JP2005219498A - 画質を高めるための、多孔性インクジェット媒体コーティングの弱塩基修飾 - Google Patents

画質を高めるための、多孔性インクジェット媒体コーティングの弱塩基修飾 Download PDF

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Abstract

【課題】
ブロンジング、光沢不均一性、印刷スマッジ、及びコアレッセンスなどの、望ましくない印刷アーチファクトを低減させるのに役立つ印刷媒体の製造法を提供する。
【解決手段】
本発明の印刷媒体製造法は、酸性pHを有するコーティング組成物を調製するステップ、及び該コーティング組成物によって印刷媒体をコーティングし、印刷媒体上にインク受容層を形成させるステップを包含し得る。コーティング組成物は、無機粒子分散物、ポリマーバインダー、並びにアルカリ金属と弱酸との塩から構成される弱塩基、を含むことができる。前記弱塩基は、酸性pHの結果として、コーティング組成物中でガス気泡を生成する。
【選択図】なし

Description

本発明は、概して、インクジェット媒体、並びに印刷画像に関する望ましくない印刷アーチファクトを軽減する方法に関する。より詳細には、本発明は、アルカリ金属と弱酸との塩から構成される弱塩基を用いてインク受容層を調製することに関する。
インクジェット技術において高分解能画像の画質は、画像を生成するのに用いるインクジェットインクと、画像がその上に印刷される印刷媒体の両方に依存し得る。印刷品質に関する望ましい特性には、数ある特性の中でも、飽和した色(saturated color)、高い光沢性及び光沢の均一性、粒状性及びコアレッセンスのないこと、並びに高い画像耐久性が含まれる。
現在市販されている印刷媒体の多くに関しては、印刷画像は、一般に望ましくない特性を有する。こうした望ましくない特性の1つは、印刷画像が特定の角度から見られる時に認められる、金属光沢性を生ずる光学的現象であるブロンジングである。ブロンジングと共に、通常、色相が意図した色相から意図しない色相へと変化し、また表面光沢品質及び光学濃度の低下も生じ得る。ブロンジングは、印刷媒体の表面上に形成されるインク凝集の結果として発生すると考えられる。ブロンジングは、ブラック又はブルーインクの場合に最も顕著であるが、多くのインクもまた、同様なアーチファクトの問題を示す可能性がある。カラーインクの場合、ブロンジングは、二次的カラーの場合など、カラー濃度が高くなるにつれてより顕著になる。印刷画像のブロンジングを軽減すること、又は、なくすことは、より高い光沢品質及びよりよい光沢均一性に寄与し得る。
印刷によって引き起こされる別の光沢欠陥は、ヘイズ形成である。ヘイズは、画像領域においてはっきり現れ、それは当該領域を白濁したようにさせる。印刷画像のヘイズ形成は、ぼんやりした外見を画像にもたらし、それは色域の損失によって評価することができる。
生じ得る他の印刷欠陥は、色相角変化に関連する。カラーレンダリングプロセスによって補正されない場合、カラーは、色相角シフトによって、通常期待されるものとは異なるように見える可能性がある。これは、カラーを重ねて成るニュートラルカラーの場合に、並びにスキントーンの場合に特に顕著である。印刷画像の色相角シフトを低減させること、又はなくすことによって、特に、カスタムカラーマップが利用できない場合に、カラー再現性の改善に寄与することができる。
従って、たとえ種々のインクジェットインクを利用する場合にも、印刷画像のブロンジング及び他の望ましくないアーチファクトを軽減させ得る印刷媒体を開発することが有益であろう。
ブロンジング、光沢不均一性、印刷ヘイズ、カラーシフト、及びコアレッセンスなどの、望ましくない印刷アーチファクトを低減させる印刷媒体を開発することが有利であると認識されている。本発明は、詳細には、酸性pHを有するコーティング組成物を調製するステップと、インク受容層を媒体基材上に形成すべく媒体基材をコーティング組成物でコーティングするステップとを包含する、印刷媒体の製造法を開示する。当該コーティング組成物は、無機粒子分散物、ポリマーバインダー、及びアルカリ金属と弱酸との塩を含む弱塩基から構成することができる。
本発明の他の詳細な態様によれば、望ましくない印刷アーチファクトを低減させるよう設計された印刷媒体は、媒体基材、及び媒体基材上に適用されたインク受容層から構成され得る。インク受容層は、無機粒子分散物、ポリマーバインダー、及びインク受容層内にあるガス気泡(又はガス生成気泡)を含むことができる。
本発明の他の態様では、望ましくない印刷アーチファクトの低減された、印刷媒体上の印刷画像は、媒体基材、媒体基材上に適用されたインク受容層、及びインク受容層の少なくとも一部の上又はその内部に印刷されたインクジェットインクとから構成され得る。インク受容層は、無機粒子分散物、ポリマーバインダー、及びアルカリ金属と炭酸あるいは重炭酸化学種との塩を含むことができる。
本発明によれば、ブロンジング、光沢不均一性、印刷ヘイズ、カラーシフト、及びコアレッセンスなどの、望ましくない印刷アーチファクトを低減させ得る印刷媒体、並びに当該印刷媒体の製造法を提供することができる。本発明のさらなる特徴及び利点は、例示目的で本発明の特徴を示す以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
本発明の特定の実施形態を開示、説明する前に、本発明が、本明細書に開示される特定のプロセス及び材料に限定されないこと、即ち、それらはある程度変更し得ることを理解されたい。本明細書で用いる用語は、特定の実施形態を記載するためにだけ用いられ、本発明を限定する意のないことも理解されたい。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲並びにその等価物によってのみ規定されるためである。
本発明を説明し、範囲請求する際、以下の用語を用いることとする。
単数形は、その内容が別途明示される場合を除き、複数形の意味を含む。そのため、例えば、「着色剤」とは、1つ又は複数の当該材料を意味する。
「インク」又は「インクジェットインク」は、液体ビヒクル、及び着色剤(例えば、顔料及び/又は染料)から構成し得る、液体溶液又は分散組成物を意味する。液体ビヒクルは、広範な溶液特性にわたって顔料及び/又は染料に対して安定であるよう構成することができ、且つインクジェット印刷用に構成することができる。
用語「着色剤」とは、顔料及び染料を意味する。染料は、通常、アニオン染料であり、顔料は、自己分散型あるいは分散剤分散型とし得る。
本明細書で用いるとき、「液体ビヒクル」は、着色剤を基材にまで運ぶのに利用し得る液体組成物を含むものとして規定される。液体ビヒクルは、当分野では周知であり、本発明の実施形態に従って、種々のインクビヒクルを用いることができる。こうしたインクビヒクルは、限定はしないが、界面活性剤、溶媒、共溶媒、緩衝剤、殺生物剤、粘度調整剤、金属イオン封鎖剤、安定化剤、及び水をはじめとする、種々の薬剤から成る混合物から構成することができる。液体ビヒクルはまた、ある実施形態では、ポリマー、UV硬化剤、及び/又は、可塑剤などの他の添加剤を含むことができる。
「ブロンジング」は、印刷画像が特定の角度から見られる時に認められる、金属光沢を生ずる光学的現象のことをいう。色相は、通常、意図した色相から変化し、表面光沢及び光学濃度の低下もまた生ずる可能性がある。ブロンジングは、印刷媒体表面でのインク凝集の結果として起こるものと考えられる。ブロンジングは、ブラックインクの場合に最も顕著であるが、カラーインクもまた、同様なアーチファクトの問題を示す可能性がある。カラーインクの場合、ブロンジングは、二次的カラーの場合など、カラー濃度が高くなるにつれてより顕著になる。印刷画像のブロンジングを低減させること、又はなくすことによって、より高い光沢性及びよりよい光沢均一性に寄与することができる。
「媒体基材」又は「基材」は、本発明の(インク受容層を形成するための)コーティング組成物でコーティングされ得る任意の基材を含み、用紙、オーバヘッドプロジェクタ用プラスチック又はフィルム、フォトベースなどのコーティング用紙、織物、カラー水彩紙などの美術用紙、又は同様のものを含むことができる。
用語「印刷媒体」又は「印刷媒体(複数)」は、インク受容層でコーティングされている媒体基材(単数又は複数)を意味する。
「酸」は、7未満のpKaを有し、組成物のpHを7未満に下げるのに用い得る任意の化合物を意味する。
本明細書で用いるとき、「酸性pH」は、組成物pHが7未満であることを規定する。
「多孔性媒体」は、本発明のインクジェットインクを吸収し得る表面空隙及び/又は孔を有する任意の実質的に無機粒子を含有するコーティング済媒体を意味する。通常、多孔性媒体は、基材と多孔性インク受容層とを含んで成る。多孔性媒体上に印刷されると、インクは空隙を充填することができ、それ故、従来媒体、即ち膨潤媒体と比べて、急速に、最外表面が接触に対して乾燥し得る。当該コーティング内に存在し得る一般的な無機粒子として、シリカ及びアルミナが挙げられる。さらに、こうしたコーティングは、通常、ポリマーバインダーによって互いに結合されており、任意に、所定の染料化学種を誘引する、媒染剤又はイオン結合種を含むことができる。本発明の実施形態によれば、多孔性媒体は、アルカリ金属と弱酸との塩を含む弱塩基(相互作用してガス気泡を生成し、それによってコーティング分散特性を改善したり、さらには、インク受容層の内部にガス生成空隙、即ち気泡をもたらすことができる)を含有するコーティング組成物から調製されるインク受容層を備えることができる。
用語「ガス(生成)気泡」は、ガス生成の結果としてインク受容層内に存在したままとなり得る空隙を意味する。生成ガスは徐々に空気と置換されるため、当該空隙が最終的に生成ガスを含む必要はない。
数値又は範囲に言及する際の用語「約」は、測定時に起こり得る実験誤差から生じる値を包含する意がある。
本明細書では、濃度、量、測定値、及び他の数値データを範囲形式で表すことがある。このような範囲形式は、便宜的且つ簡潔さのためだけに用いており、範囲の限界値として明記した数値を含むだけでなく、あたかもそれぞれの数値又は副範囲が明記されているかのように、その範囲内に包含される個々の数値又は副範囲を全て含むものと、柔軟に解釈されるべきである。例えば、約1wt%〜約20wt%の重量範囲には、明記された1wt%、約20wt%の濃度限界値が含まれるだけでなく、2wt%、3wt%、4wt%などの個々の濃度、並びに5wt%〜15wt%、10wt%〜20wt%などの副範囲もまた含まれるものと解釈されるべきである。
本発明の種々の実施形態によれば、ブロンジング、光沢不均一性、ヘイズ形成、カラーシフト、印刷スマッジ、及びコアレッセンスなどの、望ましくない印刷アーチファクトを低減させ得る印刷媒体の製造法が開示される。得られる印刷媒体は、所望のコーティング特性に応じて、微少量から比較的多い量までのガス生成気泡を受容し得る多孔性インク受容層を備えることができる。インク受容層の形成に用いられるコーティング組成物内へと無機粒子を分散させるのに必要となるエネルギーを低下させるために、主に気泡が用いられる。次に、この分散作用の改善によって、印刷媒体表面上での着色剤のコアレッセンスに伴うアーチファクトを低減させることができる。
本発明の他の実施形態では、望ましくない印刷アーチファクトを低減させ得る印刷媒体の製造法が提供される。当該方法の1ステップでは、無機粒子分散物、ポリマーバインダー、及びアルカリ金属と弱酸との塩を含む弱塩基、を含んで成る、酸性pHのコーティング組成物を調製する。この塩は、酸の存在によってもたらされ得る酸性pHの結果として、コーティング組成物内でガス気泡を生成することができる。当該方法はまた、インク受容層を媒体基材上に形成すべく媒体基材をコーティング組成物でコーティングするステップを包含し得る。生成したガス気泡の幾らかは、インク受容層内に存在し続ける空隙を生成することができる。あるいはまた、ガス気泡は、コーティングステップの前に、十分に消散させることができる。
別の実施形態では、望ましくない印刷アーチファクトを低減させるのに用いることができる印刷媒体が開示される。当該印刷媒体は、媒体基材と、該媒体基材に適用されているインク受容層とを備える。インク受容層は、無機粒子分散物、ポリマーバインダー、及びガス生成気泡を含んで成る。この気泡は、コーティング組成物(媒体基材にコーティングされるとインク受容層を形成する)内で、アルカリ金属と弱酸との塩を含む弱塩基に、酸を反応させることによって生成することができる。
別の実施形態では、望ましくない印刷アーチファクトの低減された、印刷媒体上の印刷画像が開示される。当該印刷画像は、媒体基材と、該媒体基材上に適用されたインク受容層、及びインク受容層の少なくとも一部の上あるいはその中に印刷されているインクジェットインクから構成することができる。インク受容層は、無機粒子分散物、ポリマーバインダー、及びアルカリ金属と炭酸あるいは重炭酸化学種との塩を含むことができる。任意に、インク受容層の形成に用いられるコーティング組成物の内部で生成したガス気泡は、インク受容層内に空隙を生成することができる。あるいはまた、ガス気泡は、インク受容層の適用前に、十分に消散させることができる。
上述の実施形態の各々において、本発明の実施形態によるコーティングを用紙又は他の媒体基材に直に適用するのではなく、コーティング済媒体基材に適用することのできるトップコート組成物を調製することができる。こうしたコーティング済媒体基材もまた、印刷時の望ましくない印刷アーチファクトを低減させることができる。本実施形態では、トップコートをコーティング済媒体基材に適用するが、ここで、当該コーティング済媒体基材は、本発明の実施形態によるインク受容層を既に備えていてもよく、又はインクとコーティングとの間の表面相互作用を制御すべく、当分野で一般的に知られている他のインク受容層を備えることもできる。
多孔性媒体コーティング
本発明の一態様によれば、システム、方法、コーティング済媒体、及びインクジェット印刷物が提供される。コーティング済媒体は、通常、基材及び基材上に配置された多孔性インク受容層を備える。基材は、用紙、プラスチック、コーティング用紙、織物、美術用紙、又はインクジェット印刷技術において用いられる他の既知の基材とし得る。一実施形態では、フォトベースを基材として用いることができる。フォトべ−スは、通常、1つの紙層が、ポリエチレン層などの、2つのポリマー層で挟まれた、3層システムである。
多孔性インク受容層に関しては、無機半金属あるいは金属酸化物粒子、ポリマーバインダー、アルカリ金属と弱酸との塩から構成される弱塩基、及び任意に、粘着剤及び/又は他のコーティング組成物剤を含有させることができる。一実施形態では、無機半金属あるいは金属酸化物粒子には、シリカ、アルミナ、ベーマイト、ケイ酸塩(ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、及び同様のものなど)、チタニア、ジルコニア、炭酸カルシウム、粘土、及びそれらの誘導体を用いることができる。より詳細な態様においては、粒子には、アルミナ、シリカ、又はアルミノケイ酸塩を用いることができる。これらの無機粒子の各々は、コーティング組成物(媒体基材に適用されると多孔性インク受容層を形成する)全体に分散させることができる。通常、無機粒子は、コーティング組成物内に60wt%〜95wt%にて存在する。いくつかの特定の実施形態では、ベーマイトがコーティング組成物内に85wt%〜95wt%にて存在するか、又はシリカあるいはケイ酸塩がコーティング組成物内に75wt%〜85wt%にて存在する。
コーティング組成物内で無機粒子を互いに結合させるために、ポリマーバインダーが、通常含まれている。用い得る例示的なポリマーバインダーには、ポリビニルアルコール(その水溶性コポリマーを含む);ポリ酢酸ビニル;ポリビニルピロリドン;酸化且つエーテル化された澱粉をはじめとする変性澱粉;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースをはじめとする水溶性セルロース誘導体;ポリアクリルアミド(その誘導体及びコポリマーを含む);カゼイン;ゼラチン;大豆蛋白質;シリル修飾ポリビニルアルコール;無水マレイン酸樹脂、スチレン−ブタジエンコポリマーなどをはじめとする共役ジエンコポリマーラテックス;アクリル酸及びメタクリル酸のポリマー及びコポリマーなどをはじめとするアクリルポリマーラテックス;エチレン酢酸ビニルコポリマーをはじめとするビニルポリマーラテックス;官能基(例えば、カルボキシ、アミノ、アミド、スルホなど)含有モノマーで上述のポリマーを修飾して得られるものを含む官能基修飾ラテックス;メラミン樹脂、尿素樹脂などをはじめとする熱可塑性樹脂の水性バインダー;ポリメチルメタクリレート、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アミド樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニルコポリマー、ポリビニルブチラール、及びアルキル樹脂をはじめとする合成樹脂バインダーが含まれる。当該バインダーを存在させることで、多孔性インク受容層を互いに結合させることができるが、多孔性インク受容層の多孔性特性を維持するのに十分少ない量で存在させ得る。本発明の実施形態によれば、ポリマーバインダーは、コーティング組成物内に5wt%〜40wt%にて存在することができる。ベーマイトを使用する特定の実施形態では、ポリマーバインダーは3wt%〜15wt%にて存在することができる。あるいは、シリカもしくはケイ酸塩を用いる場合には、ポリマーバインダーは10wt%〜25wt%にて存在することができる。他の特定の実施形態では、バインダーには、ポリビニルアルコール又はその誘導体を用いることができる。
アルカリ金属と弱酸との塩から構成される弱塩基に関しては、酸もしくは酸性pHを有する組成物の存在下でガス気泡を生成する任意の弱塩基が本発明の範囲内であると考えられよう。本発明の一実施形態では、例えば、弱塩基は、酸と反応して、CO気泡を形成する。酸の存在下でCOを生成する弱塩基の例には、炭酸(重炭酸を含む)のアルカリ塩が含まれる。
当該塩のアルカリ金属成分には、周期律表I族の任意の金属、即ち、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、及び/又は、フランシウムを含むことができる。しかしながら、実際には、弱塩基を調製するのに用い得るアルカリ金属は、リチウム、ナトリウム、及びカリウムである。それに応じて、炭酸ナトリウム塩、重炭酸ナトリウム塩、炭酸リチウム塩、重炭酸リチウム塩、炭酸カリウム塩、重炭酸カリウム塩、及びそれらの各種混合物を含む、アルカリ金属と弱酸との塩から構成される典型的な弱塩基を用いることができる。ある実施形態においては、リチウムもしくはナトリウムの炭酸塩又は重炭酸塩が、弱塩基として好ましい。前記リストは、弱塩基であるアルカリ金属炭酸塩の例を示すものにすぎず、本発明の範囲を限定する意はないことに留意されたい。
本発明の一実施形態では、コーティング組成物中でガス気泡を形成させるために、弱塩基と反応させるべく、コーティング組成物内に酸を含有させることができる。酸には、コーティング組成物のpHを、約7未満に低下させたり、維持させたりし得る任意の組成物が含まれ得る。コーティング組成物内に含有させ得る酸の例には、限定はしないが、HCl、HSO、HNOなどのような無機鉱酸、又は酢酸、乳酸、プロピオン酸などのような有機酸が含まれる。さらに、コーティング組成物内の酸は、限定はしないが、ホウ酸又はホウ酸塩、メラミン、ホルムアルデヒド誘導体、エポキシ硬化剤、アミン硬化剤などのような酸性架橋結合剤によってもたらすことができる。
無機粒子はまた、コーティング組成物及びそれから得られるインク受容層に酸特性を賦与することができる。例えば、シリカは、組成物のpHを低下させる酸の役割を果たす。換言すれば、pHを低下させるのに役立つ任意の機能材料は、ガスを生成させるのに適切な時期に、酸性成分、例えば酸又は酸性材料として添加することができる。
一実施形態では、約0.4wt%〜約10wt%にて、アルカリ金属をインク受容層内に存在したままにさせ得る(ガス発生後に)。別の実施形態では、塩は、インク受容層を形成するのに用いられるコーティング組成物内に、約0.001wt%〜約10wt%にて添加することができる。同様に、塩は、コーティング組成物のpHを特定の範囲に調整するよう設計された量にて、コーティング組成物に添加することができる。例えば、本発明の一実施形態では、コーティング組成物の使用pH範囲は約2.0〜約6.0であり得る。別の実施形態では、コーティング組成物の使用pH範囲は約3.0〜約4.5であり得る。さらに、コーティング組成物から調製されるインク受容層のpHは、通常、約7未満(媒体表面上の水滴にpHセンサを適用することによって測定した場合)である。ある実施形態では、pHは2.0〜6.0であり、他の実施形態では約3.0〜4.5である。
任意に、多孔性インク受容層はまた、所定の種類の着色剤と相互作用し、それによって耐久性を向上させることが知られているイオン結合種又は粘着剤によって修飾することができる。コーティング組成物に含有させ得る(即ち、多孔性インク受容層に含有させ得る)典型的な粘着剤には、カチオン基(アミノ、第3アミノ、アミドアミノ、ピリジン、イミンなど)を有する親水性、水分散性、又は水溶性のポリマーが含まれる。これらのカチオン修飾されたポリマーは、水溶性又は水分散性バインダーに適合するようにし得、画像処理又は画像上に存在するカラーに悪影響をほとんど又は全く与えない。こうしたポリマーの適切な例には、限定はしないが、ポリ第4級アンモニウム塩、カチオン性ポリアミン、ポリアミジン、カチオン性アクリルコポリマー、グアニジン−ホルムアルデヒドポリマー、ポリジメチルジアリルアンモニウムクロリド、ジアセトンアクリルアミド−ジメチルジアリルアンモニウムクロリド、ポリエチレンイミン、及びエピクロロヒドリンを有するポリエチレンイミン付加物が含まれる。粘着剤以外に、多孔性インク受容層に存在させ得る他の任意成分には、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、殺生物剤、可塑剤、光沢剤、粘度調整剤、レべリング剤、UV吸収剤、ヒンダードアミン安定剤、抗オゾン剤、シランカップリング剤、及び/又は他の既知の添加剤が含まれる。
インク受容層は、高品質の印刷画像を生成するのに十分な量のインクを吸収するよう設計された、単一層又は複数層のコーティングである。ブレードコーティング、エアナイフコーティング、ロッドコーティング、ワイヤロッドコーティング、ロールコーティング、スロットコーティング、スライドホッパコーティング、グラビア、及びカーテンコーティングをはじめとする、当業者に既知の任意の手段によって、コーティング組成物を媒体基材に適用しインク受容層を形成させ得る。インク受容層は、媒体基材の一方又は両方の面上に適用し得る。本発明の一実施形態では、コーティング組成物によって形成されるインク受容層の厚みは、約20μm〜約60μmとし得る。いくつかの特定の実施形態によれば、ベーマイト含有コーティング組成物に関する当該厚みは、40μm〜55μmであり、シリカ含有又はケイ酸塩含有コーティング組成物に関する当該厚みは、25μm〜35μmである。媒体トップコートとして適用される場合、その厚みは、0.1μm〜10μmであり、より詳細な実施形態では、1μm〜5μmの範囲とし得る。
本発明の一実施形態では、ガス生成気泡は、湿潤状態のコーティング組成物中で形成し始める。コーティング組成物が媒体基材に適用され、乾燥し始めると、当該気泡は、インク受容層の全体に位置するようになる。通常、気泡の平均直径は約10μm未満とし得る。別の実施形態では、気泡の平均直径は、約0.01μm〜約0.1μmとし得る。
インクジェットインク
本発明の印刷画像を形成するのに用い得るインクジェットインク組成物は、通常、水、着色剤、共溶媒、界面活性剤、緩衝剤、殺生物剤、金属イオン封鎖剤、粘度調整剤、湿潤剤、バインダー、及び/又は他の既知の添加剤を含むことができる水性調合物あるいは液体ビヒクルとして調製される。通常、本発明のインクジェットインク組成物は、約0.8〜約8cpsの粘度を有するが、より広い範囲の粘度において機能し得る。本発明の一態様においては、液体ビヒクルは、インクジェットインク組成物の約70wt%〜約99.9wt%を構成することができる。別の態様においては、液体ビヒクルはまた、ポリマーバインダー、ラテックス粒子、及び/又は他の固形物を含有することができる。
先述のように、本発明のインクジェット組成物に共溶媒を含有させることができる。本発明で用いるための適切な共溶媒は、限定はしないが、脂肪族アルコール、芳香族アルコール、ジオール、グリコールエーテル、ポリ(グリコール)エーテル、ラクタム、ホルムアミド、アセトアミド、長鎖アルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、グリセリン、ジプロピレングリコール、グリコールブチルエーテル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、アミド、エーテル、カルボン酸、エステル、有機硫化物、有機スルホキシド、スルホン、アルコール誘導体、カルビトール、ブチルカルビトール、セロソルブ、エーテル誘導体、アミノアルコール、及びケトンをはじめとする、水溶性有機共溶媒である。例えば、共溶媒には、炭素数30以下の一級脂肪族アルコール、炭素数30以下の一級芳香族アルコール、炭素数30以下の二級脂肪族アルコール、炭素数30以下の二級芳香族アルコール、炭素数30以下の1,2−ジオール、炭素数30以下の1,3−ジオール、炭素数30以下の1,5−ジオール、エチレングリコールアルキルエーテル、プロピレングリコールアルキルエーテル、ポリ(エチレングリコール)アルキルエーテル、ポリ(エチレングリコール)アルキルエーテルの比較的高次の同族体、ポリ(プロピレングリコール)アルキルエーテル、ポリ(プロピレングリコール)アルキルエーテルの比較的高次の同族体、ラクタム、置換ホルムアミド、未置換ホルムアミド、置換アセトアミド、及び未置換アセトアミドが含まれ得る。本発明を実施する際に好ましく採用し得る共溶媒の具体例には、限定はしないが、1,5−ペンタンジオール、2−ピロリドン、2−エチル−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール、ジエチレングリコール、3−メトキシブタノール、及び1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンが含まれる。共溶媒を添加することで、インクジェットにおける水の蒸発速度を低下させ目詰まりを最小限にしたり、又は粘度、pH、表面張力、光学濃度、及び印刷品質などの他のインク特性を高めることができる。共溶媒の濃度は、約5wt%〜25wt%の範囲とすることができ、一実施形態では、約10wt%〜約20wt%とし得る。当分野で既知のように、複数の共溶媒を用いることができる。
任意に、種々の緩衝剤又はpH調整剤もまた、本発明のインクジェットインク組成物において用いることができる。典型的な緩衝剤には、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属の水酸化物;クエン酸;トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、及びジメチルエタノールアミンなどのアミン;塩酸;及び本発明のブリード制御又は光学濃度特性に実質的に干渉しない他の塩基性又は酸性成分が含まれる。用いる場合、緩衝剤は、通常、インクジェットインク組成物の約10wt%未満を構成する。
本発明の他の態様では、種々の殺生物剤を用いて有害微生物の成長を阻害することができる。適切な殺生物剤の幾つかの非限定的な例としては、安息香酸塩、ソルビン酸塩、NUOSEPT(ヌデックス社、ハルス アメリカ社の一部門)、UCARCIDE(ユニオンカーバイド社)、VANCIDE(RT ヴァンダービルト社)、及びPROXEL(アイシーアイ アメリカ社)のような市販品、及びその他の既知の殺生物剤がある。典型的に、前述の殺生物剤は、インクジェットインク組成物の約5wt%未満、多くの場合、約0.1wt%〜約0.25wt%を構成する。
本発明の他の態様では、基材上に着色剤を固定化するのに役立つバインダーを含有させることができる。本発明で用いるのに適するバインダーは、通常、約500Mw〜約5,000Mwの分子量を有する。非限定的な例として、ポリエステル、ポリエステル−メラニン、スチレン−アクリル酸コポリマー、スチレン−アクリル酸−アクリル酸アルキルコポリマー、スチレン−マレイン酸コポリマー、スチレン−マレイン酸−アルキルアクリレートコポリマー、スチレン−メタクリル酸コポリマー、スチレン−メタクリル酸−アルキルアクリレートコポリマー、スチレン−マレイン半エステルコポリマー、ビニルナフタレン−アクリル酸コポリマー、ビニルナフタリン−マレイン酸コポリマー、及びそれらの塩が挙げられる。
界面活性剤を用いる場合、アルキルポリエチレンオキシド、アルキルフェニルポリエチレンオキシド、ポリエチレンオキシド(PEO)ブロックコポリマー、アセチレンPEO、PEOエステル、PEOアミン、PEOアミド、及びジメチコーンコポリオールなどの典型的な水溶性界面活性剤を用いることができる。こうした界面活性剤は、インクジェットインク組成物に、重量で0.01%〜約10%にて存在することができる。
本発明の印刷画像実施形態のインクジェットインクに含まれる着色材は、染料及び/又は顔料とし得る。種々のインクジェットインク染料に関しては、カチオン染料あるいはアニオン染料のいずれをも用いることができる。本発明の一実施形態では、アニオン染料は、ペンダントアニオン基を有する分子発色団とし得る。任意の有効な量の染料を用いることができるが、アニオン染料は、インク組成物内に約0.1wt%〜約10wt%にて存在させ得る。使用し得る適切なアニオン染料の例には、多数の水溶性の酸性染料及び直接染料が含まれる。アニオン染料の具体例は、Pro−Jet Yellow I(Direct Yellow 86)、Pro−Jet Magenta I(Acid Red 249)、Pro−Jet Cyan I(Direct Blue 199)、Pro−Jet Black I(Direct Black 168)、及びPro−Jet Yellow 1−G(Direct Yellow 132)をはじめとする、アビシア社から入手可能なPro−Jetシリーズ染料;Aminyl Brilliant Red F−B(住友化学);Duasyn Direct Black HEF−SF(Direct Black 168)、Duasyn Black RL−SF(Reactive Black 31)、Duasyn Direct Yellow 6G−SF VP216(Direct Yellow 157)、Duasyn Brilliant Yellow GL−SF VP220(Reactive Yellow 37)、Duasyn Acid Yellow XX−SF VP413(Acid Yellow 23)、Duasyn Brilliant Red F3B−SF VP218(Reactive Red 180)、Duasyn Rhodamine B−SF VP353(Acid Red 52)、Duasyn Direct Turquoise Blue FRL−SF VP368(Direct Blue 199)、及びDuasyn Acid Blue AE−SF VP344(Acid Blue 9)をはじめとする、ヘキスト(Hoechst)社から入手可能なDuasynシリーズ「塩フリー」染料;及びそれらの混合物等が挙げられる。さらに他の例として、Tricon Acid Red 52、Tricon Direct Red 227、及びTricon Acid Yellow 17(トリコンカラーズ社);Bernacid Red 2BMN、Pontamine Brilliant Bond Blue A、BASF X−34、Pontamine、Food Black 2、Catodirect Turquoise FBL Supra Conc.(Direct Blue 199、カロライナカラーアンドケミカル社)、Special Fast Turquoise 8GL Liquid(Direct Blue 86、モバイケミカル社)、Intrabond Liquid Turquoise GLL(Direct Blue 86、クロンプトンアンドノールズ(Crompton and Knowles)社)、Cibracron Brilliant Red 38−A(Reactive Red 4、アルドリッチケミカル社)、Drimarene Brilliant Red X−2B(Reactive Red 56、パイラム社)、Levafix Brilliant Red E−4B(モバイケミカル社)、Levafix Brilliant Red E−6BA(モバイケミカル社)、Pylam Certified D&C Red#28(Acid Red 92、パイラム社)、Direct Brill Pink B Ground Crude(クロンプトンアンドノールズ社)、Cartasol Yellow GTF Presscake(サンド社)、Tartrazine Extra Conc.(FD&C Yellow#5、Acid Yellow 23、サンド社)、Catodirect Yellow RL(Direct Yellow 86、カロライナカラーアンドケミカル社)、Cartasol Yellow GTF Liquid Special 110(サンド社)、D&C Yellow #10(Yellow 3、トリコンカラーズ社)、Yellow Shade 16948(トリコンカラーズ社)、Basacid Black X34(バスフ社)、Carta Black 2GT(サンド社)、Neozapon Red 492(バスフ社)、Orasol Red G(チバ−ガイギー社)、Direct Brilliant Pink B(クロンプトンアンドノールズ社)、Aizen Spilon Red C−BH(保土ヶ谷化学工業社)、Kayanol Red 3BL(日本化薬社)、Levanol Brilliant Red 3BW(モバイケミカル社)、Levaderm Lemon Yellow(モバイケミカル社)、Aizen Spilon Yellow C−GNH(保土ヶ谷化学工業社)、Spirit Fast Yellow 3G、Sirius Supra Yellow GD 167、Cartasol Brilliant Yellow 4GF(サンド社)、Pergasol Yellow CGP(チバ−ガイギー社)、Orasol Black RL(チバ−ガイギー社)、Orasol Black RLP(チバ−ガイギー社)、Savinyl Black RLS(サンド社)、Dermacarbon 2GT(サンド社)、Pyrazol Black BG(アイシーアイ アメリカ社)、Morfast Black Conc A(モートン−チオコル(Morton−Thiokol)社)、Diazol Black RN Quad(アイシーアイ アメリカ社)、Orasol Blue GN(チバ−ガイギー社)、Savinyl Blue GLS(サンド社)、Luxol Blue MBSN(モルトン−チオコル社)、Sevron Blue 5GMF(アイシーアイ アメリカ社)、及びBasacid Blue 750(バスフ社);及び全てバイエル社から入手可能な、Levafix Brilliant Yellow E−GA、Levafix Yellow E2RA、Levafix Black EB、Levafix Black E−2G、Levafix Black P−36A、Levafix Black PN−L、Levafix Brilliant Red E6BA、及びLevafix Brilliant Blue EFFA;及び全てアイシーアイ アメリカ社から入手可能な、Procion Turquoise PA、Procion Turquoise HA、Procion Turquoise Ho5G、Procion Turquoise H−7G、Procion Red MX−5B、Procion Red H8B(Reactive Red 31)、Procion Red MX 8B GNS、Procion Red G、Procion Yellow MX−8G、Procion Black H−EXL、Procion Black P−N、Procion Blue MX−R、Procion Blue MX−4GD、Procion Blue MX−G、及びProcion Blue MX−2GN;及び全てチバ−ガイギー社から入手可能な、Cibacron Red F−B、Cibacron Black BG、Lanasol Black B、Lanasol Red 5B、Lanasol Red B、及びLanasol Yellow 46;及び全てバスフ社から入手可能な、Baslien Black P−BR、Baslien Yellow EG、Baslien Brilliant Yellow P−3GN、Baslien Yellow M−6GD、Baslien Brilliant Red P−3B、Baslien Scarlet E−2G、Baslien Red E−B、Baslien Red E−7B、Baslien Red M−5B、Baslien Blue E−R、Baslien Brilliant Blue P−3R、Baslien Black P−BR、Baslien Turquoise Blue P−GR、Baslien Turquoise M−2G、Baslien Turquoise E−G、及びBaslien Green E−6B;及び全て住友化学社から入手可能な、Sumifix Turquoise Blue G、Sumifix Turquoise Blue H−GF、Sumifix Black B、Sumifix Black H−BG、Sumifix Yellow 2GC、Sumifix Supra Scarlet 2GF、及びSumifix Brilliant Red 5BF;及び全てクロンプトンアンドノールズ社の染料、化学品部門から入手可能な、Intracron Yellow C−8G、Intracron Red C−8B、Intracron Turquoise Blue GE、Intracron Turquoise HA、及びIntracron Black RL;及びそれらの混合物等が含まれる。このリストは、単なる例示であって、本発明を限定するものと考えるべきではない。
使用し得る種々のインクジェットインク顔料に関しては、修飾することができ且つ用いることができるベース顔料は、例えば、ブラック、マゼンタ、シアン、あるいはイエローなどの任意のカラーのものである。本発明は任意のカラー顔料を用いることができるが、使用し得る例示的なブラック顔料に関して詳細に開示する。具体的には、使用し得るブラック顔料には、カーボン顔料が含まれる。カーボン顔料には、許容可能な光学濃度及び印刷特性をもたらす、市販のほとんどのカーボン顔料を用いることができる。本発明で用いるのに適するカーボン顔料には、限定はしないが、カーボンブラック、グラファイト、ガラス質カーボン、木炭、及びそれらの組み合わせが含まれる。こうしたカーボン顔料は、チャネル法、コンタクト法、ファーネス法、アセチレン法、又はサーマル法などの既知の種々の方法によって製造することができ、カボット社、コロンビアンケミカルズ(Columbian Chemicals)社、デグッサAG社、及びE.I.デュポン社のような販売業者から商業的に入手することができる。適切なカーボンブラック顔料としては、限定はしないが、MONARCH 1400、MONARCH 1300、MONARCH 1100、MONARCH 1000、MONARCH 900、MONARCH 880、MONARCH 800、MONARCH 700、CAB−O−JET 200、及びCAB−O−JET 300などのカボット社の顔料;RAVEN 7000、RAVEN 5750、RAVEN 5250、RAVEN 5000、及びRAVEN3500などのコロンビアンケミカルズ社の顔料;Color Black FW200、RAVEN FW 2、RAVEN FW 2V、RAVEN FW1、RAVEN FW 18、RAVEN S160、RAVEN FW S170、Special Black 6、Special Black 5、Special Black 4A、Special Black 4、PRINTEX U、PRINTEX 140U、PRINTEX V、及びPRINTEX 140Vなどのデグッサ社の顔料;及びデュポン社から入手可能なTIPURE R−101が挙げられる。上記顔料の一覧には、未修飾顔料粒子、低分子の結合した顔料粒子、及びポリマー分散顔料粒子が含まれる。未修飾顔料は、本発明の実施形態に従って用いるために、低分子化合物又はポリマーを用いて修飾することができる。
実施例
以下の実施例は、現在最もよく知られている本発明の実施形態を示す。しかしながら、以下の実施例は、本発明の原理の応用を例示あるいは説明するにすぎないことを理解されたい。本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、多くの変更、及び代替の組成物、方法、及びシステムを、当業者は案出するであろう。添付の特許請求の範囲は、こうした変更及び改良を包含する意がある。そのため、これまで特定のものに関して本発明を説明してきたが、以下の実施例では、現在最も実用的且つ好ましい本発明の実施形態であると考えられるものに関してさらに詳細に説明する。
炭酸リチウムを含むシリカ分散物の調製
固形分25wt%の分散物を調製するのに十分な量の脱イオン水に、種々の成分を添加した。当該種々の成分の各々を、重量による固形分含有量で示す。具体的には、水に、炭酸リチウム3.1部を添加し、炭酸リチウムが溶解するまで、パドルブレードミキサを用いて、高い揚力を発生させて混合した。混合を続けながら、当該溶液に、アルミニウムクロロハイドレートを26.7部を添加した。次に、乾式シリカ236.2部を、パドルブレードミキサを用いて、少しずつ添加した(pH<7)。シリカが湿潤した後は、組成物がほぼ均質になるまで、高いせん断力下で混合した。その後、穏やかな混合設定に変えて、組成物を一晩中60℃に加熱した。
炭酸リチウム量を減らしたシリカ分散物の調製
半分の量の炭酸リチウムを添加したことを除いて、実施例1で述べたようにシリカ分散物を調製した。
炭酸リチウム無添加のシリカ分散物の調製
炭酸リチウムを添加しなかったことを除いて、実施例1で述べたようにシリカ分散物を調製した。
コーティング組成物の調製
本実施例の各添加剤は、重量による固形分含有量に従って示す。実施例1〜3による各々異なるシリカ分散物を含む、3つの異なるコーティング組成物を調製した。混合しながら、各分散物(120.9部)に、ホウ酸4.3部、ジエチレングリコール2.5部、グリセロール1.7部、界面活性剤0.3部、及びMowiol2688(ポリビニルアルコール)30.2部を添加した。各々の完成コーティング組成物の固形分含有量を16wt%とするのに十分な脱イオン水を、各々の混合物に、穏やかな混合下で、別個に添加した。
媒体基材へのコーティング組成物の適用
実施例4に従って調製したコーティング組成物の各々を、Meyerロッドを用いて、供給レート27gsmにて媒体基材に適用した。次いで、コーティングされた基材を、60℃のオーブンで乾燥させた。より詳細には、実施例4記載のコーティング組成物によれば、3種の媒体シートを調製することができる。具体的には、第1のコーティング媒体シート(1)は、全ヒュームドシリカ含有量をベースとして1.3wt%の炭酸リチウムを含むよう調製し、第2のコーティング媒体シート(2)は、全ヒュームドシリカ含有量をベースとして0.65wt%の炭酸リチウムを含むよう調製し、第3のコーティング媒体シート(3)は、0wt%の炭酸リチウムを含む、比較対照用として調整することができる。
印刷試験結果
試験用画像は、フォトペンを備えるHP 6540デスクトッププリンタを用いて、実施例5記載の3つのコーティング済み媒体シート(コーティング済み媒体シート1〜3)上に印刷した。試験用印刷物を用いて、主観的な視覚尺度により、ブロンジング、及びブラックのニュートラル性を評価し、以下の表1を得た。
Figure 2005219498
未修飾コーティングへの、炭酸リチウム修飾された薄いトップコートの適用
実施例5において先述のように、炭酸リチウムを含まない3つのコーティング済み媒体シート(コーティング済み媒体シート1〜3)を調製した。トップコートコーティング組成物は、ヒュームドシリカに、LiCOの代わりに2.4wt%のNaHCOを添加したことを除いて、実施例4と同様にトップコートコーティング組成物を調製した。トップコートコーティング組成物は、3つのコーティング済み媒体シートのうちの2つに、それぞれ2gsm及び4gsmにて適用した。試験用画像は、フォトペンを備えるHP 6540デスクトッププリンタを用いて、3つのコーティング済み媒体シート(コーティング済み媒体シート4:トップコート備えず、コーティング済み媒体シート5:2gsmのトップコートを備える、コーティング済み媒体シート6:4gsmのトップコートを備える)上に印刷した。試験用印刷物を用いて、主観的な視覚尺度によってブロンジング及びブラックのニュートラル性を評価し、CIELab色域体積系(k)によって色域を評価した。表2に結果を示す。
Figure 2005219498
表2においてみてとれるように、pH調整剤を含有するトップコートを備えるコーティング済み媒体は、比較的薄い層として存在するにもかかわらず、ブロンジング、ブラックのニュートラル性、及び色域において改善された。
ある好ましい実施形態を参照して本発明を説明してきたが、本発明の趣旨から逸脱することなく、種々の修正、変更、省略、及び置換を実施し得ることは、当業者には理解されよう。本発明は、添付の特許請求の範囲によってのみ、限定されるものとする。

Claims (21)

  1. a)酸性pHを有するコーティング組成物を調製するステップであって、該コーティング組成物が、
    i)無機粒子分散物と、
    ii)ポリマーバインダーと、
    iii)アルカリ金属と弱酸との塩を含む弱塩基と、
    を含む、ステップと、
    b)媒体基材を前記コーティング組成物でコーティングするステップであって、それによって、インク受容層を前記媒体基材上に形成する、ステップと、
    を含む、印刷媒体を製造する方法。
  2. 前記弱塩基と反応する酸性架橋結合剤を前記コーティング組成物内に含有させるステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記弱塩基が、前記酸性pHの結果としてガス気泡を生成する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記弱塩基が、炭酸ナトリウム塩、重炭酸ナトリウム塩、炭酸リチウム塩、重炭酸リチウム塩、炭酸カリウム塩、重炭酸カリウム塩、及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  5. 前記コーティング組成物のpHが、約2.0〜約6.0である、請求項1に記載の方法。
  6. 前記媒体基材がコーティング済み媒体基材であり、前記コーティング組成物が、前記コーティング済み媒体基材に適用されるトップコートである、請求項1に記載の方法。
  7. a)媒体基材と、
    b)前記媒体基材に適用されており、且つ
    i)無機粒子分散物と、
    ii)ポリマーバインダーと、
    iii)アルカリ金属と弱酸との塩と、
    を含んで成るインク受容層と、
    を含む、印刷媒体。
  8. 前記弱塩基と酸が反応することによってガス気泡が生成し、該ガス気泡が前記インク受容層内に位置する、請求項7に記載の印刷媒体。
  9. 前記インク受容層が、過剰量の前記酸を含有する、請求項7に記載の印刷媒体。
  10. 前記酸が、酸性架橋結合剤によってもたらされる、請求項7に記載の印刷媒体。
  11. 前記インク受容層が、過剰量の前記弱塩基を含有する、請求項7に記載の印刷媒体。
  12. 前記弱塩基が、炭酸ナトリウム塩、重炭酸ナトリウム塩、炭酸リチウム塩、重炭酸リチウム塩、炭酸カリウム塩、重炭酸カリウム塩、及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項7に記載の印刷媒体。
  13. 前記インク受容層のpHが、約3.0〜約4.5である、請求項7に記載の印刷媒体。
  14. 前記アルカリ金属が、約0.4wt%〜約10wt%にて前記インク受容層に存在する、請求項7に記載の印刷媒体。
  15. 前記インク受容層の平均厚みが、約10μm〜約60μmである、請求項7に記載の印刷媒体。
  16. 前記ガス気泡の平均直径が、約10μm未満である、請求項8に記載の印刷媒体。
  17. 前記ガス気泡の平均直径が、約0.01μm〜約0.1μmである、請求項16に記載の印刷媒体。
  18. 前記媒体基材がコーティング済み媒体基材であり、前記インク受容層が、前記コーティング済み媒体基材へのトップコートとして適用されている、請求項7に記載の印刷媒体。
  19. 前記インク受容層の平均厚みが、約0.1μm〜約10μmである、請求項18に記載の印刷媒体。
  20. トップコートとして適用された前記インク受容層内のアルカリ金属濃度が、前記コーティング済み媒体基材内に存在するアルカリ金属濃度よりも高い、請求項19に記載の印刷媒体。
  21. a)請求項7〜20の何れか1項に記載の印刷媒体と、
    b)前記インク受容層の少なくとも一部の上に印刷されているインクジェットインクと、を含む、印刷媒体上の印刷画像。
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