JP2005234321A - 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 表面層に硬化性樹脂を用いた電子写真感光体特有の問題である、顕著な感度低下、ゴーストおよび摺擦メモリーの発生を抑制する。
【解決手段】 支持体上に中間層および感光層をこの順に有する電子写真感光体において、該電子写真感光体の表面層が硬化性樹脂を含有し、該中間層が特定の繰り返し構造単位を有する共重合ポリアミド樹脂および平均一次粒径100nm以下の酸化チタン粒子を含有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 支持体上に中間層および感光層をこの順に有する電子写真感光体において、該電子写真感光体の表面層が硬化性樹脂を含有し、該中間層が特定の繰り返し構造単位を有する共重合ポリアミド樹脂および平均一次粒径100nm以下の酸化チタン粒子を含有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電子写真感光体、電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置に関する。
高い安全性、優れた生産性、安価などの利点から、近年、有機光導電性物質を用いた電子写真感光体が開発され、実用化されている。
昨今、電子写真装置のさらなる高画質化、高速化、高耐久化という要求に伴い、電子写真感光体には、機械的耐久性、特に表面の機械的耐久性の向上が要求されている。
また、電子写真感光体には、表面の離型性の向上も要求されている。電子写真感光体の表面の離型性が低いと、転写材へトナー像を転写した後に電子写真感光体の表面に残留するトナー(転写残トナー)が多くなる。転写残トナーの量が多いと、出力画像はいわゆるボソ抜け状となり、また、電子写真感光体の表面へのトナーの融着、そしてフィルミングの発生という問題も発生する。
電子写真感光体に対する上記要求を満たすための技術として、例えば、特開平05−181299号公報(特許文献1)には、硬化性樹脂であるフェノール樹脂を電子写真感光体の表面層の結着樹脂として使用する技術が開示されている。また、特開昭57−030846号公報には、電子写真感光体の表面層に導電性粒子としての金属酸化物粒子を添加して表面層の抵抗制御を行う技術が開示されている。
しかしながら、このような表面層を有する電子写真感光体であっても、上記要求を十分に満たしているとはいいがたい。繰り返し使用による電位変化の少ない電子写真特性を示す電子写真感光体、すなわち、繰り返し使用しても高画質な画像出力が可能な電子写真感光体が得られていないのが現状である。
特に、電子写真感光体の表面層の結着樹脂として硬化性樹脂を使用した場合、低温低湿環境下で繰り返し使用すると、顕著な感度低下が発生したり、1サイクル目の露出(画像露光)履歴が2サイクル目の出力画像(特にハーフトーン画像)に濃度差として出現する、いわゆるゴーストが発生したりすることがある。また、電子写真感光体に当接された部材(クリーニングブレードなど)が振動することによって電子写真感光体の表面が摺擦されて、そのメモリー(摺擦メモリー)が出力画像にスジとして出現することもある。
なお、電子写真感光体は、一般的に、支持体上に光導電性物質(電荷発生物質や電荷輸送物質)を含有する感光層を形成することによって作製される。通常、支持体に用いられる部材(素管など)の表面には汚れや異物の付着、傷などの欠陥があり、これら欠陥は電子写真特性に多かれ少なかれ悪影響を及ぼすため、支持体と感光層との間には、これら欠陥を被覆するための中間層が設けられることが多い。なお、これら欠陥を除去するために、支持体に用いられる部材の表面を切削したり研磨したり、また、高精密な洗浄したりすることも行われるが、これらは電子写真感光体のコストアップにつながる。
中間層は、一般的に、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウムなどの無機材料や、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、セルロース類、ゼラチン、デンプン、ポリウレタン、ポリイミド、ポリアミドなどの有機材料を用いて形成される。また、これら有機材料に無機粒子や有機顔料などを添加した中間層も知られている。
特開平05−181299号公報
特開昭57−030846号公報
本発明の目的は、表面層に硬化性樹脂を用いた電子写真感光体特有の問題である、顕著な感度低下、ゴーストおよび摺擦メモリーの発生を抑制することにある。
また、本発明の目的は、顕著な感度低下、ゴーストおよび摺擦メモリーの発生が抑制された電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置を提供することにある。
本発明は、支持体上に中間層および感光層をこの順に有する電子写真感光体において、
該電子写真感光体の表面層が、硬化性樹脂を含有し、
該中間層が、下記式(1)で示される繰り返し構造単位を有する共重合ポリアミド樹脂、および、平均一次粒径100nm以下の酸化チタン粒子を含有する
ことを特徴とする電子写真感光体である。
該電子写真感光体の表面層が、硬化性樹脂を含有し、
該中間層が、下記式(1)で示される繰り返し構造単位を有する共重合ポリアミド樹脂、および、平均一次粒径100nm以下の酸化チタン粒子を含有する
ことを特徴とする電子写真感光体である。
(式(1)中、R101、R102は、それぞれ独立に、水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルコキシ基、または、置換または無置換のアリール基を示す。Ar101、Ar102は、それぞれ独立に、置換または無置換のシクロへキシレン基または置換または無置換のシクロヘキシリデン基を示す。)
また、本発明は、上記電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置である。
本発明によれば、表面層に硬化性樹脂を用いた電子写真感光体特有の問題である、顕著な感度低下、ゴーストおよび摺擦メモリーの発生を抑制することができる。
また、本発明によれば、顕著な感度低下、ゴーストおよび摺擦メモリーの発生が抑制された電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置を提供することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
上述のとおり、本発明の電子写真感光体は、支持体上に中間層および感光層をこの順に有する電子写真感光体である。
感光層は、電荷輸送物質と電荷発生物質を同一の層に含有する単層型感光層であっても、電荷発生物質を含有する電荷発生層と電荷輸送物質を含有する電荷輸送層とに分離した積層型(機能分離型)感光層であってもよいが、電子写真特性の観点からは積層型感光層が好ましい。また、積層型感光層には、支持体側から電荷発生層、電荷輸送層の順に積層した順層型感光層と、支持体側から電荷輸送層、電荷発生層の順に積層した逆層型感光層があるが、電子写真特性の観点からは順層型感光層が好ましい。
図1に、本発明の電子写真感光体の層構成の例を示す。
図1(a)に示される層構成の電子写真感光体は、支持体101の上に中間層103、電荷発生物質および電荷輸送物質を含有する単層型感光層104が順に設けられており、さらにその上に表面層として、硬化性樹脂を含有する層105が設けられている。また、図1(b)に示される層構成の電子写真感光体は、支持体101の上に中間層103、電荷発生物質を含有する電荷発生層1041、電荷輸送物質を含有する電荷輸送層1042が順に設けられており、さらにその上に表面層として、硬化性樹脂を含有する層105が設けられている。
また、図1(c)に示される層構成の電子写真感光体は、支持体101の上に中間層103、電荷発生物質を含有する電荷発生層1041が順に設けられており、その上に表面層として硬化性樹脂を含有する層105’が設けられている。硬化性樹脂を含有する層105’には電荷輸送物質も含有させることによって、上記の電荷輸送層1042と同様の機能(電荷輸送能)を付与している。
また、図1(a)および(b)に示される層構成の電子写真感光体の硬化性樹脂を含有する層105にも電荷輸送物質を含有させてもよい。硬化性樹脂を含有する層105に電荷輸送物質を含有させる場合、該層105は第二の感光層(第二の電荷輸送層)でもある。
その他、どのような層構成であっても、電子写真感光体の表面層に硬化性樹脂が含有されていればよいが、本発明において好ましい層構成は、図1(b)に示される層構成である。以下、図1(b)に示される層構成の電子写真感光体を例にとって説明する。
支持体としては、導電性を有していればよく(導電性支持体)、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレスなどの金属製(合金製)の支持体を用いることができる。また、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス、ニッケル、銅、鉄、酸化インジウム−酸化スズ合金などを真空蒸着によって被膜形成した層を有する上記金属製支持体やプラスチック製支持体を用いることもできる。また、カーボンブラック、酸化スズ粒子、酸化チタン粒子、銀粒子などの導電性粒子を適当な結着樹脂と共にプラスチックや紙に含浸した支持体や、導電性結着樹脂を有するプラスチック製の支持体などを用いることもできる。また、支持体の形状としては、円筒状、ベルト状などが挙げられるが、円筒状が好ましい。
本発明の電子写真感光体の中間層は、上記式(1)で示される繰り返し構造単位を有する共重合ポリアミド樹脂を含有する。
上述のとおり、上記式(1)中のR101、R102は、それぞれ独立に、水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルコキシ基、または、置換または無置換のアリール基であるが、これらの中でも、水素原子、アルキル基、アルコキシ基が好ましい。上記式(1)中のR101、R102のアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基などが挙げられ、アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基などが挙げられ、アリール基としては、フェニル基、ナフチル基、アンスリル基、ピレニル基などが挙げられる。
また、上記R101、R102のアルキル基、アルコキシ基、アリール基が有してもよい置換基としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロゲン原子や、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基や、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基などのアルコキシ基や、フェニル基、ナフチル基、アンスリル基、ピレニル基などのアリール基や、ピリジル基、チエニル基、フリル基、キノリル基などの1価の複素環基などが挙げられる。
本発明の電子写真感光体の中間層に用いられる共重合ポリアミド樹脂は、上記式(1)で示される繰り返し構造単位と上記式(1)で示される繰り返し構造単位以外の繰り返し構造単位1種以上との共重合体である。この共重合体は、二元共重合体であっても、三元以上の共重合体であってもよい。
上記式(1)で示される繰り返し構造単位以外の繰り返し構造単位としては、上記式(1)で示される繰り返し構造単位と同様にイミノ基(−NH−)を端部に有する繰り返し構造単位や、上記式(1)で示される繰り返し構造単位とアミド結合を形成するためのカルボニル基(−CO−)を端部に有する繰り返し構造単位などが挙げられる。そのような繰り返し構造単位としては、例えば、γ−ブチロラクタム、ε−カプロラクタム、ラウリルラクタムなどのラクタム類由来の繰り返し構造単位や、1,4−ブタンジカルボン酸、1,12−ドデカンジカルボン酸、1,20−アイコサンジカルボン酸などのジカルボン酸由来の繰り返し構造単位や、1,4−ブタンジアミン、1,6−ヘキサメチレンジアミン、1,8−オクタメチレンジアミン、1,12−ドデカンジアミンなどのジアミン類由来の繰り返し構造単位や、ピペラジン由来の繰り返し構造単位などが挙げられる。ただし、本発明の電子写真感光体の中間層に用いられる共重合ポリアミド樹脂はポリアミド樹脂の1種であるから、上記式(1)で示される繰り返し構造単位以外の繰り返し構造単位のうち、少なくとも1種は、カルボニル基を端部に有する繰り返し構造単位である。
本発明の電子写真感光体の中間層に用いられる共重合ポリアミド樹脂の共重合比率としては、上記式(1)で示される繰り返し構造単位が、該共重合ポリアミド樹脂が有する全繰り返し構造単位の全モル数に対して5〜40mol%であることが好ましく、特には5〜30mol%であることがより好ましい。該共重合ポリアミド樹脂中の上記式(1)で示される繰り返し構造単位の割合が低すぎると、本発明の効果が得られにくくなり、高すぎると、中間層が硬く脆い膜になって、中間層上に感光層を形成した際にクラックなどが発生する場合がある。
本発明の電子写真感光体の中間層に用いられる共重合ポリアミド樹脂の数平均分子量は10000〜50000であることが好ましく、特には15000〜35000であることがより好ましい。数平均分子量が小さすぎても大きすぎても、中間層の膜均一性を保つことが難しくなる。
本発明の電子写真感光体の中間層に用いられる共重合ポリアミドの製造方法としては、通常のポリアミド樹脂の製造方法(重縮合方法など)を適用することができ、例えば、溶融重合法、溶液重合法、界面重合法などが挙げられる。また、重合に際して、酢酸や安息香酸などの一塩基酸や、ヘキシルアミン、アニリンなどの一酸塩基を分子量調節剤として加えてもよい。また、亜リン酸ソーダ、次亜リン酸ソーダ、亜リン酸、次亜リン酸や、ヒンダードフェノールなどの熱安定剤や、その他の重合添加剤を加えてもよい。
以下に、上記式(1)で示される繰り返し構造単位の具体例を示す。
以下に、上記式(1)で示される繰り返し構造単位以外の繰り返し構造単位の具体例を示す。
以下に、本発明の電子写真感光体の中間層に用いられる共重合ポリアミド樹脂の具体例を示す。
本発明の電子写真感光体の中間層には、上記共重合ポリアミド樹脂以外の樹脂を併用してもよい。上記共重合ポリアミド樹脂以外の樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、アリル樹脂、アルキッド樹脂、エチルセルロース樹脂、エチレン−アクリル酸コポリマー、エポキシ樹脂、カゼイン樹脂、シリコーン樹脂、ゼラチン樹脂、ナイロン、フェノール樹脂、ブチラール樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリアセタール樹脂、上記共重合ポリアミド樹脂以外のポリアミド樹脂、ポリアリルエーテル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ユリア樹脂などが挙げられる。中間層に上記共重合ポリアミド樹脂とそれ以外の樹脂とを併用する場合、上記共重合ポリアミド樹脂の割合は、中間層に用いる樹脂全質量に対して50〜99質量%であることが好ましい。
本発明の電子写真感光体の中間層は、平均一次粒径100nm以下の酸化チタン粒子も含有する。
本発明の電子写真感光体の中間層に用いられる酸化チタン粒子の結晶形としては、アモルファス、アナターゼ、ルチル、ブルッカイトなどが挙げられ、どの結晶形の酸化チタン粒子でも用いることができる。
また、中間層中の酸化チタン粒子の分散性を向上させるため、電気抵抗を調整するため、および、湿度依存性を改良するために、本発明の電子写真感光体の中間層に用いられる酸化チタン粒子には種々の表面処理を行ってもよい。
本発明の電子写真感光体の中間層に用いられる酸化チタン粒子の粒径については、電気特性および液安定性の観点から、平均一次粒径が100nm以下でなければならず、好ましくは60nm以下である。平均一次粒径の下限については、10nm以上が好ましい。
本発明において、粒径とは、TEM(透過型電子顕微鏡)により判定される粒径である。
中間層における上記共重合ポリアミドと酸化チタン粒子との割合は、電気特性および液安定性の観点から、1:0.5〜1:4(質量比)の範囲が好ましい。
また、本発明の電子写真感光体の中間層には、必要に応じて、種々の添加剤を加えてもよい。添加剤としては、例えば、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化スズ、酸化亜鉛などの金属酸化物の粒子や、カーボンブラックや、有機シリケート化合物や、有機ジルコニウム化合物などが挙げられる。上記酸化チタン粒子とこれら添加剤との割合は、1:0〜1:0.5(質量比)の範囲が好ましい。
中間層は、上記酸化チタン粒子を上記ポリアミド樹脂および溶剤と共に分散して得られる中間層用塗布液を塗布し、乾燥することによって形成することができる。なお、中間層用塗布液の塗布性を改良するために、シリコーンオイルやフッ素原子含有界面活性剤などを中間層用塗布液に添加してもよい。
中間層の膜厚は0.05〜10μmであることが好ましく、特には0.2〜5μmであることがより好ましい。中間層の膜厚が薄すぎると本発明の効果が得られにくくなり、厚すぎると残留電位が高くなりやすい。
なお、支持体と中間層との間には、レーザー光などの散乱による干渉縞の防止などを目的とした導電層を設けてもよい。導電層は、カーボンブラック、金属粒子、金属酸化物粒子などの導電性粒子を結着樹脂に分散させて形成することができる。導電層の膜厚は、1〜40μmであることが好ましく、特には2〜20μmであることがより好ましい。
電荷発生層は、電荷発生物質を結着樹脂および溶剤と共に分散して得られる電荷発生層用塗布液を塗布し、乾燥することによって形成することができる。分散方法としては、ホモジナイザー、超音波分散機、ボールミル、サンドミル、ロールミル、振動ミル、アトライター、液衝突型高速分散機などを用いた方法が挙げられる。電荷発生物質と結着樹脂との割合は、1:0.5〜1:4(質量比)の範囲が好ましい。
電荷発生物質としては、例えば、モノアゾ、ジスアゾ、トリスアゾなどのアゾ顔料や、金属フタロシアニン、非金属フタロシアニンなどのフタロシアニン顔料や、インジゴ、チオインジゴなどのインジゴ顔料や、ペリレン酸無水物、ペリレン酸イミドなどのペリレン顔料や、アンスラキノン、ピレンキノンなどの多環キノン顔料や、スクワリリウム色素や、ピリリウム塩およびチアピリリウム塩や、トリフェニルメタン色素や、セレン、セレン−テルル、アモルファスシリコンなどの無機物質や、キナクリドン顔料や、アズレニウム塩顔料や、シアニン染料や、キサンテン色素や、キノンイミン色素や、スチリル色素や、硫化カドミウムや、酸化亜鉛などが挙げられる。これら電荷発生物質は1種のみ用いてもよく、2種以上用いてもよい。
電荷発生層に用いる結着樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、アリル樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフタレート樹脂、シリコーン樹脂、スチレン−ブタジエンコポリマー、ナイロン、フェノール樹脂、ブチラール樹脂、ベンザール樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアリルエーテル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリプロピレン樹脂、メタクリル樹脂、ユリア樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー、酢酸ビニル樹脂などが挙げられる。特には、ブチラール樹脂などが好ましい。これらは単独、混合または共重合体として1種または2種以上用いることができる。
電荷発生層用塗布液に用いる溶剤は、使用する結着樹脂や電荷発生物質の溶解性や分散安定性から選択されるが、有機溶剤としてはアルコール、スルホキシド、ケトン、エーテル、エステル、脂肪族ハロゲン化炭化水素、芳香族化合物などが挙げられる。
電荷発生層の膜厚は5μm以下であることが好ましく、特には0.01〜1μmであることがより好ましい。
また、電荷発生層には、種々の増感剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤などを必要に応じて添加することもできる。
電荷輸送層(電子写真感光体の表面層ではない電荷輸送層)は、電荷輸送物質と結着樹脂を溶剤に溶解して得られる電荷輸送層用塗布液を塗布し、乾燥することによって形成することができる。電荷輸送物質と結着樹脂との割合は、2:1〜1:2(質量比)の範囲が好ましい。
電荷輸送物質としては、例えば、トリアリールアミン化合物、ヒドラゾン化合物、スチリル化合物、スチルベン化合物、ピラゾリン化合物、オキサゾール化合物、チアゾール化合物、トリアリールメタン化合物などが挙げられる。これら電荷輸送物質は1種のみ用いてもよく、2種以上用いてもよい。
電荷輸送層に用いる結着樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、アクリロニトリル樹脂、アリル樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ナイロン、フェノール樹脂、フェノキシ樹脂、ブチラール樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアリルエーテル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリフェニレンオキシド樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリプロピレン樹脂、メタクリル樹脂、ユリア樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂などが挙げられる。特には、ポリアリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂などが好ましい。これらは単独、混合または共重合体として1種または2種以上用いることができる。
電荷輸送層用塗布液に用いる溶剤としては、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトンや、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸n−ブチルなどのエステルや、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素や、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテルや、クロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素などのハロゲン原子で置換された炭化水素などが用いられる。
電荷輸送層の膜厚は5〜40μmであることが好ましく、特には7〜30μmであることがより好ましい。
また、電荷輸送層には、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤などを必要に応じて添加することもできる。
次に、電子写真感光体の表面層となる硬化性樹脂を含有する層について説明する。
硬化性樹脂とは、低分子量の硬化性樹脂モノマー/オリゴマーを原料とし、外部から加熱や光照射などのエネルギーを与えることで、付加、縮合などの反応が進行し、網状構造となって不溶不融の状態(硬化状態)になる樹脂のことである。
硬化性樹脂としては、例えば、フェノール樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、イソシアネート樹脂、メラミン樹脂、シロキサン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、尿素樹脂などが挙げられる。これらの中でも、表面層の結着樹脂としての強度の観点から、フェノール樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、イソシアネート樹脂、メラミン樹脂、シロキサン樹脂が好ましい。これらは単独、混合または共重合体として1種または2種以上用いることができる。
電子写真感光体の表面層となる硬化性樹脂を含有する層は、硬化性樹脂モノマー/オリゴマーを溶剤に溶解して得られる塗布液を塗布し、硬化させることによって形成することができる。
この塗布液に用いる溶剤としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコールや、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトンや、酢酸エチル、酢酸−n−ブチルなどのエステルや、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテルや、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素や、シクロヘキサン、n−ヘプタンなどの脂肪族炭化水素や、クロロベンゼン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素などが挙げられる。これらの中でも、下層を溶解してしまうなどの悪影響を与えないアルコールが好ましい。
アルコールへのモノマー/オリゴマーの溶解性が優れた硬化性樹脂としては、フェノール樹脂が挙げられる。
一般的に、フェノール樹脂は、フェノール、クレゾール、キシレノールなどのフェノール、または、ビフェノール、ビスフェノールA、ビスフェノールFなどの多価フェノール(まとめてフェノール類と呼ぶ)と、ホルムアルデヒドなどのアルデヒド類との反応によって得られる樹脂である。フェノール樹脂には2つの種類があり、フェノール類に対してアルデヒド類を過剰に用いてアルカリ触媒で反応させて得られるレゾール型と、アルデヒド類に対してフェノール類を過剰に用いて酸触媒で反応させて得られるノボラック型に分けられる。これらフェノール樹脂の中でも、1液性であり、アルコール可溶性であり、樹脂を含有する塗布液が容易に硬化するなどの観点から、レゾール型フェノール樹脂が好ましい。
レゾール型フェノール樹脂は、アルコール、ケトンの溶剤にも可溶であり、加熱することにより、3次元的に架橋、硬化して、不溶、不融の強靭な構造物(硬化物)を生成する。
また、電子写真感光体の表面層には、電子写真特性の観点から、電荷輸送物質および/または導電性粒子を含有させることが好ましい。
電子写真感光体の表面層に用いる電荷輸送物質としては、上記の電荷輸送層(電子写真感光体の表面層ではない電荷輸送層)と同様のものを用いることができるが、その中でも、ヒドロキシ基を分子内に有する電荷輸送物質が好ましく、置換または無置換のヒドロキシアルキル基、置換または無置換のヒドロキシアルコキシ基、または、置換または無置換のヒドロキシフェニル基を分子内に有する電荷輸送物質がより好ましい。
また、電子写真感光体の表面層に用いる導電性粒子としては、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化スズ、酸化アンチモン、酸化インジウム、酸化ビスマス、スズをドープした酸化インジウム、アンチモンやタンタルをドープした酸化スズ、アンチモンをドープした酸化ジルコニウムなどの金属酸化物の粒子や、カーボンブラックなどが挙げられる。これらの中でも、表面層の透明性の観点から、金属酸化物の粒子が好ましく、さらに分散性や電気抵抗制御性の観点から、酸化スズの粒子がより好ましい。また、酸化スズ粒子には、後述の表面処理を施してもよい。
電子写真感光体の表面層に用いる導電性粒子の平均粒径は、表面層の透明性の観点から、0.3μm以下であることが好ましく、特には0.1μm以下であることがより好ましい。
また、電子写真感光体の表面層には、電子写真感光体の表面の離型性向上の観点から、潤滑性粒子を含有させることが好ましい。潤滑性粒子の中でも、フッ素原子含有樹脂粒子、ケイ素原子含有粒子、アルミナ粒子が好ましく、特にはフッ素原子含有樹脂粒子がより好ましい。フッ素原子含有樹脂粒子としては、四フッ化エチレン樹脂、三フッ化塩化エチレン樹脂、六フッ化エチレンプロピレン樹脂、フッ化ビニル樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、二フッ化二塩化エチレン樹脂などの粒子、また、これらの共重合体の粒子が挙げられるが、これらの中でも、四フッ化エチレン樹脂粒子、フッ化ビニリデン樹脂粒子が好ましい。
電子写真感光体の表面層に導電性粒子や潤滑性粒子を用いる場合、塗布液にこれらを分散する方法としては、ホモジナイザー、超音波分散機、ボールミル、サンドミル、ロールミル、振動ミル、アトライター、液衝突型高速分散機などを用いた方法が挙げられる。
電子写真感光体の表面層に導電性粒子および潤滑性粒子を含有させる場合、この導電性粒子は、フッ素原子含有化合物やシロキサン化合物などの表面処理剤により、表面処理が施されていることが好ましい。これら表面処理剤によって表面処理が施された導電性粒子を用いることによって、導電性粒子および潤滑性粒子の分散性および分散安定性が向上する。フッ素原子含有化合物としては、フッ素原子含有シランカップリング剤、フッ素変性シリコーンオイル、フッ素原子含有界面活性剤が挙げられる。
以下に、フッ素原子含有シランカップリング剤の具体例を挙げる。
以下に、フッ素変性シリコーンオイルの具体例を挙げる。
(上記式(SO−1)中、nso1、nso2は、それぞれ独立に、正の整数である。)
以下に、フッ素原子含有界面活性剤の具体例を挙げる。
(上記式(SA−1)〜(SA−25)中、Xsaは、−CF3、−C4F9、−C8F17などの1価のフッ化炭素基を示す。Rsaは、アルキレン基、アリーレン基またはアルキレンアリーレン基を示す。式中にRsaが複数ある場合、それらは同一のものであっても異なるものであってもよい。)
フッ素原子含有化合物を用いて導電性粒子を表面処理する方法としては、湿式法と乾式法の2種に大別されるが、処理反応の安定性、取扱のしやすさなどの点で、湿式法が好ましい。湿式法によって導電性粒子を表面処理する場合、例えば、以下のように行うことができる。
すなわち、表面処理前の導電性粒子とフッ素原子含有化合物とを溶剤中で混合、分散し、フッ素原子含有化合物を導電性粒子の表面に付着させる。分散の方法としては、ボールミル、サンドミルなどを用いた分散方法が挙げられる。導電性粒子の分散後、分散液から溶剤を除去し、フッ素原子含有化合物を導電性粒子の表面に固着させる。また、必要に応じて、この後さらに熱処理を行ってもよい。また、分散液中には反応促進のための触媒を添加してもよい。さらに、必要に応じて、表面処理後の導電性粒子にさらに粉砕処理を施してもよい。
導電性粒子に対するフッ素原子含有化合物の割合は、フッ素原子含有化合物によって表面処理済みの導電性粒子全質量に対して1〜65質量%が好ましく、特には1〜50質量%がより好ましい。
なお、上記のフッ素原子含有化合物は、導電性粒子の表面処理剤としてではなく電子写真感光体の表面層に含有させても、上記と同様の効果を得ることができる。
また、シロキサン化合物で表面処理した導電性粒子を電子写真感光体の表面層に含有させることによって、導電性粒子および潤滑性粒子の分散性および分散安定性が向上し、電子写真感光体の表面層の環境安定性がより向上し、また、透明性の高い電子写真感光体の表面層を得ることができる。
また、電子写真感光体の表面層に用いる硬化性樹脂がフェノール樹脂の場合、電子写真感光体の表面層の膜厚を厚くするとスジ状のムラが発生したり、セルが形成されたりする場合があるが、シロキサン化合物で表面処理した導電性粒子を電子写真感光体の表面層に含有させることによって、それらを抑制することもできる。
以下に、シロキサン化合物の具体例を挙げる。
(上記式(SX−1)中、Xsxは、水素原子またはメチル基を示す。複数のXsxは、同一のものであっても異なるものであってもよいが、Xsxの全部に対する水素原子の割合は0.1〜50%である。nsxは、正の整数である。)
上記式(SX−1)で示される構造を有するシロキサン化合物の重量平均分子量は、200〜30000であることが好ましい。
シロキサン化合物を用いて導電性粒子を表面処理する方法としては、湿式法と乾式法の2種に大別されるが、処理反応の安定性、取扱のしやすさなどの点で、湿式法が好ましい。湿式法によって導電性粒子を表面処理する場合、例えば、以下のように行うことができる。
すなわち、表面処理前の導電性粒子とシロキサン化合物とを溶剤中で混合、分散し、シロキサン化合物を導電性粒子の表面に付着させる。分散の方法としては、ボールミル、サンドミルなどを用いた分散方法が挙げられる。導電性粒子の分散後、分散液から溶剤を除去し、シロキサン化合物を導電性粒子の表面に固着させる。また、必要に応じて、この後さらに熱処理を行ってもよい。熱処理を行うと、空気中の酸素によりシロキサン化合物中のSi−H結合中の水素原子が酸化され、新たなシロキサン結合ができる。その結果、シロキサン化合物が3次元構造(網状構造)となり、導電性粒子の表面が3次元構造で包まれる。また、分散液中には反応促進のための触媒を添加してもよい。さらに、必要に応じて、表面処理後の導電性粒子にさらに粉砕処理を施してもよい。
導電性粒子に対するシロキサン化合物の割合は、シロキサン化合物によって表面処理済みの導電性粒子全質量に対して1〜50質量%が好ましく、特には3〜40質量%がより好ましい。
なお、上記のシロキサン化合物は、導電性粒子の表面処理剤としてではなく電子写真感光体の表面層に含有させても、上記と同様の効果を得ることができる。
本発明において、硬化性樹脂を含有する電子写真感光体の表面層の膜厚は0.1〜10μmであることが好ましく、特には0.5〜7μmであることがより好ましい。
また、本発明の電子写真感光体の表面層には、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤などを必要に応じて添加することもできる。例えば、酸化防止剤は、帯電時に発生するオゾンや窒素酸化物などの活性物質の付着による表面層の劣化を防止することを目的として添加される。
上記各層の塗布液を塗布する際には、例えば、浸漬塗布法(浸漬コーティング法)、スプレーコーティング法、スピンナーコーティング法、ローラーコーティング法、マイヤーバーコーティング法、ブレードコーティング法などの塗布方法を用いることができる。
図2に、本発明の電子写真感光体を有するプロセスカートリッジを備えた電子写真装置の概略構成の一例を示す。
図2において、1は円筒状の電子写真感光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速度で回転駆動される。
回転駆動される電子写真感光体1の表面は、帯電手段(一次帯電手段:帯電ローラーなど)3により、正または負の所定電位に均一に帯電され、次いで、スリット露光やレーザービーム走査露光などの露光手段(不図示)から出力される露光光(画像露光光)4を受ける。こうして電子写真感光体1の表面に、目的の画像に対応した静電潜像が順次形成されていく。
電子写真感光体1の表面に形成された静電潜像は、現像手段5の現像剤に含まれるトナーにより現像されてトナー像となる。次いで、電子写真感光体1の表面に形成担持されているトナー像が、転写手段(転写ローラーなど)6からの転写バイアスによって、転写材供給手段(不図示)から電子写真感光体1と転写手段6との間(当接部)に電子写真感光体1の回転と同期して取り出されて給送された転写材(紙など)Pに順次転写されていく。
トナー像の転写を受けた転写材Pは、電子写真感光体1の表面から分離されて定着手段8へ導入されて像定着を受けることにより画像形成物(プリント、コピー)として装置外へプリントアウトされる。
トナー像転写後の電子写真感光体1の表面は、クリーニング手段(クリーニングブレードなど)7によって転写残りの現像剤(トナー)の除去を受けて清浄面化され、さらに前露光手段(不図示)からの前露光光(不図示)により除電処理された後、繰り返し画像形成に使用される。なお、図2に示すように、帯電手段3が帯電ローラーなどを用いた接触帯電手段である場合は、前露光は必ずしも必要ではない。
上述の電子写真感光体1、帯電手段3、現像手段5、転写手段6およびクリーニング手段7などの構成要素のうち、複数のものを容器に納めてプロセスカートリッジとして一体に結合して構成し、このプロセスカートリッジを複写機やレーザービームプリンターなどの電子写真装置本体に対して着脱自在に構成してもよい。図2では、電子写真感光体1と、帯電手段3、現像手段5およびクリーニング手段7とを一体に支持してカートリッジ化して、電子写真装置本体のレールなどの案内手段10を用いて電子写真装置本体に着脱自在なプロセスカートリッジ9としている。
以下に、具体的な実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。ただし、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例中の「部」は「質量部」を意味する。
(実施例1)
直径30mm、長さ260.5mm、肉厚1.5mmのアルミニウムシリンダー(JISA3003のアルミニウム合金)を支持体とした。この支持体の表面には、鏡面仕上げを施した。
直径30mm、長さ260.5mm、肉厚1.5mmのアルミニウムシリンダー(JISA3003のアルミニウム合金)を支持体とした。この支持体の表面には、鏡面仕上げを施した。
次に、表1の共重合ポリアミド樹脂(PA−4)(数平均分子量:20000)6部を、メタノール66部/1−プロパノール28部の混合溶剤に溶解して、共重合ポリアミド樹脂溶液を調製した。
次に、平均一次粒径35nmの酸化チタン粒子(TTO55N、石原産業(株)製)7部、および、メタノール28部/1−プロパノール12部の混合溶剤を、サンドミル装置で24時間分散して、酸化チタン粒子分散液を調製した。
この共重合ポリアミド樹脂溶液とこの酸化チタン粒子とを混合し、超音波分散機で2時間分散して、中間層用塗布液を調製した。
この中間層用塗布液を、支持体上に浸漬塗布し、100℃で10分間乾燥して、膜厚が0.8μmの中間層を形成した。
次に、下記式で示される構造を有し、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θ±0.2°の9.6°および27.3゜に強いピークを有する結晶型のオキシチナニウムフタロシアニン(電荷発生物質)4部、
ポリビニルブチラール樹脂(商品名:BX―1、積水化学(株)製)2部、および、シクロヘキサノン70部を、直径1mmのガラスビーズを用いたサンドミル装置で10時間分散し、次に、酢酸エチル100部を加えて、電荷発生層用塗布液を調製した。
この電荷発生層用塗布液を、中間層上に浸漬塗布し、90℃で10分間乾燥して、膜厚が0.25μmの電荷発生層を形成した。
次に、下記式で示される構造を有する化合物(電荷輸送物質)40部、
および、ビスフェノールZ型ポリカーボネート(商品名:ユーピロンZ−200、三菱ガス化学(株)製)50部を、クロロベンゼン300部/ジメトキシメタン50部の混合溶剤に溶解して、電荷輸送層用塗布液を調製した。
この電荷輸送層用塗布液を、電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間熱風乾燥して、膜厚が20μmの電荷輸送層を形成した。
次に、アンチモンドープ酸化スズ粒子(商品名:T−1、三菱マテリアル(株)製、平均粒径:0.02μm)100部を、下記式で示される構造を有するフッ素原子含有化合物(商品名:LS−1090、信越化学工業(株)製)7部
で表面処理した(以下、処理量:7%と記す)。
この表面処理済みアンチモンドープ酸化スズ粒子50部、および、エタノール150部を、サンドミル装置で60時間分散し、さらに、四フッ化エチレン樹脂粒子(数平均粒径:0.18μm)20部を加えて、さらにサンドミル装置で8時間分散した。
その後、レゾール型フェノール樹脂(商品名:PL−4804、群栄化学工業(株)製)のモノマー/オリゴマー30部を溶解して、表面層用の塗布液を調製した。塗布液の分散状態は良好であった。
この表面層用の塗布液を、電荷輸送層上に浸漬塗布し、145℃で1時間熱風により硬化させて、膜厚が3μmの層を形成した。形成した層はムラのない均一な膜であった。
このようにして、硬化性樹脂を含有する層が表面層である電子写真感光体を作製した。
作製した電子写真感光体を、レーザービームプリンター(商品名:LBP−NX:キヤノン(株)製)の改造機(帯電ローラーへの印加電圧可変、露光光量可変に改造)に装着し、電子写真特性の評価を行った。暗部電位が−700Vになるように帯電設定をし、これに波長780nmのレーザー光を照射して、−700Vの電位を−200Vまで下げるのに必要な光量を測定して、これを感度とした。感度は、初期および低温低湿(15℃/10%RH)環境下で5000枚の画像出力を行った後に測定した。なお、電子写真感光体の表面の電位を測定する際には、現像器の代わりに電位計のプローブを設置した。
また、ゴーストの評価として、常温常湿(23℃/55%RH)環境下で、初期に、電子写真感光体1周分適当な文字パターンを印字し、その後、全面ハーフトーン画像を出力し、ゴーストが発生しているか否かを確認した。画像サンプルは全面黒画像と、1ドット1スペースの密度の画像を用い、プリンターで設定できる濃度のF5(中心値)およびF9(最も薄い濃度)でそれぞれサンプリングした。評価基準は次のとおりである。
A:いかなる条件でもゴーストが見えない
B:1ドット1スペースの密度の画像、濃度F9でゴーストが見える
C:1ドット1スペースの密度の画像、濃度F5でゴーストが見える
D:全面黒画像、濃度F9でゴーストが見える
E:全面黒画像、濃度F5でゴーストが見える
B:1ドット1スペースの密度の画像、濃度F9でゴーストが見える
C:1ドット1スペースの密度の画像、濃度F5でゴーストが見える
D:全面黒画像、濃度F9でゴーストが見える
E:全面黒画像、濃度F5でゴーストが見える
また、電子写真感光体の表面の一部について、ウレタンゴムにより1分間荷重をかけて摺擦して帯電させて、3日間放置後に画像出力して、摺擦した部分起因の画像欠陥がないか否か観察した。
また、電子写真感光体の表面の削れ量は、渦電流式膜厚測定装置(商品名:パーマスコープ、フィッシャーインスツルメンツ社製)を用いて、初期の膜厚と5000枚の画像出力を行った後の膜厚との差から求めた。
評価結果を表2に示す。
(実施例2)
実施例1において、表面層を以下のように形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。評価結果を表2に示す。
実施例1において、表面層を以下のように形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。評価結果を表2に示す。
すなわち、アンチモンドープ酸化スズ粒子(商品名:T−1、三菱マテリアル(株)製、平均粒径:0.02μm)100部、下記式で示される構造を有するフッ素原子含有化合物(商品名:LS−1090、信越化学工業(株)製)7部、
および、エタノール250部を、攪拌装置で48時間攪拌し、濾過、洗浄後、150℃で2時間加熱処理を行うことで、アンチモンドープ酸化スズ粒子の表面処理を行った。
この表面処理済みアンチモンドープ酸化スズ粒子45部、下記式で示される構造を有するアクリル樹脂モノマー18部、
2−メチルチオキサントン(光開始剤)6.8部、四フッ化エチレン樹脂粒子(数平均粒径:0.18μm)14部、および、エタノール150部を、サンドミル装置で90時間分散して、表面層用の塗布液を調製した。
この表面層用の塗布液を、電荷輸送層上に浸漬塗布し、乾燥後、高圧水銀灯にての光強度250W/cm2の紫外線を60秒間照射して硬化させ、その後、120℃で2時間熱風乾燥して、膜厚が3μmの層を形成した。
このようにして、硬化性樹脂を含有する層が表面層である電子写真感光体を作製した。
(実施例3)
実施例1において、表面層を以下のように形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。評価結果を表2に示す。
実施例1において、表面層を以下のように形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。評価結果を表2に示す。
すなわち、四フッ化エチレン樹脂粒子(数平均粒径:0.18μm)26部、下記式で示される構造を有するフッ素原子含有化合物(商品名:LS−1090、信越化学工業(株)製)2部、
および、エタノール300部を、サンドミル装置で60時間分散して、四フッ化エチレン樹脂粒子分散液を調製した。
この四フッ化エチレン樹脂粒子分散液164部、レゾール型フェノール樹脂(商品名:PL−4852、群栄化学工業(株)製、不揮発成分:75%)のモノマー/オリゴマー40部、および、下記式で示される構造を有する化合物(電荷輸送物質)21部
を混合し、4時間攪拌して、表面層用の塗布液を調製した。
この表面層用の塗布液を、電荷輸送層上に浸漬塗布し、145℃で1時間熱風により硬化させて、膜厚が3μmの層を形成した。
このようにして、硬化性樹脂を含有する層(第二電荷輸送層)が表面層である電子写真感光体を作製した。
(実施例4)
実施例1において、表面層を以下のように形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。評価結果を表2に示す。
実施例1において、表面層を以下のように形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。評価結果を表2に示す。
すなわち、実施例1と同様の表面処理済みアンチモンドープ酸化スズ粒子50部、および、エタノール170部/2−プロパノール100部の混合溶剤を、サンドミル装置で66時間分散して、酸化スズ粒子分散液を調製した。
この酸化スズ粒子分散液に、下記式で示される構造を有する熱硬化型エポキシ樹脂モノマー30部、
および、下記式で示される酸無水物(硬化触媒)7部
を添加して、表面層用の塗布液を調製した。
この表面層用の塗布液を、電荷輸送層上に浸漬塗布し、80℃で30分間、次いで130℃で2時間熱処理により硬化させて、膜厚が3μmの層を形成した。
このようにして、硬化性樹脂を含有する層が表面層である電子写真感光体を作製した。
(実施例5)
実施例1において、表面層を以下のように形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。評価結果を表2に示す。
実施例1において、表面層を以下のように形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。評価結果を表2に示す。
すなわち、下記式で示される構造を有する化合物(電荷輸送物質)10部、
および、下記式(12)で示される構造を有するビュレット変性体の溶液(固形分67質量%)20部
を、テトラヒドロフラン350部/シクロヘキサノン150部の混合溶剤に溶解して、表面層用の塗布液を調製した。
この表面層用の塗布液を、電荷輸送層上にスプレーコーティングし、30分間室温で放置後、145℃で1時間熱風により硬化させて、膜厚が3μmの層を形成した。
このようにして、硬化性樹脂を含有する層(第二電荷輸送層)が表面層である電子写真感光体を作製した。
(比較例1)
実施例1において、中間層を以下のように形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。評価結果を表2に示す。
実施例1において、中間層を以下のように形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。評価結果を表2に示す。
すなわち、中間層用塗布液に用いた平均一次粒径35nmの酸化チタン粒子を平均一次粒径210nmの酸化チタン粒子(CR−60、石原産業(株)製)に変更した以外は、実施例1と同様にして中間層用塗布液を調製した。
この中間層用塗布液を、支持体上に浸漬塗布し、100℃で10分間乾燥して、膜厚が0.8μmの中間層を形成した。
(比較例2)
実施例1において、中間層を以下のように形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。評価結果を表2に示す。
実施例1において、中間層を以下のように形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。評価結果を表2に示す。
すなわち、中間層用塗布液に用いた共重合ポリアミド樹脂を本発明規定外のポリアミド樹脂(ダイアミドT−171、ダイセルヒュルス社製)に変更した以外は、実施例1と同様にして中間層用塗布液を調製した。
この中間層用塗布液を、支持体上に浸漬塗布し、100℃で10分間乾燥して、膜厚が0.8μmの中間層を形成した。
(比較例3)
実施例1において、中間層を以下のように形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。評価結果を表2に示す。
実施例1において、中間層を以下のように形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。評価結果を表2に示す。
すなわち、中間層用塗布液に平均一次粒径35nmの酸化チタン粒子を含有させなかった以外は、実施例1と同様にして中間層用塗布液を調製した。
この中間層用塗布液を、支持体上に浸漬塗布し、100℃で10分間乾燥して、膜厚が0.8μmの中間層を形成した。
(比較例4)
実施例1において、支持体と電荷発生層との間に中間層を設けなかった以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。評価結果を表2に示す。
実施例1において、支持体と電荷発生層との間に中間層を設けなかった以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。評価結果を表2に示す。
(比較例5)
実施例1において、表面層を以下のように形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。評価結果を表2に示す。
実施例1において、表面層を以下のように形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。評価結果を表2に示す。
すなわち、実施例1と同様の表面処理済みアンチモンドープ酸化スズ粒子50部、および、1,4−ジオキサン150部を、サンドミル装置で66時間分散し、さらに、四フッ化エチレン樹脂粒子(数平均粒径:0.18μm)20部を加えて、さらにサンドミル装置で12時間分散した。
その後、熱可塑性樹脂であるポリカーボネート樹脂(ユーピロンZ−800、三菱ガス化学(株)製)30部を溶解し、サンドミル装置で1時間分散して、表面層用の塗布液を調製した。
この表面層用の塗布液を、電荷輸送層上にスプレーコーティングし、100℃で30分間熱風乾燥して、膜厚が3μmの層を形成した。
このようにして、熱可塑性樹脂を含有する層が表面層である電子写真感光体を作製した。
(比較例6)
実施例1において、電荷輸送層上に硬化性樹脂を含有する層を設けず、該電荷輸送層を電子写真感光体の表面層とした以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。評価結果を表2に示す。
実施例1において、電荷輸送層上に硬化性樹脂を含有する層を設けず、該電荷輸送層を電子写真感光体の表面層とした以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。評価結果を表2に示す。
比較例5および6については、5000枚画像出力後の表面削れは電荷輸送層にまで及んでいた。
101 支持体
103 中間層
104 単層型感光層
105 硬化性樹脂を含有する層
1041 電荷発生層
1042 電荷輸送層
105’ 硬化性樹脂を含有する層
1 電子写真感光体
2 軸
3 帯電手段
4 露光光
5 現像手段
6 転写手段
7 クリーニング手段
8 定着手段
9 プロセスカートリッジ
10 案内手段
P 転写材
103 中間層
104 単層型感光層
105 硬化性樹脂を含有する層
1041 電荷発生層
1042 電荷輸送層
105’ 硬化性樹脂を含有する層
1 電子写真感光体
2 軸
3 帯電手段
4 露光光
5 現像手段
6 転写手段
7 クリーニング手段
8 定着手段
9 プロセスカートリッジ
10 案内手段
P 転写材
Claims (16)
- 前記電子写真感光体の表面層に含有される硬化性樹脂が、フェノール樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、イソシアネート樹脂、メラミン樹脂、および、シロキサン樹脂からなる群より選択される少なくとも1つの硬化性樹脂である請求項1に記載の電子写真感光体。
- 前記フェノール樹脂が、レゾール型フェノール樹脂である請求項2に記載の電子写真感光体。
- 前記電子写真感光体の表面層が、導電性粒子を含有する請求項1〜3のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記電子写真感光体の表面層に含有される導電性粒子が、金属酸化物粒子である請求項4に記載の電子写真感光体。
- 前記金属酸化物粒子が、酸化スズ粒子である請求項5に記載の電子写真感光体。
- 前記電子写真感光体の表面層が、電荷輸送物質を含有する請求項1〜4のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記電子写真感光体の表面層に含有される電荷輸送物質が、ヒドロキシ基を分子内に有する電荷輸送物質である請求項7に記載の電子写真感光体。
- 前記ヒドロキシ基を分子内に有する電荷輸送物質が、置換または無置換のヒドロキシアルキル基、置換または無置換のヒドロキシアルコキシ基、および、置換または無置換のヒドロキシフェニル基からなる群より選択される少なくとも1つの基を分子内に有する電荷輸送物質である請求項8に記載の電子写真感光体。
- 前記電子写真感光体の表面層が、潤滑性粒子を含有する請求項1〜9のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記電子写真感光体の表面層に含有される潤滑性粒子が、フッ素原子含有樹脂粒子、ケイ素原子含有粒子、および、アルミナ粒子からなる群より選択される少なくとも1つの粒子である請求項10に記載の電子写真感光体。
- 前記電子写真感光体の表面層が、フッ素原子含有シランカップリング剤、フッ素変性シリコーンオイル、フッ素原子含有界面活性剤、および、シロキサン化合物からなる群より選択される少なくとも1つを含有する請求項1〜11のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記感光層が、オキシチタニウムフタロシアニン、クロロガリウムフタロシアニン、および、ヒドロキシガリウムフタロシアニンからなる群より選択される少なくとも1つを含有する請求項1〜13のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 請求項1〜14のいずれかに記載の電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、転写手段およびクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 請求項1〜14のいずれかに記載の電子写真感光体、帯電手段、露光手段、現像手段および転写手段を有することを特徴とする電子写真装置。
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