも接続されており、コマンド解析部6から認証ジョブ情報が通知された場合は、認証ジョブ管理部9に対して認証ジョブ情報の通知を行う。
認証ジョブ管理部9は、不揮発性メモリ部11と接続されており、ジョブ情報管理部8から認証ジョブ情報が通知された場合は、その認証ジョブ情報を不揮発性メモリ部11へ格納すると共に、この認証ジョブ情報の印刷データを受信バッフア5から受信するように指示する。また、認証ジョブ管理部9は、ユーザインタフェースとなるオペレータパネル部7に接続されており、オペレータパネル7の操作によって認証ジョブ情報の表示依頼があった場合は、認証ジョブ管理部9は、不揮発性メモリ部11に格納しておいた認証ジョブ情報の中から該当する認証ジョブ名を取得し、それをオペレータパネル部7に渡して該当する認証ジョブ名を表示させる。また、オペレータパネル部7で選択した認証ジョブに対するパスワードが入力された場合、認証ジョブ管理部9は、オペレータパネル部7で選択された認証ジョブ名とパスワードが通知されたときは、不揮発性メモリ部11からその選択された認証ジョブに対応するパスワードと印刷指定時刻を読み出す。
次に、認証ジョブ管理部9は、自己に接続されている時計部13から現在の時刻を取得し、取得した現在時刻と入力されたパスワードに対応する印刷指定時刻との照合を行う。そして、パスワードに対応する印刷指定時刻が現在時刻に一致したときに、認証ジョブ管理部9は、自己に接続されている編集部10に対して認証ジョブの編集指示を出力する。さらに、編集部10は、不揮発性メモリ部11から印刷データを順次読み出しながら印刷データの編集を行う。
また、編集部10は印刷の起動指令を行う印刷起動部14に接続されており、印刷起動部14はエンジン部2のモータ20に接続されている。さらに、編集部10は、ページバッフア15を介して、ビットマップデータの展開を行う展開部16に接続されている。また、この展開部16は、実際の文字のビットマップデータを格納するC.G・ROM(Computer Graphics・ROM)17に接続されている。さらに、展開部16は、ビットマップデータを展開したラスタイメージデータを一時的に格納するラスタバッフア18に接続されている。
コントローラ部1のラスタバッフア18はエンジン部2の発光コントロール部23と接続され、この発光コントロール部23はレーザ22に接続されてレーザ光の発光光量の制御を行う。そして、レーザ22は印字ドラム21に接続されてレーザ光によって印刷用紙への印刷を行う。また、印字ドラム21はモータ20に接続されて印刷用紙の印刷駆動を行う。
<動作>
次に、フローチャートを用いて、図1に示す印刷装置における認証処理の流れを説明する。なお、通常の印刷処理の流れは周知の技術であるのでその説明は省略する。図2は、本発明の各実施の形態における印刷装置の認証ジョブ処理全体の流れを示すフローチヤートである。まず、図2を用いて認証ジョブ処理全体の流れを説明する。最初に、印刷装置のコントローラ部1において、受信バッファ5が、パソコンなどの情報出力装置3から認証ジョブを受信して不揮発性メモリ部11に格納する(ステップS1)。次に、ユーザが、オペレータパネル部7から認証ジョブに対してパスワードを入力すると、エンジン部2が認証ジョブの印刷処理を行う(ステップS2)。
次に、フローチャートを用いて、図1に示す印刷装置における認証処理の流れを説明する。なお、通常の印刷処理の流れは周知の技術であるのでその説明は省略する。図2は、本発明の各実施の形態における印刷装置の認証ジョブ処理全体の流れを示すフローチヤートである。まず、図2を用いて認証ジョブ処理全体の流れを説明する。最初に、印刷装置のコントローラ部1において、受信バッファ5が、パソコンなどの情報出力装置3から認証ジョブを受信して不揮発性メモリ部11に格納する(ステップS1)。次に、ユーザが、オペレータパネル部7から認証ジョブに対してパスワードを入力すると、エンジン部2が認証ジョブの印刷処理を行う(ステップS2)。
次に、図2におけるステップS1の認証ジョブ受信処理の流れを詳細に説明する。図3は、図2におけるステップS1の認証ジョブ受信処理の流れを詳細に示すフローチヤー卜である。まず、印刷装置の受信バッフア5が、インタフェース部4を介して、パソコンなどの情報出力装置3から送信された印刷データを受信する(ステップS11)。次に、コマンド解析部6が、ジョブ情報のコマンドを解析してそのジョブ情報をジョブ管理部8へ渡す(ステップS12)。すると、ジョブ管理部8は、受け取ったジョブ情報が認証ジョブであるか否かを判断する(ステップS13)。
ここで、受け取ったジョブ情報が認証ジョブである場合は(ステップS13でYesの場合)、ジョブ管理部8は、コマンド解析部6から取得したジョブ情報、つまり、認証ジョブ情報を認証ジョブ管理部9へ通知する。すると、認証ジョブ管理部9は、ジョブ名、パスワード、印刷時刻等を含む認証ジョブ情報を不揮発性メモリ部11へ格納する(ステップS14)。次に、認証ジョブ管理部9は、不揮発性メモリ部11に対して認証ジョブの印刷データを格納するように指示を出す。これによって、不揮発性メモリ部11は、受信バッフア5から印刷データを読み出して自己のメモリに格納する(ステップS15)。なお、印刷データを格納する不揮発性メモリは、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどに限定しない。
一方、ステップS13で、受け取ったジョブ情報が認証ジョブでない場合は(ステップS13でNoの場合)、編集部10が、ジョブ管理部8から入手したジョブ情報に基づいて、受信バッファ5で受信された印刷データを編集して中間データを作成し、この中間データをページバッフア15へ渡す(ステップS16)。さらに、展開部16が、ページバッフア15を介して、編集された中間データをラスタイメージデータに展開し、展開されたラスタイメージデータをラスタバッフア18へ格納する(ステップS17)。そして、エンジン部2aが、ラスタバッフア18aから渡されたラスタイメージデータを受信して印刷処理を実行する(ステップS18)。
次に、図2におけるステップS2の認証ジョブ印刷処理の流れを詳細に説明する。図4は、図2におけるステップS2の認証ジョブ印刷処理の流れを詳細に示すフローチヤー卜である。ここでは、ユーザがオペレータパネル部7から認証ジョブを選択してパスワードを入力し、エンジン部2が印刷を実行するまでの流れを説明する。
まず、ユーザが印刷装置のオペレータパネル部7を操作して認証ジョブを選択する。すると、オペレータパネル部7は、選択された認証ジョブ名を認証ジョブ管理部9に渡す(ステップS21)。次に、ユーザは、オペレータパネル部7から選択した認証ジョブに対するパスワードを入力する。すると、オペレータパネル部7は、入力されたパスワードを認証ジョブ管理部9に渡す(ステップS22)。
次に、認証ジョブ管理部9は、不揮発性メモリ部11から選択された認証ジョブに対応するパスワードを取得する。そして、認証ジョブ管理部9は、ステップS22で渡されたパスワードとユーザが入力したパスワードとの照合を行う(ステップS23)。ここで、両者のパスワードが一致していない場合は(ステップS23でNoの場合)、認証ジョブ管理部9は、オペレータパネル部7に対してパスワードが一致していないことを通知し、オペレータパネル部7にもその旨を表示して終了する(ステップS24)。なお、オペレータパネル部7への通知や表示を行わないで終了しても構わない。
一方、ステップS23で両者のパスワードが一致している場合は(ステップS23でYesの場合)、認証ジョブ管理部9は、不揮発性メモリ部11から選択された認証ジョブに対応する印刷指定時刻を取得する(ステップS25)。さらに、認証ジョブ管理部9は、時計部13から印刷装置における現在の時刻を取得する(ステップS26)。そして、認証ジョブ管理部9は、不揮発性メモリ部11から取得した印刷指定時刻と時計部13から取得した現在の時刻とが一致しているか否かを判断する(ステップS27)。なお、現在の時刻が印刷指定時刻と一致しているか否かの判断は、印刷指定時刻が現在の時刻の前後数分の時間の範囲に入っていれば一致しているものとすればよい。また、この前後の時間の範囲については、メニュー設定管理部12のメニュー等で任意に設定できるようにすることもできる。
また、ステップS27において現在の時刻と印刷指定時刻とが一致していない場合は(ステップS27でNoの場合)、認証ジョブ管理部9は、オペレータパネル部7に印刷指定時刻が一致していないことを通知し、オペレータパネル部7にもその旨を表示して終了する(ステップS28)。なお、オペレータパネル部7への通知や表示を行わないで終了しても構わない。
一方、ステップS27において現在の時刻と印刷指定時刻とが一致している場合は(ステップS27でYesの場合)、認証ジョブ管理部9は、編集部10に対して認証ジョブの編集指示を出す。すると、編集部10は、認証ジョブ管理部9から入手したジョブ情報に基づいて不揮発性メモリ11から印刷データを読み出して印刷データを編集して中間データを作成し、この中間データをページバッファ15に渡す(ステップS29)。さらに、展開部16が、ページバッフア15を介して、編集された中間データをラスタイメージデータに展開し、展開されたラスタイメージデータをラスタバッフア18へ格納する(ステップS30)。そして、エンジン部2が、ラスタバッフア18から渡されたラスタイメージデータを受信して印刷処理を実行する(ステップS31)。
<効果>
以上説明したように、第1の実施の形態の印刷装置によれば、認証情報に基づいて印刷を許可する認証印刷機能を搭載した印刷装置を用いて認証印刷を行う場合、パスワードの照合を行うときに印刷指定時刻の照合も併せて行っている。そのため、ユーザがパスワードを入力するときに所望の印刷時刻を指定しておけば、第三者がユーザのパスワードを不正に使用して任意の時刻にそのパスワードを入力して印刷を開始しようとしても印刷は実行されない。このようにして、認証印刷におけるパスワードの照合時に印刷指定時刻の照合も併せて行うことにより、一段と機密性の高い印刷システムを構築することができる。
以上説明したように、第1の実施の形態の印刷装置によれば、認証情報に基づいて印刷を許可する認証印刷機能を搭載した印刷装置を用いて認証印刷を行う場合、パスワードの照合を行うときに印刷指定時刻の照合も併せて行っている。そのため、ユーザがパスワードを入力するときに所望の印刷時刻を指定しておけば、第三者がユーザのパスワードを不正に使用して任意の時刻にそのパスワードを入力して印刷を開始しようとしても印刷は実行されない。このようにして、認証印刷におけるパスワードの照合時に印刷指定時刻の照合も併せて行うことにより、一段と機密性の高い印刷システムを構築することができる。
≪第2の実施の形態≫
上記の第1の実施の形態の印刷装置の場合は、認証ジョブがオペレータパネル部7に表示されているため、認証を必要とする認証ジョブが存在していることが第三者に容易にわかってしまう。そのため、第三者がパスワードを入力または送信し続けた場合、ユーザのパスワード及びユーザの設定した印刷指定時刻が、第三者が入力または送信したパスワード及び印刷開始時刻とたまたま一致した場合には、不正に印刷処理が実行されてしまう。そこで、第2の実施の形態における印刷装置では、このような不具合を避けるために、ユーザが指定した印刷開始時刻になったら、初めて、認証ジョブをオペレータパネル部7に表示させるか、または認識ジョブの情報を取得・管理するジョブ管理部8に対して認識ジョブの情報を返信するようにする。これによって、第三者には認証ジョブの存在を気付かれることがないので、第三者がパスワードを入力または送信し続ける行為を行うおそれもなくなり、不正に印刷が実行されることはなくなる。
上記の第1の実施の形態の印刷装置の場合は、認証ジョブがオペレータパネル部7に表示されているため、認証を必要とする認証ジョブが存在していることが第三者に容易にわかってしまう。そのため、第三者がパスワードを入力または送信し続けた場合、ユーザのパスワード及びユーザの設定した印刷指定時刻が、第三者が入力または送信したパスワード及び印刷開始時刻とたまたま一致した場合には、不正に印刷処理が実行されてしまう。そこで、第2の実施の形態における印刷装置では、このような不具合を避けるために、ユーザが指定した印刷開始時刻になったら、初めて、認証ジョブをオペレータパネル部7に表示させるか、または認識ジョブの情報を取得・管理するジョブ管理部8に対して認識ジョブの情報を返信するようにする。これによって、第三者には認証ジョブの存在を気付かれることがないので、第三者がパスワードを入力または送信し続ける行為を行うおそれもなくなり、不正に印刷が実行されることはなくなる。
<構成>
図5は、本発明の第2の実施の形態における印刷装置の構成を示すブロツク図である。図5に示す第2の実施の形態の印刷装置が図1に示す第1の実施の形態の印刷装置と異なるところは、認証ジョブ情報の管理を行う認証ジョブ管理部9に認証ジョブ表示管理手段(認証情報表示管理手段)9aを設けたことである。この認証ジョブ表示管理手段9aは、認証ジョブをオペレータパネル部7へ表示してもよいか否かを判断し、表示してもよいと判断した場合のみオペレータパネル部7に認証ジョブを表示させる機能を備えている。したがって、前述の第1の実施の形態と重複する構成要素に関する説明は省略し、認証ジョブ表示管理手段9aの機能についてのみ詳細に説明する。
図5は、本発明の第2の実施の形態における印刷装置の構成を示すブロツク図である。図5に示す第2の実施の形態の印刷装置が図1に示す第1の実施の形態の印刷装置と異なるところは、認証ジョブ情報の管理を行う認証ジョブ管理部9に認証ジョブ表示管理手段(認証情報表示管理手段)9aを設けたことである。この認証ジョブ表示管理手段9aは、認証ジョブをオペレータパネル部7へ表示してもよいか否かを判断し、表示してもよいと判断した場合のみオペレータパネル部7に認証ジョブを表示させる機能を備えている。したがって、前述の第1の実施の形態と重複する構成要素に関する説明は省略し、認証ジョブ表示管理手段9aの機能についてのみ詳細に説明する。
認証ジョブ管理部9は、オペレータパネル部7と接続されており、オペレータパネル部7の操作により認証ジョブの表示依頼があった場合は、認証ジョブ管理部9は、自己が備える認証ジョブ表示管理手段9aに接続されている時計部13から現在時刻を取得する。そして、認証ジョブ表示管理手段9aは、取得した現在時刻と不揮発性メモリ部11に格納しておいた認証ジョブ情報の印刷指定時刻とを比較し、現在時刻が認証ジョブをオペレータパネル部7に表示してもよい印刷指定時刻であるか否かを判断する。ここで、現在時刻が認証ジョブを表示してもよい印刷指定時刻である場合は、認証ジョブ管理部9が、不揮発性メモリ部11に格納されている認証ジョブ情報の中から該当する認証ジョブ名を取得してオペレータパネル部7bに渡し、その認証ジョブ名をオペレータパネル部7に表示させる。これによって、ユーザでなければ知り得ない印刷指定時刻にのみオペレータパネル部7に認証ジョブ名が表示されるので、第三者に認証ジョブの存在を気付かれることはない。
<動作>
第2の実施の形態における認証ジョブ処理の全体の流れは、前述の図2のフローチャートと同じであるのでその説明は省略する。また、第2の実施の形態における認証ジョブ受信処理の流れは、前述の図3のフローチャートと同じであるのでその説明も省略する。さらに、第2の実施の形態における認証ジョブ印刷処理の全体の流れは、前述の図4のフローチャートと同じであるのでその説明も省略する。但し、第2の実施の形態では、図4のフローチャートにおけるステップS21のオペレータパネル部7による認証ジョブ情報の選択方法がユニークになっているので、認証ジョブ情報の選択方法について新たなフローチャートを用いて説明する。
第2の実施の形態における認証ジョブ処理の全体の流れは、前述の図2のフローチャートと同じであるのでその説明は省略する。また、第2の実施の形態における認証ジョブ受信処理の流れは、前述の図3のフローチャートと同じであるのでその説明も省略する。さらに、第2の実施の形態における認証ジョブ印刷処理の全体の流れは、前述の図4のフローチャートと同じであるのでその説明も省略する。但し、第2の実施の形態では、図4のフローチャートにおけるステップS21のオペレータパネル部7による認証ジョブ情報の選択方法がユニークになっているので、認証ジョブ情報の選択方法について新たなフローチャートを用いて説明する。
図6は、本発明の第2の実施の形態における認証ジョブ選択処理の流れを示すフローチャートである。つまり、図6は、図4のステップS21における認証ジョブの選択処理の流れを詳細に示したフローチャートである。まず、オペレータパネル部7が認証ジョブ管理部9に対して認証ジョブの取得要求を行う(ステップS41)。すると、認証ジョブ管理部9は、現在の時刻で表示してもよい認証ジョブのリストを、認証ジョブ管理部9が備える認証ジョブ表示管理手段9aに生成させるために、時計部13bから現在の時刻を取得する(ステップS42)。
次に、認証ジョブ管理部9は、不揮発性メモリ部11から格納されている認証ジョブ情報を取得する(ステップS43)。さらに、認証ジョブ管理部9は、ステップS42で取得した現在の時刻と、ステップS43で取得した認証ジョブ情報の印刷指定時刻とが一致しているか否かを比較照合する(ステップS44)。そして、比較の結果、現在の時刻と印刷指定時刻とが一致している場合は(ステップS44でYesの場合)、認証ジョブ管理部9は、表示可能な認証ジョブを自己の登録リストへ登録する(ステップS45)。
一方、現在の時刻と印刷指定時刻とが一致していない場合は(ステップS44でNoの場合)、全ての認証ジョブを不揮発性メモリ部11から取得したか否かを確認する(ステップS46)。ここで、まだ全ての認証ジョブを取得していない場合は(ステップS46でNoの場合)、ステップS43へ戻り、全ての認証ジョブを読み出すまで前述のステップを繰り返す。一方、全ての認証ジョブを取得している場合は(ステップS46でYesの場合)、オペレータパネル部7が、認証ジョブ管理部9から取得した全ての認証ジョブのリストから所望の認証ジョブを取得して表示する(ステップS47)。
次に、オペレータパネル部7は、ユーザの操作によって表示されている認証ジョブが選択されたか否かを判断し(ステップS48)、ユーザの操作によって表示されている認証ジョブが選択された場合は(ステップS48でYesの場合)、オペレータパネル部7bは、選択された認証ジョブを認証ジョブ管理部9へ通知して認証ジョブの選択処理を終了する(ステップS49)。一方、ユーザの操作によって表示されている認証ジョブが選択されない場合、つまり、ユーザの操作によって次の認証ジョブを表示させたい場合は(ステップS48でNoの場合)、オペレータパネル部7は、認証ジョブリストの全認証ジョブを表示したか否かを確認する(ステップS50)。
ここで、認証ジョブリストの全認証ジョブを表示していない場合は(ステップS50でNoの場合)、ステップS47に戻って認証ジョブリストの全認証ジョブを表示するまで前述のステップを繰り返す。一方、認証ジョブリストの全認証ジョブを表示した場合は(ステップS50でYesの場合)、オペレータパネル部7は、該当する認証ジョブが選択されなかったことを認証ジョブ管理部9へ通知して認証ジョブの選択処理を終了する(ステップS51)。
<効果>
第1の実施の形態の印刷装置では、認証を必要とするジョブ(つまり、認証ジョブ)が存在していることが第三者にわかってしまうため、第三者がパスワードを入力または送信し続けた場合には、パスワード及び印刷時刻がたまたま一致したときには不正に印刷処理が実行されてしまう。しかし、第2の実施の形態の印刷装置の場合は、ユーザのみが知っている時刻にならなければ認証ジョブが表示されないので、第三者に認証ジョブの存在を知られるおそれはない。したがって、第三者が認証ジョブを意識して不正なアクセスを繰り返して不正印刷を行うおそれがなくなるので、印刷装置による印刷情報の機密性を一段と向上させることができている。
第1の実施の形態の印刷装置では、認証を必要とするジョブ(つまり、認証ジョブ)が存在していることが第三者にわかってしまうため、第三者がパスワードを入力または送信し続けた場合には、パスワード及び印刷時刻がたまたま一致したときには不正に印刷処理が実行されてしまう。しかし、第2の実施の形態の印刷装置の場合は、ユーザのみが知っている時刻にならなければ認証ジョブが表示されないので、第三者に認証ジョブの存在を知られるおそれはない。したがって、第三者が認証ジョブを意識して不正なアクセスを繰り返して不正印刷を行うおそれがなくなるので、印刷装置による印刷情報の機密性を一段と向上させることができている。
≪第3の実施の形態≫
上記の第1及び第2の実施の形態における印刷装置では、認証ジョブを格納したユーザが印刷指定時刻を忘れてしまった場合、その認証ジョブを印刷するときには、再度、その認証ジョブを送信しなければ印刷できなくなってしまう。そこで、第3の実施の形態ではそのような不具合を防ぐため、印刷指定時刻になったら、または印刷指定時刻の数分前になったら、認証ジョブを送信したユーザに対して印刷指定時刻に到達した(または、到達する)ことを連絡する。これによって、ユーザは印刷指定時刻を記憶していなくても印刷指定時刻に印刷を実行することができる。
上記の第1及び第2の実施の形態における印刷装置では、認証ジョブを格納したユーザが印刷指定時刻を忘れてしまった場合、その認証ジョブを印刷するときには、再度、その認証ジョブを送信しなければ印刷できなくなってしまう。そこで、第3の実施の形態ではそのような不具合を防ぐため、印刷指定時刻になったら、または印刷指定時刻の数分前になったら、認証ジョブを送信したユーザに対して印刷指定時刻に到達した(または、到達する)ことを連絡する。これによって、ユーザは印刷指定時刻を記憶していなくても印刷指定時刻に印刷を実行することができる。
<構成>
図7は、本発明の第3の実施の形態における印刷装置の構成を示すブロツク図である。図7に示す第3の実施の形態の印刷装置が図1に示す第1の実施の形態の印刷装置と異なるところは、認証ジョブ情報の管理を行う認証ジョブ管理部9に認証ジョブ印刷時刻監視手段(印刷時刻監視手段)9bを設けたことである。この認証ジョブ印刷時刻監視手段9bは、印刷指定時刻に到達したり印刷指定時刻の数分前になったら、パソコンなどの情報出力装置3にその旨を表示して認証ジョブを送信したユーザに対して印刷指定時刻になった(または、なる)ことを連絡する。
図7は、本発明の第3の実施の形態における印刷装置の構成を示すブロツク図である。図7に示す第3の実施の形態の印刷装置が図1に示す第1の実施の形態の印刷装置と異なるところは、認証ジョブ情報の管理を行う認証ジョブ管理部9に認証ジョブ印刷時刻監視手段(印刷時刻監視手段)9bを設けたことである。この認証ジョブ印刷時刻監視手段9bは、印刷指定時刻に到達したり印刷指定時刻の数分前になったら、パソコンなどの情報出力装置3にその旨を表示して認証ジョブを送信したユーザに対して印刷指定時刻になった(または、なる)ことを連絡する。
つまり、第3の実施の形態の印刷装置では、認証ジョブ管理部9の備える認証ジョブ印刷時刻監視手段9bが、不揮発性メモリ部11cに格納した認証ジョブ情報の印刷指定時刻と時計部13から取得した現在時刻とによって印刷指定時刻を常時監視している。そして、印刷指定時刻に到達したり印刷指定時刻に近づいたら、認証ジョブ管理部9は、インタフェース部4を介して認証ジョブを送信したホスト装置(つまり、情報出力装置3)に対して印刷指定時間に到達した(または、印刷指定時間が近い)ことを通知する。これによって、ユーザは、印刷指定時刻を忘れても必ず指定した時刻に印刷を行うことができる。
<動作>
第3の実施の形態における認証ジョブ処理の全体の流れは、前述の図2のフローチャートと同じであるのでその説明は省略する。但し、第3の実施の形態では、図2におけるステップS1の認証ジョブ受信処理の詳細な流れが図3に示す第1、第2の実施の形態と異なるので、新たなフローチャートを用いて認証ジョブ受信処理の流れについて説明する。なお、図2におけるステップS2の認証ジョブ印刷処理の詳細な流れは図4に示す第1、第2の実施の形態と同じであるのでその説明は省略する。
第3の実施の形態における認証ジョブ処理の全体の流れは、前述の図2のフローチャートと同じであるのでその説明は省略する。但し、第3の実施の形態では、図2におけるステップS1の認証ジョブ受信処理の詳細な流れが図3に示す第1、第2の実施の形態と異なるので、新たなフローチャートを用いて認証ジョブ受信処理の流れについて説明する。なお、図2におけるステップS2の認証ジョブ印刷処理の詳細な流れは図4に示す第1、第2の実施の形態と同じであるのでその説明は省略する。
図8は、第3の実施の形態において、図2におけるステップS1の認証ジョブ受信処理の流れを詳細に示すフローチヤー卜である。図8において、まず、印刷装置の受信バッフア5が、インタフェース部4を介して、パソコンなどの情報出力装置3から送信された印刷データを受信する(ステップS61)。次に、コマンド解析部6が、ジョブ情報のコマンドを解析してそのジョブ情報をジョブ管理部8へ渡す(ステップS62)。すると、ジョブ管理部8は、受け取ったジョブ情報が認証ジョブであるか否かを判断する(ステップS63)。
ここで、受け取ったジョブ情報が認証ジョブである場合は(ステップS63でYesの場合)、ジョブ管理部8は、コマンド解析部6から取得したジョブ情報、つまり、認証ジョブ情報を認証ジョブ管理部9へ通知する。すると、認証ジョブ管理部9は、ジョブ名、パスワード、印刷時刻等を含む認証ジョブ情報を不揮発性メモリ部11へ格納する(ステップS64)。さらに、認証ジョブ管理部9は、この認証ジョブ情報を送信したホスト装置(つまり、情報出力装置3)の情報、インタフェース名、IPアドレス、及びメールアドレス等を取得し、これらを認証ジョブ情報の一つとして不揮発性メモリ部11へ格納する(ステップS65)。次に、認証ジョブ情報管理部9は、不揮発性メモリ部11に対して認証ジョブの印刷データを格納するように指示を出す。これによって、不揮発性メモリ部11は、受信バッフア5から印刷データを読み出して自己のメモリに格納する(ステップS66)。なお、印刷データを格納する不揮発性メモリは、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどに限定しない。
一方、ステップS63で、受け取ったジョブ情報が認証ジョブでない場合は(ステップS63でNoの場合)、編集部10が、ジョブ管理部8から入手したジョブ情報に基づいて、受信バッファ5で受信された印刷データを編集して中間データを作成し、この中間データをページバッフア15へ渡す(ステップS67)。さらに、展開部16が、ページバッフア15を介して、編集された中間データをラスタイメージデータに展開し、展開されたラスタイメージデータをラスタバッフア18へ格納する(ステップS68)。そして、エンジン部2aが、ラスタバッフア18aから渡されたラスタイメージデータを受信して印刷処理を実行する(ステップS69)。
図9は、第3の実施の形態における認証ジョブの印刷時刻監視処理の詳細な流れを示すフローチヤートであり、以下、この図を用いて認証ジョブの印刷時刻監視処理の流れを説明する。まず、認証ジョブ管理部9が備える認証ジョブ印刷時刻管理手段9bが定期的に作動し、印刷時刻が近づいている認証ジョブがないか否かを確認するために時計部13から現在の時刻を取得する(ステップS71)。次に、認証ジョブ管理部9は、不揮発性メモリ部11に格納されている認証ジョブ情報を取得する(ステップS72)。さらに、認証ジョブ管理部9は、ステップS71で時計部13から取得した現在の時刻とステップS72で取得した認証ジョブの印刷指定時刻とを比較し、ユーザが指定した印刷指定時刻が近づいていることを連絡する必要があるか否かを判断する(ステップS73)。
ここで、印刷指定時刻が近づいていることを連終する必要がある場合は(ステップS73でYesの場合)、認証ジョブ管理部9は、その認証ジョブを送信したホスト装置(情報出力部3)の情報を不揮発性メモリ部11から読み出し、該当する認証ジョブを送信したホスト装置(情報出力装置3)に対して、インタフェース部4を介して指定した印刷時刻が近づいていることを通知する(ステップS74)。一方、印刷指定時刻が近づいていることを連終する必要がない場合は(ステップS73でNoの場合)、全ての認証ジョブ情報を不揮発性メモリ部11から読み出したか否かを確認する(ステップS75)。ここで、全ての認証ジョブ情報を読み出した場合は(ステップS75でYesの場合)、認証ジョブ印刷時刻監視の処理を終了する。また、まだ全ての認証ジョブ情報を読み出していない場合は(ステップS75でNoの場合)、ステップS72に戻って、全ての認証ジョブ情報を読み出すまで前述のステップを繰り返す。
<効果>
以上説明したように、第3の実施の形態の印刷装置によれば、認証ジョブを格納したユーザが印刷指定時刻を忘れても、そのユーザに対して印刷指定時刻が近づいていることを通知するので、ユーザは認証ジョブを再び送信しなくてもて指定した時刻に印刷処理を行うことができる。これにより、ユーザは、印刷指定時刻を忘れても無駄な送信作業を行わなくてもよいので、印刷処理の操作が軽減されて使い勝手のよい印刷装置を実現することができる。
以上説明したように、第3の実施の形態の印刷装置によれば、認証ジョブを格納したユーザが印刷指定時刻を忘れても、そのユーザに対して印刷指定時刻が近づいていることを通知するので、ユーザは認証ジョブを再び送信しなくてもて指定した時刻に印刷処理を行うことができる。これにより、ユーザは、印刷指定時刻を忘れても無駄な送信作業を行わなくてもよいので、印刷処理の操作が軽減されて使い勝手のよい印刷装置を実現することができる。
≪第4の実施の形態≫
上記の第3の実施の形態の印刷装置では、認証ジョブを格納したユーザが印刷指定時間を忘れたり印刷指定時間に都合がつかなくなって、認証ジョブの印刷指定時間を経過してしまった場合には、該当する認証ジョブが削除されてしまう。そのため、ユーザが、再度、認証ジョブを印刷装置へ送信しなければ印刷は実行されないので、結果的に印刷処理を行うのに手間がかかってしまうなどの不具合がある。そこで、第4の実施の形態の印刷装置では、印刷指定時刻が過ぎてしまっても、認証ジョブが削除される前に、その認証ジョブを送信したユーザに対して印刷指定時間が経過してしまったことと印刷指定時刻の再設定を行うかどうかの問い合わせを行う。これにより、ユーザは、自己の判断で印刷指定時間を再設定することができるので、印刷指定時間を経過してしまった認証ジョブを再送信しなくても印刷処理を実行することができる。したがって、印刷指定時刻を経過してしまった認証ジョブによる印刷処理の効率を向上させることができる。
上記の第3の実施の形態の印刷装置では、認証ジョブを格納したユーザが印刷指定時間を忘れたり印刷指定時間に都合がつかなくなって、認証ジョブの印刷指定時間を経過してしまった場合には、該当する認証ジョブが削除されてしまう。そのため、ユーザが、再度、認証ジョブを印刷装置へ送信しなければ印刷は実行されないので、結果的に印刷処理を行うのに手間がかかってしまうなどの不具合がある。そこで、第4の実施の形態の印刷装置では、印刷指定時刻が過ぎてしまっても、認証ジョブが削除される前に、その認証ジョブを送信したユーザに対して印刷指定時間が経過してしまったことと印刷指定時刻の再設定を行うかどうかの問い合わせを行う。これにより、ユーザは、自己の判断で印刷指定時間を再設定することができるので、印刷指定時間を経過してしまった認証ジョブを再送信しなくても印刷処理を実行することができる。したがって、印刷指定時刻を経過してしまった認証ジョブによる印刷処理の効率を向上させることができる。
<構成>
図10は、本発明の第4の実施の形態における印刷装置の構成を示すブロツク図である。図10に示す第4の実施の形態の印刷装置が図1に示す第1の実施の形態の印刷装置と異なるところは、認証ジョブ情報の管理を行う認証ジョブ管理部9に印刷指定時刻経過ジョブ監視手段(印刷指定時刻経過監視手段)9cを設けたことである。この印刷指定時刻経過ジョブ監視手段9cは、不揮発性メモリ部11に格納した認証ジョブ情報の印刷指定時刻と時計部13から取得した現在時刻とによって印刷指定時刻が経過したか否かを常時監視している。そして、印刷指定時刻を経過したら、認証ジョブ管理部9が、インタフェース部4を介して、印刷指定時刻を経過した認証ジョブを送信したホスト装置(情報出力装置3)に対して印刷指定時刻の再設定を行うか否かの確認を行う。これによって、ユーザが印刷指定時刻を見過ごしても、ユーザは認証ジョブを再送信することなく印刷処理を実行することができる。
図10は、本発明の第4の実施の形態における印刷装置の構成を示すブロツク図である。図10に示す第4の実施の形態の印刷装置が図1に示す第1の実施の形態の印刷装置と異なるところは、認証ジョブ情報の管理を行う認証ジョブ管理部9に印刷指定時刻経過ジョブ監視手段(印刷指定時刻経過監視手段)9cを設けたことである。この印刷指定時刻経過ジョブ監視手段9cは、不揮発性メモリ部11に格納した認証ジョブ情報の印刷指定時刻と時計部13から取得した現在時刻とによって印刷指定時刻が経過したか否かを常時監視している。そして、印刷指定時刻を経過したら、認証ジョブ管理部9が、インタフェース部4を介して、印刷指定時刻を経過した認証ジョブを送信したホスト装置(情報出力装置3)に対して印刷指定時刻の再設定を行うか否かの確認を行う。これによって、ユーザが印刷指定時刻を見過ごしても、ユーザは認証ジョブを再送信することなく印刷処理を実行することができる。
<動作>
第4の実施の形態における認証ジョブ処理の全体の流れは、前述の図2のフローチャートと同じであるのでその説明は省略する。また、第4の実施の形態の認証ジョブ受信処理の詳細な流れは第3の実施の形態の図8のフローチャートと同じであり、第4の実施の形態の認証ジョブ印刷処理の流れは第1の実施の形態の図4のフローチャートと同じであるので、それらの説明も省略する。
第4の実施の形態における認証ジョブ処理の全体の流れは、前述の図2のフローチャートと同じであるのでその説明は省略する。また、第4の実施の形態の認証ジョブ受信処理の詳細な流れは第3の実施の形態の図8のフローチャートと同じであり、第4の実施の形態の認証ジョブ印刷処理の流れは第1の実施の形態の図4のフローチャートと同じであるので、それらの説明も省略する。
次に、第4の実施の形態における印刷指定時刻を経過した認証ジョブの監視処理の流れについて説明する。図11は、第4の実施の形態における印刷指定時刻を経過した認証ジョブの監視処理の流れを示すフローチヤートである。まず、認証ジョブ管理部9が備える印刷時刻経過ジョブ監視手段9cが定期的に作動し、印刷指定時刻が経過している認証ジョブがないか否かを確認するために時計部13から現在の時刻を取得する(ステップS81)。次に、認証ジョブ管理部9は、不揮発性メモリ部11に格納されている認証ジョブ情報を取得する(ステップS82)。さらに、認証ジョブ管理部9は、ステップS81で時計部13から取得した現在の時刻とステップS82で取得した認証ジョブの印刷指定時刻とを比較し、ユーザに指定した印刷指定時刻を経過している認証ジョブがあるか否かを判断する(ステップS83)。
ここで、印刷指定時刻を経過している認証ジョブがある場合は(ステップS83でYesの場合)、認証ジョブ管理部9は、この認証ジョブを送信したホス卜情報を不揮発性メモリ部11から読み出し、インタフェース部4を介して、該当する認証ジョブを送信したホスト装置(情報出力装置3)に対して印刷指定時刻が経過した旨を通知する。そして、認証ジョブ管理部9が、インタフェース部4及び受信バッフア5を介して、ホスト装置(情報出力装置3)から印刷時刻変更のコマンドを受信した場合、認証ジョブ管理部9は、不揮発性メモリ部11に格納されている印刷指定時刻を新たに指定された印刷指定時刻に変更する(ステップS84)。
一方、ステップS83で印刷指定時刻を経過している認証ジョブがない場合は(ステップS83でNoの場合)、全ての認証ジョブ情報を不揮発性メモリ部11から読み出したか否かを確認する(ステップS85)。ここで、全ての認証ジョブ情報を読み出した場合は(ステップS85でYesの場合)、認証ジョブ印刷時刻監視の処理を終了する。また、まだ全ての認証ジョブ情報を読み出していない場合は(ステップS85でNoの場合)、ステップS82に戻って、全ての認証ジョブ情報を読み出すまで前述のステップを繰り返す。
<効果>
以上説明したように、第4の実施の形態の印刷装置によれば、印刷指定時刻が経過してしまった認証ジョブを送信したホスト装置に対してその旨を通知することにより、ユーザがホスト装置から任意に印刷指定時刻を変更できるようにした。これにより、ユーザが印刷指定時刻の経過してしまった認証ジョブを再送信するという手間を省くことができ、印刷指定時刻を経過してしまった認証ジョブによる印刷処理の効率を向上させることができる。
以上説明したように、第4の実施の形態の印刷装置によれば、印刷指定時刻が経過してしまった認証ジョブを送信したホスト装置に対してその旨を通知することにより、ユーザがホスト装置から任意に印刷指定時刻を変更できるようにした。これにより、ユーザが印刷指定時刻の経過してしまった認証ジョブを再送信するという手間を省くことができ、印刷指定時刻を経過してしまった認証ジョブによる印刷処理の効率を向上させることができる。
≪利用形態の応用≫
以上述べた第1の実施の形態乃至第4の実施の形態においては、印刷装置におけるオペレータパネルの操作によってパスワード等の認証データを入力する場合について説明したが、オペレータパネルだけではなく、パスワード等の認証データを示すコマンド、MIB(Management Information Base)、Web等からパスワード等の認証データを入力しても構わない。また、現在時刻と印刷指定時刻との一致を判定するために、ある程度の時間幅をもたせても構わない。例えば、印刷指定時刻のn秒前からm秒後まで、印刷指定時刻のn分前からm分後まで、あるいは、印刷指定時刻のn時間前からm時間後までを印刷指定時刻としてもよいし、これらの時間を設定するメニューコマンド等を用意してもよい。
以上述べた第1の実施の形態乃至第4の実施の形態においては、印刷装置におけるオペレータパネルの操作によってパスワード等の認証データを入力する場合について説明したが、オペレータパネルだけではなく、パスワード等の認証データを示すコマンド、MIB(Management Information Base)、Web等からパスワード等の認証データを入力しても構わない。また、現在時刻と印刷指定時刻との一致を判定するために、ある程度の時間幅をもたせても構わない。例えば、印刷指定時刻のn秒前からm秒後まで、印刷指定時刻のn分前からm分後まで、あるいは、印刷指定時刻のn時間前からm時間後までを印刷指定時刻としてもよいし、これらの時間を設定するメニューコマンド等を用意してもよい。
また、不揮発性メモリ部は、HDD、フラッシュメモリなど如何なる記憶媒体であってもよい。なお、認証ジョブが印刷装置の電源が入っている場合のみ機能すればよいという条件であれば、不揮発性メモリではなくてRAM等の揮発性メモリであってもよい。また、上記の第1の実施の形態乃至第4の実施の形態ではプリンタを想定して説明したが、FAX、MFP(Multi Function Printer:デジタル複合プリンタ)、コピー機等の印刷装置であっても構わない。
1 コントローラ部
2 エンジン部(印刷処理部)
3 情報出力装置
4 インタフェース部(入力部)
5 受信バッファ
6 コマンド解析部
7 オペレータパネル部
8 ジョブ管理部
9 認証ジョブ管理部(認証情報管理部)
9a 認証ジョブ表示管理手段(認証情報表示管理手段)
9b 認証ジョブ印刷時刻監視手段(印刷時刻監視手段)
9c 印刷指定時刻経過ジョブ監視手段(印刷指定時刻経過監視手段)
10 編集部
11 不揮発性メモリ(記憶部)
12 メニュー設定管理部
13 時計部
14 印刷起動部
15 ページバッファ
16 展開部
17 C.G・ROM
18 ラスタバッファ
20 モータ
21 印字ドラム
22 レーザ
23 発光コントロール部
2 エンジン部(印刷処理部)
3 情報出力装置
4 インタフェース部(入力部)
5 受信バッファ
6 コマンド解析部
7 オペレータパネル部
8 ジョブ管理部
9 認証ジョブ管理部(認証情報管理部)
9a 認証ジョブ表示管理手段(認証情報表示管理手段)
9b 認証ジョブ印刷時刻監視手段(印刷時刻監視手段)
9c 印刷指定時刻経過ジョブ監視手段(印刷指定時刻経過監視手段)
10 編集部
11 不揮発性メモリ(記憶部)
12 メニュー設定管理部
13 時計部
14 印刷起動部
15 ページバッファ
16 展開部
17 C.G・ROM
18 ラスタバッファ
20 モータ
21 印字ドラム
22 レーザ
23 発光コントロール部
Claims (9)
- 指定された認証情報に基づいて印刷処理を許可する認証印刷機能を搭載した印刷装置であって、
複数の印刷データを記憶すると共に、前記複数の印刷データの各々に対応する認証情報と前記複数の印刷データによる各々の印刷開始時刻とを記憶する記憶部と、
時刻を計時する時計部と、
前記複数の印刷データのうち、所望の印刷データに対応する認証情報を入力する入力部と、
前記時計部の計時した前記認証情報の入力時刻が、前記記憶部に記憶されている印刷開始時刻と一致したとき、入力された認証情報に対応する印刷データの印刷実行命令を送信する認証情報管理部と、
前記認証情報管理部からの印刷実行命令に基づいて印刷処理を実行する印刷処理部と、
を備えることを特徴とする印刷装置。 - 前記認証情報管理部は、前記時計部による現在時刻が前記印刷開始時刻に近づいたとき又は到達したときに前記認証情報を可視的に表示させる認証情報表示管理手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記認証情報管理部は、前記時計部による現在時刻が前記印刷開始時刻に近づいたとき又は到達したときにその旨を外部に通知する印刷時刻監視手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記認証情報管理部は、前記時計部による現在時刻が前記印刷開始時刻を経過したとき、前記認証情報が削除される前に前記印刷開始時刻が経過した旨を外部に通知する印刷時刻経過監視手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記認証情報管理部は、必要に応じて前記印刷開始時刻を変更させることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の印刷装置。
- 指定された認証情報に基づいて印刷処理を許可する認証印刷機能を搭載した印刷装置による印刷処理方法であって、
複数の印刷データを記憶させると共に、前記複数の印刷データの各々に対応する認証情報と前記複数の印刷データによる各々の印刷開始時刻とを記憶させる手順と、
前記複数の印刷データのうち、所望の印刷データに対応する認証情報を入力する手順と、
認証情報の入力時刻が、あらかじめ記憶されている印刷開始時刻と一致したとき、入力された認証情報に対応する印刷データの印刷実行命令を送信する手順と、
前記印刷実行命令に基づいて印刷処理を実行する手順と、
を含むことを特徴とする印刷処理方法。 - 前記認証情報の入力時刻が、あらかじめ記憶されている印刷開始時刻に一致したとき又は近づいたとき、その認証情報を可視的に表示させる手順を含むことを特徴とする請求項6に記載の印刷処理方法。
- 前記認証情報の入力時刻が、あらかじめ記憶されている印刷開始時刻に一致したとき又は近づいたとき、その旨を外部に通知する手順を含むことを特徴とする請求項6に記載の印刷処理方法。
- 前記認証情報の入力時刻が、あらかじめ記憶されている印刷開始時刻を経過したとき、前記認証情報が削除される前に前記印刷開始時刻が経過した旨を外部に通知する手順を含むことを特徴とする請求項6に記載の印刷処理方法。
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