JP2005236156A - 放熱機能を持つ筐体 - Google Patents

放熱機能を持つ筐体 Download PDF

Info

Publication number
JP2005236156A
JP2005236156A JP2004045650A JP2004045650A JP2005236156A JP 2005236156 A JP2005236156 A JP 2005236156A JP 2004045650 A JP2004045650 A JP 2004045650A JP 2004045650 A JP2004045650 A JP 2004045650A JP 2005236156 A JP2005236156 A JP 2005236156A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
housing
heat radiating
heat dissipation
cast
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004045650A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Takahashi
潔 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric FA Components and Systems Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric FA Components and Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric FA Components and Systems Co Ltd filed Critical Fuji Electric FA Components and Systems Co Ltd
Priority to JP2004045650A priority Critical patent/JP2005236156A/ja
Publication of JP2005236156A publication Critical patent/JP2005236156A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

【目的】放熱能力の増大が可能なダイキャスト成形用材製の壁部を有する放熱機能を持つ筐体を提供する。
【構成】この発明による放熱機能を持つ筐体1は、直方体状の外形の有底筒状体でその底部部分に壁部21が形成されている筐体部2、壁部21の中央部に鋳込み法により配設された放熱体3、複数の放熱フィン99および8を備え、放熱体3を除いてはADC12材を用いて一体にダイキャスト成形されている。放熱体3は6063材を用いて押出し成形により製作され、一体に形成された基部と複数の放熱フィン33とを有している。放熱フィン33では放熱フィン高さを従来例よりも高く、放熱フィン厚さTを従来例よりも薄くし、放熱フィンピッチPを従来例の場合の1/2にしている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、放熱部が形成されたダイキャスト成形用材製の壁部を有して半導体素子などの発熱体を収容する放熱機能を持つ筐体に関するものである。
半導体素子などの発熱体が発生した熱を発熱体から除去するための部材として、放熱フィンなどを一体に備えた金属材製の放熱体(ヒートシンクなどと呼ばれる場合もある。)が良く知られているが、この放熱体にはしばしばアルミニウム合金材が用いられている。そうして従来のアルミニウム合金材製の放熱体は、ダイキャスト成形または押出し成形によって全体を構成している(例えば、特許文献1参照。)。
以下、図6〜図8により従来例の放熱機能を持つ筐体を説明する。ここで図6は従来例の放熱機能を持つ筐体を示す斜視図であり、図7は図6におけるP―P断面図であり、図8は図7におけるR―R断面図である。図6〜図8において、9は、筐体部91と複数の放熱フィン99とを備えた従来例の放熱機能を持つ筐体である。筐体部91は直方体状の外形を持つ有底筒状体としての形状を有し、その底部に当たる壁部92と四周を巡る側壁部94とで囲まれた収容空間95に半導体素子などの発熱体(不図示)や、発熱体が半導体素子の場合には、この半導体素子の制御用などの関連部材(不図示)などが収容される。壁部92の収容空間95側の面には発熱体を装着する装着面93が形成されており、壁部92の収容空間95に対する反対側の面には複数の放熱フィン99が一体に形成されている。
また、筐体部91の四隅部には、収容空間95を覆う蓋体(不図示)の取付けや、筐体9をその取付け対象物に固定する際などに用いられる座部96が形成され、この座部96には、この事例の場合には貫通孔97が形成されている。筐体9では、放熱フィン99と壁部92の大部分とが、前記放熱体と同等の機能を担っている。この筐体9はその形状から押出し成形によって製作することができないことからダイキャスト成形によって製作され、その用材としては、複雑な形状を持つ筐体9を製作するのに必要な鋳造性,放熱フィン99の放熱性能の見地からの熱伝導性あるいは製造原価などを総合的に考慮して、一般的にアルミニウム合金ダイキャスト成形用材{例えば、ADC12(JIS H 5302)}が用いられている。
特開2003−17636号公報 (第3頁)
前述した従来技術による放熱機能を持つ筐体9はインバータ装置などの筐体として用いられているが、この筐体9をより大容量のインバータ装置などに適用しようとすると、次記するような問題がありその解決が望まれている。すなわち、(イ)ADC12材の熱伝導率値(25℃)は92W/m・℃程度であり、アルミニウム合金押出し成形用材である6063(JIS H 4100)材の熱伝導率値の200W/m・℃程度よりも大幅に小さいので、熱伝導による温度降下量が大きい。このために、同一形状・寸法の放熱フィンで比較した場合に、その放熱能力は6063材を用いたものに対してかなり劣る。
(ロ)壁部92などの壁部の単位面積当たり放熱能力を増大させるには、壁部に形成する放熱フィン(放熱フィン99など)の相互間隔(ピッチ)の短縮化による放熱フィン枚数の増加や放熱フィンの高さの増大により放熱面積の増大を図る必要がある。しかし、アルミニウム合金ダイキャスト成形により製作される壁部では、放熱フィンピッチ(N)と放熱フィン高さ(L)との間には、トング比(L/N)≦5を満足しなければならないとの制約条件が有り、また、抜き勾配(θ)を1度以上にする必要が有るとの制約もある{N,Lおよびθについては図9(図7のS部と同等部位を示した説明図)を参照。}。
筐体9はすでに前記制約条件を考慮した放熱フィンの形状・寸法としているので、これ以上に単位面積当たりの放熱フィン枚数の増加や放熱フィン高さ(L)の増大を図ることは困難である。(ハ)前記(イ),(ロ)項に記述したことから、筐体9のより大容量のインバータ装置などへの適用は不可能であった。したがってこの発明の目的は、放熱能力の増大が可能なダイキャスト成形用材製の壁部を有する放熱機能を持つ筐体を提供することにある。
この発明では前述の目的は、
1)発熱体を収容しこの発熱体で発生した熱を除去する放熱部が形成されたアルミニウム合金ダイキャスト成形用材製の壁部を有する放熱機能を持つ筐体において、前記壁部の前記発熱体の装着部と前記放熱部の少なくとも主要部とを含む部位に、アルミニウム合金ダイキャスト成形用材よりも高い熱伝導率を持つアルミニウム系材料が用いられた放熱体を備え、この放熱体は前記壁部がダイキャスト成形される際に一体に鋳込まれること、または、
2)前記1項に記載の手段において、前記放熱体に用いられるアルミニウム系材料はアルミニウム合金押出し成形用材であり、前記放熱体は押出し成形により形成されること、または、
3)発熱体を収容しこの発熱体で発生した熱を除去する放熱部が形成されたアルミニウム合金ダイキャスト成形用材製の壁部を有する放熱機能を持つ筐体において、前記壁部の前記発熱体の装着部が形成される部位にこの発熱体を装着するための装着面および放熱体を取付けるための取付面とを有してアルミニウム合金押出し成形用材と同等もしくはそれよりも高い熱伝導率を持つアルミニウム系材料が用いられた取付用部材を備えると共に、この取付用部材の取付面に取付けられた前記放熱体とを備え、前記取付用部材は前記壁部がダイキャスト成形される際に一体に鋳込まれ、前記放熱体は前記壁部に鋳込まれた取付用部材に取付けられること、さらにまたは、
4)前記3項に記載の手段において、前記放熱体に用いられる材料はアルミニウム合金押出し成形用材であり、前記放熱体は押出し成形により形成されることにより達成される。
この発明による放熱機能を持つ筐体では、前記課題を解決するための手段の項で述べた構成とすることで、次記の効果を得られる。
(1)前記課題を解決するための手段の項の第(1)項,第(2)項による構成とすることで、放熱体は、例えば、押出し成形によって製作され、その用材としては6063材などのアルミニウム合金押出し成形用材が用いられる。押出し成形によって製作された放熱体の放熱フィンは、ダイキャスト成形によって製作される放熱フィンの場合とは異なってトング比や抜き勾配による制約を受けないことから、そのフィン形状としては放熱フィン高さを従来例の放熱フィンの場合よりも高く、放熱フィン厚さを従来例の放熱フィンの場合よりも薄くできる。さらに、この発明による放熱フィンでは、放熱フィン厚さを従来例の放熱フィンの場合よりも薄く,抜き勾配無しでできることから、放熱フィンピッチを、例えば、従来例の放熱フィンの場合の1/2にできる。これ等のことにより、放熱体の放熱面積を従来例の場合よりも大幅に増大することが可能になる。
さらに、放熱体のアルミニウム合金押出し成形用材が6063材である場合を例に採ると、その熱伝導率値が、前述したところにより、従来例に用いられているADC12材の熱伝導率値よりも大幅に大きいので、熱伝導による温度降下量はADC12材が用いられた場合よりも大幅に低減される。すなわち、アルミニウム合金押出し成形用材を用いて押出し成形によって製作されたこの発明による放熱体を適用することにより、筐体は放熱面積の増大と熱伝導率値の増大とを同時に獲得することができ、これによって筐体の放熱能力が大幅に増大されるので、従来例の筐体を適用したインバータ装置の最大出力値が5kW前後程度であるのに対して、この発明による筐体を適用したインバータ装置の場合には、従来例の筐体を適用したインバータ装置の最大出力値が同一体積で50%程度大きくすることが可能になる。また、
(2)前記課題を解決するための手段の項の第(3)項,第(4)項による構成とすることで、放熱体が筐体部のダイキャスト成形工程に直接に関わらずに済むのでその形状・寸法・用材・構成などの自由な設定が可能になる。このことにより、例えば、6063材などを用いて押出し成形によって製作された放熱体を採用する場合には、前記(1)項の場合よりも放熱体の放熱能力が増大されるように、その放熱フィン高さ,放熱フィン厚さ,放熱フィンピッチや、放熱フィン枚数,放熱フィン長さを設定することができる。また、用材にアルミニウム材や銅材などを用い、その構成に冷却技術分野では周知の冷却液循環式,沸騰冷却式,ヒートパイプ式などを適用した放熱体を採用する場合には、その放熱能力のさらなる増大が可能になる。こうしたことにより、この発明が対象とする放熱機能を持つ筐体を適用可能なインバータ装置などの最大出力値を、前記(1)項の場合よりも増大することが可能になる。
以下この発明を実施するための最良の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明においては、図6〜図8に示した従来例の放熱機能を持つ筐体9と同一部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。
『実施の形態1』図1はこの発明の実施の形態の一例による放熱機能を持つ筐体を示す斜視図であり、図2は図1におけるA―A断面図であり、図3は図2におけるB―B断面図である。図1〜図3において、1は、筐体部2,放熱体3と複数の放熱フィン99および8とを備えたこの発明による放熱機能を持つ筐体である。筐体部2は直方体状の外形を持つ有底筒状体としての形状を有し、その底部に当たる壁部21と四周を巡る側壁部94とによって収容空間95が形成されていることは、従来例の筐体9の場合と同様である。筐体部2の壁部21のほぼ中央部には、この発明による筐体1の特徴的な構成要素である放熱体3が鋳込み法によって配設されている。
放熱体3は基部31と複数の放熱フィン33とを有し、基部31の収容空間95側の面には発熱体(不図示)を装着するための装着面32が形成されており、放熱フィン33は基部31の収容空間95に対する反対側の面に一体に形成されている。装着面32の形状・寸法は、例えば、従来例の筐体9の装着面93と同等である。放熱フィン8は放熱フィン99と同一のフィン形状・寸法およびフィンピッチを持っており、放熱体3が配設されたことによって、放熱フィン99の長さ方向の中央部が欠如されたものとみなすこともできる。筐体1では、筐体部2と放熱フィン99および8とには、筐体9の場合と同様に、ADC12材などのアルミニウム合金ダイキャスト成形用材が用いられる。
また放熱体3は押出し成形によって製作され、その用材としては6063材などのアルミニウム合金押出し成形用材が用いられる。押出し成形によって製作された放熱体3の放熱フィン33は、ダイキャスト成形によって製作される放熱フィン99の場合とは異なって前記トング比や抜き勾配による制約を受けないことから、そのフィン形状としては放熱フィン高さLを放熱フィン99の場合よりも高く、放熱フィン厚さTを放熱フィン99の場合よりも薄くしている。そうして放熱フィン33では、放熱フィン厚さTを放熱フィン99の場合よりも薄くしていることから、放熱フィンピッチPを放熱フィン99の場合の1/2程度にしている。
図1〜図3に示すこの発明の実施の形態の一例による放熱機能を持つ筐体1では前述の構成としたので、壁部21などの壁部の単位面積当たりの放熱体3の放熱面積は、従来例の筐体9の場合よりも大幅に増大される。また、放熱体3は用材にアルミニウム合金押出し成形用材が用いられており、この用材に6063材が用いられた場合にはその熱伝導率値が、前述したところにより、従来例に用いられているADC12材の熱伝導率値よりも大幅に大きいので、熱伝導による温度降下量は従来例のADC12材が用いられた場合よりも大幅に低減される。
すなわち、アルミニウム合金押出し成形用材を用いて押出し成形によって製作される放熱体3を適用することにより、筐体1は放熱面積の増大と熱伝導率値の増大とを同時に獲得することができ、これによって筐体1の放熱能力が大幅に増大されるので、放熱部が形成されたダイキャスト成形用材製の壁部を有する放熱機能を持つ筐体を、より大容量のインバータ装置などに適用することができるようになる。発明者の検討結果によれば、従来例の筐体9を適用したインバータ装置の最大出力値は5kW前後程度であるのに対して、この発明による筐体1を適用したインバータ装置の場合には最大出力値を数十kW級にすることができる。
『実施の形態2』図4はこの発明の実施の形態の異なる例による放熱機能を持つ筐体を示すその縦断面図であり、図5は図4におけるC―C断面図である。図4,図5において、4は、筐体部5,取付用部材6および放熱体7を備えたこの発明による放熱機能を持つ筐体である。筐体部5は直方体状の外形を持つ有底筒状体としての形状を有し、その底部に当たる壁部51と四周を巡る側壁部94とによって収容空間95が形成されていることは、従来例の筐体9の場合と同様である。筐体部5の壁部51のほぼ中央部には、放熱体7と共にこの発明による筐体4の特徴的な構成要素である取付用部材6が鋳込み法によって配設されている。
取付用部材6はこの事例の場合には平板状の矩形状体であり、その収容空間95側の面には発熱体(不図示)を装着するための装着面61が、収容空間95に対する反対側の面には放熱体7を取付けるための取付面62がそれぞれ形成されている。装着面61の形状・寸法は、例えば、従来例の筐体9の装着面93と同等である。放熱体7は筐体部5に鋳込まれた状態の取付用部材6の取付面62に取付けられる。この放熱体7は基部71と複数の放熱フィン72とを有し、基部71の取付用部材6側の面には取付面62と当接される装着面73が形成されており、放熱フィン72は基部71の装着面73に対する反対側の面に一体に形成されている。
筐体4では、筐体部5には筐体9の場合と同様に、ADC12材などのアルミニウム合金ダイキャスト成形用材が用いられる。取付用部材6には、例えば、A1050P材(JIS H 4000)などの商用純アルミニウム材製の板材や条材などが用いられる。A1050P材の熱伝導率値(25℃)は234W/m・℃程度であり、6063材の熱伝導率値の200W/m・℃程度に対しても17%程度大きい。また、放熱体7はこの発明の筐体1の放熱体3と同様に押出し成形によって製作され、その用材としては6063材などのアルミニウム合金押出し成形用材が用いられる。
放熱体7の放熱フィン高さL,放熱フィン厚さTおよび放熱フィンピッチPは、この事例の場合には放熱体3の放熱フィン高さL,放熱フィン厚さTおよび放熱フィンピッチPと同一値にしている。ただし放熱体7では、放熱体7が筐体部5のダイキャスト成形工程に直接に関わらずに済むのでその形状・寸法を自由に設定できることから、図4,図5からも分かるように、その放熱フィン72の枚数および長さを放熱体3の場合よりも大きく設定している。
図4,図5に示すこの発明の実施の形態の異なる例による放熱機能を持つ筐体4では前述の構成としたので、放熱体7の放熱能力はこの発明の筐体1の放熱体3の場合よりも増大される。そうして発熱体で発生した熱は、発熱体→装着面61→取付用部材6→取付面62→装着面73→放熱体7(基部71→放熱フィン72)→外気の経路で外気に放散される。取付用部材6内を流れる熱は、大きな熱伝導率値を持つA1050P材などで作製された取付用部材6中では僅かな温度降下によって取付面62に伝わる。また、放熱体7ではこの発明の筐体1の放熱体3と同様の熱伝導率値の大きな材料が用いられているので、放熱体7に伝えられた熱は、従来例の筐体9の冷却フィン99の場合よりも小さい温度降下によって放熱フィン72の放熱面まで伝えられる。放熱フィン72に伝えられた熱は、冷却フィン99の場合より広いことは勿論のこと、放熱体3の放熱フィン33よりも広い放熱面積を持つ放熱フィン72から外気に放散される。このことにより、筐体4はこの発明の筐体1の場合よりもさらに大容量のインバータ装置などに適用することができるようになる。
「実施の形態2」の項の前述の説明では、放熱体7の放熱フィン高さL,放熱フィン厚さTおよび放熱フィンピッチPは、放熱体3の放熱フィン高さL,放熱フィン厚さTおよび放熱フィンピッチPと同一値であるとしてきたが、これに限定されるものではなく、例えば、放熱フィン高さL,放熱フィン厚さTおよび放熱フィンピッチPのそれぞれの値は、放熱フィン高さL,放熱フィン厚さTおよび放熱フィンピッチPのそれぞれの値とは異なったものであってもよい。
また前述の説明では、筐体4が備える放熱体7はアルミニウム合金押出し成形用材を用いて押出し成形によって製作されるとしてきたが、これに限定されるものではなく、例えば、用材には銅材などを用いてもよく、またその構成は、冷却技術分野では周知の高い熱伝達性能を持つ冷却液循環式,沸騰冷却式,ヒートパイプ式などを適用したものであってもよいものである。こうしたことにより、この発明が対象とする放熱機能を持つ筐体を適用可能なインバータ装置などの最大出力値のさらなる増大が可能になる。さらにまた、前述の説明では、筐体4が備える筐体部5には放熱フィン(放熱フィン99など)が設けられないとしてきたが、これに限定されるものではなく、例えば、必要な場合には適宜の放熱フィンを設けてもよいことは勿論のことである。
「発明を実施するための最良の形態」の項の前述の説明では、筐体部2および筐体部5は四周を巡る側壁部94を有して直方体状の外形を持つとしてきたが、これに限定されるものではなく、例えば、側壁部は四周の一部のみに配設しても、または全く配設しなくてもよい。そうして、こうした場合には、蓋体(不図示)を箱状にするなどして、収容空間95と同等の容積・形状を持つ半導体素子などの発熱体などを収容するための収容空間を確保すればよい。
この発明の実施の形態の一例による放熱機能を持つ筐体を示す斜視図である。 図1におけるA―A断面図である。 図2におけるB―B断面図である。 この発明の実施の形態の異なる例による放熱機能を持つ筐体を示すその縦断面図である。 図4におけるC―C断面図である。 従来例の放熱機能を持つ筐体を示す斜視図である。 図6におけるP―P断面図である。 図7におけるR―R断面図である。 図8のS部と同等部位を示した説明図である。
符号の説明
1 筐体
2 筐体部
21 壁部
3 放熱体
33 放熱フィン
8 放熱フィン
99 放熱フィン

Claims (4)

  1. 発熱体を収容しこの発熱体で発生した熱を除去する放熱部が形成されたアルミニウム合金ダイキャスト成形用材製の壁部を有する放熱機能を持つ筐体において、
    前記壁部の前記発熱体の装着部と前記放熱部の少なくとも主要部とを含む部位に、アルミニウム合金ダイキャスト成形用材よりも高い熱伝導率を持つアルミニウム系材料が用いられた放熱体を備え、この放熱体は前記壁部がダイキャスト成形される際に一体に鋳込まれることを特徴とする放熱機能を持つ筐体。
  2. 請求項1に記載の放熱機能を持つ筐体において、前記放熱体に用いられるアルミニウム系材料はアルミニウム合金押出し成形用材であり、前記放熱体は押出し成形により形成されることを特徴とする放熱機能を持つ筐体。
  3. 発熱体を収容しこの発熱体で発生した熱を除去する放熱部が形成されたアルミニウム合金ダイキャスト成形用材製の壁部を有する放熱機能を持つ筐体において、
    前記壁部の前記発熱体の装着部が形成される部位にこの発熱体を装着するための装着面および放熱体を取付けるための取付面とを有してアルミニウム合金押出し成形用材と同等もしくはそれよりも高い熱伝導率を持つアルミニウム系材料が用いられた取付用部材を備えると共に、この取付用部材の取付面に取付けられた前記放熱体とを備え、前記取付用部材は前記壁部がダイキャスト成形される際に一体に鋳込まれ、前記放熱体は前記壁部に鋳込まれた取付用部材に取付けられることを特徴とする放熱機能を持つ筐体。
  4. 請求項3に記載の放熱機能を持つ筐体において、前記放熱体に用いられる材料はアルミニウム合金押出し成形用材であり、前記放熱体は押出し成形により形成されることを特徴とする放熱機能を持つ筐体。
JP2004045650A 2004-02-23 2004-02-23 放熱機能を持つ筐体 Withdrawn JP2005236156A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004045650A JP2005236156A (ja) 2004-02-23 2004-02-23 放熱機能を持つ筐体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004045650A JP2005236156A (ja) 2004-02-23 2004-02-23 放熱機能を持つ筐体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005236156A true JP2005236156A (ja) 2005-09-02

Family

ID=35018763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004045650A Withdrawn JP2005236156A (ja) 2004-02-23 2004-02-23 放熱機能を持つ筐体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005236156A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100344399C (zh) * 2005-09-13 2007-10-24 隆都铝业科技(常熟)有限公司 铝挤型模具的加工方法
WO2008029638A1 (fr) * 2006-09-07 2008-03-13 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Dispositif de commande de moteur

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100344399C (zh) * 2005-09-13 2007-10-24 隆都铝业科技(常熟)有限公司 铝挤型模具的加工方法
WO2008029638A1 (fr) * 2006-09-07 2008-03-13 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Dispositif de commande de moteur
JPWO2008029638A1 (ja) * 2006-09-07 2010-01-21 株式会社安川電機 モータ制御装置
US7944695B2 (en) 2006-09-07 2011-05-17 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Motor controller
CN101513152B (zh) * 2006-09-07 2012-02-01 株式会社安川电机 马达控制器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5252781B2 (ja) コンデンサ冷却構造及び電力変換装置
WO2011096218A1 (ja) 放熱装置およびそれを用いた電子機器
US20080135210A1 (en) Heat dissipation module
JP5472955B2 (ja) 放熱モジュール
JP5335839B2 (ja) 電力変換モジュールの放熱装置
JP2004134544A (ja) 電子機器の放熱構造
JP2017017133A (ja) 液冷式冷却装置
JP2011047593A (ja) ヒートパイプおよびその製造方法
TW200534775A (en) Heat dissipation module
JPS59154B2 (ja) 電子機器の筐体
JP2010267912A (ja) 冷却装置
TW201213760A (en) Heat dissipation device with multiple heat pipes
JP7098574B2 (ja) 放熱構造
JP2006339223A (ja) Cpuの放熱構造
JP2005236156A (ja) 放熱機能を持つ筐体
JP2003100974A (ja) 空冷式半導体ヒートシンク
JP4413850B2 (ja) 基板収納箱の放熱構造
JP2012129379A (ja) 放熱フィン
JPH0210800A (ja) 放熱体
JP4969979B2 (ja) ヒートシンク
JP2003188327A (ja) 熱放散モジュール
JP4012773B2 (ja) 電子機器
JP2004071635A (ja) タワー型ヒートシンク
JP3755535B2 (ja) 熱輸送デバイス
CN110750025A (zh) 散热装置及投影设备

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060703

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060704

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061212

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080919

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20081215

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20090219

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090303

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090305

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090427