JP2005236489A - パス切り替え方法、パス切り替え制御装置およびパス切り替えプログラム - Google Patents

パス切り替え方法、パス切り替え制御装置およびパス切り替えプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 複数のユーザーグループが存在するネットワークにおいて、下位レイヤのパスを適宜追加・削除し、引き続き上位レイヤのパスの経路を再計算することで帯域収容効率のよいパス配置にするための動的なパス切り替えを行う過程で、瞬断を最小限に抑え、流れるトラフィックに与える影響を少なくする為のパス切り替え方法を提供する。
【解決手段】 上位レイヤと下位レイヤが存在し、下位レイヤのスイッチと接続される上位レイヤのルーターが少なくとも2つ有するネットワークであって、当該ネットワーク内に同じグループに属するユーザーとのみトラフィックをやり取りして、他のグループに属するユーザーとはトラフィックのやり取りを行わないと定義されたユーザーグループが少なくとも1個存在するネットワークにおいて、トラフィックを切り替えた後に、旧上位レイヤパスと、削除可能な旧上位レイヤパスを削除する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パス切り替え方法、パス切り替え制御装置およびパス切り替えブログラムに係り、特に、MPLS(Multi Protocol Label Switching:マルチプロトコルラベルスイッチング)やATM(Asynchronous Transfer Mode:非同期転送モード)などのパケットネットワークと、TDM(Time Division Multiplexing:時分割多重)やWDM(Wavelength Division Multiplexing:波長分割多重)の光ネットワークの両方を考慮して、動的なパス切り替えを行うためのパス切り替え方法に関する。
近年、IPトラフィックが爆発的に増大している。多数のルーターを経由してトラフィックを運ぶ従来のコネクションレス型の方式では、増大するIPトラフィックを転送するコアネットワークの設備コストが増加してしまうという問題がある。
その為、波長やTDMといった、コネクション型のネットワークでIP(レイヤ3)やEthernet(レイヤ2)のトラフィックをパススルーすることで、トラフィックの収容効率を上げ、その結果として、ネットワークの経済化を実現する方法が登場した。
このような方法で、大容量IPトラフィック・ネットワークサービス経済化を実現するコアネットワークも提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
このようなパススルーを行って経済化を図るコアネットワークにおいては、パケットネットワークのような上位レイヤと回線交換ネットワークのような下位レイヤとで独立に経路計算を行っていては、帯域利用効率のいいパス配置に切り替えることが難しい。
その為、最近になり、上位レイヤのトラフィックを考慮して下位レイヤのパス配置を決めるための経路計算を行うことができるCSPF(Constrained Shortest Path First)アルゴリズムが注目され始めた。
上位レイヤのトラフィックと下位レイヤのパス配置を考慮したCSPFで代表的なものを1つ挙げる。
(1)BXCQ(Branch eXchange with Quality-of-service Constraint)法
上位レイヤのトラフィック量と下位レイヤパスを考慮した動的な経路制御を行うことを目的としている。
上位レイヤのパスのトラフィック情報をノード間で交換し、その情報をもとに下位レイヤパスのトポロジーを設定し、また動的に変更することで、トラフィック需要の変動に適応的なネットワーク構築が可能になる。実際の経路計算にはBXCQ法が用いられている。
このCSPFアルゴリズムは、ネットワークのトラフィック収容効率を第1に優先してパスの設定を行いたい場合に適用すると有効である(例えば、非特許文献2参照)。
最近の映像・音楽のストリーミング配信の普及によって、ネットワークに最適なトポロジーは今まで以上に時間と共に変化するようになった。
そのため、最適なトポロジーを計算するためのBXCQなどのCSPFアルゴリズムは欠かせないものであり、頻繁に使用される。
例えば、図10のようなネットワークを考える。
始め、図10(a)に示すように、地点Aから地点B、C、Dに10Mbのトラフィックが流れているものとする。
その状態からある時を境に、図10(b)に示すように、地点Aから出ていたトラフィックは地点Dへ送られるのみとなり、新たに地点Cから地点A、Bに30Mbのトラフィックが送信され始める。
このように、ネットワーク内の対地間トラフィク交流が時間と共に変わると、そのトラフィック交流状態に最適なトポロジーも変化する。
最適なトポロジーを計算するためには、先に挙げたBXCQなどのCSPFアルゴリズムを用いればよい。
しかし、CSPFアルゴリズムだけでは、ネットワークトポロジーは何も変わっておらず、CSPFアルゴリズムで得られた最適なトポロジーに変え、実際にネットワークの帯域利用効率を上げるためには、「パス切り替え」の動作が不可欠である。
これまでに、1つのレイヤ内でのパス切り替え方法は提案されている。その1例を挙げる。
(1)Make-before-break法
トラフィックを古いパスから新しいパスヘ切り替える際に、トラフィックを移し終えてから古いパスを削除することで、トラフィックの瞬断を少なくパス切り替えを行う方法。(例えば、非特許文献3参照)
なお、本願発明に関連する先行技術文献としては以下のものがある。
栗本崇,宮村崇,青木道宏,井上一郎,松浦伸昭,小島久史,漆谷重雄,"マルチレイヤサービスネットワークアーキテクチャの提案、"信学技法 TECHNICAL REPORT OF IEICE,PN2003-6(2003-09). Kohei Shiomoto, Eiji Oki, Masaru Katayama, Wataru Imajuku and Naoaki Yamanaka,"Dynamic multi-layer traffic engineering in GMPLS networks,"ISS2002. "Extensions to RSVP for LSP Tunnels," RFC 3209.
これまでに、回線交換ネットワーク内のみ、そしてパケットネットワーク内のみといった1つのレイヤ内でのパス切り替えは先述したMake-before-break法などにより行われている。
しかし、上位レイヤのトラフィックを考慮して下位レイヤのパス配置を決めるような、2つのレイヤを考慮したパス切り替え方法はこれまで提案されていない。
先に挙げた2つのレイヤを考慮したCSPFであるBQCX法でも、上位レイヤのトラフィック量と下位レイヤのパスを考慮した動的な経路制御を行うことを日的としているものの、実際のパス切り替え方法までは考慮していない。
また、今まで使用していたパスである旧パスを削除した後に、代わりに使用するために新しく確立する新パスを張るようなパス切り替え方法では、切り替えにかかる時間が長くなる。
その結果、トラフィックの瞬断が長くなり、例えば、配信している映像や音楽が一時中断してしまうなどの問題が生じる。
特に、上位レイヤのトラフィックを考慮して下位レイヤのパス配置を決めるようなネットワークでは、上位レイヤと下位レイヤを連携させてパス切り替えを行うため、2段階の切り替え手順を要する。
そのため、パス切り替えにかかる時間を短くして、旧パスの削除・新パスの設定を行うことが重要となる。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、複数のユーザーグループが存在するネットワークにおいて、下位レイヤのパスを適宜追加・削除し、引き続き上位レイヤのパスの経路を再計算することで帯域収容効率のよいパス配置にするための動的なパス切り替えを行う過程で、瞬断を最小限に抑え、流れるトラフィックに与える影響を少なくする為のパス切り替え方法およびパス切り替え制御装置を提供することにある。
また、本発明は、前述のパス切替方法をコンピュータに実行させるためのパス切替プログラムを提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
前述した問題点を解決するために、本発明では、上位レイヤと下位レイヤが存在するネットワーク内にユーザーグループが複数存在する場合に、下位レイヤのパスを適宜追加・削除し、引き続き上位レイヤのパスの経路を再計算することで帯域収容効率のよいパス配置にするための動的なパス切り替えを行う過程で、トラフィックを切り替えた後に、旧上位レイヤパスと、削除可能な旧下位レイヤパスを削除することにより、瞬断を最小限に抑え、流れるトラフィックに与える影響を少なくすることを特徴とする。
また、本発明では、上位レイヤのノードに、上位、下位のパスを判断する機能を持たせることで、ノードが独自に下位レイヤと上位レイヤの一連の動的なパス切り替えを行うことを特徴とする。
また、本発明では、前述のパス切り替え方法を実行するパス切り替え制御装置が、ネットワーク内の各ノードを一括して集中的に管理・制御する目的で専用に使用されることを特徴とする。
また、本発明では、前述のパス切り替え方法を実行するパス切り替え制御装置が、ネットワーク内の各ノードに付属してノードを管理・制御することを特徴とする。
また、本発明は、前述のパス切り替え方法におけるパス切り替え制御装置の手順をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
本発明によれば、流れるトラフィックに与える影響を最小限に抑え、動的にパスを切り替えることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
[実施例1]
まず、本発明の実施例1のパス切り替え制御装置が適用されるネットワーク構成について説明する。
図1は、本実施例のパス切り替え制御装置が適用されるネットワークの概念図であり、回線交換ネットワークにパケットネットワークが収容されているネットワークの概念図である。
図1に示すネットワークは、スイッチ(A1,B1,C1,D1)と、ルーター(A2,B2,C2,D2)と、パス切り替え制御装置10とから構成される。
スイッチ(A1,B1,C1,D1)は、波長やTDMのデータを転送する役割を持ち、各スイッチ同士は物理リンクで接続され、回線交換ネットワークを構成する。
ルーター(A2,B2,C2,D2)は、スイッチ(A1,B1,C1,D1)と接続され、各スイッチ(A1,B1,C1,D1)にデータを受け渡すことでパケットを転送する機能を持つ。
各ルーター同士は、下位レイヤのパスを設定することで提供される論理パスで接続され、パケットネットワークを構成する。
このようなネットワークでは、上位レイヤが下位レイヤに収容され、下位レイヤが上位レイヤヘ仮想トポロジーを提供する。
なお、上位レイヤとは、自ネットワークより相対的に下位に位置するネットワークに収容されるコネクションレス型またはコネクション型ネットワークを意味し、下位レイヤとは、自ネットワークより相対的に上位に位置するネットワークを収容するコネクション型ネットワークを意味する。
上位レイヤとしては、IPやEthernet、またはIPのパケットにラベルをつけて転送するMPLSのネットワーク、下位レイヤとしてはTDMやWDMネットワークを対象とする。
パス切り替え制御装置10は、ネットワーク内にユーザーグループが複数存在する場合に、対象となるユーザーグループに属するユーザーのみの何らかの清報を収集し、その情報をもとに同じユーザーグループに属するユーザー間のみでパス設計を行うための経路計算を行い、その計算結果をもとに、各ルーターとパス確立に必要な情報をやり取りする。
図2は、本実施例のパス切り替え制御装置10の概略構成を示すブロック図である。
同図に示すように、パス切り替え制御装置10は、経路計算部11と、パス情報記憶部12と、ルーティング情報記憶部13と、メンバーシップ情報記憶部14と、上位レイヤ情報記憶部15と、パス情報制御部16と、外部装置との制御インターフェース17と、ルーティング情報制御部18とを備える。
各部の機能や、上述したアルゴリズムを実施するのに必要な情報が機能ブロックにどのように対応しているかを、図3の表に示す。
(1)経路計算部11は、ネットワークのパス計算を行う。
(2)パス情報記憶部12は、ネットワーク内の上位/下位レイヤのパス情報、上位レイヤのパスが使用している下位レイヤリンク情報、上位レイヤのパスのトラフィック情報を収集し、格納する。
(3)ルーティング情報記憶部13は、上位/下位レイヤのトポロジー情報や、リンクコスト・残余帯域情報を格納する。
(4)メンバーシップ情報記憶部14は、ユーザー情報を管理、格納する。
(5)上位レイヤ情報記憶部15は、パス情報記憶部とメンバーシップ情報記憶部の情報から、ユーザー毎の上位レイヤ情報を作成し、内部のデータベース151に格納する。
(6)パス情報制御部16は、上位レイヤ、下位レイヤのパス確立の流れを制御する。
(7)外部装置との制御インターフェース17は、パス確立・解除の命令、それに伴う情報を外部装置(ここでは、ルーター)に送出する。
(8)ルーティング情報制御部18は、ネットワーク内のリンクにコストをつけるための情報を収集し、経路計算に必要なリンクコスト情報をルーティング情報記憶部13に伝える。
これまでに、1つのレイヤ内でのパス切り替えは行われている。しかし、上位レイヤのトラフィックを考慮して下位レイヤのパス配置を決めるようなネットワークで重要な、上位レイヤと下位レイヤの2レイヤのパスを同時に考慮しながら、両レイヤのパス切り替えを行う方法はこれまで考慮されていない。
本実施例では、下位レイヤのパスを適宜追加・削除し、引き続き上位レイヤのパスの経路を再計算することで帯域収容効率のよいパス配置にするための動的なパス切り替えを行う過程で、瞬断を最小限に抑え、流れるトラフィックに与える影響を少なくする為のパス切り替え方法を提供することで上記問題を解決する。
パス切り替えを行うための経路計算には、例えば、MILP(Mixed Integer Linier Program:混合整数線形計画)法などがある。
図4は、本発明の実施例のパス切り替え方法を説明するためのフローチャートであり、上位レイヤのトラフィックを考慮して下位レイヤのパス配置を決めるようなネットワークにおける動的なパス切り替え動作を説明するためのフローチャートである。
なお、図4では、同じユーザーグループに属するユーザー間のみでパスを張るための経路は既に計算されているものとする。
まず始めに、経路計算の結果、新しく追加することになった下位レイヤパスを張る(ステップ101)。
次に、ステップ101で完成した新しい下位レイヤトポロジー上に上位レイヤパスを張る(ステップ102)。
上位レイヤパスは、ネットワーク内の全ルーター間に確立してもいいし、特定のルーター間に対してのみ確立してもいい。
上位、下位の両方のパスが張り終えたら、流れているトラフィックを旧パスから新パスヘと切り替える(ステップ103)。
そして、トラフィックを切り替えた後に、旧上位レイヤパスを削除する(ステップ104)。
このように、旧上位レイヤパスの削除をトラフィック切り替え後に行うことで、瞬断を最小限に抑え、流れるトラフィックし与える影響を少なくすることができる。
次に、旧上位レイヤパスを削除し終えたら、旧下位レイヤパスで削除できるものがあるか調べる(ステップ105)。
1本の下位レイヤパスに、複数の上位レイヤパスが収容されている場合もあるため、1本でも上位レイヤパスを収容している下位レイヤパスは削除できない。
パス切り替えが終了した時点で、不必要な下位レイヤパスを削除することで、ネットワーク全体で帯域を無駄なく使用することが可能となる。
ステップ105で、削除できる下位レイヤパスが存在しなければ、この時点でパス切り替えが終了し、新しいパス配置が完成したことになる。
また、ステップ105で、削除できる下位レイヤパスが存在した場合には、その下位レイヤパスを削除し(ステップ106)、パス切り替えを終了する。
次に、先に挙げたパス切り替え動作を行うために、パス切り替え制御装置10とルーター(A2,B2,C2,D2)間でどのようなやり取りが行われるかを説明する。
ここでは、ルーター(A2,B2,C2,D2)が、パスの設定、削除を行う機能を持つものとするが、同様の作業をルーター(A2,B2,C2,D2)とは別の外部装置を用意して行ってもいい。
図5は、本実施例のパス切り替え方法において、上位、下位の各レイヤのパスを切り替える際に、パス切り替え制御装置10とルーター(A2,B2,C2,D2)間でどのようなやり取りが行われるかを説明するためのシーケンス図である。
なお、図5では、同じユーザーグループに属するユーザー間のみでパスを張るための経路は既に計算されているものとする。
まず、経路計算で新たに張ることが決まった下位レイヤパスを確立するように、パス切り替え制御装置10からルーター(A2,B2,C2,D2)に要求をする(図5の111)。
この要求は、パス切り替え制御装置内の外部装置との制御インターフェース17より出される。
なお、この要求は、パス確立に関係するルーター(A2,B2,C2,D2)のみに出してもよいし、対象としているユーザーネットワーク内にある全てのルーター(A2,B2,C2,D2)に対して情報を共有させる為に出してもよい。
また、この要求を出すパスの順番は、トラフィック量を元にしてもいいし、ホップ数を元にしてもいい。
下位レイヤパス確立要求を受けたルーター(A2,B2,C2,D2)は、その要求に沿って下位レイヤパスを確立する(図5の112)。
下位レイヤパスを張り終えたら、ルーター(A2,B2,C2,D2)が完了通知をパス切り替え制御装置10に対して送る(図5の113)。
この通知により、パス切り替え制御装置10は下位レイヤパスが無事に確立したことを確認でき、次の手順へ進む。
ここまでが、下位レイヤのパスを確立するためのやり取りである。
切り替え動作で複数本の下位レイヤパスを確立する場合は、確立すべき全ての下位レイヤパスに対するパス確立要求、パス確立、パス確立完了通知のやり取りを一度に行ってもいいし、又は確立すべき下位レイヤパス1本1本に対するパス確立要求、パス確立、パス確立完了通知のやり取りをそれぞれ行ってもいい。
後者の場合は、確立すべき下位レイヤパスが全て確立するまで、図5の111、112、113のステップを繰り返して行う。
また、要求を出すパスの順番は、トラフィック量を元にしてもいいし、ホップ数を元にしてもいい。
下位レイヤパスの確立が終了したら、次に、新規上位レイヤパスを確立するためのやり取りを行う。
新しい下位レイヤトポロジーに基づいて、そこに収容する上位レイヤパスの経路を計算によって決定したら、上位レイヤパスを確立するように、パス切り替え制御装置10からルーター(A2,B2,C2,D2)に要求をする(図5の114)。
この要求は、パス切り替え制御装置内の外部装置との制御インターフェース17より送出される。なお、この要求は、パス確立に関係するルーター(A2,B2,C2,D2)のみに出してもよいし、対象としているユーザーネットワーク内にある全てのルーター(A2,B2,C2,D2)に対して情報を共有させる為に出してもよい。
上位レイヤパスは、ネットワーク内の全ルーター(A2,B2,C2,D2)間に確立してもいいし、特定のルーター(A2,B2,C2,D2)間に対してのみ確立してもいい。また、この要求を出すパスの順番は、トラフィック量を元にしてもいいし、ホップ数を元にしてもいい。
上位レイヤパス確立要求を受けたルーター(A2,B2,C2,D2)は、その要求に沿って上位レイヤバスを確立する(図5の115)。
上位レイヤパスを張り終えたら、ルーター(A2,B2,C2,D2)が完了通知をパス切り替え制御装置10に対して送る(図5の116)。
この通知により、パス切り替え制御装置10は上位レイヤパスが無事に確立したことを確認でき、次の手順へ進む。
ここまでが、上位レイヤのパスを確立するためのやり取りである。
切り替え動作で上位レイヤパスを確立する場合には、確立すべき全ての上位レイヤパスに対するパス確立要求、パス確立、パス確立完了通知のやり取りを一度に行ってもいいし、または、確立すべき上位レイヤパス1本1本に対するパス確立要求、パス確立、パス確立完了通知のやり取りをそれぞれ行ってもいい。
後者の場合は、確立すべき上位レイヤパスが全て確立するまで、図5の114、115、116のステップを繰り返して行う。
また、要求を出すパスの順番は、トラフィック量を元にしてもいいし、ホップ数を元にしてもいい。
上位、下位の両方のパスが張り終えたら、流れているトラフィックを旧パスから新パスヘと切り替えるためのやり取りを行う。
始めに、旧パスからそれに対応した新パスにトラフィックを切り替えるように、パス切り替え制御装置10からルーター(A2,B2,C2,D2)に要求をする(図5の117)。
この要求は、パス切り替え制御装置内の外部装置との制御インターフェース17より送出される。なお、この要求は、パス確立に関係するルーター(A2,B2,C2,D2)のみに出してもよいし、対象としているユーザーネットワーク内にある全てのルーター(A2,B2,C2,D2)に対して情報を共有させる為に出してもよい。
また、この要求を出すパスの順番は、トラフィック量を元にしてもいいし、ホップ数を元にしてもいい。
トラフィック切り替え要求を受けたルーター(A2,B2,C2,D2)は、その要求に沿って旧パスから新パスヘトラフィックを切り替える(図5の118)。
旧パスから新パスにトラフィックを切り替えたら、ルーター(A2,B2,C2,D2)が完了通知をパス切り替え制御装置10に対して送る(図5の119)。
この通知により、パス切り替え制御装置10は旧パスから新パスにトラフィックが切り替わった事を確認でき、次の手順へ進む。
ここまでが、旧パスから新パスにトラフィックを切り替えるためのやり取りである。
トラフィックを切り替える場合には、トラフィックを切り替えるべき新旧パスに対して、一度にトラフィック切り替え要求、トラフィック切り替え、トラフィック切り替え完了通知のやり取りを行ってもいいし、または、トラフィックを切り替えるべき新旧パス1組1組に対してトラフィック切り替え要求、トラフィック切り替え、トラフィック切り替え完了通知のやり取りを行ってもいい。
後者の場合は、トラフィックを切り替えるべき全てのパスに対してトラフィック切り替えを終えるまで、図5の117、118、119のステップを繰り返して行う。
トラフィックの切り替えが終了したら、次に旧上位レイヤパスを削除するためのやり取りを行う。
始めに、旧上位レイヤパスを削除するように、パス切り替え制御装置10からルーター(A2,B2,C2,D2)に要求をする(図5の120)。
この要求は、パス切り替え制御装置内の外部装置との制御インターフェース17より送出される。なお、この要求は、パス削除に関係するルーター(A2,B2,C2,D2)のみに出してもよいし、対象としているユーザーネットワーク内にある全てのルーター(A2,B2,C2,D2)に対して情報を共有させる為に出してもよい。
また、この要求を出すパスの順番は、トラフィック量を元にしてもいいし、ホップ数を元にしてもいい。
旧上位レイヤパス削除要求を受けたルーター(A2,B2,C2,D2)は、その要求に沿って旧上位レイヤパスを削除する(図5の121)。
旧上位レイヤパスを削除し終えたら、ルーター(A2,B2,C2,D2)が完了通知をパス切り替え制御装置10に対して送る(図5の122)。
この通知により、パス切り替え制御装置10は、旧上位レイヤパスが無事に確立したことを確認でき、次の手順へ進む。
ここまでが、旧上位レイヤのパスを削除するためのやり取りである。
旧上位レイヤパスを削除する場合には、削除すべき全ての旧上位レイヤパスに対して、一度にパス削除要求、パス削除、パス削除完了通知のやり取りを行ってもいいし、または、削除すべき旧上位レイヤパス1本1本に対してパス削除要求、パス削除、パス削除完了通知のやり取りを行ってもいい。
後者の場合は、削除すべき旧上位レィヤパスが全て削除されるまで、図5の120、121、122のステップを繰り返して行う。
また、要求を出すパスの順番は、トラフィック量を元にしてもいいし、ホップ数を元にしてもいい。
このように、旧上位レイヤパスの削除をトラフィック切り替え後に行うことで、瞬断を最小限に抑え、流れるトラフィックに与える影響を少なくすることができる。
旧上位レイヤパスを削除し終えたら、次に旧下位レイヤパスを削除する。
まず始めにパス切り替え制御装置側で、下位レイヤパスに上位レイヤパスが収容されているかどうかを調べ、上位レイヤパスを収容しておらず、削除可能な下位レイヤパスを探す(図5の123)。
ここで、削除可能な下位レイヤパスが存在しなければ、この時点でパス切り替えが終了し、新しいトポロジーでのトラフィック交換が行われる。
削除可能な旧下位レイヤパスが存在する場合には、まず削除することが決まった旧下位レイヤパスを削除するように、パス切り替え制御装置10からルーター(A2,B2,C2,D2)に要求をする(図5の124)。
この要求は、パス切り替え制御装置内の外部装置との制御インターフェース17より送出される。なお、この要求は、パス削除に関係するルーター(A2,B2,C2,D2)のみに出してもよいし、対象としているユーザーネットワーク内にある全てのルーター(A2,B2,C2,D2)に対して情報を共有させる為に出してもよい。
また、この要求を出すパスの順番は、トラフィック量を元にしてもいいし、ホップ数を元にしてもいい。
旧下位レイヤパス削除要求を受けたルーター(A2,B2,C2,D2)は、その要求に沿って下位レイヤパスを削除する(図5の125)。
旧下位レイヤパスを削除し終えたら、ルーター(A2,B2,C2,D2)が完了通知をパス切り替え制御装置10に対して送る(図5の126)。
この通知により、パス切り替え制御装置10は下位レイヤパスが無事に削除されたことを確認できる。
ここまでが旧下位レイヤのパスを削除するためのやり取りである。
旧下位レイヤパス削除の動作で複数本の旧下位レイヤパスを削除する場合は、削除すべき全ての旧下位レイヤパスに対して、一度にパス削除要求、パス削除、パス削除完了通知のやり取りを行ってもいいし、または、削除すべき下位レイヤパス1本1本に対してパス削除要求、パス削除、パス削除完了通知のやり取りを行ってもいい。
後者の場合は、削除すべき下位レイヤパスが全て削除されるまで、図5の124、125、126のステップを繰り返して行う。
また、要求を出すパスの順番は、トラフィック量を元にしてもいいし、ホップ数を元にしてもいい。
以上で、上位レイヤと下位レイヤを考慮したパス切り替えが完了する。
このやり取りに伴うネットワークトポロジーの状態を表した図を図6に示す。
パス切り替えを行う直前のネットワークトポロジーを図6(a)のように想定する。
点線は上位レイヤのパスを表しており、太点線は下位レイヤのパスを1本だけ通って始終点ノードが結ばれているパス、細点線は複数本の下位レイヤパスを通って始終点ノードが結ばれているパスである。
図6におけるパス切り替えの目的は、トラフィックの多い始終点ノード間を下位レイヤパス1本のみで結び、不要な下位レイヤを削除することでで、帯域をより有効に使えるネットワークトポロジーに変更することである。
図6(a)の状態から、図5の111、112、113のステップを終えた後のネットワークトポロジーは図6(b)のようになる。
旧下位/上位レイヤパスはそのままで、新下位レイヤパスが確立されている。
図6(b)の状態から、図5の114、115、116のステップを終えた後のネットワークトポロジーは図6(c)のようになる。
新しい下位レイヤトポロジーをもとに、上位レイヤのパスの経路が再計算され、トラフィックの多い対地間は1本の下位レイヤパスのみで結ばれ、トラフィックの少ない対地間は複数本の下位レイヤパスを経由して結ばれる。
図6(c)の状態から、図5の117、118、119のステップを通してトラフィックが旧パスから新パスに切り替わった後、図5の120、121、122のステップで旧上位レイヤパスを削除し、さらに、図5の124、125、126のステップで旧下位レイヤパスを削除し終えた後のネットワークトポロジーは図6(d)のようになる。
ここで遂に新しいネットワークトポロジーが完成する。
なお、前述のパス切り替え方法において、パス切り替え制御置10の手順は、コンピュータに実行させることも可能であり、その場合には、コンピュータ内のハードディスクなどに格納されるパス切り替えプログラムを、コンピュータが実行することにより行われる。
このパス切り替えプログラムは、CD−ROMなどの記録媒体、あるいは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線のように情報を伝送する機能を有する伝送媒体により供給される。
また、このパス切り替えプログラムは、上述した処理の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した処理を別の装置に既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
このように、本実施例によれば、上位レイヤのパスが下位レイヤのパスに収容され、上位レイヤと下位レイヤの連携を取るネットワークにおいて、上位レイヤの所定の情報を考慮して下位レイヤのパスを適宜追加・削除し、引き続き上位レイヤのパスの経路を再計算することで帯域収容効率のよいパス配置にするための動的なパス切り替えを行う過程で、瞬断を最小限に抑え、流れるトラフィックに与える影響を少なくすることが可能である。
[実施例2]
前述の実施例1では、パス切り替え制御装置10からの要求の後に、上位レイヤのノードであるルーター(A2,B2,C2,D2)が下位レイヤパス、上位レイヤパスの確立や削除を行っていた。
前述のパス切り替え方法は、上位レイヤのノードに上位/下位のパスを判断する機能(例えば、パス切り替え制御装置内のパス情報制御部16のような機能)を持たせることで、ノードが独自に下位レイヤと上位レイヤの一連の動的なパス切り替えを行う場合にも適用可能である。なお、前述したように、同様の作業をルーター(A2,B2,C2,D2)とは別の外部装置を用意して行ってもいい。
この場合の、上位、下位の各レイヤのパスを切り替える際に、パス切り替え制御装置10とルーター(A2,B2,C2,D2)間でどのようなやり取りが行われるかを説明するためのシーケンスは図7のようになる。
新パス確立、トラフィック切り替え、旧パス削除の順番は、トラフィック量を元にしてもいいし、ホップ数を元にしてもいい。
まず、経路計算で新たに張ることが決まった新規パスを確立するように、パス切り替え制御装置10からルーター(A2,B2,C2,D2)に要求をする(図7の131)。
この要求は、パス切り替え制御装置内の外部装置との制御インターフェース17より出される。なお、この要求は、パス確立に関係するルーター(A2,B2,C2,D2)のみに出してもよいし、対象としているユーザーネットワーク内にある全てのルーター(A2,B2,C2,D2)に対して情報を共有させる為に出してもよい。
新規パス確立要求を受けたルーター(A2,B2,C2,D2)は、その要求に沿って下位、上位の各レイヤパスを確立する(図7の132、133)。
新規パスを張り終えたら、ルーター(A2,B2,C2,D2)が新規パス完了通知をパス切り替え制御装置10に対して送る(図7の134)。
この通知により、パス切り替え制御装置10は下位レイヤパスが無事に確立したことを確認でき、次の手順へ進む。
次に、旧パスからそれに対応した新パスにトラフィックを切り替えるように、パス切り替え制御装置10からルーター(A2,B2,C2,D2)に要求をする(図7の135)。
この要求は、パス切り替え制御装置内の外部装置との制御インターフェース17より送出される。なお、この要求は、パス確立に関係するルーター(A2,B2,C2,D2)のみに出してもよいし、対象としているユーザーネットワーク内にある全てのルーター(A2,B2,C2,D2)に対して情報を共有させる為に出してもよい。
また、この要求を出すパスの順番は、トラフィック量を元にしてもいいし、ホップ数を元にしてもいい。
トラフィック切り替え要求を受けたルーター(A2,B2,C2,D2)は、その要求に沿って旧パスから新パスヘトラフィックを切り替える(図7の136)。
旧パスから新パスにトラフィックを切り替えたら、ルーター(A2,B2,C2,D2)がトラフィック切り替え完了通知をパス切り替え制御装置10に対して送出する(図7の137)。
この通知により、パス切り替え制御装置10は旧パスから新パスにトラフィックが切り替わった事を確認でき、次の手順へ進む。
次に、パス切り替え制御装置側で、下位レイヤパスに上位レイヤパスが収容されているかどうかを調べ、上位レイヤパスを収容しておらず、削除可能な下位レイヤパスを探す(図7の138)。
削除可能な下位レイヤパスがある場合には、旧パスを削除するように、パス切り替え制御装置10からルーター(A2,B2,C2,D2)に要求をする(図7の139)。
この要求は、パス切り替え制御装置内の外部装置との制御インターフェース17より送出される。なお、この要求は、パス削除に関係するルーター(A2,B2,C2,D2)のみに出してもよいし、対象としているユーザーネットワーク内にある全てのルーター(A2,B2,C2,D2)に対して情報を共有させる為に出してもよい。
また、この要求を出すパスの順番は、トラフィック量を元にしてもいいし、ホップ数を元にしてもいい。
旧パス削除要求を受けたルーター(A2,B2,C2,D2)は、その要求に沿って旧上位レイヤパスと、旧下位レイヤパスを削除する(図7の140、141)。
旧パスを削除し終えたら、ルーター(A2,B2,C2,D2)が旧パス削除完了通知をパス切り替え制御装置10に対して送出する(図7の142)。
以上で、上位レイヤと下位レイヤを考慮したパス切り替えが完了する。
このように、旧上位レイヤパスの削除をトラフィック切り替え後に行うことで、瞬断を最小限に抑え、流れるトラフィックに与える影響を少なくすることができる。
また、本実施例では、上位レイヤのノードが上位/下位のパスを判断する機能を持つことを前提としているため、パス切り替え制御装置側からの下位/上位レイヤのパス確立、削除の要求は一括して行われる。そのため、その要求に対する完了通知も一括して行われる。
さらに、上位/下位のパスを判断する機能を、ノード側が持つことで、パス切り替え制御装置10とルーター(A2,B2,C2,D2)間のやり取りを簡略化することができる。
[実施例3]
前述の実施例1、実施例2では、下位、上位レイヤのパスを全て確立し終えた後にトラフィックを切り替え、旧パスの削除を行っていた。
前述のパス切り替え方法において、新下位レイヤパスを全て確立した後に、新上位レイヤパスの確立、トラフィック切り替え、旧上位レイヤパス削除、削除可能な下位レイヤパスの削除、という一連の流れをパス1本ごとに行うことでも実施可能である。
この場合のパス切り替えのフローチャートは、図8のようになる。
まず始めに、経路計算の結果、新しく追加することになった下位レイヤパスを全て張る(ステップ151)。
次に、ステップ151で完成した新しい下位レイヤトポロジー上に新しく確立すべき上位レイヤパス中の1本だけ張る(ステップ152)。
ステップ152で新しい上位レイヤパスを1本張り終えたら、流れているトラフィックを旧パスから新パスヘと切り替える(ステップ153)。
そして、トラフィックを切り替えた後に、対応する旧上位レイヤパスを削除する(ステップ154)。
このように、旧上位レイヤパスの削除をトラフィック切り替え後に行うことで、瞬断を最小限に抑え、流れるトラフィックに与える影響を少なくすることができる。
対応する旧上位レイヤパスを削除し終えたら、旧下位レイヤで削除できるものがあるか調べる(ステップ155)。
1本の下位レイヤパスに、複数の上位レイヤパスが収容されている場合もあるため、1本でも上位レイヤパスを収容している下位レイヤパスは削除できない。
ステップ155で、削除できるパスがある場合にはその下位レイヤパスを削除する(ステップ156)。
このように、パス1本ごとに切り替えが終了した時点で不必要な下位レイヤパスを削除することで、特にネットワーク全体で帯域が不足している場合には、新しいパスのための帯域を確保し易くすることが可能である。
ステップ156で削除可能なパスを削除し終えた後、あるいは、ステップ155で削除できる下位レイヤパスが存在しない場合にはそのままで、他にも確立すべき新上位レイヤパスが存在するかを調べる(ステップ157)。
これ以上、新しく確立する上位レイヤパスが存在しない場合には、この時点でパス切り替えが終了し、新しいパス配置が完成したことになる。
また、他にも確立すべき新上位レイヤパスが存在する場合には、次の新上位レイヤパスを選択し(ステップ158)、新上位レイヤパスを対象としてステップ152からの処理を繰り替えす。
[実施例4]
前述の実施例1〜実施例3では、パス切り替え制御装置10は、ネットワーク内の各ノードを一括して集中的に管理・制御する目的で専用に使用される。
本実施例では、パス切り替え制御装置10は、各ルーターの内部に配置した実施例である。
図9は、本実施例のネットワークの概念図であり、同図に示すように、本実施例では、ルーター(A2,B2,C2,D2)はパス切り替え機能付きのルーターとされる。
このように、本実施例では、パス切り替え制御装置10は、各ルーター(A2,B2,C2,D2)の内部に配置され、ネットワーク内の各ノードに付属してノードを管理・制御する。
本実施例において、パス切り替え方法、パス切り替え制御装置は、実施例1〜実施例3と同様のものを使用することが可能であり、同様に、本実施例のパス切り替え方法は、パス切り替えプログラムにより、コンピュータに実行させることも可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
本発明の実施例1のパス切り替え制御装置が適用されるネットワークの概念図である。 本発明の実施例1のパス切り替え制御装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1の経パス切り替え制御装置における各部の扱う情報や、各部の機能を説明する図である。 本発明の実施例1のパス切り替え方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施例1のパス切り替え方法において、上位、下位の各レイヤのパスを切り替える際に、パス切り替え制御装置とルーター間でどのようなやり取りが行われるかを説明するためのシーケンス図である。 本発明の実施例1のパス切り替え方法における、ネットワークトポロジーの状態変化の一例を示す図である。 本発明の実施例2のパス切り替え方法において、上位、下位の各レイヤのパスを切り替える際に、パス切り替え制御装置とルーター間でどのようなやり取りが行われるかを説明するためのシーケンス図である。 本発明の実施例3のパス切り替え方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施例4のパス切り替え制御装置が適用されるネットワークの概念図である。 ネットワーク内の対地間トラフィク交流が時間と共に変わる様子を示す図である。
符号の説明
10 パス切り替え制御装置
11 経路計算部
12 パス情報記憶部
13 ルーティング情報記憶部
14 メンバーシップ情報記憶部
15 上位レイヤ情報記憶部
16 パス情報制御部
17 外部装置との制御インターフェース
18 ルーティング情報制御部
151 データベース
A1,B1,C1,D1 スイッチ
A2,B2,C2,D2 ルーター

Claims (8)

  1. 自ネットワークより相対的に下位に位置するネットワークに収容されるコネクションレス型またはコネクション型ネットワークを上位レイヤ、自ネットワークより相対的に上位に位置するネットワークを収容するコネクション型ネットワークを下位レイヤとするとき、上位レイヤと下位レイヤが存在し、下位レイヤのスイッチと接続される上位レイヤのルーターが少なくとも2つ有するネットワークであって、当該ネットワーク内に同じグループに属するユーザーとのみトラフィックをやり取りして、他のグループに属するユーザーとはトラフィックのやり取りを行わないと定義されたユーザーグループが少なくとも1個存在するネットワークにおける、同じユーザーグループに属するユーザー間のパスを切り替えるパス切り替え方法であって、
    下位レイヤパスを追加するステップ1と、
    前記ステップ1で完成した新しい下位レイヤトポロジー上に収容される新規上位レイヤパスを確立するステップ2と、
    流れているトラフィックを旧パスから新パスヘと切り替えるステップ3と、
    旧上位レイヤパスを削除するステップ4と、
    旧下位レイヤパスの中で削除可能な下位レイヤパスを削除するステップ5とを有することを特徴とするパス切り替え方法。
  2. 自ネットワークより相対的に下位に位置するネットワークに収容されるコネクションレス型またはコネクション型ネットワークを上位レイヤ、自ネットワークより相対的に上位に位置するネットワークを収容するコネクション型ネットワークを下位レイヤとするとき、上位レイヤと下位レイヤが存在し、下位レイヤのスイッチと接続される上位レイヤのルーターが少なくとも2つ有するネットワークであって、当該ネットワーク内に同じグループに属するユーザーとのみトラフィックをやり取りして、他のグループに属するユーザーとはトラフィックのやり取りを行わないと定義されたユーザーグループが少なくとも1個存在するネットワークにおける、同じユーザーグループに属するユーザー間のパスを切り替えるパス切り替え方法であって、
    ネットワーク内にパス切り替え制御装置を有し、
    前記パス切り替え制御装置が、下位レイヤパスの追加要求を前記ルーターに対して送出するステップ1と、
    前記ルーターが、下位レイヤパスを追加するステップ2と、
    前記パス切り替え制御装置が、前記ステップ2で完成した新しい下位レイヤトポロジー上に収容される新規上位レイヤパスの確立要求を前記ルーターに対して送出するステップ3と、
    前記ルーターが、新規上位レイヤパスを確立するステップ4と、
    前記パス切り替え制御装置が、トラフィック切り替え要求を前記ルーターに対して送出するステップ5と、
    前記ルーターが、流れているトラフィックを旧パスから新パスヘと切り替えるステップ6と、
    前記パス切り替え制御装置が、旧上位レイヤパスの削除要求を前記ルーターに対して送出するステップ7と、
    前記ルーターが、旧上位レイヤパスを削除するステップ8と、
    前記パス切り替え制御装置が、旧下位レイヤパスの中で削除可能な旧下位レイヤパスの削除要求を、前記ルーターに対して送出するステップ9と、
    前記ルーターが、旧下位レイヤパスを削除するステップ10とを有することを特徴とするパス切り替え方法。
  3. 自ネットワークより相対的に下位に位置するネットワークに収容されるコネクションレス型またはコネクション型ネットワークを上位レイヤ、自ネットワークより相対的に上位に位置するネットワークを収容するコネクション型ネットワークを下位レイヤとするとき、上位レイヤと下位レイヤが存在し、下位レイヤのスイッチと接続される上位レイヤのルーターが少なくとも2つ有するネットワークであって、当該ネットワーク内に同じグループに属するユーザーとのみトラフィックをやり取りして、他のグループに属するユーザーとはトラフィックのやり取りを行わないと定義されたユーザーグループが少なくとも1個存在するネットワークにおける、同じユーザーグループに属するユーザー間のパスを切り替えるパス切り替え方法であって、
    ネットワーク内にパス切り替え制御装置を有し、
    前記パス切り替え制御装置が、新規パスの確立要求を前記ルーターに対して送出するステップ1と、
    前記ルーターが、新規下位レイヤパスと、新規上位レイヤパスとを確立するステップ2と、
    前記パス切り替え制御装置が、トラフィック切り替え要求を前記ルーターに対して送出するステップ3と、
    前記ルーターが、流れているトラフィックを旧パスから新パスヘと切り替えるステップ4と、
    前記パス切り替え制御装置が、旧上位レイヤパス、および、旧下位レイヤパスの中で削除可能な旧下位レイヤパスの削除要求を、前記ルーターに対して送出するステップ5と、
    前記ルーターが、旧上位レイヤパスと旧下位レイヤパスを削除するステップ6とを有することを特徴とするパス切り替え方法。
  4. 請求項2または請求項3に記載のパス切り替え方法におけるパス切り替え制御装置の手順を、コンピュータに実行させるためのパス切り替えプログラム。
  5. 自ネットワークより相対的に下位に位置するネットワークに収容されるコネクションレス型またはコネクション型ネットワークを上位レイヤ、自ネットワークより相対的に上位に位置するネットワークを収容するコネクション型ネットワークを下位レイヤとするとき、上位レイヤと下位レイヤが存在し、下位レイヤのスイッチと接続される上位レイヤのルーターが少なくとも2つ有するネットワークであって、当該ネットワーク内に同じグループに属するユーザーとのみトラフィックをやり取りして、他のグループに属するユーザーとはトラフィックのやり取りを行わないと定義されたユーザーグループが少なくとも1個存在するネットワークにおける、同じユーザーグループに属するユーザー間のパスを切り替えるパス切り替え制御装置であって、
    下位レイヤパスの追加要求を前記ルーターに対して送出する手段と、
    新しい下位レイヤトポロジー上に収容される新規上位レイヤパスの確立要求を前記ルーターに対して送出する手段と、
    トラフィック切り替え要求を前記ルーターに対して送出する手段と、
    旧上位レイヤパスの削除要求を前記ルーターに対して送出する手段と、
    旧下位レイヤパスの中で削除可能な旧下位レイヤパスの削除要求を、前記ルーターに対して送出する手段とを有することを特徴とするパス切り替え制御装置。
  6. 自ネットワークより相対的に下位に位置するネットワークに収容されるコネクションレス型またはコネクション型ネットワークを上位レイヤ、自ネットワークより相対的に上位に位置するネットワークを収容するコネクション型ネットワークを下位レイヤとするとき、上位レイヤと下位レイヤが存在し、下位レイヤのスイッチと接続される上位レイヤのルーターが少なくとも2つ有するネットワークであって、当該ネットワーク内に同じグループに属するユーザーとのみトラフィックをやり取りして、他のグループに属するユーザーとはトラフィックのやり取りを行わないと定義されたユーザーグループが少なくとも1個存在するネットワークにおける、同じユーザーグループに属するユーザー間のパスを切り替えるパス切り替え制御装置であって、
    新規パスの確立要求を前記ルーターに対して送出する手段と、
    トラフィック切り替え要求を前記ルーターに対して送出する手段と、
    旧上位レイヤパス、および、旧下位レイヤパスの中で削除可能な旧下位レイヤパスの削除要求を前記ルーターに対して送出する手段とを有することを特徴とするパス切り替え制御装置。
  7. 前記パス切り替え制御装置は、ネットワーク内の各ルーターと接続され、ネットワーク内の各ノードを一括して集中的に管理・制御することを特徴とする請求項5または請求項6のいずれか1項に記載のパス切り替え制御装置。
  8. 前記パス切り替え制御装置は、ネットワーク内の各ルーター内に配置され、ネットワーク内の各ノードに付属してノードを管理・制御することを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれか1項に記載のパス切り替え制御装置。
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