JP2005222344A - 工事写真帳作成支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 誰にでも最小限の訓練により工事写真帳を作成することができるように支援する。
【解決手段】 端末から送信された画像データをサービスサーバー130に蓄積すると共にこの画像データを含む工事写真帳の作成を支援するシステムであって、サービスサーバー130が前記受信画像データを読込可・書込不可な源データとして保存する蓄積フォルダ133aと、該蓄積フォルダに保存された源データ群を複写した、読み書き可能なデータ群として記録する台帳データフォルダ133bとを備える。前記画像データには静止画像データまたは動画像データを含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、工事写真帳の作成を支援するシステムと、該支援システムのためのサービスサーバーおよび端末に関するものである。
公共工事などを受注し、工事の完了と共に納品する書類の一つとして、工事中の各部を写真撮影し、各写真に説明文(コメント)を添えた「工事写真帳」という書類が存在する。
従来、工事写真帳を作成する為には、必要個所の写真を随時撮影し、写真化(プリント化)した後に、縦に3枚プリントが収まるA4程度の指定台紙に収納し、1枚1枚説明文を添え、整理して提出していた。受注物件によっては、この写真枚数が数千枚にも及ぶことがある。
また、最近では、工事写真帳の電子データ化も行われ、発注者によっては電子データとして納めるように指定されることもある。
このような時代の要請に沿って、いくつかの「工事写真帳の作成システム」が公知である。
例えば、特許第2872600号公報(特許文献1)には、工事現場で撮った写真やストップモーション撮影による静止画像撮影のビデオ画像をパーソナルコンピュータに取り込み、ディスプレイ上でアルバムの割付けを編集しプリンターで台紙を印刷しアルバムを作成するシステムが開示されており、当該発明はスケジュールを中心として周辺機器を多用し、アルバムの作成を行うものである。
しかしながら、公共工事の受注側の建設会社、土木会社、電設会社などの98%が中小零細企業であり、また、従業員や役員の大部分が高齢化に至っており、会社の構成要員は「パソコンすら使用したことの無い人々」であるにも係らず、その現実に配慮された工夫がなされていない。
特に、基礎工事などに代表されるような現場写真は再撮影不可能な重要な写真データにも係らず、工事写真帳の作成システムとしてはその取扱いに全く工夫がなされていない。
従って、前記のような人々には、「多くの機器が複雑にパソコンに接続されたシステムであり、コンピュータにスケジュールを管理される。」という疑念が湧き、その存在すら否定されるものであるし、それらのデータ(写真データを含む)をリスク無く、簡単な操作で工事写真帳に取り込めることが切望されている。
特開2003−288384号公報(特許文献2)にも、デジタルカメラを用いて撮影した工事写真を、コンピュータに取り込んで整理し、工事写真集を形成するための工事写真管理システムが開示されているが、特定の機器を必要とするため、上記の人々がその機器の操作等に関わる修練が必要となるばかりでなく、現場で咄嗟に写真撮影の必要が発生した場合、この機器の所持、不所持が隘路となっている。
特開2003−317079号公報(特許文献3)には、建築現場等の工事現場において撮影された2種類の写真(工事写真及び営業写真)を管理すると共にインターネット等のネットワークを介して顧客へ公開し、閲覧可能とする工事現場写真管理装置が開示されており、検査後のデータを必要に応じ公開する工夫など目新しい点が多い。しかしながら、その為に管理者に公開用指示操作が増え、上記の人々向きとは考え難い。
特開2003−296346号公報(特許文献4)には、工事写真の画像データ及びその属性情報を送信する送信手段を有する送信端末と、前記送信端末より送信された画像データ及びその属性情報を格納する格納手段と、該格納手段に格納された画像データを編集するための編集手段を有するサーバー装置と、前記サーバー装置に格納された画像データ及びその属性情報を閲覧する閲覧手段を有する閲覧端末とが通信ネットワークを介して接続され、前記閲覧端末からの操作により前記サーバ装置の格納手段に格納されている画像データを編集して工事写真アルバムを作成するようにした工事写真アルバム作成システムであって、前記格納手段には、前記送信端末から送られた画像データの属性情報が画像データ毎に対応付けされて格納されることを特徴とする工事写真アルバム作成システムが開示されている。
当該発明は、写真データを共有化し格納するサーバー以降に重点を置いた発明であり、写真データに付属させる属性データを送信する送信端末において、その操作者である上記の人々に対して、送信時に1枚1枚属性データの入力という負荷を掛けるものである。また、再撮影不可能という写真データの取扱いに対する配慮に欠けており、重要なデータを保存蓄積する前段階において、文字データと写真データのリンク付けというデータ加工を強いることで、データの破損リスクを増大させている。
さらに、工事写真帳は発注者側からみれば、工事個所の可動部などの確認は、現在の写真(静止画)方式だけではそれを確認するには至らず、直接現場に赴き、視認する必要があるところ、この問題を解決する工事写真帳は現在知られていない。
特許第2872600号公報 特開2003−288384号公報 特開2003−317079号公報 特開2003−296346号公報
本発明は、上記のような状況を踏まえ、「パソコンすら使用したことの無い人々」においても最小限の訓練により工事写真帳を作成することができるようにするための工事写真帳作成支援システム、および、これらの人々によるデータの取り扱いに配慮し、重要データの破損リスクの心配を無くしたシステムを提供するものである。
さらに、近年、普及の著しいインターネットを利用し、データ量の多い工事写真帳中の写真データ(1枚あたりの容量と写真枚数)を取り扱う高額な設備を、共同利用することにより、利用者のコスト負担を軽減すると共に、工事資料の永久保存という要請に応えるものである。
また、電子納品時代の到来に備え、デジタル写真データに加え、ムービー(動画)によるデータ提出により、工事可動部などの確認を容易とすることにある。
本発明は、端末から送信された画像データをサービスサーバーに蓄積すると共にこの画像データを含む工事写真帳の作成を支援するシステムであって、該サービスサーバーが前記受信画像データを読込可・書込不可な源データとして保存する蓄積フォルダと、該蓄積フォルダに保存された源データ群を複写した、読み書き可能なデータ群として記録する台帳データフォルダとを備えたことを特徴とするものである。
前記画像データには静止画像データまたは動画像データを含む。
前記複写されたデータ群は、規格化されたデータからなることが好ましい。
前記画像データのファイル名を当該画像データが保有する属性情報を含むファイル名に変更し、リネームしたファイル名に基づき並べ替えて前記台帳データフォルダに保存することが好ましく、前記属性情報は作成日時情報であることが好ましい。
前記端末内の画像データと前記蓄積フォルダに蓄積した画像データとを比較して、送信の成否を確認することが好ましい。
前記端末にデジタルカメラまたはビデオカメラが接続されてなり、デジタルカメラまたはビデオカメラ内の画像データをサービスサーバーに一括または選択して送信することが好ましい。
前記端末がカメラ付携帯端末であり、撮影した画像データと同時に工事写真帳の説明文に相当するメッセージをサービスサーバーに送信することが好ましい。
本発明に係るサービスサーバーは、前記した工事写真帳作成支援システムに用いるサービスサーバーである。
本発明に係る端末は、前記した工事写真帳作成支援システムに用いる端末において、前記送信の成否を確認するものである。
本発明によれば、工事写真帳を作成するための初期段階において、最も重要な写真データを安全な場所に保全することができる。写真データの送信は極めて簡単であり、デジタルカメラ等を接続したインターネット端末またはデジタルカメラを搭載した携帯端末からの1クリックまたは2乃至3操作により完了する。写真データ送信後の、写真の加工および工事写真帳の編集も自由自在である。デジカメ搭載の携帯端末を利用すれば、写真データ送付と同時に写真説明文の送信も可能である。
工事写真帳を作成する際の写真データの保管運用場所をサービスサーバー側とし、端末側にはサービスサーバー側からの転送により再生可能な一部のデータだけを置けば良いので、「パソコンすら使用したことの無い人々」の端末操作ミスまたは事故によるデータ消失に対する備えは万全である。
更に、完成した工事写真帳や作成中の工事写真帳は、特殊なプログラムを用いることなく、一般的なインターネット端末から随時閲覧可能である。
以下、工事写真帳作成支援システムの実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1には本発明に係る工事写真帳作成支援システムの全体像が示されており、同図の左側には、工事写真帳作成支援システムに係るサービスを利用するユーザー110が所有するデジタルカメラを搭載した携帯端末(以下、カメラ付携帯と略称することもある。)111と、工事写真帳作成支援システムのためのプログラムが内包された端末112と、工事写真撮影用のデジタルカメラ113と、動画撮影用のデジタルビデオカメラ114が図示されている。
また、図1の右側には、本サービスを提供するサービスサーバー130がカメラ付携帯111や端末112とインターネット網120により接続されていることが図示されている。
サービスサーバー130は、噴き出しとして拡大図示したように、何百ページにも及ぶ工事写真帳を高速印刷可能な高速カラープリンターとそのコントロール用プリントサーバー131と、端末112がアクセスして来た際にユーザーおよびデータの管理を行う受付サーバー132と、受信した各種データを保存し必要に応じて出力するファイルサーバー133と、作成済または作成中の工事写真帳をWeb上で閲覧可能とするWebサーバー134とを備えていることが図示されている。
ファイルサーバー133には、受け取った写真データを改変せずに保存しておく蓄積フォルダ133aと、該フォルダに保存された写真データを複写してサイズを規格化し、該規格化した写真データを記録しておく台帳データフォルダ133bとが備えられている。
サービスサーバー130は、この他にも一般に、メールサーバー、FTPサーバー、セキュリティーサーバーなどを備えることもあるが、本図には図示されていない。また、これらのサーバーは1台に集約される場合もあるが、それぞれ独立したサーバーとして存在する場合もある。
本実施形態では、インターネット網120をユーザー110とサービスサーバー130との通信手段に使用しているが、他の通信手段であっても構わない。ただし、その場合でも、一度の通信で多量の写真データを扱う可能性があるため、高速の通信手段が望ましい。
また、カメラ付携帯111およびデジタルカメラ113の解像度は、百万画素以上のものとすることが好ましい。
続いて、図2〜図10を用いて本発明を具体的に説明する。
図2は、ユーザー(以後、工事資料作成者、または単に、作成者と言うことがある。)110が新規現場を担当し、端末112を使用して新しい「工事写真帳」を作成、登録する操作を説明するためのフロー図である。
先ず、工事資料作成者は工事写真帳の作成支援プログラムが内包された端末112の画面に表示された「新規台帳作成」ボタンをクリック211する。この操作により、「新規工事写真帳登録画面」が表示212されるので、作成者は工事名称や担当者、工事開始日、工事終了予定日などの初期データを入力213する。この入力データは新規台帳定義ファイルとして一方のデータ保管場所であるサービスサーバー130に送信214される。
このデータを受信したサービスサーバー130は、加入端末確認などの接続手続221を経た後、新規管理コードを新たに生成222し、受信データに付帯させると共に、専用のフォルダ(ディレクトリ)を作成223し、その中に当該工事写真帳の管理用ファイルとして受信データを格納224する。
次に、該ファイルを基に新規管理コードを端末112に送信225する。これを受信した端末112は、手続成功の証及び今後の管理用として表示215し、新規管理コードを当該工事写真帳の定義(設定)データとして保存216し、作業を終了する。
端末112では、管理コード毎に複数の工事写真帳を作成することが可能であり、この管理コードは当該工事写真帳に付けられた名称と共に、一覧表示するメニュー(ボタン)操作により、随時確認および印刷が可能とすることが好ましい。
次に、図3を用いて、前記新しく作成された工事写真帳に対し、デジタルカメラ113で撮影された写真データを入力する方法を説明する。
図3には、工事写真を撮影し写真データとして保存してあるデジタルカメラ113と、作成支援プログラムが内包された端末112と、サービスサーバー130とが図示され、デジタルカメラ113内の写真データをサービスサーバー130内にある工事写真帳のフォルダに保存する過程がフロー図として図示されている。
尚、デジタルカメラ113のフローは、プログラムによるものではないが、「パソコンすら使用したことの無い人々」がユーザー110として操作可能なシステムであることを明示するため、敢えて図示するものである。
先ず、工事資料作成者は、端末112の該当する工事写真帳を開く。次に、写真データを記録してあるデジタルカメラ113と端末112とを専用コードで接続311し、デジタルカメラ113の電源を入れる。
作成者は、端末112に表示された画面上に配された「データ取り込み」ボタンをクリック321し、その後の作業を全て端末112内の作成支援プログラムに委ねる。
該プログラムは、「データ取り込み」ボタンのクリック321により、デジタルカメラ113内に保存された写真データを画面に一覧表示322し、写真データの全てが対象なのか、一部の写真データが必要なのかを尋ねる323。
ここで工事資料作成者は、全ての写真データが必要な場合は、「全て」のように表示されたボタンをクリック324し、一部の写真データを指定する場合は、画面内の各写真データの先頭に表示されているチェックボタンにより指定326した後、「指定終了」のように表示されたボタンをクリックし、以後は画面表示される写真データの取り込み終了表示を待つ。
「全て」または「指定終了」 ボタンをクリックされた端末112のプログラムは、工事資料作成者が作業の冒頭に開いた該当する工事写真帳内のデータ中に格納された管理コードと共に、該当する写真データをサービスサーバー130に送信325する。
写真データのファイル名は、その写真データが有している属性情報から、日付と時間を併せたファイル名にリネームして送信することが好ましい。リネームは、例えば「2004_01_21_09_42_32.jpg」などとし、このリネームにより、既に送信、格納された写真データとのファイル名の重複を回避することができるが、受信したサービスサーバー130内で受信時に行っても良い。サービスサーバー130に受信された写真データに日時情報が無い場合、または、ファイル名が重複して受信された場合には、受信順に偽時間データ(日時プラス連番でもよい)が生成され、ファイル名として生成することもできる。
前記信号を受信331したサービスサーバー130は、付帯する管理コードを基に、図2で説明した指定フォルダに写真データを蓄積332する。写真データを蓄積332するための保存手段については、図6で後述する。
サービスサーバー130は、終了信号の発信333をもって前記写真データの蓄積332作業の終了を端末112へ告知する。その信号を受信327した端末112は、サービスサーバー130が送信したデータとデジタルカメラ113内の写真データが同一のものであることを、ファイル容量とファイル作成日時データ等により確認328する。この確認は、ファイル容量とファイル作成日時データに限らず、他の手段、例えば、リネーム前のファイル名を管理するデータベースファイルを作成し、該ファイルのリネーム前のファイル名を利用することによって行っても良い。
この確認作業により、同一データと判定された場合、端末112の画面に「保存作業が終了したが、デジタルカメラ113内の該当写真データを削除するか?」というメッセージを表示し、YESまたはNOボタンで指示を仰ぎ329、YESの場合は、デジタルカメラ113内の写真データを削除330する。また、NOの場合は、削除せずにそのまま終了する。
尚、同一データでないと判定された場合には、前記した管理コードと共に写真データをサービスサーバー130に送信325する作業に戻り、その作業を繰り返す。
該作業が完了し、完了メッセージが端末112の画面表示されることにより、写真データの保存作業は完了する。
この画面表示を受け、工事資料作成者はデジタルカメラ113の電源を切り、端末112と接続された専用コードをデジタルカメラ113から分離することで、全ての作業が完了する。
従来形式の紙媒体工事写真帳は静止画に限られるが、電子媒体の工事写真帳には静止画に限らず、動画も取り込むことができる。そこで、本工事写真帳作成支援システムにおける、デジタルビデオカメラ114内の動画データの取り込み方法について説明する。尚、ビデオデータの編集については一般に市販されている製品を利用することができ、初めにこれを図10を参照しながら説明する。
図10は、デジタルビデオカメラ114内の動画データを特定するための編集画面101であって、上下に分割され、下段103は動画データを時系列に表示している。上段102には、下段103の表示データ中からマウスポインターによって開始位置104と終了位置105とが指示されて、選択された動画データ106が表示されている。
動画データ106の入力方法は、前記した写真データの入力方法と同様であり、画面右上に配された「決定!送信!」ボタン107のワンクリックで操作することができる。このときのサービスサーバー130への送信、保存過程は、図3に示された323、324、326、329、330を除いたフローと全く同じである。
次に、前記デジタルカメラ113の代替としてカメラ付携帯111を用い、写真データまたはムービー写真データ(以下、ムービー写真データを含めて写真データと言う。)と一緒に撮影日、撮影場所、工種等の説明文を工事写真帳に入力、保存する方法を説明する。
図4は、カメラ付携帯111を利用した工事写真帳の作成をイメージした概念図であり、カメラ付携帯111と紙媒体の一般的な工事写真帳420とが図示されている。また、カメラ付携帯111の画面410には、入力されたメッセージ411、412が表示され、図面右側の工事写真帳420の説明文422と同一であることが示されている。これは、工事写真データが、カメラ付携帯111のメール機能によって転送される前にメッセージ入力が求められ、そこに入力されたメッセージ411、412が、予め指定されたメールアドレス宛に送信される際、該メールに添付された写真データと一対となり、かつ、1行目のメッセージ(管理コード)411を元に、所定の工事写真帳に写真データ421と説明文422が入力され、表示されることを図示したものである。
尚、メッセージとして入力される管理コード411は、該メールの本文中に入力しても良いし、件名欄(タイトル欄)であっても構わない。
近年、カメラ付携帯電話が広く普及し、常時携帯されていることが多いので、カメラ付携帯111を用いることにより、既に多くの人々があたかもプリント式カメラを扱うが如く被写体を撮影し、撮影した写真を友人にその場で送信する動作だけで、工事写真帳のコンテンツ(写真と説明文)が作成されることになる。また、常に工事工程が進捗し、以前の工程に溯って撮影することが不可能な建築土木工事において、その工事写真の撮影の機会を逃すことがないという利点がある。
カメラ付携帯電話による操作は年齢の老若を問わず「パソコンすら使用したことの無い人々」でも、街角で頻繁に行っている操作であり、搭載されているデジカメも最近では高解像度化している現状に鑑み、本システムにおける送信端末として十分活用可能である。
図5を用いて、カメラ付携帯111による写真データと説明文の入力、保存方法を詳述する。
図5には、カメラ付携帯111とサービスサーバー130が並記されており、カメラ付携帯111で撮影された写真データ421とメッセージデータ411、412が、サービスサーバー130の所定のフォルダに格納されるまでを説明したフロー図である。なお、本実施形態においては、サービスサーバー130がメールサーバー530とファイルサーバー133を含むものとして図示されている。
先ず、カメラ付携帯111で工事写真データ421を撮影511した後、これをサービスサーバー130に送る際には、カメラ付携帯111にメッセージ入力画面が表示512される。該入力画面では、1行目に管理コード411を入力し、2行目以降に説明文422として記載予定のメッセージ412を入力513する。最後に、予め指定されたメールアドレスを入力514した後、送信ボタンを押して送信515する。ここで使用するカメラ付携帯111は、写真データをメール機能により転送可能な機種であれば良い。
送信515された写真データ添付のメールは、サービスサーバー130のメールサーバー530に受信531された後、ファイルサーバー133に転送532される。この際の転送方法としては、メールサーバー530の着信フォルダが予め指定されたユーザー固有のメールアドレス用フォルダであることから、転送先のファイルサーバー133内のフォルダを前記着信フォルダと同じフォルダ名とすることにより、転送用プログラムを簡素化することができる。
ファイルサーバー133は転送されたメールを受信541し、受信を感知した分離保存手段は、受信メールから写真データと、管理コードと、説明文とを分離542し、該管理コードに基づき写真データと説明文を保存542する。この分離保存手段については後述する。
保存作業を終了したファイルサーバー133は、前記メールを送信したカメラ付携帯111の機種に合わせて、写真データと説明文、管理コードおよび着信日などを掲載したWebページを作成する。次いで、そのURLを記したメールを生成543し、メールサーバー530に転送544後、カメラ付携帯111に向けて発信533する。
サービスサーバー130からの返信メールを受信521した工事資料作成者は、該メールに記載されたURLにリンクさせ前記Webページを表示522することにより、送信したメールがサービスサーバー130で正常に処理されたことを確認する。もし、元の写真添付メール送信から一定時間が経過しても前記確認メールが着信521しない場合には、工事資料作成者は再度、カメラ付携帯111から写真データ421をサービスサーバー130に送る。
なお、上記説明では、工事写真データの送信をカメラ付携帯111の現在の主流であるメール添付方式としたが、送信は必ずしもこれに限らず、HTMLによるデータ転送方法やFTPによる方法であっても良い。
次に、図3および図5の説明で後述するとした保存手段と分離保存手段の保存機能について説明する。
図6は、サービスサーバー130内のファイルサーバー133に設けられた保存手段を説明するフロー図である。
図3ではデジタルカメラ113により撮影された工事写真データが、指定フォルダ(蓄積フォルダ133a)に蓄積332され、図5ではメールに添付されたデータが、写真データ、説明文などのデータ毎に分離された後、蓄積フォルダ133aに蓄積542された。
前記蓄積作業後、保存手段は蓄積フォルダ133aを監視611し、該当する蓄積フォルダ133aに対し新しい写真データのファイルが追加612されると、そのファイルをファイル毎に且つ管理コード別に、一時作業フォルダに複写613する。
次いで、複写された写真データはファイルサイズが規格化614される。規格化614とは、ファイル容量、画像の縦横サイズ、色数、GIF、JPG等のファイル形式などを、提出する工事写真帳の写真データに適合させる処理を言い、デジタルカメラ113やカメラ付携帯111の種類により様々なサイズの写真データが存在することに対応したものである。規格化614はこれらの処理全てであっても良いし、何れかの処理だけであっても構わない。また、規格化614は次に説明する台帳データ中の台帳データフォルダ133bへの移動後でも良いし、後述するCD-ROM化の際でも良い。
次に、移動予定先のフォルダ内に既に関連ファイルがあるか否かが判定615される。ここで、移動予定先フォルダとは、管理コード別に作成された台帳データフォルダ133bであって、関連ファイルとは、管理コードが一致するデータファイルを指す。台帳データフォルダ133b内の写真データは工事資料作成者の端末112から直接、編集、削除が可能に設定される。
ここで、関連ファイル無しと判定された場合、関連を表示するためのデータベースファイルを設け、その中の「表示順」フィールドにファイル名を基準とした連番が生成616され、この順番で写真データを登録し、一時作業フォルダから該当する管理コードの台帳データフォルダ133bに新規登録の形で写真データファイルを移動617する。同時に、前記データベースファイルの他のフィールドにも、関連する説明文と管理コードが1つのレコードとして追加保存618される。
一方、前記判定615において関連ファイル有りと判定された場合は、前記データベースファイルの「表示順」フィールドに登録される値は、既に存在する連番にプラス1を加算した数が決定619され、今回の連番(該データが複数の場合)の先頭値となり、前記同様連番が生成され登録後、該当する管理コードの台帳データフォルダ133bに新規登録の形で作業フォルダから追加移動620される。また、前記同様にデータベースファイルへの登録が行われる。
図7は、上述した写真データの二重化保存状況を図示すべく図1の一部を抜粋したものであり、編集や印刷、CD-ROM化時には、ファイルサーバー133の台帳データフォルダ133bが対象とされ、蓄積フォルダ133a内のデータは上書保存されたり変更・削除されたりすることはなく、デジタルカメラ113またはカメラ付携帯111で撮影した源写真データのバックアップとして保全されることを示している。
本実施形態の上記構成により、工事資料作成者は写真データをサービスサーバー130へ転送した直後から、日付順に整理された工事写真帳を閲覧できるばかりでなく、源写真データを損なう危険を冒すこと無く、工事写真帳を自由に編集、削除することが可能となる。
即ち、端末112には、工事写真帳作成支援プログラムと、現場毎に作成された各工事写真帳の設定データ(例えば、印刷出力時のフォーマットや前記した管理コード)のみが保持され、各工事写真帳に使用される写真データ、説明文などは前記の如く、台帳データフォルダ133bを含む台帳として整備されており、常時利用可能な状態にある。また、前記蓄積フォルダ133aのデータは、工事写真帳の編集などでは通常、使用する必要はないが、端末112からの要求があれば、随時引出して利用することは可能である。
従って、本発明によれば再撮影不可能で重要な写真データを、コンピュータのプロ達の手に委ねることにより、編集ミスによるデータの消失、機器の故障、HDDの容量オーバー、ネットワーク上の被害などから安全に保守管理することができる。
また、本発明では工事写真帳の作成支援プログラムとそのデータが分離保存されているにも関わらず、端末112を操作する工事資料作成者には、あたかも自端末112に、その両方が内在しているかのように操作可能である。このデータ集中管理手法は、LANやWANでは珍しくないが、本発明の場合、カメラ付携帯111のメール転送利用や、後述するWebによる閲覧公開において、ユーザー側に独自サーバーの設置を不用とする等、コスト削減効果は非常に大きい。
さらに、受注案件によっては、収納する写真枚数が数千枚にも昇り、その写真データの容量は莫大なものとなり、市販パソコンのHDD等では、短期間にその容量が足りなくなる可能性が有るが、この問題を解消することができる。
次に図8を用い、前記作成された工事写真帳の印刷方法および電子納品用CD−ROM(またはDVD)化方法について説明する。
図8も図7と同様に、図1の一部を抜粋したものであり、図1と同じ構成部には図1と同一の符号を付してその説明を省略する。図8には、図1においてプリントサーバー131に接続された高速カラープリンター81に加えて、端末112側にも印刷機83と電子納品用CD−ROM(またはDVD)メディア84が図示され、また、サービスサーバー130にも電子納品用CD−ROM(またはDVD)メディア82が図示されている。従って、工事写真帳の印刷および電子納品用CD−ROM(またはDVD)化は、ユーザー側、サービスセンター側のどちらでも可能になる。
最後に、図9に示す閲覧画面を用い、前記作成された工事写真帳の閲覧方法について説明する。
図9に示す閲覧画面は一般的なインターネットブラウザ画面であり、画面のURLはサービスセンターのホームページの一部にリンクしたページであって、このページまでは全ユーザーと全ての工事写真帳において共通であり、本ページ以降が特定の工事写真帳のページになる。特定の工事写真帳を指定するには、前記管理コード411と、ユーザー毎にサービスセンターより発給されたゲスト用ID91とパスワード92が必要であり、それらを入力することにより目的とする工事写真帳のページを表示させることができる。
このような方式によれば、工事写真帳の納品前であっても随時、工事発注先等(ゲスト)からの写真データまたは進捗状況の照会に対して、前記3項目を知らせるだけで、特定の工事写真帳を共有閲覧することができる。
本発明に係る工事写真帳作成支援システムの全体を示す説明図である。 新しい「工事写真帳」を作成、登録する操作を説明するためのフロー図である。 デジタルカメラ113で撮影した写真データの入力フロー図である。 カメラ付携帯111を利用した工事写真帳の作成をイメージした概念図である。 カメラ付携帯111による写真データと説明文の入力フロー図である。 ファイルサーバー133に設けられた保存手段を説明するフロー図である。 写真データの二重化保存状況を示す説明図である。 工事写真帳の印刷方法および電子納品用CD−ROM(またはDVD)化方法の説明図である。 Webにより公開された工事写真帳を閲覧するときの閲覧画面である。 動画データをサービスサーバーへ送信するに際し、動画データを特定するための編集画面である。
符号の説明
111 カメラ付携帯
112 端末
113 デジタルカメラ
114 デジタルビデオカメラ
120 インターネット網
130 サービスサーバー
133 ファイルサーバー
133a 蓄積フォルダ
133b 台帳データフォルダ
420 工事写真帳

Claims (10)

  1. 端末から送信された画像データをサービスサーバーに蓄積すると共にこの画像データを含む工事写真帳の作成を支援するシステムであって、該サービスサーバーが前記受信画像データを読込可・書込不可な源データとして保存する蓄積フォルダと、該蓄積フォルダに保存された源データ群を複写した、読み書き可能なデータ群として記録する台帳データフォルダとを備えたことを特徴とする工事写真帳作成支援システム。
  2. 前記画像データが静止画像データまたは動画像データである請求項1記載の工事写真帳作成支援システム。
  3. 前記複写されたデータ群が規格化されたデータからなる請求項1または2記載の工事写真帳作成支援システム。
  4. 前記画像データのファイル名を当該画像データが保有する属性情報を含むファイル名に変更し、リネームしたファイル名に基づき並べ替えて前記台帳データフォルダに保存する請求項1または2記載の工事写真帳作成支援システム。
  5. 前記属性情報が作成日時情報である請求項4記載の工事写真帳作成支援システム。
  6. 前記端末内の画像データと前記蓄積フォルダに蓄積した画像データとを比較して、送信の成否を確認する請求項1または2記載の工事写真帳作成支援システム。
  7. 前記端末にデジタルカメラまたはビデオカメラが接続されてなり、デジタルカメラまたはビデオカメラ内の画像データをサービスサーバーに一括または選択して送信する請求項1〜6のいずれか記載の工事写真帳作成支援システム。
  8. 前記端末がカメラ付携帯端末であり、撮影した画像データと同時に工事写真帳の説明文に相当するメッセージをサービスサーバーに送信する請求項1〜6のいずれか記載の工事写真帳作成支援システム。
  9. 請求項1〜8のいずれか記載の工事写真帳作成支援システムにおけるサービスサーバー。
  10. 請求項6〜8のいずれか記載の工事写真帳作成支援システムに用いる端末において、前記送信の成否を確認する端末。
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