JP2005211643A - 隔壁を開通する作業がない点滴用ダブルバック - Google Patents
隔壁を開通する作業がない点滴用ダブルバック Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 従来の点滴用ダブルバッグは、圧力を加えて隔壁を開通してから使用していた。よって隔壁の開通をしないまま点滴するという危険があった。隔壁を開通する作業なしで使用できる点滴用ダブルバッグを提供する。
【解決手段】 点滴用ダブルバッグの隔壁部に硬質樹脂を取り付ける。このバッグを折りたたむと、硬質樹脂も折れ曲がり爪となる。バッグ本体がくねらない様に工夫しておくことにより、バッグを折りたたんだ状態から開くだけで隔壁は開通する。
【選択図】図１
【解決手段】 点滴用ダブルバッグの隔壁部に硬質樹脂を取り付ける。このバッグを折りたたむと、硬質樹脂も折れ曲がり爪となる。バッグ本体がくねらない様に工夫しておくことにより、バッグを折りたたんだ状態から開くだけで隔壁は開通する。
【選択図】図１
Description
この発明は隔壁を開通する作業を必要としない点滴用ダブルバックに関するものである。
従来の点滴用ダブルバックは、バッグ中央部を接合して隔壁としバッグを２室に仕切ることによって２種類の薬剤が混ざり合わないようにしており、上室または下室のどちらかに手で圧力を加え隔壁を開通して薬剤を混ぜ合わせてから使用していた。
従来の点滴用ダブルバックは、手で圧力を加え隔壁を開通してから使用するという作業があるために、隔壁の開通を忘れたまま、あるいはすでに開通したと勘違いして下室のみ点滴するという重大な欠点がある。
この発明は、その欠点を除くためになされたもので、使用時には必ず隔壁が開通するように考えたものである。
この発明は、その欠点を除くためになされたもので、使用時には必ず隔壁が開通するように考えたものである。
図面を用いて説明すれば、点滴用ダブルバッグ本体は軟質樹脂（２）を用いてバッグの上端と下端を閉じていない状態で成型する。点適用ダブルバッグには、バッグがくねらないようにするために溝（３）を作り、バッグ全体に芯を入れる。点滴用ダブルバッグの中央に隔壁となる場所（５）を決めてバッグを上室と下室に分け、上室には点滴台につるす穴（１）を下室には注射針を通すゴム管（８）を設ける。そして隔壁部分の両側に硬質樹脂（６）を接着する。硬質樹脂を接着したら隔壁を圧着し、点滴用ダブルバッグの各室にそれぞれ薬剤を封入して上下の端を圧着して薬剤を密閉する。
この点滴用ダブルバッグは、上室と下室を合わせるようにして折り畳み（図３）保管するものとする。隔壁両脇の硬質樹脂は、この点滴用ダブルバッグを折りたたむと、硬質樹脂も折り畳んだ状態（図７）になる。この硬質樹脂は、折り畳むと硬質樹脂本体に設けた突起物（９）と穴（１０）が緊合して、折り畳んだままの状態で固定され元に戻らなくなる。
この点滴用ダブルバッグは、上室と下室を合わせるようにして折り畳み（図３）保管するものとする。隔壁両脇の硬質樹脂は、この点滴用ダブルバッグを折りたたむと、硬質樹脂も折り畳んだ状態（図７）になる。この硬質樹脂は、折り畳むと硬質樹脂本体に設けた突起物（９）と穴（１０）が緊合して、折り畳んだままの状態で固定され元に戻らなくなる。
点滴用ダブルバッグは点滴台につるす穴を上に、注射針を通すゴム管は下に位置するので、点滴用ダブルバッグは折りたたんだ状態から元の開いた状態にしなければ使用できない。元の開いた状態に戻そうとすると、隔壁両側の硬質樹脂は折り畳んだままの状態であり、点滴用ダブルバッグ本体はくねらない様に芯を入れてあるので、硬質樹脂は折り畳んだバッグ内側の軟質樹脂を引っかくようにして中から押し上げる。その結果、点滴用ダブルバッグの隔壁は接がれる。こうして圧力を加える作業なしでも点滴用ダブルバッグの隔壁は接がれるのである。
この点滴用ダブルバッグは、圧力を加え２室を１室にするという作業がないので作業のど忘れや勘違いによる下室のみの点滴という医療事故はなくなる。また下室のみの点滴というミスがあった場合、患者と医療従事者の信頼関係は失われてしまうが、この発明によりそのような事はなくなる。この発明により医療従事者はダブルバッグの下室のみの点滴という危険性から開放され、ストレスなしに点滴の調整が出来るので精神的にも余裕が生まれる。点滴を用意する作業は楽になるし、医療従事者の作業時間は短縮されることにより他の仕事時間をさく余裕が生まれる。
（１）点滴つるし穴（２）軟質樹脂で整形したバッグ本体（３）溝（４）点滴上室
（５）隔壁部（６）硬質樹脂（７）点滴下室（８）ゴム管
（５）隔壁部（６）硬質樹脂（７）点滴下室（８）ゴム管
２ 本発明の側面図
（２）軟質樹脂で整形したバッグ本体（３）溝（４）点滴上室
（５）隔壁部（６）硬質樹脂（７）点滴下室（８）ゴム管
（５）隔壁部（６）硬質樹脂（７）点滴下室（８）ゴム管
３ 本発明の実施例図
（４）点滴上室（５）隔壁部（６）硬質樹脂（７）点滴下室（８）ゴム管
４ 本発明の他の実施例図
（２）軟質樹脂で整形したバッグ本体（３）溝（６）硬質樹脂（７）点滴下室
（８）ゴム管
（８）ゴム管
５ 本発明の部分拡大図
（９）突起物（１０）穴
６ 本発明の部分側面図
（９）突起物（１０）穴
７ 本発明の部分実施側面図
（９）突起物
Claims (1)
- 点滴用ダブルバッグの隔壁部に工夫をすることにより、折り畳んだ状態の点滴用ダブルバッグを開くと隔壁が開通して使用できる状態になる点滴用ダブルバック
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004058164A JP2005211643A (ja) | 2004-02-02 | 2004-02-02 | 隔壁を開通する作業がない点滴用ダブルバック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004058164A JP2005211643A (ja) | 2004-02-02 | 2004-02-02 | 隔壁を開通する作業がない点滴用ダブルバック |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005211643A true JP2005211643A (ja) | 2005-08-11 |
Family
ID=34909104
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004058164A Pending JP2005211643A (ja) | 2004-02-02 | 2004-02-02 | 隔壁を開通する作業がない点滴用ダブルバック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005211643A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008086487A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Takuya Saito | 点滴用容器 |
| JP2011056120A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Otsuka Pharmaceut Factory Inc | 医療用複室容器及びその使用方法 |
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2004
- 2004-02-02 JP JP2004058164A patent/JP2005211643A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008086487A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Takuya Saito | 点滴用容器 |
| JP2011056120A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Otsuka Pharmaceut Factory Inc | 医療用複室容器及びその使用方法 |
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