JP2005217749A - 風音低減装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 2個の単一指向性マイクと1個の双指向性マイクとからなるサラウンドマイクにおいて、風ノイズ信号を低減させる手法を提供する。
【解決手段】第1の単一指向性マイクの出力信号から第2の単一指向性マイクの出力信号を減算する第1の減算手段と、双指向性マイクの出力信号から第1又は第2の単一指向性マイクの出力信号を減算する第2の減算手段、第1の減算手段の出力信号を所定量減衰させて整流した電圧と、第2の減算手段の出力信号を整流した電圧を比較して、その結果を出力する判定手段と、第1及び第2の単一指向性マイクの出力信号を加算し、該加算信号を、前期判定手段で風ノイズがないと判定したときにはそのまま通過させ、風ノイズがあると判定したときにはノッチフィルタを通過させるように切り替え、第1及び第2の単一指向性マイク及び双指向性マイクからの信号で構成されたサラウンド信号に混合する混合手段と、を備えてなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、風音低減装置に関するものであり、詳しくはサラウンドマイクにおける風ノイズを低減させる風音低減装置に関する。
従来技術において、風音低減回路を装備したサラウンドマイク、つまり3つのマイクロフォンによる風音低減装置について、図5を参照して説明すると、それは3つのマイクロフォンにより収音された音声信号のそれぞれを独立に処理することが可能な3チャンネル対応のものである。
第2のマイクロフォン111により収音されたRch(右チャンネル)の音声信号と、第1のマイクロフォン110により収音されたCch(中央チャンネル)の音声信号と、第3のマイクロフォン112により収音されたLch(左チャンネル)の音声信号とのそれぞれは、対応する増幅器113、114、115を通じて、対応するADC116、117、118に供給される。
ADC116、117,118のそれぞれは、対応する増幅器113、114、115のそれぞれからのアナログ音声信号をデジタル信号に変換する。
そして、ADC116からのRchのデジタル音声信号Rは、遅延器120と、LPF121と、演算器119の−側端子に供給され、ADC117からのCchのデジタル音声信号Cは、遅延器122と、LPF123に供給され、ADC118からのLchのデジタル音声信号Lは、遅延器124と、LPF125と、演算器119の+側端子に供給される。
演算器119では、+側端子に供給されたLchのデジタル音声信号Lから、−側端子に供給されたRchのデジタル音声信号Rを減算し、その出力信号である(L−R)信号をLPF221に供給し、増幅器222、DET223、係数生成部224を通じて風音レベル検波信号を生成する。
この風音レベル検波信号は、風音が大きいときにはレベルが大きく、風音がないときにはレベルがゼロになる。
又、LPF121において、風音帯域に制限されたRchのデジタル音声信号(Rchの風音信号)Rwは、演算器130の+側端子と、演算器126の一方の+側端子と、演算器27の一方の+側端子に供給され、LPF123において風音帯域に制限されたCchのデジタル音声信号(Cchの風音信号)Cwは、演算器131の+側端子と、演算器126の他方の+側端子と、演算器128の一方の+側端子に供給され、LPF125において風音帯域に制限されたLchのデジタル音声信号(Lchの風音信号)Lwは、演算器129の+側端子と、演算器128の他方の+側端子と、演算器127の他方の+側端子に入力される。
更に、演算器126からのRchの風音信号RwとCchの風音信号Cwとの加算信号である(Rw+Cw)信号は、演算器129の−側端子に供給され、演算器129の+側端子に供給されるLchの風音信号Lwから減算され、(Lw−Rw−Cw)信号としてレベル可変増幅器134に供給される。
同様に、演算器127からのRchの風音信号RwとLchの風音信号Lwとの加算信号である(Rw+Lw)信号は、演算器131の−側端子に入力され、演算器131の+側端子に供給されるCchの風音信号Cwから減算され、(Cw−Rw−Lw)信号としてレベル可変増幅器133に供給される。
又、演算器128からのLchの風音信号LwとCchの風音信号Cwとの加算信号である(Lw+Cw)信号は、演算器130の−側端子に入力され、演算器130の+側端子に供給されるRchの風音信号Rwから減算されて、(Rw−Lw−Cw)信号としてレベル可変増幅器132に供給される。
そして、レベル可変増幅器132、133、134のそれぞれは、係数生成部224からの風音レベル検波信号によりレベルコントロールされ、風音が大きい、つまり風音レベル検波信号のレベルが大きいときに出力が大きくなるように制御され、逆に風音がないときは、風音レベル検波信号のレベルがゼロになり出力がゼロになるように制御される。
更に、レベル可変増幅器132、133、134からの出力信号は、それぞれ演算器135、136、137の−側端子に入力され、それぞれ対応する遅延器120、122、124からの+側端子に供給されたデジタル音声信号R、C、Lのそれぞれから減算されて、その出力信号に対応する端子140、141、142からRch信号、Cch信号、Lch信号として出力され、また風音レベル検波信号は端子143から検波出力される。
このような構成からなる回路における動作について、次に説明する。
ここでは、Lchの音声信号をLs、風音信号をLwとし、Rchの音声信号をRs、風音信号をRwとし、Cchの音声信号をCs、風音信号をCwとし、さらに風音が最大のとき、レベル可変増幅器132、133、134の出力/入力比を0.5倍に設定し、また、出力端子140、141、142から出力されるRch信号、Cch信号、Lch信号の出力信号をそれぞれRa、Ca、Laで表すとすると、そのそれぞれは以下に示す(1)式、(2)式、(3)式で表すことができる。
Ra=(Rs+Rw)−0.5(Rw−Lw−Cw)
=Rs+0.5(Rw+Lw+Cw)…(1)式
Ca=(Cs+Cw)−0.5(Cw−Rw−Lw)
=Cs+0.5(Rw+Lw+Cw)…(2)式
La=(Ls+Lw)−0.5(Lw−Rw−Cw)
=Ls+0.5(Rw+Lw+Cw)…(3)式
つまり、風音の大きいときは、それぞれの出力における風音信号はどれも(Rw+Lw+Cw)成分となり、全てのチャンネルの風音信号を加算したモノラル信号になるため、風音信号と比較してチャンネル間の相関性がない風音信号は、これを加算する形式にすることで大きく低減することができる。
又、風音がないときは、Rw、Cw、Lwがゼロになりそれぞれの音声信号Rs、Cs、Lsが出力される。
また、遅延器120、122、124は、それぞれLPF121、123、125による遅延分を本線側で補償しているもので、演算器135、136、137での信号タイミングを合わせて、より低減効果を上げている。
又、LPF121、123、125は、風音帯域を通過帯域として殆どの風音信号が抽出でき、LPF221ではさらに極低周波数を通過させる殆ど音声信号を含まない風音信号のみが抽出される。
このように、各音声チャンネルに対して、自動風音低減回路を設けるようにすることにより、音声チャンネル数に左右されることなく、各音声チャンネルの音声について、風音信号を低減させることができるのである。
特出願2002−238831号(第13頁〜16頁 第1図)
しかしながら、従来技術で説明した風音低減回路においては、複数の同じ特性を有するマイクが前提となっており、例えば単一指向性マイクが複数個備えた構成であるときには風音を有効的に低減させることが可能であるが、例えば単一指向性マイクと双指向性マイクを組み合わせたものについては効果が発揮できないという問題がある。
従って、特性の異なるマイク、例えば、単一指向性マイクと双指向性マイクを組み合わせたサラウンドマイクについても風音を低減させることができる風音低減装置に解決しなければならない課題を有する。
上記課題を解決するために、本願発明の風音低減装置は、次に示す構成にすることである。
(1)風音低減装置は、2個の第1及び第2の単一指向性マイクと、1個の双指向性マイクとからなるサラウンドマイクであって、前記第1の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号から前記第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算する第1の減算手段と、前記双指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号から前記第1又は第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算する第2の減算手段、前記第1の減算手段で得られた減算信号を所定量減衰させて整流する第1の整流手段と、前記第2の減算手段で得られた減算信号を整流する第2の整流手段と、前記第1の整流手段で得られた電圧と前記第2の整流手段で得られた電圧を比較して、風ノイズの有無を出力する判定手段と、前記第1及び第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を加算する加算手段と、前記判定手段で風ノイズがないと判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号をそのまま通過するように切り替え、或いは前記判定手段で風ノイズがあると判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号を更にノッチフィルタを通過させた信号を通過するように切り替えるスイッチ手段と、前記スイッチ手段で切り替えられた、前記加算手段で得られた加算成分の信号、或いは前記加算手段で得られた加算成分の信号に更にノッチフィルタを通過させた信号を、前記第1及び第2の単一指向性マイク及び双指向性マイクからの音声信号を含む帯域周波数の信号で構成されたサラウンド信号に混合する混合手段と、を備えてなる。
(2)前記スイッチ手段で切り替えられた信号が、所定減衰させて前記混合手段に供給する減衰手段を備えたことを特徴とする(1)に記載の風音低減装置。
(3)風音低減装置は、2個の第1及び第2の単一指向性マイクと、1個の双指向性マイクとからなるサラウンドマイクであって、前記第1の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号から前記第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算する第1の減算手段と、前記双指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号から前記第1又は第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算する第2の減算手段、前記第1の減算手段で得られた減算信号を所定量減衰させて整流する第1の整流手段と、前記第2の減算手段で得られた減算信号を整流する第2の整流手段と、前記第1の整流手段で得られた電圧と前記第2の整流手段で得られた電圧を比較して、風ノイズの有無を出力する判定手段と、前記第1及び第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を加算する加算手段と、前記判定手段で風ノイズがないと判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号をそのまま通過するように切り替え、或いは前記判定手段で風ノイズがあると判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号を更にハイパスフィルタを通過させた信号を通過するように切り替えるスイッチ手段と、前記スイッチ手段で切り替えられた、前記加算手段で得られた加算成分の信号、或いは前記加算手段で得られた加算成分の信号に更にハイパスフィルタを通過させた信号を、前記第1及び第2の単一指向性マイク及び双指向性マイクからの音声信号を含む帯域周波数の信号で構成されたサラウンド信号に混合する混合手段と、を備えてなる。
(4)前記スイッチ手段で切り替えられた信号が、所定減衰させて前記混合手段に供給する減衰手段を備えたことを特徴とする(3)に記載の風音低減装置。
(5)風音低減装置は、2個の第1及び第2の単一指向性マイクと、1個の双指向性マイクとからなるサラウンドマイクであって、前記第1の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号から前記第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算する第1の減算手段と、前記双指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号から前記第1又は第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算する第2の減算手段、前記第1の減算手段で得られた減算信号を減衰量が異なる2種類のアッテネータのそれぞれを通して減衰させてそれぞれを整流する第1の整流手段と、前記第2の減算手段で得られた減算信号を整流する第2の整流手段と、前記第1の整流手段で得られた電圧と前記第2の整流手段で得られた電圧を比較して、風の強弱及び風の有無を出力する判定手段と、前記第1及び第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を加算する加算手段と、前記判定手段で風ノイズがないと判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号をそのまま通過するように切り替え、或いは前記判定手段で弱い風ノイズがあると判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号を更にノッチフィルタを通過させた信号を通過するように切り替え、或いは前記判定手段で強い風ノイズがあると判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号を更にハイパスフィルタを通過させた信号を通過するように切り替えるスイッチ手段と、前記スイッチ手段で切り替えられた、前記加算手段で得られた加算成分の信号、或いは前記加算手段で得られた加算成分の信号に更にノッチフィルタを通過させた信号、或いは前記加算手段で得られた加算成分の信号に更にハイパスフィルタを通過させた信号を、前記第1及び第2の単一指向性マイク及び双指向性マイクからの音声信号を含む帯域周波数の信号で構成されたサラウンド信号に混合する混合手段と、を備えてなる。
(6)前記スイッチ手段で切り替えられた信号が、所定減衰させて前記混合手段に供給する減衰手段を備えたことを特徴とする(5)に記載の風音低減装置。
(7)風音低減装置は、2個の第1及び第2の単一指向性マイクと、1個の双指向性マイクとからなるサラウンドマイクであって、前記第1の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号から前記第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算する第1の減算手段と、前記双指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号から前記第1又は第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算する第2の減算手段、前記第1の減算手段で得られた減算信号を減衰量が異なる2種類のアッテネータのそれぞれを通して減衰させてそれぞれを整流する第1の整流手段と、前記第2の減算手段で得られた減算信号を整流する第2の整流手段と、前記第1の整流手段で得られた電圧と前記第2の整流手段で得られた電圧を比較して、風の強弱及び風の有無を出力する判定手段と、前記第1及び第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を加算する加算手段と、前記判定手段で風ノイズがないと判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号をそのまま通過するように切り替え、或いは前記判定手段で弱い風ノイズがあると判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号を更にノッチフィルタを通過させた信号を通過するように切り替え、或いは前記判定手段で強い風ノイズがあると判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号を更にノッチフィルタ及びハイパスフィルタを通過させた信号を通過するように切り替えるスイッチ手段と、前記スイッチ手段で切り替えられた、前記加算手段で得られた加算成分の信号、或いは前記加算手段で得られた加算成分の信号に更にノッチフィルタを通過させた信号、或いは前記加算手段で得られた加算成分の信号に更にノッチフィルタ及びハイパスフィルタを通過させた信号を、前記第1及び第2の単一指向性マイク及び双指向性マイクからの音声信号を含む帯域周波数の信号で構成されたサラウンド信号に混合する混合手段と、を備えてなる。
(8)前記スイッチ手段で切り替えられた信号が、所定減衰させて前記混合手段に供給する減衰手段を備えたことを特徴とする(7)に記載の風音低減装置。
以上のように、本発明によれば、2個の単一指向性マイク同士の風ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算させた信号を整流して電圧を生成すると共に、双指向性マイクの風ノイズ信号を含む帯域周波数信号と何れかの単一指向性マイクの風ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算させた信号を整流して電圧を生成し、これらを風の有無を判定する信号のうち、風なしと判定したときには、2個の単一指向性マイク同士の加算した信号をそのまま通過させて、サラウンド信号に混合させるようにし、風ありと判定したときには、2個の単一指向性マイク同士の加算した信号を更にノッチフィルタを通過させることで、風特有の中心周波数の狭帯域の周波数の信号に絞り込むことで低減させ、その信号をサラウンド信号に混合させるようにしたことで、風ノイズに合わせて風音の低減を果たすことが可能になる。
次に、本願発明に係る風音低減方法及び風音低減装置の実施形態について、図面を参照して、以下説明する。
本願発明に係る風音低減装置は、図1に示すように、サランドマイクとして単一指向性マイク2個と双指向性マイク1個の構成になっている。
第1の単一指向性マイク11からの風雑音を含んだ音響信号を入力して次段の信号処理ができるように増幅する第1の増幅器12と、第1の増幅器12で増幅された音響信号のうち風ノイズ信号を主に含む周波数帯域(実施例において200Hz)を通過させる第1のLPF13と、第1の増幅器12で増幅された音響信号のうち人間の音声を主に含む周波数帯域を通過させる第1のHPF14と、
双指向性マイク15からの風雑音を含んだ音響信号を入力して次段の信号処理ができるように増幅する第2の増幅器16と、第2の増幅器16で増幅された音響信号のうち風ノイズ信号を主に含む周波数帯域(実施例において200Hz)を通過させる第2のLPF17と、第2の増幅器16で増幅された音響信号のうち人間の音声を主に含む周波数帯域を通過させる第2のHPF18と、
第2の単一指向性マイク19からの風雑音を含んだ音響信号を入力して次段の信号処理ができるように増幅する第3の増幅器20と、第3の増幅器20で増幅された音響信号のうち風ノイズ信号を主に含む周波数帯域(実施例において200Hz)を通過させる第3のLPF21と、第3の増幅器20で増幅された音響信号のうち人間の音声を主に含む周波数帯域を通過させる第3のHPF22と、
第1の単一指向性マイク11からの第1のHPF14を通過した音声を含む周波数帯域の信号と双指向性マイク15からの第2のHPF18を通過した音声を含む周波数帯域の信号とを加算する第1の演算器23と、第2のHPF18を通過した音声を含む周波数帯域の信号と第2の単一指向性マイク19からの第3のHPF22を通過した音声を含む周波数帯域の信号とを加算する第2の演算器24と、第1のHPF14を通過した音声を含む周波数帯域の信号と第2のHPF18の音声を含む周波数帯域の信号を減算する第3の演算器25と、第2のHPF18を通過した音声を含む周波数帯域の信号と第3のHPF22の音声を含む周波数帯域の信号を減算する第4の演算器26と、
第1の演算器23で加算された第1の単一指向性マイク11の音声を含む信号と双指向性マイク15の音声を含む信号とを加算した信号に、風音除去回路31で風の成分を除去した風音除去信号を混合する第1の混合器27と、
第3の演算器25で減算された第1の単一指向性マイク11の音声を含む信号と双指向性マイク15の音声を含む信号とを加算した信号に、風音除去回路31で風の成分を除去した風音除去信号を混合する第2の混合器28と、
第2の演算器16で加算された双指向性マイク15の音声を含む信号と第2の単一指向性マイク19の音声を含む信号とを加算した信号に、風音除去回路31で風の成分を除去した風音除去信号を混合する第3の混合器29と、
第4の演算器26で減算された双指向性マイク15の音声を含む信号と第2の単一指向性マイク19の音声を含む信号とを加算した信号に、風音除去回路31で風の成分を除去した風音除去信号を混合する第4の混合器30と、
風音を除去する風音除去回路31とからなる。
ここで第1の混合器27の出力がFL(Front Left)、第2の混合器28の出力がFR(Front Rear)、第3の混合器29の出力がRL(Rear Left)、第4の混合器30の出力がRR(Rear Right)である。
風音除去回路31は、双指向性マイク15の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第2のLPF17からの信号と、第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第3のLPF21からの信号とを減算させる第5の演算器32(第1の減算手段)と、
第1の単一指向性マイク11の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第1のLPF13からの信号と、第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第3のLPF21からの信号とを減算させる第6の演算器33(第2の減算手段)と、
第1の単一指向性マイク11の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第1のLPF13からの信号と、第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第3のLPF21からの信号とを加算させる第7の演算器34(加算手段)と、
第5の演算器32で得られた双指向性マイク15の風ノイズ信号から第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を減算した信号を減衰させ、減衰量が15〜20dB程度のアッテネータ(ATT)35と、減衰した信号を全波整流して所定の電圧を得る第1の全波整流器36(第1の整流手段)と、
第6の演算器33で得られた第1の単一指向性マイク11の風雑音から第2の単一指向性マイク19の風雑音を減算した信号を全波整流して所定の電圧を得る第2の全波整流器37(第2の整流手段)と、
第1の全波整流器36で得られた電圧信号と、第2の全波整流器37で得られた電圧信号とを比較する判定器38(判定手段)と、
第1の入力端子39aに第7の演算器34の出力信号を接続し、第2の入力端子39bに第7の演算器34の出力信号を入力し、中心周波数が200Hzのノッチフィルタ40を介した信号を接続し、その切替えを判定器38の出力信号で行うスイッチ(SW)39(スイッチ手段)と、
スイッチ(SW)39の出力端子に接続し、風音除去信号を減衰させ、減衰量が15〜20dB程度の半分程度に減衰させる1/2アッテネータ41(減衰手段)と、
からなり、
1/2アッテネータ41の出力信号である風の音を除去した風音除去信号が、第5〜第8の演算子27、28,29、30のサラウンド信号に混合される構成となっている。
このような構成からなる回路において、先ず、第1及び第2の単一指向性マイク11、19及び双指向性マイク15からの音響信号を第1〜第3の増幅器12、16、20で増幅した後に、第1〜第3のHPF14、18、22と第1〜第3のLPF13、17、21にて帯域を分離する。
第1〜第3のHPF14、18、22の出力はステレオ感があるので、後段の第1〜第4の演算器23、24、25、26からなる演算回路に入力する。
第1〜第3のLPF13、17、21の出力は音声信号と風ノイズ信号が含まれており、音声信号は相関性があるが風ノイズ信号は相関性がない。
第1及び第2の単一指向性マイク11、19同士の加算信号、即ち、第7の演算器34の出力信号をそのままスイッチ(SW)39に入力する信号と、第7の演算器34の出力信号をさらにノッチフィルタ40を通過させた信号をスイッチ(SW)39に入力する信号とを切り替える。この切替えは双指向性マイク15の第2のLPF17の信号と第2の単一性指向性マイク19の第3のLPF21の信号とを減算した第6の演算器33の出力信号を全波整流して得られた電圧と、双指向性マイク15の第2のLPF17の出力信号と第2の単一指向性マイク19の第3のLPF21の出力信号を減算する第5の演算器32の出力信号をアッテネータ35で減衰させ、全波整流した電圧と、を比較する判定器38による。
この判定器38による判定は、要するに、双指向性マイク15と第2の単一指向性マイク19との音雑音信号を減算した信号から得られた電圧と、同一の性質を有する第1及び第2の単一指向性マイク11、19との音雑音信号を減算した信号から得えられた電圧とを比較することで、風雑音信号がないと判断したときには、第1及び第2の単一指向性マイク11、19の音雑音信号を第7の演算器34で加算した信号を選択し、風雑音信号があると判断したときには、第1及び第2の単一指向性マイク11、19の音雑音信号を第7の演算器34で加算した信号を更にノッチフィルタ40を通過させた信号を選択するようにして風音除去信号を得る。
双指向性マイク15の風ノイズ信号は第1及び第2の単一指向性マイク11、19の風ノイズ信号よりも大きいので、双指向性マイク15の第2のLPF17を音声信号に用いず、風ノイズ検出用センサとして用いる。
双指向性マイク15の第2のLPF17の出力信号と第2の単一指向性マイク19の第3のLPF21の出力信号とを第5の演算器32で減算する。風ノイズがあれば風ノイズ信号は無相関なので減算の出力に現れる。これをアッテネータ(ATT)35を通して第1の全波整流器36で全波整流し直流電圧に変換して、判定器38の一方の端子に入力する。
同一性質の第1及び第2の単一指向性マイク11、19の第1及び第3のLPF13、21の出力信号を第6の演算器33で減算し、第2の全波整流器37で直流電圧に変換し、判定器38の他方の入力端子に入力する。
判定器38は、コンパレータになっており一方の入力端子から入力した双指向性マイク15と第2の単一指向性マイク19との風ノイズ信号から得られた電圧と、他方の入力端子から入力した第1及び第2の単一指向性マイク11、19の風ノイズ信号から得られた電圧とを比較することで、風の発生を検知し、出力端子をポジティブにする。
出力端子がポジティブになると、風雑音信号ありと判断して、スイッチ(SW)39を制御して、第2の入力端子39bと出力端子が接続するように切替え、ノッチフィルタ40を通した信号が風音除去信号となる。
出力端子がネガティブのときは、風雑音信号ないと判断して、風の発生が無いものと判断して、スイッチ(SW)39を制御して、第1の入力端子39aと出力端子が接続するように切替え、第7の演算器34で演算された信号を選択して風音除去信号とする。
このように、2個の第1及び第2の単一指向性マイク11、19同士の風ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算させた信号を整流して電圧を生成すると共に、双指向性マイク15の風ノイズ信号を含む帯域周波数信号と何れかの第1又は第2の単一指向性マイク11、19の風ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算させた信号を整流して電圧を生成し、これらを風の有無を判定する信号のうち、風なしと判定したときには、2個の第1及び第2の単一指向性マイク11、19同士の第7の演算器34で加算した信号をそのまま通過させて、サラウンド信号に混合させるようにし、風ありと判定したときには、2個の第1及び第2の単一指向性マイク11、19同士の第7の演算器34で加算した信号を更にノッチフィルタ40を通過させることで、風特有の中心周波数の狭帯域の周波数の信号に絞り込むことで低減させ、その信号をサラウンド信号に混合させるようにしたことで、風ノイズに合わせて風音の低減を果たすことが可能になる。
次に、第2の実施例の風音低減装置について、図面を参照して説明する。
第2の実施例の風音低減装置は、図2に示すように、第1の実施例の風音低減装置で示した回路と同様であり、唯一異なるのは風音除去回路が異なるため、同じところは同一番号を付与して説明してその説明は省略し、風音除去回路のみを説明する。
風音除去回路31Aは、双指向性マイク15の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第2のLPF17からの信号と、第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第3のLPF21からの信号とを減算させる第5の演算器32(第1の減算手段)と、
第1の単一指向性マイク11の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第1のLPF13からの信号と、第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第3のLPF21からの信号とを減算させる第6の演算器33(第2の減算手段)と、
第1の単一指向性マイク11の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第1のLPF13からの信号と、第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第3のLPF21からの信号とを加算させる第7の演算器34(加算手段)と、
第5の演算器32で得られた双指向性マイク15の風ノイズ信号から第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を減算した信号を減衰させ、減衰量が15〜20dB程度のアッテネータ(ATT)35と、減衰した信号を全波整流して所定の電圧を得る第1の全波整流器36(第1の整流手段)と、
第6の演算器33で得られた第1の単一指向性マイク11の風雑音から第2の単一指向性マイク19の風雑音を減算した信号を全波整流して所定の電圧を得る第2の全波整流器37(第2の整流手段)と、
第1の全波整流器36で得られた電圧信号と、第2の全波整流器37で得られた電圧信号とを比較する判定器38(判定手段)と、
第1の入力端子39aに第7の演算器34の出力信号を接続し、第2の入力端子39bに第7の演算器34の出力信号を入力し、ハイパスフィルタ(HPF)42を介した信号を接続し、その切替えを判定器38の出力信号で行うスイッチ(SW)39(スイッチ手段)と、
スイッチ(SW)39の出力端子に接続し、風音除去信号を減衰させ、減衰量が15〜20dB程度の半分程度に減衰させる1/2アッテネータ41(減衰手段)と、
からなり、
1/2アッテネータ41の出力信号である風の音を除去した風音除去信号が、第5〜第8の演算子27、28,29、30の信号に混合され、FL、FR、RL、RRのサラウンド信号を得る構成となっている。
このような構成からなる回路において、先ず、第1及び第2の単一指向性マイク11、19及び双指向性マイク15からの音響信号を第1〜第3の増幅器12、16、20で増幅した後に、第1〜第3のHPF14、18、22と第1〜第3のLPF13、17、21にて帯域を分離する。
第1〜第3のHPF14、18、22の出力はステレオ感があるので、後段の第1〜第4の演算器23、24、25、26からなる演算回路に入力する。
第1〜第3のLPF13、17、21の出力は音声信号と風ノイズ信号が含まれており、音声信号は相関性があるが風ノイズ信号は相関性がない。
第1及び第2の単一指向性マイク11、19同士の加算信号、即ち、第7の演算器34の出力信号をそのままスイッチ(SW)39に入力する信号と、第7の演算器34の出力信号をノッチフィルタ40を通過させた信号をスイッチ(SW)39に入力する。この切替えは双指向性マイク15の第2のLPF17の信号と第2の単一指向性マイク19の第3のLPF21の信号とを減算した第6の演算器33の出力信号を全波整流して得られた電圧と、双指向性マイク15の第2のLPF17の出力信号と第2の単一指向性マイク19の第3のLPF21の出力信号を減算する第5の演算器32の出力信号をアッテネータ35で減衰させ、全波整流した電圧とを比較する判定器38による。
この判定器38による判定は、要するに、双指向性マイク15と第2の単一指向性マイク19との音雑音信号を第5の演算器32で減算した信号から得られた電圧と、同一の性質を有する第1及び第2の単一指向性マイク11、19との音雑音信号を第6の演算器33で減算した信号から得えられた電圧とを比較することで、風雑音信号がないと判断したときには、第1及び第2の単一指向性マイク11、19の音雑音信号を第7の演算器34で加算した信号を選択し、風雑音信号があると判断したときには、第1及び第2の単一指向性マイク11、19の音雑音信号を第7の演算器34で加算した信号を更にハイパスフィルタ42を通過させた信号を選択するようにして風音除去信号を得る。
双指向性マイク15の風ノイズ信号は第1及び第2の単一指向性マイク11、19の風ノイズ信号よりも大きいので、双指向性マイク15の第2のLPF17を音声信号に用いず、風ノイズ検出用センサとして用いる。
双指向性マイク15の第2のLPF17の出力信号と第2の単一指向性マイク19の第3のLPF21の出力信号とを第5の演算器32で減算する。風ノイズがあれば風ノイズ信号は無相関なので減算の出力に現れる。これをアッテネータ(ATT)35を通して第1の全波整流器36で全波整流し直流電圧に変換して、判定器38の一方の端子に入力する。
同一性質の第1及び第2の単一指向性マイク11、19の第1及び第3のLPF13、21の出力信号を第6の演算器33で減算し、第2の全波整流器37で直流電圧に変換し、判定器38の他方の入力端子に入力する。
判定器38は、コンパレータになっており一方の入力端子から入力した双指向性マイク15と第2の単一指向性マイク19との風ノイズ信号から得られた電圧と、他方の入力端子から入力した第1及び第2の単一指向性マイク11、19の風ノイズ信号から得られた電圧とを比較することで、風の発生を検知し、出力端子をポジティブにする。
出力端子がポジティブになると、風雑音信号ありと判断して、スイッチ(SW)39を制御して、第2の入力端子39bと出力端子が接続するように切替え、ハイパスフィルタ(HPF)42を通した信号が風音除去信号となる。
出力端子がネガティブのときは、風の発生が無いものと判断して、スイッチ(SW)39を制御して、第1の入力端子39aと出力端子が接続するように切替え、第7の演算器34で演算された信号を選択して風音除去信号とする。
このように、風音があると判断したときには、同一性質の第1及び第2の単一指向性マイク11、19からの風ノイズ信号をハイパスフィルタ(HPF)42を通過させて所定の帯域のみを通過させた信号を風音除去信号として取り出し、最終チャンネルのFL、FR、RL、RRのサラウンド信号に混合させることで、風音低減を図ったステレオ感にあまり影響を与えないサラウンド信号を得ることができるのである。
次に、第3の実施例の風音低減装置について、図面を参照して説明する。
第3の実施例の風音低減装置は、図3に示すように、第1の実施例の風音低減装置で示した回路と同様であり、唯一異なるのは風音除去回路が異なるため、同じところは同一番号を付与して説明してその説明は省略し、風音除去回路のみを説明する。
風音除去回路31Bは、双指向性マイク15の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第2のLPF17からの信号と、第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第3のLPF21からの信号とを減算させる第5の演算器32(第1の減算手段)と、
第1の単一指向性マイク11の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第1のLPF13からの信号と、第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第3のLPF21からの信号とを減算させる第6の演算器33(第2の減算手段)と、
第1の単一指向性マイク11の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第1のLPF13からの信号と、第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第3のLPF21からの信号とを加算させる第7の演算器34(加算手段)と、
第5の演算器32で得られた双指向性マイク15の風ノイズ信号から第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を減算した信号を減衰させ、減衰量が6dB程度で、所謂風が強いときのアッテネータ(ATT)35Aと、減衰した信号を全波整流して所定の電圧を得る第1Aの全波整流器36A(第1の整流手段)と、
第5の演算器32で得られた双指向性マイク15の風ノイズ信号から第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を減算した信号を減衰させ、減衰量が3dB程度で、所謂風が弱いときののアッテネータ(ATT)35Bと、減衰した信号を全波整流して所定の電圧を得る第1Bの全波整流器36B(第1の整流手段)と、
第6の演算器33で得られた第1の単一指向性マイク11の風雑音から第2の単一指向性マイク19の風雑音を減算した信号、所謂風がないときの信号を全波整流して所定の電圧を得る第2の全波整流器37(第2の整流手段)と、
第1Aの全波整流器36Aで得られた電圧信号と、第1Bの全波整流器36Bで得られた電圧信号と、第2の全波整流器37で得られた電圧信号との3個の信号を比較して、風が強いときの信号、風が弱いときの信号、風がないときの信号のそれぞれを出力端子に出力する判定器38(判定手段)と、
第1の入力端子39aに第7の演算器34の出力信号を接続し、第2の入力端子39bに第7の演算器34の出力信号を入力し、ノッチフィルタ40を介した信号を接続し、
第3の入力端子39bに第7の演算器34の出力信号を入力し、ハイパスフィルタ(HPF)42を介した信号を接続し、その3個の切替えを判定器38の出力信号で制御するスイッチ(SW)39(スイッチ手段)と、
スイッチ(SW)39の出力端子に接続し、風音除去信号を減衰させ、減衰量が15〜20dB程度の半分程度に減衰させる1/2アッテネータ41(減衰手段)と、
からなり、
1/2アッテネータ41の出力信号である風の音を除去した風音除去信号が、第5〜第8の演算子27、28,29、30のサラウンド信号に混合される構成となっている。
このような構成からなる回路において、先ず、第1及び第2の単一指向性マイク11、19及び双指向性マイク15からの音響信号を第1〜第3の増幅器12、16、20で増幅した後に、第1〜第3のHPF14、18、22と第1〜第3のLPF13、17、21にて帯域を分離する。
第1〜第3のHPF14、18、22の出力はステレオ感があるので、後段の第1〜第4の演算器23、24、25、26からなる演算回路に入力する。
第1〜第3のLPF13、17、21の出力は音声信号と風ノイズ信号が含まれており、音声信号は相関性があるが風ノイズ信号は相関性がない。
第1及び第2の単一指向性マイク11、19同士の加算信号、即ち、第7の演算器34の出力信号をそのままスイッチSWに入力する信号(風がないときの信号)、第7の演算器34の出力信号をノッチフィルタ40を通過させた信号(風が弱いときの信号)、第7の演算器34の出力信号をハイパスフィルタ(HPF)40Bを通過させた信号(風が強いときの信号)、の何れかを判定器38からの出力端子の信号に基づいてスイッチ(SW)39を切り替える。
この判定器38による判定は、第1及び第2の単一指向性マイク11、19同士を減算したときの信号を全波整流した電圧(風がないときの信号)、第2の単一指向性マイク19と双指向性マイク15で得られた風ノイズ信号を含んだ帯域周波数の信号を減算し、その減算した信号を更に少な減衰量(3dB)のアッテネータ35Bで減衰した信号を全波整流した電圧(風が弱いときの信号)、第2の単一指向性マイク19と双指向性マイク15で得られた風ノイズ信号を含んだ帯域周波数の信号を減算し、その減算した信号を更に多い減衰量(6dB)のアッテネータ35Aで減衰した信号を全波整流した電圧(風が強いときの信号)、の3個の電圧を比較することで、現在の風ノイズの状態が風なし、風が弱い、風が強いものと判断でき、その信号を出力することで、スイッチ39Aを3段階に切り替え制御できるのである。
そして、風がないと判断したときには、第1及び第2の単一指向性マイク11、19の音雑音信号を第7の演算器34で加算した信号をそのまま通過させ、風が弱いと判断したときには、第1及び第2の単一指向性マイク11、19の音雑音信号を第7の演算器34で加算した信号を更にノッチフィルタ40を通過させた信号を通過させ、風が強いと判断したときには、第1及び第2の単一指向性マイク11、19の音雑音信号を第7の演算器34で加算した信号を更にハイパスフィルタ(HPF)40Bを通過させた信号を通過させる。
このようにして切り替えられた信号はアッテネータ41で減衰され、風音除去信号として第1〜第4の混合器27、28、29、30でサラウンド信号に混合される。
次に、第4の実施例の風音低減方法及び風音低減装置について、図面を参照して説明する。
第4の実施例の風音低減方法を具現化できる風音低減装置は、図4に示すように、第1の実施例の風音低減装置で示した回路と同様であり、唯一異なるのは風音除去回路が異なるため、同じところは同一番号を付与して説明してその説明は省略し、風音除去回路のみを説明する。
風音除去回路31Cは、双指向性マイク15の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第2のLPF17からの信号と、第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第3のLPF21からの信号とを減算させる第5の演算器32(第1の減算手段)と、
第1の単一指向性マイク11の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第1のLPF13からの信号と、第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第3のLPF21からの信号とを減算させる第6の演算器33(第2の減算手段)と、
第1の単一指向性マイク11の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第1のLPF13からの信号と、第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を主に含む周波数帯域を通過させた第3のLPF21からの信号とを加算させる第7の演算器34(加算手段)と、
第5の演算器32で得られた双指向性マイク15の風ノイズ信号から第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を減算した信号を減衰させ、減衰量が6dB程度(風が強いとき)のアッテネータ(ATT)35Aと、減衰した信号を全波整流して所定の電圧を得る第1Aの全波整流器36A(第1の整流手段)と、
第5の演算器32で得られた双指向性マイク15の風ノイズ信号から第2の単一指向性マイク19の風ノイズ信号を減算した信号を減衰させ、減衰量が3dB程度(風が弱いとき)のアッテネータ(ATT)35Bと、減衰した信号を全波整流して所定の電圧を得る第1Bの全波整流器36B(第1の整流手段)と、
第6の演算器33で得られた第1の単一指向性マイク11の風雑音から第2の単一指向性マイク19の風雑音を減算した信号(風がないとき)を全波整流して所定の電圧を得る第2の全波整流器37(第2の整流手段)と、
第1Aの全波整流器36で得られた電圧信号と、第1Aの全波整流器36で得られた電圧信号と、第2の全波整流器37で得られた電圧信号との3個の信号を比較して風なし、風が弱い、風が強いの判定を出力端子に出力する判定器38(判定手段)と、
第1の入力端子39aに第7の演算器34の出力信号を接続し、第2の入力端子39bに第7の演算器34の出力信号を入力し、ノッチフィルタ40を介した信号を接続し、
第3の入力端子39cに第7の演算器34の出力信号を入力し、ノッチフィルタ40及びハイパスフィルタ(HPF)42を介した信号を接続し、その3個の切替えを判定器38の出力信号で制御するスイッチ(SW)39(スイッチ手段)と、
スイッチ(SW)39の出力端子に接続し、風音除去信号を減衰させ、減衰量が15〜20dB程度の半分程度に減衰させる1/2アッテネータ41(減衰手段)と、
からなり、
1/2アッテネータ41の出力信号である風の音を除去した風音除去信号が、第5〜第8の混合器27、28,29、30でサラウンド信号に混合される構成となっている。
このような構成からなる回路において、先ず、第1及び第2の単一指向性マイク11、19及び双指向性マイク15からの音響信号を第1〜第3の増幅器12、16、20で増幅した後に、第1〜第3のHPF14、18、22と第1〜第3のLPF13、17、21にて帯域を分離する。
第1〜第3のHPF14、18、22の出力はステレオ感があるので、後段の第1〜第4の演算器23、24、25、26からなる演算回路に入力する。
第1〜第3のLPF13、17、21の出力は音声信号と風ノイズ信号が含まれており、音声信号は相関性があるが風ノイズ信号は相関性がない。
第1及び第2の単一指向性マイク11、19同士の加算信号、即ち、第7の演算器34の出力信号をそのまま通過させる信号(風のないとき)、第7の演算器34の出力信号をさらにノッチフィルタ40を通過させた信号(風が弱いとき)、第7の演算器34の出力信号をさらにノッチフィルタ及びハイパスフィルタ(HPF)を通過させる信号(風が強いとき)、の3種類をスイッチ(SW)39により切り替える。
この切替えは双指向性マイク15の第2のLPF17の信号と第2の単一性指向性マイク19の第3のLPF21の信号とを減算した第6の演算器33の出力信号を全波整流して得られた電圧(風がないとき)、双指向性マイク15の第2のLPF17の出力信号と第2の単一指向性マイク19の第3のLPF21の出力信号を減算する第5の演算器32の出力信号をアッテネータ35Aで減衰させ、全波整流した電圧(風が強いとき)、双指向性マイク15の第2のLPF17の出力信号と第2の単一指向性マイク19の第3のLPF21の出力信号を減算する第5の演算器32の出力信号をアッテネータ35Bで減衰させ、全波整流した電圧(風が弱いとき)を比較する判定器38による。
この判定器38による判定は、第1及び第2の単一指向性マイク11、19同士を第6の演算器33で減算したときの信号を全波整流した電圧(風がないときの信号)、第2の単一指向性マイク19と双指向性マイク15で得られた風ノイズ信号を含んだ帯域周波数の信号を第5の演算器32で減算し、その減算した信号を更に少ない減衰量(3dB)のアッテネータ35Bで減衰した信号を全波整流した電圧(風が弱いときの信号)、第2の単一指向性マイク19と双指向性マイク15で得られた風ノイズ信号を含んだ帯域周波数の信号を第5の演算器で減算し、その減算した信号を更に多い減衰量(6dB)のアッテネータ35Aで減衰した信号を全波整流した電圧(風が強いときの信号)、の3個の電圧を比較することで、現在の風ノイズの状態が風なし、風が弱い、風が強いものと判断でき、その信号を出力することで、スイッチ39Aを3段階に切り替え制御できるのである。
そして、風がないと判断したときには、第1及び第2の単一指向性マイク11、19の音雑音信号を第7の演算器34で加算した信号をそのまま通過させ、風が弱いと判断したときには、第1及び第2の単一指向性マイクの音雑音信号を第7の演算器34で加算した信号を更にノッチフィルタ40を通過させた信号を通過させ、風が強いと判断したときには、第1及び第2の単一指向性マイクの音雑音信号を第7の演算器34で加算した信号を更にノッチフィルタ40及びハイパスフィルタ(HPF)40Bを通過させた信号を通過させる。
このようにして切り替えられた信号はアッテネータ41で減衰され、風音除去信号として第1〜第4の混合器27、28、29、30でサラウンド信号に混合される。
2個の単一指向性マイクと1個の双指向性マイクからなるサラウンドマイクにおいて、2個の単一指向性マイク同士の風ノイズ信号を含む帯域周波数の信号の差分と双指向性マイクと単一指向性マイクとの風ノイズ信号を含む大域周波数の信号の差分とを整流し、その整流した電圧を比較することで風の有無を検出し、風有りと判定したときには2個の単一指向性マイク同士の加算した信号を風除去信号として音声信号を含むサラウンド信号と混合させ、風無しと判定したときには2個の単一指向性マイク同士の加算した信号を更にノッチフィルタを通過した信号を風除去信号として音声信号を含むサラウンド信号と混合させるようにしてマイクに入力した音声信号に含む風ノイズ信号を低減させるようにした風音提言装置を提供する。
本発明に係る第1の実施例の風音低減装置のブロック図である。 本発明に係る第2の実施例の風音低減装置のブロック図である。 本発明に係る第3の実施例の風音低減装置のブロック図である。 本発明に係る第4の実施例の風音低減装置のブロック図である。 従来技術における風音低減装置のブロック図である。
符号の説明
11;第1の単一指向性マイク、12;第1の増幅器、13;第1のLPF、14;第1のHPF、15;双指向性マイク、16;第2の増幅器、17;第2のLPF、18;第2のHPF、19;第2の単一指向性マイク、20;第3の増幅器、21;第3のLPF、22;第3のHPF、23;第1の演算器、24;第2の演算器、25;第3の演算器、26;第4の演算器、27;第1の混合器、28;第2の混合器、29;第3の混合器、30;第4の混合器、31;風音除去回路、31A;風音除去回路、31B;風音除去回路、32;第5の演算器、33;第6の演算器、34;第7の演算器、35;アッテネータ(ATT)、35A;アッテネータ、35B;アッテネータ、36;第1の全波整流器、36A;第1Aの全波整流器、36B;第1Bの全波整流器、37;第2の全波整流器、38;判定器、39;スイッチ(SW)、39a;第1の入力端子、39b;第2の入力端子、39c;第3の入力端子、40;ノッチフィルタ、40B;HPF、41;アッテネータ、42;ハイパスフィルタ。

Claims (8)

  1. 2個の第1及び第2の単一指向性マイクと、1個の双指向性マイクとからなるサラウンドマイクであって、
    前記第1の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号から前記第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算する第1の減算手段と、
    前記双指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号から前記第1又は第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算する第2の減算手段、
    前記第1の減算手段で得られた減算信号を所定量減衰させて整流する第1の整流手段と、
    前記第2の減算手段で得られた減算信号を整流する第2の整流手段と、
    前記第1の整流手段で得られた電圧と前記第2の整流手段で得られた電圧を比較して、風ノイズの有無を出力する判定手段と、
    前記第1及び第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を加算する加算手段と、
    前記判定手段で風ノイズがないと判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号をそのまま通過するように切り替え、或いは前記判定手段で風ノイズがあると判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号を更にノッチフィルタを通過させた信号を通過するように切り替えるスイッチ手段と、
    前記スイッチ手段で切り替えられた、前記加算手段で得られた加算成分の信号、或いは前記加算手段で得られた加算成分の信号に更にノッチフィルタを通過させた信号を、前記第1及び第2の単一指向性マイク及び双指向性マイクからの音声信号を含む帯域周波数の信号で構成されたサラウンド信号に混合する混合手段と、
    を備えてなる風音低減装置。
  2. 前記スイッチ手段で切り替えられた信号が、所定減衰させて前記混合手段に供給する減衰手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の風音低減装置。
  3. 2個の第1及び第2の単一指向性マイクと、1個の双指向性マイクとからなるサラウンドマイクであって、
    前記第1の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号から前記第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算する第1の減算手段と、
    前記双指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号から前記第1又は第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算する第2の減算手段、
    前記第1の減算手段で得られた減算信号を所定量減衰させて整流する第1の整流手段と、
    前記第2の減算手段で得られた減算信号を整流する第2の整流手段と、
    前記第1の整流手段で得られた電圧と前記第2の整流手段で得られた電圧を比較して、風ノイズの有無を出力する判定手段と、
    前記第1及び第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を加算する加算手段と、
    前記判定手段で風ノイズがないと判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号をそのまま通過するように切り替え、或いは前記判定手段で風ノイズがあると判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号を更にハイパスフィルタを通過させた信号を通過するように切り替えるスイッチ手段と、
    前記スイッチ手段で切り替えられた、前記加算手段で得られた加算成分の信号、或いは前記加算手段で得られた加算成分の信号に更にハイパスフィルタを通過させた信号を、前記第1及び第2の単一指向性マイク及び双指向性マイクからの音声信号を含む帯域周波数の信号で構成されたサラウンド信号に混合する混合手段と、
    を備えてなる風音低減装置。
  4. 前記スイッチ手段で切り替えられた信号が、所定減衰させて前記混合手段に供給する減衰手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の風音低減装置。
  5. 2個の第1及び第2の単一指向性マイクと、1個の双指向性マイクとからなるサラウンドマイクであって、
    前記第1の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号から前記第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算する第1の減算手段と、
    前記双指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号から前記第1又は第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算する第2の減算手段、
    前記第1の減算手段で得られた減算信号を減衰量が異なる2種類のアッテネータのそれぞれを通して減衰させてそれぞれを整流する第1の整流手段と、
    前記第2の減算手段で得られた減算信号を整流する第2の整流手段と、
    前記第1の整流手段で得られた電圧と前記第2の整流手段で得られた電圧を比較して、風の強弱及び風の有無を出力する判定手段と、
    前記第1及び第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を加算する加算手段と、
    前記判定手段で風ノイズがないと判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号をそのまま通過するように切り替え、或いは前記判定手段で弱い風ノイズがあると判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号を更にノッチフィルタを通過させた信号を通過するように切り替え、或いは前記判定手段で強い風ノイズがあると判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号を更にハイパスフィルタを通過させた信号を通過するように切り替えるスイッチ手段と、
    前記スイッチ手段で切り替えられた、前記加算手段で得られた加算成分の信号、或いは前記加算手段で得られた加算成分の信号に更にノッチフィルタを通過させた信号、或いは前記加算手段で得られた加算成分の信号に更にハイパスフィルタを通過させた信号を、前記第1及び第2の単一指向性マイク及び双指向性マイクからの音声信号を含む帯域周波数の信号で構成されたサラウンド信号に混合する混合手段と、
    を備えてなる風音低減装置。
  6. 前記スイッチ手段で切り替えられた信号が、所定減衰させて前記混合手段に供給する減衰手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載の風音低減装置。
  7. 2個の第1及び第2の単一指向性マイクと、1個の双指向性マイクとからなるサラウンドマイクであって、
    前記第1の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号から前記第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算する第1の減算手段と、
    前記双指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号から前記第1又は第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を減算する第2の減算手段、
    前記第1の減算手段で得られた減算信号を減衰量が異なる2種類のアッテネータのそれぞれを通して減衰させてそれぞれを整流する第1の整流手段と、
    前記第2の減算手段で得られた減算信号を整流する第2の整流手段と、
    前記第1の整流手段で得られた電圧と前記第2の整流手段で得られた電圧を比較して、風の強弱及び風の有無を出力する判定手段と、
    前記第1及び第2の単一指向性マイクで得られた風音ノイズ信号を含む帯域周波数の信号を加算する加算手段と、
    前記判定手段で風ノイズがないと判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号をそのまま通過するように切り替え、或いは前記判定手段で弱い風ノイズがあると判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号を更にノッチフィルタを通過させた信号を通過するように切り替え、或いは前記判定手段で強い風ノイズがあると判定したときには前記加算手段で得られた加算成分の信号を更にノッチフィルタ及びハイパスフィルタを通過させた信号を通過するように切り替えるスイッチ手段と、
    前記スイッチ手段で切り替えられた、前記加算手段で得られた加算成分の信号、或いは前記加算手段で得られた加算成分の信号に更にノッチフィルタを通過させた信号、或いは前記加算手段で得られた加算成分の信号に更にノッチフィルタ及びハイパスフィルタを通過させた信号を、前記第1及び第2の単一指向性マイク及び双指向性マイクからの音声信号を含む帯域周波数の信号で構成されたサラウンド信号に混合する混合手段と、
    を備えてなる風音低減装置。
  8. 前記スイッチ手段で切り替えられた信号が、所定減衰させて前記混合手段に供給する減衰手段を備えたことを特徴とする請求項7に記載の風音低減装置。
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