JP2005217749A - 風音低減装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1の単一指向性マイクの出力信号から第2の単一指向性マイクの出力信号を減算する第1の減算手段と、双指向性マイクの出力信号から第1又は第2の単一指向性マイクの出力信号を減算する第2の減算手段、第1の減算手段の出力信号を所定量減衰させて整流した電圧と、第2の減算手段の出力信号を整流した電圧を比較して、その結果を出力する判定手段と、第1及び第2の単一指向性マイクの出力信号を加算し、該加算信号を、前期判定手段で風ノイズがないと判定したときにはそのまま通過させ、風ノイズがあると判定したときにはノッチフィルタを通過させるように切り替え、第1及び第2の単一指向性マイク及び双指向性マイクからの信号で構成されたサラウンド信号に混合する混合手段と、を備えてなる。
【選択図】 図1
Description
第2のマイクロフォン111により収音されたRch(右チャンネル)の音声信号と、第1のマイクロフォン110により収音されたCch(中央チャンネル)の音声信号と、第3のマイクロフォン112により収音されたLch(左チャンネル)の音声信号とのそれぞれは、対応する増幅器113、114、115を通じて、対応するADC116、117、118に供給される。
そして、ADC116からのRchのデジタル音声信号Rは、遅延器120と、LPF121と、演算器119の−側端子に供給され、ADC117からのCchのデジタル音声信号Cは、遅延器122と、LPF123に供給され、ADC118からのLchのデジタル音声信号Lは、遅延器124と、LPF125と、演算器119の+側端子に供給される。
この風音レベル検波信号は、風音が大きいときにはレベルが大きく、風音がないときにはレベルがゼロになる。
ここでは、Lchの音声信号をLs、風音信号をLwとし、Rchの音声信号をRs、風音信号をRwとし、Cchの音声信号をCs、風音信号をCwとし、さらに風音が最大のとき、レベル可変増幅器132、133、134の出力/入力比を0.5倍に設定し、また、出力端子140、141、142から出力されるRch信号、Cch信号、Lch信号の出力信号をそれぞれRa、Ca、Laで表すとすると、そのそれぞれは以下に示す(1)式、(2)式、(3)式で表すことができる。
Ra=(Rs+Rw)−0.5(Rw−Lw−Cw)
=Rs+0.5(Rw+Lw+Cw)…(1)式
Ca=(Cs+Cw)−0.5(Cw−Rw−Lw)
=Cs+0.5(Rw+Lw+Cw)…(2)式
La=(Ls+Lw)−0.5(Lw−Rw−Cw)
=Ls+0.5(Rw+Lw+Cw)…(3)式
又、風音がないときは、Rw、Cw、Lwがゼロになりそれぞれの音声信号Rs、Cs、Lsが出力される。
又、LPF121、123、125は、風音帯域を通過帯域として殆どの風音信号が抽出でき、LPF221ではさらに極低周波数を通過させる殆ど音声信号を含まない風音信号のみが抽出される。
(2)前記スイッチ手段で切り替えられた信号が、所定減衰させて前記混合手段に供給する減衰手段を備えたことを特徴とする(1)に記載の風音低減装置。
(4)前記スイッチ手段で切り替えられた信号が、所定減衰させて前記混合手段に供給する減衰手段を備えたことを特徴とする(3)に記載の風音低減装置。
(6)前記スイッチ手段で切り替えられた信号が、所定減衰させて前記混合手段に供給する減衰手段を備えたことを特徴とする(5)に記載の風音低減装置。
(8)前記スイッチ手段で切り替えられた信号が、所定減衰させて前記混合手段に供給する減衰手段を備えたことを特徴とする(7)に記載の風音低減装置。
第1の単一指向性マイク11からの風雑音を含んだ音響信号を入力して次段の信号処理ができるように増幅する第1の増幅器12と、第1の増幅器12で増幅された音響信号のうち風ノイズ信号を主に含む周波数帯域(実施例において200Hz)を通過させる第1のLPF13と、第1の増幅器12で増幅された音響信号のうち人間の音声を主に含む周波数帯域を通過させる第1のHPF14と、
双指向性マイク15からの風雑音を含んだ音響信号を入力して次段の信号処理ができるように増幅する第2の増幅器16と、第2の増幅器16で増幅された音響信号のうち風ノイズ信号を主に含む周波数帯域(実施例において200Hz)を通過させる第2のLPF17と、第2の増幅器16で増幅された音響信号のうち人間の音声を主に含む周波数帯域を通過させる第2のHPF18と、
第2の単一指向性マイク19からの風雑音を含んだ音響信号を入力して次段の信号処理ができるように増幅する第3の増幅器20と、第3の増幅器20で増幅された音響信号のうち風ノイズ信号を主に含む周波数帯域(実施例において200Hz)を通過させる第3のLPF21と、第3の増幅器20で増幅された音響信号のうち人間の音声を主に含む周波数帯域を通過させる第3のHPF22と、
第1の単一指向性マイク11からの第1のHPF14を通過した音声を含む周波数帯域の信号と双指向性マイク15からの第2のHPF18を通過した音声を含む周波数帯域の信号とを加算する第1の演算器23と、第2のHPF18を通過した音声を含む周波数帯域の信号と第2の単一指向性マイク19からの第3のHPF22を通過した音声を含む周波数帯域の信号とを加算する第2の演算器24と、第1のHPF14を通過した音声を含む周波数帯域の信号と第2のHPF18の音声を含む周波数帯域の信号を減算する第3の演算器25と、第2のHPF18を通過した音声を含む周波数帯域の信号と第3のHPF22の音声を含む周波数帯域の信号を減算する第4の演算器26と、
第1の演算器23で加算された第1の単一指向性マイク11の音声を含む信号と双指向性マイク15の音声を含む信号とを加算した信号に、風音除去回路31で風の成分を除去した風音除去信号を混合する第1の混合器27と、
第3の演算器25で減算された第1の単一指向性マイク11の音声を含む信号と双指向性マイク15の音声を含む信号とを加算した信号に、風音除去回路31で風の成分を除去した風音除去信号を混合する第2の混合器28と、
第2の演算器16で加算された双指向性マイク15の音声を含む信号と第2の単一指向性マイク19の音声を含む信号とを加算した信号に、風音除去回路31で風の成分を除去した風音除去信号を混合する第3の混合器29と、
第4の演算器26で減算された双指向性マイク15の音声を含む信号と第2の単一指向性マイク19の音声を含む信号とを加算した信号に、風音除去回路31で風の成分を除去した風音除去信号を混合する第4の混合器30と、
風音を除去する風音除去回路31とからなる。
ここで第1の混合器27の出力がFL(Front Left)、第2の混合器28の出力がFR(Front Rear)、第3の混合器29の出力がRL(Rear Left)、第4の混合器30の出力がRR(Rear Right)である。
第1の単一指向性マイク11の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第1のLPF13からの信号と、第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第3のLPF21からの信号とを減算させる第6の演算器33(第2の減算手段)と、
第1の単一指向性マイク11の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第1のLPF13からの信号と、第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第3のLPF21からの信号とを加算させる第7の演算器34(加算手段)と、
第5の演算器32で得られた双指向性マイク15の風ノイズ信号から第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を減算した信号を減衰させ、減衰量が15〜20dB程度のアッテネータ(ATT)35と、減衰した信号を全波整流して所定の電圧を得る第1の全波整流器36(第1の整流手段)と、
第6の演算器33で得られた第1の単一指向性マイク11の風雑音から第2の単一指向性マイク19の風雑音を減算した信号を全波整流して所定の電圧を得る第2の全波整流器37(第2の整流手段)と、
第1の全波整流器36で得られた電圧信号と、第2の全波整流器37で得られた電圧信号とを比較する判定器38(判定手段)と、
第1の入力端子39aに第7の演算器34の出力信号を接続し、第2の入力端子39bに第7の演算器34の出力信号を入力し、中心周波数が200Hzのノッチフィルタ40を介した信号を接続し、その切替えを判定器38の出力信号で行うスイッチ(SW)39(スイッチ手段)と、
スイッチ(SW)39の出力端子に接続し、風音除去信号を減衰させ、減衰量が15〜20dB程度の半分程度に減衰させる1/2アッテネータ41(減衰手段)と、
からなり、
1/2アッテネータ41の出力信号である風の音を除去した風音除去信号が、第5〜第8の演算子27、28,29、30のサラウンド信号に混合される構成となっている。
第1〜第3のHPF14、18、22の出力はステレオ感があるので、後段の第1〜第4の演算器23、24、25、26からなる演算回路に入力する。
第1〜第3のLPF13、17、21の出力は音声信号と風ノイズ信号が含まれており、音声信号は相関性があるが風ノイズ信号は相関性がない。
第1及び第2の単一指向性マイク11、19同士の加算信号、即ち、第7の演算器34の出力信号をそのままスイッチ(SW)39に入力する信号と、第7の演算器34の出力信号をさらにノッチフィルタ40を通過させた信号をスイッチ(SW)39に入力する信号とを切り替える。この切替えは双指向性マイク15の第2のLPF17の信号と第2の単一性指向性マイク19の第3のLPF21の信号とを減算した第6の演算器33の出力信号を全波整流して得られた電圧と、双指向性マイク15の第2のLPF17の出力信号と第2の単一指向性マイク19の第3のLPF21の出力信号を減算する第5の演算器32の出力信号をアッテネータ35で減衰させ、全波整流した電圧と、を比較する判定器38による。
この判定器38による判定は、要するに、双指向性マイク15と第2の単一指向性マイク19との音雑音信号を減算した信号から得られた電圧と、同一の性質を有する第1及び第2の単一指向性マイク11、19との音雑音信号を減算した信号から得えられた電圧とを比較することで、風雑音信号がないと判断したときには、第1及び第2の単一指向性マイク11、19の音雑音信号を第7の演算器34で加算した信号を選択し、風雑音信号があると判断したときには、第1及び第2の単一指向性マイク11、19の音雑音信号を第7の演算器34で加算した信号を更にノッチフィルタ40を通過させた信号を選択するようにして風音除去信号を得る。
同一性質の第1及び第2の単一指向性マイク11、19の第1及び第3のLPF13、21の出力信号を第6の演算器33で減算し、第2の全波整流器37で直流電圧に変換し、判定器38の他方の入力端子に入力する。
出力端子がポジティブになると、風雑音信号ありと判断して、スイッチ(SW)39を制御して、第2の入力端子39bと出力端子が接続するように切替え、ノッチフィルタ40を通した信号が風音除去信号となる。
第1の単一指向性マイク11の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第1のLPF13からの信号と、第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第3のLPF21からの信号とを減算させる第6の演算器33(第2の減算手段)と、
第1の単一指向性マイク11の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第1のLPF13からの信号と、第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第3のLPF21からの信号とを加算させる第7の演算器34(加算手段)と、
第5の演算器32で得られた双指向性マイク15の風ノイズ信号から第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を減算した信号を減衰させ、減衰量が15〜20dB程度のアッテネータ(ATT)35と、減衰した信号を全波整流して所定の電圧を得る第1の全波整流器36(第1の整流手段)と、
第6の演算器33で得られた第1の単一指向性マイク11の風雑音から第2の単一指向性マイク19の風雑音を減算した信号を全波整流して所定の電圧を得る第2の全波整流器37(第2の整流手段)と、
第1の全波整流器36で得られた電圧信号と、第2の全波整流器37で得られた電圧信号とを比較する判定器38(判定手段)と、
第1の入力端子39aに第7の演算器34の出力信号を接続し、第2の入力端子39bに第7の演算器34の出力信号を入力し、ハイパスフィルタ(HPF)42を介した信号を接続し、その切替えを判定器38の出力信号で行うスイッチ(SW)39(スイッチ手段)と、
スイッチ(SW)39の出力端子に接続し、風音除去信号を減衰させ、減衰量が15〜20dB程度の半分程度に減衰させる1/2アッテネータ41(減衰手段)と、
からなり、
1/2アッテネータ41の出力信号である風の音を除去した風音除去信号が、第5〜第8の演算子27、28,29、30の信号に混合され、FL、FR、RL、RRのサラウンド信号を得る構成となっている。
第1〜第3のHPF14、18、22の出力はステレオ感があるので、後段の第1〜第4の演算器23、24、25、26からなる演算回路に入力する。
第1〜第3のLPF13、17、21の出力は音声信号と風ノイズ信号が含まれており、音声信号は相関性があるが風ノイズ信号は相関性がない。
第1及び第2の単一指向性マイク11、19同士の加算信号、即ち、第7の演算器34の出力信号をそのままスイッチ(SW)39に入力する信号と、第7の演算器34の出力信号をノッチフィルタ40を通過させた信号をスイッチ(SW)39に入力する。この切替えは双指向性マイク15の第2のLPF17の信号と第2の単一指向性マイク19の第3のLPF21の信号とを減算した第6の演算器33の出力信号を全波整流して得られた電圧と、双指向性マイク15の第2のLPF17の出力信号と第2の単一指向性マイク19の第3のLPF21の出力信号を減算する第5の演算器32の出力信号をアッテネータ35で減衰させ、全波整流した電圧とを比較する判定器38による。
同一性質の第1及び第2の単一指向性マイク11、19の第1及び第3のLPF13、21の出力信号を第6の演算器33で減算し、第2の全波整流器37で直流電圧に変換し、判定器38の他方の入力端子に入力する。
出力端子がポジティブになると、風雑音信号ありと判断して、スイッチ(SW)39を制御して、第2の入力端子39bと出力端子が接続するように切替え、ハイパスフィルタ(HPF)42を通した信号が風音除去信号となる。
第1の単一指向性マイク11の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第1のLPF13からの信号と、第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第3のLPF21からの信号とを減算させる第6の演算器33(第2の減算手段)と、
第1の単一指向性マイク11の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第1のLPF13からの信号と、第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第3のLPF21からの信号とを加算させる第7の演算器34(加算手段)と、
第5の演算器32で得られた双指向性マイク15の風ノイズ信号から第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を減算した信号を減衰させ、減衰量が6dB程度で、所謂風が強いときのアッテネータ(ATT)35Aと、減衰した信号を全波整流して所定の電圧を得る第1Aの全波整流器36A(第1の整流手段)と、
第5の演算器32で得られた双指向性マイク15の風ノイズ信号から第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を減算した信号を減衰させ、減衰量が3dB程度で、所謂風が弱いときののアッテネータ(ATT)35Bと、減衰した信号を全波整流して所定の電圧を得る第1Bの全波整流器36B(第1の整流手段)と、
第6の演算器33で得られた第1の単一指向性マイク11の風雑音から第2の単一指向性マイク19の風雑音を減算した信号、所謂風がないときの信号を全波整流して所定の電圧を得る第2の全波整流器37(第2の整流手段)と、
第1Aの全波整流器36Aで得られた電圧信号と、第1Bの全波整流器36Bで得られた電圧信号と、第2の全波整流器37で得られた電圧信号との3個の信号を比較して、風が強いときの信号、風が弱いときの信号、風がないときの信号のそれぞれを出力端子に出力する判定器38(判定手段)と、
第1の入力端子39aに第7の演算器34の出力信号を接続し、第2の入力端子39bに第7の演算器34の出力信号を入力し、ノッチフィルタ40を介した信号を接続し、
第3の入力端子39bに第7の演算器34の出力信号を入力し、ハイパスフィルタ(HPF)42を介した信号を接続し、その3個の切替えを判定器38の出力信号で制御するスイッチ(SW)39(スイッチ手段)と、
スイッチ(SW)39の出力端子に接続し、風音除去信号を減衰させ、減衰量が15〜20dB程度の半分程度に減衰させる1/2アッテネータ41(減衰手段)と、
からなり、
1/2アッテネータ41の出力信号である風の音を除去した風音除去信号が、第5〜第8の演算子27、28,29、30のサラウンド信号に混合される構成となっている。
第1〜第3のHPF14、18、22の出力はステレオ感があるので、後段の第1〜第4の演算器23、24、25、26からなる演算回路に入力する。
第1〜第3のLPF13、17、21の出力は音声信号と風ノイズ信号が含まれており、音声信号は相関性があるが風ノイズ信号は相関性がない。
第1及び第2の単一指向性マイク11、19同士の加算信号、即ち、第7の演算器34の出力信号をそのままスイッチSWに入力する信号(風がないときの信号)、第7の演算器34の出力信号をノッチフィルタ40を通過させた信号(風が弱いときの信号)、第7の演算器34の出力信号をハイパスフィルタ(HPF)40Bを通過させた信号(風が強いときの信号)、の何れかを判定器38からの出力端子の信号に基づいてスイッチ(SW)39を切り替える。
第1の単一指向性マイク11の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第1のLPF13からの信号と、第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第3のLPF21からの信号とを減算させる第6の演算器33(第2の減算手段)と、
第1の単一指向性マイク11の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第1のLPF13からの信号と、第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第3のLPF21からの信号とを加算させる第7の演算器34(加算手段)と、
第5の演算器32で得られた双指向性マイク15の風ノイズ信号から第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を減算した信号を減衰させ、減衰量が6dB程度(風が強いとき)のアッテネータ(ATT)35Aと、減衰した信号を全波整流して所定の電圧を得る第1Aの全波整流器36A(第1の整流手段)と、
第5の演算器32で得られた双指向性マイク15の風ノイズ信号から第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を減算した信号を減衰させ、減衰量が3dB程度(風が弱いとき)のアッテネータ(ATT)35Bと、減衰した信号を全波整流して所定の電圧を得る第1Bの全波整流器36B(第1の整流手段)と、
第6の演算器33で得られた第1の単一指向性マイク11の風雑音から第2の単一指向性マイク19の風雑音を減算した信号(風がないとき)を全波整流して所定の電圧を得る第2の全波整流器37(第2の整流手段)と、
第1Aの全波整流器36で得られた電圧信号と、第1Aの全波整流器36で得られた電圧信号と、第2の全波整流器37で得られた電圧信号との3個の信号を比較して風なし、風が弱い、風が強いの判定を出力端子に出力する判定器38(判定手段)と、
第1の入力端子39aに第7の演算器34の出力信号を接続し、第2の入力端子39bに第7の演算器34の出力信号を入力し、ノッチフィルタ40を介した信号を接続し、
第3の入力端子39cに第7の演算器34の出力信号を入力し、ノッチフィルタ40及びハイパスフィルタ(HPF)42を介した信号を接続し、その3個の切替えを判定器38の出力信号で制御するスイッチ(SW)39(スイッチ手段)と、
スイッチ(SW)39の出力端子に接続し、風音除去信号を減衰させ、減衰量が15〜20dB程度の半分程度に減衰させる1/2アッテネータ41(減衰手段)と、
からなり、
1/2アッテネータ41の出力信号である風の音を除去した風音除去信号が、第5〜第8の混合器27、28,29、30でサラウンド信号に混合される構成となっている。
第1〜第3のHPF14、18、22の出力はステレオ感があるので、後段の第1〜第4の演算器23、24、25、26からなる演算回路に入力する。
第1〜第3のLPF13、17、21の出力は音声信号と風ノイズ信号が含まれており、音声信号は相関性があるが風ノイズ信号は相関性がない。
第1及び第2の単一指向性マイク11、19同士の加算信号、即ち、第7の演算器34の出力信号をそのまま通過させる信号(風のないとき)、第7の演算器34の出力信号をさらにノッチフィルタ40を通過させた信号(風が弱いとき)、第7の演算器34の出力信号をさらにノッチフィルタ及びハイパスフィルタ(HPF)を通過させる信号(風が強いとき)、の3種類をスイッチ(SW)39により切り替える。
この切替えは双指向性マイク15の第2のLPF17の信号と第2の単一性指向性マイク19の第3のLPF21の信号とを減算した第6の演算器33の出力信号を全波整流して得られた電圧(風がないとき)、双指向性マイク15の第2のLPF17の出力信号と第2の単一指向性マイク19の第3のLPF21の出力信号を減算する第5の演算器32の出力信号をアッテネータ35Aで減衰させ、全波整流した電圧(風が強いとき)、双指向性マイク15の第2のLPF17の出力信号と第2の単一指向性マイク19の第3のLPF21の出力信号を減算する第5の演算器32の出力信号をアッテネータ35Bで減衰させ、全波整流した電圧(風が弱いとき)を比較する判定器38による。
Claims (8)
- 2個の第1及び第2の単一指向性マイクと、1個の双指向性マイクとからなるサラウンドマイクであって、
前記第1の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号から前記第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算する第1の減算手段と、
前記双指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号から前記第1又は第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算する第2の減算手段、
前記第1の減算手段で得られた減算信号を所定量減衰させて整流する第1の整流手段と、
前記第2の減算手段で得られた減算信号を整流する第2の整流手段と、
前記第1の整流手段で得られた電圧と前記第2の整流手段で得られた電圧を比較して、風ノイズの有無を出力する判定手段と、
前記第1及び第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を加算する加算手段と、
前記判定手段で風ノイズがないと判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号をそのまま通過するように切り替え、或いは前記判定手段で風ノイズがあると判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号を更にノッチフィルタを通過させた信号を通過するように切り替えるスイッチ手段と、
前記スイッチ手段で切り替えられた、前記加算手段で得られた加算成分の信号、或いは前記加算手段で得られた加算成分の信号に更にノッチフィルタを通過させた信号を、前記第1及び第2の単一指向性マイク及び双指向性マイクからの音声信号を含む帯域周波数の信号で構成されたサラウンド信号に混合する混合手段と、
を備えてなる風音低減装置。 - 前記スイッチ手段で切り替えられた信号が、所定減衰させて前記混合手段に供給する減衰手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の風音低減装置。
- 2個の第1及び第2の単一指向性マイクと、1個の双指向性マイクとからなるサラウンドマイクであって、
前記第1の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号から前記第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算する第1の減算手段と、
前記双指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号から前記第1又は第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算する第2の減算手段、
前記第1の減算手段で得られた減算信号を所定量減衰させて整流する第1の整流手段と、
前記第2の減算手段で得られた減算信号を整流する第2の整流手段と、
前記第1の整流手段で得られた電圧と前記第2の整流手段で得られた電圧を比較して、風ノイズの有無を出力する判定手段と、
前記第1及び第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を加算する加算手段と、
前記判定手段で風ノイズがないと判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号をそのまま通過するように切り替え、或いは前記判定手段で風ノイズがあると判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号を更にハイパスフィルタを通過させた信号を通過するように切り替えるスイッチ手段と、
前記スイッチ手段で切り替えられた、前記加算手段で得られた加算成分の信号、或いは前記加算手段で得られた加算成分の信号に更にハイパスフィルタを通過させた信号を、前記第1及び第2の単一指向性マイク及び双指向性マイクからの音声信号を含む帯域周波数の信号で構成されたサラウンド信号に混合する混合手段と、
を備えてなる風音低減装置。 - 前記スイッチ手段で切り替えられた信号が、所定減衰させて前記混合手段に供給する減衰手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の風音低減装置。
- 2個の第1及び第2の単一指向性マイクと、1個の双指向性マイクとからなるサラウンドマイクであって、
前記第1の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号から前記第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算する第1の減算手段と、
前記双指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号から前記第1又は第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算する第2の減算手段、
前記第1の減算手段で得られた減算信号を減衰量が異なる2種類のアッテネータのそれぞれを通して減衰させてそれぞれを整流する第1の整流手段と、
前記第2の減算手段で得られた減算信号を整流する第2の整流手段と、
前記第1の整流手段で得られた電圧と前記第2の整流手段で得られた電圧を比較して、風の強弱及び風の有無を出力する判定手段と、
前記第1及び第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を加算する加算手段と、
前記判定手段で風ノイズがないと判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号をそのまま通過するように切り替え、或いは前記判定手段で弱い風ノイズがあると判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号を更にノッチフィルタを通過させた信号を通過するように切り替え、或いは前記判定手段で強い風ノイズがあると判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号を更にハイパスフィルタを通過させた信号を通過するように切り替えるスイッチ手段と、
前記スイッチ手段で切り替えられた、前記加算手段で得られた加算成分の信号、或いは前記加算手段で得られた加算成分の信号に更にノッチフィルタを通過させた信号、或いは前記加算手段で得られた加算成分の信号に更にハイパスフィルタを通過させた信号を、前記第1及び第2の単一指向性マイク及び双指向性マイクからの音声信号を含む帯域周波数の信号で構成されたサラウンド信号に混合する混合手段と、
を備えてなる風音低減装置。 - 前記スイッチ手段で切り替えられた信号が、所定減衰させて前記混合手段に供給する減衰手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載の風音低減装置。
- 2個の第1及び第2の単一指向性マイクと、1個の双指向性マイクとからなるサラウンドマイクであって、
前記第1の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号から前記第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算する第1の減算手段と、
前記双指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号から前記第1又は第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算する第2の減算手段、
前記第1の減算手段で得られた減算信号を減衰量が異なる2種類のアッテネータのそれぞれを通して減衰させてそれぞれを整流する第1の整流手段と、
前記第2の減算手段で得られた減算信号を整流する第2の整流手段と、
前記第1の整流手段で得られた電圧と前記第2の整流手段で得られた電圧を比較して、風の強弱及び風の有無を出力する判定手段と、
前記第1及び第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を加算する加算手段と、
前記判定手段で風ノイズがないと判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号をそのまま通過するように切り替え、或いは前記判定手段で弱い風ノイズがあると判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号を更にノッチフィルタを通過させた信号を通過するように切り替え、或いは前記判定手段で強い風ノイズがあると判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号を更にノッチフィルタ及びハイパスフィルタを通過させた信号を通過するように切り替えるスイッチ手段と、
前記スイッチ手段で切り替えられた、前記加算手段で得られた加算成分の信号、或いは前記加算手段で得られた加算成分の信号に更にノッチフィルタを通過させた信号、或いは前記加算手段で得られた加算成分の信号に更にノッチフィルタ及びハイパスフィルタを通過させた信号を、前記第1及び第2の単一指向性マイク及び双指向性マイクからの音声信号を含む帯域周波数の信号で構成されたサラウンド信号に混合する混合手段と、
を備えてなる風音低減装置。 - 前記スイッチ手段で切り替えられた信号が、所定減衰させて前記混合手段に供給する減衰手段を備えたことを特徴とする請求項7に記載の風音低減装置。
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