JP2005219829A - シート積載機構、シート後処理装置、及びそれらを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート積載機構、シート後処理装置、及びそれらを備えた画像形成装置 Download PDF

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浩道 辻野
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Katsuaki Hirai
克明 平井
Hideki Kushida
秀樹 櫛田
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Abstract

【課題】 本発明は、カラー出力紙において発生する擦れ痕発生を防止することを目的とする。具体的にはこし付けリブ、シートニップすることによる画像面への擦れ痕発生を防止することを目的とするものである。
【解決手段】 シートを積載するシート積載部と、シート排紙部へ排出するためのシート排紙手段と、排出されたシートをエア吸着して搬送し、所定位置で吸着をOFFさせる吸着手段を備えることを特徴とする。
【選択図】 図25

Description

本発明は、例えば画像形成装置において画像処理を行ったシートをシート積載部に排出して積載するシート積載手段に関するものである。
従来、複写機などの画像形成装置からの排出されたシートを積載部に積載する際の問題として、例えば複写機などの画像形成装置に接続されるシート後処理装置おいては、シートを整合処理、ステイプル処理等を行う横方向に設置された積載処理部である処理トレイへ積載する際に、特にこしの弱いシートを積載することで、処理トレイ既積載シートに積載シートが干渉することで既積載のシートずれが発生するという問題がある(図21−3参照)。
これらの問題を解決するために、従来技術として積載部前のシート搬送部中央にこし付けを行うためのリブを設け、シートに対して搬送方向に対して並行に屈曲したこし付けを行うことで既積載シートに積載シートが干渉することを防止、あるいはシートのカールを補正して正常積載出来るようにすることが行われている。
具体的な例としては、処理トレイ積載前のシート搬送部中央にこし付けを行うためのリブを設け、シートに対して搬送方向に対して並行に屈曲したこし付け(図21−1参照)を行うことで処理トレイ既積載シートに積載シートが干渉することを防止することが行われている(図21−2参照)。しかしながら、リブによるこし付け処理はリブがシート面を擦る構成であるために画像面を傷つけてしまう問題があった。
また、シートをシート積載部に格納してシート束を作成した後、中央部にてシート束を2つ折りにしてステイプル処理を行うことで製本処理を行うサドル機能を備えるシート後処理装置においては、設置スペース等の関係でシート積載部である処理トレイを縦方向に配置する構成をとるものがある。このような縦方向に処理トレイを備える場合においては、処理トレイにあるローラと、押し付けパッドにより既積載シート束と積載シートをローラでニップし搬送して処理トレイへ積載する方式(図22)などがある。この方式では、ローラによりシートがニップされた状態で積載動作が行われるため、自重落下等による積載方式よりも積載シートを安定して積載出来るメリットがあるが、既積載シートと積載シートがローラニップ部で擦れることで、画像面を傷つけてしまったり、シート間の擦れによるトナーうつりが発生するといった問題があった。
以上述べたような問題は、近年急速に普及し写真画像など特に高画質が求められるカラー複写機、カラープリンターにおいて、シート間、こし付けリブ等の機構部と擦れることにより発生する画像面への傷、トナーうつりは特に大きな問題になってきている。
特開2002−274734号公報
上述した問題を解決するためには、こし付けリブといった機構部との擦れ、あるいはシート間の擦れを出来るだけ少なくすることが必要である。
この技術課題を解決するために、本発明において画像形成装置より排出されるシートを積載処理において、積載排出口に積載性向上のためのこし付け機構による画像面への悪影響を防止するシート積載機構を備える。
積載されたシートを必要に応じて整合処理、ステイプル処理を行う処理トレイといった積載部への積載動作においては、こし付け機構を設けることなく処理トレイ既積載シートとの干渉による整合ズレが発生しないシート積載機構を備えたシート後処理装置を提供することで画像面への悪影響を防止する。
サドル装置の縦方向に配置された処理トレイにおいては、従来技術より既積載シートと積載シートをニップすることなく確実にシート積載が可能なシート積載機構を備えるシート後処理装置を提供することで、画像面への悪影響を防止する。
本発明の目的は上記問題に鑑みたものであり、上記目的を達成する為に、本発明では、
画像形成装置から排出されるシートを積載する積載トレイあるいは、一時積載させて後処理を行うための処理トレイにシートを排出する為の排紙手段と、
排紙手段から排出されたシートをエア吸着搬送し、シートが所定位置に来た時にエア吸着をOFFさせるエア吸着手段を備え、
エア吸着手段はシート吸着面が、積載トレイあるいは、処理トレイの積載面に対向する位置で、且つ、シート積載面に概略並行に配置された構成をとる。
また、エア吸着手段には吸着口を遮断できるように駆動可能に配置されたシャッター部材とシャッター部材を駆動する為のシャッター駆動手段を備えることで吸着力の強さを制御し、更に、エア吸着手段には、吸着したシートにエアを吹き付けることにより、シートを吸着面より離間する為の離間手段を備えている。
そして、エア吸着手段の吸着力の強さは、紙サイズ、紙重量に応じて変更し、更には着力の強さをシートが排出されて搬送されるに従って変化させるように制御する。
上記手段を備えることで、シート間の擦れ、こし付けリブ等の機構とシートの擦れを防止し画像面への傷、擦れによるトナーうつりなどの発生を防止するシート積載機構及びシート後処理装置を提供する。
なお、更に詳細に説明すれば、本発明は下記の構成によって前記課題を解決できた。
(1)シートを積載するシート積載部と、前記シート積載部へシートを排出する為の排紙手段と、前記排紙手段から排出されたシートをエア吸着搬送し、シートが前記シート積載部の所定位置に到達した時にエア吸着をOFFさせ、前記シート積載部のシート積載面にシートを積載するエア吸着手段を備えることを特徴とするシート積載機構。
(2)前記エア吸着手段のシート吸着面が、前記シート積載面に対向する位置で、且つ、前記シート積載面に概略並行に配置されていることを特徴とする前記(1)に記載のシート積載機構。
(3)前記エア吸着手段には吸着口を遮断できるように駆動可能に配置されたシャッター部材と、シャッター部材を駆動する為のシャッター駆動手段と、を備えることを特徴とする前記(1)または(2)に記載のシート積載機構。
(4)前記エア吸着手段は、吸着したシートにエアを吹き付けることにより、シートを吸着面より離間させる為の離間手段を備えることを特徴とする前記(1)から(3)のうちいずれか1つに記載のシート積載機構。
(5)前記エア吸着手段の吸着力の強さを、紙サイズに応じて変更することを特徴とする前記(1)から(4)のうちいずれか1つに記載のシート積載機構。
(6)前記エア吸着手段の吸着力の強さを、紙重量に応じて変更することを特徴とする前記(1)から(4)のうちいずれか1つに記載のシート積載機構。
(7)前記エア吸着手段の吸着力の強さを、前記排紙手段から前記シート積載部へのシート搬送量に従って変化させることを特徴とする前記(1)から(4)のうちいずれか1つに記載のシート積載機構。
(8)シート上に画像を形成する画像形成部と、画像形成されたシートを積載する、前記(1)から(7)のうちいずれか1つに記載のシート積載機構と、を備えた画像形成装置。
(9)シートを一時積載させて後処理を行うための処理トレイと、前記処理トレイにシートを排出する為の排紙手段と、前記排紙手段から排出されたシートをエア吸着搬送し、シートが前記シート積載部の所定位置に到達した時にエア吸着をOFFさせ、前記シート積載部のシート積載面にシートを積載するエア吸着手段を備えることを特徴とするシート後処理装置。
(10)前記エア吸着手段のシート吸着面が、シート積載面に対向する位置で、且つ、シート積載面に概略並行に配置されていることを特徴とする前記(9)に記載のシート後処理装置。
(11)前記エア吸着手段には吸着口を遮断できるように駆動可能に配置されたシャッター部材と、シャッター部材を駆動する為のシャッター駆動手段と、を備えることを特徴とする前記(9)または(10)に記載のシート後処理装置。
(12)前記エア吸着手段には、吸着したシートにエアを吹き付けることにより、シートを吸着面より離間させる為の離間手段を備えることを特徴とする前記(9)から(11)のうちいずれか1つに記載のシート後処理装置。
(13)前記エア吸着手段の吸着力の強さを、紙サイズに応じて変更することを特徴とする前記(9)から(12)のうちいずれか1つに記載のシート後処理装置。
(14)前記エア吸着手段の吸着力の強さを、紙重量に応じて変更することを特徴とする前記(9)から(12)のうちいずれか1つに記載のシート後処理装置。
(15)前記エア吸着手段の吸着力の強さを、前記排紙手段から前記シート積載部へのシート搬送量に従って変化させることを特徴とする前記(9)から(12)のうちいずれか1つに記載のシート後処理装置。
(16)シート上に画像を形成する画像形成部と、画像形成されたシートに処理を施す、前記(9)から(15)のうちいずれか1つに記載のシート後処理装置と、を備えた画像形成装置。
本発明では、エア吸着による搬送手段によりシート搬送を行いシート積載するシート積載手段を備えることで、こし付け機構を設けることなくシート積載処理を行うシート積載手段を備えることで画像面への悪影響を防止することが可能となる。
また、処理トレイ既積載シートとの干渉による整合ズレが発生しないシート積載機構を備えたシート後処理装置を提供することで画像面への悪影響を防止することが可能となる。
また、サドル装置においては、エア吸着による搬送手段を用いてシート積載部へ搬送することにより、既積載シートと積載シートをニップすることなくシート積載が可能となるため、既積載シートと積載シートとの擦れが発生しないシート積載機構を備えたシート後処理装置を提供することで、画像面への悪影響を防止することが可能となる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
[全体構成]
図1は本発明の画像形成装置の実施の一形態の主要部構成を示す縦断面図である。
画像形成装置は、図1に示すように、画像形成装置本体10と、折り装置400と、フィニッシャ500とから構成され、画像形成装置本体10は原稿画像を読み取るイメージリーダ200およびプリンタ300を備える。
イメージリーダ200には、原稿給送装置100が搭載されている。原稿給送装置100は、原稿トレイ上に上向きにセットされた原稿を先頭頁から順に1枚づつ左方向へ給紙し、湾曲したパスを介してプラテンガラス102上を左から流し読取り位置を経て右へ搬送し、その後外部の排紙トレイ112に向けて排出する。この原稿がプラテンガラス102上の流し読取り位置を左から右へ向けて通過するときに、この原稿画像は流し読取り位置に対応する位置に保持されたスキャナユニット104により読み取られる。この読取り方法は、一般的に、原稿流し読みと呼ばれる方法である。具体的には、原稿が流し読取り位置を通過する際に、原稿の読取り面がスキャナユニット104のランプ103の光で照射され、その原稿からの反射光がミラー105、106、107を介してレンズ108に導かれる。このレンズ108を通過した光は、イメージセンサ109の撮像面に結像する。
このように流し読取り位置を左から右へ通過するように原稿を搬送することによって、原稿の搬送方向に対して直交する方向を主走査方向とし、搬送方向を副走査方向とする原稿読取り走査が行われる。すなわち、原稿が流し読取り位置を通過する際に主走査方向に原稿画像を1ライン毎にイメージセンサ109で読み取りながら、原稿を副走査方向に搬送することによって原稿画像全体の読取りが行われ、光学的に読み取られた画像はイメージセンサ109によって画像データに変換されて出力される。イメージセンサ109から出力された画像データは、後述する画像信号制御部202において所定の処理が施された後にプリンタ300の露光制御部110にビデオ信号として入力される。
なお、原稿給送装置100により原稿をプラテンガラス102上に搬送して所定位置に停止させ、この状態でスキャナユニット104を左から右へ走査させることにより原稿を読み取ることも可能である。この読取り方法は、いわゆる原稿固定読みと呼ばれる方法である。
原稿給送装置100を使用しないで原稿を読み取るときには、まず、ユーザにより原稿給送装置100を持ち上げてプラテンガラス102上に原稿を載置し、そして、スキャナユニット104を左から右へ走査させることにより原稿の読取りを行う。すなわち、原稿給送装置100を使用しないで原稿を読み取るときには、原稿固定読みが行われる。
プリンタ300の露光制御部110は、入力されたビデオ信号に基づきレーザ光を変調して出力し、該レーザ光はポリゴンミラー110aにより走査されながら各感光ドラム111a(Y)、111b(M)、111c(C)111d(Bk)上に照射される。感光ドラム111a〜dには走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。ここで、露光制御部110は、後述するように、原稿固定読み時には、正しい画像(鏡像でない画像)が形成されるようにレーザ光を出力する。
この感光ドラム111a〜d上の静電潜像は、現像器113a(Y)、113b(M)、113c(C)、113d(Bk)から供給される現像剤によって現像剤像として可視像化される。また、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、各カセット114,115、手差給紙部125または両面搬送パス124から用紙が給紙され、この用紙は感光ドラム111a〜dと転写部116a〜dとの間に搬送される。感光ドラム111a〜dに形成された現像剤像は転写部116a〜dにより給紙された用紙上に転写される。
現像剤像が転写された用紙は定着部117に搬送され、定着部117は用紙を熱圧することによって現像剤像を用紙上に定着させる。定着部117を通過した用紙はフラッパ121および排出ローラ118を経てプリンタ300から外部(折り装置400)に向けて排出される。
ここで、用紙をその画像形成面が下向きになる状態(フェイスダウン)で排出するときには、定着部117を通過した用紙をフラッパ121の切換動作により一旦反転パス122内に導き、その用紙の後端がフラッパ121を通過した後に、用紙をスイッチバックさせて排出ローラ118によりプリンタ300から排出する。以下、この排紙形態を反転排紙と呼ぶ。この反転排紙は、原稿給送装置100を使用して読み取った画像を形成するときまたはコンピュータから出力された画像を形成するときなどのように先頭頁から順に画像形成するときに行われ、その排紙後の用紙順序は正しい頁順になる。
また、手差給紙部125からOHPシートなどの硬い用紙が給紙され、この用紙に画像を形成するときには、用紙を反転パス122に導くことなく、画像形成面を上向きにした状態(フェイスアップ)で排出ローラ118により排出する。
さらに、用紙の両面に画像形成を行う両面記録が設定されている場合には、フラッパ121の切換動作により用紙を反転パス122に導いた後に両面搬送パス124へ搬送し、両面搬送パス124へ導かれた用紙を上述したタイミングで感光ドラム111a〜dと転写部116a〜dとの間に再度給紙する制御が行われる。
プリンタ300から排出された用紙は折り装置400に送られる。この折り装置400は、用紙をZ形に折りたたむ処理を行う。例えば、A3サイズやB4サイズのシートで、かつ折り処理が指定されているときには、折り装置400で折り処理を行い、それ以外の場合、プリンタ300から排出された用紙は折り装置400を通過してフィニッシャ500に送られる。このフィニッシャ500には、画像が形成された用紙に挿入するための表紙、合紙などの特殊用紙を給送するインサータ900が設けられている。フィニッシャ500では、製本処理、綴じ処理や穴あけなどの各処理を行う。
[システムブロック図]
次に、本画像形成装置全体の制御を司るコントローラの構成について図2を参照しながら説明する。図2は図1の画像形成装置全体の制御を司るコントローラの構成を示すブロック図である。
コントローラは、図2に示すように、CPU回路部150を有し、CPU回路部150は、CPU(図示せず)、ROM151、RAM152を内蔵し、ROM151に格納されている制御プログラムにより各ブロック101,153,201,202,209,301,401,501を総括的に制御する。RAM152は、制御データを一時的に保持し、また制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。
原稿給送装置制御部101は、原稿給送装置100をCPU回路部150からの指示に基づき駆動制御する。イメージリーダ制御部201は、上述のスキャナユニット104、イメージセンサ109などに対する駆動制御を行い、イメージセンサ109から出力されたアナログ画像信号を画像信号制御部202に転送する。
画像信号制御部202は、イメージセンサ109からのアナログ画像信号をデジタル信号に変換した後に各処理を施し、このデジタル信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部301に出力する。また、コンピュータ210から外部I/F209を介して入力されたデジタル画像信号に各種処理を施し、このデジタル画像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部301に出力する。この画像信号制御部202による処理動作は、CPU回路部150により制御される。プリンタ制御部301は、入力されたビデオ信号に基づき上述の露光制御部110を駆動する。
操作部153は、画像形成に関する各種機能を設定する複数のキー、設定状態を示す情報を表示するための表示部などを有し、各キーの操作に対応するキー信号をCPU回路部150に出力するとともに、CPU回路部150からの信号に基づき対応する情報を表示部に表示する。
折り装置制御部401は折り装置400に搭載され、CPU回路部150と情報のやり取りを行うことによって折り装置全体の駆動制御を行う。
フィニッシャ制御部501はフィニッシャ500に搭載され、CPU回路部150と情報のやり取りを行うことによってフィニッシャ全体の駆動制御を行う。この制御内容については後述する。
[折り部]
次に、折り装置400およびフィニッシャ500の構成について図3を参照しながら説明する。図3は図1の折り装置400およびフィニッシャ500の構成を示す図である。
折り装置400は、図3に示すように、プリンタ300から排出された用紙を導入し、フィニッシャ500側に導くための折り搬送水平パス402を有する。折り搬送水平パス402上には、搬送ローラ対403および搬送ローラ対404が設けられている。また、折り搬送水平パス402の出口部(フィニッシャ500側)には、折りパス選択フラッパ410が設けられている。この折りパス選択フラッパ410は、折り搬送水平パス402上の用紙を折りパス420またはフィニッシャ側500に導くための切換動作を行う。
ここで、折り処理を行う場合には、折りパス選択フラッパ410がオンされ、用紙が折りパス420に導かれる。折りパス420に導かれた用紙は、折りローラ421まで搬送されてZ形に折りたたまれる。これに対し、折り処理を行わない場合には、折りパス選択フラッパ410がオフされ、用紙はプリンタ300から折り搬送水平パス402を介してフィニッシャ500に直接に送られる。
[フィニッシャメイン部]
フィニッシャ500は、折り装置400を介して排出された用紙を順に取り込み、取り込んだ複数の用紙を整合して1つの束に束ねる処理、束ねた用紙束の後端をステイプルで綴じるステイプル処理、取り込んだ用紙の後端付近に孔あけをするパンチ処理、ソート処理、ノンソート処理、製本処理などの各シート後処理を行う。
フィニッシャ500は、図3に示すように、プリンタ300から折り装置400を介して排出された用紙を内部に導くための入口ローラ対502を有する。この入口ローラ対502の下流には、用紙をフィニッシャパス552、または第1製本パス553に導くための切換フラッパ551が設けられている。
フィニッシャパス552に導かれた用紙は、搬送ローラ対503を介してバッファローラ505に向けて送られる。搬送ローラ対503とバッファローラ505は、正逆転可能に構成されている。
入口ローラ対502と搬送ローラ対503間には、入口センサ531が設けられている。また、入口センサ531の用紙搬送方向上流近傍においては、第2製本パス554がフィニッシャパス552から分岐している。以下、この分岐点を分岐Aと呼ぶ。この分岐Aは、入口ローラ対502から搬送ローラ対503に用紙を搬送するための搬送路への分岐を成すが、搬送ローラ対503が逆転して用紙を搬送ローラ対503側から入口センサ531側に搬送する際には、第2製本パス554側のみに搬送されるワンウェイ機構を有する分岐を成す。
搬送ローラ対503とバッファローラ505間には、パンチユニット550が設けられており、パンチユニット550は必要に応じて動作し、搬送されてきた用紙の後端付近に穿孔する。
バッファローラ505は、その外周に送られた用紙を所定枚数積層して巻き付け可能なローラであって、必要に応じてこのローラの外周には各押下コロ512,513,514により巻き付けられる。バッファローラ505に巻き付けられた用紙はバッファローラ505の回転方向に搬送される。
押下コロ513,514間には切換フラッパ510が配置されており、押下コロ514の下流には切換フラッパ511が配置されている。切換フラッパ510はバッファローラ505に巻き付けられた用紙をバッファローラ505から剥離してノンソートパス521、またはソートパス522に導くためのフラッパであり、切換フラッパ511はバッファローラ505に巻き付けられた用紙をバッファローラ505から剥離してソートパス522に、またはバッファローラ505に巻き付けられた用紙を巻き付けられた状態でバッファパス523に導くためのフラッパである。
切換フラッパ510によりノンソートパス521に導かれた用紙は、排出ローラ対509を介してサンプルトレイ701上に排紙される。ノンソートパス521の途中には、ジャム検出などのための排紙センサ533が設けられている。
切換フラッパ510によりソートパス522に導かれた用紙は、搬送ローラ506,507(排紙手段)を介して、吸着ユニット590(エア吸着手段:詳細は後述)により吸着搬送された後、中間トレイ(以下、処理トレイという)630上に積載される。ソートパス522の途中には、ジャム検出、制御タイミングを取るためのソートパスセンサ534がある。中間トレイ630上に束状に積載された用紙は、必要に応じて整合処理、ステイプル処理などが施された後に、排出ローラ680a,680bによりスタックトレイ700上に排出される。処理トレイ630上に束状に積載された用紙を綴じるステイプル処理には、ステイプラ601が用いられる。このステイプラ601の動作については後述する。スタックトレイ700は、上下方向に自走可能に構成されている。
[製本部]
第1製本パス553、第2製本パス554からの用紙は、搬送ローラ対813によって収納ガイド820に収納され、搬送ローラ対813により搬送されたシート先端は、収納ガイド820と対向する位置に配置された吸着ユニット890(エア吸着手段:詳細は後述)により吸着搬送され、さらに用紙先端が可動式のシート位置決め部材823に接するまで搬送される。搬送ローラ対813の上流側には、製本入口センサ817が配置されている。また、収納ガイド820の途中位置には、2対のステイプラ818が設けられており、このステイプラ818はそれに対向するアンビル819と協働して用紙束の中央を綴じるように構成されている。
ステイプラ818の下流位置には、折りローラ対826が設けられている。折りローラ対816の対向位置には、突出し部材825が設けられている。この突出し部材825を収納ガイド820に収納された用紙束に向けて突き出すことにより、この用紙束は折りローラ対826間に押し出され、この折りローラ対826によって折りたたまれた後に、折り紙排紙ローラ827を介してサドル排出トレイ832に排出される。折り紙排紙ローラ827の下流側には、製本排紙センサ830が配置されている。
また、ステイプラ818で綴じられた用紙束を折る場合には、ステイプル処理終了後に用紙束のステイプル位置が折りローラ対826の中央位置になるように、位置決め部材823を所定距離分下降させる。
[インサータ部]
インサータ900は、フィニッシャ500の上部に設けられ、トレイ901上に積載された表紙、合紙を成す用紙束を順次分離し、フィニッシャパス552、または製本パス553に搬送する。ここで、インサータ900のトレイ901上には、特殊用紙が操作者から見て正視状態で積載される。すなわち、特殊用紙はその表面が上に向けられた状態でトレイ901上に積載される。
このトレイ901上の特殊用紙は、搬送ローラ給紙ローラ902によって、搬送ローラ903および分離ベルト904からなる分離部に搬送され、最上位紙から1枚づつ順次分離されて搬送される。
この分離部下流側には引き抜きローラ対905が配置され、この引き抜きローラ対905により分離された特殊用紙は、安定して搬送パス908に導かれる。引き抜きローラ対905の下流側には給紙センサ907が設けられ、また給紙センサ907と入口ローラ対502との間には、搬送パス908上の特殊用紙を入口ローラ対502に導くための搬送ローラ906が設けられている。
[フィニッシャブロック図]
次に、フィニッシャ500を駆動制御するフィニッシャ制御部501の構成について図4を参照しながら説明する。図4は図2のフィニッシャ制御部の構成を示すブロック図である。
フィニッシャ制御部501は、図4に示すように、CPU511、ROM512、RAM513などで構成されるCPU回路部510を有する。CPU回路部510は、通信IC514を介して画像形成装置本体側に設けられたCPU回路部150と通信してデータ交換を行い、CPU回路部150からの指示に基づきROM512に格納されている各種プログラムを実行してフィニッシャ500の駆動制御を行う。
この駆動制御を行う際には、CPU回路部150に各種センサからの検出信号が取り込まれる。この各種センサとしては、入口センサ531、製本入口センサ817、製本排紙センサ830、給紙センサ907、用紙セットセンサ910、ソートパスセンサ534、排紙センサ533がある。この用紙セットセンサ910は、インサータ900のトレイ901上に特殊用紙がセットされているか否かを検出するためのセンサである。CPU回路部510にはドライバ520が接続され、ドライバ520はCPU回路部510からの信号に基づきモータおよびソレノイドを駆動する。また、CPU回路部150はクラッチを駆動する。
ここで、モータとしては、入口ローラ対502、搬送ローラ対503、搬送ローラ対906の駆動源である入口モータM1、バッファローラ505の駆動源であるバッファモータM2、搬送ローラ対506、排出ローラ対507、排出ローラ対509の駆動源である排紙モータM3、各排出ローラ680a,680bを駆動する束排出モータM4、搬送ローラ対813の駆動源である搬送モータM10、シート位置決め部材823の駆動源である位置決めモータM11、突出し部材825、折りローラ対826、折り紙排紙ローラ対827の駆動源である折りモータM12、インサータ900の給紙ローラ902、搬送ローラ903、分路ベルト904、引き抜きローラ対905の駆動源である給紙モータM20、処理トレイ630積載面にほぼ並行位置に配置された吸着ユニット590に設けられた吸着搬送ベルトの駆動源であるベルト搬送モータM25、製本部の収納ガイド820のシート積載面と対向する位置に設けられた吸着ユニット890に設けられた吸着搬送ベルトの駆動源であるベルト搬送モータM26がある。
入口モータM1、バッファモータM2、排紙モータM3はステッピングモータからなり、励磁パルスレートを制御することによって各モータにより駆動するローラ対を等速で回転させたり、独自の速度で回転させたりすることができる。また、入口モータM1、バッファモータM2はドライバ520により正逆のそれぞれの回転方向に駆動可能である。
搬送モータM10、位置決めモータM11はステッピングモータからなり、折りモータM12はDCモータからなる。なお、搬送モータM10は、入口モータM1と速度同期して用紙搬送が可能なように構成されている。
給紙モータM20は、ステッピングモータからなり、入口モータM1と速度同期して用紙搬送が可能なように構成されている。
ベルト搬送モータM25、M26はステッピングモータからなり、ベルト搬送モータM25は排紙モータM3と、ベルト搬送モータM26は搬送モータM10と速度同期して用紙搬送が可能になっている。
ソレノイドとしては、切換フラッパ510の切換を行うソレノイドSL1、切換フラッパ511の切換を行うソレノイドSL2、切換フラッパ551の切換を行うソレノイドSL10、インサータ900の給紙シャッター(図3には図示せず)を駆動するソレノイドSL20、インサータ900の給紙ローラ902を昇降駆動するソレノイドSL21、吸着ユニットの吸着及び離間のON/OFFを行うためのシャッターSL(詳細は後述、図3には図示せず)がある。
クラッチとしては、折りモータM12の駆動を突出し部材825に伝達するためのクラッチCL1、給紙モータM20の駆動を給紙ローラ902に伝達するためのクラッチCL10がある。
[操作部]
次に、操作部153を用いて後処理モードの選択操作例について図5を参照しながら説明する。図5は図1の画像形成装置における操作部の後処理モード選択に関する画面例を示す図である。
本画像形成装置では、後処理モードとしてノンソート、ソート、ステイプルソート(綴じモード)、製本モードなどの各処理モードを有するとともに、また挿入シートを合紙モードとして、表紙や最終紙あるいは途中に用紙に挿入することが可能なように設定されている。このような処理モードを設定などは操作部153からの入力操作により行われる。例えば、後処理モードを設定する際には、図5(a)に示すメニュー選択画面が操作部153に表示され、このメニュー選択画面を用いて処理モードの設定が行われる。また、例えば合紙モードの設定の際には、図5(b)に示す画面が挿入設定操作部153に表示され、この画面を用いて特殊用紙の挿入をインサータ900から行うか、手差し給紙部125から行うかを設定し、図5(c)に示す画面にて何枚目に挿入するかを設定できる。特殊用紙を表紙のみに給紙する場合は「1」のみ選択し、挿入する枚数が複数あるときは所望枚数目を選択し設定することが可能である。
[フィニッシャの動作概要]
次に、ソートモード時のインサータ900およびプリンタ300からフィニッシャ500内の処理トレイ630への用紙搬送について図6ないし図11を参照しながら説明する。図6ないし図11は図1の画像形成装置におけるソートモード時のインサータおよびプリンタからフィニッシャ内の処理トレイへの用紙の流れを説明するための図である。
用紙Cを表紙として画像形成後の用紙に挿入する場合には、図6(b)に示すように、用紙がインサータ900のトレイ901にセットされる。このとき、用紙Cは、図6(a)に示すように、画像面が上向きで綴じ位置が操作者から見て左になるようにセットされ、図中の矢印の方向へ給紙される。この用紙Cのセット状態は、原稿給装置100における原稿のセット状態で同じであり、用紙Cのセットを行う際の操作性を向上させることができる。
用紙Cがトレイ901にセットされると、図7に示すように、その最上段の用紙C1の給紙が開始され、切換フラッパ551はフィニッシャパス552側に切り換えられる。用紙C1は搬送パス908から入口ローラ対502を経てフィニッシャパス552内に導かれ、この用紙C1の先端が入口センサ531により検出されると、プリンタ300からの画像形成後の用紙(図8に示す用紙P1)の給送が開始される。
次いで、図8に示すように、プリンタ300から給紙された用紙P1がフィニッシャ500内に導かれるとともに、用紙C1はバッファローラ505を介してソートパス522に導かれる。このとき、切換フラッパ510,511はいずれもソートパス522側に切り換えられている。
このソートパス522に導かれた用紙C1は、図9に示すように、処理トレイ630上に収納される。このとき、プリンタ300からの用紙P1は、フィニッシャパス522内に導かれている。この用紙P1は、図10に示すように、用紙C1と同様に、バッファローラ505を介してソートパス522に導かれ、処理トレイ630に向けて搬送される。また、この用紙P1に続く用紙P2がフィニッシャパス552内に導かれている。そして、図11に示すように、用紙P1は既に処理トレイ630に収納されている用紙C1に積み重ねられて収納され、それに続く用紙P2が用紙P1に積み重ねられて収納される。
ここで、プリンタ300からの各用紙P1,P2には鏡像処理された画像が形成されており、その各用紙P1,P2は反転排紙により排紙されているから、各用紙P1,P2は用紙C1と同様に、その画像面を下向きにしてかつその綴じ位置をステイプラ601側に向けて処理トレイ630に収納される。また、本図11には示していないが、次の束に対する特殊用紙があるときには、現在の束を構成する用紙P1,P2の給送中にこの特殊用紙を搬送パス908に給送して待機させるように構成されている。この構成によりソートモード処理時における生産性を向上させることができる。
[製本の動作概要]
次に、製本モード時の画像形成について図12を参照しながら説明する。図12は図1の画像形成装置における製本モード時の画像形成を説明するための図である。
製本モードが指定されると、原稿給送装置100にセットされた原稿を、その先頭頁から順に読み取り、読み取った原稿の画像を順にハードディスク206に格納し、同時に読み取った原稿枚数をカウントする。
原稿の読取が終了すると、読み取った原稿画像を次の(1)式により分類し、画像形成順、画像形成位置を決定する。
M=n×4−k…(1)
M:原稿枚数
n:1以上の整数で用紙枚数
k:0,1,2,3のいずれかの値
なお、画像形成順、画像形成位置制御に関しては詳細な説明を省略する。
この製本モード時における画像形成を読取原稿枚数が8枚の場合を例にして説明すると、図12(a)に示すように、ハードディスク206には8頁分の原稿画像データ(R1からR8)が読み取った順番に格納される。
各画像データ(R1からR8)に対してその画像形成順、画像形成位置が決定される。これにより、図12(b)に示すように、上述した鏡像処理が施された後に、1頁目の用紙P1の第1面(表面)には、その左半分にR4画像、右半分にR5画像が形成され、この用紙P1は両面搬送パス124に導かれる。そして用紙P1は再度転写部116に給送され、その第2面(裏面)の左半分にR6画像、右半分にR3画像が形成される。そして、このようにして両面に画像が形成された用紙P1は、反転排紙により反転されて排紙された後にフィニッシャ500の製本パス553に送られる。この反転排紙により用紙P1に関しては、図12(c)に示すように、R6画像およびR3画像が形成されている第2面を上向きにかつR6画像を先頭にして図中の矢印の方向に搬送される。
次いで、2頁目の用紙P2の第1面(表面)に対して、その左半分にR2画像、右半分にR7画像が形成され、この用紙P2は両面搬送パス124に導かれる。この用紙P2は再度転写部116に給送され、その第2面(裏面)の左半分にR8画像、右半分にR1画像が形成される。そして、この用紙P2は、反転されて排紙された後にフィニッシャ500の第1製本パス553に送られる。この反転排紙により用紙P2に関しては、図12(c)に示すように、R8画像およびR1画像が形成されている第2面を上向きにかつR8画像を先頭にして図中の矢印の方向に搬送される。
各用紙P1,P2は、フィニッシャ500の製本パス553を介して収納ガイド820内に導かれて収納される。この収納ガイド820内においては、図12(d)に示すように、用紙P1が突出し部材825側に、用紙P2が折りローラ対826側にそれぞれ収納されるように構成されている。また、各用紙P1,P2の第1面は突出し部材825側に向けられて収納される。
各用紙P1,P2の収納ガイド820内の位置決めは位置決め部材823により行われる。
[製本+インサータの動作概要]
この製本モード時のインサータ900およびプリンタ300からフィニッシャ内の収納ガイド820への用紙搬送について図13ないし図20を参照しながら説明する。図13ないし図19は図1の画像形成装置における製本モード時のインサータおよびプリンタからフィニッシャ内の収納ガイドへの用紙の流れを説明するための図、図20は図3のフィニッシャ内の折り処理および綴じ処理により製本化する例を示す図である。
用紙C1を表紙として画像形成後の用紙に挿入して製本化する場合には、図13(b)に示すように、用紙C1がインサータ900のトレイ901にセットされる。このとき、用紙C1は、図13(a)に示すように、画像Rおよび画像Fが形成されている画像面を上向きにしてトレイ901にセットされ、画像Fを先頭にして給送される。すなわち、用紙C1は操作者から見て正視状態でセットされ、この用紙C1のセット状態は、原稿給装置100における原稿のセット状態で同じである。よって、用紙C1のセットを行う際の操作性を向上させることができる。
用紙C1がトレイ901にセットされると、図14に示すように、その最上段の用紙C1の給紙が開始され、切換フラッパ551はフィニッシャパス552側に切り換えられる。用紙C1は搬送パス908から入口ローラ対502を経てフィニッシャパス552内に導かれ、この用紙C1の先端が入口センサ531により検出されると、プリンタ300からの画像形成後の用紙(図15に示す用紙P)の給送が開始される。
次いで、図15に示すように、プリンタ300から給紙された用紙Pがフィニッシャ500内に導かれるとともに、用紙C1はバッファローラ505を介してノンソートパス521側に導かれる。このとき、切換フラッパ510はノンソートパス521側に切り換えられている。
さらに用紙C1がノンソートパス521側に導かれてその後端が入口センサ531を通過するまで搬送されると、図15に示すように、用紙C1は一旦停止される。このとき、プリンタ300からの用紙Pは、フィニッシャ500内に導かれる。そして、用紙C1が停止された状態で用紙Pは、図16に示すように、切換フラッパ551により第1製本パス553に導かれて収納ガイド820内に収納され、この用紙に続く用紙Pが同様に第1製本パス553に導かれる。このとき、用紙C1に続く用紙C2は分離されて搬送ローラ対906の手前まで搬送されて、所定枚数の用紙が収納ガイド820に収納されるまで待機される。
所定枚数の用紙Pが収納ガイド820に収納されると、図17に示すように、用紙C1が反転給送され、分岐Aおよび第2製本パス554を経由して収納ガイド820内に導かれる。このとき、用紙C1は、図18に示すように、画像R側を先頭にして搬送され、そして既に収納ガイド820に収納されている用紙Pの束に重ね合わされて収納される。この用紙C1が収納ガイド820に収納されると、用紙C1に続く用紙C2の給送が開始される。ここで、例えば用紙C2が所定のサイズと異なるサイズであるような不適切な用紙であるときには、図19に示すように、図16に示す状態で一旦停止させることなく、サンプルトレイ701に排出される。
収納ガイド820において用紙C1が用紙Pの束に重ね合わされて収納された後は、用紙C1と用紙Pの束に対して突出し部材825が突出され、この束が折りローラ対826に向けて押し出される。この束が折りローラ対826によりこの束の中央部(画像面の画像境界部分)で折りたたまれてサドル排出トレイ832に排出される。このようにして折りたたまれた状態では、図20(b)に示すように、用紙C1の画像Fが表紙頁にまた画像Rが最終頁に配置され、各用紙Pの画像が頁順に配置されることになり、また用紙C1、用紙Pの各画像の向きが一致される。
このように、インサータ900からの用紙C1の給紙制御、プリンタ300からの用紙Pの搬送制御により、製本化状態において、用紙C1の画像Rが表紙頁にまた画像Rが最終頁に配置され、各用紙Pの画像が頁順に配置されるとともに、その画像の向きが一致されるから、インサータ900からの特殊用紙の印刷品位およびプリンタ300の用紙搬送耐久性を損なわずに、用紙と特殊用紙とを合せて製本化することができるとともに、このソートモード時には、フィニッシャ500により、特殊用紙の挿入を一旦フィニッシャパス552内に待機させた後に、用紙を収納ガイド820内に導いて収納し、この用紙の収納後フィニッシャパス552内に待機している特殊用紙を収納ガイド820内に導いて収納するから、用紙と特殊用紙とを合せて製本化する際の生産性を向上させることができる。
また、必要に応じて、収納ガイド820において用紙C1が用紙Pの束に重ね合わされて収納された状態において、ステイプラ818によりその束を中央部で綴じることもできる。
[吸着ユニット構成]
図23にて吸着ユニットの基本構成を説明する。吸着ユニットは、軸ローラにより回転する構成になっている穴のあいたゴムベルト1000と、その上部に配置された送風ファン1001、送風ファン1001とゴムベルト1000との間に設けられたシャッター1002により構成される。
吸着機構は、送風ファン1001により上方向にエアを送風することにより、ゴムベルトの穴部に吸引力が発生しシートを吸着搬送することが可能となる。送風ファン1001の吸着力のON/OFFは回転式のシャッター1002により行われ、シャッターが開状態であれば吸引ON、シャッターが閉状態であれば吸着OFFとなる。送風ファン1001は、全速/半速の2速を持ち速度を切り換えることにより吸着力を紙重量、紙サイズ等により切り換えられるようになっている。
シートを吸着面より離間する離間機構(図示せず)は、吸着機構とは逆に送風ファンを下方向にエアを送風することにより、ゴムベルトの穴部に離間力が発生しシートを離間することが可能となる。送風ファンの離間力のON/OFFは、吸着機構と同様に回転式のシャッターにより行われ、シャッターが開状態であれば離間ON、シャッターが閉状態であれば離間OFFとなる。
次に、図24にて吸着ユニットの断面図により詳細な説明を行う。吸着ユニット2000は、複数の吸着ブロア部2100−(1〜N)(図では1〜2のみ図示)と離間ブロア部2200と、ベルトローラ2300で構成されている。
吸着ブロア部2100−(1〜N)(以後、総称して2100とする)には、吸着方向にエアを送風する吸着用ファン2101−(1〜N)(以後、総称して2101とする)と、シャッター2102−(1〜N)(以後、総称して2102とする)と、シャッター2102の回転軸に設けられたギアにより開閉動作を行うために設けられたシャッターギア2103−(1〜N)(以後、総称して2103とする)と、このギアの駆動を行うためのシャッター駆動ソレノイド2104−(1〜N)(以後、総称して2104とする)とで構成される。
なお、本実施例ではソレノイドにより開閉の2パターンしかないが、ソレノイドの代わりにモータによりシャッター開閉角度を自由に変えられるようにすることで吸着力を可変できる構成としてもよい。
離間ブロア部2200は、離間用ファン、シャッター、シャッターギア、シャッター駆動ソレノイド(吸着ブロア部と同様の構成のため図略)とで構成される。また、離間ブロア部は本図面上1つ設置されているが構成によっては複数あってもよいし、無くてもよい。
ベルトローラ2300は、複数の吸着ブロア部2100と離間ブロア2200で領域分割され、シャッター2101の開閉を吸着ON/OFF、あるいは各吸着ファン2101を全速、半速に切り換えることで吸着力をベルトローラの領域毎に制御することが可能となっている。
次に、フィニッシャメイン部の処理トレイ630、製本部の収納ガイド820に配置された吸着ユニットの動作について説明する。
[フィニッシャメイン部の吸着ユニット動作]
フィニッシャメイン部における吸着ユニット590を用いた処理トレイ630への積載動作について図25を参照しながら説明する。まず、説明するにあたり吸着力の強さは、吸着用ファン2101の速度状態とシャッター2102の開閉状態で定義され、本実施例での説明では、シャッター開でファン全速時をレベル2、シャッター開でファン半速時をレベル1、ファン停止時、またはシャッター閉でレベル0と定義する。
ソートパス522へ搬送された用紙先端が処理トレイ630の入口に配置された搬送ローラ507へ到達する所定距離前で吸着エリア1〜3を吸着可能、離間エリア4をOFF状態、ベルトローラ2300の搬送速度を搬送ローラ507と同期させる(図25−1)。この距離は吸着ファン2101の速度切り換え及びシャッター切り換えが間に合う距離となっている。
なお、吸着力の強さは紙重さ、紙サイズにより異なり本実施例では、吸着力の必要な厚紙、ラージ紙はレベル2、その他の用紙はレベル1で吸引されものとする。
用紙先端が搬送ローラ507に用紙先端が到達し、用紙先端が吸着エリア1に吸着された状態(図25−2)から、用紙先端はベルトローラ2300の駆動により吸着エリア1→2→3→4というように順番に移動し搬送される。
用紙後端が処理トレイ前の設けられた搬送ローラ506、507を抜けると同時にベルトローラ2300の搬送速度を減速し、吸着エリア1に用紙後端が到達すると吸着エリア1→2→3→4の順番でシャッター閉状態にすることで用紙後端から先に処理トレイ630上へ降下させるようにする(図25−3)。
なお、用紙後端の搬送ローラ506、507抜けた後のベルトローラ2300の搬送速度は、接続される画像形成装置の生産性により変わり、用紙間の時間内でベルトローラ2300の加減速処理が間に合うような速度に自動調整される。そのため、画像形成装置の生産性が遅くベルトローラ2300を停止しても処理が間に合う場合にはベルトローラ2300を停止した後、処理トレイ630に降下させるようにしてもよい。
エリア4のシャッターOFFがされた後、離間エリアからエアを吹き付けることで用紙の降下を促し、ローラ等の戻し機構(図示せず)により積載動作を完了する(図25−4)。
[製本部の吸着ユニット動作]
製本部における吸着ユニット890を用いた収納ガイド820への積載動作について図26を参照しながら説明する。
搬送ローラ対813によって搬送された用紙は、搬送ローラ対813手前に配置された製本入口センサ817を基準に用紙先端が吸着ユニット890に到着する前にベルトローラ2300の搬送速度を搬送ローラ対813と同期させ、用紙先端が吸着ユニット890の吸着可能領域を過ぎた時点で吸着動作を開始する(図26−1)。
ベルトローラ2300により用紙先端が可動式のシート位置決め部材823に接するまで搬送されると、ベルトローラ2300の搬送動作と吸着動作を終了し収納ガイド820への積載動作を完了する(図26−2)。
[その他実施例]
先にフィニッシャの処理トレイへの積載630、製本部の収納ガイド820への吸着ユニット890を用いた積載動作について説明したが、本発明はフィニッシャ等のシート後処理装置へのシート積載部に限ったものでなく、例えば画像形成装置より排出されたシートを積載する積載トレイ等の積載部への積載動作においても用いてもかまわない(図27参照)。
また、本発明は画像形成装置から排出されたシートに対する積載動作に限定されるものではなく、例えば複数種類の同一原稿束を1枚ずつページ順に並べるコレート機能を備える製本作成用のシート後処理装置(図28参照)のシート積載手段として用いてもかまわない。また、複数種のシート束を1段の給紙装置に積載し、順次搬送積載するシート後処理装置のシート積載手段として用いてもかまわない。
全体構成図 全体のブロック図 フィニッシャ断面図 フィニッシャのブロック図 操作部を示す図 フィニッシャの動作説明部を示す図 フィニッシャの動作説明部を示す図 フィニッシャの動作説明部を示す図 フィニッシャの動作説明部を示す図 フィニッシャの動作説明部を示す図 フィニッシャの動作説明部を示す図 製本モードの動作説明図 インサータを使用した製本モードの操作説明図 インサータを使用した製本モードの操作説明図 インサータを使用した製本モードの操作説明図 インサータを使用した製本モードの操作説明図 インサータを使用した製本モードの操作説明図 インサータを使用した製本モードの操作説明図 インサータを使用した製本モードの操作説明図 インサータを使用した製本モードの操作説明図 リブによるこし付け処理図 ローラニップによるサドル積載処理図 吸着ユニットの基本構成図 吸着ユニット断面図 本実施例におけるフィニッシャメイン部の吸着ユニット動作説明図 本実施例における製本部の吸着ユニット動作説明図 積載トレイの吸着ユニット配置図(他の実施例) コレート機能を備えるシート後処理装置を示す図(他の実施例)
符号の説明
10 画像形成装置本体
100 原稿給送装置
101 原稿給送装置制御部
102 プラテンガラス
103 ランプ
104 スキャナユニット
105、106、107 ミラー
108 レンズ
109 イメージセンサ
110 露光制御部
111a〜d 感光ドラム
112 排紙トレイ
114,115 カセット
116a〜d 転写部
117 定着部
118 排出ローラ
121 フラッパ
122 反転パス
124 両面搬送パス
125 手差給紙部
150 CPU回路部
151 ROM
152 RAM
153 操作部
200 イメージリーダ
201 イメージリーダ制御部
202 画像信号制御部
209 外部I/F
210 コンピュータ
300 プリンタ
301 プリンタ制御部
400 折り装置
401 折り装置制御部
500 フィニッシャ
501 フィニッシャ制御部
507 搬送ローラ
522 ソートパス
630 処理トレイ
900 インサータ
2101 吸着用ファン
2102 シャッター
2300 ベルトローラ

Claims (16)

  1. シートを積載するシート積載部と、前記シート積載部へシートを排出する為の排紙手段と、前記排紙手段から排出されたシートをエア吸着搬送し、シートが前記シート積載部の所定位置に到達した時にエア吸着をOFFさせ、前記シート積載部のシート積載面にシートを積載するエア吸着手段を備えることを特徴とするシート積載機構。
  2. 前記エア吸着手段のシート吸着面が、前記シート積載面に対向する位置で、且つ、前記シート積載面に概略並行に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のシート積載機構。
  3. 前記エア吸着手段には吸着口を遮断できるように駆動可能に配置されたシャッター部材と、シャッター部材を駆動する為のシャッター駆動手段と、を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のシート積載機構。
  4. 前記エア吸着手段は、吸着したシートにエアを吹き付けることにより、シートを吸着面より離間させる為の離間手段を備えることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1つに記載のシート積載機構。
  5. 前記エア吸着手段の吸着力の強さを、紙サイズに応じて変更することを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1つに記載のシート積載機構。
  6. 前記エア吸着手段の吸着力の強さを、紙重量に応じて変更することを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1つに記載のシート積載機構。
  7. 前記エア吸着手段の吸着力の強さを、前記排紙手段から前記シート積載部へのシート搬送量に従って変化させることを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1つに記載のシート積載機構。
  8. シート上に画像を形成する画像形成部と、
    画像形成されたシートを積載する、請求項1から7のうちいずれか1つに記載のシート積載機構と、
    を備えた画像形成装置。
  9. シートを一時積載させて後処理を行うための処理トレイと、前記処理トレイにシートを排出する為の排紙手段と、前記排紙手段から排出されたシートをエア吸着搬送し、シートが前記シート積載部の所定位置に到達した時にエア吸着をOFFさせ、前記シート積載部のシート積載面にシートを積載するエア吸着手段を備えることを特徴とするシート後処理装置。
  10. 前記エア吸着手段のシート吸着面が、シート積載面に対向する位置で、且つ、シート積載面に概略並行に配置されていることを特徴とする請求項9に記載のシート後処理装置。
  11. 前記エア吸着手段には吸着口を遮断できるように駆動可能に配置されたシャッター部材と、シャッター部材を駆動する為のシャッター駆動手段と、を備えることを特徴とする請求項9または10に記載のシート後処理装置。
  12. 前記エア吸着手段には、吸着したシートにエアを吹き付けることにより、シートを吸着面より離間させる為の離間手段を備えることを特徴とする請求項9から11のうちいずれか1つに記載のシート後処理装置。
  13. 前記エア吸着手段の吸着力の強さを、紙サイズに応じて変更することを特徴とする請求項9から12のうちいずれか1つに記載のシート後処理装置。
  14. 前記エア吸着手段の吸着力の強さを、紙重量に応じて変更することを特徴とする請求項9から12のうちいずれか1つに記載のシート後処理装置。
  15. 前記エア吸着手段の吸着力の強さを、前記排紙手段から前記シート積載部へのシート搬送量に従って変化させることを特徴とする請求項9から12のうちいずれか1つに記載のシート後処理装置。
  16. シート上に画像を形成する画像形成部と、
    画像形成されたシートに処理を施す、請求項9から15のうちいずれか1つに記載のシート後処理装置と、
    を備えた画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015051863A (ja) * 2013-09-09 2015-03-19 大日本印刷株式会社 シート材検査システムおよびシート材検査方法
EP3546405A1 (en) * 2018-03-30 2019-10-02 Seiko Epson Corporation Medium transporting apparatus and corresponding post-processing apparatus

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